JPS6135403Y2 - - Google Patents
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- JPS6135403Y2 JPS6135403Y2 JP10046380U JP10046380U JPS6135403Y2 JP S6135403 Y2 JPS6135403 Y2 JP S6135403Y2 JP 10046380 U JP10046380 U JP 10046380U JP 10046380 U JP10046380 U JP 10046380U JP S6135403 Y2 JPS6135403 Y2 JP S6135403Y2
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- cylinder
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 28
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
産業上の利用分野
本考案は、砥石拡張方式における定圧拡張方式
と定量拡張方式とを任意に切換使用できるように
したホーニング盤に関するものである。
と定量拡張方式とを任意に切換使用できるように
したホーニング盤に関するものである。
従来の技術
従来のホーニングにおける砥石拡張方式には、
定圧拡張方式と定量拡張方式とがある。定圧拡張
方式は、油圧または空圧によつて砥石の研削圧を
一定圧に保ちながら砥石径を拡張させる方式であ
るため、砥石が工作物に接触するまで急速拡張で
きる反面、砥石に目づまりが生じると研削能力が
著しく低下する欠点がある。1方、定量拡張方式
は、主としてモータからの回転を機械的に伝達し
砥石径を定量ずつ拡張させる方式であるため、砥
石の目づまりによる研削能力の低下は上述の方式
の較べ防止できる反面、砥石が工作物に接触した
後はモータの回転速度を低回転に切換えることが
必要である。
定圧拡張方式と定量拡張方式とがある。定圧拡張
方式は、油圧または空圧によつて砥石の研削圧を
一定圧に保ちながら砥石径を拡張させる方式であ
るため、砥石が工作物に接触するまで急速拡張で
きる反面、砥石に目づまりが生じると研削能力が
著しく低下する欠点がある。1方、定量拡張方式
は、主としてモータからの回転を機械的に伝達し
砥石径を定量ずつ拡張させる方式であるため、砥
石の目づまりによる研削能力の低下は上述の方式
の較べ防止できる反面、砥石が工作物に接触した
後はモータの回転速度を低回転に切換えることが
必要である。
このように両方式はそれぞれ一長一短があるた
め、加工する工作物或いは作業条件に応じてそれ
らの方式を選択的に使用できるホーニング盤が望
まれている。そのため、この両方式を備えたホー
ニング盤が開発された。
め、加工する工作物或いは作業条件に応じてそれ
らの方式を選択的に使用できるホーニング盤が望
まれている。そのため、この両方式を備えたホー
ニング盤が開発された。
例えば、特開昭51−97896号公報に示すホーニ
ング盤の切込み装置は前記両方式を備えたもので
あるが、この切込み装置は、ホーニング砥石拡張
のための定圧切込み手段だけでなく定速(定量)
切込み手段をも油圧シリンダで駆動するようにし
ており、さらに、この両切込み手段のシリンダに
よる駆動を、それぞれの歯車およびねじ機構によ
つて定圧切込みまたは定速切込みに変換する複雑
な構造にしており、これらの点で問題がある。
ング盤の切込み装置は前記両方式を備えたもので
あるが、この切込み装置は、ホーニング砥石拡張
のための定圧切込み手段だけでなく定速(定量)
切込み手段をも油圧シリンダで駆動するようにし
ており、さらに、この両切込み手段のシリンダに
よる駆動を、それぞれの歯車およびねじ機構によ
つて定圧切込みまたは定速切込みに変換する複雑
な構造にしており、これらの点で問題がある。
これに対し、従来、特開昭49−39895号公報に
示される装置のように、油圧シリンダによる定圧
拡張方式と、ネジによる定量拡張方式とを組合せ
たものがある。
示される装置のように、油圧シリンダによる定圧
拡張方式と、ネジによる定量拡張方式とを組合せ
たものがある。
考案が解決しようとする問題点
しかし、この特開昭49−39895号公報に示され
る従来装置には、例えば、定量拡張時に定圧拡張
用ロツドを固定する手段がないし、またそのよう
な固定手段を設けることは装置構造の上で不可能
である。なぜならば、この装置の定圧拡張用ロツ
ドと定圧拡張用ネジはスラストベアリングを介し
て軸方向には一体的に移動するように構成されて
いるから、前記ロツドをコレツトチヤツクのよう
な固定手段で固定した場合はネジの軸方向移動も
固定され、定量拡張が行えない。またこの従来装
置における定量拡張機構は、ウオーム歯車とネジ
との間に多数のボールや一方向クラツチ等を設
け、これらの空回りによつてネジの軸方向移動を
可能にしているが、前記多数のボールや一方向ク
ラツチによつて定量拡張機構の構造が複雑なもの
となつている。
る従来装置には、例えば、定量拡張時に定圧拡張
用ロツドを固定する手段がないし、またそのよう
な固定手段を設けることは装置構造の上で不可能
である。なぜならば、この装置の定圧拡張用ロツ
ドと定圧拡張用ネジはスラストベアリングを介し
て軸方向には一体的に移動するように構成されて
いるから、前記ロツドをコレツトチヤツクのよう
な固定手段で固定した場合はネジの軸方向移動も
固定され、定量拡張が行えない。またこの従来装
置における定量拡張機構は、ウオーム歯車とネジ
との間に多数のボールや一方向クラツチ等を設
け、これらの空回りによつてネジの軸方向移動を
可能にしているが、前記多数のボールや一方向ク
ラツチによつて定量拡張機構の構造が複雑なもの
となつている。
本考案の目的は、一方の砥石拡張方式の作動中
に他方の砥石拡張方式が影響するおそれをなくす
とともに、装置の構造を簡単にすることにある。
に他方の砥石拡張方式が影響するおそれをなくす
とともに、装置の構造を簡単にすることにある。
考案の構成
問題点を解決するための手段
本考案は、砥石拡張ロツド4の進出動作により
砥石1を拡張させるホーニング盤において、モー
タ18と、このモータ18からの回転がウオーム
19を介して伝達され中心部にスプライン孔16
を形成したウオーム歯車17と、このウオーム歯
車17のスプライン孔16に軸方向にのみ摺動自
在に係合され中心部にめねじ22を形成したスプ
ライン軸20と、前記砥石拡張ロツド4と同軸上
において前記スプライン軸20のめねじ22に螺
合されかつ回転規制された送りねじ杆24と、両
軸ロツド36,37を有しその一方のロツド36
が前記スプライン軸20と同軸上で回転自在に連
結された第1のシリンダ31と、この第1のシリ
ンダ31の他方のロツド37の周囲に配置されそ
のロツド37の移動を固定または解除するコレツ
トチヤツク41と、このコレツトチヤツク41の
固定または解除動作を制御する第2のシリンダ4
2とを具備したホーニング盤の砥石拡張装置であ
る。
砥石1を拡張させるホーニング盤において、モー
タ18と、このモータ18からの回転がウオーム
19を介して伝達され中心部にスプライン孔16
を形成したウオーム歯車17と、このウオーム歯
車17のスプライン孔16に軸方向にのみ摺動自
在に係合され中心部にめねじ22を形成したスプ
ライン軸20と、前記砥石拡張ロツド4と同軸上
において前記スプライン軸20のめねじ22に螺
合されかつ回転規制された送りねじ杆24と、両
軸ロツド36,37を有しその一方のロツド36
が前記スプライン軸20と同軸上で回転自在に連
結された第1のシリンダ31と、この第1のシリ
ンダ31の他方のロツド37の周囲に配置されそ
のロツド37の移動を固定または解除するコレツ
トチヤツク41と、このコレツトチヤツク41の
固定または解除動作を制御する第2のシリンダ4
2とを具備したホーニング盤の砥石拡張装置であ
る。
作 用
本考案は、砥石1を定圧拡張するときは、コレ
ツトチヤツク41の固定を解除してシリンダ31
を駆動し、モータ18の停止状態でウオーム19
により固定されたウオーム歯車17のスプライン
孔16の案内作用でスプライン軸20を軸方向に
移動し、送りねじ杆24を介し砥石拡張ロツド4
を押圧する。
ツトチヤツク41の固定を解除してシリンダ31
を駆動し、モータ18の停止状態でウオーム19
により固定されたウオーム歯車17のスプライン
孔16の案内作用でスプライン軸20を軸方向に
移動し、送りねじ杆24を介し砥石拡張ロツド4
を押圧する。
また砥石1を定量拡張するときは、コレツトチ
ヤツク41によりシリンダ31のロツド37を固
定し、モータ18を駆動してウオーム19、ウオ
ーム歯車17を回動し、スプライン孔16を介し
スプライン軸20を回動することにより、回転規
制された送りねじ杆24を軸方向に移動し、砥石
拡張ロツド4を押圧する。
ヤツク41によりシリンダ31のロツド37を固
定し、モータ18を駆動してウオーム19、ウオ
ーム歯車17を回動し、スプライン孔16を介し
スプライン軸20を回動することにより、回転規
制された送りねじ杆24を軸方向に移動し、砥石
拡張ロツド4を押圧する。
実施例
以下、本考案を図面に示される一実施例を参照
して説明する。
して説明する。
第1図において、1は砥石である。この砥石1
は回転駆動手段(図示せず)によつて回転筒2が
駆動することによつて回転するとともに、先端に
拡張コーン3を有する拡張ロツド4が軸方向(図
示上下方向)へ移動することにより径方向へ拡張
または収縮するようになつている。
は回転駆動手段(図示せず)によつて回転筒2が
駆動することによつて回転するとともに、先端に
拡張コーン3を有する拡張ロツド4が軸方向(図
示上下方向)へ移動することにより径方向へ拡張
または収縮するようになつている。
11はその上方に配置された本体で、その中心
部に上面へ開口しかつ略中間部に環状溝12を有
する凹部13と、その凹部13の内底面から下面
へ開口しかつ内面一側に突条14を有する貫通孔
15とがそれぞれ形成されている。凹部13の環
状溝12には、中心部にスプライン孔16を形成
したウオーム歯車17と、そのウオーム歯車17
に噛合しモータ18からの回転をウオーム歯車1
7へ伝達するウオーム19とがそれぞれ回動自在
に設けられている。ウオーム歯車17のスプライ
ン孔16にはスプライン軸20が軸方向へのみ摺
動自在に設けられている。スプライン軸20に
は、中心部上部位置に連結孔21が、中心部下部
位置にめねじ22がそれぞれ形成されている。め
ねじ22には前記砥石拡張ロツド4と同軸上に配
置されかつ一側長手方向に前記突条14に軸方向
へのみ摺動自在に係合するキー溝23を形成した
送りねじ杆24の上部が螺合されている。
部に上面へ開口しかつ略中間部に環状溝12を有
する凹部13と、その凹部13の内底面から下面
へ開口しかつ内面一側に突条14を有する貫通孔
15とがそれぞれ形成されている。凹部13の環
状溝12には、中心部にスプライン孔16を形成
したウオーム歯車17と、そのウオーム歯車17
に噛合しモータ18からの回転をウオーム歯車1
7へ伝達するウオーム19とがそれぞれ回動自在
に設けられている。ウオーム歯車17のスプライ
ン孔16にはスプライン軸20が軸方向へのみ摺
動自在に設けられている。スプライン軸20に
は、中心部上部位置に連結孔21が、中心部下部
位置にめねじ22がそれぞれ形成されている。め
ねじ22には前記砥石拡張ロツド4と同軸上に配
置されかつ一側長手方向に前記突条14に軸方向
へのみ摺動自在に係合するキー溝23を形成した
送りねじ杆24の上部が螺合されている。
31は第1のシリンダである。この第1のシリ
ンダ31は、前記本体11の上面に固定され内部
にシリンダ室32を形成したシリンダ筒33と、
このシリンダ筒33のシリンダ室32内に摺動自
在に嵌挿されたピストン34と、このピストン3
4の下面に突設され前記スプライン軸20の連結
孔21にベアリング35を介して回転自在に連結
されたピストンロツド36と、前記ピストン34
の上面に突設されたピストンロツド37とから構
成されている。
ンダ31は、前記本体11の上面に固定され内部
にシリンダ室32を形成したシリンダ筒33と、
このシリンダ筒33のシリンダ室32内に摺動自
在に嵌挿されたピストン34と、このピストン3
4の下面に突設され前記スプライン軸20の連結
孔21にベアリング35を介して回転自在に連結
されたピストンロツド36と、前記ピストン34
の上面に突設されたピストンロツド37とから構
成されている。
41は前記第1のシリンダ31のピストンロツ
ド37の周囲に配設されたコレツトチヤツク、4
2はこのコレツトチヤツク41を介して前記ピス
トンロツド37の軸方向の移動を固定または解放
する第2のシリンダである。コレツトチヤツク4
1は、第2図に示す如く、截頭円錐状の軸方向に
3個の割溝43が形成されている。また、前記第
2のシリンダ42は、環状の内周面にシリンダ室
44を形成したシリンダ筒45と、このシリンダ
筒45内に嵌挿された作動体46とから構成され
ている。作動体46には、中心に前記第1のシリ
ンダ31のピストンロツド37を挿通する貫通孔
47が、外周に前記シリンダ室44内を摺動する
ピストン48が、下端にコレツトチヤツク41の
外周に係合する円錐孔49がそれぞれ形成されて
いる。
ド37の周囲に配設されたコレツトチヤツク、4
2はこのコレツトチヤツク41を介して前記ピス
トンロツド37の軸方向の移動を固定または解放
する第2のシリンダである。コレツトチヤツク4
1は、第2図に示す如く、截頭円錐状の軸方向に
3個の割溝43が形成されている。また、前記第
2のシリンダ42は、環状の内周面にシリンダ室
44を形成したシリンダ筒45と、このシリンダ
筒45内に嵌挿された作動体46とから構成され
ている。作動体46には、中心に前記第1のシリ
ンダ31のピストンロツド37を挿通する貫通孔
47が、外周に前記シリンダ室44内を摺動する
ピストン48が、下端にコレツトチヤツク41の
外周に係合する円錐孔49がそれぞれ形成されて
いる。
51は制御部で、前記第1のシリンダ31の作
動を制御する第1の切換弁52と、前記第2のシ
リンダ42の作動を制御する第2の切換弁53と
から構成されている。
動を制御する第1の切換弁52と、前記第2のシ
リンダ42の作動を制御する第2の切換弁53と
から構成されている。
次にこの実施例の作用を説明する。まず、砥石
1を、工作物の被加工孔中へ挿入した後、回転駆
動手段によつて回転させるとともに、砥石拡張装
置と一緒に上下方向へ往復運動させる。
1を、工作物の被加工孔中へ挿入した後、回転駆
動手段によつて回転させるとともに、砥石拡張装
置と一緒に上下方向へ往復運動させる。
さて、ここで定圧拡張方式を使用する場合に
は、第2の切換弁53を室53b側へ切換えて第
2のシリンダ42の作動体46を図中上方へ移動
させる。すると、コレツトチヤツク41の挾持が
解除されるため、ピストンロツド37は軸方向へ
移動できる状態となる。この状態において、第1
の切換弁52を室52b側へ切換えて第1のシリ
ンダ31の砥石拡張ロツド4を一定圧で下方向へ
進出させる。すると、そのピストン34にピスト
ンロツド36を介して連結されたスプライン軸2
0がウオーム歯車17に対して下方向へ移動する
ため、送りねじ杆24および拡張ロツド4を介し
て砥石1が拡張する。このとき、砥石1が工作物
の内周面に当接するまでは研削負荷が零であるか
ら砥石1は急速に拡張するが、砥石1が工作物の
内周面に当接してからは第1のシリンダ31の押
圧力と研削負荷との関係で砥石1は徐々に拡張し
ながらホーニング加工を行う。
は、第2の切換弁53を室53b側へ切換えて第
2のシリンダ42の作動体46を図中上方へ移動
させる。すると、コレツトチヤツク41の挾持が
解除されるため、ピストンロツド37は軸方向へ
移動できる状態となる。この状態において、第1
の切換弁52を室52b側へ切換えて第1のシリ
ンダ31の砥石拡張ロツド4を一定圧で下方向へ
進出させる。すると、そのピストン34にピスト
ンロツド36を介して連結されたスプライン軸2
0がウオーム歯車17に対して下方向へ移動する
ため、送りねじ杆24および拡張ロツド4を介し
て砥石1が拡張する。このとき、砥石1が工作物
の内周面に当接するまでは研削負荷が零であるか
ら砥石1は急速に拡張するが、砥石1が工作物の
内周面に当接してからは第1のシリンダ31の押
圧力と研削負荷との関係で砥石1は徐々に拡張し
ながらホーニング加工を行う。
一方、定量拡張方式を使用する場合には、前記
定圧拡張方式によつて砥石1が工作物の内周面に
当接するまで急速拡張させた後、第1の切換弁5
2を室52b側へ切換えて第1のシリンダ31の
ピストン34を固定するとともに、第2の切換弁
53を室53a側へ切換えて第2のシリンダ42
の作動体46を図中下方へ移動させる。すると、
コレツトチヤツク41の挾持によつてピストンロ
ツド37の軸方向への移動が固定された状態とな
る。従つて、第1のシリンダ31のピストン34
が自重によつて下方へ徐々に移動してしまうこと
があつても、コレツトチヤツク41および第2の
シリンダ42によつて第1のシリンダ31のピス
トン34をその位置で完全に固定することができ
るため、定量拡張方式における拡張量に影響を与
えることを防止できる。そこで、第1のシリンダ
31が固定された状態において、モータ18を駆
動すると、ウオーム19を介して歯車17が回転
する。すると、そのウオーム歯車17のスプライ
ン16に係合されたスプライン軸20が回転する
ため、突条14によつて回転規制された送りねじ
杆24は下方へ進出し、拡張ロツド4を介して砥
石1を定量ずつ拡張させることになる。この場
合、前記モータ18に可変速モータまたはパルス
モータを用いれば、砥石1の拡張量を工作物の加
工状態に適した拡張量に規制することができる。
定圧拡張方式によつて砥石1が工作物の内周面に
当接するまで急速拡張させた後、第1の切換弁5
2を室52b側へ切換えて第1のシリンダ31の
ピストン34を固定するとともに、第2の切換弁
53を室53a側へ切換えて第2のシリンダ42
の作動体46を図中下方へ移動させる。すると、
コレツトチヤツク41の挾持によつてピストンロ
ツド37の軸方向への移動が固定された状態とな
る。従つて、第1のシリンダ31のピストン34
が自重によつて下方へ徐々に移動してしまうこと
があつても、コレツトチヤツク41および第2の
シリンダ42によつて第1のシリンダ31のピス
トン34をその位置で完全に固定することができ
るため、定量拡張方式における拡張量に影響を与
えることを防止できる。そこで、第1のシリンダ
31が固定された状態において、モータ18を駆
動すると、ウオーム19を介して歯車17が回転
する。すると、そのウオーム歯車17のスプライ
ン16に係合されたスプライン軸20が回転する
ため、突条14によつて回転規制された送りねじ
杆24は下方へ進出し、拡張ロツド4を介して砥
石1を定量ずつ拡張させることになる。この場
合、前記モータ18に可変速モータまたはパルス
モータを用いれば、砥石1の拡張量を工作物の加
工状態に適した拡張量に規制することができる。
考案の効果
本考案によれば、モータからの回転がウオーム
を介して伝達されるウオーム歯車にスプライン軸
を軸方向へのみ摺動自在に係合し、このスプライ
ン軸に砥石拡張ロツドと同軸上に配置されかつ回
転規制された送りねじ杆を螺合し、一方前記スプ
ライン軸に第1のシリンダの一方のピストンロツ
ドを回動自在に連結し、この第1のシリンダの他
方のピストンロツドに第2のシリンダによつてそ
のピストンロツドの移動を固定または解除するコ
レツトチヤツクを設けたので、コレツトチヤツク
の挾持を解除した状態において第1のシリンダを
作動すると、スプライン軸がウオーム歯車に対し
て軸方向へ進出するため、送りねじ杆および砥石
拡張ロツドを介して砥石を定圧拡張でき、一方、
コレツトチヤツクによつて第1のシリンダが固定
された状態においてモータを駆動すると、ウオー
ムおよびウオーム歯車を介してスプライン軸が回
転し、そのスプライン軸の回転に従つて送りねじ
杆が軸方向へ進出するため、砥石拡張ロツドを介
して砥石を定量拡張できる。
を介して伝達されるウオーム歯車にスプライン軸
を軸方向へのみ摺動自在に係合し、このスプライ
ン軸に砥石拡張ロツドと同軸上に配置されかつ回
転規制された送りねじ杆を螺合し、一方前記スプ
ライン軸に第1のシリンダの一方のピストンロツ
ドを回動自在に連結し、この第1のシリンダの他
方のピストンロツドに第2のシリンダによつてそ
のピストンロツドの移動を固定または解除するコ
レツトチヤツクを設けたので、コレツトチヤツク
の挾持を解除した状態において第1のシリンダを
作動すると、スプライン軸がウオーム歯車に対し
て軸方向へ進出するため、送りねじ杆および砥石
拡張ロツドを介して砥石を定圧拡張でき、一方、
コレツトチヤツクによつて第1のシリンダが固定
された状態においてモータを駆動すると、ウオー
ムおよびウオーム歯車を介してスプライン軸が回
転し、そのスプライン軸の回転に従つて送りねじ
杆が軸方向へ進出するため、砥石拡張ロツドを介
して砥石を定量拡張できる。
従つて、砥石の定圧拡張を行う場合は、前記シ
リンダによる一定押圧力を、定量拡張に係る前記
ウオームにより回転規制された前記ウオーム歯車
をガイドとして軸方向に移動自在の前記スプライ
ン軸、さらに回転規制された送りねじ杆を介し
て、直接的に砥石拡張ロツドに作用させることが
でき、まさに、定圧拡張そのものを実現すること
ができる。さらに、砥石の定量拡張を行う場合
は、前記モータの定速回転を、ウオーム、ウオー
ム歯車、定圧拡張に係る前記シリンダの固定によ
り軸方向移動を規制されたスプライン軸に順次伝
え、このスプライン軸と螺合する送りねじ杆の定
速送りに変換し、砥石拡張ロツドに作用させるこ
とができ、モータ駆動による正しい定速の機械的
拡張を実現できる。このようにして、一方の拡張
方式の作動中に他方の拡張方式が影響することを
防止できる。また、本考案の構成によれば、上述
したように、ウオーム歯車、ウオーム、スプライ
ン軸、送りねじ杆、第1のシリンダの各部材が、
定圧拡張方式および定量拡張方式の両方にそれぞ
れ役立ち、両方式が前記各材を相互に利用し合つ
ているので、装置構造を極めて簡易なものにで
き、製作する上でも維持管理する上でも有利な砥
石拡張装置を提供できる。
リンダによる一定押圧力を、定量拡張に係る前記
ウオームにより回転規制された前記ウオーム歯車
をガイドとして軸方向に移動自在の前記スプライ
ン軸、さらに回転規制された送りねじ杆を介し
て、直接的に砥石拡張ロツドに作用させることが
でき、まさに、定圧拡張そのものを実現すること
ができる。さらに、砥石の定量拡張を行う場合
は、前記モータの定速回転を、ウオーム、ウオー
ム歯車、定圧拡張に係る前記シリンダの固定によ
り軸方向移動を規制されたスプライン軸に順次伝
え、このスプライン軸と螺合する送りねじ杆の定
速送りに変換し、砥石拡張ロツドに作用させるこ
とができ、モータ駆動による正しい定速の機械的
拡張を実現できる。このようにして、一方の拡張
方式の作動中に他方の拡張方式が影響することを
防止できる。また、本考案の構成によれば、上述
したように、ウオーム歯車、ウオーム、スプライ
ン軸、送りねじ杆、第1のシリンダの各部材が、
定圧拡張方式および定量拡張方式の両方にそれぞ
れ役立ち、両方式が前記各材を相互に利用し合つ
ているので、装置構造を極めて簡易なものにで
き、製作する上でも維持管理する上でも有利な砥
石拡張装置を提供できる。
さらに、定圧拡張用のシリンダの一方のロツド
が定量拡張用のスプライン軸と同軸上で回転自在
に連結され、前記シリンダの他方のロツドの周囲
にこのロツドの移動を固定または解除するコレツ
トチヤツクが配置されているから、定量拡張時
に、前記コレツトチヤツクによつて定圧拡張用の
ロツドを固定した場合でも、前記定量拡張用のス
プライン軸を独自に回動して、このスプライン軸
と螺合されかつ回転規制された送りねじ杆を移動
でき、前記定圧拡張用ロツドの固定により砥石の
定量拡張を確実に行うことができる。また、ウオ
ーム歯車のスプライン孔にスプライン軸が軸方向
にのみ摺動自在に係合され、このスプライン軸の
中心部のめねじに回転規制された送りねじ杆が螺
合されているから、前記スプライン嵌合構造を中
心としてシンプルな構造の定量拡張機構を構成で
きる。
が定量拡張用のスプライン軸と同軸上で回転自在
に連結され、前記シリンダの他方のロツドの周囲
にこのロツドの移動を固定または解除するコレツ
トチヤツクが配置されているから、定量拡張時
に、前記コレツトチヤツクによつて定圧拡張用の
ロツドを固定した場合でも、前記定量拡張用のス
プライン軸を独自に回動して、このスプライン軸
と螺合されかつ回転規制された送りねじ杆を移動
でき、前記定圧拡張用ロツドの固定により砥石の
定量拡張を確実に行うことができる。また、ウオ
ーム歯車のスプライン孔にスプライン軸が軸方向
にのみ摺動自在に係合され、このスプライン軸の
中心部のめねじに回転規制された送りねじ杆が螺
合されているから、前記スプライン嵌合構造を中
心としてシンプルな構造の定量拡張機構を構成で
きる。
第1図はは本考案の一実施例を示す断面図、第
2図はコレツトチヤツクの平面図である。 1……砥石、4……砥石拡張ロツド、16……
スプライン孔、17……ウオーム歯車、18……
モータ、19……ウオーム、20……スプライン
軸、22……めねじ、24……送りねじ杆、31
……第1のシリンダ、36,37……ピストンロ
ツド、41……コレツトチヤツク、42……第3
のシリンダ。
2図はコレツトチヤツクの平面図である。 1……砥石、4……砥石拡張ロツド、16……
スプライン孔、17……ウオーム歯車、18……
モータ、19……ウオーム、20……スプライン
軸、22……めねじ、24……送りねじ杆、31
……第1のシリンダ、36,37……ピストンロ
ツド、41……コレツトチヤツク、42……第3
のシリンダ。
Claims (1)
- 砥石拡張ロツドの進出動作により砥石を拡張さ
せるホーニング盤において、モータと、このモー
タからの回転がウオームを介して伝達され中心部
にスプライン孔を形成したウオーム歯車と、この
ウオーム歯車のスプライン孔に軸方向にのみ摺動
自在に係合され中心部にめねじを形成したスプラ
イン軸と、前記砥石拡張ロツドと同軸上において
前記スプライン軸のめねじに螺合されかつ回転規
制された送りねじ杆と、両軸ロツドを有しその一
方のロツドが前記スプライン軸と同軸上で回転自
在に連結された第1のシリンダと、この第1のシ
リンダの他方のロツドの周囲に配置されそのロツ
ドの移動を固定または解除するコレツトチヤツク
と、このコレツトチヤツクの固定または解除動作
を制御する第2のシリンダとを具備したことを特
徴とするホーニング盤の砥石拡張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046380U JPS6135403Y2 (ja) | 1980-07-16 | 1980-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046380U JPS6135403Y2 (ja) | 1980-07-16 | 1980-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5723963U JPS5723963U (ja) | 1982-02-06 |
JPS6135403Y2 true JPS6135403Y2 (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=29462032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10046380U Expired JPS6135403Y2 (ja) | 1980-07-16 | 1980-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6135403Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066154U (ja) * | 1983-10-12 | 1985-05-10 | 大同信号株式会社 | ダイヤリング電話番号簡易表示装置 |
-
1980
- 1980-07-16 JP JP10046380U patent/JPS6135403Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5723963U (ja) | 1982-02-06 |
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