JPS6132742A - コンベアベルト現場補修装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は例えば製鉄所において、港の岸壁から工場の溶
鉱炉まで鉄鉱石や石炭を運搬する長大なベルトコンベア
に使用されているコンベアベルトに発生する亀裂、摩耗
などの補修を行うための装置に関するものである。

〈従来の技術〉 ベルトコンベアは連続して固体の搬送ができるので多方
面で使用されている。上記のように鉄鉱石等の鉱石や土
砂の搬送には特に適しており、長大で、厚肉かつ広幅の
ものが多数使用されている。

このようなコンベアベルトも長時間の使用による疲労等
から亀裂が発生したり、摩耗により補修の必要が生じる
。このようなとき、従来は、■要補修ベルトを切断して
全体を新品と取替えるとか、■ベルト全体を巻取って修
理工場へ送って補修するとか、■極めて小型のポータプ
ルプレスで人手により小刻みに補修する等の手段が採用
されていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のような従来の方法は、■及び■の場合、切断１巻
取り、運搬、新品との取替え又は補修、再度取付は等の
手間と材料費により補修コストが高く、■の場合、上記
のようにベルトの取外しはないものの手作業によるため
、時間と労力がかかる難点を有している。本発明は比較
的大規模な補修を現地で簡便に行なうことにより、上記
難点の解消をはかることを目的とするものである。

〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明においては、コンベアベルト補修個所の前
後をキャリヤローラから持ち上げる持上げローラ（３）
と、持ち上げたコンベアベルトに対して順に設置される
バフィング装置（４）とゴム加硫プレス装置（５）及び
ベルト移動装置（６）とからなるコンベアベルト現場補
修装置を開発したのである。

〈作用〉 上記のような本発明の装置は、コンベアベルトの補修個
所付近を持上げることのみによって、ベルトの切断等の
操作を必要としないで、補修を短時間で機械によって自
動的にすることができる。

〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明のコンベアベルト現場補修装置の実施例
の全体平面図であり、第２図は同正面図である。第３図
〜第８図は前記コンベアベルト現場補修装置の各構成部
分を示しており、第３図及び第４図はバフィング装置の
正面図及び側面図である。第５図及び第６図はゴム加硫
プレス装置の正面図及び側面図である。第７図及び第８
図はベルト移動装置の正面図及び側面図である。

これらの図にみられるように、本発明のコンベアベルト
現場補修装置は、　コンベアベルト（１）の要補修個所
の前後を　キャリヤローラ（２）から持ち上げる持上げ
ローラ（３）（３）と、持ち上げたコンベアベルト（１
）に対して順に設置されるバフィング装置（４）とゴム
加硫プレス装置（５）及びベルト移動装置（６）とから
なるものである。持上げローラ（３）はキャリヤローラ
（２）の支持フレーム（７）上へ起立させた支柱（８）
の上部へローラが設けられている。

この持上げローラ（３）によって、　コンベアベルト（
１）は補修操作が可能な高さに支持される。

バフィング装置（４）は第３図及び第４図にみられるよ
うに、縦型フレーム（９）へ水平方向に設けられた上レ
ール（１０）　（１０）と下レール（１１）（１１）に
支持された移動プレート（１２）　（１３）上に、上面
ブラシ（１４）と下面ブラシ（１５）とがブラシ回転モ
ータ（１６）（１７）によって回転可能に設けられてい
る。コンベアベルト（１）の上下面を研掃することがで
きるように、上面ブラシ（１４）と下面ブラシ（１５）
のいずれも上下動モータ（１８）　（１９）によって上
下位置調整できるようになっている。亀裂部分の完全な
研掃を可能とするために、コンベアベルトの幅方向にも
上面ブラシ（１４）と下面ブラシ（１５）が移動できる
ように、前記移動プレート（１２）　（１３）には雌ね
じ（２ｏ）が設けられ、前記上レール（１０）と下レー
ル（１１）に平行に設けられたねじ棒（２１）が螺入さ
れている。

このねじ棒（２１）がフレーム（９）の背部に設けられ
た左右動モータ（２２）　（２２）によって回転するこ
とにより、上面ブラシ（１４）と下面ブラシ（１５）が
コンベアベルト（１）の幅方向に移動して亀裂位置の研
掃を可能とするのである。

ゴム加硫プレス装置（５）は第５図及び第６図によって
明らかなように、　コンベアベルト（１）の幅方向へ移
動を可能として亀裂部分のプレスを可能とするために、
下部に複数の車輪（２３）を備えたコ字型台車（２４）
の正面開口側上下へ熱板（２５）　（２６）が設けられ
ている。上部熱板（２５）は上下動シリンダ（２７）に
よって上下に移動する。上下動シリンダ（２７）のシリ
ンダ圧を加えた後、更にハンドル（２８）によってコン
ベアベルト（１）に熱板を密着させ、上下熱板（２５）
　（２６）中のダイヤフラムに空気圧を加えて補修個所
をプレスするのである。

ベルト移動装置（６）は第７図及び第８図にみられるよ
うに、前方が開口した縦型フレーム（２９）の上部に固
定ローラ（３０）とその下部へ上下動ローラ（３１）が
設けられている。上下動ローラ（３１）は取付はベース
（３４）がその下面に設けられた圧接シリンダ（３５）
によって上下動可能である。この上下のローラ（３０）
　（３１）間でコンベアベルト（１）を挟んで、モータ
（３２）　（３３）の回転によるローラの回転によって
、コンベアベルト（１）を移動させることができるので
ある。

本装置は次のようにして使用する。すなわち、コンベア
ベルト（１）が摩耗したり、亀裂を生じたとき、上記の
ような個々の装置を要補修個所の付近へ配設し、前後の
持上げローラ（３）　（３）間でコンベアベルト（１）
を支持して、要補修個所付近に金具がある場合はこれを
取去り、次に亀裂部分をカッター等で整形した後、ベル
ト移動装置（６）によりベルトを移動させながら、バフ
ィング装置（４）によって研掃を行なうのである。バフ
ィングを終えると、溶剤等で付着物のクリーニングを行
なった後、セメンティングにより穴とか亀裂部分を埋め
たのち、要補修部分をゴム加硫プレス装置（５）へ移動
させて、ここで加硫圧着を行なうのである。

このようにして補修を終えることができる。

〈発明の効果〉 本発明のコンベアベルト現場補修装置は以上詳述したよ
うな構造であるから、以下に列挙するような特長を備え
ている。

■ベルトの補修の必要な現地へ移動配置が可能であるか
ら、コンベアベルトの取り外しが不要である。このこと
によって、ベルトの取替とかエンドレス工事が不要とな
る。

■キャリアローラが取付けられている　キャリアスタン
ドとの間へ配設することができるので、キャリアスタン
ドの取外し、組付け、ウェイトの上げ下げ等が不要で、
それに要する時間、人手間等が節約できる。

■補修の必要な部分のみ加熱するので、他の正常な部分
のゴムとか基材等に熱が加わらないため、劣化が生じな
い。また、電力消費の節減効果も得られている。

■従来の現地補修は金具とか接着剤等の使用によるもの
で、応急処置としての効果しかなかったが、本発明の補
修装置によって、補修後のベルトは半永久的に使用可能
となったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコンベアベルト現場補修装置の実施例
の全体平面図であり、第２図は同正面図　　　−である
。第３図〜第８図は前記コンベアベルト現場補修装置の
各植成部分を示しており、第３図及び第４図はバフィン
グ装置の正面図及び側面図である。第５図及び第６図は
ゴム加硫プレス装置の正面図及び側面図である。第７図
及び第８図はベルト移動装置の正面図及び側面図である
。 （１）コンベアベルト　　（２）キャリヤローラ（３）
持上ローラ　　　　（４）バフィング装置（５）ゴム加
硫プレス装！￥　（６）ベルト移動装置（１４）上面ブ
ラシ　　　（１５）下面ブラシ（２５）　（２６）熱板
　　　　　（３０）固定ローラ（３１）上下動ローラ 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　コンベアベルト補修個所の前後をキャリヤローラか
   ら持ち上げる持上げローラ（３）と、持ち上げたコンベ
   アベルトに対して順に設置されるバフィング装置（４）
   とゴム加硫プレス装置（５）及びベルト移動装置（６）
   とからなることを特徴とするコンベアベルト現場補修装
   置。