JPS6133141A - 桂皮酸の製造法 - Google Patents

桂皮酸の製造法

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JPS6133141A
JPS6133141A JP15374084A JP15374084A JPS6133141A JP S6133141 A JPS6133141 A JP S6133141A JP 15374084 A JP15374084 A JP 15374084A JP 15374084 A JP15374084 A JP 15374084A JP S6133141 A JPS6133141 A JP S6133141A
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JP
Japan
Prior art keywords
acid
cinnamic acid
reaction
solvent
ester
Prior art date
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Pending
Application number
JP15374084A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Wada
和田 啓輔
Yukio Kasori
加曽利 行雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Publication of JPS6133141A publication Critical patent/JPS6133141A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は桂皮酸の製造法に関するものであシ、更に詳し
くは酸触媒の存在下に桂皮酸エステルを加水分解して桂
皮酸を製造するに際して、特定の溶媒を使用する桂皮酸
の製造法に関するものである。
最近になって、パラジウム等を触媒とし、スチレン、脂
肪族アルコール、−酸化炭素および酸素から桂皮酸脂肪
アルコールエステルを製造する方法が提案されている(
%公昭Sター!j70号公報その他)。
一方、有機酸エステルを加水分解して有機酸を製造する
方法は、従来から広く知られている。
また、有機酸エステルを加水分解する際に、触媒として
各種の有機酸、無機酸が使用されることも良く知られて
いる。
しかし乍ら、桂皮酸エステルを加水分解して桂皮酸を製
造する方法に関しては、現在までに報告されてい々い。
本発明者らは、先に、pKa !以上の酸触媒をも反応
速度を重視する立場からみると、必ずしも十分なもので
はなかった。
すなわち、本発明は、緩和な条件下で桂皮゛酸ニス誉ル
を加水分解して、効率よく桂皮酸を製造することを目的
としたものであシ、加水分解の反応速度を十分に大きく
する具体的方法として、特定の溶媒を使用することをそ
の要旨とする。
本発明方法において使用される桂皮酸エステルは、具体
的には、炭素数l−≠の脂肪族アルコールと桂皮酸とか
ら形成されるエステルである。
本発明方法は酸触媒を使用して実施される。
酸触媒としてはpKa値でλ以下の酸を使用することが
好ましい。具体的には塩酸、硫酸等の無機強酸、クロロ
スルホン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン
酸等の有機強酸、燐モリブデン酸、珪タングステン酸等
のへテロポリ酸、三フッ化ホウ素、五フッ化アンチモン
等のルイス酸、あるいは酸性イオン交換樹脂、粘土鉱物
、ゼオライト等の固体酸が挙けられる。酸の使用量は桂
皮酸エステル1モルに対して0,007〜10モル、好
ましくは0.0 /〜1モルの範囲である。
本発明方法においては、桂皮酸エステルの加水分解反応
tl−特定の溶媒を使用して実施する。
特定の溶媒とは炭素数2〜8の脂肪族カルボン酸、これ
らカルボン酸と低級アルコールとのエステル、アルキル
尿素類、アミド類またはスルホン類である。これらの溶
媒がとくに効果的な性能を発揮する理由については必ず
しも明らかではない。しかし、これらが原料の桂皮酸エ
ステルと水および桂皮酸等に対して強力な溶解力をもつ
こと、ならびに酸触媒に対して安定な特性を持つことと
関連があるものと推察される。
炭素数2〜8の脂肪族カルボ/酸のエステルとは該カル
ボン酸と炭素数/−4’の脂肪族アルコールとから形成
されるエステルである。
アルキル尿素類としては、N、N、N’、N’−テトラ
メチル尿素、N 、 N 、 N’、 N’−テトラエ
チル尿素、N 、 N 、 N’、 N’−テトラn−
プロピル尿素、N、N、N’、N’−テトラn−ブチル
尿素、  N、N−ジメチル−N’、 N’−ジエチル
尿素などの低級アルキル尿素、N、N’−ジエチルエチ
レン尿素、  N、N’−ジイソプロピルエチレン尿素
、  N、N’−ジメチルプロビレピレン尿素などの低
級アルキル基を有するアルキレン尿素等が挙げられる。
アミド類としては、 N、N−ジメチルホルムアミド、
  N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン等のカルボン酸アミド、ヘキサメチル燐酸トリアミ
ド、トリス(ピペリジノ)ホスフィンオキサイド、N 
、 N 、 N’、 N’−テトラエチルスルファミド
、N−メチルプロパンサルタム等の燐酸アミドおよびス
ルホン酸アミド類が挙けられる。
スルホン類としては、テトラメチレンスルホン、ジメチ
ルスルホン、3−メチルテトラメチレンスルホン、λ、
ダグ−メチルテトラメチレンスルホン等が挙げられる。
中でも環状スルホンが好ましい。
本発明方法を実施する加水分解の反応形式に関しては、
必ずしも限定的ではない。回分反応方式および連続反応
方式のいずれに対しても適用可能である。また、略式反
応形式および槽式反応形式のいずれについても実行可能
のものである。
原料である桂皮酸エステルに対する水の使用量は必ずし
も限定的ではないが、通常θ、/〜1oooモル倍、好
ましくは1〜100モル倍である。
溶媒の使用量についても、必ずしも限定されるものでは
ないが、溶媒中の桂皮酸エステルの容積百分率として、
通常/〜り5%、好1しくはj−ざ0%の範囲が採用さ
れる。
反応温度に関しても、必ずしも限定的ではないが、60
−110℃が適当であり、よυ好ましくは10−130
℃である。/ 50℃よシも高い温度または60℃よシ
も低い温度条件でも、加水分解反応は勿論進行するが、
工業的実施の際のユーティリティー負担等を考慮した上
で、仁れらの条件を採用すべきである。また、操作は通
常、常圧付近の条件で実施されるが、減圧条件や高圧条
件の採用が経済的に有利な場合もある。
以上のようにして形成された触媒反応液から、通常の分
離操作、すなわち蒸留、抽出、晶析等の手段によって、
目的の桂皮酸が分離される。
以下に、本発明を実施例により、更に詳細に説明する。
実施例/ 還流冷却器を備えた内容積1O−Otnlのガラス製反
応器に桂皮酸メチルr、ilt、水弘、61、硫酸O0
りtr?、酢酸26m1をおき、反応温度107℃で反
応を行った。反応の進行と共に生成するメタノールと酢
酸メチルは冷却器を通じて、反応系外に除去した。6時
間の反応後、反応液を冷却して、液体クロマトグラフィ
ーによシ分析した結果、桂皮酸がt7.6%が収率で生
成していることが確認された。
比較例/ 酢酸の代シにO−キシレンを溶媒として使用したほかは
、実施例/と同様の反応を行った結果、桂皮酸の些事は
/ r、1%であった。
実施例2 硫酸の代シにp−トルエンスルホン酸を使用した以外は
、実施例/と同様の反応を行った結果、桂皮酸がり/、
0%の収率で得られた。
実施例3 硫酸の代シに陽イオン性交換樹脂PK22K(三菱化成
工業株式会社製) / 0,2! meq、 、 f使
用し、反応温度を110℃にした以外は、実施例1と同
様の反応を行った結果、桂皮酸が参/、t%の収率で得
られた。
実施例f 酢酸の代シにプロピオン酸50νを溶媒として使用し、
反応温度を775℃とした以外は、実施例/と同様の反
応を行った結果、桂皮酸が♂jj%の収率で得られた。
実施例よ 酢酸の代シに1eo−酪酸を使用し、反応温度f103
℃とした以外は実施例2と同様の反応を行った結果、桂
皮酸が47.0%の収率で得られた。
実施例6 酢酸の代りにN、N’−ジメチルエチレン尿素(l、3
−ジメチルイミグゾリドン−2)を使用し、反応温度を
773℃とした以外は、実施例λと類似の反応操作を行
った結果、桂皮酸が72、P%の収率で得られた。
実施例7 酢酸の代シにテトラメチレンスルホンを使用し、反応温
度f//l’Qとした以外は、実施例1と類似の反応を
行った結果、桂皮酸が7≠、7チの収率で得られた。
実施例を 酢酸の代シにN−メチルコビロリドンを使用し、反応温
度を112℃とした以外は実施例2と類似の反応操作を
実施した結果、J f、7%の収率で桂皮酸が生成して
いることが確認された。
実施例り 内容積50m1のガラス製反応器に、桂皮酸メチルs 
o mmot 、水600 mmol、%p −トルエ
ンスルホン酸−t mmotおよびテトラメチレンスル
ホン1Oulを加え、反応温度10弘〜101℃で反応
を行った。反応中、7.りmA!/ Hrで水を反応器
に供給し同時に約tml/Hrで留出液を得た。
6時間の反応後、反応液を液体クロマトグラフィーによ
シ分析した結果、≠よ、2 mmotの桂皮酸の存在が
確認された。また、″〜留出液中には、この反応液を2
!℃に冷却すると若干の桂皮酸が固体として析出し懸濁
状態になる。ここに水10tnlf添加すると多量の桂
皮酸と若干量の桂皮酸メチルが固体として析出する。こ
の固体成分を口過操作により分離定量したところ。
タタj’wt%の桂皮酸と0,2wt%の桂皮酸メチル
とよシなることが分った。
実施例10 1)−)ルエンスルホン酸の代シに硫酸を用いた以外は
実施例りと同様の反応を行った結果、桂皮酸が27.j
%の収率で得られた。
出 願 人  三菱化成工業株式会社 代 理 人  弁理士 長谷用   −ほか1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)桂皮酸エステルを酸触媒の存在下に加水分解して
    桂皮酸を製造する方法において、溶媒として炭素数2〜
    8の脂肪族カルボン酸、これらカルボン酸と低級アルコ
    ールとのエステル、アルキル尿素類、アミド類、または
    、スルホン類を使用することを特徴とする方法。
JP15374084A 1984-07-24 1984-07-24 桂皮酸の製造法 Pending JPS6133141A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15374084A JPS6133141A (ja) 1984-07-24 1984-07-24 桂皮酸の製造法

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6133141A true JPS6133141A (ja) 1986-02-17

Family

ID=15569066

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15374084A Pending JPS6133141A (ja) 1984-07-24 1984-07-24 桂皮酸の製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02232559A (ja) * 1989-01-27 1990-09-14 Draegerwerk Ag ガス混合物のガス・蒸気状成分の濃度測定装置および該装置で用いられる支持体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02232559A (ja) * 1989-01-27 1990-09-14 Draegerwerk Ag ガス混合物のガス・蒸気状成分の濃度測定装置および該装置で用いられる支持体

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