JPS6132140Y2 - - Google Patents

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JPS6132140Y2
JPS6132140Y2 JP18178881U JP18178881U JPS6132140Y2 JP S6132140 Y2 JPS6132140 Y2 JP S6132140Y2 JP 18178881 U JP18178881 U JP 18178881U JP 18178881 U JP18178881 U JP 18178881U JP S6132140 Y2 JPS6132140 Y2 JP S6132140Y2
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engine
inertial mass
mass body
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rotational speed
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JP18178881U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車両用エンジンの慣性始動装置に
関する。
従来の車両用エンジンの慣性始動装置として
は、例えば特開昭49−51428号公報に記載されて
いるように、エンジンの出力軸(クランクシヤフ
ト)に対して自由回転する状態と、出力軸と接続
回転する状態とをエンジンの回転状態に応じて選
択的にとり得るようにした慣性質量体(フライホ
イール)を備えて、エンジン回転中にこの慣性質
量体に回転エネルギを蓄えておき、停車時にはエ
ンジンを停止させ、発車時にその慣性質量体の回
転エネルギによつてエンジンを再始動させるよう
にしたものがある。
しかしながら、このような従来のエンジンの慣
性始動装置にあつては、車両の走行中においてエ
ンジン回転数と慣性質量体の回転数とが大きく違
つている状態でも両者を接続することがあるた
め、そのような場合に大きな振動や騒音を発生
し、駆動トルクも急に変化するので乗員に不快感
を与えるという問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、エンジン再始動時以外は、エ
ンジン回転数と慣性質量体の回転数が略等しい時
にのみ両者の接続動作を行うようにすることによ
り、上記の問題点を解決しようとするものであ
る。
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。第1図は、この考案の一実施例を示す
慣性質量体まわりの上半部縦断面図である。
同図において、1はエンジンの出力軸であるク
ランクシヤフトであり、2はエンジンの回転を滑
らかにするためのフライホイールで、クランクシ
ヤフト1の先端部にボルト3によつて一体的に取
付けられている。2aは図示しないクラツチプレ
ートが接触するフライホイール2の端面である。
また、このフライホイール2の外周にはリングギ
ア4が圧入固定されている。
5は慣性質量体であり、グリース封入ベアリン
グ6によつてフライホイール2の基部2bに回転
自在に装着されている。7はこの慣性質量体の回
転数を検出するための回転ピツクアツプである。
慣性質量体5のフライホイール2と対向する面
の一部にリング状の凹部5aを形成し、そこに耐
摩耗フエーシング材8を嵌め込んである。
一方、フライホイール2の慣性質量体5と対向
する面2cには、ボルト9によつて内端部を固定
した皿バネ10により、可動鉄片11を片持支持
している。
12はエンジンのシリンダブロツク、13はシ
リンダブロツク12とトランスミツシヨンケース
の間にはさみ込むリヤプレートであり、電磁石を
つくりだすための電磁コイル14を収納したコイ
ルケース15を取付ボルト16によつてこのリヤ
プレート13に固定している。
この電磁コイル14は、通電されるとフライホ
イール2に取付けられている可動鉄片11を吸引
する力を発生し、それによつて、可動鉄片11が
フエーシング材8に密着し、慣性質量体5がフラ
イホイール2を介してクランクシヤフト1と一体
に接続回転する。
電磁コイル14に通電されない時は、慣性質量
体5はフライホイール2から離間して自由回転す
る。
すなわち、これらのフエーシング材8、可動鉄
片11、及び電磁コイル14によつて電磁クラツ
チを構成している。
なお、慣性質量体5の外周にはパルス信号を発
生させるための歯型5b又は歯型に類するものが
つけられている。
次に、第2図にこの実施例の制御回路をしめ
す。
21はエンジン回転数を検出するエンジン回転
数検出装置であり、例えば点火信号のパルス数を
カウントすることによりエンジン回転数を検出す
る。23は慣性質量体の回転数を検出する慣性質
量体回転数検出装置であり、第1図の電磁ピツク
アツプ7により発生するパルス信号をカウントす
ることにより慣性質量体の回転数を検出する。
そして、このエンジン回転数検出装置21及び
慣性質量体回転数検出装置23からの回転数信号
a,bは、それぞれF/V変換器22,24によ
つて夫々の回転数に応じた電圧VA,VBに変換さ
れる。
コンパレータ25はエンジンの停止を判別する
もので、基準信号としてエンジン回転数の数
10rpmに相当する電圧Vr1が与えられ、VA≦Vr1
の時、すなわちエンジン回転数が数10rpmより低
い時に出力P1がハイレベル(以下“H”と記す)
になる。
コンパレータ26は、エンジン回転数がある設
定回転数(例えば3000rpm)より高いか低いかを
判別るもので、基準信号として例えばエンジン回
転数3000rpmに相当する電圧Vr2が与えられ、V
A≦Vr2の時に出力P2を“H”にする。
コンパレータ27は、エンジン回転数と慣性質
量体5の回転数とを比較し、(1−α)VA≦VB
の時、すなわちエンジン回転数の(1−α)倍
(αは0から1までの数で、例えば0.05)が慣性
質量体の回転数より低い時に出力P3を“H”にす
る。抵抗R1,R2はエンジン回転数信号VAを(1
−α)倍するための分圧抵抗である。
コンパレータ28は、慣性質量体5の回転数と
エンジン回転数とを比較し、(1−β)VB≦VA
の時、すなわち慣性質量体の回転数の(1−β)
倍(βは0から1までの数で、例えば0.05)がエ
ンジン回転数より低い時に出力P4を“H”にす
る。抵抗R3,R4は慣性質量体回転数信号VB
(1−β)倍するための分圧抵抗である。
コンパレータ29は、基準信号として設定回転
数(例えば800rpm)に相当する電圧Vr3を与え
られ、VB≧Vr3の時、すなわち慣性質量体5の
回転数が設定回転数より高い時に出力P5を“H”
にする。
エンジン運転状態検出装置30は、エンジンの
運転状態が減速運転か加速又は定常運転かを判別
するもので、エンジン回転数の変化(微分値)や
スロツトルスイツチによりこれを判別するが、加
速又は定常運転のときに出力P6を“H”にする。
この信号がアンドゲート40に入力すると共
に、リセツト信号としてエンジン一時停止回路3
3にも入力される。
また、この信号P6をインバータ31によつて反
転した信号P7とコンパレータ29の出力P5とが、
アンドゲート41に入力する。
遅延回路32は、アンドゲート41の出力P8
“H”になると、それから設定時間後にエンジン
一時停止回路33を作動させて、エンジンの燃料
及びイグニツシヨン回路をカツトしてエンジン4
4を停止させる。
発進操作検出装置37は、例えばクラツチが踏
み込まれ、かつアクセルが踏まれた時に発進操作
を検出し、出力P9を“H”にしてアンドゲート3
8に入力する。
このアンドゲート38のもう一方の入力として
はコンパレータ25の出力P1が入力されており、
このアンドゲート38の出力P10が“H”になる
と、エンジン一時停止回路33をリセツトして燃
料及びイグニツシヨン回路をカツトしない状態に
戻し、同時に半導体スイツチ素子であるSCR3
6をトリガして、リレー35の常閉接点35bが
閉じていれば、このSCR36を導通させて電磁
コイル14に通電する。
なお、エンジン一時停止回路33は、エンジン
運転状態検出装置30の出力信号P6の“H”によ
つてもリセツトする。
39はコンパレータ27,28の各出力P3とP4
のアンドをとるアンドゲート、40はコンパレー
タ26の出力P2とアンドゲート39の出力P11
エンジン運転状態検出装置30の出力P6のアンド
をとるアンドゲートであり、その出力P12
“H”になると、トランジスタ34がオン状態に
なつてリレー35が作動し、その常開接点35a
を閉じて電磁コイル14に通電する。45,46
はフライホイールダイオードである。
なお、コンパレータ27,28及びアンドゲー
ト39によつて、慣性質量体の回転数とエンジン
出力軸の回転数の差が設定回転数以下の時に判別
信号(“H”の信号)を出力する判別手段42を
構成している。
また、アンドゲート40とトランジスタ34と
によつて、エンジンの再始動時以外では、エンジ
ン運転状態検出手段(エンジン運転状態検出装置
30)によつてエンジンが加速または略定常運転
であることが検出され、かつ判別手段42の出力
P11が“H”になつた時にのみ、慣性質量体5と
エンジン出力軸であるクランクシヤフト1との接
続動作を行わせる慣性質量体接続制御手段43を
構成している。
次に、この実施例の作用を説明する。
エンジンが、加速又は略定常状態にあり、かつ
その回転数がある設定回転数(例えば3000rpm)
より低い時には、コンパレータ26の出力P2、エ
ンジン運転状態検出装置30の出力P6は共に
“H”であるから、エンジン回転数と慣性質量体
5の回転数が略等しくなつてコパレータ27,2
8の出力P3,P4が共に“H”になり、アンドゲー
ト39の出力P11が“H”になると、アンドゲー
ト40の出力P12が“H”になる。
それによつて、トランジスタ34がオン状態に
なり、リレー35が作動してその常開接点35a
を閉じるので、電磁コイル14に通電する。
この時、リレー35の常閉接点35bが開くの
で、SCR36はターンオフして非導通状態にな
る。
電磁コイル14に通電すると、第1図の可動鉄
片が吸引されてフエーシング材8に密着するの
で、慣性質量体5とフライホイール2とがクラツ
チ接続状態となつて一体に回転する。フライホイ
ール2はクランクシヤフト1と一体に回転してい
るので、結局、慣性質量体5とクランクシヤフト
1とが接続回転することになる。
そのため、エンジン回転数と慣性質量体5の回
転数は等しくなるのでこの状態が継続される。
次に、減速状態に移ると、エンジン運転状態検
出装置30の出力P6がローレベル(以下“L”と
記す)となり、アンドゲート40の出力P12
“L”になり、トランジスタ34がオフ状態にな
るので電磁コイル14への通電は断たれ、慣性質
量体5は自由回転を始める。
その後、エンジンが加速又は略定常状態に移つ
ても、慣性質量体5の回転数とエンジン回転数が
ある程度以上異なる時は、コンパレータ27,2
8のうち少なくとも一方の出力が“L”になつて
いるためアンドゲート39の出力P11が“L”に
なつており、電磁コイル14へは通電されない。
なお、両者の回転数が略等しくなければ、前述の
ようにアンドゲート39,40の出力が“H”に
なつて、電磁コイル14への通電が始まる。
また電磁コイル14への通電が行われている状
態から、エンジン回転数が上昇してある設定回転
数(例えば3000rpm)を上まわると、コンパレー
タ26の出力P2が“L”になり、電磁コイル14
への通電が断たれる。
以上説明してきたように、この考案によるエン
ジンの慣性始動装置は、慣性質量体の回転数とエ
ンジンの回転数がほぼ等しくなつた時に両者を接
続する様にしたため、慣性質量体接続時の振動や
騒音をなくすことができ、かつ駆動トルクの急変
を防いで乗員の不快感をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す慣性質量
体まわりの上半部縦断面図、第2図は、同じくそ
の制御回路を示すブロツク図である。 1……クランクシヤフト(エンジンの出力
軸)、2……フライホイール、4……リングギ
ア、5……慣性質量体、6……ベアリング、7…
…電磁ピツクアツプ、10……皿バネ、11……
可動鉄片、12……シリンダブロツク、14……
電磁コイル、25〜29……コンパレータ、42
……判別手段、43……慣性質量体接続制御手
段、44……エンジン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの出力軸に対して自由回転する状態と
    接続回転する状態とを選択的にとり得る慣性質量
    体と、エンジンの運転状態を検出するエンジン運
    転状態検出手段とを備え、停車時にはエンジンを
    停止させ、再発進時にはこの慣性質量体に蓄えら
    れた回転エネルギによつてエンジンを再始動させ
    るようにしたエンジンの慣性始動装置において、 前記慣性質量体の回転数とエンジン出力軸の回
    転数とが略等しいときに判別信号を出力する判別
    手段と、エンジン再始動時以外では、前記エンジ
    ン運転状態検出手段によつてエンジンが加速また
    は略定常運転であることが検出され、かつ前記判
    別手段が判別信号を出力した時にのみ前記慣性質
    量体とエンジン出力軸との接続動作を行わせる慣
    性質量体接続制御手段とを設けたことを特徴とす
    るエンジンの慣性始動装置。
JP18178881U 1981-12-08 1981-12-08 エンジンの慣性始動装置 Granted JPS5886477U (ja)

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JP18178881U JPS5886477U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 エンジンの慣性始動装置

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JP18178881U JPS5886477U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 エンジンの慣性始動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5886477U JPS5886477U (ja) 1983-06-11
JPS6132140Y2 true JPS6132140Y2 (ja) 1986-09-18

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JP18178881U Granted JPS5886477U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 エンジンの慣性始動装置

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