JPS6133548Y2 - - Google Patents

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JPS6133548Y2
JPS6133548Y2 JP14151779U JP14151779U JPS6133548Y2 JP S6133548 Y2 JPS6133548 Y2 JP S6133548Y2 JP 14151779 U JP14151779 U JP 14151779U JP 14151779 U JP14151779 U JP 14151779U JP S6133548 Y2 JPS6133548 Y2 JP S6133548Y2
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JP
Japan
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mist
flow path
valve
trap
carrier
Prior art date
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JP14151779U
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JPS5658559U (ja
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はミスト捕集部が改良されたミスト分析
装置に関する。大気中に浮遊するミストを捕集し
て分析するには通常大気を吸引してトラツプにミ
ストを吸着させ、次にトラツプを加熱して吸着し
たミストをキヤリヤガスによつてトラツプから追
出し分析部へ送るようにする。このためミスト分
析装置にはガスの流路切換えバルブが必要である
が、ミストが農薬のような高沸点の有機化合物の
場合、試料を損失や分析なしの状態で捕集し分析
部に導入できる適切な分析装置がなかつた。
従来の装置はバルブ材料にステンレススチール
とかふつ素樹脂を用いているが、高沸点試料の場
合トラツプに吸着された試料を追い出すのに高温
を要するため金属バルブでは試料がバルブ表面に
接触して熱分解を起し、ふつ素樹脂製バルブの場
合接触反応による分解は起らなくても金属バルブ
程には高温を用いることができないからトラツプ
からの試料の追出しが充分にできない。金属バル
ブを強制冷却して試料の分解を防ぐようにすると
バルブ表面に試料が凝縮したり吸着したりしてや
はり試料の損失が大となる。このような理由によ
つて農薬のようにエヤゾルとして空中撒布される
高沸点有機物ミストの分析に適した装置は従来は
見当らなかつた。
本考案は試料の分解及び損失なしにミスト状試
料を捕集し分析部に導入できるようにするため試
料物質がバルブに接触することがないようにした
ミスト分析装置を提供しようとするものである。
本考案の目的及び特徴をより明瞭にするため、
まず第2図によつて従来例を説明する。第2図で
Vは6方ロツクでありミスト捕集時には図示実線
位置に切換えられている。ミスト捕集時にはガス
流路はミスト吸引口1から6方ロツクVを通りミ
ストトラツプ4を経再び6方コツクVを通つて吸
引ポンプ12に至るように連通し、ミストを含ん
だ大気が吸引ポンプ12に引かれてミストトラツ
プ4を通過し、ミストはミストトラツプ4に吸着
される。Cはキヤリヤガス溜めでミスト捕集時に
は6方コツクVを経て直接分析用クロマトグラフ
カラム3に流入している。16はクロマトグラフ
検出器である。ミストトラツプ4に吸着されたミ
ストを追出して分析するときは6方コツクVを図
の点線位置に切換える。このようにするとキヤリ
ヤガス溜めCからキヤリヤガスが6方コツクVを
経てミストトラツプ4を通り再び6方コツクVを
経てカラム3に至る流路によつて流れる。このと
きヒータ18に通電してミストトラツプ4を加熱
すると、ミストトラツプに吸着されていたミスト
成分はミストトラツプから追出されキヤリヤガス
の流れに乗つてカラム3に送られる。この構成に
おいてミストトラツプ4から追出されたミスト成
分はカラム3に至る途中で6方コツク(前述した
バルブ)に接触して分解・凝縮・吸着等の問題が
生ずるのである。
本考案はミストトラツプからクロマトグラフカ
ラム等の分析部に至るキヤリヤガス流路内に上記
6方コツクのようなバルブ類を介在させないミス
ト分析装置を提供するものである。以下第1図に
示す本考案の一実施例装置によつて本考案を説明
する。
第1図で1はミスト吸引口、4はミストトラツ
プ、8は3方電磁弁で12は吸引ポンプである。
ミスト捕集の際は上記各部は直列に連なつて一つ
の流路を構成し、1から吸引された空気はミスト
トラツプ4を通り3方電磁弁8を経てポンプ12
より吐出される。3方電磁弁8にはキヤリヤガス
溜めCが接続してあるがミスト捕集中はキヤリヤ
ガス溜めCとミストトラツプ4及び吸引ポンプ1
2との間は閉じている。ミスト吸引口1からミス
トトラツプ4に至る流路中には流通抵抗2及び
2′が挿入してあり、2′とミストトラツプ4との
間から分岐路が出ており、この分岐路は抵抗17
を介してクロマトグラフカラム3に通じている。
16はクロマトグラフ検出器である。更にカラム
3の入口には第2のキヤリヤ流路Aが接続してあ
る。他方抵抗2,2′との間に第3のキヤリヤ流
路Bが接続してある。流路A,Bには夫々電磁弁
15及び6が挿入してあり、ミスト捕集の際は電
磁弁6は閉であり、15は開となつている。この
ためミスト捕集中もカラム3にはキヤリヤガスだ
けは流れている。しかし抵抗17を抵抗2より相
当に大きく設計することにより、ミストトラツプ
4の方へは余り多量のキヤリヤガス(これはミス
ト捕集のためには不要)は流入しないようにして
ある。
上述構成でミスト分析の際は3方電磁弁8を吸
引ポンプ12を遮断し、キヤリヤガス溜めCとミ
ストトラツプ4とを連通させるように切換え、電
磁弁6を開とし同15を閉とする。このようにす
るとキヤリヤガス溜めCからミストトラツプ4、
抵抗17を通つてカラム3への流路によつてキヤ
リヤガスが流れる。同時にキヤリヤ流路Bから抵
抗2を経てミスト吸引口1へキヤリヤガスが流出
し、抵抗2からミスト吸引口1にかけて流路内を
洗條する。キヤリヤ流路Bから流入するキヤリヤ
ガスの一部は抵抗2,2′の間の接続点で抵抗
2′の方へも分流しミストトラツプから追出され
て来たミスト成分がミスト吸引口1の方へ流失す
ることがないようにしてある。このためにはミス
トトラツプ4の左端部のキヤリヤガス圧力より抵
抗2′の左端部のキヤリヤガス圧の方が稍高いこ
とが必要であり、この圧力差は抵抗5,9の値を
適当に選び調圧器7,11を適当に調整すること
によつて形成される。3方電磁弁8及び電磁弁
6,15の開閉を上述したように設定した後ミス
トトラツプ加熱用ヒータ18に通電してミストト
ラツプ4を加熱し吸着されているミスト成分を追
い出す。
キヤリヤ流路A,Bはキヤリヤガス溜めCに接
続されてキヤリヤガスの供給を受けている。キヤ
リヤ流路Aにおいて調圧器13及び抵抗14はミ
スト捕集中キヤリヤ流路Aからカラム3に流入す
るキヤリヤガス流量と分析中ミストトラツプ4を
経てカラム3に流入するキヤリヤガス流量とが略
同じになるように調整するものである。
なおキヤリヤ流路Bから流入させるキヤリヤガ
スは相当多量になるので、キヤリヤ流路Bはキヤ
リヤガス溜めCから離し、別にコンプレツサを用
いて空気をキヤリヤガス代りに流入させるように
してもよい。
本考案ミスト分析装置は上述したような構成で
ミスト吸引口1からミストトラツプ4へ及びミス
トトラツプ4から分析部(カラム3)へ至るガス
流路内にはバルブ類がなく、これらの部分は耐熱
的なガラス等のみで構成できるから例えば400℃
程度に保つことは容易であり、しかも非金属であ
るから試料が接触反応によつて分離されると云う
こともなく、試料の損失分解なしに難揮発性の複
雑な試料ミストを捕集し分析することが可能とな
り、かつミスト捕集と分析とのモード切換えはバ
ルブ類の切換えだけでなされるのでミスト捕集か
ら分析までを自動的に行わせると云つたことも容
易にできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置の配管図、第2
図は従来例装置の配管図である。 1……ミスト吸引口、3……クロマトグラフカ
ラム、4……ミストトラツプ、8……3方電磁
弁、6,15……電磁弁、12……吸引ポンプ、
C……キヤリヤガス溜め、A,B……キヤリヤ流
路、18……ミストトラツプ加熱用ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミスト吸引口からミストトラツプに至る流路に
    開閉弁を有するキヤリヤ流路Bを接続し、ミスト
    吸引口からミストトラツプに至る流路で上記キヤ
    リヤ流路の接続点とミストトラツプとの間より分
    岐路を出して分析部に連通させ、この分岐路に開
    閉弁を有するキヤリヤ流路Aを接続し、上記ミス
    トトラツプのミスト吸引口とは反対側の端に3方
    弁を介してキヤリヤガス溜めと吸引ポンプとを切
    換可能に接続し、ミスト捕集の場合は上記3方弁
    を吸引ポンプとミストトラツプとを連通させる位
    置とし、キヤリヤ流路Aの開閉弁を開とし、キヤ
    リヤ流路Bの開閉弁を閉とし、分析時には上記3
    方弁をキヤリヤガス溜めの側に切換えキヤリヤ流
    路Aの開閉弁を閉、キヤリヤ流路Bの開閉弁を開
    とするようにしたミスト分析装置。
JP14151779U 1979-10-12 1979-10-12 Expired JPS6133548Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14151779U JPS6133548Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14151779U JPS6133548Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5658559U JPS5658559U (ja) 1981-05-20
JPS6133548Y2 true JPS6133548Y2 (ja) 1986-10-01

Family

ID=29372841

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14151779U Expired JPS6133548Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12

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JPS5658559U (ja) 1981-05-20

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