JPS6132728A - 合成樹脂成形用ホツトランナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、熱可塑性合成樹脂射出成形操作の際、ラン
ナ一部に配設される合成樹脂成形用ホットランナ−に関
する。

（従来技術） 従来、この種のホットランナ−には１例えば特開昭５７
−１９１０３３号公報に記載されたものがある。

すなわち、第１０図に示す構成を備えており、１は円錐
状部２とこれに続く筒状胴部３とが一体構造の外部本体
、４はこの外部本体１内に縦架させたカートリッジヒー
タ、Ｍはこのカートリッジヒータ４の先端と前記円錐状
部２の内側面との間に介装させた高熱伝導性材料を示し
、カートリッジヒータ４の先端よりカートリッジヒータ
４の熱エネルギーを高熱伝導性材料Ｍを介１〜て有効に
円錐状部２に伝達している。

叙上の構成に成るので、カートリッジヒータ４より発す
る熱エネルギーは筒状胴部３に対して有効に伝達される
は勿論のこと、カートリッジヒータ４の先端より発せら
れる熱エネルギーは、高熱伝導性材料Ｍを経て、有効に
円錐状部２の外周全域に伝達される。

したがって、熱合成樹脂射出成形機の金型内に形成され
るランナ一部内に配設されて使用に供された場合、外周
を流通する溶融樹脂に対して有効な熱の供給が行われて
熱′可塑性合成樹脂射出成形操作を円滑に行うことがで
きる、。

しかしながら、このような従来技術にあっては、円錐状
部２を含む筒状胴部３が一体構造の外部本体１で構成さ
れ、この本体１内に設けられたカートリッジヒータ４の
熱エネルギーは同様に外部本体１内に配設された高熱伝
導性材料Ｍによって直接的でなく間接的に円錐状部２に
伝達しているので、熱伝達の比較的困難な尖鋭状の円錐
状部２に対して熱エイ・ルギーの伝達が不十分でありし
かも熱の応答性に欠ける問題があり、したがって成形サ
イクル、成形能率など未だ満足すべき効果が期待できな
いという不都合があった。

（発明の概要） この発明は斜上の点に着目して成されたもので１円錐状
部に続いて筒状胴部を備えかつ、ヒータを内蔵したホッ
トランナー本体の前記円錐状部の先端に高熱伝導性材料
を内部から外部に亘って貫通して組込み、かつ前記ヒー
タと熱伝導可能に接触させて成り、これによりヒータの
熱エネルギーを、ことに尖鋭状の円錐状部に対して、組
込んだ高熱伝導性材料によって直接的に伝達して熱の伝
達を改善し、しかも熱の応答性を向上して成形サイクル
、成形能率の向上を図れるようにした合成樹脂成形用ホ
ットランナ−を提供するにある。

（実施例） 以下に、この発明の実施例を図面第１図ないし第９図に
ついて詳述する。

なお、従来例と同一または相当何処は、同一符号を附し
その説明を省く。

ａは円錐状部２ａと筒状胴部３ａとによって形成され、
かつ内部にヒータ４を内蔵したホットランナー本体を示
し１円錐状部２ａと筒状胴部３ａは、ステンレス金属な
どの比較的強度の高い材料で一体的に形成すると共にヒ
ータ４はカートリッジヒータを始め通常用いられるすべ
てのヒータを示す。５は筒状胴部３ａに形成される穴構
造の中空部、６は円錐状部２ａに穿設される好みの形状
の月通孔で、前記中空部５と連通させて形成する。７は
銅、ペリリクム金属などの高熱伝導性材料を示し、前記
貫通孔６内に充填させてあり、ことに円錐状部２ａの内
側では高熱伝導性材料７を中空部５の内部の必要深さま
で充填しこの中空部５に沿って配設されるヒータ４と熱
伝導可能に接触できるようにしである。

つぎに、第４図（イ）（ロ）（ハ）に）（ホ）に基づい
て高熱伝導性材料７の円錐状部２ａへの組込み加工手段
の一例について説明する。

まず、筒状胴部３ａと同径かそれより僅かに大きな径の
ステンレス金属その他比較的強度の高い円筒材料Ａの先
端に十字状の貫通孔６を所望の中質の下で切削加工し、
円筒材料Ａの中心位置に沿って予じめ或は、その後加工
した中空部５まで貫通させる。つぎにこの貫通孔６に沿
って、銅、ベリリウムなどの高熱伝導性材料７を鋳込む
。この材料７は、熱伝導性に優れるが、強度が小さく加
工性が良いので予じめ熱溶融させてから鋳込めばきわめ
て容易に組込むことができる。

つぎに、高熱伝導性材料７を鋳込んだ何処を切削加工に
より円錐状に加工し、円錐状部２ａを形成する。この円
錐状部２ａには円筒材料Ａに対して組込まれた高熱伝導
性材料７が正面十字模様、側面スリット模様として表わ
れる。

以上は１円錐状部２ａに高熱伝導性材料７を組込む際の
一例を示したが、上述の加工手段には同等制約されるも
のではなく、他の加工手段によって如何ようにも組込め
るものである。

第５図ないし第７図には１円錐状部２ａの高熱伝導性材
料７の組込み構造を異ならせた他の実施例を図示したが
、貫通孔６の穿設加工によって種々の模様が得られる。

しかし、いずれの場合も高熱伝導性材料７を１円錐状部
２ａの尖鋭端Ｐに臨ませる場合と臨ませない場合との二
通りがあり、しかもいずれの場合も傾斜した円錐面Ｑに
は前記材料７を臨ませることには変りはない。

なお、図において８はホットランナー本体ａ内に配設で
きる温度センサ、９はヒータ４のリード線を示す。

斜上の構成になるので、ヒータ４よシ発生スる熱エネル
ギーは、ホットランナー本体ａの筒状胴部３ａに有効に
伝達されると共に円錐状部２ａにも内外に貫通した高熱
伝導性材料７によって直ちに円錐状部２ａの円錐面Ｑと
尖鋭端Ｐに伝達され、ヒータ４の発熱応答効果を著るし
く向上できる。

ことに、尖鋭端Ｐには高熱伝導性材料７それ自体を臨ま
せることができるので発熱応答性を増大できると共に必
要な熱エネルギーの補給を有効に行わせることができる
。

なお、ヒータ４はこれを上述のように単一で構成しても
また第８図、第９図のように複数として構成しても良い
。複数の場合、第８図、第９図のように一方のヒータ４
ａを円錐状部２ａに近接して設け、とのヒータ４ａを射
出成形操作の度毎にその電源を開閉させて円錐状部２ａ
の尖鋭端Ｐの温度を高低自在にコントロールさせ、これ
により本出願人が開発したゲート部の樹脂の溶融と固化
とを交互に切替えてランナーレス射出成形操作を行うこ
とができる所謂スピアシステム成形方法に用いることが
できる。

（効果） この発明は、斜上のようにホットランナー本体に内蔵し
たヒータによって加熱される円錐状部には高熱伝導性材
料を組込んであり、この材料が円錐状部の表面からホッ
トランナー本体の内側を経てヒータと直接熱的接触でき
る貫通した構造を備えているので熱伝導効果は頗る有効
で連応性が高く、成形サイクルの向上に役立つと共に、
本来強度の弱い高熱伝導性材料を強度の高い材料の円錐
状部に種々様々な模様的な構造を以って組込んであるた
め、十分な強度を保持でき、意匠的な一種の美感を備え
たホットランナ−としてきわめて画期的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る合成樹脂成形用ホットランナ
−の一実施例を示す一部切欠縦断側面図、第２図は同上
正面図、第３図は、第１図のト］線拡大断面図、第４図
（イ）（ロ）（ハ）に）健）は第１図に示すホットラン
ナ−の製造手段の一例を示す説明工程図、第５図は他の
実施例を示す一部切欠縦断側面図、第６図は同上正面図
、第７図は第５図の■−■１線拡大断面図、第８図およ
び第９図は筒状胴部を加熱するヒータと円錐状部を加熱
するヒータとをそれぞれ異にするヒータ複合構造のホッ
トランナ−の二実施例を示す一部切欠縦断側面図、第１
０図は従来例を示す縦断側面図である。 ａ・・・・・・・・・ホットランナー本体２．２ａ・・
・・・・円錐状部 ３．３ａ・・・・・・筒状胴部 ４．４ａ・・・・・・ヒータ ５・・・・・・・・・中空部 ６・・・・・・・・・貫通孔 ？、Ｍ・・・高熱伝導性材料 ８・・・・・・・・・温度センサ ９・・・・・・・・・リード線 Ａ・・・・・・・・・円筒材料 Ｐ・・・・・・・・・尖鋭端 Ｑ・・・・・・・・・円錐面 手続補正書 昭和５９年１０月１１　日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）円錐状部に続いて筒状胴部を備えかつヒータを内
   蔵したホットランナー本体の前記円錐状部の先端に高熱
   伝導性材料を内部から外部に亘つて貫通して組込み、か
   つ前記ヒータと対設させて成る合成樹脂成形用ホットラ
   ンナー。
2. （２）円錐状部と筒状胴部とは一体構造の強度の高い材
   料のステンレス系金属で形成し、円錐状部に組込まれる
   高熱伝導性材料は、銅、ベリリウム金属で形成して成る
   特許請求の範囲第１項記載の合成樹脂成形用ホットラン
   ナー。