JPS6131584B2 - - Google Patents

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JPS6131584B2
JPS6131584B2 JP51144770A JP14477076A JPS6131584B2 JP S6131584 B2 JPS6131584 B2 JP S6131584B2 JP 51144770 A JP51144770 A JP 51144770A JP 14477076 A JP14477076 A JP 14477076A JP S6131584 B2 JPS6131584 B2 JP S6131584B2
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
high resistance
contact spring
ray tube
cathode ray
Prior art date
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Expired
Application number
JP51144770A
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English (en)
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JPS5369578A (en
Inventor
Kazuo Makabe
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5369578A publication Critical patent/JPS5369578A/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカラー陰極線管に関し、殊に管内で
発生するスパークエネルギから内部電極を防護し
得るようにしたカラー陰極線管に係わるものであ
る。 カラー陰極線管においては、各電極に動作のた
めの電圧が印加されるが、特に陽極には20〜
30KVの高電圧が印加されているために、各電極
を保持しているビードガラスの沿面放電とか、管
内の異物などに起因して瞬間的にスパークが発生
することがある。そしてこの高電圧スパークエネ
ルギにより、他の電極に比較して弱体のヒータ電
極およびカソード電極に損傷を受ける。すなわ
ち、カソード電極の表面に塗布されている熱電子
放射用のオキサイド物質が損傷すると共に、また
ヒータの電極の上にかぶさつているカソード電極
との絶縁破壊が瞬間的に起り、この導電通路を通
つて映像回路から供給されている+B電源の電流
が、カソード電極からヒータ芯線を通して流れる
ことになり、ヒータを溶損してしまうものであつ
た。 このスパーク発生からカソード、ヒータ電極の
破損に至る過程を第1図および第2図について説
明する。 第1図は従来例によるカラー陰極線管の、また
第2図はその電子銃の各々断面構成を示してい
る。 これら第1図および第2図において、はカラ
ー陰極線管の管体、2はこの管体のパネル部、
3はこのパネル部2に接近してスプリング4およ
び止めピン5により支持したシヤドウマスク、6
は前記管体のフアンネル部、7および8は内部
および外部導電被膜、9はこの内部導電被膜7に
導通する陽極、10は前記管体のネツク部、
1はこのネツク部10内に設けられた電子銃、1
2はコンタクトスプリング、13は電極ピンであ
る。 こゝで前記陽極9には、前記したように20〜
30KVの高電圧が印加されるが、安定した高電圧
を供給するためには、耐電圧の良い1000〜
2000PEの静電容量を高電圧発生回路に並列に挿
入する必要がある。そしてこの静電容量は、前記
フアンネル部6の肉厚ガラス材での誘電体質を利
用して、黒鉛材を主成分とした内部導電被膜7と
外部導電被膜8とにより形成させており、かつ同
内部導電被膜7には前記陽極9から高電圧が印加
されているために、この静電容量に高電圧エネル
ギが蓄積され、、内部導電被膜7は全面積に亘つ
て高電位の電荷に満ちた導電膜を構成している。 また前記電子銃11において、14はポールピ
ース電極、15はG4は電極、16はG3電極、1
7はG2電極、18はG1電極、19はカソード電
極、20はヒータ電極であり、ポールピース電極
14はG4電極15に固定され、かつこの電極1
4に溶接されたコンタクトスプリング12は、前
記内部導電被膜7にA点で接触されると共に、各
電極15〜19は相互に電極間距離を設定されて
ビードガラス21に固定保持されている。 こゝで前記電極構成において、G4電極15に
は内部導電被膜7からコンタクトスプリング12
を介して前記した20〜30KVの高電圧が印加され
ており、これに対しG3電極16には陽極電圧の
16〜22%、すなわち数KVの電圧が印加され両電
極15,16間には10KV,DC以上の電位差が生
じている。なお他の電極17〜20への印加電圧
は各々数百V以下であり、前記両電極15,16
に比較して低電位電極となつている。 一方、前記構成になるカラー陰極線管において
は、製造に際して電極構造部品の汚れ、真空封止
後の塵埃、パネル内面に塗布されるけい光体物質
の粒子などの異物、内部導電被膜にスプリングが
接する際にこすれて剥落する黒鉛物質などが存在
しており、前記各電極に電圧を印加した動作時に
は、ビードガラスの沿面放電とか、あるいは前記
管内異物の帯電荷によりスパークが発生するに至
るのである。 さらに詳細には、前記1000〜2000PFの静電容
量にDC20〜30KVの高電圧Ebが印加されるの
で、この静電容量Cに蓄積される高電圧エネルギ
Wは、W=1/2・C・Eb2となり、かつ前記内部
導電被膜の実際の厚さは20〜40μの導体層である
ために、前記高電圧電荷は導体層の中に蓄積され
ずに導体被膜の表面に蓄積され、しかもこの高電
圧エネルギは内部導電被膜7の全面ならびにコン
タクトスプリング12、ポールピース電極14を
経てG4電極15に及んでおり、一方、G3電極1
6はG4電極15と対向していて、これら両電極
15,16間にDC10KV以上の電位差があるため
に、両電極15,16の対向空間に強電界が形成
されることになる。 そしてこの電界場の中で前述した管内異物が
G3電極16に付着し、これにクーロン力が作用
して飛散すると、この異物はG4電極15に衝突
して、その表面からフイールドエミツシヨン(電
荷)を発散させ、この電荷の瞬時的な移動がスパ
ーク現象となる。しかして前記飛散した異物粒子
の帯電荷量およびフイールドエミツシヨンはスパ
ーク時に発生する音と光とにより幾分減少する
が、内部導電被膜に蓄積されている高電圧エネル
ギがそのスパークエネルギとなつているために、
粒子が帯電荷してもつエネルギとフイールドエミ
ツシヨンのもつエネルギは増加された状態のスパ
ーク現象となつて、スパークエネルギはかなり大
きなものとなつている。ついでこの高電圧エネル
ギをもつてスパークは、低電位電極およびこれら
電極の電極ピンにまで波及し、スパークが誘導し
てカソード電極19およびヒータ電極20に到達
し、これらに大きな損傷を与えるものであつた。 従つてこの発明の目的は、スパーク発生時にお
いて、管内の内部導電被膜に蓄積された高電圧エ
ネルギ電子銃電極を防護しようとするにあつて、
内部導電被膜からコンタクトスプリングを経て電
子銃電極に至る導電通路に、直列に高抵抗体を介
在させたものである。 以下この発明の実施例につき第3図ないし第7
図を参照して詳細に説明する。 第3図ないし第7図はこの発明の各別の実施例
を示しており、これら各図において前記第1図お
よび第2図と同一符号は同一または相当部分を示
しいる。 第3図の実施例は、前記内部導電被膜7上の陽
極9に接する側とコンタクトスプリング12に接
する側との間、こゝではネツク部10において高
抵抗被膜22を所定の幅で内壁全周に設けたもの
である。 しかして前記高抵抗被膜22の抵抗値は、内部
導電被膜7の1インチ長当りの抵抗値1KΩ以下
に対して数KΩないし数MΩが望ましく、例えば
高抵抗被膜22として酸化第2鉄粉末を被着させ
ることにより、その膜厚によつても異なるが、1
インチ長当りおゝよそ1ないし10MΩの抵抗値と
することができる。適当な抵抗値を得るために
は、被膜自体の幅および膜厚を選択すればよく、
これによつてカラー陰極線管に与えられている
種々の条件に適応した抵抗値を得ることで、スパ
ーク発生時に電子銃電極、特にそのG4電極15
に流入する高電圧エネルギを容易に軽減でき、カ
ソード電極およびヒータ電極への影響を阻止でき
るのである。 また第4図の実施例は、前記コンタクトスプリ
ング12が接触する部分の内部導電被膜7に高抵
抗被膜を設けた場合であり、同図Aでは半径Rの
円形状の高抵抗被膜23を、同図Bでは巾Dの円
環状の高抵抗被膜24を各々に設けてある。これ
らにおいてもその半径R、巾Dと膜厚とを適切に
選択して被着形成することにより、前記第3図実
施例と同様の効果を得られるのである。 さらに第5図の実施例は、前記コンタクトスプ
リング12自体を高抵抗コンタクトスプリング2
5とした場合、第6図の実施例は、同コンタクト
スプリング12の表面に高抵抗被膜26を形成さ
せた場合、第7図は同コンタクトスプリング12
を高抵抗体27を介してポールピース電極14に
接続した場合を各々に示しており、これら各実施
例においても前記と同様に配慮することで同様の
効果を得られるのである。 以上詳述したようにこの発明によるときは、カ
ラー陰極線管において、内部導電被膜からコンタ
クトスプリングを経て電子銃電極に至る導電通路
に、直列に高抵抗体を設けたから、管内で瞬時的
に発生するスパークによる高電圧エネルギの破壊
力に対して、電子銃電極、殊にその低電位電極を
防護することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカラー陰極線管の構成の概要を
示す断面図、第2図は同上電子銃部分の拡大断面
図、第3図ないし第7図はこの発明の各別の実施
例構成を示す断面図および説明図である。 ……管体、2……パネル部、3……シヤドウ
マススク、6……フアンネル部、7……内部導電
被膜、8……外部導電被膜、9……陽極、10…
…ネツク部、11……電子銃、12……コンタク
トスプリング、14……ポールピース電極、15
〜〜18……G4〜G1電極、19……カソード電
極、20……ヒータ電極、22,23,24,2
6……高抵抗被膜、25……高抵抗コンタクトス
プリング、27……高抵抗体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 管体のフアンネル部からネツク部に亘る内壁
    に被着されて、陽極より高電圧を印加するように
    した内部導電被膜と、この内部導電被膜に接触す
    るコンタクトスプリングをもつ電子銃電極とを備
    えたカラー陰極線管において、前記内部導電被膜
    からコンタクトスプリングを経て電子銃電極に至
    る導電通路に、直列に高抵抗体を介在させて構成
    したことを特徴とするカラー陰極線管。 2 前記内部導電被膜上の、陽極に接する側とコ
    ンタクトスプリングに接する側との間に、前記直
    列抵抗体を形成する高抵抗被膜を設けたことを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項記載のカラー
    陰極線管。 3 前記内部導電被膜上の、コンタクトスプリン
    グが接する部分に、前記直列高抵抗体を形成する
    高抵抗被膜を設けたことを特徴とする前記特許請
    求の範囲第1項記載のカラー陰極線管。 4 前記内部導電被膜上の、コンタクトスプリン
    グが接する部分の周囲に、前記直列高抵抗体を形
    成する高抵抗被膜を設けたことを特徴とする前記
    特許請求の範囲第1項記載のカラー陰極線管。 5 前記コンタクトスプリングを高抵抗体によつ
    て形成したことを特徴とする前記特許請求の範囲
    第1項記載のカラー陰極線管。 6 前記コンタクトスプリングの表面に、前記直
    列高抵抗体を形成する高抵抗被膜を被着したこと
    を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載のカ
    ラー陰極線管。 7 前記コンタクトスプリングと電子銃電極との
    間に高抵抗体を介在させたことを特徴とする前記
    特許請求の範囲第1項記載のカラー陰極線管。
JP14477076A 1976-12-03 1976-12-03 Color cathode ray tube Granted JPS5369578A (en)

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JP14477076A JPS5369578A (en) 1976-12-03 1976-12-03 Color cathode ray tube

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JPS5369578A JPS5369578A (en) 1978-06-21
JPS6131584B2 true JPS6131584B2 (ja) 1986-07-21

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630240A (en) * 1979-08-22 1981-03-26 Hitachi Ltd Color picture tube
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US3295008A (en) * 1963-06-27 1966-12-27 Sylvania Electric Prod Electron discharge device with current surge attenuating resistance

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