JPS613320A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS613320A JPS613320A JP12478684A JP12478684A JPS613320A JP S613320 A JPS613320 A JP S613320A JP 12478684 A JP12478684 A JP 12478684A JP 12478684 A JP12478684 A JP 12478684A JP S613320 A JPS613320 A JP S613320A
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- Japan
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- magnetic
- recording medium
- magnetic layer
- polyurethane resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
技術分野
本発明は電子線硬化畿磁気記録媒体に関し、詳しくは、
磁性層のバインダーとして特定のアクリル変性ポリウレ
タン樹脂を用い、更にこの磁性層に特定のOf(基又は
Coo)I基を有する電子線硬化性上ツマ−と特定の分
散剤としてアクリル変性のリン酸エステル化合物とを組
み甘せて添加した磁気記録媒体に関する。 従来技術 磁気テープ、フロッピーディスク等で代表される磁気記
録媒体には、プラスチックフィルムのような非磁性支持
体上に磁性粒子(例えばγ−Fe、O,など)及び電子
線硬化性バインダーを主成分とする磁性層を設げたもの
が知られている。この種の磁気記録媒体は支持体上に前
記バインダーを含む磁性塗料を塗布した後、その表面に
電子線を照射して塗膜を硬化させることによりつくられ
る。 このような電子線硬化性バインダーを磁性層の形成に用
いた磁気記録媒体の製造法は、磁性産科中の固形分の凝
固防止及びポットライフの向上、製造工程の簡略化、省
エネルギー等の点で一般に有利であるとされている。 しかし、こうして得られる電子線硬化型磁気記録媒体は
磁性層に要求される性能、特に磁性層表面の潤滑性や磁
性粒子のバインダーに対する分散性の悪さから支持体と
磁性層との接着性や可撓性、磁気特性、及び耐摩耗性又
は耐久性において十分満足し得るものではなかった。な
お耐久性につい
磁性層のバインダーとして特定のアクリル変性ポリウレ
タン樹脂を用い、更にこの磁性層に特定のOf(基又は
Coo)I基を有する電子線硬化性上ツマ−と特定の分
散剤としてアクリル変性のリン酸エステル化合物とを組
み甘せて添加した磁気記録媒体に関する。 従来技術 磁気テープ、フロッピーディスク等で代表される磁気記
録媒体には、プラスチックフィルムのような非磁性支持
体上に磁性粒子(例えばγ−Fe、O,など)及び電子
線硬化性バインダーを主成分とする磁性層を設げたもの
が知られている。この種の磁気記録媒体は支持体上に前
記バインダーを含む磁性塗料を塗布した後、その表面に
電子線を照射して塗膜を硬化させることによりつくられ
る。 このような電子線硬化性バインダーを磁性層の形成に用
いた磁気記録媒体の製造法は、磁性産科中の固形分の凝
固防止及びポットライフの向上、製造工程の簡略化、省
エネルギー等の点で一般に有利であるとされている。 しかし、こうして得られる電子線硬化型磁気記録媒体は
磁性層に要求される性能、特に磁性層表面の潤滑性や磁
性粒子のバインダーに対する分散性の悪さから支持体と
磁性層との接着性や可撓性、磁気特性、及び耐摩耗性又
は耐久性において十分満足し得るものではなかった。な
お耐久性につい
【は特に磁性層中に添加物として含まれ
る潤滑剤(シリコーン油、鉱物油、高級脂肪酸、金属石
ケン、二硫化モリブデン等)によって影響されるが、従
来の潤滑剤は潤滑効果が低い上、経時や各種環境下にお
いて磁性層表面に多量に―出して来るという問題もあっ
た。 目 的 本発明の目的は以上のような従来の電子線硬化型磁気記
録媒体の有する欠点を解消し、支持体と磁性層との接着
性、可読性、磁気特性及び耐久性を改良した磁気記録媒
体を提供することである。 構成 本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に磁性粉と、
ポリエステルを骨格とし5官能以上の分岐状分子構造を
有するアクリル変性ポリウレタン樹脂及びOH基あるい
はCOOH基を有する電子線硬化性モノマーと、下記一
般式 (但し、Rは水素又はメチル基、nは五又は2の整数で
ある。) で表わさnるリン酸エステル化合物とを主成分とする磁
性塗料を塗工して磁性層が形成されていることを特徴と
するものである。 ちなみに、本発明者は電子線硬化性バインダーとして特
定のアクリル変性ポリウレタン樹脂を選択した上、これ
にバインダー及び分散性機能をもつOF(基又はCOO
H基を有する電子線硬化性モノマーと更に分散剤として
アクリル変性のリン酸エステル化合物を組み合せると、
分散性の同上は勿論、前記リン酸エステルの二重結合部
がバインダー成分の二重結合部とラジカル重合し、従っ
て、分散剤の磁性層表面へのマイグレートが防止され前
記目的を達成できることを見出した。本発明はこうした
知見に基づいて完成されたものである。 以下に本発明をさらに詳細に説明する。 本発明で使用される電子1m硬化性樹脂パイン樹脂であ
る。 と〜で、ポリエステル部分は例えばl、4−プタンジオ
ール又はプロピレングリコールとアジピン酸との反応生
成物である。従って、前記特定のアクリル変性ポリウレ
タン樹脂は例えば次のようにして製造することかできる
。 即ち1.4−ブタンジオールとアジピン酸との反応生成
物、或いはプロピレングリコールとアジピン酸との反応
生成物(以上はポリエステル骨格部分に相当するもの)
等のポリエーテルジオールとポリエーテルトリオールと
の混合物とジイソシアネートとの反応生成物に必要に応
じてポリエステルジオールを加えて反応させた後、更に
ジイソシアネートとアクリル系2重結合を有する化合物
とを加えて反応させることにより製造することができる
。ポリエーテルジオールとポリエーテルトリオールとの
混合物に代えて、例えばポリエステルジオールとポリエ
ーテルトリオールとの混合物、ポリエステルジオールと
ポリエステルトリオールとの混合物、ポリエーテルジオ
ールとポリエステルトリオールとの混合物を用いてもよ
い。 ジイソシアネートとしては2.6−)リレンジイソシア
ネート% 2 # 4−トリレンジイソシアネート、1
.6−へキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、インホロンジイソシアネート、メチレ
ンビス(4−フェニルイソシアネート)等が、またアク
リル系2重結合を有する化合物としては2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレート等が例示できる。 ポリエステルジオールは例えばアデカ二二一エースY4
−30(旭電化工業社製)として、また、ポリエーテル
トリオールは例えばサンニツクスTP−400、同GP
−3000(以上、三洋化成社jR)等として入手でき
る。 なお、前記特定の電子線硬化性アクリル変性ポリウレタ
ン樹脂において、そのポリエステル部分は磁性粒子(磁
性粉)のバインダーへの分散性の向上と磁性層に硬さを
もたせるという特性を有するが、この部分の分子量が2
000以下では良好な硬度が得られず、4000以上で
は分散性の悪さから生じる磁気特性(主にBr )が低
下する傾向がある。従って、本発明ではポリエステル部
分の分子量が2000〜4000の範囲が望ましく、最
適範囲としては2500〜3500の範囲が望ましい。 また、このアクリル変性ポリウレタン樹脂においては、
ウレタン結合部分を相対的に増やすことによってウレタ
ン結合の有する柔軟性を磁性層にもたせることを意図し
ているが、分子量が2万以下では柔軟性が低下し、また
5万以上では柔軟性が増し磁性層に要求される強靭性が
得られない。従って前記樹脂の分子量は2万〜5万が望
ましく、最適範囲としては25000〜45000の範
囲が望ましい。 このアクリル変性ポリウレタン樹脂は分子構造が分岐状
で官能基を5個以上、好ましくは7〜13個とすること
によって磁性層の硬化の促進及び硬度の向上などの効果
をもたらすことができる。 本発明で使用される電子線硬化性モノマーとしては (IIOFI基を有するもの; アクリル叡とポリオールとの縮合体で一部、分子類中に
Cu基が残留したもの、例えばOH flM−5700) (2) COOH基を有するもの: フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸及
びその誘導体等の飽和多塩基酸とヒドロキシアルキルア
クリレートとの縮合体で、一部、分子鎖中にCOOH基
が残留したもの、例えば 裏M−5400) CH,=Cf(COOC,[(400C−CF(、CI
(、C00I((’東亜合成社製M−5500) が挙げられ、分子量としては200〜2000の範囲の
ものが好ましい。また、これの添加量は全樹脂量に対し
5〜4o3I童%、好ましくは10〜30重量%である
。この添加量が40重葉%より多いと硬化が遅く物理的
に柔軟性が増し強靭性が低下する。逆に5重量%より少
ないと分散性の低下により接着性不良及び架橋密度の低
下により強靭性が低下する。 また、前記一般式で表わされたリン酸エステル化合物は
具体的には次の4つである。 (Cut=CCOC% CH1O+−” H(ム2)C
I、 =C−C−QC鳴c Hto−p−(OF()t
(43)れ +1 これらの化付物は例えは(株)大入工業所製、商品名
MR−200(扁lとA2との混合物)あるいは(株)
大入工業所製、商品名 AR−20011A3と瓜4と
の混合物)として入手することができる。 IJ l酸エステル化−8−物の添加ツメ−謝jzν量
は磁性粉100重黛部に対し1〜7重量部で好ましくは
2〜5重量部である。添加量が多すぎる(7重量部より
多い)とブルーミング現象が発生し、逆に少なすぎる(
1重量部より少ない)と分散効果が不十分となり好まし
くない。 一方、本発明のバインダーの他の主成分である磁性粉と
しては例えばγ−FelO1e Fe3O4及びこれら
にCo等の金属を添加したもの* cro、 IF・、
Nl及びCoの少くと′も2種を含む合金例えばFe−
Cog金、Fe−Co−Ni会金; MnB等の粉末が
挙げられる。これらの磁性粒子とバインダーとの混会割
合は従来と同様、磁性粒子100it部に対しバインダ
−20〜40fi量部程度である。 その他磁性塗料には潤滑剤、研摩剤、帯電防止剤等の添
加剤を含有せしめることができる。 fR/#剤としては、シリコーンオイル、グラファイト
、二硫化モリブデン、C11〜C1゜の塩基性脂肪酸と
C1〜COのm個アルコールとからなる脂肪酸エステル
類等が使用される。こnら潤滑剤を添加する場合は、そ
の量は、磁性粒子100重量部に対し】O重量部以下好
ましくは3〜10重量部である。 帯電防止剤としては、カーボンブラック、グラファイト
、カーボンブラックグラフトポリマー等の導電性微粉末
が使用される。これら帯電防止剤を添加する場合は、そ
の量は、磁性粒子100重蓋部に対し10重量部以下好
ましくは3〜10′i量部である。 研摩剤としてはアルミナ、カーボランダム等が挙げられ
る。 本発明の磁気記録媒体をつくるには磁性粉、前記特定の
アクリル変性ポリウレタン樹脂、−0f(基又は−〇〇
〇H基を有するアクリル変性モノマー、更にアクリル変
性のリン酸エステル化会物及びその他の添加物を適当な
希釈剤に分散ないし俗解して磁性層形成液(磁性塗料)
を調製し、こ肚をプラスチックフィルム、合成紙等の非
磁性支持体上にドクターブレード、その他の手段によっ
て塗布した後、熱乾燥して布釈剤を除去せしめ、続いて
、電子線照射してバインダー(電子線硬化性バインダー
)を硬化させ、2〜jOμm厚程度の磁性層を形成すれ
ばよい。 磁性j#形成液の調製に用いられる希釈剤とし工はアセ
トン、トルエン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等が挙げられる。 次に実施例及び比較例を示す。ここでの部はすべてi警
部である。 実施例 磁性粉(Co含有 γ−F’s、O,)
100部滑剤(シリコーンオイル)
5部研摩剤(*ztos)
2部よりなる混付物をボールミルで15時間分散した
後、これに更に下記の物質を加えボールミルで15時間
分散して磁性塗料を調製した。 メチルエチルケトン 20部
酢酸エチル 20部シクロヘキ
サノン 20部カーボンブラックの3
0%トルエン分散液 7部この粘稠な分散液を磁
性層形成液として2〜3ミルのドクターブレードを用い
て厚さ15〜100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルム上に塗布し、300〜120℃で乾燥して溶媒
を除去した後、加速紙圧300KV、ビーム電流】0〜
15mAのESI(カーテンタイプ方式)の′電子線加
速器を用いて、吸収線量が3〜] OMrad の範
囲で電子線照射を行ない、電子線硬化性バインダーを硬
化させて約5μm厚の磁性層を形成せしめ磁気記録媒体
(本発明品)をつくった。 比較例】 前記のリン酸エステル化会物のかわりにレシチンを用い
た以外は実施例とまったく同様にして磁気記録媒体(比
板品1)をつくった。 比較例2 前記のアクリル変性モノマーの代りに一〇H基又は−〇
〇〇H基を含有しないアクリル変性モノマ−(例えば2
エチルへキシルアクリレート、2官能モノマーとしての
ジエチルグリコールジアクリレートなど)を用いた以外
は実施例とまったく同様にして磁気記録媒体(比較品2
)をつくった。 これら3つのサンプルの品質(性能)を調べたところ表
−1のような結果が得られた。 効果 これまでの記述から明らかなようK、本発明の磁気記録
媒体は磁性層に特定のアクリル変性ポリウレタン樹脂と
OH基又はCOOH基含有のアクリル変性モノマーとを
王バインダーとし、更に、アクリル変性のリン酸エステ
ル化会物の分散剤を用いたことを特徴とするものである
。 かかる磁気記録媒体は従来のものに比べて分散性の同上
、動摩擦係数の低下、マイグレーションがないといった
ことから耐久性が約1.5倍向上した等の極めて漬れた
効果が認めらnた。
る潤滑剤(シリコーン油、鉱物油、高級脂肪酸、金属石
ケン、二硫化モリブデン等)によって影響されるが、従
来の潤滑剤は潤滑効果が低い上、経時や各種環境下にお
いて磁性層表面に多量に―出して来るという問題もあっ
た。 目 的 本発明の目的は以上のような従来の電子線硬化型磁気記
録媒体の有する欠点を解消し、支持体と磁性層との接着
性、可読性、磁気特性及び耐久性を改良した磁気記録媒
体を提供することである。 構成 本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に磁性粉と、
ポリエステルを骨格とし5官能以上の分岐状分子構造を
有するアクリル変性ポリウレタン樹脂及びOH基あるい
はCOOH基を有する電子線硬化性モノマーと、下記一
般式 (但し、Rは水素又はメチル基、nは五又は2の整数で
ある。) で表わさnるリン酸エステル化合物とを主成分とする磁
性塗料を塗工して磁性層が形成されていることを特徴と
するものである。 ちなみに、本発明者は電子線硬化性バインダーとして特
定のアクリル変性ポリウレタン樹脂を選択した上、これ
にバインダー及び分散性機能をもつOF(基又はCOO
H基を有する電子線硬化性モノマーと更に分散剤として
アクリル変性のリン酸エステル化合物を組み合せると、
分散性の同上は勿論、前記リン酸エステルの二重結合部
がバインダー成分の二重結合部とラジカル重合し、従っ
て、分散剤の磁性層表面へのマイグレートが防止され前
記目的を達成できることを見出した。本発明はこうした
知見に基づいて完成されたものである。 以下に本発明をさらに詳細に説明する。 本発明で使用される電子1m硬化性樹脂パイン樹脂であ
る。 と〜で、ポリエステル部分は例えばl、4−プタンジオ
ール又はプロピレングリコールとアジピン酸との反応生
成物である。従って、前記特定のアクリル変性ポリウレ
タン樹脂は例えば次のようにして製造することかできる
。 即ち1.4−ブタンジオールとアジピン酸との反応生成
物、或いはプロピレングリコールとアジピン酸との反応
生成物(以上はポリエステル骨格部分に相当するもの)
等のポリエーテルジオールとポリエーテルトリオールと
の混合物とジイソシアネートとの反応生成物に必要に応
じてポリエステルジオールを加えて反応させた後、更に
ジイソシアネートとアクリル系2重結合を有する化合物
とを加えて反応させることにより製造することができる
。ポリエーテルジオールとポリエーテルトリオールとの
混合物に代えて、例えばポリエステルジオールとポリエ
ーテルトリオールとの混合物、ポリエステルジオールと
ポリエステルトリオールとの混合物、ポリエーテルジオ
ールとポリエステルトリオールとの混合物を用いてもよ
い。 ジイソシアネートとしては2.6−)リレンジイソシア
ネート% 2 # 4−トリレンジイソシアネート、1
.6−へキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、インホロンジイソシアネート、メチレ
ンビス(4−フェニルイソシアネート)等が、またアク
リル系2重結合を有する化合物としては2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレート等が例示できる。 ポリエステルジオールは例えばアデカ二二一エースY4
−30(旭電化工業社製)として、また、ポリエーテル
トリオールは例えばサンニツクスTP−400、同GP
−3000(以上、三洋化成社jR)等として入手でき
る。 なお、前記特定の電子線硬化性アクリル変性ポリウレタ
ン樹脂において、そのポリエステル部分は磁性粒子(磁
性粉)のバインダーへの分散性の向上と磁性層に硬さを
もたせるという特性を有するが、この部分の分子量が2
000以下では良好な硬度が得られず、4000以上で
は分散性の悪さから生じる磁気特性(主にBr )が低
下する傾向がある。従って、本発明ではポリエステル部
分の分子量が2000〜4000の範囲が望ましく、最
適範囲としては2500〜3500の範囲が望ましい。 また、このアクリル変性ポリウレタン樹脂においては、
ウレタン結合部分を相対的に増やすことによってウレタ
ン結合の有する柔軟性を磁性層にもたせることを意図し
ているが、分子量が2万以下では柔軟性が低下し、また
5万以上では柔軟性が増し磁性層に要求される強靭性が
得られない。従って前記樹脂の分子量は2万〜5万が望
ましく、最適範囲としては25000〜45000の範
囲が望ましい。 このアクリル変性ポリウレタン樹脂は分子構造が分岐状
で官能基を5個以上、好ましくは7〜13個とすること
によって磁性層の硬化の促進及び硬度の向上などの効果
をもたらすことができる。 本発明で使用される電子線硬化性モノマーとしては (IIOFI基を有するもの; アクリル叡とポリオールとの縮合体で一部、分子類中に
Cu基が残留したもの、例えばOH flM−5700) (2) COOH基を有するもの: フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸及
びその誘導体等の飽和多塩基酸とヒドロキシアルキルア
クリレートとの縮合体で、一部、分子鎖中にCOOH基
が残留したもの、例えば 裏M−5400) CH,=Cf(COOC,[(400C−CF(、CI
(、C00I((’東亜合成社製M−5500) が挙げられ、分子量としては200〜2000の範囲の
ものが好ましい。また、これの添加量は全樹脂量に対し
5〜4o3I童%、好ましくは10〜30重量%である
。この添加量が40重葉%より多いと硬化が遅く物理的
に柔軟性が増し強靭性が低下する。逆に5重量%より少
ないと分散性の低下により接着性不良及び架橋密度の低
下により強靭性が低下する。 また、前記一般式で表わされたリン酸エステル化合物は
具体的には次の4つである。 (Cut=CCOC% CH1O+−” H(ム2)C
I、 =C−C−QC鳴c Hto−p−(OF()t
(43)れ +1 これらの化付物は例えは(株)大入工業所製、商品名
MR−200(扁lとA2との混合物)あるいは(株)
大入工業所製、商品名 AR−20011A3と瓜4と
の混合物)として入手することができる。 IJ l酸エステル化−8−物の添加ツメ−謝jzν量
は磁性粉100重黛部に対し1〜7重量部で好ましくは
2〜5重量部である。添加量が多すぎる(7重量部より
多い)とブルーミング現象が発生し、逆に少なすぎる(
1重量部より少ない)と分散効果が不十分となり好まし
くない。 一方、本発明のバインダーの他の主成分である磁性粉と
しては例えばγ−FelO1e Fe3O4及びこれら
にCo等の金属を添加したもの* cro、 IF・、
Nl及びCoの少くと′も2種を含む合金例えばFe−
Cog金、Fe−Co−Ni会金; MnB等の粉末が
挙げられる。これらの磁性粒子とバインダーとの混会割
合は従来と同様、磁性粒子100it部に対しバインダ
−20〜40fi量部程度である。 その他磁性塗料には潤滑剤、研摩剤、帯電防止剤等の添
加剤を含有せしめることができる。 fR/#剤としては、シリコーンオイル、グラファイト
、二硫化モリブデン、C11〜C1゜の塩基性脂肪酸と
C1〜COのm個アルコールとからなる脂肪酸エステル
類等が使用される。こnら潤滑剤を添加する場合は、そ
の量は、磁性粒子100重量部に対し】O重量部以下好
ましくは3〜10重量部である。 帯電防止剤としては、カーボンブラック、グラファイト
、カーボンブラックグラフトポリマー等の導電性微粉末
が使用される。これら帯電防止剤を添加する場合は、そ
の量は、磁性粒子100重蓋部に対し10重量部以下好
ましくは3〜10′i量部である。 研摩剤としてはアルミナ、カーボランダム等が挙げられ
る。 本発明の磁気記録媒体をつくるには磁性粉、前記特定の
アクリル変性ポリウレタン樹脂、−0f(基又は−〇〇
〇H基を有するアクリル変性モノマー、更にアクリル変
性のリン酸エステル化会物及びその他の添加物を適当な
希釈剤に分散ないし俗解して磁性層形成液(磁性塗料)
を調製し、こ肚をプラスチックフィルム、合成紙等の非
磁性支持体上にドクターブレード、その他の手段によっ
て塗布した後、熱乾燥して布釈剤を除去せしめ、続いて
、電子線照射してバインダー(電子線硬化性バインダー
)を硬化させ、2〜jOμm厚程度の磁性層を形成すれ
ばよい。 磁性j#形成液の調製に用いられる希釈剤とし工はアセ
トン、トルエン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等が挙げられる。 次に実施例及び比較例を示す。ここでの部はすべてi警
部である。 実施例 磁性粉(Co含有 γ−F’s、O,)
100部滑剤(シリコーンオイル)
5部研摩剤(*ztos)
2部よりなる混付物をボールミルで15時間分散した
後、これに更に下記の物質を加えボールミルで15時間
分散して磁性塗料を調製した。 メチルエチルケトン 20部
酢酸エチル 20部シクロヘキ
サノン 20部カーボンブラックの3
0%トルエン分散液 7部この粘稠な分散液を磁
性層形成液として2〜3ミルのドクターブレードを用い
て厚さ15〜100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルム上に塗布し、300〜120℃で乾燥して溶媒
を除去した後、加速紙圧300KV、ビーム電流】0〜
15mAのESI(カーテンタイプ方式)の′電子線加
速器を用いて、吸収線量が3〜] OMrad の範
囲で電子線照射を行ない、電子線硬化性バインダーを硬
化させて約5μm厚の磁性層を形成せしめ磁気記録媒体
(本発明品)をつくった。 比較例】 前記のリン酸エステル化会物のかわりにレシチンを用い
た以外は実施例とまったく同様にして磁気記録媒体(比
板品1)をつくった。 比較例2 前記のアクリル変性モノマーの代りに一〇H基又は−〇
〇〇H基を含有しないアクリル変性モノマ−(例えば2
エチルへキシルアクリレート、2官能モノマーとしての
ジエチルグリコールジアクリレートなど)を用いた以外
は実施例とまったく同様にして磁気記録媒体(比較品2
)をつくった。 これら3つのサンプルの品質(性能)を調べたところ表
−1のような結果が得られた。 効果 これまでの記述から明らかなようK、本発明の磁気記録
媒体は磁性層に特定のアクリル変性ポリウレタン樹脂と
OH基又はCOOH基含有のアクリル変性モノマーとを
王バインダーとし、更に、アクリル変性のリン酸エステ
ル化会物の分散剤を用いたことを特徴とするものである
。 かかる磁気記録媒体は従来のものに比べて分散性の同上
、動摩擦係数の低下、マイグレーションがないといった
ことから耐久性が約1.5倍向上した等の極めて漬れた
効果が認めらnた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体上に磁性粉と、ポリエステルを骨格と
し5官能以上の分岐状分子構造を有するアクリル変性ポ
リウレタン樹脂及びOH基あるいはCOOH基を有する
電子線硬化性モノマーと、下記一般式で示されるリン酸
エステル化合物とを主成分とする磁性塗料を塗工して磁
性層を形成したことを特徴とする磁気記録媒体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは水素又はメチル基、nは1又は2の整数を
表わす。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12478684A JPS613320A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12478684A JPS613320A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613320A true JPS613320A (ja) | 1986-01-09 |
Family
ID=14894085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12478684A Pending JPS613320A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613320A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5424561A (en) * | 1993-05-14 | 1995-06-13 | Kobe Steel Usa Inc. | Magnetic sensor element using highly-oriented diamond film and magnetic detector |
US5442199A (en) * | 1993-05-14 | 1995-08-15 | Kobe Steel Usa, Inc. | Diamond hetero-junction rectifying element |
US5491348A (en) * | 1993-05-14 | 1996-02-13 | Kobe Steel Usa, Inc. | Highly-oriented diamond film field-effect transistor |
US5493131A (en) * | 1993-05-14 | 1996-02-20 | Kobe Steel Usa, Inc. | Diamond rectifying element |
US5512873A (en) * | 1993-05-04 | 1996-04-30 | Saito; Kimitsugu | Highly-oriented diamond film thermistor |
US5523160A (en) * | 1993-05-14 | 1996-06-04 | Kobe Steel Usa, Inc. | Highly-oriented diamond film |
US6198218B1 (en) | 1997-12-18 | 2001-03-06 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Organic light emitting device using diamond film |
US6383288B1 (en) | 1998-01-16 | 2002-05-07 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Method of forming diamond film |
-
1984
- 1984-06-18 JP JP12478684A patent/JPS613320A/ja active Pending
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