JPS6135853A - 防毒マスク用一酸化炭素除去触媒 - Google Patents

防毒マスク用一酸化炭素除去触媒

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JPS6135853A
JPS6135853A JP59156649A JP15664984A JPS6135853A JP S6135853 A JPS6135853 A JP S6135853A JP 59156649 A JP59156649 A JP 59156649A JP 15664984 A JP15664984 A JP 15664984A JP S6135853 A JPS6135853 A JP S6135853A
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carbon monoxide
platinum
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monoxide removal
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橋本 利夫
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勝 立島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高濃度の一酸化炭素を含む大気中の一酸化炭素
を常温で除去するために使用される白金系触媒に関する
。例えばトンネル内やガレージ内等で事故があった場合
には比較的高濃度の一酸化炭素が発生することがある。
この際の救援隊要員などは一酸化炭素除去能をもつ防毒
マスクを携行使用するであろうが、事故現場であるトン
ネル内等の空気は強制排気をしなければならないが、有
毒ガスが外部に排出されるので出来れば一酸化炭素の除
去効率が高く、長期保存、にたえしかも比較的低価の一
酸化炭素除去触媒の層を通して排気するのが望ましい。
火災現場や炭鉱火災では大量の一酸化炭素が発生するの
で消防士や救難要員は防毒マスクを携行し必要に応じて
使用し、又炭鉱などでは危険個所には常時防毒マスクを
備えつけておかなければならない。
防毒マスクには消防法や鉱山保安に基く規則により厳し
い規格が要求されている。例えば゛消防予第235号の
[火災避難用保護具等に関する基準等について」では、
−酸化炭素濃度2500±250ppmの空気を30Q
1分の通気量で供試マスクに通し3分を経過してもなお
350ppH以下まで一酸化炭素を除去できる性能を要
求している。この法的規制は一酸化炭素の除去率のみで
はなく、煙濃度の低下度や通気抵抗値の低下についても
同時に規制している。しかし−酸化炭素の除去はcoを
CO□に酸化させることにより行なわれ、煙粒子や他の
ガスのように主として吸!あるいは吸収によって浄化さ
れるものと区別できるので、防毒マスクの一酸化炭素の
除去率については防毒マスクの一酸化炭素除去触媒能の
みを試験することによって知ることができる。
“ アルミナに担持された白金触媒が一酸化炭素含有空
気中の一酸化炭素を常温で除去する能力があることは、
例えば特開昭53−149888号公報あるいは特開昭
57−84744号に記載され公知である。しかし前者
は触媒の再活性化は350〜800℃で行なわ、なけれ
ばならないとしているため白金を担持した触媒はそのま
までは使用できず耐火性支持体を骨材とし、この骨材表
面を白金を担持したアルミナで被覆して使用している。
又後者は白金を担持したアルミナを防毒マスク用の一酸
化炭素触媒に用いることを開示するに止まり、触媒の再
活性化については言及せず、又白金と他の金属の併用に
ついては全く触れていない。
本発明の白金系触媒はこの触媒上で一酸化炭素を空気中
の酸素と反応させ無毒な炭酸ガスに転化しようとするも
のであり、この反応は一酸化炭素及び酸素の触媒金属上
への化学吸着によって起こるいわゆるL angmui
r−H1nshelvood機構による反応と考えられ
ている。従って常温で本反応を行った場合、−酸化炭素
の濃度が濃い場合、−酸化炭素による触媒表面の被覆に
よると思われる被毒現象が見られ、触媒性能が時間と共
に劣化する経時変化が見られる。そしてその程度はCO
の分圧によって左右される。
消防子弟234号の条件を満たす触媒とはC02,50
0±250ppm+を含む空気を30Q1分の通気量で
3分経過してもなお350ppm以下までCOを除去(
Co除去率86%以上)出来る性能を有していなければ
ならない。すなわちこの場合の触媒性能とは経時変化の
少い寿命の長い触媒を意味することになる。
使用可能時間を伸ばすには触媒金属の担持量を増すかあ
るいは触媒の使用量を増す事によっても達成する事は出
来得るがコスト、使い易さ等の面で問題がある。即ち上
記条件を例えばS V : 18.0OOhr −’ 
(マスク1個に使用する触媒量を1ooccとした場合
)で満足させる事の出来る白金触媒は4〜6 g/ Q
の高担持白金触媒が必要となるということである。
本発明はアルミナに担持させる金属として白金の外にあ
る種の金属を同時に併用させると白金触媒の一酸化炭素
除去活性を高めると共に触媒の使用可能時間が、併用金
属の種類及び使用量によって差はあるものの、非常に向
上するこ−とを知見し、更に一度使用した触媒はこれを
一時的にCOとの接触を断つことにより触媒能は回復し
当初よりも活性が向上する場合が多いことを知った。本
発明はこのような知見に基き成立したものである。
従って本発明の目的は一酸化炭素除去能に優れ使用可能
時間の長いアルミナ担持白金系触媒を安価に(触媒能を
白金のみとした触媒と対比すれば白金使用量は大巾に減
少させる二とができる。)提供することであり、更には
実質的に再活性化処理の不要な一酸化炭素除去触媒を提
供するにある。従って本発明の主目的は経時劣化現象を
改善することにあり、そして白金触媒にわずかな第二の
卑金属成分を併用させる事によって大幅に経時劣化現象
を改善することに成功したのである。
一般論としてではあるが白金系触媒にある種の金属が存
在すると触媒能が低下′すること、又別の金属の場合に
は助触媒的に作用し触媒能が向上することが知られてい
る。本発明者らは消防用防毒マスクの一酸化炭素除去活
性に要求されている厳しい条件にかんがみ、白金の一酸
化炭素除去活性の経時劣化現象 であるかを知るため、他の金属成分を白金と共にアルミ
ナに担持させた場合の常温下での一酸化炭素除去能につ
いての一酸化炭素除去試験を総点検的に行った。その際
、異種金属C’a、V。
Cr、Mo、 Mn、 Fe、 Go、 Ni、 Cu
、 Ag、 Zn。
Cd、 Ge、 Sn+ Pb、 Bi、 Sen Z
r、La、 Ceを添加量1〜10重量%(対触媒)の
割合で白金(6g/Q触媒)と共に活性アルミナに担持
させて、消防法の規則による基準に従って常温における
−酸化炭素の除去率を測定した。
上記の実験の結果1元素の周期律表第■族の金属である
鉄、ニッケル、コバルトは白金、の−酸化炭素除去助長
効果が極めて優れており、特に鉄は最も効果が顕著であ
ること、第1Vb族ではpbは助長効果はあるもののS
 n、 Ge、又他の族ではCr(第■族) M n 
(第■a族)、あるいはCe(第ma族)に助長効果が
あることが分った。
即ち本発明は、アルミナを担体とし、これに白金および
鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、銅、クロム、錫、
鉛、セリウムの一種もしくは二種以上を併用担持させる
ことを特徴とする一酸化炭素除去触媒を要旨としており
、発明自体は本発明者等の経験則に基くものであり、こ
れにより所期の゛効果を得その目的を達するのに成功し
たのである。以下本発明を具体的に説明する。
本発明に使用する担体としては通常γシルミナが用いら
れ、白金の担持量や気体の通気抵抗等を考慮して粒径1
〜8mm好ましくは3〜4■程度の範囲のものが望まし
い。
白金の担体への担持は常法に従い白金の塩溶液への浸漬
によって行なわれる。又白金と他の金属の併用の場合は
両金属本!寡の割合で含む混合溶液に浸漬して普通行な
われるが、別々め溶液に浸漬して行ってもよい。できれ
ば前者に′よる浸漬が望ましいが、後者の場合には、が
るべくは白金の沈着を後で行った方がよい。
さて白金として0.6gを含むジニトロジアミノ白金の
硝酸酸性水溶液100m Qに粒状活性アルミナ担体(
ABD O,47,3mmφ)loom Qを2時間浸
漬してから水切りをした。つぎにこれを乾燥(120℃
 2時間)、還元(水素中300℃ 1時間)して触媒
IQ当たりの白金が6gの触媒を調製した。
この触媒10ccを内径22mmのガラス管に充填し、
触媒の両側を通気性の円板で押さえガラス管内の触媒層
の厚さを一定にした。(このガラス管を所定の温度に設
定した浴槽に浸して定温に保つ。) 2500 ppm
の一酸化炭素を含む空気を(同じ浴槽に浸して熱交換器
を通して、所定の温度にしてから)このガラス、管に通
す。ガラス管から出たガスは一酸化炭素分析計(非分散
型赤外分析計)に導いて一酸化炭素濃度を連続的に分析
して、経時変化を測定した。
本試験の反応による発熱量は約25℃であり、触媒性能
は温度により影響され触媒層の温度上昇は触媒反応にと
っては非常に、有利な条件となる。本試験法では触媒の
本質的性能を知るため処理ガス及び触媒層温度を一定に
するため処理ガスの熱交換器及び触媒を固定した反応管
は定温水浴槽に浸して行った6実施例1〜9 上記白金担持触媒を標準とし、白金に対し特定の割合で
各種金属を添加し、全く白金のみの場合と同条件で7酸
化炭!の除μ率を測定した。この結果を第1図に黒線で
示した。
また点線は再活性化後の一酸化炭素除去率である9図中
の線高は一酸化炭素除去試験86%に低下するまでの所
要時間を示し、所要時間が2分以上のもののなかの9例
を実施例とし、他を比較例とした。但しこの実施例中P
bについては最初の一酸化炭素除去試験では添加効果は
僅かであったが、−酸化炭素に接触させた後空気接触を
行ったものの成績(図では点線で示しである。)がよい
ので実施例とした。又実施例3のFeの場合は60分後
も除去率の低下は殆ど認められなかったので、実験は6
0分で打ち切っている。
なお、消防子弟234号では触媒寿命が3分以上と規定
されている。これに対して1本願発明では2分以上をも
って実施例としている。
ちなみに、本発明者等は本願辛明におけるテストによる
所要時間2分が消防子弟234号のテストによる同−S
vでのそれの実質5分に相当することを確認している。
これは本願発明におけるテストが除熱しなから行われた
のに対して、消防子弟234号のテストマは除熱しない
で反応させるため、発熱による温度上昇があり、反応速
度(触媒活性)が増大することによる結果であると考え
られる。
注1.第1図の線上に付した番号は実施例番号である。
2、調整法、A−1,A−2、A−3、B−IB−2、
B−3は夫々下記の通りである。
所定量の白金と第二成分を含む溶液に粒状活性アルミナ
担体を2時間浸漬してから余分の水を除去した。次いで
これを 120℃で乾燥し、さらに3oo℃で1時間水素中で還
元した。
A−1における乾燥を300℃で行う以外はA−1と同
じ方法 A−1における乾燥を500℃で行う以外はA−1と同
じ方法 所定量の第二成分のみを含む溶液に粒状活性アルミナを
2時間浸漬して余分の水を除去し、次いで300℃で乾
燥した。所定量の白金を含む溶液にこの第二成分を担持
したアルミナを2時間浸漬し余分の水を除去した。これ
を300℃で乾燥し、さらに300℃で1時間水素中で
還元した。
はじめの乾燥を500℃で行い、 白金担持後の乾燥を
120℃で行った以外はB−1と同じ方法。
はじめの乾燥を500℃で行った以外はB−1と同じ方
法。
実施例10〜12及び比較例 触媒の調製所定量の白金とさらに1あるい    ゛は
2種類の添加元素を含む水溶液に粒状活性アルミナを2
時間浸漬してから余分の水を除去した。続いてこれを5
00℃で焼成しさらに300℃で1時間水素気流中で還
元した。
Ptのみの触媒について−は浸漬後120℃で乾燥して
から還元した。
上記の白金に各種金属を併用した触媒を用い、消防子弟
234号に基くCO除去試験を行った。結果は次の第1
表の通りである。
(以下余白) 第   1   表 上表から、Pt−Ce−Ni、 Pt−Ce−Go。
Pt−Ce−Feの組合せの場合は本発明の実施例に相
当する。
*Pt、−Co、PL−Feの場合は、実際には本発明
の実施例に相当する。
実施例13 白金量4 g/ Qとした触媒に、前記調製法A−1に
従い、鉄のモル比を変えた触媒により、消防子弟234
号に基くCo除去試験を行った。その15分後詰果を第
2図に示した。第2図から分るようにFe/Ptモル比
は1〜2の間で最高の値いを示すが、鉄を大量に減らす
と効果は漸減する。ぞして鉄の添加量は白金に対し等モ
ル前後が最も望ましいことが分る。
実施例14 前記の鉄にかえGoを用い白金を3g/Qとして同様の
試験を行った。但し触媒の調製は前記調製法、A−3及
びB−1によった。結果を第3図に示した。この場合触
媒の調製方法の差による効果の差は実質1認められなか
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、白金に他の金属を併用した各種触媒の一酸化
炭素除去能を示す比較図で、たて軸は分を示し、黒線は
新触媒の、点線は再活性化後の、−酸化炭素除去率が8
6%にまで低下するに要する時間を示す。第2図は、白
金と鉄とのモル比を変えた場合における一酸化炭素除去
率の変化を示す図である。第3図は白金とジバルトとの
モル比を変えた場合における一酸化炭素除去率の変化を
示す図である。 Fe/Pt  七ル上ヒ 手続補正書 昭和60年7月12日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 昭和59年特許願第156649号 2、発明の名称 一酸化炭素除去触媒 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都千代田区丸の内1丁目1番3号 (,441)日揮ユニバーサル株式会社代表者山 1)
 伸 雄 4、代理人 東京都千代田区麹町4丁目5番地(〒102)(651
3)弁理士 月 村  茂 外1多電話 東京(263
)3861〜3 5、補正の対象 別    紙         ′ ・  パ    
 1通則    紙 明     細     書 1、発明の名称 一酸化炭素除去触媒 2、特許請求の範囲 1、 アルミナを担体とし、これに白金および鉄、コバ
ルト、ニッケル、マンガン、銅、クロム。 錫、鉛、セリウム、の一種もしくは二種以上を併用担持
させたことを特徴とする一酸化炭素除去触媒 3、発明の詳細な説明 本発明は自動車のベンチレータ、ニアコンデンサー等の
換気装置、建物に設置するウィンドファン等の換気装置
、ストーブや湯沸器等の燃焼機器の排ガス浄化装置、高
速道路料金所ガレージや工場排ガスやトンネル内の空気
浄化装置等、−酸化炭素の蓄積しやすい個処に設置され
る空気浄化用機器に付設される一酸化炭素の除去手段に
用いる白金系触媒に関するものであり、更にはよ・り高
濃度の一酸化炭素を含む大気中の一酸化炭素を常温で除
去するために使用される白金系触媒に関する。殊に例え
ばトンネル内やガレージ内等で事故があった場合には比
較的高濃度の一酸化炭素が発生することがある。この際
の救援隊要員などは一酸化炭素除去能をもつ防毒マスク
を携行使用するであろうが、事故現場であるトンネル内
等の空気は強制排気をしなければならないが、有毒ガス
が外部に排出されるので出来れば一酸化炭素の除去効率
が高く、長期保存にたえしかも比較的低価の一酸化炭素
除去触媒の層を通して排気するのが望ましい。 火災現場や炭鉱火災では大量の一酸化炭素が発生するの
で消防士や救難要員は防毒マスクを携行し必要に応じて
使用し、又炭鉱などでは危険個所には、常時防毒マスク
を備えつけておかなければならない。 一酸化炭素除去手段として例えば防毒マスクには消防法
や鉱山保安法に基く規則により厳しい規格が要求されて
いる。例えば消防子弟235号の[火災避難用保護具等
に関する基準等について」では、−酸化炭素濃度250
0±250ppmの空気を30 fl /分の通気量で
供試マスクに通し3分を経過してもなお350ppm+
以下まで一酸化炭素を除去できる性能を要求している。 この法的規制は一酸化炭素の除去率のみではなく、煙濃
度の低下度や通気抵抗値の低下についても同時に規制し
ている。しかし−酸化炭素の除去はCOをCo2に酸化
させることにより行なわれ、煙粒子や他のガスのように
主として吸着あるいは吸収によって浄化されるものと区
別できるので、防毒マスクの一酸化炭素の除去率につい
ては防毒マスクの一酸化炭素除去触媒能のみを試験する
ことによって知ることができる。但しこれにより本発明
触媒の用途が制限されるものでないことは勿論である。 アルミナに担持された白金触媒が一酸化炭素含有空気中
の一酸化炭素を常温で除去する能力があることは1例え
ば特開昭53−149888号公報あるいは特開昭57
−84744号に記載され公知である。しかし前者は触
媒の再活性化は350〜800℃で行なわなければなら
ないとしているため白金を担持した触媒はそのままでは
使用できず耐火性支持体を骨材とし、この骨材表面を白
金を担持したアルミナで被覆して使用している。又後者
は白金を担持したアルミナを防毒マスク用の一酸化炭素
触媒に用いることを開示するに止まり、触媒の再活性化
については言及せず、又白金と他の金属の併用について
は全く触れてル1ない。 さて、このような白金系触媒はこの触媒上で一酸化炭素
を空気中の酸素と反応させ無毒な炭酸ガスに転化しよう
とするものであり、この反応は一酸化炭素及び酸素の触
媒金属上への化学吸着によって起こるいわゆるL an
gmuir−Hinshe1wood機構による反応と
考えられている。 従って常温で本反応を行った場合、−酸化炭素の濃度が
濃い場合、−酸化炭素による触媒表面の被覆によると思
われる被毒現象が見られ、触媒性能が時間と共に劣化す
る経時変化が見られる。そしてその程度はCOの分圧゛
によって左右される。 消防子弟234号の条件を満たす触媒とは前記シタヨう
Ir’ニー 2 、500 ±250pp+* (1)
 G Oを含む空気灸30Q/分の通気量で3分経過し
てもなお350ppm+以下までcoを除去(CO除去
率86%以上)出来る性能を有していなければならない
。すなわちこの場合の触媒性能とは経時変化の少い寿命
の長い触媒を意味することになる。 使用可能時間を伸ばすには触媒金属の担持量を増す′7
!11あるいは触媒の使用量を増す事によっても達成す
る事は出来得るがコスト、使い易さ等の面で問題がある
。即ち上記条件を例えばS V : 18,000hr
 −’ (Vスク1個に使用する触媒量を100ccと
した場合)で満足させる事の出来る白金触媒は4〜6g
/Qの高担持白金触媒が必要となるということである。 本発明はアルミナに担持させる金属として白金の外にあ
る種の金属を同時に併用させると白金触媒の一酸化炭素
除去活性を高めると共に触媒の使用可能時間が、併用金
属の種類及び使用量によって差はあるものの、非常に向
上することを知見し、更に一度使用した触媒はこれを一
時的にCOとの接触を断つことにより触媒能は回復し当
初よりも活性が向上する場合が多いことを知った。本発
明はこのような知見に基き成立したものである。 従って本発明の目的は一酸化炭素除去能に優れ使用可能
時間の長いアルミナ担持白金系触媒を安価に(触媒能を
白金のみとした触媒と対比すれば白金使用量は大巾に減
少させることができる。)提供することであり、更には
実質的に再活性化処理の不要な一酸化炭素除去触媒を提
供するにある。よって本発明の主目的は経時劣化現象を
改善することにあり、そして白金触媒にわずかな第二の
卑金属成分を併用さ゛せる事によって大幅に経時劣化現
象を改善することにある。 一般論としてではあるが白金系触媒にある種の金属が存
在すると触媒能が低下すること、又別の金属の場合には
助触媒的に作用し′触媒能が向上することが知られてい
る。本発明者らは消防用防毒マスクの一酸化炭素除去触
媒に要求されている厳しい条件にかんがみ、白金の一酸
化炭素除去活性の経時劣化度を和らげる金属が何である
かを知るため、他の金属成分を白金と共にアルミナに担
持させた場合の常温下での一酸化炭素除去能についての
一酸化炭素除去試験を総点検的に行った。その際、異種
金属Ca、V。 Cr、Mo、 Mn、 Fe、 Co、 Ni、 Cu
、 AE、 Zn。 Cd、 Ge、 Sn、 Pb、 Bi、 Se、 Z
r、Lay Ceを添加量1〜10重量%(対触媒)の
割合で白金(6g/Q触媒)と共に活性アルミナに担持
させて、消防法の規則による基準に従って常温における
一酸化炭素の除去率を測定した。 上記の実験の結果、元素の周期律表第■族の金属である
鉄、ニッケル、コバルトは白金の一酸化炭素除去助長効
果が極めて優れており、特に鉄は最も効果が顕著である
こと、第1Vb族ではpbは助長効果はあるもののSれ
、Ge、又他の族ではCr(第■族)Mn(第■a族)
、あるいはCe(第μ族)に助長効果があることが分っ
た。 即ち本発明は、アルミナを担体とし、これに白金および
鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、銅、クロム、錫、
鉛、セリウムの一種もしくは二種以上を併用担持させる
ことを特徴とする一酸化炭素除去触媒を要旨とし、これ
により所期の効果を得その目的を達するのに成功したの
である。以下本発明を具体的に説明する。 本発明に使用する担体としては通常γアルミナが用いら
れ、白金の担持量や気体の通気抵抗等を考慮して粒径1
〜8NII11好ましくは1.5〜4■m程度の範囲の
ものが望ましい。 白金の担体への担持は常法に従い白金の塩溶液への浸漬
によって行なわれる。又白金と他の金属の併用の場合は
両金属を所定の割合で含む混合溶液に浸漬して普通行な
われるが。 別々の溶液に浸漬して行ってもよい。できれば前者によ
る浸漬が望ましいが、後者の場合には、なるべくは白金
の沈着を後で行った方がよい。 さて白金として0.6gを含むジニトロジアミノ白金の
硝酸酸性水溶液100+s Qに粒状活炸アルミナ担体
(ABD O,47,3m+nφ)100+m(lを2
時間浸漬してから水切りをした。つぎにこれを乾燥(1
20℃2時間)、還元(水素中300℃ 1時間)して
触媒12当たりの白金が6gの触媒を調製した。 この触媒10ccを内径22mmのガラス管に充填し、
触媒の両側を通気性の円板で押さえガラス管内の触媒層
の厚さを一定にした。(このガラス管を所定の温度に設
定した浴槽に浸して定温に保つ。) 2500 pp+
wの一酸化炭素を含む空気を(同じ浴槽番こ浸して熱交
換器を通して、所定の温度にしてから)このガラス管に
゛   通す。ガラス管から出たガスは一酸化炭素分析
計(非分散型赤外分析計)に導いて一酸化炭素濃度を連
続的に分析して、経時変化を測定した。 本試験の反応による発熱量は約25℃であり。 触媒性能は温度により影響され触媒層の温度上昇は触媒
反応にとっては非常に、有利な条件となる。本試験法で
は触媒の本質的性能を知るため処理ガス及び触媒層温度
を一定にするため処理ガスの熱交換器及び触媒を固定し
た反応管は定温水浴槽に浸して行った。 実施例1〜9 上記白金担持触媒を標準とし、白金番二対し特定の割合
で各種金属を添加し、全く白金のみの場合と同条件で一
酸化炭素の除去率を測定した。この結果を第1図に黒線
で示した。 また点線は再活性化後の一酸化炭素除去率である。図中
の線高は一酸化炭素除去率が86%に低下するまでの所
要時間を示し、所要時間が2分以上のもののなかの9例
を実施例とし。 他を比較例とした。但しこの実施例中Pb&こついては
最初の一酸化炭素除去試験では添加効果は僅かであった
が、−酸化炭素に接触させた後空気接触を行ったものの
成績(図では点線で示しである。)がよいので実施例と
した。又実施例3のFeの場合は60分後も除去率の低
下は殆ど認められなかったので、実験は60分で打ち切
っている。 なお、消防子弟234号では触媒寿命が3分以上と規定
されている。これに対して1本願発明では2分以上をも
って実施例としている。 ちなみに、本発明者等は本願発明におけるテストによる
所要時間2分が消防子弟234号のテストによる同−S
vでのそれの実質5分に相当することを確認している。 これは本願発明におけるテストが除熱しながら行われた
のに対して、消防子弟234号のテストでは除熱しない
で反応させるため、発熱による温度上昇があり、反応速
度(触媒活性)が増大すること)こよる結果であると考
えられる。 注1.第1図の線上に付した番号は実施例番号である。 2、調整法、A−1,A−2、A−3゜B−IB−2、
B−3は夫々下記の通りである。 A7..1 所定量の白金と第二成分を含む溶液に粒状活性アルミナ
担体を2時間浸漬してから余分の水を除去した。次いで
これを 120℃で乾燥し、さらに300℃で1時間水素中で還
元した。 A−1における乾燥を300℃で行う以外はA−1と同
じ方法 A−1における乾燥を500℃で行う以外はA−1と同
じ方法 所定量の第二成分のみを含む溶液に粒状活性アルミナを
2時間浸漬して余分の水を除去し1次いで300℃で乾
燥した。所定量の白金を含む溶液にこの第二成分を担持
したアルミナを2時間浸漬し余分の水を除去した。これ
を300℃で乾燥し。 さらに300℃で1時間水素中で還元した。 ′はじめの乾燥を500℃で行い、白金担持後の乾燥を
120℃で行った以外はB−’1と同じ方法。 はじめの乾燥を500℃で行った以外はB−1と同じ方
法。 実施例10〜12及び比較例 触媒の調製所定量の白金とさらに1あるいは2種類の添
加元素を含む水溶液に粒状活性アルミナを2時間浸漬し
てから余分の水を除去した。続いてこれを500℃で焼
成しさらに300℃で1時間水素気流中で還元した。 Ptのみの触媒については浸漬後120℃で乾燥してか
ら還元した。 上記の白金に各種金属を併用した触媒を用い、消防子弟
234号に基くCO除去試験を行った。結果は次の第1
表の通りである。 (以下余白) 第   1   表 上表から、 P LCe −N i+ P t −Ce
  Co +Pt−Ce−Feの組合せの場合は本発明
の実施例に相当する。 *  Pt−Go、Pt−Feの場合は、実際には本発
明の実施例に相当する。 実施例13 白金量4 g/ Qとした触媒に、前記調製法A−1に
従い、鉄のモル比を変えた触媒により消防子弟234号
に基くCo除去試験を行った。その15分後詰果を第2
図に示した。第2図から分るようにFe/Ptモル比は
1〜2の間で最高の値いを示すが、鉄を大量に減らすと
効果は漸減する。そして鉄の添加量は白金に対し等モル
前後が最も望ましいことが分る。 実施例14 前記の鉄にかえGoを用い白金を3gIQとして同様の
試験を行った。但し触媒の調製は前記調製法、A−3及
びB−1によった。結果を第3図に示した。この場合触
媒の調製方法の差による効果の差は実質1認められなか
った。 4、図面の簡単な説明 第1図は、白金に他の金属を併用した各種触媒の一酸化
炭素除去能を示す比較図で、たて軸は分を示し、黒線は
新触媒の、点線は再活性化後の、−酸化炭素除去率が8
6%にまで低下するに棗する時間を示す、第2図は、白
金と鉄とのモル比を変えた場合における一酸化炭素除去
率の変化を示す図である。第3図は白金とコバルトとの
モル比を変えた場合における一酸化炭素除去率の変化を
示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルミナを担体とし、これに白金および鉄、コバル
    ト、ニッケル、マンガン、銅、クロム、錫、鉛、セリウ
    ム、の一種もしくは二種以上を併用担持させたことを特
    徴とする一酸化炭素除去触媒
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