JPS6133288Y2 - - Google Patents

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JPS6133288Y2
JPS6133288Y2 JP6436581U JP6436581U JPS6133288Y2 JP S6133288 Y2 JPS6133288 Y2 JP S6133288Y2 JP 6436581 U JP6436581 U JP 6436581U JP 6436581 U JP6436581 U JP 6436581U JP S6133288 Y2 JPS6133288 Y2 JP S6133288Y2
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JP
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bearing device
housing
sleeve
free side
side bearing
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JP6436581U
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JPS57176922U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、加圧流体を用いて自由側軸受装置
を固定し、スラスト剛性を向上させた軸受装置に
関する。
ハウジングの内孔に嵌合し軸方向の移動を阻止
された固定側軸受装置と、軸方向の移動を可能と
され予圧手段により軸方向に付勢された自由側軸
受装置とによつて軸を回転自在に支承した軸受装
置は、軸が温度変化により熱膨張した場合、自由
側軸受装置がハウジングに対して慴動し熱膨張に
対する変位を吸収し熱膨張による過大な予圧圧力
が軸受に働らかないようにされている。
このような軸受装置は、自由側軸受装置がばね
等により予圧された構造となつているので、スラ
スト方向の剛性は自由側軸受装置に予圧力以上に
することができずスラスト剛性が小さいという欠
点がある。
それ故、大きなスラスト剛性を必要とする場合
には、自由側軸受装置の予圧力を大きくするか、
または大きなサイズの軸受を用いた軸受装置を用
いることが必要であるが、軸受装置のスラスト剛
性を大きくするため自由側軸受装置の予圧力を大
きくすると、軸受の寿命が短くなるという欠点が
あり、大きなサイズの軸受を用いた軸受装置で
は、構造が大きくなるという欠点と、軸受のdmn
値の制限から高速回転に対して不利となるという
欠点がある。
このような従来の軸受装置の欠点を避けるた
め、加圧流体により自由側軸受装置を側方より押
圧してスラスト剛性を増大させることが提案され
ているが、自由側軸受装置とハウジングの円周面
にポケツトを形成し、このポケツトに加圧流体を
供給して自由側軸受装置を押圧するものでは、ス
ラスト剛性の増大に限度があり、十分な剛性を得
ることができないという不具合があつた。
この考案は、前記従来の軸受装置の欠点に注目
してなされたもので、その目的とするところは、
熱膨張による軸の延びを吸収出来る軸受装置であ
つて、スラスト支持剛性が高い軸受装置を提供す
るにある。
この目的を達成するため、この考案は、自由側
軸受装置とハウジングの内孔との間に自由側軸受
装置の幅全長に及ぶ軸方向のにげを設け、このに
げと反対側に設けたポケツトに加圧流体を供給し
て自由側軸受装置を前記にげの方向に押圧するこ
とにより自由側軸受装置を強固に固定してスラス
ト支持剛性の高い軸受装置を得るものである。
次に、この考案に係る軸受装置の実施例を図面
により説明する。
ハウジング1は、前部に軸受取付孔2を有する
本体3と、本体3と一体的に固着された軸受ホル
ダー4とを有し、軸受ホルダー4には軸受取付孔
2と同心のスリーブ取付孔5が形成されている。
ハウジングの軸受取付孔2には、二つの玉軸受
6,7が間座8により軸方向に離間された状態で
嵌合されており、玉軸受5,6は、ねじ9により
本体3にねじ止めされた蓋10により外輪側を固
定されている。
軸受ホルダーのスリーブ取付孔5には、軸受取
付孔11を有するスリーブ12が軸方向に慴動自
在に滑合し、このスリーブの軸受取付孔11には
玉軸受13,14が間座15により軸方向に離間
された状態で嵌合されている。
軸16は、一方の端部が玉軸受5,6の内輪に
圧入され、他の一方の端部が玉軸受13,14の
内輪に圧入されており玉軸受により回転自在に支
承されている。
玉軸受5,6の内輪は、間座17により軸方向
に離間され、軸16に設けたねじ18に螺合する
ナツト19によりスペーサ20を介して締付けら
れ、軸16に固定されている。同様に、玉軸受1
3,14は、間座21により軸方向に離間され、
軸16に設けたねじ22に螺合するナツト23に
よりスペーサ24を介して締付けられ、軸16に
固定されている。
スリーブ12は、内径側に張出した鍔25を有
し、この鍔25を有する側の端面には多数のコイ
ルばね26の端面が当接しており、コイルばね2
6の後端は、ねじ27により軸受ホルダー4に固
定された蓋28のばね受座29に圧縮された状態
で嵌入されている。このコイルばね26によりス
リーブ12は、軸方向に付勢され、鍔25と係合
している玉軸受14を前方に付勢している。
この構成により、軸16は、軸方向の移動を不
能に支承する玉軸受5,6よりなる固定側軸受装
置と、軸方向の移動を可能とされたスリーブ12
およびこのスリーブ12に嵌合する玉軸受13,
14よりなる自由側軸受装置とによつて支承さ
れ、玉軸受5,6,13,14には、コイルばね
26により所定の予圧が与えられている。
30は、ハウジング1に固着されたステータ、
31は、軸16に固着されたロータである。
スリーブ12は、スリーブの幅全長に及ぶ軸方
向のにげ32が外面に形成され、軸受ホルダーの
スリーブ取付孔5とスリーブ12との間には軸方
向の空間が形成されている。
また、スリーブ12には、軸心に対しにげ32
と反対側の外面に凹所を設け、スリーブ取付孔5
との間に閉じた空間を形成するポケツト33が設
けられている。
このポケツト33には、ハウジングの軸受ホル
ダー4に穿設された外部と連通可能な流体通路3
4が開口している。
この流体通路34に加圧流体を供給し、ポケツ
ト33に加圧流体を入れると、スリーブ12は軸
線方向と直角方向に押圧され、軸受ホルダー4に
圧着される。
このとき、スリーブ12は、加圧流体の押圧方
向ににげ32を有しているので、スリーブ12を
押圧する力は、軸受ホルダーのスリーブ取付孔5
とスリーブ12の接触点であるにげ32の円周方
向端部に作用する反力と均合う構成となり、加圧
流体によりスリーブ12に与えられた力をPと
し、スリーブ12に作用する反力をR1,R2
し、反力R1とR2の中心角を2θとし、Pが2θ
の2等分線となる方向より作用する場合は、R1
=R2=R R=P/2cosθという関係となり、
反力Rによる軸方向の摩擦抵抗は、摩擦係数をμ
とするとμP/cosθとなり、θが0より大きく
なるにしたがつて摩擦抵抗は大きくなる。
例えば、θ=60゜の場合には、θ=0の場合に
くらべて2倍の摩擦抵抗が得られることになる。
この実施例では、スリーブ12ににげ32およ
びポケツト33を設けた例を示したが、にげおよ
びポケツトはハウジングの軸受ホルダー4の側に
設けても良いことはいうまでもない。
この軸受装置は、ポケツトに加圧流体を供給し
ない場合、自由側軸受装置はばねによる予圧のみ
となり軸の熱膨張を吸収することができる。
以上のように構成したこの考案の軸受装置は、
自由側軸受装置とハウジングの嵌合部に自由側軸
受装置の幅全長に及ぶ軸方向のにげ及び軸心に対
しこのにげと反対側の位置に加圧流体を供給する
ポケツトを設け、このポケツトに供給された加圧
流体よりの力の反力をポケツトと反対側に設けた
にげにより2点で支承するようにしたので、自由
側軸受装置のスラスト方向の摩擦抵抗をにげを設
けない場合より大きくでき、簡単な構成でスラス
ト剛性の大きな軸受装置を得ることができるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の軸受装置に係る実施例の
縦断面図、第2図は、第1図のA−A線断面図で
ある。 1……ハウジング、6,7,13,14……玉
軸受、12……スリーブ、16……軸、32……
にげ、33……ポケツト、34……流体通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの内孔に嵌合した固定側軸受装置お
    よび自由側軸受装置によつて軸を回転可能に支承
    した軸受装置において、前記ハウジングと前記自
    由軸受装置との間に前記自由側軸受装置の幅全長
    に及ぶ軸方向のにげおよび軸心に対しこのにげと
    反対側の位置に閉じた空間を形成するポケツトを
    設け、このポケツトに開口する流体通路を前記ハ
    ウジングに穿設してなり、前記流体通路に加圧流
    体を供給することにより前記自由側軸受装置を前
    記ハウジングに固定することを特徴とする軸受装
    置。
JP6436581U 1981-05-06 1981-05-06 Expired JPS6133288Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6436581U JPS6133288Y2 (ja) 1981-05-06 1981-05-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6436581U JPS6133288Y2 (ja) 1981-05-06 1981-05-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57176922U JPS57176922U (ja) 1982-11-09
JPS6133288Y2 true JPS6133288Y2 (ja) 1986-09-29

Family

ID=29860436

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6436581U Expired JPS6133288Y2 (ja) 1981-05-06 1981-05-06

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JPS57176922U (ja) 1982-11-09

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