JPS6133197A - ジヒドロオロツト酸誘導体およびその製法 - Google Patents

ジヒドロオロツト酸誘導体およびその製法

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JPS6133197A
JPS6133197A JP60148700A JP14870085A JPS6133197A JP S6133197 A JPS6133197 A JP S6133197A JP 60148700 A JP60148700 A JP 60148700A JP 14870085 A JP14870085 A JP 14870085A JP S6133197 A JPS6133197 A JP S6133197A
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JP
Japan
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methyl
histidyl
prolinamide
acid addition
group
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Application number
JP60148700A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sugano
菅野 紘
Ryuichi Ishida
石田 柳一
Michio Yamamura
道夫 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication of JPS6133197A publication Critical patent/JPS6133197A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規ジヒドロオロット酸誘導体、その製法およ
び医薬組成物に関する。
(従来技術) 従来、TRH(サイロトロピン・リリーシング・ホルモ
ン:L−ピログルタミル−し−ヒスチジル−L−プロリ
ンアミド)は脳機能障害に起因する意識障害の治療薬と
して有用であることが知られている。しかしながら、T
RHには副作用としてTSH(甲状腺刺激ホルモン)放
出作用があり。
そのためこの様な副作用のより小さいTRH誘導体とし
て(2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−L−
5−−フランカルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロ
リンアミド(特開昭52−116465号公報)、およ
びオロチルーし一ヒスチジルーし一プロリンアミド(特
公昭59−36612号公報、特公昭60−9518号
公報)などが報告されている。
(発明の目的) 本発明の目的はTRH自体のみならず、従来公知の各種
TRH誘導体と比較してもより一層優れた薬理作用を有
する新規ジヒドロオロット酸誘導体を提供するものであ
る。
(発明の構成および効果) 即ち1本発明は次式(I)で示される新規1−メチル−
4,5−ジヒドロオロチルーヒスチジループロリンアミ
ドもしくはその酸付加塩、その製法並びに該化合物(I
)を有効成分とする医薬組成物に関する。
本発明の化合物(I)は中枢神経障害(例えば。
意識障害)の治療薬として有用であり、とりわけ。
T ’RHおよび従来公知の各種TRH誘導体と較べて
より強い中枢神経系に対する作用(例えば、ベンドパル
ビタール麻酔拮抗作用、自発運動増加作用、抗レセルピ
ン作用、ドーパミン作用増強作用)を示すとともに、相
対的に副作用(例えば、TSH放出作用)が少なく、高
い安全性を示すという特徴を有するものである。
本発明によれば9式(I)で示される1−メチル−4,
5−ジヒドロオロチルーヒスチジループロリンアミドま
たはその酸付加塩は。
(2)一般式 (但し XIはイミノ基または保護されたイミノ基を表
わす。) で示される化合物またはその反応性誘導体と一般式 (但し X2はイミノ基または保護されたイミノ基を表
わ5す。) で示される化合物またはその塩とを縮合反応させるか。
03)一般式 (但し、XIおよびX2は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物、その塩またはその反応性誘導体で示
されるプロリンアミドまたはその塩とを縮合させるか、
あるいは。
(〇−一般 式但し+ X’およびX2は前記と同一意味を有する。
)で示される化合物、その塩またはその反応性誘導体を
アミド化し。
(至)上記(2)、旧)または(C)工程で得られた生
成物においてXIおよび/またはX2が保護されたイミ
ノ基である場合は、その保護基を除去し。
(Elさらに、所望により、生成物をその酸付加塩とす
ることにより製することができる。
本発明の原料化合物(M)〜(VI)は遊離塩基または
その塩のいずれであっても反応に供することができる。
化合物(I[)〜(Vl)の塩は通常酸付加塩の形で用
いるのが望ましく、この様な酸付加塩としては2例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの無機酸付
加塩、P−)ルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩
、トリフルオロ酢酸塩などの有機酸付加塩などをいずれ
も好適に用いることができる。
また、化合物(II)、(IV)および(VI)の反応
性誘導体としては、対応する酸ハライド(例えば、酸ク
ロライド、酸ブロマイド)、混酸無水物(例えば、倦治
カルボン酸アルキルエステルとの混酸無水物)、活性エ
ステル(例えば、ペンタクロロフェニルエステル、P−
ニトロフェニルエステル。
2.4−ジニトロフェニルエステル、コハク酸イミドエ
ステル、フタル酸イミドエステル、ベンゾトリアゾール
エステル、2−ピロリドン−1−イル−エステル)、酸
アジド及びその他の反応性誘導体例えば、イミダゾール
アミド、4−置換イミダゾールアミド、トリアゾールア
ミドなどをいずれも用いることができる。さらに、化合
物(Vl)の反応性誘導体としては1例えば、エステル
(例えば。
メチルエステル、エチルエステルナトのアルキルエステ
ル、ベンジルエステルなどのアラルキルエステル)など
も好適に用いることができる。一方。
上記原料化合物(II)、  (N)、  (IV)お
よび(■)において基X1および/またはX2が保護さ
れたイミノ基である場合、かかるイミノ基の保護基とし
てはペプタイド合成で通常使用される保護基をいずれも
用いることができる。適当な保護基としては。
例えば、アセチル基、プロピオニル基の如き低級アルカ
ノイル基;ベンゾイル基の如き置換または非置換ベンゾ
イル基;エトキシカルボニル基。
tert、−ブトキシカルボニル基の如き低級アルコキ
シカルボニル基i2,2.2・−トリクロロエトキシカ
ルボニル基の如きモノ−、ジー、またはトリーハロケン
化低級アルコキシカルボニル基; ベンジルオキシカル
ボニル基、P−メトキシベンジルオキシカルボニル基の
如き置換または非置換ベンジルオキシカルボニル基;ベ
ンジル基、P−メトキシベンジル基の如き置換または非
置換フェニル低級アルキル基;ベンズヒドリル基、トリ
チル基の如きジーまたはトリーフェニル低級アルキル基
;トシル基の如き置換または非置換フェニルスルフォニ
ル基i o−二トロフェニルスルフェニル基の如き置換
または非置換フェニルスルフェニル基があげられる。
〔反応工程人および(B)〕
化合物(II)またはその反応性誘導体と化合物(m)
またはその塩との縮合反応、並びに化合物(■)。
その塩またはその反応性誘導体と化合物(V)またはそ
の塩との縮合反応はいずれもベプタイド合成の常法に従
って実施することができる。例えば。
化合物(II)の反応性誘導体と化合物(Ill)また
はその塩との縮合反応、及び化合物(IV)の反応性誘
導体と化合物(V)またはその塩との縮合反応は適当な
溶液中、脱酸剤の存在下または非存在下に実施できる。
脱酸剤としては1例えば、水酸化アルカリ金属(例えば
、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等)、炭酸アルキ
ル金属(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、
炭酸水素アルカリ金属(例えば、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム等)、トリアルキルアミン(例えば、
トリメチルアミン、トリエチルアミン等)、N、N−1
アルキルアニリン(例えば、N、N−ジメチルアニリン
、N、N−ジエチルアニリン等)、ピリジン及びN−ア
ルキルモルフォリン(例えば、N−メチルモルフォリン
等)などをいずれも好適に用いることができる。
溶媒としては9例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル、塩化メチレン、ジメチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、酢酸エチル、ピ
リジン、アセトン、水などが好適に挙げられる。本縮合
反応は一50〜50℃、特に−10〜10℃で実施する
のが適当である。
一方、化合物(n)と化合物(IN)またはその塩との
縮合反応2並びに化合物(W)またはその塩と化合物(
v)またはその塩との縮合反応、は適当な溶媒中、縮合
剤の存在下で実施することができる。
縮合剤の適当な例としては、ジシクロへキシルカルボジ
イミド、N−シクロヘキシル−N’−モルフォリノカル
ボジイミド、N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド、オキシ塩化リン、三塩化リ
ン、塩化チオニル、塩化オキザリル、トリフェニルホス
フィンなどが挙げられる。ジメチルホルムアミドとオキ
シ塩化リン。
ジメチルホルムアミドと塩化オキザリル、ジメチルホル
ムアミドとホスゲン、あるいはジメチルホルムアミドと
塩化チオニルとから合成されるヴイルスマイヤー試薬も
縮合剤として使用することができる。本縮合反応は−5
0〜50しで実施するのが適当である。溶媒としては2
例えば、上記反応性誘導体の縮合に際し例示したものを
いずれも用いることができる。
〔反応工程(0) 化合物(■)、その塩またはその反応性誘導体のアミド
化反応はアンモニアまたはアンモニア供与物質と反応さ
せることによって実施することができる。例えば、化合
物(VI)またはその塩とアンモニアまたはアンモニア
供与物質との反応は適当な溶媒中脱水剤の存在下で好適
に実施することができる。脱水剤としては例えば、前記
縮合剤として例示したものをいずれも用いることができ
る。また、アンモニア供与物質としては反応液中でアン
モニアを放出する化合物であればいずれも用いることが
でき、この様なアンモニア供与物質の例としては塩化ア
ンモニウム、炭酸アンモニウムなどをあげることができ
る。この場合、アミド化反応は一20〜20℃、とりわ
け−5〜5℃で実施するのが好ましい。適当な溶媒とし
てはジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テ
トラヒドロフランなどをあげることができる。
一方、化合物(VI)の反応性誘導体とアンモニアまた
はアンモニア供与物質との反応は、適当な溶媒中脱酸剤
の存在下または非存在下に実施できる。
脱酸剤としては、前記反応工程(2)およびCB+の説
明で例示したものをいずれも用いることができる。
この場合、アミド化反応は−20〜20し、とりわけ−
5〜5℃で実施するのが好ましい。適当な溶媒としては
メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシドなどをあげることができる。
〔反応工程の)〕
上記反応工程(2)、[F])または(0で得られた生
成物においてxlおよび/またはX2が保護されたイミ
ノ基である場合、当該保護基の除去は保護基の種類に応
じ常法に従って容易に実施することができ。
例えば、加水分解、電解還元、塩基処理、酸処理。
接触還元、酸化反応等の手段を用いて行なうことができ
る。より具体的には9例えば、保護基がベンゾイル基で
ある場合、塩基と処理することによって除去することが
できる。塩基の好適な例としては2例えば、アンモニア
、モノまたはジ置換低級アルキルアミン(置換基として
は例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、ベンジル基等)、ナトリウム低級アルコキシド(
例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
等)があげられる。この反応は適当な溶媒(例えばメタ
ノール、エタノール等) 中、−5〜OCで行なうのが
好ましい。
保護基がアセチル基、  tert、−ブトキシカルボ
ニル基、ベンズヒドリル基、トリチル基、0−ニトロフ
ェニルスルフエ飄ル基などの場合’t 該保w基は酸処
理によって除去できる。酸としては9例えば、ギ酸、ト
リフルオロ酢酸、ペンゼルスルホン酸、1’−)ルエン
スルホン酸、塩酸、臭化水素酸があげられる。反応は適
当な溶媒(例えば、水。
メタノール、エタノール、酢酸またはジオキサン)中ま
たは無溶媒で一30〜70℃、とりわけ0〜30しで行
なうのが好ましい。
保護基がベンジルオキシカルボニル基、P−メトキシベ
ンジルオキシカルボニル基、ベンジル基。
P−メトキシベンジル基などの場合、該保護基は接触還
元によって除去することができる。反応は。
適当な触媒の存在下、常圧もしくは加圧下、0〜100
6C1とりわけ10〜40′bで行なうのが好ましい。
触媒の好適な例としては、パラジウム−炭酸バリウム、
パラジウム炭素およびパラジウム黒があげられる。溶媒
としては、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン、水などが好ましい。
保護基がエトキシカルボニル基の場合、該保護基は加水
分解によって除去することができる。加水分解は常法に
従って9例えば、塩基(水酸化カリウム等)、または酸
(塩酸、臭化水素酸等)と処理することによって行なう
ことができる。反応温席はO〜70セ、とりわけ10〜
30℃が好ましい。また、該保護基は、ベンゾイル基と
同様に塩基処理して除去することができる。
さらに、保護基がトシル基の場合、該保護基は。
電解還元、塩基処理して除去することができる。
〔反応工程(E)〕
か(して得られた目的化合物は、要すれば、常法に従っ
て、これを理論量の酸で処理することにより容易に酸付
加塩として得ることができる。
なお、上記の反応薯こおいて、原料化合物(II)〜(
■)、その中間生成物および目的化合物はいずれも1〜
3個の不斉炭素を含むが、上記本発明方法は原料化合物
(II)〜(VI)として光学活性体もしくはその混合
物のいずれを用いても実施することができる。また、上
記本発明の反応はラセミ化を伴うこ七な〈実施できるの
で、原料化合物(n)〜(Vl)の光学活性体を用いれ
ば、その中間生成物および目的物もまた対応する光学活
性体として得ることができる。
また2本発明の原料化合物(II)、  (IV)およ
び(VI)はいずれも常法に従って得ることができる。
例えば、化合物(II)は4.5−ジヒドロオロット酸
〔ザ・ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカルソ
サイアティ−(J、 Am、 Chem、 Soc、 
) 、 75.6086(1953) )を脱酸剤(例
えば、トリエチルアミン)の存在下−50〜50Cで塩
化ベンジルと反応させ、得られた4、5−ジヒドロオロ
ット酸ベンジルエステルを脱酸剤(例えば、水素化す)
IJウム)の存在下−50〜100℃でメチル化剤(例
えば。
ヨウ化メチル)と反応させた後、所望により得られた1
−メチル−4,5−ジヒドロオロット酸ベンジルエステ
ルの3位に保護基を導入し、さらに接触還元することに
よって製することができる。一方、化合物(■)は1例
えばイミノ基が保護されているかまたは保護されていな
いヒスチジンと化合物(II)とをペプチド反応の常法
に従って縮合反応させることにより、また化合物(Vl
)は化合物(II)とヒスチジルプロリンとをあるいは
化合物(IV)とプロリンとをペプチド反応の常法に従
って縮合反応させることによって製することができる。
これら化合物(IV)および(VI)はさらに所望によ
り、常法に従ってその反応性誘導体とすることができる
かくして得られた本発明の化合物(I)は3個の不斉炭
素を含み、8個の光学異性体が存在するが。
本発明はそれらいずれの光学異性体もあるいはそのいず
れの混合物をもすべてその範囲に含むものである。しか
しながら、医薬用途に供する場合は。
これらの異性体のうち(1−メチル−L −4,5−ジ
ヒドロオロチル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミ
ドがとりわけ好ましい。
本発明の化合物(I)は、遊離塩基又はその酸付加塩と
して、医薬用途に使用することができる。
化合物(I)の酸付加塩を医薬用途に用いる場合はとり
わけ薬理的に許容しうる酸付加塩として用いるのが望ま
しく、かかる酸付加塩の好ましい例としては9例えば、
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩のような無機酸
付加塩、及び酢酸塩。
酒石酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、メ
タンスルホン酸塩、リンゴ酸塩、シュウ酸塩、ペンゼシ
スルホン酸塩などの有機酸付加塩が挙げられる。また、
化合物(I)又はその酸付加塩(好ましくは薬理的に許
容しうる酸付加塩)は。
経口、非経口のいずれでも投与することができる。
さらに、化合物(I)又はその酸付加塩は、経口又は非
経口投薬に適した賦形剤と混合して使用することもでき
る。適当な賦形剤としては9例えば。
スターチ、ラクトース、グルコース、リン酸カリウム、
コーンスターチ、アラビアゴム、ステアリン酸、その他
の既知医薬賦形剤を用いることができる。剤型としては
例えば2錠剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤のような固形
製剤であってもよ(。
又溶液や懸濁液のような液体製剤であってもよい。
さらに、非経口的に投与する場合には、注射剤としても
使用することができる。
上述したよう嘉と2本発明の化合物(I)はTRHおよ
び特開昭52−116465号や特公昭59−3661
2号公報記載のTRH誘導体に較べてより強い中枢神経
系に対する作用(例えば、ペンドパルビタール麻酔拮抗
作用、自発運動増加作用、抗レセルピン作用、ドーパミ
ン作用増強作用)を示すとともに相対的に副作用(例え
ばTSH放出作用)が少な(、高い安全性を示すという
特徴を有するものである。従って1本発明の化合物(I
)はTRHおよび上記T RH誘導体に較べて、覚醒促
進剤、自発運動増加剤、ドーパミン作用増強剤として一
層優れたものである。化合物(1)はまた、中枢神経障
害9例えば、意識障害、注意力低下、言語障害。
意志薄弱、レノックス症候群、老人性痴呆、昏睡。
自閉症、多動症、精神分裂病、うつ病、パーキンソン氏
病などの治療に有用である。
化合物(I)又はその酸付加塩の投与量は、投与の経路
;患者の年令2体重、状態:及び疾患の種類などによっ
て異なるが、一般に0.5μf〜5 Mf/Kg/日で
あるのが好ましく、とりわけ経口投与の場合は10μm
/〜I W/Kg/日、又、非経口投与(例えば、静脈
内投与、筋肉内投与、皮下投与)の場合は1〜100 
tbf /Kgy’日であるのが好ましい。
尚1本明細書において”1−メチル−4,5−ジヒドロ
オロット酸”および″1−メチルー4.5−ジヒドロオ
ロチル”とは”1−メチル−1,2,3,4゜5.6−
へキサヒドロ−2,6−シオキソー4−ピリミジンカル
ボン酸”および″1−メチルー1.2.3゜4、5.6
−ヘキサヒドロ−2,6−シオキソー4−ピリミジンカ
ルボニル″をそれぞれ意味するものである。また、以下
の実験例1〜4で用いた検体は次の通りである。
(実験例使用検体) 本発明化合物: (1−メチル−L −4,5−ジヒド
ロオロチル)−L−ヒスチジル− し−プロリンアミド 検体Nal : (2,3,4,5−テトラヒドロ−2
−オキソ−L−5−フランカルボニル)−L −ヒスチジル−し−プロリンアミド( 特開昭52−116465号公報記載化合物) 検体Nα2ニオロチルーし一ヒスチジルーL−プロリン
アミド(特公昭59−36612号公報および特公昭6
0−9518号公報記載化合物) 実験例1 〔経口投与による薬理試験〕 (実験方法) (1)抗レセルピン作用 レセルピン(投与量: 31%I/Kg)を皮下投与し
17〜20時間後に体温が30C以下を示す雄性STD
/ddYマウスに検体水溶液を経口投与した。
検体の抗レセルピン作用(即ち、レセルピン誘発低体温
拮抗作用)は、以後30.60,120,180および
300分後の直腸温度を測定し、その間の体温曲線上面
積より求めた。検体投与群における体温上昇は対照群(
検体溶液に代えて蒸留水を投与した群)における体温上
昇と比較した。
(2)  自発運動増加作用 雄性STD/ddYマウスを汁発運動量測定装置(Am
bulometer ;小原医科製)に−匹ずつ30分
間入れ、該装置に馴化させた。ついで検体水溶液をマウ
スに経口投与し、投与直後から3時間にわたって自発運
動量を測定した。尚、対照群には検体溶液に代えて蒸留
水を投与した。
雄性STD/ddYマウスに検体水溶液を経口投与した
。検体投与15分後、ベントパルビタールナトリウム(
投与ff155〜/Kg)をマウスに腹腔内投与した。
検体のベンドパルビタール麻酔拮抗作用はマウスの正向
反射が消失してから同腹するまでの時間をもとに判定し
た。尚、対照群には検体溶液に代えて蒸留水を投与した
(結果) 結果は下記第1表および第2表に示す。
第   1   表 a):TRH酒石酸塩の効力を1としたときの検体・ 
 の効力比(平行線検定法により算出)。
第   2   表 b):  最少有効量は薬効発現に要する最少用量を表
わす。
実験例2 〔非経口投与による薬理試験〕 (実験方法) 実験例1記載方法に同じ。(但し、検体は生理食塩水に
溶かして腹腔内投与し、対照群には生理食塩水を投与し
た。また自発運動量は検体投与直後から60分間測定し
た。) ベントパルビタールナトリウム(投与ffi55sy/
 Kg )を雄性STD/ddYマウスに腹腔内投与シ
タ。ベントパルビタールナトリウム投与10分後、生理
食塩水に溶かした検体を正向反射が消失したマウスに静
脈内投与した。麻酔の持続時間を検体投与終了時から正
向反射が回復するまでの時間として測定した。尚、対照
群には検体溶液に代えて生理食塩水を投与した。
3) ドーパミン作用増強作用 レセルピン(投与1k : 34/Kg)を皮下投与し
た16〜20時間後の雄性−5TD/ddYマウスにL
−ドーパ(投与量:200W/Kg)を腹腔内投与した
。L−ドーパ投与30分後、検体の生理食塩水溶液をマ
ウスに腹腔内投与した(TRHの場合、L−ドーパ投与
45分後に投与した)。L−ドーパ投与1時間後から1
5分間の自発運動量を自発運動量測定装置(ANIME
X:FARAD社製)により測定した。対照群には検体
溶液に代えて生理食塩水を投与した。
(結果) 結果は第3表に示す。
第   3   表 c): TRHの効力を1としたときの検体の効力比(
平行線検定法により算出)。
実験例3 (実験方法) TSH−放出作用(副作用) 0.196BSA(ウシ血清アルブミン含有食塩水)に
溶かした。検体を雄性JCL : SDフラット静脈内
投与した。投与15分後後麻酔下腹部大動脈から血液を
採取し2次いで血性T S Hレベルを二抗体ラジオイ
ムノアッセイ法(Midgleyら、エンドクリノロジ
ー第79巻、第10頁、(1966年))により求めた
。対照群には検体溶液に代えてBSA含有生理食塩水を
投与した。
(結果) 結果は下記第4表に示す。
第   4   表 C):  第3表脚注と同様に平行線検定法により算出
した。
頁(1982年)〕 実験例4 (実験方法) 急性毒性 雄性STD/ddYマウスに検体水溶液を静脈内投与し
た。投与24時間後の死亡率より急性毒性(LD5゜)
を求めた。
(結果) 結果は下記第5表に示す。
第   5   表 d):  文献値〔プレイン リサーチ レビュー。
第4巻、389頁(1982年)〕 実施例1 1−メチル−L−4,5−ジヒドロオロット酸1゜03
 f 、!:N−ヒドロキシコハク酸イミド760qを
ジメチルホルムアミド20xlに溶解し、ジシクロへキ
シルカルボジイミド1.41を0℃で加える。
この混合物をOCで1.5時間撹拌する。ついで。
L−ヒスチジル−し−プロリンアミド2臭化水素酸塩2
.8gとトリエチルアミン2 mlを一5℃で反応液に
加え、0しから15℃で2日間撹拌する。
不溶物をろ去し、ジメチルホルムアミドを減圧留去する
。残査を196塩酸に溶解し、再び不溶物をろ去する。
ろ液をクロロホルムで洗浄した後、炭酸水素ナトリウム
を加えてアルカリ性(pH8)にし、これをスチレン−
ジビニルベンゼン共重合樹脂(商品名:MIC−GEL
  CHP−20P。
三菱化成社製、以後”CHP−20P樹脂”と称す。)
を充填したカラム(2,7X34111)に導通する。
カラムを水300m1で洗浄後、水で溶出する。
パクリ反応陽性の画分を集めて凍結乾燥する。生成物を
水で結晶化し、更に水から再結晶した後。
減圧下60℃で3日間乾燥すれば、(1−メチル−L 
−4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジル−し−
プロリンアミド・1/2水和物1fが得られる。
M、1)、158−161(分解) 〔α)、:5−16.4°(C=1. 水)実施例2 (1)1−メチル−L −4,5−ジヒドロオロット酸
1.56gおよびN−ヒドロキシコハク酸イミド1、1
5 fをジメチルホルムアミド3C1y/に溶解し。
ジシクロへキシルカルボジイミド2.06Fを加える。
該混合物を室温で2時間撹拌する(反応液は  〜“溶
液A”と称する)。一方、L−ヒスチジル−L−プロリ
ン ベンジルエステル・2塩酸塩3.43fをジメチル
ホルムアミド30M/に溶解し、これにトリエチルアミ
ン1.67yを加え0して20時間撹拌する。析出物を
ろ去し、ろ液に”溶液A”を加え、Qtiで4時間、1
01”:で−夜撹拌する。
以下1反応液を実施例1と同様に処理(但し、CHP−
20P樹脂のカラムは水500gt、2096メタノー
ル500g/、50%メタノール300譚tで洗浄後、
7096メタノールで溶出)して、(1−メチル−L 
−4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジル−L−
プロリン ベンジルエステル3.651を油状物として
得る。
IRv篇;rofrom (cm 1) : 3300
. 1725. 1680上記で得られた油状物650
町をIN塩酸に溶解し、凍結乾燥すれば、(1−メチル
−L −4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジル
−し−プロリン ベンジルエステル・塩酸塩69081
15)末として得られる。
〔αキ2−39.8°(C=0.5.水JIR&’ma
x (CM)、1720.1640〜168ONMR(
DMSO−d6. δ) : 1.7〜2.4 (m、
 4H) 。
2.90 (S、 3H) 、 2.4〜3.9 (m
、 6H) 。
3.9〜4.2 (m、 IH) 、 4.3〜4.5
 (m、 IH) 。
4.6〜5.0 (m、 IH) 、 5.09 (S
、 2H) 。
7.2−7.5 (m、 5H) 、 8.96 CB
、 IH)Mass (mle) : 496 (M+
)(2)上記生成物700りをメタノール20m1に溶
解し、パラジウム黒20qを加え、水素ガス雰囲気下、
室温で3時間撹拌する。水20m1を加えて析出晶を溶
解し、触媒をろ去する。溶媒を留去し。
残査にメタノールを加えて結晶化して、(1−メチル−
L −4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジル−
し−プロリン・V4水和物290qを得る。
M、I)、233−236t! (分解)〔α):0−
17.2°(C=0.5.水)IRシニケ1(3−リ 
:  1715. 1680. 163ONMR(D2
0.  δ) : 1.7−2.4 (m、 4H) 
、 2.6〜3.9(m、 6H) 、 3.03 (
S、 3H) 、 4.0−4.45(m、 2H) 
、 4.95 (t、 IH) 、 7.27 (S。
IH) 、 8.57 (S、 ’IH)(3)上記生
成物4.29f、N−ヒドロキシコハク酸イミド1.1
5f、  ジシクロへキシルカルボジイミド2.26F
およびジメチルホルムアミド30yglの混合物をOC
て40分間、ついで室温で80分間撹拌する。この混液
に1596アンモニアーメタノール溶液30xlをOC
にて加え、0′Cで30分間、ついで室温で1時間撹拌
する。以後、実施例1と同様に処理(但し、CHP−2
0P樹脂のカラムは水21で洗浄後、10%メタノール
で溶出、また再結晶は25℃で一夜乾燥)して(1−メ
チル−L−4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジ
ルーし一プロリンアミド・7/2水和物3.3fを得る
M、])、72〜75C iR’ra’;’ (cllI−’) : 3400.
 3250. 1710゜1600.1610,154
0 (α) ;” −13,6°(C=1.&)実施例3 (1)3−ベンゾイル−1−メチル=L −4,5−ジ
ヒドロオロット酸900#、N−ヒドロキシコハク酸イ
ミド449wvおよびジシクロへキシルカルボジイミド
78211gをジメチルホルムアミド13g/に溶解し
、0して40分間、ついで室温で80分間撹拌する。−
5℃に冷却し、L−ヒスチジル−し−プロリンアミド・
2臭化水素酸塩1.4gおよびトリエチルアミン0.9
4 mlを加え、0℃で3時間、ついで10℃で一夜撹
拌する。反応混合物から不溶物をろ去し、溶媒を減圧留
去した後、残金を1%塩酸50tttlに溶かし、クロ
ロホルムで洗浄する。水層を炭酸水素ナトリウムでpH
8とすると結晶が析出する。冷蔵庫で一夜静置し、結晶
をろ取、水洗後50℃で一夜乾燥して(3−ベンゾイル
−1−メチル−L −4,5−ジヒドロオロチル)−L
−ヒスチジル−し−プロリンアミド1.05Fを得る。
M、I)、228〜230t: (分解)〔α):3+
27.z° (C=0.5.  ジメチルホルムアミ 
ド) IRν′:!:’(cIR−’): 3400,320
0,1780゜1680、 162O NMR(DMSO−d6.  δ) : 1.6〜2.
2  (m、  4H)  。
2.6〜3.8  (m、  6H)  、  3.0
0  (8,3H)  。
4.0〜4.8  (m、  2H)  、  4.9
〜5.1  (m、  IH)  。
6.9〜7.1  (m、  2H)  、  7.3
〜7.8  (m、  6H)  。
8.1  (br、  IH)  、  8.65  
(br  d、  IH)(2)上記生成物51011
vをメタ/ −k 3 wlに溶解し、1596アンモ
ニアーメタノール溶液を加え。
室温で30分間撹拌する。反応後、溶媒を留去し。
残金に水5 yxlを加える。不溶物をろ去し、ろ液を
酢酸エチルで洗浄し、水層を1 zlまで濃縮する。
冷蔵庫に一夜静置して析出した結晶をろ取、水洗後25
して一夜乾燥して(1−メチル−L −4,5−ジヒド
ロオロチル)−L−ヒスチジル −L−プロリンアミド
・7/2水和物4001qを得た。
収率 8596 本島の物理−化学的性質は実施例2−(3)で得られた
生成物に一致した。
実施例4 1−メチル−L −4,5−ジヒドロオロット酸6゜3
7fおよびペンタクロロフェノール(純度95%)11
.:11’をジメチルホルムアミド80w1に溶解する
。−5〜OCでジシクロへキシルカルボジイミド8.3
gを加え、同温で1時間撹拌する。反応&、L−ヒスチ
ジンベンジルエステル・2トシレート 〔プレッテイン
・オブ ザ ケミカル ソサイアティ  オブ ジャパ
ン(Bul 1 、Chem、 SOC。
Jap、)、 31 784 (195B)) 21.
89およびトリエチルアミン75Myを一5〜OCで加
え、5℃で2時間、更に室温で一夜撹拌する。反応後、
析出物を6去し、ジメチルホルムアミドを減圧留去する
。残金に水80m1を加え、エーテル80xtで洗浄し
、減圧濃縮する。残金をシリカゲルクロマトグラフィー
(溶媒;クロロホルム:メタノール=4:1)で精製す
る。得られた結晶をメタノールより再結晶して(1−メ
チル−L −4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチ
ジン ベンジルエステル6、Ofを得る。
M、p、194−195t: 〔α〕畠’+21.8°(C=0.5.ジメチルホルム
アミド) IRv品:’CCl1i’): 3300,3200,
1735゜1710.1660 (2)上記生成物2.7fを水5(let/に溶解し、
パラジウム黒50゛りを加え、実施例2−(21と同様
に処理して、 (1−メチル−L −4,5−ジヒドロ
オofル)−L−ヒスチジン・1/4水和物1.8Fを
粉末として得る。
〔α〕=1+68.8°(C=0.5.水)IR9n:
!:’ (cw1’): 1720,1660(3)上
記生成物1.56y、N−ヒドロキシコノ\り酸イミド
565ダおよびジメチルホルムアミド15g/の混合物
に−10〜−5Cでジシクロへキシルカルボジイミド1
.23Nを加え、同温度で30分間撹拌する。ついで、
プロリンアミド570Ivを加え、−5〜OCで2時間
、室温で一夜□撹拌する。不溶物をろ去し、水50m1
で洗浄する。洗液とろ液をあわせ、クロロホルムで洗浄
する。炭酸水素ナトリウムでpH8に調整し、CHP−
20P樹脂のカラム(2X2011m)に導通する。当
該カラムを水200gtで洗浄後、20%メタノールで
溶出する。パラ9反応陽性の両分を集めて濃縮し。
冷却する。析出晶をろ取、乾燥して(1−メチル−L 
−4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジル−し−
プロリンアミド・7/2水和物1.17Fを結晶として
得る。
本品の物理−化学的性質は実施例2−+31で得られた
生成物に一致した。
実施例5 (1)1−メチル−L −4,5−ジヒドロオロット酸
516qおよびN−ヒドロキシコハク酸イミド345ダ
をジメチルホルムアミド9ゴに溶解し。
0〜5しでジシクロへキシルカルボジイミド680ダを
加え、同温で40分間、ついで室温で80分間撹拌する
。反応液にN101  )、シル−し一ヒスチジルーし
一プロリンアミド・トリフルオロ酢酸塩〔プレッティン
 オブ ザ ケミカル ソサイアティ オプ ジャパン
、49.1595 (1976))1.61およびトリ
エチルアミン0.5 mlを一5〜OCで加え、10C
で一夜撹拌する。溶媒を減圧留去後、残炎をクロロホル
ム30ゴに溶解し、不溶物をろ去する。ろ液を水洗、乾
燥後、溶媒を留去する。残炎をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;クロロホルム:酢酸エチル:メタ
ノール=5 : 4 : 2)で精製して(1−メチル
−L−4,5−ジヒドロオロチル) −N1m−)シル
ーL−ヒスチジル−し一プロリンアミド1.21を粉末
として得る。
IRν詰’(ff’):1720,1680,1670
゜〔α)’ +8.3°(C=1.  ジメチルホルム
アミド)(2)上記生成物1.2fを2596アンモニ
アーメタノール溶液10txlに溶かし、室温で一夜放
置する。溶媒を減圧留去し、残炎を水10g/に溶解す
る。この溶液をクロロホルムで洗浄後3 mlまで濃縮
し、冷却する。析出晶をろ取、乾燥して(1−メチル−
L −4,5−ジヒドロオロチル)−L−ヒスチジル−
し−プロリンアミド・7/2水和物620りを得る。
本品の物理−化学的性質は実施例2−(3)で得られた
生成物と一致した。
実施例6 (1)  3− tert  −ブトキシカルボニル−
1−メチル−DL−ジヒドロオロット酸1.36f、N
−ヒドロキシコハク酸イミド690qおよびジメチルホ
ルムアミド2(Jtlの混合物にθ〜5Cでジシクロへ
キシルカルボジイミド1.249を加え、室温で1,5
時間撹拌する。ついで、L−ヒスチジル−L−プロリン
アミド・2臭化水素酸塩2.06Fおよびトリエチルア
ミン1.7 mlを一5〜OCで加え、10して一夜撹
拌する。反応後、不溶物をろ去し、溶媒を減圧留去する
。残炎に2096クエン酸水溶液30耐を加え、不溶物
をろ去する。ろ液を炭酸水素ナトリウムでpH8に調整
し9食塩を加え飽和させてクロロホルムで抽出する。抽
出液を濃縮し、残炎にn−ヘキサンを加え結晶化した後
、ろ取、乾燥して(3−tert、−ブトキシカルボニ
ル−1−メチル−DL−4,5−ジヒドロオロチル)−
L−ヒスチジル−し−プロリンアミド・4水和物・1/
’2. n−ヘキサン付加物2.1gを得る。
M、p、80〜9(1 〔α耳2−16.8°(C=1.  ジメチルホルムア
ミド)(2)上記生成物1gにトリフルオロ酢酸3 y
xlを加え、室温で30分間撹拌する。トリフルオロ酢
酸を減圧留去し、残炎を水20m1に溶解する。当該水
溶液を炭酸水素ナトリウムでpH8に調整しCHP−2
0Pカラムに導通する。ついでカラムを水300 ml
で洗浄後、2096メタノールで目的物を溶出させる。
溶出液のうちパクリ陽性の両分を集めて凍結乾燥し、(
1−メチル−D L −4,5−ジヒドロオロチル)−
L−ヒスチジル−L−7’ロリンアミド・1水和物56
01q/を得る。
〔α〕も2−65.6°(C=1.  水力rRve:
:’CCIg’): 3250,1720.1660参
考例1 (]、+  L−4,5−ジヒドロオロット酸〔ザ ジ
ャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイT
fイ(J、 Am、 Chem、 Soc、 )、  
75. 6086(1953))にトリエチルアミンの
存在下室温でベンジルブロマイドを反応させて得られた
L −4,5−シヒドロオロット酸ベンジルエステル(
M、p、:187〜189わ)6.6j’をジメチルホ
ルムアミド66ttlに溶解する。この溶液にヨウ化メ
チル5 mlを加え、22〜28しで62%水素化ナト
リウム1.291を添加後、約25℃で40分間撹拌す
る。反応後酢酸1 mlを加え、約pH4とする。溶媒
を40C以下で減圧留去し、残金に酢酸エチルを加えて
析出した結晶をろ取し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥する
。更に、水を加え20分間撹拌した後、結晶をろ取、乾
燥し、酢酸エチルから再結晶して1〜メチル−L −4
,5−ジヒドロオロット酸、ベンジルエステル32.5
Fを得る。
M、 p、   162−164 t:Ca〕:  +
51.7°(C=1.ジメチルホルムアミド)(2)上
記生成物41/をテトラヒドロフラン80肩lに溶解し
、エタノール340 mlを加える。596パラジウム
炭素0.41を加え水素ガス雰囲気上室温で接触還元す
る。反応後触媒をろ去し、ろ液を濃縮乾固する。残金を
メタノールから再結晶して1−メチル−L = 4.5
−ジヒドロオロット酸1.91を得る。
M、])、214〜216C 〔α〕シ0+49.2°(C=1.  ジメチルホルム
アミド)参考例2 1−メチル−L −4,5−ジヒドロオロゲット酸ベン
ジルエステルをトリエチルアミンの存在下塩化ベンゾイ
ルと60〜65′cで反応させて得られた3−ベンゾイ
ル−1−メチル−L −4,5−ジヒドロオロット酸ベ
ンジルエステル(M、p、:110〜111 ′c) 
1.5F、 1096ハラジウム炭素150りおよびエ
タノール30g/の混合物を水素雰囲気上室温で40分
間接接触光する。反応後、不溶物をろ去し、溶媒を留去
する。残金にn−ヘキサンを加えて結晶化し、酢酸エチ
ル−n−へキサンから再結晶して、3−ベンゾイル−1
−メチル−L−4゜5−ジヒドロオロット酸85011
gを得る。
M、 り、  185〜187C (α):’ +95.2°(C=’0.5 、 y’ 
夕/ −ル)参考例3 (1)1−メチル−D L −4,5−ジヒドロオロッ
ト酸ベンジルエステルとジ炭酸ジーtert、−ブチル
エステルとをトリエチルアミンおよび4,4−ジメチル
アミノピリジンの存在下25〜27Cて反応させて得ら
れる3 −tert、−ブトキシカルボニル−1−メチ
ル=D L −4,5−ジヒドロオロット酸ベンジルエ
ステル(M、I)、:157〜159t:) 6001
vをメタノール30m1に溶解する。1o96パラジウ
ム炭素200りを加え、この混合物に水素ガスを吹き込
み接触還元する。反応後、触媒をろ去し。
ろ液から溶媒を留去する。残金を酢酸エチル−n−ヘキ
サンから再結晶して3− tert、−ブトキシカルボ
ニル−1−メチル−D L −4,5−:/ヒドロオロ
ット酸400119を得る。
M、I)、  129〜130 tc IRV”::::’ (G! ’) : 1795. 
1755. 1740゜1725.1675

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される1−メチル−4,5−ジヒドロオロチル−ヒ
    スチジル−プロリンアミドもしくはその酸付加塩。 2、(1−メチル−L−4,5−ジヒドロオロチル)−
    L−ヒスチジル−L−プロリンアミドもしくはその酸付
    加塩である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (但し、X^1はイミノ基または保護されたイミノ基を
    表わす。) で示される化合物もしくはその反応性誘導体と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (但し、X^2はイミノ基または保護されたイミノ基を
    表わす。) で示される化合物もしくはその塩とを縮合反応させ、X
    ^1および/またはX^2が保護されたイミノ基である
    場合には保護基を除去し、所望により生成物をその酸付
    加塩とすることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される1−メチル−4,5−ジヒドロオロチル−ヒ
    スチジル−プロリンアミドもしくはその酸付加塩の製法
    。 4、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (但し、X^1およびX^2はイミノ基または保護され
    たイミノ基を表わす。) で示される化合物、その塩もしくはその反応性誘導体と
    プロリンアミドもしくはその塩とを縮合反応させ、X^
    1および/またはX^2が保護されたイミノ基である場
    合には、保護基を除去し、所望により生成物をその酸付
    加塩とすることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される1−メチル−4,5−ジヒドロオロチル−ヒ
    スチジル−プロリンアミドもしくはその酸付加塩の製法
    。 5、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (但し、X^1およびX^2はイミノ基または保護され
    たイミノ基を表わす。) で示される化合物、その塩もしくはその反応性誘導体を
    アミド化し、X^1および/またはX^2が保護された
    イミノ基の場合には保護基を除去し、所望により生成物
    をその酸付加塩とすることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される1−メチル−4,5−ジヒドロオロチル−ヒ
    スチジル−プロリンアミドもしくはその酸付加塩の製法
    。 6、1−メチル−4,5−ジヒドロオロチル−ヒスチジ
    ル−プロリンアミドもしくはその酸付加塩を有効成分と
    してなる中枢神経障害治療剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5151497A (en) * 1989-02-21 1992-09-29 Japan Tobacco Inc. Histidyl peptide derivatives
JP4817281B2 (ja) * 2000-08-31 2011-11-16 塩野義製薬株式会社 パーキンソン病治療剤
US8071633B2 (en) 2004-09-09 2011-12-06 Shionogi & Co., Ltd. Pharmaceutical composition for treating spinocerebellar ataxia

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