JPS6132002A - 立体視用プリズム板 - Google Patents

立体視用プリズム板

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JPS6132002A
JPS6132002A JP15211584A JP15211584A JPS6132002A JP S6132002 A JPS6132002 A JP S6132002A JP 15211584 A JP15211584 A JP 15211584A JP 15211584 A JP15211584 A JP 15211584A JP S6132002 A JPS6132002 A JP S6132002A
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stereoscopic
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prism plate
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木村 清三郎
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、平面画像を立体的に表示するための立体表示
用レンズに関するものである。
(従来の技術) 従来、平面画像を立体視するものとしては、人の左右の
眼と同じ程直に視覚を違えた二つの平面画像を、両眼p
別々に見ることで立体感が得られるようにしたものが一
般的であったが、このような方法では二つの異なった平
面画像を必要とし、一つの平面画像をもって立体視する
ことは不可能であった。
昨今、このような一つの平面画像をもって立体表示を可
能とするものとしては、例えば、特公昭59−2014
等のようなレンチキュラー法を用いたものが種々提案さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この種のレンチキュラー法による立体画
像を用いたものは、微細なレンチキュラー形状のレンズ
を連続的に配列したものであるため、見る位置によって
は二重像に見えて立体視できなくなることがあるばかり
か、微細レンズによって画素単位で視差する構造である
ため、視覚上識別できる大きさのある画素群の立体視に
必要な視差を得ることがむずかしく、従って、実用性の
高い大形画面用のものは望めなかった。また、これを製
造するための金型も、微細なレンズ部分を正確な曲率で
形成するものであるため、その製作は極めて困難なもの
であり、これによってもその利用範囲は小形画面用のも
のに限られてしまうばかつか、コストアップの要因とも
なっていた。
本発明はこれらの点に着目してなされたもので、識別可
能な大きさの画素群を立体視できる充分に大きな視差を
もたせ、金型の製作を容易化することで実用性の高い大
形画面の実現を可能にするとともに、比較的安価に供給
できる立体視用プリズム板を提供せんとするものである
(問題点を解決するための手段) そのため、本発明では、立体視用プリズム板を識別でき
る大きさの方向転角子と平面部とを交互に配置して単位
屈折面群を形成し、この単位屈折面群を透明平板より成
る透視面体の少くとも一つの表面に繰返して連続的に配
列して構成したものである。
(作用) このように構成することによって、本発明の立体視用プ
リズム板は、識別できる大きさの方向転角子と平面部と
が交互に配置された透視面体を介して平面画像を視差す
るものであり、これによって画素の集合である画素群を
単位として視差する構造とし、視覚上識別できる大きさ
のある画素群を立体視できる充分に大きな視差を得るこ
とを可能とし、見る位置が遠近左右に移動しても、両眼
の視線がそれぞれに同一画素に著視点をおいて見る構造
であるので、同じ画像が連続して広範囲にわたって繰返
して多人数で立体視観察可能となり、さらに、平面の組
合せで方向転角子を形成することで、金型の製造工程か
ら曲面加工を排除し、さらに、この方向転角子が識別で
きる比較的大きなもの、としたことで金型の製作を極め
て容易なものとしている。
(実施例) 第1図〜第7図は夫々の本発明に係る立体視用プリズム
板の実施の一例を示す斜視図である。各図に於て1は透
視面体であって、夫々が透明平板によって形成され平行
に配置された第1面体2と第2面体3とによって形成さ
れている。
この第1面体2の上面には方向転角子5が平面部6と交
互に配列されている。第1図に示す第1実施例の方向転
角子5aは凹面プリズム形状であリ、縦方向並列状に平
行配列されている。
第2図に示す第2実施例の方向転角子5bは凸面プリズ
ム形状であり、モザイク形状に形成されており、第3図
に示す第3実施例の方向転子5Cは凹面プリズム形状の
頂角を小平面6′にした形状で形成してこの上面に凹面
プリズム形状の方向転角子5ンを設けた複合方向転角子
形状であり、縦方向並列状に平行配列されている。また
第4図に示す第4実施例の方向転角子5dは底部が小平
面6′となった有底小円孔で形成されており(孔を穿っ
た形状でもよいものである)、複眼形状に形成されてい
る。
また第5図に示す第5実施例の方向転角子5eは凸面プ
リズム形状の頂角を小平面6′で形成した形状であり、
第6図に示す第6実施例の方向転角子は第1実施例と同
じ方向転角子5aを使用しており、第7図に示す第7実
施例の方向転角子5fは凹面プリズム形状の頂角を小平
面6′とした形状である。そしてこれら第5.第6.第
7実施例の方向転角子は縦方向並列形状に平行配列され
ている。これらの方向転角子は大きさを微細形状ではな
く、人の目で識別できる幅で形成されている。
次に平面部6は人の目で識別できる大きさの形状であり
、第1図に示す第1実施例では、平面部6は等しい大き
さで等間隔により方向転角子5aと交互に連続配値され
ており、第2図及び第4図に示す夫々の実施例では右方
および前方へ行くほど漸次大きくなってゆくものであり
、第3図に示す第3実施例では右方へ行くとその幅が一
旦広がってから狭くなる如く漸次変化しているものであ
り第5図〜第7図に示す夫々の第5〜第7実施例では右
方へ行くと幅が漸次広がってゆ(ものである。更に第1
図に示す第1実施例以外の各図に示した平面部6の大き
さの変化は各図に於て鎖線で区切って示す単位屈折面群
7毎に完結しており第1面体2にはこれがその上面全体
に連続して配置されている。
また、第2面体3の下面にも方向転角子8が平面部9と
交互に配置されており、第3図に示す第3実施例の方向
転角子8Cだけは第1LI体2の方向転角子5Cとは形
状を異にして凹面プリズム形状の頂角を小平面9′にし
た方向転角子8Cの連続配置形状であり、平面部9と交
互連続配置に形成して使用している。弛の第2面体2の
方向転角子は夫々に8a、8b、8d、8e、8fは第
1面体2の方向転角子と同一形状に形成し、配列形状も
同一に形成されている。第7図に示す第7実施例だけは
ピッチを第1面体2の方向転角子の配列ピッチとは異に
しているが他の実施例では全て第1面体2の方向転角子
と第2面体3の方向転角子のii!列ピッチは同一にし
ている。
次に、これらの立体視用プリズム板によって一つの平面
画像の立体視について説明する。以下、平面画像G上に
於て、画素が複数以上集まった画素群をP、画素群から
の光線束をCと記載して、また光線束を一本の線で代表
させて示すものとする。画素群の図形表示はmmで示す
第8図は第1実施例の光学系を示す説明図である。透明
体1の対物面側の面より少し離して平面画像Gがおかれ
る。この場合、少し離したlll隙を透明な平行平面板
におき替えてもよいものであり本発明の全ての実施につ
いても適合させられるものである。さて、画像Gの各画
素群P1〜P、から光線束a1〜a′6を立体視用プリ
ズム板を通して眼Aの視線a;〜a6で見る場合、第1
面体2の接眼面10に対応して形成した第2面体3を重
ね合わせ、前記光線束り〜峠をそれぞれ通過させると光
線束蛤〜較は第1面体2の平面部6のY、点、Y2点と
第2面体3の平面部9のY1点、Y、′点を通り、視線
a、。
aLで見ることになる。次に光線束a虫は第1面体2の
方向転角子5aの左側面り点と第2面体3の平面部9の
73点で2回の屈折により図中、Slの方向に出てゆく
から視線a3には見えないが、このとき画素群ptから
の放散する拡射光線束a″1が第1面体2の平面部6の
も点に入射して法線N、〜N(から遠ざかり図に於て左
下の方向に向い、第2面体3の方向転角子8aの左側面
ζ点に立てた法線N2〜心に近づき、4点から該法線N
2〜N!を遠ざかるようにし屈折して図に於て左下へ曲
るからY3点〜E点の方向に入射してきた光線束ねは2
回の屈折で方向転角はZE+ Q、0となる。つまり光
線束らは平面部6と方向転角子8aを通ると、Q〜0の
方向に進んでゆくから前記した視線a3で画素群P1を
見ることになる。
次に、画素群Pの光線束4は第1面体2の方向転角子5
aの左側面Y9点で図に於て右下側に屈折して進み第2
面体3の平面部9の4点で更に屈折してS、の方向に出
てゆくから視線a4では見えない。
また画素群P工と画素群P6のそれぞれの光線束5゜a
′6は前記第1.第2の面体2,3の各平面部6の77
点とη点平面部9のY′7点 Y5を通り視線a5. 
a6で画素群ら、ξを見ることになる。
このとき前記した画素群P6から放散する拡開光線束a
゛′6が第1面体2の平面部6のY6点と第2面体3の
方向転角子8aの右側面4点で屈折して図に於て右下側
に方向転角するので、この光線束a″6により画素群P
6を視線a4で見ることになる。これによってもとの画
像Gが画素群P、、 P2. P3. P4゜門、Rの
配列順位で形成されているとすれば、眼Aには画素群P
、、 P2. P、、 P6. p、、 P6の配列順
位で形成された別の画像G′を見ることになる。このよ
うに画素単位でなく画素群単位で相違する配列順だかう
もとの画像Gとの形状の違いは大きいものとなる。
次に第9図は第2実施例の光学系を示すものである。こ
の立体視用プリズム板を通して平面画像Gの画素群P、
−P4を眼への視線a1〜a4F見ると、各画素群から
の光線束剪〜袷のうちつと5は第1面体2の方向転角子
5bと第2面体3の方向転角子8bを通り、2回の屈折
で両画素群の位置が入れ替るから各画素群の配列順がP
、、Pう、 P2. P4となり、眼Aにはもとの画像
Gは異なる別の画像G′に見えることになる。また、第
10図は第3実施例の光学系を示すもので、このような
立体視用プリズム板を通して平面画像Gの画素群P1〜
P6を眼Aの視線a1〜a6をもって見ると、各画素群
からの各光線束栓〜4は、それぞれに第1面体2の方向
転角子5a’、5cと第2面体3の平面9,9′の屈折
作用により眼Aにはもとの画像Gの画素群は配列順が変
化して画素群P、、 P、、 P2. Ps、 P8.
 P6の配列で形成された別の画像G′を見ることにな
る。
次に、第11図(a)〜(C)は第4実施例の光学系を
示すもので、いま平面画像Gを第1面体2、第2面体3
を通し眼Aの視線81〜a4をもって(a)の位置で見
ると、画素群P2の光線束(だけでは第1市体2の平面
6に入射して進み、第2面体3の方向転角子8dの左側
の内側面Yに大きい角度で入射するから全反射して平面
部9で同図に示すSlの方向に出てゆく。また画素群P
3の放散する拡開光轢束らは前記した第2面体3の方向
転角子8dの一左側の外側面Y′に大きい角度で入射す
るから全反射、して視線a2に向う。一方、画素群P1
゜P、、P、からの光線束虹’ ”5’ 蜂はそれぞれ
視線aI。
a3. a4に進むからこれによって眼Aに見える画像
G′は画素群p、、 p、、 p3. p、で形成され
る。次に眼Aを(b)の位置に移して前述と同じように
画像Gを見ると画素群P1.とP4からの光線束ち、松
はそれぞれ図の81と82の方向に出てゆくから眼Aに
見える画像G′は画素群P2. P2.P3. P3で
形成される。更に眼Aを(C)の位置に移して前述と同
じように画41Gを見ると、画素群Pの光線束a′は図
3       」 のSρ力方向出てゆくから眼Aに見える画像G′は画素
群がP、、、 P2. P4. P、で形成されること
になる。
このように画像を形成している各画素を画素群単位でそ
の配列順を組替え別の画像にする視差現象を更に平面部
の大きさが順次変化する単位屈折面群7の場合の光学系
作用について第12図により説明する。第12図は第6
実施例の光学系を示すものである。このような立体視用
プリズム板を使用して図に示すように平面画像Gを第1
面体2と第2面体3を通し眼Aの各視線a −a  を
もつ1    :4 で見ると方向転角子5aと平面部6によって、画素群P
l” PI3の光線束衿〜ヘ のうち、光線束a゛2゜
aキリ、鼾障、はそれぞれ同図の81〜s4の方向に出
てゆき、また、光線束a’4 、 a ”s 、 a 
’a 、 a’、a はそれぞれ同図のS?〜S:の方
向に出てゆくがら眼Aに見える画像G′は画素群P、、
 P3. P3. P、、キP6. P6゜P6・P9
1Rolp91P+o・plしPn t’P14で形成
されこの配列順の組替り方は方向転角子5aの配置が細
かくなって多い部分はど顕著に現われるものである。
このようにこれまで画素群単位で配列順を組替えて視差
することを更に拡大して単位屈折面群単位で配列順を組
替える視差が得られることにより眼Aに見える画*G’
はもとの画像Gとの形状相違を大きくすることができる
ものである。かかる視覚現象は透視面体1がモザイク形
状、複眼形状、2枚の縦方向並列形状を直交した、また
は表裏面が縦方向並列形状の2面を直交した直交形状等
では、画像の上下方向にも生じるから画像の前景、背景
の区分が明確に現わせる視覚効果がある。
このように同じ画像でも見る角度の相違により、画素群
ごとにそして単位屈折面ごとに画素群の配列順が組替り
別々の画像に見える光学系の作用を識別可能な大きさの
ある方向転角子と平面部の交互配置により視差できるこ
と。が本発明の特性である。かかる視差現象を両眼視す
る場合について次に説明する。
第13図は第5実施カリ2.、アポ上水すものである。
透視面体1の対物面側に少し離して平面画像Gをおき、
このiii像Gが画素群P1〜Psで形成されていると
すれば両眼A、Bをもって画像Gを見ると、両眼の両視
線a1〜a3. b、〜b3はそれぞれに画素群P++
 p3.pyに著視点をおくと、右眼Aの視線には画像
の結像位置を違えた三つの結像点ap′、ap;−2〜
」 ap′を見ることになるから、画素群の配列順がちと一
部 の画像Gとは組替り、更に左側が挾まった別の画像G′
を見ることになる。左眼Bの視線には画像の結像位置を
違えた三つの結像点bp、C■、す見ることになり、右
側が挾まり、画素群の配列が組替えられた別の画像G′
を見ることになる。これによって右目と左目は夫々形状
を左右違えた全く別々の画像を両眼で視差することとな
る。
このように両眼で一つの平面画像を画素群ごとに単位屈
折面群によって左右に視差する現象を広さのある画像面
を見る両眼各視線について第14図に示す第7実施例の
光学系作用を用いて説明する。いま平面画像Gの表面に
第15図に示す平面部12が表わされているとすると、
該平面部11Gを透視面体1を通して、両眼の各視線8
1〜a7とb1〜b7をもって平面部12を構成する自
系群の点Q。
h、i、j、に、I、m部分に両眼の著視点×1〜×7
をおいて互いに傾斜角の異なる視線をもって見るとき、
右眼Aの著視点×1〜×7に於る各視線a1〜a7は平
面部12の各画素群の点9〜mのうちり。
i、i、j、に、l、sを見ることになり、また左眼B
の著視点×1〜×7における各視線b1〜b7は平面部
12の画素群の点g−−のうち、g、h、i。
j、に、に、lを見ることになる。また両眼A。
Bを著視点X、−・×7まで移動させると視線al、 
blにより透視される部分a、h、 b、oが連続して
右側に移り、部分a、i、t)hに到り同様にり、9ま
で両眼により透視される画素群は部分を違えて移動する
。これにより右眼Aで見られる連続画像は各画素群の点
り。
i、i、j、に、l、sで形成されるから第16図(a
 )に示すように平面部12は左側を狭くして現われる
。また、左眼Bに見られる連続画像は各画素群の点o、
h、i、j、に、に、lで形成されるから第16図(b
)に示したように平面部12は右側を狭くして現われる
。この二つの連続画像は各画素群単位で画素群が組替り
、また単位屈折面群ごとに両眼で視差することとなり左
右の目で大きく形状違えた画像が別々に視差され、立体
視効果の大きい立体感が得られるものである。
次に本発明の立体視覚用プリズム板は方向転角子が小平
面を形成している第3図〜第7図に示した形状の場合、
この小平面と平面部の厚さの違いから夫々型さい視差効
果が得られるものである。
即ち第17図に示すように、プリズム板の代りに透明平
面板1′を平面画像Gに面しておき両眼A。
Bで画像Gの画素F7. P2を見るとき、両視線a1
゜a2.とす、、b2は全て同じ厚さの面を通して見る
から画素P、、P2を光角θにより空間の点p’、、p
;に浮き上らせて見る。このとき前記透明平面板1′の
上面の一部に蝦想線で示した厚さの別の透明平面板1″
  を設けて、視線a1だけが視線b1とは別に、この
平面1″ を通るとすれば視線a1の屈折点の位置が替
り光角がθ′に変り視線a′1  となりその延長線上
に画素Pの像P”  を浮き上らせて見ることになる。
この像P″′ は前記画素P′より”浮き上り方が少し
大きい。このことは両眼全ての視線が立体視用プリズム
板を通して画像を見るときには目は常に両眼から等距岨
にある?j!411(図ではa2.b2)だけは著視点
×を結んで見ているが他の視線a’、 bのように厚さ
の違う平面と小平面を通して見ている場合、視線a’+
は鎖線で示す方向を進むから、厳密的に考えれば両視線
a;とb;は各々結像点XがズしてP’、 P″となり
二重の像が生じるもので、このズレを一つに合わす両眼
の融合調節作用が自律的に働き、著視点を移すことがで
き立体感は更に助長される効果がある。
このように本発明は識別可能なる大きさにより形成した
方向転角子と平面部を交互に配置する関係において平面
部を等しい大きさに、もしくは平面部の大きさが漸次変
化する如く形成した単位屈折面群に形成して連続配置し
たため一つの平面画像を左右の眼で見る視覚の相違によ
り左右両眼の網膜に映する像に差異を生ぜしめることで
立体感が得られるものである。以上、図示の実施例に従
って本発明の詳細な説明したが、本発明はこれらのみに
限定されるべきものではない。即ち、前記各実施例に於
ては第1面体と第2m1体を別体としているがこれらを
一体的に形成してもよいものであり、また前述した第3
実施例と略同じ光学系作用により画素群の配列組替え効
果がある第18図及び第19図に示した如き立体視用プ
リズム板によっても本発明実施に用いることができるも
のである。また本発明は等しい大きさの平面部と方向転
角子と交互に連続配置した、または平面と交互に方ゆ転
角子の配列を順次変化させて形成する単位屈折面群を連
続配置した第1面体または第2面体で、裏面が平面のみ
で形成された単体一枚でも本発明の光学系作用は変るこ
となく本発明の実施に使用できるものであり、また方向
転角子の形状を任意の面を用いて形成することができる
。更に縦方向並列形状、モザイク形状、複眼形状による
透視面体はそれぞれの方向転角子の形状に関係なく互い
に取り替え、または組合わせても本発明の光学系作用は
変ることなく本発明の実施に使用できる。例えば一方の
面を縦方向並列形状に、他方の面をモザイク形状にする
等も考えられる。更に縦方向並列形状の表裏各面を互い
に直交させた形状にしてモザイク形状同様の光学系でも
本発明を実施することができる。また、以上述べた第1
面体、第2面体はいづれの面を対物面、接眼面にしても
使用できるものである。本発明の立体視用プリズム板は
第1面体または第2面体の表面上に形成される方向転角
子は各方向転角子の形成する幅または平面部との厚みの
差等が交互もしくは順次に必要とする程痕に若干の相違
をもって形成されていても本発明の実施に使用すること
ができる。
(発明の効果) 本発明に係る立体視用プリズム板は以上のように構成さ
れ、識別できる大きさの方向転角子と平面部とが交互に
配置された透視面体を介して平面画像を視差するもので
あるため、視覚上識別できる大きさのある画素群を立体
視するに充分な視差を得ることが可能となり、見る位置
が移動しても両眼の視線はそれぞれに同一画素に著視点
をおいて見ているので同じ画像を連続して広範囲にわた
つて、繰返して多人数で立体視観察できる効果がある。
さらに、方向転角子が平面の組合せで構成されているた
め、製造用金型の製作工程から曲面加工を排除すること
ができ、また、その方向転角子の大きさも比較的大きな
ものであるため、金型製作は極めて容易となり、前述の
効果と相俟って大形画面の実現を可能′とするとともに
、コストダウンにも極めて有効である。
また、本発明に係る立体視用プリズム板は、平面画像の
動画に応用すると、画像の動きにより隠れた部分が現わ
れることから立体感はより^価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は夫々本発明に係る立体視覚用プリズム
板の実施の一例を示す斜視図、第8図〜第14図はこれ
らの各実施例の光学系を示す説明図であり、第15図は
平面画像に描かれた平面部の一例を示す平面図、第16
図は左右夫々の眼で見られる画像を示す説明図、第17
図はプリズムに代えて透明平板を用いた場合の光学系を
示す説明図、第18図、第19図はさらに他の実施例の
立体視用プリズム板の斜視図および光学系を示す説明図
である。 1・・・・・・透視面体、2・・・・・・第1面体、3
・・・・・・第2面体、5a〜5f 、8a〜8f・・
・・・・方向転角子、6.9・・・・・・平面部、7・
・・・・・単体屈折面群、G・・・・・・平面画像。 特  許  出  願  人   木  村  清  
三  部第5図 第7図 第6図 1゛透親体 2゛矛1体 6.9・半面仰 第9図 ↓馴L−’ 第10図 馴■Cへ入りg 第1 <?I)(1)) (C) 第12図 賃ら&ら&PPP9   PPPP”’第13図 RPs P4  j’−店店仝− 第16図 (b)         、  (W)第17図 第18図 裂乞匣湧1/

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明平板より成る透視面体の少くとも一つの表面
    に、識別できる大きさの方向転角子と平面部とを交互に
    配置して形成された単位屈折面群が繰返して配列されて
    いることを特徴とする立体視用プリズム板。
  2. (2)単位屈折面群の平面部が等しい大きさに形成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記
    載の立体視用プリズム板。
  3. (3)単位屈折面群の平面部の大きさが漸次変化する如
    く形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項に記載の立体視用プリズム板。
  4. (4)透視面体を透明平板より成る第1面体と第2面体
    とを略平行に配置して形成し、第1面体の一方の表面に
    前記単位屈折面群を連続的に配置したことを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項〜第3項のいずれか一項に記
    載の立体視用プリズム板。
  5. (5)第2面体の一方の表面にも、識別できる大きさの
    方向転角子と平面部とを交互に配置して形成された単位
    屈折面群が繰返して配列されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第(4)項に記載の立体視用プリズム。
  6. (6)第2面体の一方の表面に形成された単位屈折面群
    の平面部が等しい大きさに形成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第(5)項に記載の立体視用プリズ
    ム板。
  7. (7)第2面体の一方の表面に形成された単位屈折面群
    の平面部は大きさが漸次変化する如く形成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(5)項に記載の立体
    視用プリズム板。
  8. (8)第1面体の単位屈折面群と第2面体の単位屈折面
    群とで、方向転角子の配列ピッチを等しくしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第(5)項に記載の立体視用プ
    リズム板。
  9. (9)第1面体の単位屈折面群と第2面体の単位屈折面
    群とで、方向転角子の配列ピッチを異ならせたことを特
    徴とする特許請求の範囲第(5)項に記載の立体視用プ
    リズム板。
  10. (10)方向転角子を縦方向並列形状に形成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項〜第9項のいずれ
    か一項に記載の立体視用プリズム板。
  11. (11)方向転角子をモザイク形状に形成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項〜第(2)項のいず
    れか一項に記載の立体視用プリズム板。
  12. (12)方向転角子を複眼形状に形成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項〜第(9)項のいずれか
    一項に記載の立体視用プリズム板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57210337A (en) * 1981-06-22 1982-12-23 Seizaburo Kimura Lens for stereoscopy

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57210337A (en) * 1981-06-22 1982-12-23 Seizaburo Kimura Lens for stereoscopy

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