JPS6134190A - 人工衛星の電食防止方法 - Google Patents
人工衛星の電食防止方法Info
- Publication number
- JPS6134190A JPS6134190A JP59156044A JP15604484A JPS6134190A JP S6134190 A JPS6134190 A JP S6134190A JP 59156044 A JP59156044 A JP 59156044A JP 15604484 A JP15604484 A JP 15604484A JP S6134190 A JPS6134190 A JP S6134190A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic corrosion
- artificial satellite
- satellite
- metal material
- protector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は例えば人工衛星に使われる金属材料に発生す
る電食に対し、前記した金属材料に電食保護拐(マグネ
シウム合金板)をネジ取めすることによって1人工衛星
の゛電食な防止する方法に関するものである。
る電食に対し、前記した金属材料に電食保護拐(マグネ
シウム合金板)をネジ取めすることによって1人工衛星
の゛電食な防止する方法に関するものである。
人工衛星は打上げロケットの能力から重量等の制約を受
けるため2人工衛星の構造部材は加わる荷重に対し十分
な余裕を持たない設計となっている。よって、地上にお
ける組立、輸送、試験等の作業環境において電食が発生
すると応力腐食割れを引き起し、致命的な強度低下とな
る可能性がある。一方2人工衛星は高真空下で動作する
ことを前提としていること、使用材料には宇宙空間での
熱真空という苛酷な環境にさらされることから熱特性、
脱ガス特性といった制約かあるため、地上機器に比較し
て十分な耐腐食性を持たせることが困難であった。
けるため2人工衛星の構造部材は加わる荷重に対し十分
な余裕を持たない設計となっている。よって、地上にお
ける組立、輸送、試験等の作業環境において電食が発生
すると応力腐食割れを引き起し、致命的な強度低下とな
る可能性がある。一方2人工衛星は高真空下で動作する
ことを前提としていること、使用材料には宇宙空間での
熱真空という苛酷な環境にさらされることから熱特性、
脱ガス特性といった制約かあるため、地上機器に比較し
て十分な耐腐食性を持たせることが困難であった。
したがって、従来の人工衛星においては次に示す間接的
な対策によって電食を防止していた。
な対策によって電食を防止していた。
(1,)異種金属の接触をできるだけさけること。
(2)湿度2はこりをコントロールした環境に人工衛星
を置くこと。
を置くこと。
前記(1)の電食防止対策は9人工衛星の設計の制約条
件となり、設計を難しくする要因の一つである。また、
近年、軽量化の目的から登場してきた新素材の使用にお
いて2例えばcirnp(炭素繊維強化素子)とアルミ
ニウムの組合せ等、電食の発生する可能性のある組合せ
をさけられなくなっている。よって、前記(2)の対策
をより一層強化することが考えられるが、前記(2)の
対策を強化するた。
件となり、設計を難しくする要因の一つである。また、
近年、軽量化の目的から登場してきた新素材の使用にお
いて2例えばcirnp(炭素繊維強化素子)とアルミ
ニウムの組合せ等、電食の発生する可能性のある組合せ
をさけられなくなっている。よって、前記(2)の対策
をより一層強化することが考えられるが、前記(2)の
対策を強化するた。
めには、工場、輸送用コンテナ等に特別な湿度コントロ
ールのための大規模な設備投資が必要である。また、破
局的な電食を防止するためには湿度を低く押さえれば押
さえるほどよいが、湿度を低くすると人工衛星に使用す
る電子部品の静電気破壊の可能性が増大するという欠点
があった。
ールのための大規模な設備投資が必要である。また、破
局的な電食を防止するためには湿度を低く押さえれば押
さえるほどよいが、湿度を低くすると人工衛星に使用す
る電子部品の静電気破壊の可能性が増大するという欠点
があった。
この発明はかかる欠点を改善する目的でなされたもので
2例えば人工衛星の構体を形成する金属材料にネジ穴を
設けるとともに、電食保護材(マグネシウム合金板)を
前記した金属材料のネジ穴にネジ止めすることにより電
食保護材がアノードとなり、金属すがカソードとなるこ
とを利用して2人工衛星の電食を防止する方法に関する
ものである。
2例えば人工衛星の構体を形成する金属材料にネジ穴を
設けるとともに、電食保護材(マグネシウム合金板)を
前記した金属材料のネジ穴にネジ止めすることにより電
食保護材がアノードとなり、金属すがカソードとなるこ
とを利用して2人工衛星の電食を防止する方法に関する
ものである。
第1図(aJ 、及び(1))はこの発明の一実施例を
示す概念図であり、第1図(a)は正面図、第1図(b
)は側断向図を示す。第1図において、(1)は電食を
防止したい人工衛星の構体に使用する金属材料(例えば
アルミニウム) I (21は電食保護材、(3)は(
2)の電食保護材を(1)の金属材料に取#1llff
けるためのネジである。第2図(a)、及び(b)はこ
の発明の原理を示す説明図であり、第2図(a)は電食
保護材がない状態の金属材料の表面を示し、第2図(1
))は電食保護材を金属材料表面に密着させた状態を示
す。
示す概念図であり、第1図(a)は正面図、第1図(b
)は側断向図を示す。第1図において、(1)は電食を
防止したい人工衛星の構体に使用する金属材料(例えば
アルミニウム) I (21は電食保護材、(3)は(
2)の電食保護材を(1)の金属材料に取#1llff
けるためのネジである。第2図(a)、及び(b)はこ
の発明の原理を示す説明図であり、第2図(a)は電食
保護材がない状態の金属材料の表面を示し、第2図(1
))は電食保護材を金属材料表面に密着させた状態を示
す。
ます、第2図(a)、及び(b)により、この発明によ
る電食防止法に一ついて簡単に説明する。
る電食防止法に一ついて簡単に説明する。
第2図(a)において、何らかの原因(例えば、異種金
属との接触等)によって(1)の金属材料が正に帯電す
ると、構体がアノードとなって電食が発生する。例えば
(1)の金属材料がアルミニウムとすると正電荷によっ
て三価の陽イーオンとなり、この時空気中に水分がある
と次式が成り立つ。
属との接触等)によって(1)の金属材料が正に帯電す
ると、構体がアノードとなって電食が発生する。例えば
(1)の金属材料がアルミニウムとすると正電荷によっ
て三価の陽イーオンとなり、この時空気中に水分がある
と次式が成り立つ。
H2O−+H十+HO(1)
Al!′十+3(HO)→Al(OH)3上記(11式
の化学反応によって、アルミニウムが水酸化アルミニウ
ムとなる電食を生じる。式(1)はアルミニウムが正の
イオンとならねば成立しない、したがって、第2図(b
)に示すようにこのアルミニウムよりイオン化しやすい
(2)の電食保護材(例えばマグネシウム合金)を(1
)の金属材料(アルミニウム)に密着させると、(2)
の電食保護材がアノードとなり、(1)の金属材料はカ
ソードとなるため式(11が成り立たなくなり、(1)
の金属材料の電食発生が防止される。
の化学反応によって、アルミニウムが水酸化アルミニウ
ムとなる電食を生じる。式(1)はアルミニウムが正の
イオンとならねば成立しない、したがって、第2図(b
)に示すようにこのアルミニウムよりイオン化しやすい
(2)の電食保護材(例えばマグネシウム合金)を(1
)の金属材料(アルミニウム)に密着させると、(2)
の電食保護材がアノードとなり、(1)の金属材料はカ
ソードとなるため式(11が成り立たなくなり、(1)
の金属材料の電食発生が防止される。
第1図は以上述べた原理にもとず(この発明の一実施例
を示す概念図であり、(1)の金属材料に(2)の電食
保護材を(3)のネジによって取りつける。
を示す概念図であり、(1)の金属材料に(2)の電食
保護材を(3)のネジによって取りつける。
この時、(1)の金属材料はカソードに(2)の電食保
護材はアノードになり、(1)の金属材料の電食が防止
される。また2本発明は第1図に示すように(2)の電
食保護材は(1)の金属材料に(3)のネジだけで取9
つけられているため、(3)のネジを外すことによって
容易に着脱がOr能である。よって(2)の電食保護材
に電食が発生し、ある程度電食が進行したら。
護材はアノードになり、(1)の金属材料の電食が防止
される。また2本発明は第1図に示すように(2)の電
食保護材は(1)の金属材料に(3)のネジだけで取9
つけられているため、(3)のネジを外すことによって
容易に着脱がOr能である。よって(2)の電食保護材
に電食が発生し、ある程度電食が進行したら。
容易に交換できる等、保守が極めて簡単である。
この発明は以上説明したとおり2人工衛星の構体を形成
する金属材料にネジ穴を設げるとともに。
する金属材料にネジ穴を設げるとともに。
電食保護材を前記した金属材料のネジ穴にネジ取めする
ことにより、電食保護材がアノードとなり。
ことにより、電食保護材がアノードとなり。
金橋材料がカソードとなることを利用して、第1図及び
第2図に示した方法によって、従来の人工衛星の電食防
止方法に比べて以下の利点が挙げられる。
第2図に示した方法によって、従来の人工衛星の電食防
止方法に比べて以下の利点が挙げられる。
(1)異種金属の接触による人工衛星の設計の制約条件
が緩和され、設計時間の削減が期待できる。
が緩和され、設計時間の削減が期待できる。
(2)工場、輸送用コンテナ等に特別な湿度コントロー
ルのための設備膜質をしなくてよい。
ルのための設備膜質をしなくてよい。
(3)前項(2)及び電食保護材の着脱が容易なため。
保守が簡単である。
(4コ 低湿度環境に人工衛星を置かなくてよいため
、電子部品における静電気破壊の可能性を軽減できる。
、電子部品における静電気破壊の可能性を軽減できる。
(5,)前項(1ンから(3ンより人工衛星の開発費、
開発期間の削減が期待できる。
開発期間の削減が期待できる。
第1図(a)及び(bンはこの@明の一実施例を示す概
念図であり、第1図(a)は正面図、第1図(b)は側
断面図、第2図(a)及び(b)はこの発明の原理を示
す説明図であり、第2図(a)は゛電食保護材がない状
態の金属材料の表面を示し、第2図(b)は電食保護材
を全域材料の表向に密層させた状態を示す1゜図におい
て、(りは電食を防止したい人工衛星の構体に使用する
金属材料、(2)は電食保護材、(3)は金属材ネジで
ある。 なお9図中、同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。
念図であり、第1図(a)は正面図、第1図(b)は側
断面図、第2図(a)及び(b)はこの発明の原理を示
す説明図であり、第2図(a)は゛電食保護材がない状
態の金属材料の表面を示し、第2図(b)は電食保護材
を全域材料の表向に密層させた状態を示す1゜図におい
て、(りは電食を防止したい人工衛星の構体に使用する
金属材料、(2)は電食保護材、(3)は金属材ネジで
ある。 なお9図中、同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。
Claims (2)
- (1)人工衛星の電食防止方法において、人工衛星の構
体を形成する金属材料にアジ穴を設けるとともに、電食
保護材を前記した金属材料のネジ穴、にネジ止めするこ
とにより、金属材料をカソードに、一方電食保護材をア
ノードにすることによつて電食を防止するようにしたこ
とを特徴とする人工衛星の電食防止方法。 - (2)電食保護材としてはマグネシウム合金を用いるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の人工衛
星の電食防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59156044A JPS6134190A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 人工衛星の電食防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59156044A JPS6134190A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 人工衛星の電食防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6134190A true JPS6134190A (ja) | 1986-02-18 |
Family
ID=15619090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59156044A Pending JPS6134190A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 人工衛星の電食防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245356A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Denka Himaku Inc | 接合体、金属の防食処理方法及び金属母材 |
-
1984
- 1984-07-26 JP JP59156044A patent/JPS6134190A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245356A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Denka Himaku Inc | 接合体、金属の防食処理方法及び金属母材 |
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