JPS6135332A - 微小粒子分析装置 - Google Patents

微小粒子分析装置

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JPS6135332A
JPS6135332A JP15831084A JP15831084A JPS6135332A JP S6135332 A JPS6135332 A JP S6135332A JP 15831084 A JP15831084 A JP 15831084A JP 15831084 A JP15831084 A JP 15831084A JP S6135332 A JPS6135332 A JP S6135332A
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央 眞砂
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Shunichi Yoshimura
俊一 吉村
Mitsuo Watanabe
光雄 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、細胞等の微小粒子にレーザー光を照射して
その微小粒子による散乱光および/または蛍光を検出し
、その散乱光や蛍光の検出データに基づいて微小粒子を
分析する装置に関するものである。
従来技術 最近に至り、細胞等の微小粒子を液体に懸濁させた懸濁
液(試料)と生理食塩水等の不活性液を層流状態に保持
してその層流状態の試料にレーザー光を照射し、試料中
に含まれる微小粒子による角度の異なる散乱光や波長の
異なる蛍光を検出して、その検出データに基づいて微小
粒子を分析する装置、すなわちいわゆるフローサイトメ
ーターと称される微小粒子分析装置が開発・実用化され
ている。
従来のこの種のフローサイトメーターとしては、例えば
第3図に示すように生理食塩水等の不活性液(シース液
)1を加圧してこれを管状のフローセル2内に送り込み
、一方予め試料細胞等の微小粒子が懸濁された微小粒子
懸濁液(試料)3をフローセル2内のシース液のフロー
(シース流)の中心軸位置に注入して試料と不活性液を
層流状態に保持し、その層流状態の試料に対してレーザ
ー光I4からレーザー光を照射して、例えば2個の検出
器5.6を含む検出部7において試料中の微小粒子によ
る散乱光および/または蛍光を検出し、その検出データ
をCPU等のデータ処理部8に取込み、検出データを適
宜処理して微小粒子を分析するものが一般的である。こ
こで散乱光や蛍光は、異なる角度での散乱光(代表的に
は前方散乱光および直角散乱光)および異なる波長の蛍
光(代表的には赤色蛍光および緑色蛍光)のうちから2
種以上を検出し、それらの強度、あるいは対数強度、さ
らにはそれらの比などのうちから2種以上の値を選んで
分析のためのパラメータとし、その2種以上のパラメー
タによって細胞等の微小粒子がいずれの種類のものであ
るか、あるいは如何なる性状、機能のものであるか等を
分析するのが通常である。
発明が解決しようとする問題点 ところで本出願人は既に昭和59年7月14日付の特許
出願において、フローセル2に試料やシース流を供給す
る手段9として、第4図に示すようにいわゆるループイ
ンジェクタ10を用いたも j − のを提案している。このループインジェクタ10は内部
に所定量の試料を保持し得る保持ループ11を備え、モ
ータMによって駆動される弁体12の回転によって保持
ループ11の両端に接続される流路を切替えることによ
り所定量の試料を保持ループ11内に吸引保持させる工
程と、その保持ループ11内の試料を押出してフローセ
ル2に供給する工程とが切替えられるようになっている
すなわち第4図において、ループインジェクタ10は保
持ループの一端が第1ポートP1に、他端が第2ボート
P2に接続される状態と、保持ループ11の一端が第3
ボートP3に、他端が第4ボートP4に接続される状態
とに切替えられるように構成されている。そしてシース
液1を収容したシース液容器13は密閉容器とされて、
窒素ガス加圧源14からのガス圧力によってシース液が
吐出されるように構成されており、そのシース液容器1
3からのシース液流路15は、バルブ16および抵抗流
路17を介してループインジェクタ10の第1ボートP
1に接続されるとともに、パル718および抵抗流路1
9を介してフローセル2のシース液供給管2Aに接続さ
れている。一方試料3を収容した試料容器20には試料
吸引ノズル21が挿入され、その試料吸引ノズル21の
基端側はループインジェクタ10の第3ボートP3に接
続され、またループインジェクタ10の第4ボートP4
は抵抗流路22およびバルブ23、緩衝容器24を介し
て真空ポンプ25に接続されており、さらにループイン
ジェクタ11の第2ボートP2はフローセル2の試料注
入管2Bに接続されている。
第4図に示されるような供給手段9においては、先ずル
ープインジェクタ10の保持ループ11の一端を第3ボ
ートP3に、他端を第4ボートP4に接続した状態とし
、バルブ23を開放させる。
斯くすれば試料吸引ノズル21から保持ループ11を経
てWi衝容器24に至る流路が形成されるため、試料容
器20内の試料が真空ポンプ25の負圧によって試料吸
引ノズル21から保持ループ11内に流入する。次いで
ループインジェクタ10を切替えて、その保持ループ1
1の一端を第1ボートP1に、他端を第2ポートP2に
接続した状態とし、バルブ16を開放させる。斯くすれ
ばシース液容器13からループインジェクタ10の保持
ループ11を経てフローセル2の試料注入管2Bに至る
流路が形成されるから、保持ループ11内の試料がシー
ス液容器13からのシース液によって試料注入管2Bに
押出され、フローセル2内に注入される。なおこの段階
では予めバルブ18を開いてシース液容器13からバル
ブ18および抵抗流路19を介してフローセル2のシー
ス液供給管2Aにシース液を供給し、フローセル2内に
シース流を形成しておくことは勿論である。また第4図
の試料供給手段では、前述のようにループインジェクタ
10の保持ループ11に試料を吸引保持する前の段階で
予め各管路をシース液で置換しておくのが通常である。
上述のような供給手段9においては、ループインジェク
タ10の保持ループ11に一旦試料を収容保持させてか
らその保持ループ11内の試料をシース液で押出す。し
たがって試料注入管2Bからフローセル2内には、先ず
試料注入管2B内に残っているシース液が注入され、続
いて試料が注入されて、その後さらに押出しのためのシ
ース液が注入されることになる。すなわち試料のみが注
入されるのではなく、第5図に模式的に示すように時間
的にシース液1→試料3→シース液1の順で注入されこ
とになる。ここで、前後のシース液1と試料3との境界
付近26.27は試料とシース液とが混合した領域とな
る。シース液と試料液とは厳密には異なるものであるか
ら、この混合領域26.27ではノイズが発生するおそ
れがある。
しかるに従来のフローサイトローターでは、測定開始後
の検出器からの検出データは常時データ処理部に取込ま
れていたから、上述のような混合領域26.27で発生
するノイズも誤って検出データとして取込まれるおそれ
があり、そのため分析精度が低下するおそれがあった。
また従来のフローサイトメーターでは、前述のように測
定開始後の検出器からの検出データは常7一 時データ処理部に取込まれるため、測定開始後に分析対
象の微小粒子による検出データと誤認されるような信号
が検出器から発生するおそれがある操作は行なうことが
できず、その場合には測定を一旦停止せざるを得ない問
題があった。例えば第4図に示すような供給手段9にお
いて、次々に異なる種類の微小粒子を分析する場合、あ
る試料をフローセル2の試料注入管2Bに注入した後、
洗浄液を各管路に流して管路内を洗・浄する必要が生じ
るが、この場合管路内に残った微小粒子が洗浄液ととも
にフローセル内に流れ込み、それが検出器で検出されて
しまうことがあるが、従来のフローサイトメータではこ
の場合の検出信号も検出データとしてデータ処理部に取
込まれてしまう問題があり、したがって従来のフローサ
イトメータでは洗浄時には一旦測定を停止せざるを慢ず
、このことが多数の試料、多種類の試料を分析する場合
の処理時間短縮による分析能率向上に対するネックとな
っていた。
したがってこの発明は、微小粒子分析装置におQ− ける供給手段等の各部の動作や状態に応じてデータ処理
部に対する検出データの取込みをIiIIwJシ得るよ
うになし、これによって分析精度が低下するおそれのあ
る領域での検出データをカットして分析精度を向上させ
たり、あるいは測定を停止させることなく洗浄等の種々
の操作を行ない得るようにした微小粒子分析装置を提供
することを目的とするものである。
問題を解決するための手段 この発明の微小粒子分析装置は、微小粒子が懸濁された
試料とシース液としての不活性液とが供給されるフロー
セルと、 前記不活性液をフローセル内に供給するとともに、その
不活性液によるシース流の中心軸位置に前記試料液を注
入してシース液と試料液との層流を形成するための供給
手段と、 前記層流状態の試料にレーザー光を照射するためのレー
ザー光源と、 前記レーザー光による微小粒子の散乱光および/または
蛍光を検出するための検出部と、前記検出部から得られ
た検出データを処理して前記微小粒子の性状を分析する
ためのデータ処理部と、 各部の動作を1jJIilするための制御部とを有して
なる微小粒子分析装置において、 前記データ処理部における検出データの取込を指令する
データ取込指令回路と、 前記検出部から出力されたデータが微小粒子の到来によ
るものであることを判別する粒子到来判別回路と、 前記制御部からデータ取込指令回路に至る制御ゲート信
号系路とを設け、 前記粒子到来判別回路からの粒子到来信号と制御部から
の制御ゲート信号とがデータ取込指令回路に入力された
状態でそのデータ取込指令回路がデータの取込を指令す
るように構成したことを特徴とするものである。
ここで前記制御部は、例えば前記供給手段の動作をII
I mする機能を有する構成とされる。
実施例 第1図はこの発明の微小粒子分析装置の電気的構成部分
の一例を概略的に示すものであり、微小粒子による散乱
光や蛍光を検出するための検出器を備えた検出部7から
の検出データは、分析用データ系路30を経てパーソナ
ルコンピュータ等のデータ処理部8に入力されて、その
検出データに基づいて微小粒子が分析される。すなわち
例えば前方散乱光や直角散乱光(90°敗乱光)などの
異なる角度での散乱光、あるいは赤色蛍光や緑色蛍光な
どの異なる波長での蛍光の強度、あるいはそれらの対数
強度、さらにはそれらの比などのうちから2種以上をパ
ラメータとし、その2種以上のパラメータにより形成さ
れる二次元ヒストグラムあるいは三次元以上の多次元ヒ
ストグラム上においである領域内に含まれるか否かによ
ってam等の微小粒子の種類、性状、機能などを分析す
る。
またこのデータ処理部8は、検出データのうちあるデー
タを比較用データとして用いて、検出データのレベルが
データ処理部8において分析するに適した有効な範囲内
にあるか否かを判別するラインドウ機能、すなわち例え
ば不要なノイズを判別除去するための下限値と過大な信
号を判別除去するための下限値を設定して、比較用デー
タのレベルがその上限値と下限値との間にあるか否かを
判別する機能をも有する。なおここで比較用データの光
路は、分析用検出データの系130とは異なる比較用デ
ータ系路37を経てデータ処理al18に加えられる。
−力制御DfII31は、前述の供給手段9(第4図参
照)を含む各部をIt御するためのものであり、このi
!II!1al131からは供給手段9のバルブヤモー
タなどをll1IJIIlする信号が出力されるととも
に、逆にそれらからの信号が入力される。またこの制御
部31からは、供給手段9などの動作もしくは状態に応
じ、かつ検出データレベルが前記範囲内にあるか否かの
データ処理部8でのウィンドウ機能による判別結果に応
じて制御ゲート信号SAが制御ゲート信号系路32に出
力される。
前記検出部7からの検出データは、粒子到来判別回路3
3へも加えられる。この粒子到来判別回路33は、細胞
等の微小粒子が実際に到来したか−12〜 否か、すなわち検出部7で検出したデータが実際に微小
粒子について測定されたデータであるか否かを判別する
ためのものであり、実際に微小粒子による検出データで
ある場合には粒子到来信号SBを出力するように構成さ
れる。そして前記制御al131からの制御ゲートSA
および粒子到来判別回路33からの粒子到来信号8Bは
、アンドゲート34の入力側に並列入力として加えられ
、そのアンドゲート34の出力、すなわち前記2信号S
A、8Bが揃った時の信号出力はデータ取込指令回路3
5に入力される。このデータ取込指令回路35は、デー
タ処理部8における検出部7からの検出データの取込み
を指令するデータ取込指令信号SDを発生するものであ
り、そのデータ取込信号SDは例えば検出部7からデー
タ処理部8に至る分析用データ系路30を開閉したりあ
るいはデータ処理部8の入力部の動作を制御することに
よってデータの取込みを@御する。
第1図の基本構成においては、制御ゲート信号SAと粒
子到来信号8Bとが揃った時、すなわち供給手段9にお
ける状態もしくは動作などがデータ取込みを行なうに適
した詩期であって、しかも検出データレベルがデータ処
理に適した範囲内にあり(III 御ゲート信@SA出
力)、シかもその時の検出データが微小ね子によるもの
であると粒子到来判別回路33が判別(粒子到来信号S
B比出力したときに、はじめてデータ取込指令回路35
がデータ取込指令信号SOを出力し、データ処理部8に
分析用の検出データが取込まれ、その゛検出データに基
づいて微小粒子が分析される。
例えば試料供給手段9として、第4図に示す如くループ
インジェクタ10を用いたものが使用されている場合、
IIIV!J8I!31はループインジェクタ10を切
替駆動するためのモータMや各パルプ16.18.23
を制御する信号を出力するが、この場合既に述べた如く
(第5図参照)、試料注入管2Bからフローセル2には
シース液1→試料3→シース液1の順で注入され、試料
3と前後のシース液1との境界付近は試料とシース液と
の混合領域26.27となり、その付近の検出データに
はノイズが含まれるおそれがある。そこでそれらの混合
領域26.27を避けた適正領域28のみにおいて検出
データをデータ処理部8に取込むように、例えばループ
インジェクタ10を試料の注入を行なう状態へ切替えた
後一定時間経過してから(すなわち前端側の混合領域2
6が過ぎてから)制御ゲート信号SAを出力し得る状態
となり、さらに一定時間経過後(但し後端側の混合領域
27が到来する前)に制御ゲート信号SAを出力させ得
ない状態となるように制御部31を設定する。
このように設定しておけば、適正領域28の期間内に到
来した検出データであって、しかも前述した如(比較用
の検出データレベルが予め定めた上限値と下1fiff
との間にある時にはじめて制御ゲート信号SAが出力さ
れ、しかも同時に粒子到来信号8Bが得られた時に分析
用検出データの取込みが行なわれることになる。
なお第1図の例では比較用の検出データ処理部8におい
て分析するに適した有効な範囲内にあるか否かを判別す
るウィンドウ機能をデータ処理部8に持たせた構成とし
たが、場合によっては第1図の鎖線で示すように別にウ
ィンドウ機能を有するデータ条件判別回路36を設けて
おき、このデータ条件判別回路36GCおいて比較用の
検出データが予め設定した範囲内にあるか否かを判別し
、比較用の検出データがその範囲内にある場合にデータ
条件適合信号SCを出力するように構成しても良く、こ
の場合データ条件適合信号SCをデータ取込指令回路3
5の入力側のアンドゲート34に加え、制御ゲート信@
SA、粒子到来信号SBおよびデータ条件適合信号SC
とが揃った時にアンドゲート34からデータ取込指令回
路35に信号が加えられてデータ取込指令回路35がデ
ータ取込信号SOを出力するように構成すれば良い。
第2図には第1図の基本構成をさらに具体化した例を示
す。
第2図において、検出部7を構成する検出器。
すなわち4個の光電子増倍管PM1〜PM4およびフォ
トダイオードPDの出力は、それぞれ前層増幅器41を
経て利得制御回路42によりそのレベルが適切なレベル
にTANされた後、ホールド回路43に入力されて、C
PLI等からなる制御部31からの制御信号に応じて信
号の波形のピーク値もしくは面積値がホールドされ、さ
らにそのホールドされたピーク値もしくは面積値が横軸
データ選択スイッチ群44、U@データ選択スイッチ群
45、第1比較用データ選択スイッチ群46、および第
2比較用データ選択スイッチ群47を経て、それぞれI
@データスケール回路群48、縦軸データスケール回路
群49、第1比較用スケール回路群50.および第2比
較用スケール回路群51に入力される。ここで前記横軸
データ選択スイッチ群44および縦軸データ選択スイッ
チ群45は、それぞれ微小粒子を分析するための二次元
ヒストグラム(サイトグラム)の横軸データおよびMl
@データとして前記検出器PMI〜PM4、POのうち
のいずれの検出器のデータを用いるかを選択寸ろための
ものであり、−力筒1比較用データ選択スイッチ群46
および第2比較用データ選択スイッチ群47は、前述の
ように検出データのレベルがデータ処理部8において処
理するに適した範囲内にあるか否かをデータ処理部8の
ウィンドウ機能により判別するための第1比較用データ
、第2比較用データとしていずれの検出器からのデータ
を用いるかを選択するものであり、これらのスイッチ群
44〜47はいずれも制御部31からの制御信号によっ
て制御される。また横軸データスケール回路群48およ
び縦軸データスケール回路群49は、それぞれスイッチ
群44.45によって選択された検出器の出力データを
前記二次元ヒストグラムの横軸データ、縦軸データとし
て使用するための各種のスケールに変換するためのもの
であり、図示の例では検出器の出力データを直線増幅す
るリニアスケール回路1−inと、対数増幅するログス
ケール回路Loaと、二種の検出器の出力データの比を
とる比スケール回路Qivと、同じく二種の検出器の出
力データから偏光度を求める偏光度スケール回路Pとを
有するものとされている。
−力筒1比較用データスケール回路群50および第2比
較用データスケール回路群51は、それぞれスイッチ群
46.47によって選択された検出器の出力データをデ
ータ処理部8のウィンドウ機能で判別させるために使用
するスケール、すなわちリニアスケールもしくはログス
ケールに変換するためのものであり、それぞれリニアス
ケール回路L+nおよびログスケール回路LO(]とに
よって椙成されている。
前記横軸データスケール回路群48および縦軸データス
ケール回路群4つの出力は、それぞれ横軸スケール選択
スイッチ52および縦軸スケール選択スイッチ53を経
てサンプルホールド回路54.55に入力される。前記
横ねスケール選択スイッチ52および縦軸スケール選択
スイッチ53は、それぞれ横軸データのスケールおよび
縦軸データのスケールを制御部31からの制御信号に従
って前述のりニアスケール、ログスケール、比スケール
、偏光度スケールのいずれかに選択するものであり、こ
れらのスケール選択スイッチ52.53によって選択さ
れたスケールの横軸データ、縦軸データはそれぞれサン
プルホールド回路54、55によってサンプルホールド
される。そしてそのサンプルホールド回路54.55の
出力(アナログ出力)はA/D変換器56.57によっ
てデジタル信号に変換され、後述するようにインターフ
ェース58を介してデータ処理部(パーソナルコンピュ
ータ)8に取込まれる。但しA/D変換器56.57は
常に動作するのではなく、データ取込指令回路35から
のデータ取込指令信号SDが入力された時のみ動作して
、データ処理部8でのデータ取込を可能とする。
一方前記第1比較用データス、ケール回路群50および
第2比較用データスケール回路群51の出力は、それぞ
れ第1比較用スケール選択スイッチ59および第2比較
用スケール選択スイッチ60を経てサンプルホールド回
路61.62に入力され、さらにそのサンプルホールド
回路61.62の出力はA/D変換器63.64に入力
される。
前記第1比較用スケール選択スイッチ59および第2比
較用スケール選択スイッチ60は、データ処理部8のウ
ィンドウ機能で判別するための第1比較用データ、第2
比較用データとしていずれのスケールのデータを用いる
かを選択するためのものであり、制御部31からの制御
信号によって一重部される。前記A/D変換器63.6
4の出力はインターフェース58を介してデータ処理部
8に入力される。
一方前記利得制御回路42の出力は、粒子到来判別回路
33へも加えられる。この粒子到来判別回路33は、利
得制御回路42の各検出器の出力データのうちからいず
れの検出器からの出力を粒子到来判別用の信号として用
いるかを選択するための信号選択スイッチ65と、その
信号選択スイッチ65で選択された信号と基準信号回路
66からの所定レベルの基準信号SGとを比較する比較
器67と、その比較器67の出力が加えられる同期回路
68とによって構成されている。前記比較器67におい
ては、信号選択スイッチ65で選択された信号が基準信
号SGのレベルよりも高い場合には粒子到来をあられす
信号が出力され、さらにその信号が同期回路68に入力
されて、粒子到来タイミングの基準となる発振器69か
らの同期信号と同期がとられ、その同期をとられた信号
が前記粒子到来信号SBとして出力され、その粒子到来
信号SBが前記アンドゲート34に加えられる。またそ
の粒子到来信号SBは、カウント回路70および近接粒
子検知回路71にも加えられる。
カウント回路70は、粒子の到来個数を計数するための
ものであり、粒子到来信号SBが入力されるたびごとに
その信号をカウントする。また近接粒子検知回路71は
、微小粒子が近接して到来したこと、すなわち微小粒子
がある間隔よりも短い間隔で到来したことを検出するた
めのものであり、この近接粒子検知回路71において微
小粒子が近接して到来したことを検出された場合には、
近接粒子検知信号SHが出力されてその信号SHがキャ
ンセル回路72に加えられる。このキャンセル回路72
は、近接粒子検知信号SHが加えられた状態で前記デー
タ取込指令回路35を無効にして、データ取込指令信号
SDを出力させないように制御する。
前記制御部31は、前記各スイッチ群44〜47、各ス
イッチ52.53.59.60.65およびホールド回
路43を制御するほか、インターフェース73を介して
前記供給手段9の制御ll(例えばモータMやバルブ1
6.18.23の制tel)を行なうとともに、その供
給手段9の動作や状態に応じ、またデータ処理部8での
ウィンドウ機能による判別結果に応じ、インターフェー
ス73から前述のアンドゲート34の入力端に延びる制
御ゲート信号系路32を介してデータ取込指令回路35
のM御も行なう。
第2図に示される実施例においては、各検出器PMI〜
PM4、PDからの検出信号のピーク値もしくは面積値
がホールド回路43によって選択され、そしてそのホー
ルド回路43において選択された検出データのうちいず
れの検出器のデータをスケール回路群48.49の各ス
ケール回路に与えるかが横軸データ選択スイッチ群44
および縦軸データ選択スイッチ群45によって選択され
、さらにスケール回路群48.49の各スケール回路の
出力のうちいずれのスケールのデータを横軸データ、縦
軸データとして用いるかがスケール選択スイッチ52.
53によって選択される。そしてこのようにして選択さ
れた横軸データ、縦軸データがサンプルホールドされて
A/D変換器56.57に加えられる。
一方ホールド回路43から出力される各検出器の出力信
号のピーク値または面積値のデータのうちいずれの検出
器のデータを第1比較用データ、第2比較用データとし
て用いるかが第1比較用データ選択スイッチ群46、第
2比較用データ選択スイッチ群47によって選択され、
さらにそれらのデータがリニヤスケール、ログスケール
に変換された後、各一方のスケールが第1比較用スケー
ル選択スイッチ59、第2比較用スケール選択スイッチ
60により選択され、さらにサンプルホールド回路61
.62によりサンプルホールドされた後、A/D変換器
63.64によってデジタル信号に変換され、インター
フェース58を介してデータ処理部8に入力される。そ
してこれらの比較用データが予め設定した範囲(ウィン
ドウ)内にあるか否かが判別される。
また利得制御回路42がら出力される利得制御済みの各
検出器のいずれかの出力が粒子到来判別回路33の選択
スイッチ65によって選択されて比較器67に入力され
、その比較器67においであるレベル以上であること、
すなわち微小粒子の検出によるデータレベルであること
が判別される。
換言すれば微小粒子を含まない液体のみの信号やノイズ
による信号ではないことが判別される。そしてその比較
器67の出力は同期回路68によって同期がとられ、粒
子到来信号SBとしてアンドゲート34の入力端に加え
られる。
そして既に述べたように供給手段9の状態が検出データ
の取込みを行なうに適した時期、例えば第5図の適正領
域28の期間内の時期にあることが制御部31において
認識され、しがも前記各比較用データが予め設定したウ
ィンドウ内にあることがデータ処理部8で判別されれば
、制御ゲート信号SAが制御部31がら出力され、制御
ゲート信号系路32を経てアンドゲート34の入力端に
加えられる。
結局、供給手段9の状態が検出データの取込みに適した
時期にあって、しかもデータが所定の範囲内にあり、か
つその検出データが微小粒子の到来によるものであると
きにはじめてアンドゲート34の入力が揃い、そのアン
ドゲート34の出力によってデータ取込指令回路35が
データ取込指令信号SDを出力し、そのデータ取込指令
信号SDによってA/D変換器56.57が動作状態と
なり、それらのA/D変換器56.57に加えられた検
出データ(横軸データおよび縦軸データ)がA/D変換
され、インターフェース58を介してデータ処理部8に
取込まれて、そのデータが処理されて微小粒子が分析さ
れる。例えば横軸データ、縦軸データによって定まるサ
イトグラム上の点が予め定めた領域の内側か外側かが判
別されて微小粒子の種類、性状などが分析される。
なお2個以上の微小粒子が近接して到来する場合、後続
の微小粒子に関しては近接粒子検知回路71から近接粒
子検知信号SHがキャンセル回路72に与えられて、デ
ータ取込指令回路35からデータ取込信号SDが出力さ
れなくなり、これにより近接する後続粒子についての検
出データはデータ処理部8に取込まれないことになる。
なおまた、試料やシース液を供給するための供給手段9
において、管路の洗浄を行なう場合、すなわち試料をル
ープインジェクタの保持ループに吸引保持させる工程お
よびその保持ループ内の試料をフローセルに注入する工
程が終了した後、管路にシース液やあるいは純水等の洗
浄液を流す洗浄工程を行なう場合でも、装置全体の動作
は停止させずに、フローセルに試料を注入する時期(あ
るいはその時期のうちでもさらに前述のような適正領域
28にある時期)のみにおいて検出データの取込みを行
なわせ得ることは勿論である。
発明の効果 この発明の微小粒子分析装置によれば、各部の動作を制
御する制御部からデータ取込指令回路までIIJill
ゲート信号系路を設け光路とによって、試料やシース液
を供給するための供給手段などの各部の動作や状態に応
じてデータ処理部に対するデータの取込みを制御するこ
とができ、したがって分析精度を低下させるおそれがあ
る傾城での検出データを取込まずに分析精度を向上させ
たり、あるいは測定を停止させることなく洗浄等の操作
を行なうことができ、したがって分析精度の向上が図れ
るとともに、多挿類、多数の試料に対する連続自動処理
を回部にする等の種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の微小粒子分析装置の電気
的回路部分を示すブロック図、第2図は第1図の回路を
さらに具体化した例を示すブロック図、第3図は従来の
一般的な微小粒子分析装置の一例を示す略解図、第4図
はこの発明に先行して提案されている微小粒子分析装置
の供給手段を示す略解図、第5図は第4図の供給手段を
用いた場合のフローセルに対する試料の注入状況の時間
的経過を示す模式図である。 1・・・不活性液(シース液)、 2・・・フローセル
、3・・・試料、 4・・・レーザー光源、5.6、P
M1〜PM4、PD・・・検出器、7・・・検出部、 
8・・・データ処理部、9・・・供給手段。 10・・・ループインジェクタ、 11・・・保持ルー
プ。 31・・・制御部、 32・・・副葬ゲート信号系路、
33・・・粒子到来判別回路、 35・・・データ取込
指令回路、 SA・・・制御ゲート信号、 SB・・・
粒子到来信号。 出願人  日本分光工業株式会社 代理人  弁理士 豊 1)武 久 (ばか1名) 図面の浄書(内容に変更なし)1 第1図 手   続   補   正   書  (方式)昭和
59年12月25日 特許庁長官  志 賀   学  殿 2、発明の名称 微小粒子分析装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都八王子市石川町2967番地の5名 
称  日本分光工業株式会社 4、代理人 住 所  東京都港区三田3丁目4番18号二葉ビル8
03号 電話(453) 6591昭和59年11月2
7日(発送日) 6、補正の対象 代理権を証明する書面および図面 7、補正の内容 (1) 別紙の通り委任状1通を提出する。 (2) 図面の浄書(内容に変更なし)を提出する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微小粒子が懸濁された試料とシース液としての不
    活性液とが供給されるフローセルと、前記不活性液をフ
    ローセル内に供給するとともに、その不活性液によるシ
    ース流の中心軸位置に前記試料液を注入してシース液と
    試料液との層流を形成するための供給手段と、 前記層流状態の試料にレーザー光を照射するためのレー
    ザー光源と、 前記レーザー光による微小粒子の散乱光および/または
    蛍光を検出するための検出部と、 前記検出部から得られた検出データを処理して前記微小
    粒子の性状を分析するためのデータ処理部と、 各部の動作を制御するための制御部とを有してなる微小
    粒子分析装置において、 前記データ処理部における検出データの取込を指令する
    データ取込指令回路と、 前記検出部から出力されたデータが微小粒子の到来によ
    るものであることを判別する粒子到来判別回路と、 前記制御部からデータ取込指令回路に至る制御ゲート信
    号系路とを設け、 前記粒子到来判別回路からの粒子到来信号と制御部から
    の制御ゲート信号とがデータ取込指令回路に入力された
    状態でそのデータ取込指令回路がデータの取込を指令す
    るように構成したことを特徴とする微小粒子分析装置。
  2. (2)前記制御部が、前記供給手段の動作を制御する機
    能を有する構成とされている特許請求の範囲第1項記載
    の微小粒子分析装置。
JP15831084A 1984-07-28 1984-07-28 微小粒子分析装置 Granted JPS6135332A (ja)

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