JPS6134345A

JPS6134345A - 燃料ポンプ装置

Info

Publication number: JPS6134345A
Application number: JP15143785A
Authority: JP
Inventors: アレツク・ハリー・セイリー
Original assignee: Lucas Industries Ltd
Current assignee: ZF International UK Ltd
Priority date: 1984-07-13
Filing date: 1985-07-11
Publication date: 1986-02-18
Also published as: US4601274A; FR2567582B1; ES545102A0; FR2567582A1; GB8417862D0; GB2161548B; IT8521539A0; ES8608100A1; DE3524810A1; GB8517539D0; IT1185236B; GB2161548A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、圧縮点火機関の燃焼室に燃料を供給する燃料
ポンプ装置に関する。

本発明の目的は、簡単かつ便利な形式の上記装置を提供
するにある。

本発明による上記目的を達成する装置は、内孔内に収容
されたポンプゾランジャと、内孔内のプランジヤを、使
用時に、確動的に往復運動させるために機関の回転部に
または回転部の部分を形成する部分に連結される一動軸
によって駆動される装置を含み、前記内孔はプランジヤ
と１第１及び第２ポンプ室を形成し、□プランジヤの燃
料送出方向への運動中は第２室の容麺が増大し、かつこ
れとは反対に、プランジヤが燃料充填方向に移動される
ときは第２室の容積が減少し、さらにシリンダ内を滑動
可能な往復−動部材と、使用時に装着機関の燃料噴射ノ
ズル□に接続されるシリンダの一端からの流出部と、前
記第２室への燃料流入部と、燃料が前記第２室内に流文
するのを許すように配置された前記燃料流入部内の第１
不還弁と、燃料が与圧状態で貯えられるアキュムレータ
と、前記第２室を前記アキュムレータと接続する導管内
の第２不還弁と、前記第２室をシリンダの前記一端と接
続するように作用しそれによルブランクャの充填方向へ
の運動中に燃料がシリンダの前記一端に流入して前記往
復運動部材を移動させる第１弁装置と、前記第２不還弁
が往復運動部材を運動させるのに必要な圧力よりも高い
圧力で開かれ、シリンダの他端とアキュムレータ間の流
路内に接続されかつ往復運動部材の、シリンダの前記一
端から離反する方向への運動中にシリンダの他端からの
燃料の流出を防止するように作用して往復運動部材の行
程を決定する電磁作動弁と、ポンシブランジャの充填方
向への運動中に前記アキュムレータと前記第１室を接続
するように作用する第２弁装置と、ポンププランジヤの
ポンプ作用方向への運動中に前記第１室をシリンダの他
端と接続するように作用する第３弁装置とを含む。

図面を参照しつつ本発明による装置の実施例について、
本発明を以下に説明する。

第１図から第５図ま貸において、本発明による装置は、
本体１０を含み、本体１０内に回転式分配器部材１１が
装着され、分配器部材は、図示の特定実施例１は駆動軸
１２と一体に形成され、駆動軸１２は本体部分ｌＯから
突出しかつ使用時には装着機関の回転部に連結されるの
１１分配器部材は機関と調時間係を保って回転する。

分配器部材は大径部分１３をもちその中に横方向に延び
る内孔１４が形成され、この内孔内には一対のポンププ
ランジヤ１５が配設されこれらのポンププランジヤは、
それぞれがローラ１７を拘捉式に取付けたシューを含む
カムフォロワ１６に確実に連結される。環状のカムリン
グ１８が分配器部材の大径部分を囲み、カムリング１８
はその内周面に、この特定の実施例マは四つの等角度〒
間隔を保って配列されたカム山部分をもち、このカム山
部分はプランジヤ１５に内向き運動を与え、このような
内向き運動はポンプ作用方向への運動と称する。そのう
え、本体内にカムフォロワの両側に゛おいて別の対のカ
ムリング１９が取付けられ、これらのカムリングは！、
１、−２に向けられたカム面を有し、これらのカム面は
、この実施例においてはカムリング１８の内周面と補合
関係にある。カムリング１９の面はカムフォロワ及びポ
ンププランジヤに外向き運動、を与え、この外向き運動
は充填方向への運動と称する。カム面及びカム山部分は
、ポンププランジヤのポンプ作用方向への運動、すなわ
ち内向き運動がプランジヤの外向きまたは充填方向運動
に比べて分配器部材の小さい角回転範囲にわたって行わ
れるように常に可能な形状をもつ。もちろん、装着機関
のシリンダと同数のｐム山部分が形成されることが理解
される。四シリンダ機関へ燃料を供給する装置に対して
は、プランジヤの内向き運動は分配器部材の角−動の３
００にわたって行われ、一方、プランジヤの外向き運動
は分配器部材の６００回転にわたって行われる。

両プランジヤの中間に、いわゆる第１ポンプ室が構成さ
れ、かつ第２ポンプ室２１が本体部分に形成された空所
によって構成されこの室内にプランジヤ１５の外端が延
びる。プランジャ１５が内向きに移動されると、室２０
の容積は減少しかつ室２１の容積はこの減少容積だけ増
大する。

室２１は本体部分に形成された燃料流入部２２と連通し
、かつ流入部２２を通る燃料流量を制御するために第１
不還弁２３が配設される。この不還弁は閉じ位置にばね
負荷されかつプランジヤの内向き運動中に室２１内に燃
料の流入を許すために開かれる。

アキュムレータがさらに配設され、このアキュムレータ
は本体部分に形成された室２４を含み、この室内にばね
負荷型ピストン２５が滑動可能に配置すれ、ピストン２
５はアキュムレータの流入開口２６に向けて偏倚されて
いる。さらに、このアキュムレータの側壁に逃がしポー
ト２７が形成され、ピストン２５がそのばねの作用に抗
して予め定めた行程を移動されるとき、この逃がしポー
ト２７を通って燃料はドレンに流動される。第２ばね負
荷型不還弁２８が第２ポンプ室とアキュムレータの流入
部２６間にｉびる導管内に配設され、不還弁２８は後述
するように第２ボン！室からアキュムレータの流入部へ
の燃料の流動を許すように配設される。

さらにシリンダ２９が配設され、その中を往復運動部材
３０が滑動可能に配置される。シリンダ２９の一端はポ
ート３１に接続され、このポートは分配器部材の円周溝
と本体部分１００通路３２Ａとを通って第２ポンプ室２
１と常時連通する等角度に間隔を保って配置された複数
の溝３２と順次に整合する一つの位置で分配器部材の周
辺上に開口する。？−ト３１と溝３２は第１弁装置を構
成する。

シリンダ２９の壁にはあふれポート３３が形成され、こ
のポートはアキュムレータの流入部と常時連通している
。

シリンダ２９の他端は、ソレノイド作動器３４Ａによっ
て作用される弁部材３４によってアキュムレータの流入
部２６と連通される。第１図及び第２図において、弁３
４は開き位置にある状態で示されているｄ第１ｙｔＦｙｆ室２０は分配器部材内の縦方向通路１４
Ａを通って、この特定実施例１は四つの半径方向に延び
る通路３５と連通し、これらは分配器部材の周辺に延び
かつ等角度間隔に配置される。

通路３５はポート３６と１第２弁部材を構成し、ポート
３６はアキュムレータの流入部２６と常時連通される。

さらに、通路３５は別のポート３７と１第２弁装置を構
成し、ポート３７はシリンダ２９の他端と常時連通する
。第２図から明らかなように、ポート３６及び３７は角
度的に移動され、その移動量は、この特定の実施例にお
いては４５゜のオーダｆある。

この装置は、装着機関の燃料噴射ノズルそれぞれに接続
される複数の流出部３８を含み、図においてはその一つ
の氷が示されている。この特定実施例において、各流出
部は不運送出弁を有す。これらの流出部は分配器部材１
１の周辺上に開口するポート３９それぞれに開口し、か
つ分配器部材１１はその周辺上に開口する複数のポート
４１と常時連通している。ポート４１はポート３１と軸
方向に整合され、かつ溝３２と交互に配置される。

第１．３．４及び５図を参照しつつ順次にかつ第１図に
示す装置の種々の部品の配置から始めて以下にこの装置
を説明する。第１図において、電磁弁３４は開かれかつ
ポート３１は溝３２と連通状態にある。さらに、ポート
３６は通路３５と連通している。プランジヤ１５が外向
きに移動すると、燃料はポンプ室２１から、その容積の
減少によって排除され、従って燃料は溝３２の一つ及び
ポート３１を通ってシリンダの前記一端に供給される。

第２不還弁２８は、そのばね負荷が燃料がシリンダ２９
に流れて往復運動部材を移動することを保証するよう一
作用するの１閉じ状態を保つ。

往復運動部材の運動によつそシリンダ２９から排除され
た燃料はアキュムレータの流入部２６に流動する。しか
し、これと同時に燃料はポレプ室２０に供給され、この
燃料はポート３６及び通路３５を通って流れる。この燃
料はアキュムレータ及びシリンダの前記他端から供給さ
れる。シリンダの一端への燃料の流れは、溝３２がポー
ト３１との整合状態にもたらされたときに行われ、これ
はポンプ室２１内の燃料が加圧されてポンプ室２１内に
存在するいずれの空胴も閉じることを保証するためにわ
ずかに時間を皺かれる。

弁３４は往復運動ｉ材が予め定めた運動を會うたのちに
閉じられる。この運動はカム山部分の後面の形状と分配
器部材の回転度数を参照して決められる。シリンダ２９
の一端に十分な燃料が送出されたと判断されたとき、弁
３４は閉じられ、それによりシリンダの他端とアキュム
レータの流入部２６間の接続を弁が阻止しかつシリンダ
２９の他端と連通するポー）３７は分配器部材によって
通路３５から閉塞されるので、往復運動部材のそ°れ以
上の運動を防止する。往復運動部材３０の運動は停止さ
れるが、プランジャ１６は外向きに運動し続け、かつ往
復運動部材がもはや動はガいという事実によシシリンダ
２９の一端にはそれ以上の燃料社流入されないので、燃
料は室２１から弁２８を通ってアキュムレータの流入部
２６に流動する。第３図は、弁３４が閉じ状態にあるこ
とを示し、それにより往復運動部材の運動は止まる。

ポンプ室２１からの燃料の排除は、プランジヤがそれら
の最大距離を外向きに移動されるま１継続し、ポンプ室
２０は完全に燃料！完全に満たされたことが理解された
。

次に第４図において、この図はプランジヤの内向き運動
の開始を示し、かつ分配器部材１１通路３５がいまやぼ
一ト３７と整合するような異る位置にある状態を示し、
ポート４１は、１ｆ−）３１と連通しかつ溝３２は閉塞
されている。プランジヤ１５の内向き運動はポンプ室２
０から燃料を排除させ、かつ弁部材３４はいまや開いて
いるの１、この燃料はポート３７及び開かれた弁３４を
通ってアキュムレータの流入部２６に流動し、それによ
りピストン２５をそのばねの作用に抗して移動する。こ
れと同時に、室２１の容積は増大してこの室内に減圧状
態を起こすので、弁２３を開き流入部２２を通って燃料
を引入れる。いま、第５図に示すように、もしも弁３４
が閉じられれば、ポンプ室２０から流動する燃料はシリ
ンダ２９の他端に流動し、往復運動部材３０はシリンダ
の一端に向けて移動され、かつ燃料はポート３１及びそ
れと連通するポート４１を通って流出部３８に流動する
。ゆえに、燃料は装着機関に排除され、排除される燃料
量は、往復運動部材がシリンダ２９゜のポート３３を開
く前に行われる往復運動部材の運動に左右される。ポー
ト３３が開かれると、ポンプ室から排除された燃料の残
留量は流入部２６に流動し、アキュムレータピストン２
５をそのばねの作用に抗してさらに移動させる。このよ
うな燃料の排除はプランジヤの内向き運動が行われる間
継続する。

分配器部材が回転し続けると、第１図に示す種種の連結
が行われ、弁部材３４は開き位置に移動される。プラン
・クヤ１５はこの時点で外向きに動き始め、かつ既述の
ように、ポンプ室２１から排除された燃料は往復運動部
材を含むシリンダ２９の一端に流動し、ゆえにそのシリ
ンダの反対端に向けて移動する。この方法は繰返される
。この装置の作用中燃料はアキュムレータにあふれるの
１１ピストンはポート２７を開き始めて、余分な燃料を
ドレンに流出させる。）・−作用サイクル中、弁３４は
二回閉じられ、第１閉鎖はこの装置の次の送出行程にお
いて送出される燃料量を決定し、及び第２閉鎖は燃料の
送出の開始を行う。

上述のように設計することにより、弁３４用の作動器の
故障は弁３４を開き位置に留めかつこの位置において、
往復運動部材３０はプランジャ１５の外向き運動中にそ
の最大距離を移動するが、プランジヤ１５の内向き運動
中には、ポンプ室２０から排除された燃料社直接に７キ
ユムレータに流入して往復運動部材を運動させないので
、流出部３８を通る燃料の送出は行われない。次の作用
サイクルにおいて、往復運動部材は、従って全く動かな
い。閉じ位置における弁の故障は、この場合、噴射期間
の終シにおける往復運動部材３０は後続する充填期間中
にシリンダ２９の右側端に留まるの１燃料の供給は停止
される。

また、上述の装置は燃料のパイロット噴射を行うことも
ｆきる。これは、その最初の閉じに続いて弁３４を開い
て燃料を送出させ、次いで弁を再び閉じて残夛の燃料量
を送出することによって達成される。

往復運動部材３０の許容変位運動拡装１着機関に供給す
るのに常に必要な燃料の最大量に少くとも等しくなけれ
ばならない。始動用として過剰な燃料を要しない機関に
対しては、往復運動部材の運動範囲を制限するために機
械的停止手段を配置して最大燃料停止作用を提供するこ
とが！きる。始動目的として過剰燃料を必要とする機関
に対しては、上記方法では処理〒きない。

弁３４は成る配慮をもって設計されなければならず、か
つこの理想としては、その弁部材に対して、関連の作動
器のソレノイｒが付勢されたときに閉じること−ｔＳＳ
る。この作動器を慎重に設計することによって弁の反跳
動作を最小にすることが可能である。これとは別に、弁
部材は閉じ位置にばね負荷され、かつ作動器によって開
き位置に押動される。しかしこれは弁反跳動作を伴う問
題点をもつ。

既述のように、弁３４は−サイクル中に二度閉じられ、
一度は往復運動中にシリンダ２９の他端からの燃料の流
出を終らせ往復運動の開始拡一つのポー、トと一つの溝
との整合によって左右され、また一度は燃料の送出の開
始ｆある。両方の場合とも、重要なことは弁の同一の運
動、すなわち弁の閉じであって、弁及びその作動器はこ
のことを頭に置いて設計される。しかし、装着機関への
燃料の送出を始めるために弁を閉じた状態１弁がサイク
ル中に一度閉じられ、次にプランジヤを外向きに移動さ
せながら往復運動を防止するために閉じられたままに維
持する。弁はプランジヤの外向き運動中の適切な時にシ
リンダの前記一端から離反する方向に往復運動を許すた
めに開かれる。しかし、この場合、弁の開きは重要であ
って、弁の設計及びその作動器は一層重要１ある。

上述の装置において、燃料送出の終結は噴射ノズルにお
ける燃料の圧力を実質的に低下させないので、機関への
燃料送出の終結は比較的遅い。燃料送出の終結工程を早
めるために、この装置は第６図に示すように変更される
。

第６図に示す装置の部品のうち既述の部品と同一機能を
もつものには同一の参照数字を付して示す。この場合、
往復運動部材３０はシリンダ２９よシ長いシリンダ４５
内を滑動可能′ｔ％ある。このシリンダの一端に隣接し
て弁部材４７用の弁座４６が設けられ、弁部材４７の大
部分はシリンダ４５内を滑動可能１ある。この弁部材は
弁座と係合す　　　゛る弁頭部をもち、弁頭部の下方に
環状空所が形成され、この環状空所４８はリストリクタ
４８Ａを通ってアキュムレータの流入部２６に接続され
る。

さらに、この弁部材は弁座と接触するようにばね偏倚さ
れかつその両端間に延びる中心穿孔をもつ。

シリンダの一端はボート３１に接続される。第６図に示
す部品の位置は往復運動部材の充填行程の終期をあられ
し、弁３４は閉じられている。プランジヤ１５があふれ
弁を閉じた状態で内向きに動き始めると、往復運動部材
３０は既述のようにシリンダ４５の一端に向って移動さ
れ、燃料はボート３１に排除され、この燃料は弁部材４
７内の穿孔を流通する。往復運動部材によってボート３
３が開口される直前に、往復運動部材が弁４７と係合し
て弁部材の弁頭部を弁座から持ち上げるように構成され
る。ゆえにシリンダの一端内の圧力はアキュムレータ内
に属する圧力に急速に低下し、この圧力降下は装着機関
への燃料の急速な終止をもたらす。往復運動部材３０は
ボート３３が該゛部材によって開口されるまで移動し続
け、それにより第１ポンプ室２０から送出された余分の
燃料をアキュムレータに流入させる。プランジヤ１５め
内向き運動が終了すると、燃料はシリンダの他端へはも
はや供給されず、弁部材４７はばねの作用によって閉じ
位置に移動しかつ往復運動部材３０をシリンダの一端か
ら離反移動して＆−）３３を覆う。もし弁３４が閉じ状
態に維持されれば、流出部内の圧力はアキュムレータ２
５によって決定された圧力に低下するであろう。

−環状空所４８をアキュムレータの流入部に接続する代
シに、リストリクタを介してボート４１及び関連通路４
０及びボート３９内の圧力が低い値に低下するようにド
レンに接続することもできる。

始動用として装着機関に過剰燃料を供給する必要がない
場合は、シリンダの一端から離れる方向の往復運動部材
の運動を制限するために最大燃料停止手段が設けられる
。最大燃料停止手段は、例えばシリンダの他端に取付け
られた調節スクリュのような機械的停止手段のものか、
或は往復運動部材が最大移動量を消化したのちに、シリ
ンダの一端の近くで往復運動部材の端部によって開口さ
れる位置においてシリンダ２９または４５から延びる別
のボートを設ける別の形式を用いることができる。この
１−トはアキュムレータの流入部２６に接続されかつ開
口されたときは往復運動部材の両端をアキュムレータ内
の圧力に露出させ、それによって往復運動部材の運動を
停止させる効果をもつ。

第６図に示す構成の変更実施例としての第７図に示す装
置において、往復運動部材４！Ｊはシリンダ５０内を滑
動可能でありかつその周辺に円周溝５１を有し、この溝
は往復運動部材に形成された穿孔を通ってシリンダの一
端と連通する。溝５１ｉ１．ｆ−）３３が往復運動部材
によって開口される前にシリンダ内に延びかつアキュム
レータの流入部２６と連通するボート５２°と整合する
。その結果、シリンダの一端内の圧力はボート３３が開
口する前に低減される。往復運動部材の行過ぎ行程を防
止するために、ばね負荷型カラーが、溝５１がポート５
２と整合する直前に往復運動部材と係合される。このカ
ラーはばね負荷型受あるという事実は、プランジヤ１５
がそれらの最大移動距離を消化したときに往復運動部材
がポート５２が円周溝５２に対して丁度閉鎖される位置
に戻されることを意味する。既述の例に見るように、ポ
ート５２はリストリクタを介して、アキュムレータの流
入部へ、ではなくドレ／に接続される。さらに、ポート
５２はシリンダの一端において往復運動部材４９の端部
によ′つて開口されるように配置されるので最大燃料停
止手段が得られる。

既述の装置は図示された端部と反対端から分配器部材を
駆動するように変更できる。これによって装置の密封構
造を好適にしかつ特に室２１臼の燃料の圧力に耐えられ
るように駆動軸とこの装置の本体との間のシールを設け
る必要を無くすことがｆきる。また、往復運動部材を本
体部分内に配置する代シに分配器部材内に配置すること
もできる。

附図を参照しつつ既述したこの発明による装置は、多シ
リンダ機関に燃料を供給する形式のものｆｌかつこの装
置の流出部は、公知のように、個個のパイプラインを介
して噴射ノズルに接続される。これらのパイプラインは
可成りの長さをもち、成る使用例ｆは、当業界では公知
のように噴射器ユニットとして噴射ノズルを直接に装置
へ取付けることが望ましいこともある。この場合、機関
の各シリンダは噴射器ユニットを具備する。本発明によ
る装置でこの噴射器ユニットを用いる構造について、第
８図を参照しつつ以下に述べる。

第８図において、この装置は本体６０を含み、この本体
に燃料噴射ノズル６１が取付けられている。本体は一対
の向き合った内孔６２，６３を有し、それらの中にプラ
ンジャ６４．６５がそれぞれ取付けられる。シラ／ジャ
６４は内孔６２とフいわゆる第１ボン！室を構成し、プ
ランジヤ６５Ｌ内孔６３とでいわゆる第一２ポンプ室６
７を構成する。これらのプランジヤの内方端は連結され
てい名ので二つのプランジヤ社同期式に作用し、かつ共
同して第１実施例のプランジヤ１５の一〇と相当するプ
ランジャを形成する。これらのプランジヤは装着機関と
調時間係を保って駆動される一つまたは複数のカムによ
って確動的に作動される。

燃料流入部６８は不還弁６９を介してポンプ室６７と連
通し、これは既述の実施例における不還弁２３に対応す
る。さらに、ポンプ室６７は不還弁７１を介してアキュ
ムレータ室７０に接続され、これは既述の実施例におけ
る弁２８に対応する。既述の実施例の場合と同様に、ア
キュムレータは本体に形成されたシリンダ内に収容され
たばね負荷型ピストン７２を含む。

さらに、シリンダ７３が本体内に形成され、その中に滑
動式往復運動部材７４が配設される。シリンダ７３の一
端は燃料噴射ノズル６１の流入部に接続され、かつシリ
ンダの他端は電磁作動弁７５を介してアキュムレータ室
７０に接続される。さらに、ポート７６がシリンダ７３
の壁に形成され、このポートは既述実施例のポート３３
と対応し、ポート７６はアキュムレータ室に接続される
。

既述の実施例において、回転式分配器部材は第１、第２
及び第３弁装置の回転部材としての機能を果している。

しかし、ここに述べる実施例↑は回転式分配部材に相当
するものはなく、従って上記弁装置は不還弁として構成
される。第１弁装置はシリンダ７３の一端をポンプ室６
７と接続する不還弁７７を含み、弁７７は燃料をシリン
ダの一端に流入させるように配設される。

第２弁装置は不還弁７８によって構成され、とｏ弁は、
ｔｒンゾ室６６をアキュムレータ室７０と接続する通路
内に配設される。最後に、第３弁装置は不還弁７９によ
って構成され、これはポンプ室６６をシリンダ７３の他
端と接続する通路内に配設される。

作用について述べれば、第８図に示す位置に諸部品が配
置されている状態で、燃料はポンプ室６７から不還弁７
７を通ってシリンダ７３の一端に排除される。弁７１は
閉じられかつ弁７５は開かれている。十分な燃料がシリ
ンダの一端に流入されたと判断されると、弁７５が閉じ
られて往復運動部材の運動は停止しプランジヤ６５によ
って排除された余剰燃料は不還弁７１を通ってアキュム
レータ室７０に流動する。

プランジヤが反対方向、すなわち第８図に下方へ移動す
ると、燃料はポンプ室６６から排除され、もし弁７５が
開かれれば、燃料は弁７９及び弁７９を通ってアキュム
レータ室に流入する。燃料の送出を行うために、弁７５
は閉じられ、燃料は従ってシリンダ７３の他端に流入し
て往復運動部材７４を内孔の一端に向って、次いで噴射
ノズルに排除する。この燃料の流動はポート７６が往復
運動部材によって開口されるまで継続し、その時点″ｒ
！プランジヤ６４によって排除された残シの燃料量はア
キュムレータ室に流動する１あろう。この間、ポンプ室
６７の容積は増大し、燃料は不還弁６９を通って流入部
６８からボン！室内に導入される。

プランジャが上向きに運動し始めると、不還弁７８が開
いてアキュムレータ室７０からポンプ室６６内に燃料を
流入させ、さらに、燃料はポンプ室６７から排除されて
不還弁７７を通ってシリンダの一端に流入し、それによ
って、もし弁７５が開いていれば、往復運動部材７４を
シリンダの他端に向って移動させる。往復運動部材の所
要の運動が実施されたときのように、もし弁７５が閉じ
られていれば、ポンプ室６７から排除された過剰の燃料
は不還弁７１を通ってアキュムレータ室に流動する。ア
キュムレータ室７０へ流れるよりも優先して燃料がシリ
ンダ７３の一端に流入することを保証するために、弁７
７は弁７１よりも低い圧力で開かなければなら表いこと
が分かる。

第６図及び第７図に示す変更実施例はもし要求される表
らば、第８図に示す装置に適用できる。

これら二つの実施例において、この装置によって供給さ
れる燃料量を決定すること及び燃料送出の開始を決定す
るのに用いられるのはあふれ弁３４の閉じ作用でおる。

従って、あふれ弁及び関連作動器の設計は極めて簡”阜
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による装置の第１実施例の図解切断側
面図、第２図性、第１図の線Ｙ−Ｙに沿つた断面図、第
３図から第５図まｆは、種々の位置における本発明によ
る装置の諸部品の第１図と類似の図、第６図及び第７図
は、本発明による装置の変更実施例、第８図は、本発明
による装置の別の実施例である。図中の符号、１０・・・本体部分、１１・・・分配器部
材、１２−・・駆動軸、１３−・大径部分、１４・・・
横方向内孔、１４Ａ・・・縦方向通路、１５・・・ポン
プノランジャ、１６・・・カムフォロワ、１７・・・ロ
ーラ、１８・・・カムリング、１９・・・カムリング、
２０・・・第１ポンプ室、２１・−・第２ポンプ室、２
２・・・流入部、２３・・・不還弁、２４・・・室、２
５・・・ばね負荷型ピストン、２６・−・流入開口、２
７・・・逃がし、ｔ？−）、２８・・・不還弁、２９・
・・シリンダ、３０−・・往復運動部材、３１−・・ポ
ート、３２・・・溝、３２Ａ・・・通路、３３・・・あ
ふれポート、３４・・・弁部材、３４Ａ・・・ソレノイ
ド作動器、３５・・・半径方向通路、３６・・・ポート
、３７・・・ポート、３８・・・流出部、３９・・・ポ
ート、４０・・・送出通路、４１・・・ポート、４５・
・・シリンダ、４−６・・・弁座、４７・・・弁部材、
４８・・・空所、４８人・・・オリフィス、４９・・・
往復運動部材、５−０・−・シリンダ、５１・・・円周
溝、５２・・・ポート、５３・・・カラー、６０・・・
本体、６１・・・燃料噴射ノズル、６２・−・内ＪＩＡ
６３・・・内孔、６４・・・プランジヤ、６５・・・プ
ランジヤ、６６・・・第１ポンプ室、６７・・・第２ボ
ン！室、６８・・・燃料流入部、６９・・・不還弁、７
０・・・アキュムレータ室、７１・・・不還弁、シリンダ、７４・・・往復運動部材、７５・・・弁、７
６・・・ポンプ室、７７・−・弁、７８・・・不還弁、
７９・・・不還弁、を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

１．圧縮点火機関の燃焼室に燃料を供給する燃料ポンプ
装置であつて、内孔内に収容されたポンププランジヤと
、内孔内のプランジヤを使用時に確動的に往復運動させ
るために機関の回転部にまたは回転部の部分を形成する
部分に連結される駆動軸によつて駆動される装置を含み
、前記内孔はプランジヤとで第１及び第２ポンプ室を形
成し、プランジヤの燃料送出方向への運動中は、第２室
の容積が増大し、かつこれとは反対に、プランジヤが燃
料充填方向に移動されるときは第２室の容積が減少し、
さらにシリンダ内を滑動可能な往復運動部材と、使用時
に装着機関の燃料噴射ノズルに接続されるシリンダの一
端からの流出部と、前記第２室への燃料流入部と、燃料
が前記第２室内に流入するのを許すように配置された前
記燃料流入部内の第１不還弁と、燃料が与圧状態で貯え
られるアキユムレータと、前記第２室を前記アキユムレ
ータと接続する導管内の第２不還弁と、前記第２室をシ
リンダの前記一端と接続するように作用しそれによりプ
ランジヤの充填方向への運動中に燃料がシリンダの前記
一端に流入して前記往復運動部材を移動させる第１弁装
置と、前記第２不還弁が往復運動部材を運動させるのに
必要な圧力よりも高い圧力で開かれ、シリンダの他端と
アキユムレータ間の流路内に接続されかつ往復運動部材
の、シリンダの前記一端から離反する方向への運動中に
シリンダの他端からの燃料の流出を防止するように作用
して往復運動部材の行程を決定する電磁作動弁と、ポン
ププランジヤの充填方向への運動中に前記アキユムレー
タと前記第１室を接続するように作用する第２弁装置と
、ポンププランジヤのポンプ作用方向への運動中に前記
第１室をシリンダの他端と接触するように作用する第３
弁装置とを含む燃料ポンプ装置。
２．前記シリンダの壁に形成されたあふれポートを含み
、前記あふれポートがシリンダの一端に向う往復運動部
材の予め定めた運動後に往復運動部材によつて開口され
、それによつて往復運動部材の運動を停止する特許請求
の範囲第１項記載の燃料ポンプ装置。
３．前記あふれポートが前記アキユムレータに接続され
る特許請求の範囲第１項記載の燃料ポンプ装置。
４．あふれポートが往復運動部材によつて開口される直
前にシリンダの前記一端をドレンに接続するように作用
する弁装置を含む特許請求の範囲第３項記載の燃料ポン
プ装置。
５．前記弁装置が、シリンダの前記一端に配設された弾
性的に負荷された弁部材を含み、前記弁部材が往復運動
部材のシリンダの前記一端に向う運動中に弁装置を開く
ために往復運動部材と係合されるように配置される特許
請求の範囲第４項記載の燃料ポンプ装置。
６．前記弁装置が、シリンダの壁に設けたポートと前記
往復運動部材に設けた通路とを含み、前記通路がシリン
ダの前記一端と連通しかつあふれポートが往復運動部材
によつて開口される直前に前記ポートと整合するように
配置される特許請求の範囲第４項記載の燃料ポンプ装置
。
７．往復運動部材の行すぎ行程を防ぐように作用するば
ね装置を含み、前記ばね装置が通路及びポートを閉じさ
せるのに十分な量だけ往復運動部材をシリンダの前記一
端から押動離反させるように作用する特許請求の範囲第
６項記載の燃料ポンプ装置。
８．前記弁装置の下流に配置されたリストリクタを含む
特許請求の範囲第４項記載の燃料ポンプ装置。
９．ドレンがアキユムレータに配設される特許請求の範
囲第４項または第８項記載の燃料ポンプ装置。
１０．前記ポートが、往復運動部材のシリンダの前記一
端に向う運動中に、往復運動部材によつて開口されるよ
うに配置され、それにより往復運動部材の最大運動量を
制限する特許請求の範囲第７項記載の燃料ポンプ装置。
１１．回転式分配器部材と、前記内孔が前記分配器部材
内に形成され、分配器部材を囲んで配設されたカム装置
と、プランジヤを前記カム装置と連結しそれにより分配
器部材の回転中にプランジヤを確動的に往復運動可能と
させる装置と、前記第１、第２及び第３弁装置が分配器
部材内の協働するポート及び包囲する本体によつて構成
され、この装置を多シリンダ機関に燃料を供給させるた
めに順次に複数の流出ポートにシリンダの前記一端を接
続する別の弁装置を含む特許請求の範囲第１項記載の燃
料ポンプ装置。
１２．前記第１、第２及び第３弁装置がばね負荷型不還
弁をそれぞれ有し、前記第１弁装置を形成する弁が前記
不還弁よりも低い圧力において開く特許請求の範囲第１
項記載の燃料ポンプ装置。