JPS6132108Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6132108Y2 JPS6132108Y2 JP12153581U JP12153581U JPS6132108Y2 JP S6132108 Y2 JPS6132108 Y2 JP S6132108Y2 JP 12153581 U JP12153581 U JP 12153581U JP 12153581 U JP12153581 U JP 12153581U JP S6132108 Y2 JPS6132108 Y2 JP S6132108Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- internal combustion
- combustion engine
- valve body
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 23
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 18
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
本考案は内燃機関にターボチヤージヤが使用さ
れる場合に該ターボチヤージヤの作動を制御する
ための調整弁に関する。 内燃機関にターボチヤージヤを使用する態様の
1つとして、内燃機関の低速作動時にその排ガス
でもつてターボチヤージヤを作動して内燃機関の
過給を行い、内燃機関の高速作動にはその排ガス
をバイパスさせてターボチヤージヤの作動を停止
させる態様がある。このようなターボチヤージヤ
の作動制御は、内燃機関の排気系のバイパス通路
に調整弁を設けることにより行われる。ターボチ
ヤージヤは2組のタービンブレード組立体を有
し、一方のタービンブレード組立体は内燃機関の
排気系に配置され、他方のタービンブレード組立
体は内燃機関の吸気系に配置される。排気系のタ
ービンブレード組立体と吸気系のタービンブレー
ド組立体は直結されており、排気系のタービンブ
レード組立体が内燃機関の低速運転時に排ガスに
よつて作動されると、吸気系のタービンブレード
組立体が作動し、このとき吸気系には高圧空気が
発生し、これにより内燃機関は過給されることに
なる。これに対し、内燃機関が高速運転して吸気
系の圧力が所定値を越えると、これに応答して上
述の調整弁が作動し、バイパス通路が開放され、
排ガスがバイパスされてターボチヤージヤの作動
は停止される。 かかる調整弁の従来のものは、内燃機関の排気
系のバイパス通路に設けられた弁体を有する。こ
の弁体は、排気系の適当な箇所例えば排気マニホ
ルドに取付けられた支持構造体に摺動自在に保持
され、これにより弁体の開閉運動が案内される。
また、調整弁は、内燃機関の吸気系の圧力に応じ
て弁体の開閉運動を制御するためのベローフラム
制御装置を有する。このベローフラム制御装置に
は、合成材料から作られたベローフラムが設けら
れ、このベローフラムには弁体が連結される。ベ
ローフラム制御装置には、ベローフラムによつて
仕切られた2つの室が設けられ、その一方は内燃
機関の吸気系と連通した圧力室であり、他方の室
にはばねが配置される。このばねは通常ベローフ
ラムを一方の側に偏倚し、このときベローフラム
に連結された弁体を内燃機関の排気系のバイパス
通路を閉鎖している。内燃機関の吸気系に所定値
以上の圧力が発生すると、この圧力は圧力室に伝
えられ、ベローフラムはばねに抗して移動し、こ
れにより弁体はバイパス通路を開放する。 このような従来の調整弁においては、ベローフ
ラム制御装置は、弁体を摺動自在に保持する支持
構造体上に取付けられ、このときベローフラム制
御装置は支持構造体上に密着した状態となつてい
る。支持構造体は排気マニホルドに直接設置され
ているので、それは排ガスにより約650℃位まで
加熱される。この熱は、支持構造体に密着された
ベローフラム制御装置に伝達されて、ベローフラ
ム制御装置は約230℃位まで加熱される。ベロー
フラム制御装置に用いられる合成材料製のベロー
フラムの実用耐熱温度は通常200℃位である。こ
のため従来の調整弁においては、ベローフラムの
寿命はきわめて短いものである。 本考案の目的は、上述したタイプの制御弁にお
いて、支持構造体からベローフラム制御装置への
熱伝達をできるだけ減少させて、ベローフラム制
御装置のタービンブレードをその実用耐熱温度以
下に維持できるようになつた調整弁を提供するこ
とである。 本考案による調整弁においては、ベローフラム
制御装置は支持構造体から隔置された状態でそこ
に取付けられ、このためベローフラム制御体と支
持構造体との間で直接的な密着が排除され、これ
によりベローフラム制御装置のベローフラムが内
燃機関の排ガスの熱影響下においてその実用耐熱
温度以下に維持される。したがつて、本考案によ
れば、ベローフラム制御装置のベローフラムの作
動寿命を著しく伸ばすことができる。 次に、本考案による調整弁の一実施例について
添附図面を参照して説明する。 添附図面を参照すると、本考案による調整弁
は、参照番号10でもつて全体的に示されてい
る。調整弁10は弁体12を有し、弁体12は、
参照番号14でもつて全体的に示した支持構造体
に摺動自在に保持される。 支持構造体14は、弁体12を摺動自在に保持
するための案内ホルダ32と、該案内ホルダ32
を支持してバイパス通路18の壁部20に取付け
るためのブラケツト15とからなる。ブラケツト
15は内燃機関の排気マニホルド16に設けられ
たバイパス通路18の壁部20に固定される基部
22と、弁体12の弁軸42のまわりで該弁軸4
2に対してほぼ平行に前記基部22から延びてい
る複数本のリブ40と、該リブ40の先端に設け
た取付フランジ38とから構成されている。基部
22から取付フランジ38への熱伝達をできる限
り少なくするには、リブ40の本数を少くするの
がよい。また、ブラケツト15の基部22は、壁
部20に形成された孔24内嵌合される円筒部2
6と、該円筒部26と一体に形成されたフランジ
28とからなる。前記リブ40の先端に設けた取
付フランジ38は、基部22のフランジ28に対
して平行にかつ間隔を隔てて設けられている。フ
ランジ28の周囲には小孔30が形成してあり、
該小孔30には基部22をバイパス通路18の壁
部20に固定するためのねじ(図示せず)が通さ
れる。また、支持構造体14を構成する他方の要
素である案内ホルダ32の一端はブラケツト15
の基部22の中央孔34内に固定される。該案内
ホルダ32の外周面にはフイン36を設けること
により、案内ホルダ32から熱が放散されるよう
にするのがよい。 図示するように、弁体12は弁軸42を有し、
弁軸42は一対の案内ブツシユ44を介して案内
ホルダ32内に摺動自在に保持され、図面では、
弁体12は、排気マニホルド16の内部とバイパ
ス通路18との間の連通孔46を閉鎖する位置に
配置されている。 支持構造体14を構成するブラケツト15の取
付フランジ38には、弁体14の開閉運動を制御
するベローフラム制御装置が装着される。ベロー
フラム制御装置は一対のケーシング48および5
0を含み、これらケーシングの接合部にはベロー
フラム52が取付けられる。ベローフラム52の
中央部は2つの支持部材54および56によつて
両側からはさまれ、弁体12の弁軸42の自由端
は、図示するように、3つの要素すなわち支持部
材56、ベローフラム52および支持部材54を
貫通して、ナツト部材58でもつてこれら3つの
要素に対して固着される。支持部材54とケーシ
ング50との間には圧縮ばね60が配置され、こ
れにより弁体12は、通常、図示する閉鎖位置に
偏倚されている。なお、ケーシング50の内壁部
に取付けられた部材62は圧縮ばね60を受容す
るためのばね受け座であり、また参照番号64
は、ケーシング50とベローフラム52とで形成
された室を外気に連通させるための連通孔を示
す。 ケーシング48の中央部には案内ホルダ32の
一端がシール状態で嵌入されており、またケーシ
ング48の側壁部には貫通孔66が形成される。
貫通孔66は内燃機関の吸気系と連通されてい
る。ケーシング48とベローフラム5とは圧力室
68を形成し、内燃機関の吸気系に所定値以上の
圧力が発生したとき、該圧力は圧力室68内に伝
えられ、このときベローフラム52と支持部材5
4および56とは圧縮ばね60の力に抗してケー
シング50に向つて移動し、これにより弁体12
は連通孔46を開放する。連通孔46が開放され
ると、排気マニホルド16内の排ガスはバイパス
通路18を介してバイパスされる。 本考案による上述の実施例では、ベローフラム
制御装置は次のようにして支持構造体14を構成
するブラケツト15の取付フランジ38に取付け
られる。すなわち、ケーシング48の外側には複
数の突出ボスが一体的に形成され、ケーシング4
8は突出ボス70の箇所においてねじ72によつ
て取付フランジ38に装着され、これによりベロ
ーフラム制御装置が支持構造体14の取付フラン
ジ38に取付けられることになる。このように、
ベローフラム制御装置のケーシング48は、突出
ボス70を介して支持構造体14のブラケツト1
5に取付けられるため、支持構造体14のブラケ
ツト15とケーシング48とが全面的に接触する
ことなく、単に突出ボス70の部分だけで点接触
することになる。したがつて、ベローフラム制御
装置と支持構造体14との間の接触面積は最小限
に維持されるととともにその間に空間が形成され
るので、支持構造体14からベローフラム制御装
置への熱伝達が最小にされ、しかもその間に形成
された空間により空冷効果も得られる。このため
ベローフラム制御装置の温度上昇は比較的低く押
えることができる。なお、ケーシング48の外側
に一体的に設けた突出ボス70の代りに座金等の
スペーサ部材を用いることもできる。 本考案者の調査によれば、従来の調整弁すなわ
ち支持構造体とベローフラム制御装置とが全面的
に接触しているものと本考案による調整弁との熱
伝達の比較において次のことが分つた。すなわ
ち、図中において、A,B,CおよびDで示す
夫々弁体、支持構造体、弁軸およびベローフラム
の個所の温度について本考案のものと従来のもの
とを比較すると以下の表のようになる。なお、温
度の測定は、内燃機関の全負荷回転時に行われ
た。
れる場合に該ターボチヤージヤの作動を制御する
ための調整弁に関する。 内燃機関にターボチヤージヤを使用する態様の
1つとして、内燃機関の低速作動時にその排ガス
でもつてターボチヤージヤを作動して内燃機関の
過給を行い、内燃機関の高速作動にはその排ガス
をバイパスさせてターボチヤージヤの作動を停止
させる態様がある。このようなターボチヤージヤ
の作動制御は、内燃機関の排気系のバイパス通路
に調整弁を設けることにより行われる。ターボチ
ヤージヤは2組のタービンブレード組立体を有
し、一方のタービンブレード組立体は内燃機関の
排気系に配置され、他方のタービンブレード組立
体は内燃機関の吸気系に配置される。排気系のタ
ービンブレード組立体と吸気系のタービンブレー
ド組立体は直結されており、排気系のタービンブ
レード組立体が内燃機関の低速運転時に排ガスに
よつて作動されると、吸気系のタービンブレード
組立体が作動し、このとき吸気系には高圧空気が
発生し、これにより内燃機関は過給されることに
なる。これに対し、内燃機関が高速運転して吸気
系の圧力が所定値を越えると、これに応答して上
述の調整弁が作動し、バイパス通路が開放され、
排ガスがバイパスされてターボチヤージヤの作動
は停止される。 かかる調整弁の従来のものは、内燃機関の排気
系のバイパス通路に設けられた弁体を有する。こ
の弁体は、排気系の適当な箇所例えば排気マニホ
ルドに取付けられた支持構造体に摺動自在に保持
され、これにより弁体の開閉運動が案内される。
また、調整弁は、内燃機関の吸気系の圧力に応じ
て弁体の開閉運動を制御するためのベローフラム
制御装置を有する。このベローフラム制御装置に
は、合成材料から作られたベローフラムが設けら
れ、このベローフラムには弁体が連結される。ベ
ローフラム制御装置には、ベローフラムによつて
仕切られた2つの室が設けられ、その一方は内燃
機関の吸気系と連通した圧力室であり、他方の室
にはばねが配置される。このばねは通常ベローフ
ラムを一方の側に偏倚し、このときベローフラム
に連結された弁体を内燃機関の排気系のバイパス
通路を閉鎖している。内燃機関の吸気系に所定値
以上の圧力が発生すると、この圧力は圧力室に伝
えられ、ベローフラムはばねに抗して移動し、こ
れにより弁体はバイパス通路を開放する。 このような従来の調整弁においては、ベローフ
ラム制御装置は、弁体を摺動自在に保持する支持
構造体上に取付けられ、このときベローフラム制
御装置は支持構造体上に密着した状態となつてい
る。支持構造体は排気マニホルドに直接設置され
ているので、それは排ガスにより約650℃位まで
加熱される。この熱は、支持構造体に密着された
ベローフラム制御装置に伝達されて、ベローフラ
ム制御装置は約230℃位まで加熱される。ベロー
フラム制御装置に用いられる合成材料製のベロー
フラムの実用耐熱温度は通常200℃位である。こ
のため従来の調整弁においては、ベローフラムの
寿命はきわめて短いものである。 本考案の目的は、上述したタイプの制御弁にお
いて、支持構造体からベローフラム制御装置への
熱伝達をできるだけ減少させて、ベローフラム制
御装置のタービンブレードをその実用耐熱温度以
下に維持できるようになつた調整弁を提供するこ
とである。 本考案による調整弁においては、ベローフラム
制御装置は支持構造体から隔置された状態でそこ
に取付けられ、このためベローフラム制御体と支
持構造体との間で直接的な密着が排除され、これ
によりベローフラム制御装置のベローフラムが内
燃機関の排ガスの熱影響下においてその実用耐熱
温度以下に維持される。したがつて、本考案によ
れば、ベローフラム制御装置のベローフラムの作
動寿命を著しく伸ばすことができる。 次に、本考案による調整弁の一実施例について
添附図面を参照して説明する。 添附図面を参照すると、本考案による調整弁
は、参照番号10でもつて全体的に示されてい
る。調整弁10は弁体12を有し、弁体12は、
参照番号14でもつて全体的に示した支持構造体
に摺動自在に保持される。 支持構造体14は、弁体12を摺動自在に保持
するための案内ホルダ32と、該案内ホルダ32
を支持してバイパス通路18の壁部20に取付け
るためのブラケツト15とからなる。ブラケツト
15は内燃機関の排気マニホルド16に設けられ
たバイパス通路18の壁部20に固定される基部
22と、弁体12の弁軸42のまわりで該弁軸4
2に対してほぼ平行に前記基部22から延びてい
る複数本のリブ40と、該リブ40の先端に設け
た取付フランジ38とから構成されている。基部
22から取付フランジ38への熱伝達をできる限
り少なくするには、リブ40の本数を少くするの
がよい。また、ブラケツト15の基部22は、壁
部20に形成された孔24内嵌合される円筒部2
6と、該円筒部26と一体に形成されたフランジ
28とからなる。前記リブ40の先端に設けた取
付フランジ38は、基部22のフランジ28に対
して平行にかつ間隔を隔てて設けられている。フ
ランジ28の周囲には小孔30が形成してあり、
該小孔30には基部22をバイパス通路18の壁
部20に固定するためのねじ(図示せず)が通さ
れる。また、支持構造体14を構成する他方の要
素である案内ホルダ32の一端はブラケツト15
の基部22の中央孔34内に固定される。該案内
ホルダ32の外周面にはフイン36を設けること
により、案内ホルダ32から熱が放散されるよう
にするのがよい。 図示するように、弁体12は弁軸42を有し、
弁軸42は一対の案内ブツシユ44を介して案内
ホルダ32内に摺動自在に保持され、図面では、
弁体12は、排気マニホルド16の内部とバイパ
ス通路18との間の連通孔46を閉鎖する位置に
配置されている。 支持構造体14を構成するブラケツト15の取
付フランジ38には、弁体14の開閉運動を制御
するベローフラム制御装置が装着される。ベロー
フラム制御装置は一対のケーシング48および5
0を含み、これらケーシングの接合部にはベロー
フラム52が取付けられる。ベローフラム52の
中央部は2つの支持部材54および56によつて
両側からはさまれ、弁体12の弁軸42の自由端
は、図示するように、3つの要素すなわち支持部
材56、ベローフラム52および支持部材54を
貫通して、ナツト部材58でもつてこれら3つの
要素に対して固着される。支持部材54とケーシ
ング50との間には圧縮ばね60が配置され、こ
れにより弁体12は、通常、図示する閉鎖位置に
偏倚されている。なお、ケーシング50の内壁部
に取付けられた部材62は圧縮ばね60を受容す
るためのばね受け座であり、また参照番号64
は、ケーシング50とベローフラム52とで形成
された室を外気に連通させるための連通孔を示
す。 ケーシング48の中央部には案内ホルダ32の
一端がシール状態で嵌入されており、またケーシ
ング48の側壁部には貫通孔66が形成される。
貫通孔66は内燃機関の吸気系と連通されてい
る。ケーシング48とベローフラム5とは圧力室
68を形成し、内燃機関の吸気系に所定値以上の
圧力が発生したとき、該圧力は圧力室68内に伝
えられ、このときベローフラム52と支持部材5
4および56とは圧縮ばね60の力に抗してケー
シング50に向つて移動し、これにより弁体12
は連通孔46を開放する。連通孔46が開放され
ると、排気マニホルド16内の排ガスはバイパス
通路18を介してバイパスされる。 本考案による上述の実施例では、ベローフラム
制御装置は次のようにして支持構造体14を構成
するブラケツト15の取付フランジ38に取付け
られる。すなわち、ケーシング48の外側には複
数の突出ボスが一体的に形成され、ケーシング4
8は突出ボス70の箇所においてねじ72によつ
て取付フランジ38に装着され、これによりベロ
ーフラム制御装置が支持構造体14の取付フラン
ジ38に取付けられることになる。このように、
ベローフラム制御装置のケーシング48は、突出
ボス70を介して支持構造体14のブラケツト1
5に取付けられるため、支持構造体14のブラケ
ツト15とケーシング48とが全面的に接触する
ことなく、単に突出ボス70の部分だけで点接触
することになる。したがつて、ベローフラム制御
装置と支持構造体14との間の接触面積は最小限
に維持されるととともにその間に空間が形成され
るので、支持構造体14からベローフラム制御装
置への熱伝達が最小にされ、しかもその間に形成
された空間により空冷効果も得られる。このため
ベローフラム制御装置の温度上昇は比較的低く押
えることができる。なお、ケーシング48の外側
に一体的に設けた突出ボス70の代りに座金等の
スペーサ部材を用いることもできる。 本考案者の調査によれば、従来の調整弁すなわ
ち支持構造体とベローフラム制御装置とが全面的
に接触しているものと本考案による調整弁との熱
伝達の比較において次のことが分つた。すなわ
ち、図中において、A,B,CおよびDで示す
夫々弁体、支持構造体、弁軸およびベローフラム
の個所の温度について本考案のものと従来のもの
とを比較すると以下の表のようになる。なお、温
度の測定は、内燃機関の全負荷回転時に行われ
た。
【表】
以上の記載からベローフラム制御装置が支持構
造体からリブを介して隔置されている本考案の調
整弁においても、A,B,Cの個所での温度は従
来の調整弁のものと同じになるが、Dの個所にお
いて約100℃の温度減少が得られ、従つて、本考
案によれば、ベローフラム制御装置のベローフラ
ムはその実用耐熱温度以下に維持されるので、本
考案による調整弁においては、長期に亘つて信頼
度の高い機能が得られる。
造体からリブを介して隔置されている本考案の調
整弁においても、A,B,Cの個所での温度は従
来の調整弁のものと同じになるが、Dの個所にお
いて約100℃の温度減少が得られ、従つて、本考
案によれば、ベローフラム制御装置のベローフラ
ムはその実用耐熱温度以下に維持されるので、本
考案による調整弁においては、長期に亘つて信頼
度の高い機能が得られる。
図面は本考案による一実施例を示す縦断面図で
ある。 10……調整弁、12……弁体、14……支持
構造体、52……ベローフラム。
ある。 10……調整弁、12……弁体、14……支持
構造体、52……ベローフラム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関ターボチヤージヤ用調整弁10であつ
て、ターボチヤージヤの作動を制御すべく内燃機
関の排気系のバイパス通路18の開閉を制御する
弁体12と、該弁体12の開閉運動を案内すべく
保持する支持構造体14と、内燃機関の吸気系の
圧力に応じて前記弁体12の開閉運動を制御する
ベローフラム制御装置とからなるターボチヤージ
ヤ用制御弁10において、 前記支持構造体14は、弁体12の弁軸42を
摺動自在に保持する案内ホルダ32と、該案内ホ
ルダ32を支持して前記バイパス通路18の壁部
20に取付けるためのブラケツト15とからな
り、 前記ブラケツト15は、前記バイパス通路18
の壁部20に固定される基部22と、前記弁体1
2の弁軸42のまわりで該弁軸42に対してほぼ
平行に前記基部22から延びている複数本のリブ
40と、該リブ40の先端に設けた取付フランジ
38とからなり、 前記ベローフラム制御装置のケーシング48
は、該ケーシング48に設けた突出ボス70を介
して、前記支持構造体14のブラケツト15に取
付けられていることを特徴とするターボチヤージ
ヤ用制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12153581U JPS5827540U (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 内燃機関のタ−ボチヤ−ジヤ用調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12153581U JPS5827540U (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 内燃機関のタ−ボチヤ−ジヤ用調整弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5827540U JPS5827540U (ja) | 1983-02-22 |
JPS6132108Y2 true JPS6132108Y2 (ja) | 1986-09-18 |
Family
ID=29915468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12153581U Granted JPS5827540U (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 内燃機関のタ−ボチヤ−ジヤ用調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827540U (ja) |
-
1981
- 1981-08-17 JP JP12153581U patent/JPS5827540U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5827540U (ja) | 1983-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4143625A (en) | Injection valve for internal combustion engines | |
GB2156043A (en) | Wastegate valve for internal combustion engine turbocharger | |
JPH0117644Y2 (ja) | ||
JPS6132108Y2 (ja) | ||
ATE3786T1 (de) | Ladedruck-regelvorrichtung fuer brennkraftmaschinen. | |
US4311129A (en) | Auxiliary air regulator for internal combustion engine | |
US3796408A (en) | Exhaust control valve | |
US2833479A (en) | Thermostatic exhaust pressure regulator | |
US4138978A (en) | Two-open-position choke valve control system | |
US4292949A (en) | Electronically controlled combustion air mixing valve for internal combustion engines | |
JPS5819310Y2 (ja) | 排気ガス逃し弁装置 | |
JPS5924856Y2 (ja) | 内燃機関の吸入空気温度補償用サ−モスタテイツクバルブ | |
JPS5848442Y2 (ja) | 温度感知弁 | |
JPS58110821A (ja) | ウエストゲ−トバルブ装置 | |
US2853065A (en) | Temperature control apparatus | |
US4058099A (en) | Air cleaner assembly | |
US4099502A (en) | Manifold assembly for internal combustion engine | |
JPS5933859Y2 (ja) | タ−ボチヤ−ジヤ付内燃機関の排気バイパス弁作動装置 | |
JPH05240030A (ja) | 触媒コンバータ | |
JPH0380970B2 (ja) | ||
JPS638824Y2 (ja) | ||
JPS626261Y2 (ja) | ||
JPS6246820Y2 (ja) | ||
JPS6246845Y2 (ja) | ||
JPS609501Y2 (ja) | 温度感知弁 |