JPS6130526A - リンパ球増殖因子 - Google Patents

リンパ球増殖因子

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JPS6130526A
JPS6130526A JP15275284A JP15275284A JPS6130526A JP S6130526 A JPS6130526 A JP S6130526A JP 15275284 A JP15275284 A JP 15275284A JP 15275284 A JP15275284 A JP 15275284A JP S6130526 A JPS6130526 A JP S6130526A
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JP
Japan
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growth factor
cells
lymphocytes
kilodaltons
cell
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JP15275284A
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English (en)
Inventor
ハービー イラ カンター
ゲーリー ナーベル
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DAANAA FUAABELL KIYANSAA INST
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DAANAA FUAABELL KIYANSAA INST
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Publication date
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、哺乳動物細胞の増殖を刺激する製品ど,その
ような製品の製造方法および使用方法に関するものであ
る.本発明の好ましい実施態様下では、本発明は、哺乳
動物細胞、特にT一細胞リンパ球、B一細胞リンパ球、
マスト細胞、幹細胞,m維芽細胞等が持っている生理学
的機能、例えば病気に抵抗する免疫系統の有効力を増強
し、または回復するために、これらの細胞の増殖を刺激
することによって、哺乳動物の免疫系統およびその他の
系統の病気を治療する増強因子に関するものでおある。
(従来の技術) 哺乳動物の免疫系統は、本来、体液性免疫応答および細
胞性免疫応答を目的として、T一細胞リンパ球およびB
−細胞リンパ球が如何に形成され、如何に増殖するかに
関係がある。哺乳動物はしばしば免疫不全にかかり、こ
れは先天的であることがあり、感染に対して十分な体液
性および/または細胞性応答を呈するのに発生学的に原
因がある不全のような例がある。免疫不全のいくらかは
後天的であり、例えばこれらは栄養不足、放射線、老化
、悪性腫瘍または衰弱に伴なうものである。
はとんどの免疫応答は、誘導物質細胞と呼ぶ一群のT−
細胞リンパ球によって生産された蛋白質によって始動す
る。異種生体を殺すリンパ球や単球を含む多くのタイプ
の細胞の増殖と分化を刺激するところのペプチドを、こ
れらの一群のT−細胞リンパ球は合成し、分泌する。こ
れらに関しては、 Wigner等、ムハh肚L148
 :1523(1978)およびYasauch等、E
ur、J、Ims、11:905(111181)を参
照し、またB−細胞リンパ球に関−しては、1abe1
等、江旦23:19.(1981)を参照し、マスト細
胞に関しては、1abe1等、Nature 291:
332(tset)、また、造血前駆体細胞については
1abe1等、Proc、 ktl、 Acad Sc
i U−S、A、78:1157(1981)を参照、
これらの文献の記載内容は参考としてここで採用してい
る。これらの誘導物質分子の生物学的活性は、分子の観
点からは完全には判明してはいない。
免疫不全に打ち勝つ1つの試みが、免疫応答を強化し、
また病気を予防する目的でリンパ球の迅速な成長を促が
すような投薬量を開発するためになされてきた。これら
については、Nowotny氏の米国特許No−4,3
23,581及びKi層氏の米国特許No、 4,33
3,584を参照、これらの記述内容は参考として取り
入れである。
例えば、Watson等、ムハム勘も150:841(
1978)およびその他は、WatsonがInter
leucin−2(ルー2)と呼び、またT−細胞の増
殖に効果があるので、Watson等が「T−細胞増殖
因子」と呼んだところの誘導物質分子からの因子を取得
したことについて報告している。^1derson等、
即旦虹Nat1. Acad、 Sci、 U、S、^
、 781:2497(1981)。
Takatu等、  Immunal、125:24f
14(1980)、 :cDougall等、Lエハヱ
ユWed、 145:813(117?)を参照のこと
これらの文献の記述内容はここに参考として採用されて
いる。然しながら、条件が色々と異なり、刺激用の薬剤
が色々と異なるために、IL−2分子の特性や大きさお
よび種々のT−細胞、T−細胞Hybridomasが
生産するLimpbakinesの多くの因子について
非常に多くの混乱と不一致な報告があるa Altma
nと口、 H,Katz、 r’l’−細胞系統および
Hybridomaaが分泌する単クローyLimph
okinesの生態学J 、 Adv’、 lsmun
ol、 33ニア3−188(19B2)を参照、この
記述内容はここに参考として採用しである。
(発明の要約) 本発明は、種々の特性を持った一群の増殖因子に関する
ものであり、また生きている哺乳動物の細胞のin v
ivoでこのような増殖因子を作りまた使用する方法に
関するものであり、またこの増殖因子を持っている製品
に関するものである。
この発明のこの増殖因子は、元来、適当な抗原、例えば
羊の血赤球(SRBG)または細胞分裂誘起物質、例え
ばコンカナバリン(concanavalin )Aの
存在下で、誘導物質T−細胞を培養して得た上澄液から
分離した。この増殖因子に含有されているのは、T−細
胞リンパ球およびB−細胞リンパ球の両者およびその他
の多くのタイプの細胞の増殖を刺激する14kd(キロ
ドルトン)のポリペプチド、B−細胞を刺激して免疫グ
ロブリンを増殖させ1分泌させるような50kdのポリ
プチド、およびB−細胞リンパ球による免疫グロブリン
の分泌を刺激し、ある種のマスト細胞、幹細胞およびあ
る種のその他の細胞の迅速な増殖を刺激するような45
kdの増殖因子である。
(発明の構成及び作用) 本発明の本来の目的はT−細胞リンパ球およびB−細胞
リンパ球の両者に対して増殖因子として作用するところ
の蛋白質の発見と、この蛋白質の製造方法及び使用方法
から出発している。更に特定すれば、マスト細胞、繊維
芽細胞および幹細胞を含むその他のタイプの細胞はもと
より、T−細胞およびB−細胞の両者の増殖を刺激する
ところの約14キロドルトン(kd)の分子量を持った
ポリペプチドを我々は生産し分離した。この14キロド
ルトンのペプチドは、種々の種類の比較的大きいペプチ
ドが正規通りに会合したものだと考えられており、これ
らの大型ペプチドがいずれかの標的赤血球にその細胞分
裂誘起活性を集中させるのに役立っている。この発明の
主題であるこのポリペプチドは14キロドルトンの分子
量があり、これはドデシル硫酸ナトリウム(S D S
)ポリアクリルアミド拳ゲル電気泳動法によって測定さ
れ、5ephadex  G−100カラムクロマトグ
ラフイーによって確認されている。このポリペプチドの
等電点(pi)は約0.4であって、これは・平板等電
焦点法(flat bed 1soelectric 
focusing )によって測定されている。この1
4キロドルトンのリンパ球増殖因子は強力な作因であっ
て、1ミリメートル当たりこのポリペプチドが1ナノグ
ラムのような少ない量で顕著な増殖が誘導される。この
ように、このポリペプチドはペプチド・ホルモンの場合
に観察される濃度と同じ程度の濃度において活性を持っ
ている。この14キロドルトンのポリペプチドによって
誘導されるT−細胞増殖またはB−細胞増殖の速さは、
T−細胞増殖に対するconcanavalinA、ま
たはB−細胞増殖に対するl 1popolysacc
baride (L P S )の如き、リンパ球細胞
分裂誘起物質を使用する場合の速さと事実上一致してい
る。しかしながら、LPSとは違って、この14キロド
ルトンのポリペプチドはB−細胞を誘導して免疫グロブ
リンを分泌させるようなことはない。
LPSの如き細胞分裂誘起物質について更に問題となる
のは、これらは明らかに一度は細胞の増殖番と影響力を
持つが、増殖のために一度刺激を与えた後は、これらの
細胞は今後の刺激に対して抵抗力を持つようになること
である。この発明の増殖因子についてはこうしたことは
ない。
この発明の14キロドルトン・リンパ球増殖因子はいく
つかの方法で取得され、分離され得る。例えば、刺激を
受けた誘導物質T−細胞、好ましくはクローンしたT−
細胞によって合成されたペプチド上澄液からこの蛋白質
は分離することができる。このようにして、Nabel
等、恒II 23:19(1981)に記載しであるよ
うに生産した誘導物質T−細胞クローンC1,Ly+ 
2 /9(このサンプルは既にメリーランド州ロックビ
ル市のA薦erican TypeCulture C
o11ectionにATCCCRL−817111と
いう目録番号の下に供託されているが)は、例えば羊の
赤血球(SRBC)またはconcanavalinA
の如き適当な抗体または細胞分裂誘起物質と共に培養す
ることによって刺激を受ける。このようにして刺激した
誘導物質細胞から得た上澄液は数種の蛋白質を含有し、
例えばゲル電気泳動法またはクロマトグラフィーまたは
その他の分離方法によって、これらの蛋白質から14キ
ロドルトン・リンパ球増殖因子を分離することができる
。好ましくは、これらの蛋白質の分離は次に述べるよう
な諸技術を組み合わせた方法で実施するのがよい。すな
わち、クロマトグラフィー法、例えば、蛋白質の分子量
範囲で蛋白質を効果的に分離するような5epbade
x (Pbarwacia Fine Chemica
ls社)、DEAEセルロースまたはその他の親木性高
ル 樹脂のカラムでのクロマトグラフィー法フ70マドグラ
フィー法(HPLC) 、isoelectricfo
cusing(等電焦点法)および/またはSDSポリ
アクリルアミド・ゲル電気泳動法の如き諸技術である。
また14キロドルトン・リンパ球増殖因子は、尿素また
はSDSのような解離剤でその他の成る種のポリペプチ
ドを処理するか、または担体蛋白質の非存在下の培養の
ように、蛋白質解離に都合のよい条件下でその他の成る
種のポリペプチドを処理するかして取得できる。
例えば、蛋白質解離には不都合な5ephadexG 
100樹脂上でのクロマトグラフィーによって分離した
誘導物質T−細胞、例えばりp−ンメc1ルマl+2−
78の培養から得た上澄液から、約30キロドルトンお
よび約45〜50キロドルトンの分子量を持ったポリペ
プチドの分離が可能となる。この30キロドルトンのフ
ラクションはT−細胞の増殖を誘導するが、B−細胞の
増殖を誘導しない。50キロドルトン・フラクションに
はB−細胞を刺激してこれを分割する性質があり、また
B−細胞を刺激して免疫グロブリンを分泌させる性質が
あるが、この50キロドルトン争フラクシヨンにはT−
細胞を増殖させる効果はなかった。この50キロドルト
ンのポリペプチドは、B−細胞に対する細胞分裂誘起物
質である1ipopolysaccharide (L
 P S )と同じような方法でB−mD増殖および免
疫グロブリン刺激に対して活性であるところの新しく発
見された増殖因子であると考えられる。
これらの分子量が比較的大きいポリペプチドは解離剤お
よび/または解離的条件で処理することによって比較的
小さい蛋白質分節に分離することができる。好ましくは
、比較的大きい蛋白質を濃厚尿素液(1〜10%、好ま
しくは5〜7M)または0.01〜1% (好ましくは
、約0.08〜0.2X )(7) S D Sあるい
はその他の清浄剤で処理する。この技術では、その他の
解離剤またはその他のChaotropicな薬剤の作
用が知られている。dithiothreital(D
・TT)の如き還元剤は恐らく効果がないだろう。また
、この蛋白質は担体蛋白質の非存在下において、温度を
上げて、例えば、30〜45℃、好ましくは35〜4σ
℃・の温度で容易に培養できる。解離剤または高温にて
の処理がこの分子に逆に作用・するような場合には、余
り過酷でない方法、例えば1soelectrjc f
ocusing(等主焦点法)を用いれば解離はうまく
行く。
解離剤による30キロドルトン蛋白質の処理は、T−細
胞増殖を誘起する能力を顕著に変化させはしないが、本
発明の14キロドルトンのリンパ球増殖促進因子および
分子量が18キロドルトン余りのもラ一つのフラグメン
トに少くとも部分的に解離する。30キロドルトンのも
のを解離して出来た生成物の中には14キロドルトンの
ポリペプチドが存在するので、この生成物は公知のB−
細胞の細胞分裂誘起物質であるLPSの場合と同じ速さ
でB−細胞の増殖を刺激する。
SOSのような解離剤を用いて処理した50キロドルト
ン蛋白質はB−細胞に対して強力な分裂誘起活性を持っ
た解離生成物となり、この解離生成物は50キロドルト
ン蛋白質それ自体とは違って、T−細胞の増殖を刺激す
る力がある。しかしながら、SDSによって処理したり
、または担体蛋白質の非存在下で37℃で4時間培養し
て解離を実施すると、この50キロドルトン・ポリペプ
チドはB−細胞を刺激して免疫グロブリンを生産する力
を失なう。
B−細胞を刺激して免疫グロブリンを分泌する能力を失
うことのない50キロドルトン蛋白質の解離は、fla
t bed 1soelectric focusin
g (平板等電焦点法)によって達成される。50キロ
ドルトン蛋白質を等主焦点法にかけると次のW二つの生
成物を生産する: (a) B−細胞を刺激して免疫グ
ロブリンを生産し、約6.0の等重点を持つ45キロド
ルトン(SDS−PAGE)蛋白質、および(b)今ま
で述べた如く、T−細胞、B−細胞およびその他の細胞
に対する増殖促進活性を持った上述の14キロドルトン
蛋白質軸〒(等電点的4.0)。この4.5キロドルト
ン蛋白質は、T−細胞またはB−細胞リンパ球の成長を
引き起しはしないけれど、B−細胞リンパ球を刺激して
免疫グロブリンを生産させるのに有用であるから、この
蛋白質はこの発明のもう1つの主要な点となる。更に、
この45キロドルトン蛋白質は、h6parin。
histamines、  prostaglandi
nsおよびその他の生理学上の重要な物質の重要な原料
であるマスト細胞の増殖を誘導することが発見されてい
る。この同じ45キロドルトン蛋白質はまた幹細胞を誘
導して新しい単球や顆粒球を生じさせ、これらは感染の
防止に役立つ。この蛋白質はマウスの幹細胞の成熟を刺
激するのに負畦!で使用されてきた。
このように、種々の理由で白血球生産を抑さえられてい
る哺乳動物に対して、幹細胞を刺激して成熟を一層速や
かにし、感染に対する哺乳動物の感受性を速やかに減少
させるためにこの増殖因子が使用され得る。
この発明の増殖因子は、現在成育状態に保つことが大変
困難とされている培養基中に多種類の細胞を成育させる
ためにin vitroで使用できる。このようにして
、この増殖因子に応答する細胞、例えばヒトまたはその
他の哺乳動物の免疫系統、神経系統、表皮系統の細胞を
基調とする哺乳動物細胞系統、またはその他の方法では
維持困難なその他の細胞系統を維持および/または増殖
させるために、培養基にこの増殖因子を添加すればよい
これらの増殖因子の添加は、リンパ球、マスト細胞、繊
維芽細胞、幹細胞等の細胞系統の維持に特に効果的であ
る。適当な栄養物およびその他の標準的成分またはオプ
ショナルの成分を含む培養基に約0.1mg/mlから
約1ng/sl、好ましくは約1ag/s+1から約1
0ng/mlまで添加することによって、細胞系統の成
育に体質的改善を生じる。多くの場合、この発明の増殖
因子を使用すると、細胞系統を維持するために被照射細
胞の如き飼養細胞を使用する必要がなくなる。生産する
細胞系統の純度の点から、これは大変な利点である。
ヒトまたはその他の哺乳動物における、毒性薬品による
反応、感染、放射線、栄養不足、悪性腫瘍に起因する免
疫不全と同様に、侵入に対して効果的な体液性(B−細
胞抗体)応答および/また細胞性(T−細胞)応答を表
わすのに先天的に不全である状態を含めて、遺伝的また
は後天的原因による免疫不全を+n vivoで処理す
るのに、この発明のリンパ球増殖因子が使用できる。
この増殖因子は単独または組み合わせて投与することが
できる。例えば、45キロドルトン増殖因子はマスト細
胞およびその他の細胞に増殖−刺激効果を有するが、B
−細胞リンパ球に対しては持っていない。B−細胞に対
する45キロドルトン因子の効果はB−細胞の免疫グロ
ブリン分泌を刺激することである。マスト細胞の増殖お
よびB−細胞の増殖ならびに免疫グロブリン分泌の両方
を望むならば、50キロドルトン増殖因子または45キ
ロドルトン因子と14キロドルトン因子の混合物の何れ
かを投与すればよい。
動物体内の特別な標的細胞の増殖を促がすには、標的組
織と結合し、またはその他の方法で関係を持つようにな
るところの薬剤と、この増殖因子が共有的またはその他
の方決で結合したり、または関係を持つことによって効
果が現われる。
このようにして、例えば、多くのタイプの細胞に対して
増殖刺激効果を有する14キロドルトン増殖因子は、そ
の動物のリンパ球の如き標的細胞に対する抗体に付着さ
せられることによって、対象動物へのこの因子の効果を
一層特殊なものとなしうる。このような特殊作用を効果
的に達成させる一つの方法としては、その動物の標的組
織の上に単クローン抗体を載せ、14キロドルトン増殖
因子をこの単クローン抗体に結合させ、そしてこの抗体
と増殖因子が結合したものをその動物の血の流れの中に
注入させる方法がある。この抗体が増殖因子を標的組織
に送り、抗体は標的組織に付着またはその他の方法で結
合し、増殖因子は標的組織の増殖(および/または分泌
)を刺激する。
(風下α−,) 特殊な抗原に対する抗体を取得するための諸技術th且
裳は一般的に知られており、多くの単クローン抗体がマ
サチューセッツ州ボストン市NewEngland N
uclear社などから、市販品としては入手可能であ
る。単クローン抗体を作る諸技術はNature 25
8:495(1975)にKohlerとMilste
inが最初に書いている。この記載内容はここに参考と
して採用する。この技術の種々の見方および変法が今ま
でに報告されてきた0例えば、1.Lu等。
C1inicaC11nical1   Newale
tter  1:1  (1980年 8月)、Kop
rowski等の米国特許4,172,124 (これ
には諸文献が記載されている)、Wands等の米国特
許4,211,145を参照のこと、これらの記載内容
は参考としてここに採用しである。もし必要ならば、処
置すべき個々の動物の標的細胞にこの抗体を載せること
もできる0例えば、マウス、ウサギ、取扱う動物と同じ
種の他の動物の如き抗体源に摂取した状態、また希望す
る哺乳動物から入手したものであって、Bリンパ球細胞
またはB細胞前駆細胞の培養物の如き抗体を生産すると
ころの細胞培養物を用いて、T細胞またはB細胞リンパ
球は個々の動物またはヒトから取得でき。
それによって、本発明の増殖因子は、細胞の増殖を維持
し、抗体の分泌を誘導するという点で有益に使用できる
。生成された標的細胞に対する抗体、好ましくは単クロ
ーン抗体、および抗体生成細胞は、hybridos+
asを形成して、あるいは適切なりローン化及び培養技
法によって維持できる。
標的細胞に対する抗体は、抗体の生理学的性質または増
殖因子の生理学的性質を損なうことなく、またはそれら
に悪影響を与えることなく蛋白質と反応するところの、
何等かの多機能薬剤を使用することによって、本発明の
増殖因子蛋白質と共に結合することができる。好ましく
は、結合薬剤としては、比較的分子量の低い2機能生薬
剤で、蛋白質分子の反応グループと反応するものが良い
このような薬剤はこの技術方面では多く知られており、
それには次のようなものも含む:すなわち、メタキシリ
リン争ジイソシアネート、トルエン2,4ジイソシアネ
ート、p、p’ジフルオロ−m′m−ジニトロジフェニ
ールΦスルホントルエン−2−インシアネート−4−イ
ンチオシアネート、 3−メトキシジフェニ)フタン−
4゜4′−ジイソシアネート、ベンジジン・ジイソシア
ネート、1.5−ナフタレンジスルホニル・クロライド
および3,8−ビス(アセテートマーキュリメチル)ジ
オキサン等、例えば、D、MJleis、 G。
A、Andres等、 Ce1lular  141°
■層unO100h、  34(1877)、” rm
munologic Techniques for 
theIdentification of Anti
gens or Antibodies byElec
tro Microscopy”を参照のこと、この記
載内容はここに参考として採用しである。最近ではメタ
キシリリン・ジイソシアネートが良く使用される。
好ましくは1両薬剤は相当に純粋でなければならない。
適当な細胞分裂誘起物質の吸収により、またはDEAE
セルロースあるいはその他の適当な物質上でのクロマト
グラフィーの如き公知の他の技術によって、希望する抗
体から希望しない抗ているが、この方面の技術では公知
の如く、同じ蛋白質またはその外の同じ生物学的物質に
ついても見掛けの分子の大きさの変動が観察さている。
それは使用するテストの形式、テストを実施する時の諸
条件、蛋白質のグリコシール化の程度、確認する時の考
え方、クロマトグラフィーに使う媒体または電気泳動法
に使う媒体の変動およびその外の理由によるからである
。ここに報告する方法の変法は見掛けの分子量の如きパ
ラメータに若干の変動を示したが、他のテスト方法、他
のクロマトグラフィー媒体、他の条件ではいくらか異な
った結果を与える可能性がある。この発明に重要なのは
増殖と免疫グロブリン分泌を誘導する蛋白質そのもので
あり、この発明の意図と範囲は、ここに報告する数値と
は違った見掛けの分子量またはその他のパラメータにお
ける諸条件または諸方法を使用することによって生産ま
たはテストした蛋白質を製造、使用、販売することによ
って無効となるものではない、この方面の技術で公知の
如く、これらの蛋白質のアミノ酸配列を測定することが
できる。例えば、Strickberger、 Gen
etics610頁以下(McMilJan、197B
 )を参照ノコと。、=しの記載内容はここに参考とし
て採用する。 Beck −man In5trua+
ents社とApplied Biosystema社
から蛋白質自動分析器を入手できる。
旬■Wの治療で使用されるべき種々の増殖因子の必要量
(以下、活性成分量という)は、投与経路や治療すべき
状態の正常や程度によって変化し、結局は医師または獣
医の判断による。しかし、一般的には投与量は哺乳動物
の体重1kg当たり約1ngからIMgの範囲であって
、好ましくは約10〜200g/kgである。投与量は
全てペプチドベースで計算する。
活性成分は治療すべき状態に適した経路で投与すればよ
い。適当な経路としては、経口的、経鼻的/(例えば、
スプレー)および非経口的(皮下的、筋肉的、静脈内的
)がある。治療すべき条件と共に好適経路が変化すると
考えればよい。
活性成分としては粗製46学品として投与することも可
能であるが、製剤的に調整した薬品とじて提供すること
が好ましい。
家畜に使う場合にも、人間に使う場合にも、本発明の調
剤は1種またはそれ以上の適当な担体およびオプショナ
ルにその他の治療成分と共に、上記の活性成分を含む、
担体はこの調剤の他の成分と両立できるという意味にお
いて[受諾できる(acceptable)Jものでな
くてはならず、また使用するものに対して有害なもので
あってはならない。好ましくは、調剤は酸化剤やペプチ
ドが共存しないと考えられているその他の物質を含んで
はならない。便宜上調剤は単位投与量の形式で提供され
、また製薬上の公知の方法で調整される。これらの方法
は全て1種またはそれ以上の付属的成分を含む担体と活
性成分を結合させる工程を含む、一般的に、活性成分を
液状担体または微細にした固形相体またはその両方に均
一に密接に結合させることによってこの調剤は作られ、
必要な場合には、希望する調剤形式に製品を成型する。
経口的投与に適した本発明の調剤は、予め定めた活性成
分量を含むカプセル、カシェ−またはタブレットのよう
な分割単位で提供され、または粒末ないし粒状で、また
、溶液または水性液体ないし非水性液体での懸濁液とし
て、または水中油の液状エマルジョンまたは油中水の液
状エマルジョンとして提供される。また活性成分は丸薬
、鼻スプレー、練り薬、ペーストとして提供される。
タブレットは圧縮するかまたは成型加工によって作るこ
とができ、オプショナルとして1種またはそれ以上の付
属成分を伴なう。圧縮したタブレットは適当な機械で圧
縮することによって調整され、その際活性成分は粉末、
粒状、オプショナルには結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤
、潤滑用薬剤、表面活性剤または分散剤などミックスし
て自由に流動する形状のものとして使用する。成型タブ
レッ′トは適当な機械で不活性液状希釈剤で加湿した粉
末コンパウンドの混合物を成型することによって作られ
る。
非経口的投与に適した大調剤は、その溶液が好ましくは
、使用者の崩液と等浸透圧であるというような活性成分
の無菌水溶液から出来ている。このような調剤は、固形
活性成分を水に溶解し、水溶液となし、この溶液を無菌
となし、ユニットまたは数単位の容器、例えば密封した
アンプルまたは密封したバイアルの形で提供される。
次の点を理解すべきである。すなわち上記した成分に加
えて、本発明の調剤は、1種またはそれ以上の希釈剤、
緩衝剤、香料 、結合剤、表面活性剤、シックナー、潤
滑剤、保存剤(抗酸化剤を含む)およびその他の同様も
のの如き添加成分を含んでいる。
人間に使う場合も、家畜に使う場合にも、例えば特定し
て上記した如く、この調剤が単位投与形式で提供される
場合には、単位製剤は各々約1100ILから約100
 mgまでの範囲の量で活性成分(上に定義したように
)を含有する。
この発明を更に次の例示的技術態様によって説明しよう
クローン化するための細胞は、C57Bl/eTL+マ
ウスから取得した(E、A、Boyseから入手した)
BALB/cのマウスの細胞を調製培養基を作るのに使
用した。BALB/c?ウスはJackson Lab
oratoryから手に入れた。
細胞系を開始させるのに使用した方法はNabe 1等
、廁II 23:19 (1981)に記載された方法
セあって、これはここに参考として採用されている。
細胞をクローン化し、維持するのに使用した調製培養基
は次の様に調製した:  Gerrotini等。
虹ハL框し140ニア03 (1974)の方法に従っ
てアルギニンおよびアスパラギンを、補充して、Dul
beccoの修正Eagles Media  (DM
E)  (G I BCo )を更に修正したもので、
この記録の内容はここに参考にして採用されており、こ
れに更に0.OOeg/lの葉酸、ピルビン酸ナトリウ
ムおよび必須ビタミンを補充した。この培養基は、今後
、修正DMEまたはMDMEと略す。
BALB/Cのひ臓細胞(5x 10 ml)を37℃
で45時間401のMO肚の中で培養した。このMII
NHには更に102炭酸ガスを含む雰囲気を持つ組織培
養フラスコ(Falcon Plastics 302
40)中で5XlOM2−マルカブトエタノール(2−
ME )、2mM追加グルタミン、4z加加熱非活性光
子ウシ血清(Fe2)および2mg/m1cy) Co
nA(Calbiochem−Bebring社製)を
添加してあった。この培養液の上澄液を0.20m N
algene Filtert’濾過し、調節した培地
(CM )とした。
細胞は゛°完全調節培地”(CCM )中で生育し、こ
の培地は、50%CMと50%MDMEを組み合わせて
作られており、更に、5X10  M2−ME、2mM
新鮮グルタミンおよび十分な量の追加FC3が添加され
ていたので、Fe2の最終的濃度は全容積の10%とな
った。細胞濃度は0.5と3×105細胞/s+1の間
に保持され、1日置きに新鮮CCM(約1=4)が培地
に添加された。細胞培地は抗生物質の無い状態に維持さ
れ、Hayblick。
“ Screening  Cu1tures  fo
r  Mycoplasma  Infec−tion
s ” 、 Kr1re等、 (Ed、 ) Ti5s
ue Cu1tureユMethods and A 
plications (Acade+sic Pre
ss。
N、Y、 1973 )に従って1周期的にマイクロプ
ラズマ汚染について検査した。これの記載内容はここに
参考として採用する。
次のようなりローン化方法が使用された。細胞を最終想
定濃度が100.10.1およびl細胞1つぼ(wel
l )となるように微小つぼ(Falcon plas
ticmicrotiter plates 3040
 )の中に分けて入れた。
各々のつぼは0.11のCCMと各種の組織から採うた
照射した( 1500rad )細胞単一層を含むこと
になった(最終濃度4〜8×10 細胞1つぼ)。
培地には、つぼの中にコロニーが見えるようになるまで
(10日間から3週間)2日に1度30ILlのCCM
を補充した。しかし毛のっぽには最初は100細胞1つ
ぼ以下しかなかった。
クローン化効果(CE)はポアソン分布に従って計算し
た( Quintans and Lefkowits
、 Eur、 J。
Immunol  3 : 392 (1973)(参
考として採用しである))。少なくとも88のっぽをC
Eを計算するために使用した。陰性つぼの比率を初期細
胞数の対数の関数としてプロットした。CEが5%超で
、頻度が38%未満でコロニーから出て来たものを、3
細胞/10つぼの割合に希釈した後、または単一細胞を
顕微鏡操作した後に2度生育させた単一細胞のことをク
ローンを命名した。初期の細胞コロニーの特質は安定し
ており、単一細胞顕微鏡操作または再希釈して得たコロ
ニーから採取したクローン会コロニーの特質と一致し、
12種類以上の細胞のコロニーについて別々に試験した
結果は、各クローンから採取した3−1Oの娘クローン
は同一の細胞表面抗原、彫態を示し、最適の場合には、
親コロニーの機能を示した。
クローン化した後、細胞を照射した細胞単分子膜の非存
在下で生育させた。それをCCツ M中に0.5X10  細胞/■lから3×lO細胞/
1の濃度に保った。クローン化した細胞を21のっぽ(
Linbro plates 、 Flow Labs
 )に初めて移植し、  CCM 0.5111を加え
、 0.5X1G  /■lから3テ XIO/mlに保った。細胞容量に応じて、細胞はLi
nbro皿、ペトリ皿(Falcon 1007,10
06.3003 )または組織培養フラスコ(Falc
on 3024 )の中で、この濃度で保った。プラス
チック製の組織培養フラスコに軽く付着した細胞はペト
リ皿で生育させて回収を容易にさせた。18〜48時間
の間に全ての細胞について2回テストした。細胞の数は
lO超にもなった。
種々のクローンの表現型は、適当な抗体と共に培養し、
次に蛍光と結合して、フロー細胞蛍光測定法を用いて分
析することによって決定できる。
表現型は、また、適切な細胞表面抗原を表わすB6マウ
スの細胞の如きリンパ様細胞または適切な細胞表面抗原
の部位コードだけが異なるところのcongenic(
congeneric )近交「パートナ−」種の細胞
と共に培養することによってチェックができる。
1abe1等、凹jJ、Ce旦の23巻、25頁を参照
単クローン抗体、例えばTby 1.2 、 Lyt 
1.2およびLyt 2.2で特定さ′れる単クローン
抗体は市販さレテオリ、例えばNew England
 Nuclear社から入手でき、またその方法自体は
この方面では公知である。
クローンの1つであるCI−1412/9はThy、t
′FLyt12r誘導物質JT細胞表現型を表わすT細
胞のクローン化コロニーである。このクローンハCCM
中で0.5X 10’ /ml〜3X10’ /mlの
濃度で15ケ月以上の連続培養によって生育した。
Bリンパ、の・ Bリンパ球を得るために、ウサギのマウス拮抗性免疫グ
ロブリンをコーテングしたシャーレ上でC5?B1/8
−Fウス(Jackson Laboratories
 )の辞職細胞懸濁液を培養した。S癒着性の細胞を捨
てた後、免疫グロブリン1細胞を激しくピペット・アウ
トして溶離した。溶離した。細胞は4℃で35分間最適
の溶菌素生成条件にて単りローン性抗Lyt、2.抗1
42.2および抗’rby 1.2と共に培養し、洗浄
し、ウサギ補体と共に379Cで30分追加して培養し
た。抗SBCプラーク形成細胞応答が無いことによって
、また、単りローン↑h!抗1.2抗体の免疫蛍光によ
って、in vitroの5RBCによる刺激の後には
残存T細胞が欠如していることが確認された。
クローン化したT細胞コロニーの−L澄液を刺激したも
のから取得した種々の増殖因子が、[inマ1troJ
 B細胞の免疫グロブリン分泌をどれくらい刺激する能
力があるかは、非免疫給与者のB細胞の1〜l0XIO
に対してこの因子を最終容積が0.21になるまで加え
ることによって決定した。抗5BRCPFCまたは全P
FC(免疫グロブリン分泌プラーク形成細胞の全数)が
1abe1等、阿上誌、23江旦26項に記載されてい
る溶血性プラーク定量法の変法によって計算される前に
これらの細胞培養液はl08SRBCで5日間刺激を受
けた。馬の赤血球(25al )をウサギ抗マウスF(
ab′)2を用いて計算し、テストすべき細胞培養液の
25nlを12 X 25■腸の試験管で、特別均衡塩
類溶液(5BSS )にSea −Plequeアガロ
−ス(Na1ne Co11oids )を0.8%溶
かした溶液の450ulと共に混合した。各試験管の内
容物を直ちに30X10腸腸のベトリ皿の中の1%Se
a Ke腸アガロース(Maine Co11oids
 )をゲルにしたもの21の上に層状″に置いた。5%
の炭酸ガスを含む湿った雰囲気中に37′″Cで1時間
放置後、ウサギ抗マウスF(ab′)2展開血清(最終
希釈率は5BSS中で0.05■g / m 、1とな
る)をこのペトリ皿の上にピペットで載せた。 37@
Cで更に1時間放置後、この抗血清をデカントし、l:
10に希釈した同容量の再構成シタ%Jltモ、ト補体
(0rand l5land Bi。
Iogical Co、 )で置換した。溶解現象帯(
プラーク)を2時間後に数えた。全ての場合赤血球PF
Cと全PFCを同時3重培養して測定した。
T細胞を上記した方法でクローン化した’rhy l+
t、yt−2+コロニーを用いて測定した。このコロニ
ーの成長は全< IL−2に依存している。B細胞増殖
を高度に精製した休止B細胞を使用して測定した(これ
はT細胞を1〜3 X 104またはB細胞を2〜IO
X 104を平底マイクロ適宜用つぼの中で。
0.2+slのDelbecco修正Eagles培地
、4%の加熱非活性FC3,50uMの2−MEおよび
種々の割合の上澄液成分または種々の割合の細胞分裂誘
起物質成分を持った2膳にのグルタミンの中で培養した
。 20−88時間の培養後、3H−チミジンの9 、
5+rCiを各つぼに加えた。4時間後、細胞に取り入
れられた放射活性をガラス繊維フィルター上の残留量で
測定した。
太l東nIc1豹111基 クローン化細胞の放射標識上澄物質は次のようにして無
血清条件下で作った:増殖を続けているクローンの細胞
を6時間5RBC(10’)またはConcanava
linA(2n /ml )と共に培養し、3回洗浄し
、無メチオ=ンRPMIIB40培地(Roa−wel
l Park Memorial In5titute
 )中に10’/腸lの細胞濃度で培養し、この培地に
は2■にのグルタミン、5ng/mlのヒトのTran
aferrin 、 5J+g/IIIの牛のインシュ
リン、 20JJ/■1のaproHninおよび10
0 Jlci / 8117)353  methio
nineを補足した。37℃で4時間後、標識のないm
ethionineを添加して1mNのmethion
ine最終濃度とした。細胞を遠心分離し、使用前の高
速遠心分離(100,000Xg )に先立ち担体蛋白
質として上澄液に0.7■g/■lノOvalbumi
nを加えた。
の 操作は全て0〜4℃で実施した。遠心分離後Jクローン
化したC1.Ly 1+2−79の50 XIO’の細
胞から得た35S−腸ethionineで標識を付け
た上澄液を10〜20倍濃縮し、5%のグリセロール、
lOO■にの塩化カリウムおよび0.5−のフェニルメ
チルスルホニルフルオライド(PMSF)を含む燐酸塩
緩衝食塩液(PBS )へ透析した。同一じ緩衝液で平
衡状態にした5ephadexG−100カラム(10
0X2c鵬)に濃縮した上澄液を通した。2層重ずつ集
めて、各フラクションを(1)TCAで沈殿する放射能
、(2)生物学的活性、すなわち、(a)精製B細胞に
よる免疫グロブリン分泌の刺激、(b)T細胞が分割す
るように刺激する力(これはトリチウム・チミジンを結
合する能力によって測定できる)につきテストした。カ
ラムを次のような標準物質で均衡させた:牛の血清アル
ブミンBS A 、 (88,000キロドルドア )
、 Ovalbumin (’OVA  )  、(4
5,000キロドルトン)およびリゾチーム(LY S
 )、 (13,000キロドルトン)。
その結果を図1に示す、この図から明らかな如く、約4
5〜50キロドルトンの分子量を持つ1つの放射能標識
を持つ蛋白質がB細胞からの免疫グロブリンを誘導する
のに活性があり、T細胞の増殖を誘導するのに活性がな
い、約60〜88キロドルトンの分子量を持つもう1つ
の蛋白質は生物学的活性は両方とも持たない、12〜3
0キロドルトンという広い分子量帯で溶出されたところ
の第三の蛋白質はT細胞増殖は活発に誘導したが、B細
胞による免疫グロブリンの分泌は誘導しなかった。
ポリアクリルアミド・ゲル Loenli、 Nature  227 : 880
 (1970)ノ方法の変法を使用して、0.7膳■の
厚さの板状ゲルで電気泳動を実施した。既に記述した如
く内部的に標識を付けた上澄液標本部分(25ul )
を同量の180mMTris −HCL (pH8,8
)20%glycerol、 4%SDS、0.2%ブ
ロモフェノールブルーおよび200■Xdithiot
hreitolと混合した。
12.5%のアクリルアミドを含有するゲルを120ボ
ルトの一定電圧で電気泳動した。ゲルはCoo■d−s
sieブルーで染色し、La5key等、 Eur、J
、Biocbem56 : 335 (11175)の
方法に従って蛍光写真法にかけ、乾燥し、ラジオオート
グラフにかけた。
図2はct、i、y 12 /9の3種の異なる上澄液
についての諸結果を示す:(a)SRBCと共に培養し
て刺激を受けたct、t、y l”279からの上澄液
、(b)刺激を受けなかった、すなわち抗原または細胞
分裂誘起物質の非存在化で培養されたところのC1,t
、yt”2−/8からの上澄液、および(c、) ca
n −canavalin Aと共に培養することによ
って刺激を受けたところのC1,Ly 12 /9から
採取した上澄液。図2で見る如く、刺激を受けない誘導
物質細胞によって合成された上澄ペプチドのSDSポリ
アクリルアミド・ゲル電気泳動はいくつかの小さいバン
ドと共に、5つの大きい標識蛋白質のバンド(見掛けの
分子量が80.45.33.30および18キロドルト
ン)を示した。正しい(correct )抗原(5R
BC)またはConcanavalinAの存在下では
、細胞は見掛は分子量が14キロドルトンの新しいポリ
ペプチドを合成した。その他の内部的に標識を付けた蛋
白質は、抗原または細胞分裂誘起物質による刺激後も強
度の明らかな変化または再現性のある強度上の変化は示
さなかった。
刺激を受けたC1ルy12/9細胞および刺激を受けな
いct、t、y 1”2−711細胞の上澄蛋白質にさ
らすことによって誘導されるT細胞およびB細胞の増殖
速度の増加量を、トリチウム処理チミジンのT細胞また
はB細胞による摂取速度の測定によって決定した。更に
、刺激を受けたB細胞および刺激を受けないB細胞を5
RBCにさらし、B細胞によって分泌された抗5RBC
免疫グロブリンの量を検定した。ct、ty 12〜/
8細胞からの上澄液はRPM I IE140培地中で
4時間1G’細胞/閤lを培養することによって調製し
た。この培地には、この細胞を6時間刺激剤なしに培養
するか、または2ug/mlのCan A 、 10B
細胞/1の5RBCまたは106細胞/1のニワトリの
赤血球(CRBC)(これは抗5RBC分泌に対して間
違った抗原である)で刺激することの何れかの状態で6
時間培養した(そして2回洗浄する)直後に、5J1g
/mlのトランフェリンおよび53Jg/mlのインシ
ュリンが補充された。上澄液は5 X 10’の細胞を
用いてT細胞またはB細胞増殖の誘導について、および
5 X 10’の精製B細胞を用いて抗5RBC分泌の
誘導についてテストを受けた。
(表 ■) ゼロ      485±125  3.751±54
30Con A    17,543±528 21,
878±528 2,397±110SRBC:   
  13,353±381 20,777±1.543
 310±18CRBC487±395    n、d
、      9B±35プラス のコントロール (LPS  4  mcg/ JL 1)    36
2±110  130.987±2.345  4.2
30±134(Can A 2ugs/ml) 8,1
48±82 2,984±640     0製した1
4キロドルトンのポリペプチドの紋旅j]u1献直方 14キロドルトンのペプチドおよびその他の活性は、予
備的SDSポリアクリルアミド争ゲル上で分離した後、
類似の方法でテストした。11膳のスライスを10〜2
0キロドルトンに該当する部分の板状ゲルから切り取っ
た。各スライスの蛋白質を抽出し、TCA沈殿性放射能
と機能とをテストした。予期した如く、14キロドルト
ンおよび18キロドルトン帯に該当するスライスだけが
抽出可能な蛋白質を持っていた(TCA沈殿性放射能に
よって測定した)。SDSを除くために広範な透析を実
施した後、2ng/mlのレベルでTまたはB細胞増殖
の刺激について、ペプチドのテストをし  。
た。Con AおよびLPSが2ng/mlおよび4n
g/m1でコントロールとして使用された。これらの結
果を表IIに示す。
(表■) 利影ハGEで −したペプチドの 細胞培地に    43Hチミジンの摂取量  B細胞
の免疫加えたペプチド  エ履烟     旦癒廖  
 グロブリン分泌Ω町Zml)           
      建江Z遣i)ゼロ      18?±1
2   7,631±3653±114Kd    、
25,273±432   93.38?±4.321
   016Kd        28e±23   
 6,723±1.323   014Kd & 16
Kd   20,104±1.234  82.343
十El、001   0コントロール Can A     23,240f:1,234  
7.851+652    0L S P      
 199±55   130.759±3.2116.
531 −1=45614キロドルトンと標識を付けた
バンドに該当するスライスから抽出したペプチドは、T
およびB細胞の両者の増殖を誘導した。18キロドルト
ンバンドからのペプチドは、最低限の細胞増殖を誘導し
、残余の10〜20キロドルトンスライスは分割を刺激
しなかった。60キロドルトンバンドからの蛋白質は、
十分なTCA沈殿性放射能を含有したが、何れのタイプ
の細胞の分割をも刺激しなかった。14キロドルトンの
各ペプチドの混合物はT又はB細胞の増殖に対して殆ど
加算的効果を示した。
精製14キロドルトン拳ペプチドは、細胞増殖の強力な
誘導物質である。SO3含有ゲルから抽出した後でさえ
、14キロドルトン・ペプチドは僅かlng/mlでリ
ンパ球増殖を誘導し、このようにしてペプチド・ホルモ
ンの場合に認めた濃度と同じような濃度で活性である。
同じような濃度で、14キロドルトン・ペプチドが誘導
するTまたはB細胞増殖速度は、実質上リンパ球細胞分
裂誘起物質、つまりconcanavalinAおよび
1ipopoly −5accharide(LPS 
)による増殖の刺激と同一であった。しかしながら、L
PSとは違って、14キロドルトン・ペプチドは如何な
る濃度でもB細胞免疫グロブリン分泌を誘導しなかった
−′アミノ ・、 の。
2dゲルから得た14キロドルトン−ポリペプチドをC
arboxypeptidaseYで処理した。放出さ
れたアミノ酸を透析し、ポリアミド・シート上での2次
元クロマトグラフィーで同定した。2次元クロマトグラ
フィーの溶剤は蟻酸(1,5% )で、次にベンゼンと
酢酸の9:lの混合物だった。得られたアミノ酸はアラ
ニン、フェニールアラニンおよびグリシンだった。14
キロドルトン・ポリペプチドのC末端の割当てはGly
−Phe−Alaであると結論された。
今まで述べた如く、上述した実施例における5epha
dexG −100クロマトグラフイーによって得た5
0キロドルトンポリペプチドは、新規のB細胞増殖因子
であって、今までに分離もされておらず、記録もない。
これに加えて5ephadexクロマトグラフイーでの
約30キロドルトンの分子量に該当する因子は、T細胞
を誘導して増殖させるが、B細胞は誘導しないところの
生物学的活性を示した。
これらの2つの活性フラクションが14キロドルトン増
殖因子に対して何等かの関係を持っているかどうかを決
定するために、30キロドルトンおよび50キロドルト
ン・フラクションを解離剤および/または解離的条件の
下で処理したり「解離的条件」という言葉は、蛋白質の
構成成分の性質を損なうことはなく、蛋白質をその主要
構成成分に分離するのに役立つような条件を意味する。
5ephadex  G−100カラムφフラクシヨン
38〜40(平均見掛は分子量50キロドルトン)およ
びフラクション48〜50(平均見掛は分子量30キロ
ドルトン)のアリクオツド(図1参照)を0.1%SD
S、6M尿素または0.01MDTT(dithiot
bri −etol )の何れかで室温で30分間処理
するか、または37°Cで12時間担体蛋白質なしで培
養した。培養後、サンプルを透析し、生物学的活性を定
量した。汚染した細胞を最小限に押えるために、2×1
0へのB細胞を増殖定量に使った。コントロールとして
、公知の細胞分裂誘起物質であるCan AおよILp
sをT細胞およびB細胞用にそれぞれ使用した。Can
 Aが存在すれば、T細胞によって23,240cp+
sが結合した。LPSで刺激したB細胞は13,075
cpmのH−チミジンを吸収し、108細胞当り250
の全PECおよび10’細胞当り1B5の5RBCPF
Cを形成した。その結果を表■に示す。
6Mの尿素または0.1%SDSで30キロドルトン・
フラクションの処理は、T細胞増殖を誘導するそれの能
力を顕著に変化させはしなかった。また、担体蛋白質の
非存在下で37℃で12時間このフラクションBを培養
してもT細胞増殖を誘導するその能力を変化させなかっ
た。しかしながら、これらの解離処理は全て、30キロ
ドルトン・フラクションが新たな活性を取得する結果と
なった:すなわち、この解離生成物は今度はB細胞のは
げしい増殖を刺激し、この増殖はB細胞分裂誘起物質L
PSが誘導する増殖と等しいものだった。
50キロドルトン・フラクションを同様に処理しても同
様な結果が得られた。37℃で4時間の培養または0.
1%SO3を用いての培養は、B細胞を誘導して免疫グ
ロブリンを分泌するこのフラクションの能力を消失させ
たけれども、これらの処理は結果的にはB細胞に対して
は細胞分裂誘起活性を強化することになり、またT細胞
にとっては細胞分裂誘起活性の取得となった。
これをまとめてみれば、30および50キロドルト拳フ
ラクシヨンはSDSでの処理後共通の活性を獲得した:
すなわち、それらはTおよびB細胞の両者の増殖を刺激
した。解離に伴なうこの分割された機能に関与している
ペプチドの見掛けの分子量を決定するために、内部的に
標識を付けた50キロドルトン・フラクションを再度ク
ロマトグラフにかけた。図3で分かる如く、今度はTお
よびB細胞増殖活性が約14キロドルトンの場所に一緒
に溶出されてきた。この図において、T細胞増殖に関す
る曲線は黒マルで示し、B細胞増殖に関する曲線は白マ
ルで示す、Aの部分は5DS−処理した50キロドルト
ン・フラクションについての結果を示し、Bの部分は、
5DS−処理した30キロドルトン・フラクションにつ
いての結果を表わす。
(rム下な臼) L ″ 往古−Flat−Bed l5oelectr
ic50キロドルトンおよび30キロドルトン物質を更
に研究するために、それらを平板等電焦点法(Flat
−Bed  l5oelectric Focusin
g )にかけた。
その方法はLKBシステム(L K B  InsLr
ume−nts社、 Rockvlle、 Md、 )
を用いた5ephadexG −75の水平層で実施し
た。DEAE−セルロースから溶出した活性物質を透析
し蒸留水に対して)した後、その761をゲル皿に入れ
る前に、4mlのAmpholytes(pH3,5−
8)および4gmのUltrodex(両方ともL K
 B  Instruments社)を含む溶液に加え
た。この皿を冷却用のプレート(10°C上に置き、6
40ポルトの一定電圧で18時間電気泳動させる。電気
泳動後、ゲルを30の部分にスライスし、各々のスライ
スのpHを測定し、各スライドは、担体として0.02
%の0マalbu腸inを含む41の燐酸塩緩衝塩類溶
液(PBS )で蛋白質を溶出する前に、5ephad
exG −25カラム(9M1cm)に通した。
等電焦点法は、特に50キロドルトン蛋白質の成分を解
離するのに有益である。その理由は、蛋白質をSO3を
使用して解離する時にB細胞の免疫グロブリン分泌活性
が破損されたが、等電焦点法で°はそのようなことはな
かったからである。50キロドルトン・ペプチドについ
ての結果を図4に示す。
図4に示す如く、B細胞免疫グロブリン分泌は約6.0
の等電点を持つ内部的に標識を付けたペプチドによって
誘導された。TまたはB細胞増殖は約4.0の等電点を
持つ内部的に標識を付けたペプチドによって誘導された
。前者の内部的に標識を付けたペプチド(等電点6.0
)は5DS−PAGEにおいて45キロドルトンの分子
量の1つのバンドとなった。一方では、後者のペプチド
(等電点4.0)は14キロドルトンの分子量の1つの
バンドとなった。 5ephadex分割後の30キロ
ドルトンの分子量を持つペプチドを5DS−PAGEス
ラブ・ゲルにかけた。この物質を繰り返し分析して、1
4キロドルトンと18キロドルトンの分子量の、2つの
分かれたバンドが判明した。それらは約同量のTCA沈
殿性cp層を含有し、ゲル中の全cpsの60〜75%
以上を占めた。このバンドをゲルから溶出し、細胞分裂
誘起活性をテストした。14キロドルトン・ペプチドは
TおよびB増殖を刺激し、一方では18キロドルトンも
25キロドルトン〜35キロドルトンからのフラクショ
ンも検出できるような細胞分裂誘起活性を示さなかった
。 5ephacrylクロマトグラフイーを終了した
30キロドルトン・フラクションは、等電焦点法によっ
て分離した。
22の異なったフラクションを細胞分裂誘起活性につい
てテストした。約3.9〜4.0の等電点を持つフラク
ションだけがTおよびB細胞を刺激した。
細胞分裂誘起フラクションをSDSポリアクリルアミド
・ゲル電気泳動にかけるとcp■の85%が14−18
キロドルトンに集まった。
図5はc+、t、y 12 /9上澄フラクションの5
DS−PAGEの密度計による操作の結果を示す=(^
) 5ephadexG −100クロマトグラフイー
後の50キロドルトン・フラクション;(B)IEFで
の50キロドルトン物質の分離後の等電点6.0フラク
シ甘ン(図4参照 );(C)IEF下での分離後の5
0キロドルトン物質からの等電点礁、0フラクシEl 
7 ; (D) 5ephadexG −100クロマ
トグラフイー後の30キロドルトン;(E)IEFでの
30キロドルトン・フラクション分離後に得られた細胞
分裂誘起フラクション(等電点は約4.0 )。
子と  との乳  の 増殖が求められる標識細胞に特異的である蛋白質と増殖
因子の結合の1つの実施例として、T細胞と結合する抗
体に14キロドルトン増殖因子が結合できる0例えば、
使用する抗体は単クローン抗体であるAnti−hum
an Ia (クローン7.2)でも良く、これはNe
w England Nuclear社から市販されて
おり、このものは末梢性血球B細胞に特異的に結合する
。従って抗体の89%以上がB細胞に結合し、1%以下
が末梢性血球T細胞または胸腺中の細胞と結合する。
結合剤(メタキシリレンΦジイソシアネート)は先ず1
4キロドルトン増殖促進蛋白質と結合する。生成した蛋
白質を、最終濃度が0.1M1l酸塩緩衝液中で約20
〜25+mg/mlの蛋白質となるような容量を十分に
取って、0.05M燐酸塩緩衝液(pH7,5)および
0.3M硼酸塩緩衝液(pH9,5)と共に水浴で混合
する。冷たい液状メタキシリレンφジイソシアネートを
、蛋白質100會g当りメタキシリレン・ジイソアネー
トを0.1■lの割合で加える。次にこの混合物を水浴
で45分間マグネチック攪拌器ではげしくかきまぜ、3
0分間4℃、 1500gで遠心分離する。上澄液は七
ノー置換生成物を含有し、抗体との4笥合に直接使用す
るのに適している。
燐酸塩緩衝塩類溶液(pH7,2)中の単クローンAn
ti−hujan  Ia(クローン?、2. NEN
 )を、上述の第1段階で調整した上澄液と14キロド
ルトン蛋白質の4部に対して抗体を約1部の重量比で混
合する。追加の硼酸塩緩衝液を約0.1.および約3.
5のpiを維持するように加える。これらの成分を ℃
で4部時間マグネチック撹拌器でゆっくりとかきまぜる
梠合しなかった抗体および/または蛋白質は適当な技術
、例えば電気泳動、シ目糖密度勾配遠心法(Sucro
se density gradient centr
ifugation)等で除去できる。上に述べた如く
、抱合抗体の満足できる抱合状態および不変の特異性は
免疫電気泳動によって確認できる。
得られた抱合体含有溶液は、細菌用フィルター(例えば
、 Millipore社などから入手できる)を通過
させることによって無菌化でき、使用前の相当長期にわ
たる期間低温(4°C)での貯蔵が可能である。
このようにして、この発明は多数のリンパ球増殖因子を
含みその1つは約14キロドルトンの平均見掛は分子量
を持ち、それは約3.8〜4の等電点を有し、T細胞、
B細胞およびその他のタイプの細胞を刺激して増殖させ
るが、それ自身B細胞により免疫グロブリン分泌を促進
はしない、14キロドルトン増殖因子は抗原の存在下で
誘導物質T細胞を培養し、上澄液から増殖因子を分離す
ることで生成できる。誘導物質T細胞を抗原または細胞
分裂誘起物質の存在下または非存在下においてj8養す
る時に上澄液中に生成される比較的大きいペプチドの解
離によって、14キロドルトン増殖因子は生成できる。
更に、平均見掛は分子量がやく50キロドルトンであり
、それ自体新規に発見されたB細胞に対する増殖因子を
含むようなそのような上澄液に見出される蛋白質からも
生成可能である。このB細胞増殖因子は、また、このよ
うに刺激を受けた上澄液から、例えばクロマトグラフィ
ー、電気泳動または等主焦点法などの分離技術によって
生成することができる。 14キロドルトン増殖因子は
50キロドルトンの分子量を持つ上澄液から別の蛋白質
をそれらの主要構成部分に解離することによって生成で
きる。比較的大きい蛋白質を解離条件下で解離剤と共に
処理するかまたは等主焦点法によってこのことは実施で
きる。
本発明の製品は、また、遺伝工学例えば希望する物質の
アミノ酸配列順序を少なくとも部分的に分析し、DNA
またはRNA消息子を得るためにアミノ酸配列順序を利
用し、問題とする増殖因子を作っている遺伝因子を決定
するためにこの消息子を使用し、この遺伝因子を適当な
媒介者を使って適当なバクテリアまたはイーストに移し
、この遺伝因子およびその細菌的宿主を複製し、問題と
する増殖因子を発現させることによって、作ることがで
きる。このようにして出来るリンパ球増殖因子は上述し
た如く免疫不全を治療するのに使用できる。
ここに述べた特定的技術態様は単に例示的であると解釈
すべきであって、種々の変法がこの技術分野の有識者に
は自明である。これらの変法を網羅するために以下に特
許請求の範囲を述べる。
【図面の簡単な説明】
図1は、誘導物質T−細胞のクローン培養を刺激して得
た上澄液を溶離して5ephadexG 100のカラ
ムに分別された種々の蛋白質を示すグラフであって、種
々のフラクションが、(a) B−細胞からの免疫グロ
ブリン分泌をどれだけ誘導する効果があるか、(b) 
T−細胞の増殖をどれだけ誘導する効果があるか、をト
リチウム・チミジンで賦形させて測定したものである。 図2は、種々の液体の成分を示しているS D S −
。 PAGE電気泳動のコピーである。 図3は、(A) 50キロドルトンの物質の成分を用い
て処理し、(B) 30キロドルトンの物質の成分を用
いて処理した場合の、T−細胞増殖とB−細胞増殖のグ
ラフを示す。 図4は、50キロドルトンのポリペプチドを等電画に分
離した成分による等電点電気泳動、免疫グロブリン分泌
およびリンパ球刺激を示す。 図5は、種々のフラクションおよび種々の物質の光学的
濃度スキャニングによる結果を示す1組のグラフである

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)哺乳動物の誘導物質Tリンパ球を分離し、この誘
    導物質リンパ球を抗体または細胞分裂誘起物質と接触さ
    せることによって増殖因子生成を促進し、この刺激を受
    けたリンパ球が生成した物質から少なくとも1つの増殖
    因子を分離することから成る、哺乳動物細胞用の増殖因
    子を生成する方法。
  2. (2)誘導物質リンパ球を羊の赤血球に接触させること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)誘導物質リンパ球をコンカナバリン(Con−c
    anavalin)Aに接触させることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. (4)刺激したリンパ球が生産した物質をクロマトグラ
    フ的に分別することによって増殖因子を分離することを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. (5)刺激したリンパ球が生産した物質を電気泳動法に
    かけることによって増殖因子を分離することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. (6)誘導物質Tリンパ球がクローン化したマウス誘導
    物質Tリンパ球であることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
  7. (7)誘導物質Tリンパ球がクローンCl.Ly1^+
    2^−/9の特性を有することを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
  8. (8)刺激したリンパ球が生産した物質からの約50キ
    ロドルトンの分子量を持つ蛋白質を分離し、この蛋白質
    を解離して約14キロドルトンの見掛け分子量を持つ第
    1番目の増殖因子と約45キロドルトンの見掛けの分子
    量を持つ第2番目の増殖因子を生成することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. (9)第1番目の増殖因子を分離し、第2番目の増殖因
    子を分離することを特徴とする、特許請求の範囲第8項
    に記載の方法。
  10. (10)刺激したリンパ球が生産した物質から約30キ
    ロドルトンの分子量を持つ蛋白質を分離し、この30キ
    ロドルトンの蛋白質を解離させ、約14キロドルトンの
    分子量を持つ哺乳動物の細胞の増殖因子を生産すること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  11. (11)特許請求の範囲第1項の方法に従って生産した
    哺乳動物細胞増殖因子。
  12. (12)約14キロドルトンの分子量を持つポリペプチ
    ドからなり、その増殖因子がT細胞リンパ球およびB細
    胞リンパ球の両者の増殖を刺激する機能を有することか
    らなる、哺乳動物細胞の増殖因子。
  13. (13)当該増殖因子が、また、マスト細胞および繊維
    芽細胞の増殖を刺激する機能も有することを特徴とする
    、特許請求の範囲第12項に記載の増殖因子。
  14. (14)増殖因子が約3.0〜4.0の等電点を有する
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第12項に記載の増
    殖因子。
  15. (15)約50キロドルトンの分子量を持つポリペプチ
    ドから成り、B細胞リンパ球を刺激する機能を有するこ
    とから成る、哺乳動物細胞増殖因子。
  16. (16)当該増殖因子がB細胞による免疫グロブリン分
    泌を刺激する能力があることを特徴とする、特許請求の
    範囲第15項に記載の増殖因子。
  17. (17)増殖因子が約6.0の等電点を有することを特
    徴とする、特許請求の範囲第15項に記載のリンパ球増
    殖因子。
  18. (18)哺乳動物細胞増殖因子および製薬的に受け入れ
    ることができる担体からなり、その増殖因子が(a)約
    14キロドルトンの分子量を持ち、Bリンパ球およびT
    リンパ球の両方の増殖を刺激する機能を持つ蛋白質、(
    b)約50キロドルトンの見掛けの分子量を持ち、Bリ
    ンパ球の増殖を刺激する機能を持つ蛋白質、または(c
    )約45キロドルトンの見掛けの平均分子量を持ち、マ
    スト細胞の増殖を刺激する機能を持つ増殖因子から成る
    、製薬的組成物。
  19. (19)増殖因子が約100μgから100mg単位投
    与量であることを特徴とする、特許請求の範囲第18項
    に記載の製薬的組成物。
  20. (20)増殖因子が治療すべき細胞と結合するところの
    標的物質に付着していることを特徴とする、特許請求の
    範囲第18項に記載の製薬的組成物。
  21. (21)標的物質が治療すべき細胞と結合するところの
    抗体であることを特徴とする、特許請求の範囲第20項
    に記載の製薬的組成物。
  22. (22)細胞を哺乳動物増殖因子と接触させ、その増殖
    因子は(a)約14キロドルトンの分子量を持ち、また
    BおよびTリンパ球の増殖を刺激する機能を有する蛋白
    質、(b)約50キロドルトンの分子量を持ち、またB
    リンパ球の増殖を刺激する機能を有する蛋白質、または
    (c)約45キロドルトンの見掛け上の平均分子量を持
    ち、またマスト細胞の増殖を刺激する機能を有する増殖
    因子からなる、細胞の増殖を増進する方法。
  23. (23)増殖因子が治療すべき細胞と結合するところの
    標的物質に付着していることを特徴とする、特許請求の
    範囲第22項に記載の方法。
  24. (24)標的物質が治療すべき細胞と結合するところの
    抗体であることを特徴とする、特許請求の範囲第23項
    に記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0557402U (ja) * 1992-01-13 1993-07-30 新キャタピラー三菱株式会社 油圧シリンダのクッション機構
JP2005500393A (ja) * 2001-08-29 2005-01-06 スベンスカ ミルジョボラゲット エスブイブイ エービー 抗菌剤

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