JPS6133192A - 異性体的に純粋なテトラハロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(4)錯体およびその用途 - Google Patents

異性体的に純粋なテトラハロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(4)錯体およびその用途

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JPS6133192A
JPS6133192A JP4097585A JP4097585A JPS6133192A JP S6133192 A JPS6133192 A JP S6133192A JP 4097585 A JP4097585 A JP 4097585A JP 4097585 A JP4097585 A JP 4097585A JP S6133192 A JPS6133192 A JP S6133192A
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    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
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    • C07F15/0093Platinum compounds without a metal-carbon linkage
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は抗腫瘍作用を有する新規なプラチナ(fV)
錯体に係わり、特に異性体的に純粋なテトラハロ(好ま
しくはテトラクロロ) (1,2−ジアミノシクロヘキ
サン)プラチナ(IV)化合物およびその抗腫瘍剤とし
ての使用に関する。
(発明の技術的背景) プラチナ配位化合物は種々のものが抗腫瘍剤として有効
であることが知られている。たとえば米国特許A4,1
77,263にはシス−テトラクロロシアばンプラチナ
(IV)錯体等のプラチナ錯体を非経口投与することに
より悪性腫瘍を治療する寸法が開示されている。ベルギ
ー国特許A 88 L929 (Chem、 Ab@t
racts 95 e 18L1982 )にはジーお
よびテトラハロ(l、1− ジアミノメチルシクロアル
カン) pt(n)およびPt(IV)化合物が抗腫瘍
剤として有効であることが開示されている。西独特許公
開公報DE3.207,472 Kハシスージクロロト
ランスージヒドロキシ〔1−アミノ−2−〔アミノメチ
ル) −3,3,5−)リメチルシクロペンタン〕プラ
チナ(IV)およびそれに関連する構造のものが抗ガン
剤として有効であることが開示されている。米国特許A
360.424および西独特許屋158.777には有
機プラチナ錯体およびその製法が記載されている。米国
特許44,200,583にはシス−プラチナ(II)
配位1,2−ジアミノシクロヘキサン(シス−、トラン
ス−tおヨヒトランスーd異性体)が抗腫瘍作用を有す
るものとして開示されている。文献W″Antlean
cerResearch” 2 + 173.(198
2) r Hlll at alには有機プラチナ錯体
からなる抗腫瘍剤につ(?て記載している0文献=Ca
ncer TreatmentRsports’ 61
 r 1519(1977) e Schwartz 
at alにはテトラクロロ(1,2−シアミノシクロ
ヘキサン)7″ラチナ(IV)錯体(NSC27601
7)の合成、水溶性および抗白血病作用についての記載
がある。しかし、このNSC276017と呼ばれるp
t(■)錯体はテトラクロロ(1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン)プラチナ(IV)錯体の異性体混合物(シス
およびトランス(dおよび1>>であり異性体的に純粋
ではない。さらに、プラチナ(If/)類(テトラクロ
ロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)誘導体を含めて
)の抗白血病作用についての研究がなされている文献″
Wadley Msd。
Bulletin ” 、ヱ(1) : 231(19
77) 、 Hall et alに記載されているよ
うに、プラチナ(IV)化合物は一般に相応するプラチ
ナ(n)類よりも抗白血病作用が小さい。しかし、上記
Hall et al  ではすべてのジアミンはトラ
ンス形のものであると述べているから、ここでテストさ
れた化合物は異性体的に純粋な錯体でなく、光学異性体
、多分シス型の混合物であったことは明らかである。い
ずれにしてもpt(y)錯体の異性的に純粋なものは上
記Hall et alの研究の対象ではなかった。な
ぜならば当時において、異性体混合物を調べる方法は知
られていなかったからである。
さらに、Hall et alでは結論としてプラチナ
(n)類の捻とんどのものの活性はプラス(IV)状態
に酸化されることによ、り低下したと述べている。
これに関してKidani et at 、 r Ga
nn+ 67 +921 、 (1976)にはジクロ
ロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(n)
錯体の純粋な異性体をテストしたとき抗腫瘍性(白血病
1,1210)に差異があること、すなわち、トランス
(Q異性体が最大の活性を示し、トランス(d)異性体
は中間の活性を示し、シス型のものは最小の活性を示し
たと述べている。
その後、Kidani at alは同じ化合物につい
ての抗腫瘍活性に関して、シス異性体は相応するトラン
ス異性体よりも活性が大きいと報告している( J、M
ed、Chem、、 21 : 1315(1978)
参照)。
これら化合物についての研究は文献5tructure
Activity Re1ationships of
 AntitumorAg@nts 、 59(198
3)に要約されている。
このように一般にPt(IV)類はPt(If)配位化
合物に較べて抗ガン性が悪いと考えられていたため、抗
ガン剤の研究の焦点はtlとんどpt(n)錯体の開発
に注がれてした。事実、シスプラチン、シス−ジアミン
ジクロロプラチナ(II)が畢丸その他のガンの治療に
有効であることが確められてから、有機プラチナ特にP
t(II)類のものについての多くのテストが試みられ
るようKなった。
しかし、このシスプラチンの有用性は抗シスプラチン腫
瘍細胞に対する非有効性および毒性、主として対しん臓
毒性、吐き気、骨髄圧迫、耳障害、末梢神経、アレルギ
ー、電解質アンバランス、マグネシウム減少症等のため
限界をともなう。このような限界のため、多くの腫瘍に
対しジスシラチンと同等以上の活性があり、ジスグラチ
ンとのクロス抵抗性がなく、ジスシラチンよりも副作用
が小さく、水溶性が大きく、水溶液として安定性があり
、純度および化学的均一性にすぐれたプラチナ錯体を開
発することが求められていた。しかし、上記Hall 
at al  等によりプラチナ(IV)錯体は゛相応
するプラチナ(II)よりも抗ガン活性が小さいとされ
ていたため、プラチナ(IV)錯体の開発は一般に無視
されてきた。さらに、ガンの治療において、最も面倒な
問題は薬剤抵抗性である。医師は最初の治療で抵抗力を
つけたガン細胞を絶滅させるために、最初の薬から他の
薬へ切り換える必要があった。
一般に認められた腫瘍細胞異質性についての仮説に基づ
けば最初の治療で、それに感応する細胞を死滅させるこ
とができると予測される。しかし、その細胞が完全に根
絶されていない場合はその当初の治療に対し抵抗を有す
る腫瘍細胞が増えつづけることが考えられる。そのよう
な場合他の治療方式、たとえば他の薬剤、放射療法等が
必要となる。
しかるに本発明者等は異性体的に実質的に純粋なpt(
IV)錯体が悪性腫瘍に対し、復帰活性を有スるだけで
なく、シスプラチンに対し抵抗力を有する腫瘍の亜種に
対しても有効であることを見出したー (発明の具体的開示) すなわち、本発明は下記構造式の異性体的に純粋なテト
ラハロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(
IV)錯体を提供するものである。
ここでR1,Pt2. R,、およびR4は塩素、臭素
、沃素およびフッ素から選ばれる基である。
なお、本明細書において、実質的に純粋とは不純物が1
0%以下、好ましくは5%以下、より好ましくは1%以
下のものを意味する。
本発明に係わるプラチナ(IV)錯体の以下の如き特徴
を有する。
(1)本発明の化合物゛は抗シスプラチン腫瘍細胞を含
む悪性腫瘍の数種に対して有効である。
(2)異性体混合物より水溶性が大きい。
(3)  シスプラチンより毒性(副作用)カI」・さ
く\。
(4)水分解安定性が良好である。
(5)特性を害することなく親油性を持たせることおよ
び滅菌処理することができる。
(6)実質的に純粋なため、化学的特定、分析、投与調
整、バッチ製造における再現性、安定性評価等を容易に
判定、実証できる。
この発明のプラチナ(IV)錯体は従来公知の多くの方
法で容易に製造することができる。その−例としては、
異性体的に実質的に純粋な1,2−ジアミノシクロヘキ
サンをに2PtC44と反応させて、同類の中間pt(
[1)錯体を得、ついで、これをへログンと反応させて
一般式(1)のpr(F/)化合物を得ることができる
。本発明の化合物の合成にあたっての種々の条件につい
ては、たとえばChem、Letter+ 123:(
1976)y Kidani et atおよびTum
ori、 69 : 31(1983)に記載されてい
る。
本発明の化合物の最も好ましい製造法は下記の如きAn
derion et al にューヨーク州立大学)K
よる方法である。
以下、本発明のpt(fV)化合物についての実施例を
説明する。
黄  色 1.2−ノアミノシクロへキサン(50,0g;0.4
4モル)をメタノール(200ゴ)に溶かした溶液をN
1Ct2・6H20(52,0g; 0.22モル)の
メタノール(50oam)溶液に攪拌下で添加した。こ
のジアミンを添加した結果、当初の薄緑色溶液は暗青−
緑色に変化し、20分以内に固形法でんが現われた。こ
の混合物を3時間攪拌し、ついで真空ろ過し、黄緑色固
体および青紫色ろ液を得た。この固体を2時間、メタノ
ール(2X300#+7り中で攪拌し、ついで真空ろ過
したのち、メタノールで洗った。この固体をついで最初
に真空下で乾燥し、メタノールの残渣を除去し、さらに
真空中でデシケータ(P2O3)で乾燥し、黄色のシス
−1,2−ジアミノシクロヘキサン錯体25.5 &を
得た。
上記の青紫色ろ液Q6NのHCl (60m/ )で酸
性化し、さらに−を204 NaOH水溶液で4.2〜
4,5′に調整した。この結果トランス−1,2−ジア
ミノシクロへキサン錯体の紫色結晶が一晩ののち沈積し
た。この結晶をろ過し、水洗し、真空下でデシケータ(
P2O3)中で乾燥し、紫色固体29.01を得た。
(参照) : Kidani+ Y、;5aito+ 
R,Chem。
Letl、 、 1976.123− シス−1,2−ジアミノシクロヘキサンこの黄色シス−
1,2−ジアミノシクロヘキサンジクロロニッケル(n
) (20II)を6NのH2S04(250ゴ)に攪
拌下で20分間に亘り滴下した。1時間、真空下で水を
除去し、粘ちょうな緑色油状物を得た。ついで、無水エ
タノール160+nlをこの油状物に加え白色固体を得
た。これを真空ろ過し、無水エタノールで洗い、真空デ
シケータ(P2O3)中で乾燥し、白色固体の7x −
1,2−ジアミノシクロへキサンヒドロスルフェート2
0.0gを得た。
とのシス−1,2−シアミノシクロヘキサンヒドロ、ス
ルフェート8.0g(0,033モル)を154 Na
OH水溶液60−に加え、ついで、ベンゼンで8時間に
亘り連続的に抽出した。次にこのベンゼンl K2Co
、を用いて乾燥し、ろ過し、真空下で蒸発させ無色油状
の−72−1,2−ジアミノシクロヘキサン3.44g
(92チ)を得た。
赤外線分析結果(neat ) : 3362(S) 
、 3288(勢、 2942(S) 、 2856(
S) 、  1592(S) 、  1445(S)。
および846(S)ffl−1:IH−nmr(CDC
t5/+rMS)=2.88(2旦、 br ) 、 
1.50 (4旦、br)および1.17(4旦、 S
 ) ; 13 e−nmr (d−DMSO/’rM
s ) :51.92,30.74および21.93゜
(旦、4−混合物)         (d、を−混合
物)紫色のトランス−(a eA)−1#2−ジアミノ
シクロヘキサン−ジクロロニッケル(II)を用いた以
外は上記シス−ジアミンと同様の手法により上記式のジ
アミンを収率76チで得た。IR分析(neat ’)
 : 3355(S) 、 3282(S)、 294
2(S)。
1585(S)、 1445(S)、 953(S)、
 893(S)、 866(8)および680(S)z
”’  ;  IH−nmr(CDC1)rMs ) 
:2.45〜2.10 (2H、b r )、2.10
〜1.50 (4H、br)および1.30(4H,8
)。
(Is、Is)、)ランス−(d)−1,2−ジアミノ
シクロヘキサン o2H トランス−(d)−1,2−ジアミノシクロヘキサンタ
ルトレートを用いた以外はシス−1,2−ジアミノシク
ロヘキサンヒドロスルフェートからシス−1,2−ジア
ミノシクロヘキサンへの変換と同様の手法を用い、この
光学的活性ジアミンを収率72%で得た。〔α)ig、
 =433.7° (C=5:ベンゼン)。
(IR,2R)−トランス−(1)−1,2−ジアミノ
シフローン ■ O2H トランス−(1)−1,2−ジアミノシクロヘキサンタ
ルトレートを用いた以外は上記トランス−(d)−異性
体の合成と同様の方法によりこの光学的活性ジアミンを
収率70%で得た。
+11.[α]58. =−36,0°(Whitne
ypT、A、J、Org。
プラチナ(It) シス−1,2−ジアミノシクロヘキサン0.684.9
 (6,OミIJモル)と脱ガス水5ゴ(真空排気によ
る)とからなる混合物をテトラクロロープラチナートω
)カリウムを脱がス水25mに溶かした溶液に攪拌下、
窒素ガス雰囲気下で添加された。この混合物を18時間
攪拌し、ついで真空ろ過した。固形物をINのHCl 
、ついでエタノール、最後にジエチルエーテルで洗滌し
た。
その乾燥物は育黄色であった(2.241!:収率98
%)。この固体はDMFに溶解し、この混合物をろ過し
、メタノールを加え−yx−ジクロローシスー1,2−
シクロヘキサンジアミンプラチナ(It)を析出させた
。IR(KBr) : 325XS) e311(S)
、  2945(S)、  2862(S)、  15
69(S)、  1445(S)。
1196(S)、 980(S)、および762 Cr
n(S)。
この化合物は水溶性およびメタノール溶解性が小さく、
DMF′中での溶解度は50η/−であった。
参照: KjdanLet allJ、Msd、Che
m、 197L21 、1315゜ シス−ジクロロ−トランス−(d、t)−1,2−シク
ロこの化合物はトランス−(d、t)−1,2−シクロ
ヘキサンジアミンを用いり以外ハyx −シクロローシ
ス−1,2−シクロヘキサンジアミンプラチナ(n)の
合成と同様の方法で95チの収率で得た。
Ir(r(Br) 3274(S)、  3193(S
)、  2934(S)。
2866(S)、  1564(S)、  1160(
S)、  and 756crn(S)。
この化合物は水およびメタノ−・ルに対する溶解性が極
めて小さく、DMFに対する溶解性は50ダ/ゴであっ
た。元素分析値 (C6H14N2Ct2Ptとして計算して) : C
、18,96;H,3,71:N、7.37;Cl、1
8.66゜実験値:C,19,10;  H,3,71
: N、7.35  :  C,4?18.71゜この
化合物はトランス−(IR,2R−1,2−シクロヘキ
サンジアミンを用いた以外は上記ラセミ(d、t)混合
物を合成するのと同様の方法でつくられた。
この化合物はトランス−(18,28)−1,2−シク
ロヘキサンジアミンを用いた以外は上記ラセミ(d、Z
)混合物の合成と同様の方法を用いてつくった。
テトラクロロ−シス−1,2−シクロヘキサンジアミン
プラチナ(IV) この化合物はシス−ジクロロ−シス−1,2−シクロヘ
キサンジアミンプラチナ(n) t−用いた以外は上記
トランス−(d、t)錯体の合成と同様の方法でつくっ
た。
Ir(KBr) 3185(S)、 3090(S)、
 2938(S)。
2865(d、  1560(S)、  1451(d
、  1202(S)、  1131(d。
976に)、および58晦cm−’ ; 13e−n、
、、 (,17−DMF/TMS ) 60.90 、
、26.30 、および21.72゜この化合物は水に
対する溶解性は1Otny/mt以下であった。またメ
タノールに対しては50my/ゴ、メタノール/アセト
ン(1:1)に対しては200 m9 / m7!、D
MFに対しては250my/ゴであった。
元素分析値=(C6H14N2Ct4Ptとして計算し
て)C、15,98; H,3,13; N、6.21
 ; C4,31,44。
実験値、 C、16,25; H,3,20: N、6
.09 ;C/!、、31.17 。
塩素ガスの気泡を1秒当り2個の割合でシス−ジクロロ
−トランス−(d、t)−1,2−シクロヘキサンジア
ミンプラチナ(II) (2,10II; 5.5ミリ
モル)の0.5 N HCl (40ゴ)中での懸濁液
中に60℃で吹き込んだ。この塩素ガスを導入したのち
直ちに温度′t−100℃に上げた。その結果、固形物
は赤黄色に変り、ついで一部が溶解するとともに明るい
黄色に変化した。この混合物に塩素の気泡を2.5時間
吹き込み、ついで空気を急速に吹き込み、未反応の塩素
と置換した。
冷却したこの反応混合物を真空中で乾燥させ、メタノー
ル250−をこの黄色の残渣に加え、混合物をろ過した
。このろ液を真空中で蒸発、乾燥させ、明るい黄色固体
を2.14 、!7(87%)得た。IR(KBr) 
3228(S)、 3180(S)、 3090(S)
2942(S)、 2863(S)、  1566(S
)、  1450に)、 1166(S)。
and 91711m  、  H−nmr (d −
DMF/TMS)δ8、.1−7.0(br) 、  
3.6(br)、 3.3(S)、  3.1(br)
2.2(br)、 1.5(br)、および0.7(S
) ; 1 ” c−nmr(d7− DMF/TMS
 )δ63.96.31.82.および24.56゜ この化合物は水に対する溶解度は10 m97at以下
、メタノールに対しては100m9/−1DMF K対
しては250ダ/ mtであった。
(Is、28)−テトラクロロ−トランス−1,2−シ
スこの化合物は(18,28)−シス−ジクロロ−トラ
ンス−1,2−シクロヘキサンジアミンプラチナ(II
) e用いた以外は上記(d、t)錯体の合成と同様に
してつくった。〔α]58.=−129,13゜(C=
3.33.メタノール)。
元素分析値(C6H14N2C24Ptとして計算し″
′0:理論値: C,15,98; H,3,13; 
N、6.21 。
実験値: C,16,01: H,3,13;N、6.
12゜この化合物は(IR,2R)−シス−ジクロロ−
トランス−1,2−シクロヘキサンジアミンプラチナ(
If)を用いた以外は上記(d、t)−錯体と同様にし
てつくった。
〔α)58. =+129.73°(C=3.33.メ
タノール)。
元素分析値(C6H,4N2C14Ptとして計算して
):理論値: C,15,98: H,3,13;N、
6.21 ;C4,31,44゜実験値: C,16,
06;f(,3,15;N、6.20 ;C4,31,
49゜ 上記方法でつくられた化合物の分析は分光分析、核磁気
共鳴(NMR)、赤外線および紫外線スペクトル、高圧
液体クロマトグラフィ、光学的回転、ラジオアイソトー
プ等を用いておとなった。
pt(財)サンプル中のpt(II)量を測定するため
のシス−ジクロロ−トランス−1,2−シクロヘキサン
ジアミンプラチナ(II)中のアミノ基の756ffi
−’における極めて強い吸収は相応するプラチナ(財)
化合物のスペクトルには欠けている。
Beer−Lambertの法則により、(d、/、)
−テトラクロロ−トランス−1,2−シクロヘキサンジ
アミンプラチナ■のサンプル中のプラチナ(Il)の量
は1%以下であった。1旦、2旦および1旦、2旦−異
性体のスペクトルの同様の分析でも同じように純粋であ
ることが認められた。
シス−ジクロロ−シス−1,2−シクロヘキサンジアミ
ンプラチナ(n)の761 cm−’における三つ組み
吸収は相応するPt(IV)化合物には見られなかった
。テトラクロロ−シス−1,2−シクロヘキサンジアミ
ンプラチナ(転)のサンプル中のpt(10量は1チ以
下であった。
高圧液体クロマトグラフィ(HPLC))[P LC検
査をVarian Varichrome可変波長検査
器を備えた5pectra Physics SP 8
000を用いておこなった。注入量は10μtとし、注
入濃度は1〜2号ゲ、流速は1〜2叫→とした。又UV
デテクターを300 nmをモニターするようにセット
した。2つの異なるシステムを用いた。
その一つはDMF又はメタノールで溶出させたC8反転
相(25zX4.61an)カラムであり、他のものは
DMF−アセテート(9:1)緩衝液で溶出させた直列
に接続したカチオン交換カラム(それぞれ25crnX
4.6調)であった。
注射したすべての化合物は99%以上の純度を有するこ
とが上記システムで確認された。
pt(I[)とpt(転)の化合物の分離はなし得なか
った。
Pt(If)の吸光係数はpt(財)のものよシ著るし
く小さかった( o、i” pt(財)〜E pt (
If) )。
生物学的特性 本発明の化合物の生物学的特性を文献CancerCh
emotherapy Reports 、 VoL 
3 、 A 3.1972の方法に従っておこなった。
その結果は後述の表に示されている。
ファージ導入評価 文献、Chem、 Biol、 Int@ractio
ns、 46 ’。
219−233 (1983) 、 Sarma’et
 alの方法に従い、バクテリアファージラムダの投与
依存導入のためのBIA定量管を用いテストした。ラム
ダファージを含むE、 colt (BR513)の浸
透性種を用い、全てのサンプルをテストした。評価のた
めの表示時間を5時間(38℃)とした。テスト当日、
新しい各テストサンプルの食塩溶液(0,85%)用意
した。各サンプルは最終濃度の10倍にして所定の方法
によ勺装置した。最終濃度は300μg、AI 、 2
00μg7*t 、 100 p97fnl 、 60
 pglnl。
25μW、10μ/l//11およびゼロ参照物とした
このバクテリア種はラムダ抑制体の制御のもとに染色体
を合体したラムダ−ラック2接合ファージを含むもので
ある。DNA−破壊剤で処理しプロファージ脱抑制をお
こない、β−ガラクトシダーゼ、ラック2遺伝子生成物
の合成をおこなった。このβ−ガラクトシダーゼは基剤
(0−ニトロフェニル−〇−ffラクトピラノシド(O
NPC) )との反応によシ黄色生成物を得ることによ
り検出した。各管は28℃で接種した( A420夕帆
5−1.0になるまで数分から数時間を要して)。発色
は塩基(INのNa 2CO5)の添加によシ中止され
た。この黄色は420 nmでの吸収によシ測定された
。この発色に要する正確な時間を記録した。A42o(
420nmでの吸収)における酵素単位を100 A4
H)/lhr (thr =黄色を示すのに要した時間
)とした。1酵素単位はゼロ時間における非誘導参照物
にほぼ匹敵する。
特性 本発明の種々の化合物の特性についてテストした結果を
以下に示す。
テトラクロロ−1,2−シクロヘキサンジアミンプラチ
ナ(財)の異性体、すなわち、トランス(4)。
トランス(d、t)、)ランス(d)、およびシスはシ
スプラチン抵抗を示すL1210の亜種に対する活性な
どの好ましい生物学的特性、明確な化学的構造、溶解性
、安定性、純度、等の好ましい化学的特性を示した。
これらの化合物の所望の生物学的特性は燃焼分析、高圧
液体クロマトグラフィ、IRスペクトル、ラーマンスペ
クトル、UVスペクトル、光学的回転、NMR、プロト
ン、カービン−13、プラチナ195および急速原子衝
突質量スペクト“ルにより確められ、さらにこれらの分
析によシ化学的構造が確められ、かつ大量生産した場合
でもパッチ毎の変化はほとんどないことが確められた。
また、これらの異性体は抗ガン剤の投与に用いられてい
る非経口投与用製品に製造するための親油化、滅菌処理
に対しても安定であることが認められた。もちろん、経
口、皮下、筋肉投与等にも用いることができる。
この発明のpt(V)化合物は固形、液体、ペースト、
懸濁物、溶液などの種々の形態で用いることができ、ヒ
ト、動物に適した種々の形態、たとえばタブレット又は
注射液、カプセル、粒状等とすることができる。又、適
当なビヒクル、担体を併用してpt(転)化合物を製剤
化することもできる。その他、pt(転)に対し相客性
を有するあるいは生理的に許容し得る添加物、アジュノ
マントを混合して医薬組成物をつくってもよい。これら
のビヒクル、担体、添加剤、アジュノ々ントの例として
は食塩溶液、緩和溶液、水性又は非水性懸濁液、エマル
ジョン、フィラー、保存剤、安定剤、緩和剤等である。
下記表1は本発明のpt(財)錯体の異性体の水溶性、
純度を示している。
表  1 上述の如くテトランソロ−1,2−シクロヘキサジアミ
ンゾラチナ(転)の異性体は所望の生物学的特性(シス
プラチンに対する抵抗を持ったL1210の亜種に対す
る活性)および化学的特性(明確な化学的構造、水溶性
、安定性、薬剤−発明に適した純度)を示した。
表2は腹腔内移植L1210白血病モデルにおけは投与
一応答検査を示している。4種の異性体を同一条件下で
シスプラチンおよび参照化合物としてのカルデキシフタ
ラートシクロヘキサジアミンプラチナ(If)と比較し
た。これらの結果は4種全ての製品がシスプラチン(−
5,7Log、。減少)と同様の腫瘍のtog、。減少
を治療の終りにおいて示した。ここで注目すべきことは
この腫瘍減少は、薬剤処理動物と参照動物の体重差を測
定することによシ、シスプラチンよりも毒性が少なくし
て得られたものであることが認められた。これらの結果
はRotondo at alの報告、すなわち、プラ
チナ(転)錯体はその化学的不活性のため、プラチナ(
In錯体よシも毒性が一般に小さいこと(Rotond
et al 、 Tumori 69 ; 31−36
 (1983))と一致している。たとえば表2のデー
タに上ると、最良治療応答(20myA/注射:1,5
.9日スケジュール)を示す投与でのシスプラチン処理
動物と参照動物との間の体重差は−5,0gである。
しかし、上記異性体についてのデータを見ると、最適投
与(8m灼/注射;トランスz、トランスdl、)う/
スdについて: 16 m9Al/注射;シスについて
)での平均体重差は一4!i以下である。この実験にお
いて、カルボキシフタラドシクロヘキサンジアミンプラ
チナ(II)は3回投与(50,25および12.5 
myAt /注射)で、腫瘍は−5,7”g10減少を
示したが、平均体重差は最大投与で一4g以上であった
0 表3はシスプラチン抵抗を有する亜種、L1210/シ
スグラチン(3DP31)とL1210の親種に対する
同じ6個の錯体の比較検討を示している。この場合の抵
抗の機構について明らかでないが突然変異体の発生、異
なるDNA復修機構等によるものと思われる。表3で示
された実験は同じ薬剤を用い双方の亜種に対し同時にお
こなったものである。これらデータはL1210/シス
シラチンはシスシラチンに対し免疫を示したが、本発明
の4種の異性体およびNSC−271674は腫瘍の減
少が治療の間に少なくとも−5,9tagsであった。
さらに、許容投与量で3匹またはそれ以上の30日生存
(実験の最終日)を全ての上記異性体が示した。これら
の実験は表4に示す如く第2の実験でも繰り返された。
しかし、この表4の実験では薬剤投与によりさらに長期
の生存を確認するため60日間動物実験をおこなった。
表4に示す如くシスプラチンはL1210の親種に対し
活性を有することが確認された(1,5および9日スケ
ジュールでの最良投与、5僑句/注射における240チ
のTiC)。又、シスプラチンはL1210/シスプラ
チンに対しでは活性のないことが確められた。シス異性
体を除き、他の異性体化合物はL1210/シスシラチ
ンに対しても3匹又はそれ以上の60日生存を示した。
なお、シス異性体はこのような長期生存は1匹のみであ
った。
他の実験として、同じプラチナ錯体を表5に示す静脈投
与に従いSC移植L1210に対し直接比較した。この
テストにおいては全ての化合物は最低の同等の活性を示
した。中間% TC値が150チ以上(すなわちNat
ional CancerInstituteでおこな
われる統計分析によれば可成りの活性を示すレベル)で
は投薬動物と参照動物との間の体重差が許容の程度(−
4,9以上)を超えるものであった。
この・発明の4種の異性体の生物学的活性をさらに評価
するため(すなわち相互間およびシスプラチンとの比較
において)、これら錯体を上記Sarmaの生化学ファ
ージ誘導により試験管内で比較した。これにより多くの
化合物がDNAと相互作用を示すことが見出された。こ
れら結果は第1図に示す如く全ての異性体はグロファー
ジ誘導においてシスプラチンより効果が小さいことを示
した。これはプラチナ(財)錯体が化学的に比較的不活
性であることを実証している。しかし、生体内ではプラ
チナ(転)錯体がプラチナ(If)錯体に還元されるこ
とが証明されている(Pendyala、L、Proc
eedings  13  th  Internat
ionalCancer Congress 、シアト
ルラワシントン州ツ+3034.531頁(1982)
)。したがって、表2−5で示された生体内抗腫瘍応答
は化合物がプラチナ(II)又はプラチナ(財)錯体又
は双方の形として作用した結果とも想像される。又、4
種の異性体はプロファージ誘導能において同一ではない
。シス異性体は実際上不活性であシ、トランスdt異性
体はその効果が中間的(約68酵素単位)である。精製
トランスdおよびトランスを異性体はこれら4種のうち
で最も有効(それぞれ約104酵素単位)である。しか
し、トランスd異性体は最も優勢である(トランスd異
性体は25μg7rutで最大効果、トランスを異性体
は50μg7rntで最大効果を示した)。
これらの異性体は上記テスト、すなわちプロファージ誘
導および抗腫瘍テストで示す如く生物学的活性ならびに
水溶性が異なる。これら表2−4を参照することにより
(たとえば長期生存数を合計するなどして)、これら異
性体間に意外な差異があることが理解されよう。たとえ
ばトランスを異性体は30匹の長期生存を示している。
この実験(A8−000053LE31)は5outh
ern Re5erch In5titute 、バー
ミンガム、アラバマ州でDr、ダニエル・グリスワオル
ドの監督下でおこなわれた。その手法はGetan @
ta1.. Cancsr Chemotherapy
 Reports 3 :A 2 。
1972(添付書■)と同様とした。10 細胞を日″
′0”において、CD2F1オスマウスの腹腔内に植え
付けた。薬剤処理は腫瘍移植後1゜5および9日後に示
した投与量で1回の注射で腹腔内に与えた。N5C−2
71674で希釈液として5チ炭酸す) IJウムを用
いた以外は希釈液として食塩水を用いた。すべての薬剤
は注射の当日に新しくつくった。又、全ての薬剤は溶液
として投与した。中間生存時間(参照マウスおよび投薬
マウスの双方について)は%T/Cで示した。
体重は5日目に判定し、体重差として示した(薬剤投与
動物−参照動物(!9) (T−C)。希釈液参照動物
は8.4日の中間生存日数を示し、5日間で1.9g増
えた。全ての動物(30日生存を含め)を中間生存時間
の計算に用いた。腫瘍の10 g 1 o変化は治療の
終点(RX)における生活腫瘍細胞を治療当初のものと
比較した正味のLoq変化を示している。たとえば−6
Log変化は99.99 %の減少を意味し、31og
変化は治療後において腫瘍が1000倍増加したことを
意味している。この実験において、治療当初の腫瘍は約
6.I X i o5細胞数であった。
この実験(A3−000053LE31およびA3−0
00013DP3]、 )は5outheri Re5
earch In5titute−バーミンガム、アラ
バマ州でOr、ダニエル・グリスワオルドの監督下でお
こなわれた。詳細は表4参照のこと。
L1210白血病を有する希釈液参照動物は8.6日の
中間生存日数を示し、5日間で1.3g増えた。又、L
1210/シスグロチンを有する動物については8.6
日の中間生存日数、0.6gの体重増加を見た。治療当
初の腫瘍はL1210については7.7 X 10  
細胞、L1210/シスプロチンについては8.3 X
 10  細胞であった。メスCD2F1マウスをこれ
らの実験に用いた。
これらの実験(23−000813IJ31および23
−000033DP31 )はMason Re1Ie
arch In5tituteウオルセスター、マサチ
ューセ、ッ州でおこなわれた。詳細は表4参照のこと。
L1210白血病を持った希釈参照動物は中間生存日数
が8.8日であり5日で1.6g増え、L 1210 
/ シスプロチンを持ったものは同じ<9.3日および
1.39の増加を示した。メスCD2F1マウスをこれ
ら実験に用いた。
この実験(A3−000043LE32 )は5out
hernReserch In5titute 、バー
ミンガム、アラバマ州でOr、ダニエル・グリスワオル
ドの指示下でおこなわれた。手法は(添付書■)で示し
たものと同様とした。すなわち、10’細胞をCD2F
1オスマウスに日“ゼロ”に腹腔内に移植した。
投薬はこの移植後1〜5日ののち示す如き投与量で1日
1回静脈におこなった。テストした投与範囲は表に示す
如く最大および最小投与ならびに中間値(最大投与から
始めて各投与量に0.5を掛けで決定した)を含めた。
N5C−271674で希釈液として5チ炭酸ナトリウ
ムを用いた以外は希釈液として食塩水を用いた。すべて
の薬剤は注射の当日に新しくつくった。又、全ての薬剤
は溶液として投与した。中間生存時間(参照マウスおよ
び投薬マウスの双方について)は%T/Cで示した。体
重は5日目に判定し、体重差として示した(薬剤投与動
物−参照動物G)(T −C)。希釈液参照動物は10
.3日の中間生存日数を示し、5日間で0.5 F増え
た。
他のものについての比較データは以下の通シである。ト
ランスdの場合27匹、トランスdtの場合27匹、シ
スの場合13匹である。
I P移1L1210/シスプラチンの処置における体
重変化と長期生存数の比較においてはトランスを異性体
が長期生存数も多く、かつ毒性が少ない(表6)。これ
らの証拠全体からシス異性体すなわち、前記Schwa
rtz et al Kよシつくられた混合物の一つの
成分は比較的生物学的活性が小さい。しかし、実質的に
純粋な異性体を得ることによシ上記Schwartz 
+ et al (:N5C−276017)のものよ
り生物学的および化学的特性のすぐれた製品が得られる
。表6は4種の異性体の最適な投与量、溶解性を比較す
ることによシ、上記Schwartz et alのシ
ス異性体と比較して投与量/溶解性比の良好な化合物を
得ることができることを示している。この比は患者の通
常および高投与治療に必要な投与量を決定するうえで重
要である。この比が高ければ第7表に示す如く静脈投与
用の調剤を作るうえで好都合となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のプラチナ輪錯体の特性を示す線図である
。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦図面の浄占(
内作Gこ変更なし) 第1図 pg/m1 1、事件の表示 特願昭60−40975号 2、発明の名称 異性体的に純粋なテトラハロ(1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン)プラチナ(rvl錯体およびその用途3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 アメリカ合衆国 4、代理人 住所 東京都港区虎)門1]目26番5υ 第17森ビ
ル〒105   電話03 (502) 3181 (
大代表)氏名 (5847)  弁理士 鈴  江  
武  彦 、r7パ、;l“5、自発補正      
       ゛特許請求の範囲を別紙の通り訂正する 2、特許請求の範囲 (1)下記構造式からなる異性体的署二純粋なテトラハ
ロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(財)
錯体 に4 (ただし、R1* RM e R1e R4は塩素、臭
素、沃素およびフッ素から選ばれる任意の基である) (2]  上記テトラハロ錯体がテトラクロロ錯体であ
る特許請求の範囲第1項記載の錯体。 (3)  錯体がトランスd、)ランス!、トランスd
、Jおよびシス異性体のいずれかである特許請求の範囲
第2項記載の錯体。 (4)  錯体が純度995A以上である特許請求の範
囲第3項記載の錯体。 (5)下記構造式からなる異性体的に純粋なテトラハロ
(1,2−ジアミノシクロヘキサン)ゾラテナ制錯体を
有効成分として含み。 (ただし、R1+ R2e R@ * R4は塩素、臭
素、沃素およびフッ素から選ばれる任意の基である)さ
らに生理学的に許容し得る担体又はアジエパンドを含む
ことを特徴とする抗ガン用組成物。 (6)上記テトラハロ錯体がテトラクロロ錯体で −あ
る特許請求の範y!A第5項記載の抗ガン用組成物。 (71H体カドランスd、)ランスl、トランスd、 
!!、およびシス異性体から選ばれるものぞある特許請
求の範囲第6項記載の抗ガン組成物。 (8)有効成分ヲx、o 〜200rn9/m含む特許
請求の範囲第7項記載の抗ガン組成物。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書(
方式) 1、事件の表示 特帥昭60−40975号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係 特許用1卯人 アメリカ合衆国 4、代理人

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記構造式からなる異性体的に純粋なテトラハロ
    (1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(IV)錯
    体 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1、R_2、R_3、R_4は塩素、臭
    素、沃素およびフッ素から選ばれる任意の基である)
  2. (2)上記テトラハロ錯体がテトラクロロ錯体である特
    許請求の範囲第1項記載の錯体。
  3. (3)錯体がトランスd、トランスl、トランスd、l
    およびシス異性体のいずれかである特許請求の範囲第2
    項記載の錯体。
  4. (4)錯体が純度99%以上である特許請求の範囲第3
    項記載の錯体。
  5. (5)下記構造式からなる異性体的に純粋なテトラハロ
    (1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(IV)錯
    体を有効成分として含み、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1、R_2、R_3、R_4は塩素、臭
    素、沃素およびフッ素から選ばれる任意の基である)さ
    らに生理学的に許容し得る担体又はアジュバンドを含む
    ことを特徴とする抗ガン用組成物。
  6. (6)上記テトラハロ錯体がテトラクロロ錯体である特
    許請求の範囲第5項記載の抗ガン用組成物。
  7. (7)錯体がトランスd、トランスl、トランスd、l
    、およびシス異性体から選ばれるものである特許請求の
    範囲第6項記載の抗ガン組成物。
  8. (8)有効成分を1.0〜200mg/m^2含む特許
    請求の範囲第7項記載の抗ガン組成物。
JP4097585A 1984-03-01 1985-03-01 異性体的に純粋なテトラハロ(1,2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ(4)錯体およびその用途 Granted JPS6133192A (ja)

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