JPS6131743A - 小型車両の変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、棒状ハンドルで操舵し、バックギ車両の変
速装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

自動２輪車あるい社騎乗型の自動３．４輪車などの小型
車両において、変速装置にノζツクギアを有するものが
ある。そしてこの種小型車両の変速装置′では、ロータ
リ式チェンジカムの回動変位によって変速ギア機構のギ
アシフトを制御するようにし、足踏ペタルによってチェ
ンジカムの回動位置を選択するものが多い。このノ々ツ
クギアの制御には、別個のシフト装置と操作部材が備え
られ、上記チェンジカムをニュートラル位置にしてから
操作する。このため構造が複雑で、操作が煩雑である。

他方上記チェンジカムにもう一本のカム溝を追加してパ
ックギアを制御し、１つの操作部材によって１つのチェ
ンジカムを操作して前進数段と後退を選択するようにし
たものがある。構造。

操作ともに簡潔化されるが、この種の変速装置は、同じ
操作の繰返しによって順次変速する機構なので、どの速
度段階にあるかを充分に把握して操作しないと、不用意
にノ々ツクギアをシフトするととがあシ、ギアの歯の破
損事故を起す不安がある。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、上記の不安を解消し、前進および後
退のギアシフトを１つのロータリ式チェンジカムで制御
するようにすると共に、極めて簡単な操作を加えること
によってのみ、後退のギアシフトができるようにして確
実に誤操作を防ぐようにした小型車両の変速装置を提供
しようとするものである。

〔発明の概要〕

上記の目的を有し、この発明の小型車両の変速装置は次
のように構成される。

棒状の操舵用ハンドルを持ち、前進数段、後退１段の変
速ギア機構を備えた小型車両において、上記各段変速ギ
アシフトをチェンジカムの回動変位によって制御するよ
うにし、このチェンジカムの回動を、上記前進速度段階
の回動角度範囲に規制するストッパ装置を設けると共に
、前記ハンドル上に設けた操作部材によってストッパ装
置のストップ作用を無効にするように構成される。

以上のように構成し、前進各段は従前通りの操作によっ
てシフトされ、そのままでは後退ギアをシフトしない。

後退のときは、ハンドル上の操作部材を操作してストツ
ノ装置を外すことによって後退ギアのシフトが可能にな
る。従って車両を後退させるときは、確実に後退の意志
を持って操作し、またそれ以外には後退できないので、
不用意に後退ギアシフトしてギアを破損するととがない
。

しかもこの追加の操作部材はハンドル上に設置したので
、操作上の煩わしさが少い。

〔発明の実施例〕

以下この発明装置の実施例を図に就いて説明する。

第１図、第２図において、符号１で示したのはロータリ
式のチェンジカムで、表面に局方向のシフト溝２を設け
たドラム型にな９、このシフト溝２にシフトフォーク３
がガイドされる。シフト溝２およびシフトフォーク３は
変速ギア機構のギアシフトに必要な数だけ配置され、チ
ェンジカム１七〇回動位置によって所要の速度段階のギ
アが選択シフトされる。図中、シフト溝２ａは後退用で
、シフトフォーク３ａによってノ々ツクギア４Ｃシフト
するものを示す。

次に、チェンジカムｌの側面に軸心を中心にした円弧状
の凹溝５が設けられる。６はチェンジカム１を軸支する
ミッションケースの側壁１示し、この側壁６を貫通して
ストッパピン７がスライド自在に設けられ、スプリング
８を弾装して先端７ａが凹溝５内に挿入される。ストッ
パピン７の尾端７ｂＫはワイヤ９の先端が接続され、棒
状ハンｒル１０のグリップ１１近くの解除レバー１２に
よって牽引されるようになっている。１３はストツノピ
ン７を側壁６にセットするためのナツトを示す。

ストッパピン先端７ａが凹溝５内に挿入されている間は
、チェンジカム１の回動は凹溝５の円弧中心角α範囲に
規制される。角α範囲は前進速度段階を選択できる範囲
に設定され、前記ノ々ツクギア４のシフトは角αより外
方の角βにおいて行わ状態で前進速度段階へ自由に変速
できるが、ノンツクギア４をシフトすることはできない
。車を後退させるときは、ハンドル１０上の解除レノ々
−丘を操作し、ストン・ぐピン先端７ａを凹溝５より抜
き出してから、角β範囲へチェンジ力ｉ１を回動する。

第３図、第４図は他の実施例を示す。

ストッパビン１５の一部にラックギア１６を設け、これ
にピニオン１７を噛合わせる。ピニオン１７にはレノ’
＝　−ｉｓが固定され、ハンドル１０上の解除レノ−１
２とレバー１８をワイヤ９によって連絡する。工９はリ
ターンスプリングである。ストッパピン先端１５ａはチ
ェンジカム１側面の円弧状凹溝５に常時挿入されている
。５ａはノンツクギア４をシフトする角β回動位置に設
けたパック用凹溝である。常時はそのまま前進速度段階
の選択は自由で、車両後退時解除レバー１２を操作して
ピニオン１７とラックギア１６の作用でストッパピン先
端１５ａを凹溝５から脱出させてパックギア４をシフト
させる。シフト後は解除レバー１２′Ｉｉ−戻し、スト
ッパピン先端１５ａをノ々ツク用凹溝りａ内に納めて置
く。前進速度段階へ戻すときは再度解除レバー１２を操
作する。

車両後退中に不用意に前進段階へシフトしないように考
慮したものである。

第５図はさらに他の実施例を示す。チェンジカム１の側
面に所要の角度範囲（αおよびβ）を挾んで対峙する突
起２０ａ　ｍ　２０　ｂ　ｓ　２０６を設け、その間に
ストッパピン７（１５）の先端７ａ（１５ａ）を臨ませ
たもので、ストップ機能および解除作用は前記実施例の
ものと同様でおる。

〔発明の効果〕

以上の通シこの発明に係る小型車両の変速装置は、チェ
ンジカムにストッパ装置を設けて、通常時は前進速度段
階のシフトのみが自由に行えるようにチェンジカムの回
動範囲を規制し、ハンドル上に設けた操作部材を操作し
て始めてノンツクギアをシフトするチェンジカムの回動
ができるようにしたもので、不用意なノンツクギアシフ
トが避けられ、ギアの歯の破損などが防がれる。このス
トッパ装置解除のための操作部材はハンドル上に設置し
たので、直ちに手を触れることができ、運転操作上面倒
はない。１つのチェンジカムによって前進、後退を制御
し、変速装置の構造を単純化する上で大きな効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す変速装置の断面図、第
２図は同チェンジカムの端面図、第３図は同じく他の実
施例を示す変速装置の断面図、第４図は同チェンジカム
の端面図、第５図はさらに他の実施例を示すチェンジカ
ムの端面図でおる。 １・・・チェンジカム、’２，２ａパ・シフ）溝、３　
。 ３＆・・・シフトフォーク、４・・・ノンツクギア、５
．５ａ・・・凹溝、７．１５・・・ストッパピン、１０
・・・ノーンドル、１２・・・解除レバー、１６・・・
ラックギア、１７・・・ピニオン、２０ｍ　、２０ｂ　
、　２０ｃｍ突起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、棒状の操舵用ハンドルを持ち、前進数段、後退１段
   の変速ギア機構を備えた小型車両において、上記各段変
   速ギアシフトをチェンジカムの回動変位によって制御す
   るようにし、このチェンジカムの回動を上記前進速度段
   階の回動角度範囲に規制するストッパ装置を設けると共
   に、前記ハンドル上に設けた操作部材によってストッパ
   装置を解除するようにしたことを特徴とする軽車両の変
   速装置。 ２、ストッパ装置は、チェンジカム表面に設けた凹溝と
   この中に先端を挿入されたストッパピンとによって構成
   され、操作部材によってストッパピンを引抜くようにし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の小型車
   両の変速装置。 ３、ストッパ装置は、チェンジカム表面に突設した２つ
   の突起と、その間に先端を臨ませたストッパピンとによ
   って構成され、操作部材によってストッパピンを後退さ
   せるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の小型車両の変速装置。 ４、ストッパピンの尾端にワイヤ先端を係続し操作部材
   の操作によってワイヤを介してストッパピンを引くよう
   にしたことを特徴とする特許請求の範囲第２項、第３項
   記載の小型車両の変速装置。 ５、ストッパピンの一部にラックギアを設け、これにピ
   ニオンを噛合わせ、操作部材によってピニオンを回動さ
   せてストッパピンを引くようにしたことを特徴とする特
   許請求の範囲第２項、第３項記載の小型車両の変速装置
   。