JPS6133746A - 連鋳機用ロ−ル - Google Patents
連鋳機用ロ−ルInfo
- Publication number
- JPS6133746A JPS6133746A JP15517084A JP15517084A JPS6133746A JP S6133746 A JPS6133746 A JP S6133746A JP 15517084 A JP15517084 A JP 15517084A JP 15517084 A JP15517084 A JP 15517084A JP S6133746 A JPS6133746 A JP S6133746A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- grooves
- water
- cooling water
- plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/12—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
- B22D11/128—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ for removing
- B22D11/1287—Rolls; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、連鋳機のピンチロール等に用いる連鋳機用ロ
ールの構造に関するものである。
ールの構造に関するものである。
連鋳機のピンチロールは、非常に遅い回転で連鋳鋳片に
引抜力を与える使用がなされ、回転速度が遅いため、連
鋳鋳片との接触面はロール内部に冷却水が供給されてい
ても、非常な高温に達しており、これら高熱負荷、高荷
重によってロール表面に亀裂が生じ、その進展によって
折損に至るトラブルが多発していた。このロール折損は
連鋳機の操業停止を招くばかりでなく、多大なロール取
り替えコストが必要となる。
引抜力を与える使用がなされ、回転速度が遅いため、連
鋳鋳片との接触面はロール内部に冷却水が供給されてい
ても、非常な高温に達しており、これら高熱負荷、高荷
重によってロール表面に亀裂が生じ、その進展によって
折損に至るトラブルが多発していた。このロール折損は
連鋳機の操業停止を招くばかりでなく、多大なロール取
り替えコストが必要となる。
従来、ピンチロールは第２図に示すようにロール中心部
に冷却水孔４を設けたタイプが主として用いられている
。
に冷却水孔４を設けたタイプが主として用いられている
。
このような冷却方式のロールでは、ロール表面の温度は
５００〜６００°Ｃにも達し、冷却水孔４近傍の温度約
ｌＯＯ℃との間で大きい温度勾配が生じるためにロール
回転中に発生する応力変動量は１００ｋｇ／ｍｍ’以上
にも達する。またロール表面が鋳片と当接する部分はロ
ールの回転が遅いためにほぼ鋳片温度に相当する高熱に
達し、このため、ロール表面への亀裂発生、亀裂進展速
度が速く、寿命が短い難点がある。
５００〜６００°Ｃにも達し、冷却水孔４近傍の温度約
ｌＯＯ℃との間で大きい温度勾配が生じるためにロール
回転中に発生する応力変動量は１００ｋｇ／ｍｍ’以上
にも達する。またロール表面が鋳片と当接する部分はロ
ールの回転が遅いためにほぼ鋳片温度に相当する高熱に
達し、このため、ロール表面への亀裂発生、亀裂進展速
度が速く、寿命が短い難点がある。
、そこで、ロール表面応力の９０％程度は熱応力である
ことに着目し、ロール横断面内の温度勾配を小さくして
ロール表面応力を低減することを目的とした散水による
ロール外部冷却が採用されつつある。
ことに着目し、ロール横断面内の温度勾配を小さくして
ロール表面応力を低減することを目的とした散水による
ロール外部冷却が採用されつつある。
しかしながら、第３図に示すようにロール１近傍にはロ
ールフレーム３があるためにロール１と鋳片２との接触
部への外部水冷は不可能なことが多くまた、上記接触部
が最大の熱負荷に至る。
ールフレーム３があるためにロール１と鋳片２との接触
部への外部水冷は不可能なことが多くまた、上記接触部
が最大の熱負荷に至る。
このような問題を解決する試みとして、特開昭５０−１
５０６３７には熱サイクルを繰返し受けるロール外周面
をスリーブ式とし、その外表面に周方向の溝を刻設して
局部的な熱応力を開放し、また材質の選択によって耐久
性を向上させる技術が開示されている。この技術は外部
冷却に依存するので熱応力の緩和に限界があり、また一
体ロールには適用できない。
５０６３７には熱サイクルを繰返し受けるロール外周面
をスリーブ式とし、その外表面に周方向の溝を刻設して
局部的な熱応力を開放し、また材質の選択によって耐久
性を向上させる技術が開示されている。この技術は外部
冷却に依存するので熱応力の緩和に限界があり、また一
体ロールには適用できない。
他の解決手段として実公昭５２−５６３４６にスリーブ
の背面に冷却溝を設けた水冷ロールが示されている。こ
のロールは、スリーブ内壁を冷却するので熱応力を軽減
するが、連鋳ロールは極めて低回転（例えば１回転／分
）で使用されるので、スリーブ外表面と内表面の温度差
は鋳片との接触位置において依然として大きく局部的熱
負荷が極めて大きい。
の背面に冷却溝を設けた水冷ロールが示されている。こ
のロールは、スリーブ内壁を冷却するので熱応力を軽減
するが、連鋳ロールは極めて低回転（例えば１回転／分
）で使用されるので、スリーブ外表面と内表面の温度差
は鋳片との接触位置において依然として大きく局部的熱
負荷が極めて大きい。
本発明は以上の状況に鑑みて、外部水冷ノズルを用いて
ロール表面温度を低減させるのではなく、ロール内から
冷却水をロール表面に導いて本質的に熱応力を緩和し、
高寿命を達成することのできるロールを提供することを
目的とするものである。
ロール表面温度を低減させるのではなく、ロール内から
冷却水をロール表面に導いて本質的に熱応力を緩和し、
高寿命を達成することのできるロールを提供することを
目的とするものである。
ロール発生応力は、熱応力が支配的であり、その応力値
はロール断面の温度勾配で決定される。
はロール断面の温度勾配で決定される。
本発明は、ロール表面円周上に螺旋状に溝を刻設する。
この溝にはその両側壁に階段状の段付部を設け、その段
付部にシール板をかけ渡し固着するかこのようにして溝
に施蓋して水路を形成する。この水路は、ロールの軸方
向両端位置において冷却水導入用給水孔および排水孔と
連通させておく。本発明のロールはこのような螺旋溝か
らなる冷却水路をロール表面に形成する冷却方式を採用
することによって、ロール断面の温度勾配を決定的に少
なくし、発生応力を緩和するところに特徴をもつ連鋳機
用ロールである。
付部にシール板をかけ渡し固着するかこのようにして溝
に施蓋して水路を形成する。この水路は、ロールの軸方
向両端位置において冷却水導入用給水孔および排水孔と
連通させておく。本発明のロールはこのような螺旋溝か
らなる冷却水路をロール表面に形成する冷却方式を採用
することによって、ロール断面の温度勾配を決定的に少
なくし、発生応力を緩和するところに特徴をもつ連鋳機
用ロールである。
本発明のロールの構成を第１図（ａ）〜（Ｃ）に示す。
第１図（ａ）は本発明の実施例の正面図、（ｂ）は（ａ
）図のＡ部詳細図、（Ｃ）は（ａ）図の部分縦断面図（
Ｂ−Ｂ矢視図）である。ロール１の表面には螺旋溝５を
設けるとともにその両端にロール中心の冷却水孔４と連
結した通水路６を有する構造とする。
）図のＡ部詳細図、（Ｃ）は（ａ）図の部分縦断面図（
Ｂ−Ｂ矢視図）である。ロール１の表面には螺旋溝５を
設けるとともにその両端にロール中心の冷却水孔４と連
結した通水路６を有する構造とする。
螺旋溝５は両側壁に階段状の段付部を設けたＵ字状形横
断面、つまり「倒立凸」字形の横断面を有し、その両側
の段付部８上にシール板７を溝蓋のようにかけ渡して溝
５に施蓋し、密閉または半密閉水路９を形成する。
断面、つまり「倒立凸」字形の横断面を有し、その両側
の段付部８上にシール板７を溝蓋のようにかけ渡して溝
５に施蓋し、密閉または半密閉水路９を形成する。
第１図（ｂ）に示すようにシール板７の取付は螺旋溝５
の段付部８を利用して行うもので、両端の段付部８にま
たがるシール板７を使用し溶接等で固着すればよい。ま
た好ましくは、螺旋溝５にシール板７の一端を溶接する
ものとし、他端は螺旋溝段付部８との間に微小隙間を取
って接触させた構造とする。このような構造の場合、上
記微小隙間から冷却水が漏洩し、鋳片とロールの接触面
に冷却水が達し、より冷却効果を高める。また一方が開
放のため、シール板７がロールの膨張に容易に追従する
。上記微小隙間は鋳片に適冷を生じさせぬ冷却水の漏洩
量を生じさせるもので、鋼種によっては漏洩のない密閉
式が好ましい場合もある。
の段付部８を利用して行うもので、両端の段付部８にま
たがるシール板７を使用し溶接等で固着すればよい。ま
た好ましくは、螺旋溝５にシール板７の一端を溶接する
ものとし、他端は螺旋溝段付部８との間に微小隙間を取
って接触させた構造とする。このような構造の場合、上
記微小隙間から冷却水が漏洩し、鋳片とロールの接触面
に冷却水が達し、より冷却効果を高める。また一方が開
放のため、シール板７がロールの膨張に容易に追従する
。上記微小隙間は鋳片に適冷を生じさせぬ冷却水の漏洩
量を生じさせるもので、鋼種によっては漏洩のない密閉
式が好ましい場合もある。
なお、第１図（ｂ）中シール板７は平板状のものを示し
ているが、密閉式の場合、熱膨張を吸収させるために波
形または円弧状断面のシール板としてもよい。
ているが、密閉式の場合、熱膨張を吸収させるために波
形または円弧状断面のシール板としてもよい。
以上の例ではロールは２体ロールの場合を示したが、本
発明はこれに限定されるものでなく、ロール母体にスリ
ーブを焼き嵌めて組立てた、いわゆる、スリーブ式ロー
ルであってもよく、この場合、スリーブに対して前述の
螺旋溝５およびシール板７を設ければよい。
発明はこれに限定されるものでなく、ロール母体にスリ
ーブを焼き嵌めて組立てた、いわゆる、スリーブ式ロー
ルであってもよく、この場合、スリーブに対して前述の
螺旋溝５およびシール板７を設ければよい。
本発明のロールはロール表面近傍を直接冷却水で冷却す
るので、ロール表面とロール内部との温度差に起因する
熱応力が極小となる。
るので、ロール表面とロール内部との温度差に起因する
熱応力が極小となる。
本発明の実施例を第１図（ａ）〜（Ｃ）によって説明す
る。ロール１の表面に螺旋溝５を設け、螺旋溝５にはシ
ール板７を取付けることによってロール表面部に閉水路
９を構成する。
る。ロール１の表面に螺旋溝５を設け、螺旋溝５にはシ
ール板７を取付けることによってロール表面部に閉水路
９を構成する。
本実施例では、シール板７は一端を溶接で取付け、他端
は螺旋溝段付部８と単に接触させておき、冷却水の圧力
によってロール表面に冷却水が流出していくように構成
されている。さらに冷却水はロール中心の冷却水孔４よ
り通水路６を経て螺旋溝５の水路に至るものであり、も
どり水は再び冷却水孔４に流入していく。
は螺旋溝段付部８と単に接触させておき、冷却水の圧力
によってロール表面に冷却水が流出していくように構成
されている。さらに冷却水はロール中心の冷却水孔４よ
り通水路６を経て螺旋溝５の水路に至るものであり、も
どり水は再び冷却水孔４に流入していく。
またシール板７の取付位置はロール１の表面より若干低
くして、鋳片２どの接触を防止する。さらに、シール板
７の材質は、耐食性を考慮してステンレス鋼とした。
くして、鋳片２どの接触を防止する。さらに、シール板
７の材質は、耐食性を考慮してステンレス鋼とした。
本実施例の採用によって、外部水冷ノズルを設置するこ
となく、ロール１表面温度を２００℃以下に低減させる
ことが可能となった。これによって第６図に示すように
従来の外部水冷なしのロールに比較して表面応力変動量
は７００ｍｍφロールの場合には約１／３となり、寿命
は２〜３倍となった。
となく、ロール１表面温度を２００℃以下に低減させる
ことが可能となった。これによって第６図に示すように
従来の外部水冷なしのロールに比較して表面応力変動量
は７００ｍｍφロールの場合には約１／３となり、寿命
は２〜３倍となった。
本発明のロールは以上のように構成されているので、ロ
ール表面の冷却効果が大きく、熱応力に基づくロールの
短寿命を延長させることが可能となった。このため、従
来より問題となっていたロール取替コストの削減および
連鋳機の安定操業を図ることができる。また表面の冷却
水路を構する溝が螺旋溝であるため、鋳片との接触面積
が大きく変ることなくピンチロールとしても作用に変化
はない。
ール表面の冷却効果が大きく、熱応力に基づくロールの
短寿命を延長させることが可能となった。このため、従
来より問題となっていたロール取替コストの削減および
連鋳機の安定操業を図ることができる。また表面の冷却
水路を構する溝が螺旋溝であるため、鋳片との接触面積
が大きく変ることなくピンチロールとしても作用に変化
はない。
第１図（ａ）は本発明の実施例の正面図、（ｂ）は（ａ
）図のＡ部詳細図、（Ｃ）は（ａ）。 図の部分縦断面図（Ｂ−Ｂ矢視図）、第２図は従来のロ
ールの圧面図、第３図はピンチロールスタンドの（ａ）
側面図、（ｂ）正面図、第４図はロールの表面からの深
さとロール表面応力変動量との関係を示すグラフである
。 ｌ・・・ロール ２・・・鋳片３・・・ロール
フレーム ４・・・冷却水孔５・・・溝
６・・・通水路７・・・シール板 ８・・・段付
部用願人 川崎製鉄株式会社
）図のＡ部詳細図、（Ｃ）は（ａ）。 図の部分縦断面図（Ｂ−Ｂ矢視図）、第２図は従来のロ
ールの圧面図、第３図はピンチロールスタンドの（ａ）
側面図、（ｂ）正面図、第４図はロールの表面からの深
さとロール表面応力変動量との関係を示すグラフである
。 ｌ・・・ロール ２・・・鋳片３・・・ロール
フレーム ４・・・冷却水孔５・・・溝
６・・・通水路７・・・シール板 ８・・・段付
部用願人 川崎製鉄株式会社
Claims (1)
- １ 両側壁に階段状段付部を設けたＵ字型横断面の溝を
ロール表面円周上に螺旋状に刻設するとともに、該溝の
段付部にシール板を施蓋して閉水路を形成し、上記ロー
ルの軸方向両端位置に該閉水路と連通する冷却水導入用
給水孔および排水孔をそれぞれ設けたことを特徴とする
連鋳機用ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15517084A JPS6133746A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 連鋳機用ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15517084A JPS6133746A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 連鋳機用ロ−ル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6133746A true JPS6133746A (ja) | 1986-02-17 |
Family
ID=15600031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15517084A Pending JPS6133746A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 連鋳機用ロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6133746A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5711173A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-20 | Nissan Motor Co Ltd | Method of controlling steering angle for vehicle capable of steering two sets of wheels |
| EP1767289A2 (de) | 2005-09-24 | 2007-03-28 | SMS Demag AG | Kühlvorrichtung |
| JP2008144751A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-06-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | エンジンカバー |
| CN104972090A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-10-14 | 江苏联峰能源装备有限公司 | 一种连铸机固定段托辊 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15517084A patent/JPS6133746A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5711173A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-20 | Nissan Motor Co Ltd | Method of controlling steering angle for vehicle capable of steering two sets of wheels |
| JPS6133746B2 (ja) * | 1980-06-24 | 1986-08-04 | Nissan Motor | |
| EP1767289A2 (de) | 2005-09-24 | 2007-03-28 | SMS Demag AG | Kühlvorrichtung |
| EP1767289A3 (de) * | 2005-09-24 | 2007-12-26 | SMS Demag AG | Kühlvorrichtung |
| JP2008144751A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-06-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | エンジンカバー |
| CN104972090A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-10-14 | 江苏联峰能源装备有限公司 | 一种连铸机固定段托辊 |
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