JPS6131452A - 耐油性エラストマ−状組成物 - Google Patents

耐油性エラストマ−状組成物

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JPS6131452A
JPS6131452A JP15271084A JP15271084A JPS6131452A JP S6131452 A JPS6131452 A JP S6131452A JP 15271084 A JP15271084 A JP 15271084A JP 15271084 A JP15271084 A JP 15271084A JP S6131452 A JPS6131452 A JP S6131452A
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Masao Shiraishi
雅夫 白石
Yoshinori Nishitani
西谷 吉憲
Masahiro Goto
正広 後藤
Shinji Horie
真司 堀江
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐油性にすぐれた、新規なエラストマー状組成
物に関するものである。
近年、ゴム的な軟質材料であって、加硫工程を要せず、
熱可塑性樹脂と同様な成形加工性を有する熱可塑性エラ
ストマー(以下TPEと略称する)が、自動車部品、家
電部品、医療用部品、電線被覆、雑貨等の分野で注目さ
れている。
〔従来の技術〕
このようなTPKには、現在、ポリオレフィン系、ポリ
ウレタン系、ポリエステル系、ポリスチレン系等の種々
の形式のポリマーが開発され、市販されている。
しかしながら、これらのTPEは、ゴムとしての広い用
途分野の1つである加硫ゴムの用途において、品質面で
加硫ゴムの水準には達しておらず、従って加硫ゴム分野
への利用は極めて限定されている。
例えば、ポリオレフィン系T P Eは、ハードセグメ
ントとしてのポリオレフィン樹脂とソフトセグメントと
してのポリオレフィン系ゴムと全溶融混練によって複合
化したもの、またはこの溶融混練時にゴム部分を架橋せ
しめたものであって、比較的安価で、耐熱性、耐候性に
すぐれている反面、軟質のものが得られず、最も柔軟な
ものでもJIS−へ硬度(、Tl5−に−6301)で
70程度であり、一般の加硫ゴムのJIS−A硬度の5
0〜70に比してまだ硬すぎる。また、JIS−A硬度
70附近の低硬度領域における引張強度は25〜45k
(i / cJで、加硫ゴムの約コo o kg/c+
+!に比してかなり強度が低い。更に、ポリオレフィン
系ゴムを主成分とすることに起因して、耐油性は加硫ゴ
ムに比べて劣っており、特にアクリルゴムやアクリロニ
トリル・ブタジェンゴムに比べた場合、耐油性は著しく
劣っている。
ポリエステル系T PEやポリウレタン系T P ’E
もまた、その市販品中綴も柔軟なものでもJIS−A硬
度が80〜90で、加硫ゴムに比べて非常に硬く、加硫
ゴムの用途分野に適さない。
一方、スチレン・ブタジェンブロックポリマー(SBS
)やスチレン・イソプレンブロックポリマー(SIS)
等のポリスチレン系TPKは、前記の他のTPKに比べ
て柔軟性に富み、常温で良好なゴム弾性を有し、かつ、
これ等より得られるTPE組成物は成形加工性、特に射
出成形性に優れているという特長を有するが、ポリマー
内にポリブタジェンブロックあるいはポリイソプレンブ
ロックに二重結合を有しているため、耐熱老化性(熱安
定性)および耐候性に問題がある。
スチレンと共役ジエンのブロック共重合体の分子内二重
結合を水素添加することによって、熱安定性の向上した
エラストマーを得ることができる。
これらの水素添加物を用いたT P 、E組成物につい
てはいくつか提案されており、例えば特開昭50−14
742号、特開昭52−65551号等の各明細書には
水素添加されたスチレン・共役ジエン−ブロック共重合
体に炭化水素油およびα−オレフィン重合体樹脂を配合
した組成物が開示されている。
一方、本発明者らは既に特願昭57−13948号明細
書において、このようなブロック共重合体の水素添加誘
導体を含む組成物をシラン変性することによる架橋性組
成物およびそれをシラノール縮金触媒の存在下に水分と
接触させて得られる架橋体を提案し、また、特願昭57
−115543号明細書において、スチレン・共役ジエ
ン−ブロック共重合体の水素添加誘導体、ゴム用軟化剤
、α、−オレフィン共重合体樹脂および無機充填剤の外
にペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムからな
り、かつ、このペルオキシド架橋型オレフィン系共重合
体ゴムが架橋されているTPE組成物の製造方法を提案
した。更に、本発明者らは、スチレン・共役ジエン−ブ
ロック共重合体、ゴム用軟化剤、α−オレフィン系樹脂
および共役ジエンゴムからなる組成物についても提案し
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの提案で得られる組成物は、いず
れも耐油性の点についてはなお不充分で、加硫ゴム、特
にアクリルゴムやアクリロニトリル・ブタジェンゴム等
に比べて劣っており、満足すべきものではなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、スチレン・共役ジェンープロッり共重合
体の水素添加誘導体をベースとしたTPE組成物の耐油
性を改良すべく検討を重ねた結果、該水素添加誘導体に
ニトリル基を有するビニル単量体をグラフト重合させた
変性ブロック共重合体を用いることにより、耐油性の大
巾に改良されたTPE組成物が得られることを見出した
即ち本発明は、(a)一般式 A4B−A)  (式中
、Aはモノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロック
、Bは共役ジエンのエラストマー性重合体ブロックであ
り、nは1〜5の整数である。)で表わされるブロック
共重合体の水素添加誘導体に、ニトリル基を有するビニ
ル単量体をグラフトせしめた変性ブロック共重合体10
0重量部(b)  ポリオレフィン系樹脂5〜400重
量部(C)非芳香族系ゴム用軟化剤10〜300重量部
(d)  無機充填剤0〜900重量部からなることを
特徴とする耐油性エラストマー状組成物である。
成分(a) 本発明で用いられる成分(a)は、一般式がA+B−A
)nで表わされるブロック共重合体を水素添加処理して
得られる水素添加誘導体に二) IJル基を有するビニ
ル単量体をグラフトしてなる変性ブロック共重合体であ
り、」二記一般式において、Aはモノビニル置換芳香族
炭化水素の重合体ブロック、Bは共役ジエンのエラスト
マー性重合体ブロックであり、nは1〜5の整数である
重合体ブロックAを構成する単量体のモノビニル置換芳
香族炭化水素は、好ましくはスチレンであり、σ−メチ
ルスチレン等も用いられる。重合体ブロックBにおける
共役ジエン単量体はブタジェンもしくはイソプレンが好
ましく、また、両者の混合物でもよい。重合体ブロック
Bを形成するためにブタジェンが単一の共役ジエン単量
体として用いられる場合には、ブロック共重合体が水素
添加されて二重結合が飽和された後にエラストマー性を
保持しているためには、ポリブタジェンブロックにおけ
るミクロ構造中1.2−ミクロ構造が20〜50%とな
る重合条件を採用することが好ましく、より好ましくは
1.2−ミクロ構造が35〜45%のものである。
ブロック共重合体中の重合体ブロックAの重量平均分子
量は5000〜125000.ブロックBは15000
〜250000の範囲にあることが好ましい。
これらのブロック共重合体の製造方法としては数多くの
方法が提案されているが、代表的な方法としては、例え
ば特公昭40−23’798号公報明細書に記載された
方法により、リチウム触媒またはチーグラー型触媒を用
い、不活性溶媒中でブロック重合させて得ることができ
る。
これらのブロック共重合体の水素添加処理は、例えば特
公昭4.2−8 ’704号、特公昭43−6636号
あるいは特公昭46−20814号等の各公報明細書に
記載された方法により、不活性溶媒中で水素添加触媒の
存在下に水素添加される。
この水素添加では、重合体ブロックB中のオレフィン型
二重結合の少なくとも50%、好ましくは80%以上が
水素添加され、重合体ブロックA中の芳香族性不飽和結
合の25%以下が水素添加される。このような水素添加
されたブロック共重合体の1つとして、シェル・ケミカ
ル社より[KRATON−、aJという商品名で市販さ
れているものがある。
これらのブロック共重合体の水素添加誘導体は、二) 
IJル化合物との付加反応により変性される。
グラフト変性させるニトリル化合物の例としてはアクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、メチレンゲルタロニ
トリル等があげられるが、過半量を超えない限りこれら
の単量体と共重合可能な単量体、例えばスチレン、アク
リル酸エチルのようなアクリル酸エステル、メタクリル
酸メチルのようなメタクリル酸エステル等を併用しても
よい。これらの中でアクリロニトリルが最も好適に用い
られる。
変性ブロック共重合体の製造方法は、ベースとなるブロ
ック共重合体の水素添加誘導体に二) IJル基をもつ
ビニル単量体をグラフトするものである。グラフト手法
としては溶液グラフト、溶融グラフトあるいは水性懸濁
グラフト、もしくは放射線グラフトのいずれも採用し得
るが、ニトリル基をもつビニル単量体の均一分散の点お
よびゲルの発生抑制の点から、水性懸濁グラフト法(例
えば特願昭57−1’77645号明細書等)を採用す
ることが好ましい。即ち、水性懸濁系で、ブロック共重
合体の水素添加誘導体粒子に予めニトリル基をもつビニ
ル単量体とラジカル開始剤とを・ラジカル開始剤が実質
的に分解しない温度で含浸させ、その後昇温し、重合反
応を生起、完結させるものである。この方法によれば、
経済的かつ工業的に容易に変性ブロック共重合体を得る
ことができる。
感」辷鏝 杢発明で用いられるオレフィン系樹脂とは、炭素原子2
〜5個のα−オレフィン、またはl−オレフィンから導
かれるもので、これらの単独重合体および共重合体であ
る。オレフィン系樹脂の例としては低密度ポリエチレン
、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、アイソタ
ックチックポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−
メチル−1−ペンテン等があげられ、これらを1種また
は2種以上間時に使用できる。
上記オレフィン系樹脂の中で、アイソタックチックポリ
プロピレンやプロピレンと他の少量のα−オレフィンの
共重合体が最も好適に用いられる。
これらの例として、プロピレン・エチレン共重合体、プ
ロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン!1−ヘキ
セン共重合体、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン
共重合体をあげることができる。
用いられるオレフィン系樹脂のMFR(ASTM −D
−1,238; I、条件2300C)は0.1〜50
 g/]−0分の範囲のものが好ましい。
成分(b)の配合量は、成分(a) 100重量部に対
し5〜400重量部であり、5重量部未満では成形加工
性が著しく損われ、400重量部を超えると得られるエ
ラストマー状組成物の硬度が高くなりすきる。好ましい
配合は10〜400重量部である。
成分(C) 本発明で成分(c)として用いられるゴム用軟化剤は、
非芳香族系の鉱物油または液状もしくは低分子量の合成
軟化剤が適している。一般にゴムの軟化、増容、加工性
向上に用いられるプロセスオイルまたはエクステンダー
オイルと呼ばれる鉱物油系ゴム用軟化剤は、芳香族環、
ナフテン環およびパラフィン鎖の王者か組合わさった混
合物であって、パラフィン鎖の炭素数が全炭素中の50
%以上を占めるものがパラフィン系と呼ばれ、ナフテン
環炭素数が30〜45%のものがナフテン系、また、芳
香族炭素数が30%より多いものが芳香族系とされる。
本発明の成分(c)として用いられる数が30%以上の
芳香族系のものは、前記成分(ajとの組成において分
散性の点で好ましくない。これらの非芳香族系ゴム用軟
化剤の性状は、37.8°Cにおける動粘度が20〜5
00 cst、流動点が−10〜−156Cおよび引火
点が170〜300°Cを示す。
−]l − 合成軟化剤と1−では、ポリブテン・低分子量ポリブタ
ジェン等が使用可能であるが、上記鉱物油系ゴム用軟化
剤の方が良好な結果を与える。
成分(c)の配合量は、成分(a)の]000重量に対
し、10〜300重量部である。300重量部を超えた
配合のものは、軟化剤のブリードを生じ易く、機械的性
質も低下する。
成分(a、) 本発明の組成物には必要に応じて無機充填剤を配合する
ことができる。この無機充填剤は増量剤として製品コス
トの低下をはかることができる利益があるばかりでなく
、品質改良(耐油性等)に積極的効果を付与、する。
無機充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、カーボン
ブラック、タルク、水酸化マグネシウム、マイカ、クレ
ー、硫酸バリウム、天然けい酸、合成けい酸(ホワイト
カーボン)、酸化チタン等があり、カーボンブラックと
してはチャンネルブラック、ファーネスブラック等が使
用できる。これらの無機充填剤のうち、タルク、炭酸カ
ルシウムおよびファーネスブラックは経済的にも有利で
好ましい。のである。
無機充填剤の配合量は、成分(a)の水素添加誘導体]
−〇〇重量部に対し0〜900重量部であり、好ましく
は500重量部までである。900重量部を超える配合
では、組成物の機械的強度の低下が著しく、かつ、硬度
が高くなって柔軟性が失われ、ゴム的な感触の製品が得
られなくなる。
本発明の組成物は、通常の樹脂組成物について行われる
ように、必要に応じて顔料、熱安定剤、抗酸化剤、紫外
線膜II!剤等の添加剤を加えることもできる。
製造方法 本発明の組成物を得るための方法としては次の2工程か
らなる。
第]工程は、成分(a)の製造工程であり、第2工程は
、各成分を配合し混練する工程である。混練方法として
は、ゴム、プラスチック等で通常用いられる方法でよく
、例えば−軸押出機、二軸押出機、ロール、バンバリー
ミキサ−あるいは各種ニ−ダー等が用いられる。
〔作用および効果〕
本発明の組成物はTPE樹脂としてニトリル変性された
ブロック共重合体を用いており、その結果耐油性が大巾
に改良され、従来加硫ゴムが用いられていた各種の成形
品を、簡単な成形法で作ることができる。
即ち本発明組成物は、一般に使用される熱可塑性樹脂成
形機で成形することが可能であって、射出成形、押出成
形、ブロー成形、カレンダー成形等の熱可塑性樹脂の成
形法が適用可能である。
本発明の耐油性エラストマー状組成物の使用分野として
は、電線被覆、家電部品および自動車部品等の工業部品
に用いられる。具体的な用途としては、耐油性の要求さ
れる各種ガスケット類、チューブ、ホース被覆、ウェザ
−ストリップ、ランプハウジング、ワイヤーケーブル被
覆等がある。
〔実施例〕
以下の実施例および比較例において、各種の分析、評価
に用いられた方法は次のとおりである。
(])硬度〔−〕 JIS−に6301、Aタイプ (2)引張強度(k!?/CJ)および引張伸度〔%〕
J工S−に6301.3号ダンベル (3)耐油性〔%〕 JIS−に6301、J工S1号油を使用し、100°
C170時間の体積変化率を測定 成分(a)  ブロック共重合体水素添加誘導体のグラ
フト変性 シェルケミカル社製KRATON−Gl 651(Br
ookfield粘度:20重量%トルエン溶液、20
00 cps、 77°F)をベースとし、アクリロニ
) IJルを用いて以下の方法でグラフト変性した。
101の攪拌機付オートクレーブに水40000.12
 gを投入し、攪拌して水性分散液を調整した。別にラ
ジカル開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート6gをアクリロ二) IJル600gに
溶解し、水性分散液中に投入した。よく窒素置換しなが
ら、ブロック共重合体の水素添加誘導体(シェルケミカ
ル社製KRATON−G1651) 14oogを投入
して、60°Cにオートクレーブを昇温、3時間攪拌し
て、アクリロニトリルをポリマー中に充分含浸させた。
その後85°Cに昇温して3時間、90°Cで2時間維
持して重合を完結させた。反応終了後、冷却、酸洗いし
て固液分離し乾燥して変性ポリマー1880gを得た。
(収率96%) 生成ポリマー中のアクリロニトリル単位ヲケルダール法
による窒素含量の定量により求めたところ25.5重量
%であった。
またグラフトしたアクリロニトリルを定量すべく、変性
ブロック重合体をジメチルホルムアミドで処理し、ポリ
アクリロニトリルホモポリマーを抽出した。ジメチルホ
ルムアミド不溶分を減圧乾燥し、ケルゾール法で窒素含
量を定量した結果、変性ブロック重合体のアクリロニト
リル単位の92%がグラフトしていることが確認された
 16 一 実施例1〜4 前記グラフト変性により得られた成分(a)の他、次の
各成分を用いて、第1表に示す割合で配合した。
成分(b) 三菱油化社製プロピレン・エチレン共重合体樹脂SP−
X9800(MFR(230°C)1.5g/10分、
密度o、s 92 g /cm” )成分(c) 出光興産社製ダイアナプロセスオイルFW−380〔パ
ラフィン系、動粘度: 38 J6 cst(400C
) :  30.10 cst (l OOoC)、平
均分子量ニア46、環分析:CN=27.0%iopニ
ア3.0%〕 成分(d) 高級脂肪酸エステルで表面処理された、平均粒径2.5
ミクロンの炭酸カルシウム。
成分(a)としての100重量部の変性ブロック共重合
体と成分(C)としてのプロセスオイルをビーカー中に
て予め混合しておき、成分(b)および抗酸化剤として
チバガイギー社製イルガノックス1010と共に(実施
例4では更に成分(d)を加え)、高滓製作所製ラボブ
ラストミルにて、温度180°C10−タ回転数60r
pmにて4分間混練した。
得られた配合物は、電熱プレス成形機を用い、200℃
にて厚さ2mmのシート状サンプルを得、各種物性評価
に供した。結果は第1表に示す。
比較例1〜4 実施例1〜4に使用した成分(a)の代わりに変性され
ていないKRATON−G1651を用い、第1表に示
す配合割合によって、上記実施例と同一の方法で行い、
得られた組成物を評価した。結果は同じく第1表に示す
第1表に示された結果より、変性ブロック共重合体を用
いた配合物が極めて優れた耐油性を示すことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)一般式 A−(B−A)_n(式中Aはモ
    ノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロック、Bは共
    役ジエンのエラストマー性重合体ブロックであり、nは
    1〜5の整数である。)で表わされるブロック共重合体
    の水素添加誘導体に、ニトリル基を有するビニル単量体
    をグラフトせしめた変性ブロック共重合体100重量部 (b)ポリオレフィン系樹脂5〜400重量部(c)非
    芳香族系ゴム用軟化剤10〜300重量部(d)無機充
    填剤0〜900重量部 からなることを特徴とする耐油性エラストマー状組成物
JP15271084A 1984-07-23 1984-07-23 耐油性エラストマ−状組成物 Granted JPS6131452A (ja)

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JPH0425977B2 JPH0425977B2 (ja) 1992-05-06

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