JPS6130356Y2 - - Google Patents

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JPS6130356Y2
JPS6130356Y2 JP1231077U JP1231077U JPS6130356Y2 JP S6130356 Y2 JPS6130356 Y2 JP S6130356Y2 JP 1231077 U JP1231077 U JP 1231077U JP 1231077 U JP1231077 U JP 1231077U JP S6130356 Y2 JPS6130356 Y2 JP S6130356Y2
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JP
Japan
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auxiliary deflection
mounting frame
deflection coil
deflection
magnetic field
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JP1231077U
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JPS53107431U (ja
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  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受像機等において電子
ビームの走査速度を映像の輝度変化部分で変調す
ることにより映像の輪郭を明瞭にするように補償
する画質補償装置に関する。
テレビジヨン受像機において、たとえば黒→白
→黒のパターンを受信し、陰極線管に映出する場
合、映像信号が輝度変化部分で急崚な立上り立下
りをもつたものであれば画質は良いものとなる
が、一般的には映像信号は伝搬途中での劣化や受
像機の周波数特性等によつて輝度変化部分で緩慢
な立上り立下りをもつたものとなり、明瞭な輪郭
を示さない不鮮明なものとなつている。
そこで、テレビジヨン受像機において映像信号
を2回微分して補償用信号を作成し、この補償用
信号を陰極線管のネツク部に設けた補助偏向コイ
ルに加えて電子ビームの走査速度を制御すること
により、輪郭の明瞭な画像を映出し画質を向上さ
せるものが考えられている。
まず、そのような装置の一例について第1図を
参照して説明する。
第1図はその電気的な構成を示す回路図、第2
図はその動作を説明するための波形図、第3図は
画質補償をしたときの画面上での輝度変化を示す
特性図である。
まず第1図において、1は映像信号の入力端子
であり、ここに第2図Aのような緩慢な立上り部
分および立下り部分を持つた入力映像信号を加え
る。
次いでこの入力映像信号Aはクロマ回路および
輝度回路における信号遅延と合わせるために遅延
回路2で遅延し、その後コンデンサ3Aと抵抗3
B等で構成した第1の微分回路3で微分して、そ
の輝度変化部分すなわち立上り立下り部分で第2
図Bのような一次微分信号を得る。この一次微分
信号Bは入力映像信号Aの輝度変化部分を検出し
た信号となつている。ただし、通常は微分回路3
の時定数や各部分の浮遊容量等の影響によつて完
全な微分信号にならないので、ここでは三角波で
近似して示している。
このようにして得た一次微分信号Bは増幅回路
4で増幅し、さらにコンデンサ5A、低抗5B等
で構成した第2の微分回路5に加えて再度微分
し、第2図Cのような二次微分信号とする。この
二次微分信号も同様な理由で三角波で近似して示
す。
得られた二次微分信号Cは増幅回路6で増幅し
た後、陰極線管7のネツク部8に設けた補償偏向
コイル9に加え、その補助偏向電流により電子ビ
ームの走査速度を変化させる。このとき、二次微
分信号Cを補助偏向コイル9に加えると、流れる
電流は第2図Dのように積分された波形となつて
入力映像信号Aの一次微分波形と同様のものとな
る。
そこでこのような補助偏向コイル9の電流Dに
よつて作成した補助偏向磁界を主偏向コイルによ
る主偏向磁界に加えて電子ビームを偏向すると、
その合計の偏向磁界に相当する等価偏向電流は第
4図E中に実線で示したようになる。ただし第4
図Eの縦軸は縮小して示してある。
従つて、この等価偏向電流Eのt1,t4期間には
電子ビームのラスタ上での走査速度を加速して水
平距離を伸ばすことになつて画面上に現われる輝
度を暗くし、逆にt2,t3期間には電子ビームの走
査速度を減速して水平距離を縮め輝度を明るくす
ることになる。
このため、画面上では第3図に示すように、も
との入力映像信号Aの立上り、立下り部分の走査
速度制御によつて、立上り部分ではその終期のわ
ずかな距離の部分でだけ輝度が急激により明く
なつて、その他の部分では輝度がより暗くな
り、また、立下り部分ではその始期のわずかな距
離の部分でだけ輝度がより明るくなつてその他
の部分では輝度が急激により暗くなり、その結
果、映像の輝度部分での輝度変化をを急崚なもの
とすることができ、同時に明るいレベルの映像の
部分の補正の幅をせまくすることができて最も望
ましい画質に補償することができる。
もちろん、補助偏向電流の発生手段はこれ以外
にも任意の手段によつてよいことはいうまでもな
い。
このように、補助偏向コイル9を用いることに
より優れた画質補償を行なうことができるのであ
るが、ここでこの補助偏向コイル9を陰極線管7
のネツク部8にどのようにして設けるかが問題と
なる。すなわち、たとえば第4図に示すように、
電子銃をインラインに配列した陰極線管7のネツ
ク部8の周辺には水平・垂直偏向用の偏向ヨーク
10およびタステイツクコンバーゼンス用のマグ
ネツト装置11が設けられており、ここにはたと
えばサイドビームを集中させるための4極マグネ
ツト11A、サイドビームとセンタービームとを
集中させるための6極マグネツト11Bおよびピ
ユリテイ調整のための2極マグネツト11Cが共
にリング状に形成されて回転できるよう配設され
ている。このようなものにおいて、上に述べたよ
うなビーム走査速度を変調するための磁界を発生
する補助偏向コイル9を配設する位置としては、
(i)偏向ヨーク10の内部に取りつける、(ii)スタテ
イツクコンバーゼンス用のマグネツト装置11の
後部に取りつける、(iii)偏向ヨーク10とマグネツ
ト装置11との間に設ける、等が考えられるが、
(i)の場合には偏向ヨーク10との結合が大きくな
り、しかも、動的な磁界を発生している偏向ヨー
ク10の内部にやはり動的な磁界を発生する補助
偏向コイル9を設けると相互に不都合な千渉を生
じて正常な偏向動作が維持されなくなつて適当で
なく、また、(ii)の場合には一般に電子銃の後方に
なつてしまつて補助偏向コイル9の磁界が電子ビ
ームの補助偏向に有効に使用できずに著しく感度
が低くなり、さらに、(iii)の場合にはネツク部8の
軸方向の長さの余裕が通常小さいのでここへ充分
な磁路長を持つ補助偏向コイル9を配設すること
は困難なことが多い等いずれの場合にも有効な補
助偏向が難しいという難点がある。また、補助偏
向コイルの磁路長の不足を補なうためにフエライ
トコア等の磁心を有するコイルを配設することも
考えられるが、そのようにすると、偏向ヨーク1
0の磁界に悪影響を与えて画面上で振幅の縮小や
ビームランデイング状態の変化あるいはコンバー
ゼンス状態の劣化等の悪影響を与えるのでやはり
不都合である。
そこで本考案は上記のような点に鑑み、画質補
償のための補助偏向コイルを他の偏向ヨーク等の
動作に悪影響を与えることなく、しかも有効に補
助偏向による電子ビームの走査速度変調を行なつ
て画質補償を良好に行なうことができるように設
けることのできる装置を提供することを目的とす
るものである。
以下、第5,6図に本考案の一実施例の要部を
詳細に示して説明する。まず、スタテツクコンバ
ーゼンス用のマグネツト装置11には、合成樹脂
製の取付枠11Dの外周に、コンバーゼンス用の
静的な磁界を発生する4極マグネツト11A、6
極マグネツト11B、ビユリテイマグネツト11
C等のマグネツトを取り付け、クランバ11Eで
固定し、さらに舌片状の突出部分11Fを外側か
ら金具11G等で締めつけることにより陰極線管
7のネツク部で偏向ヨーク10の後方の位置へ取
り付ける。補助偏向コイル9はフレキシブルなブ
リント基板等で構成し、マグネツト装置11とネ
ツク部8との間に介挿して取り付ける。たとえば
第6図Cのように、フレキシブルな薄い絶縁基板
9Aの表面に渦巻形の導電体箔9Bを形成して上
側サドルコイルと下側サドルコイルとを形成し、
基板9Aの両端が水平方向になるようにリング状
にわん曲させ、取付枠11Dの内側に取り付けて
装備する。
このように補助偏向コイル9を設けることによ
り、偏向ヨーク10の水平偏向磁界と同方向の補
助偏向磁界を発生することができる。また9Cは
補助偏向コイル9の両端からの引き出しリードで
あり、取付枠11Dに固定した端子12,10に
接続して固定している。
このような本考案の装置によれば、補助偏向コ
イルはスタテイツクコンバーゼンス用の静磁界を
発生するマグネツト装置とネツク部との間に配置
するようにしているので、偏向ヨークとマグネツ
ト装置との間のスペースが小さくても充分な磁路
長を持つ補助偏向コイルを配設することが可能で
あり、また、その磁路長を長くすることができる
ので磁芯を用いなくても充分な偏向感度を得るこ
とができる。したがつて、偏向ヨーク、スタテイ
ツクコンバーゼンス用のマグネツト装置11に対
する磁芯による悪影響を全く除くことも可能であ
る。また、補助偏向コイルは薄いフレキシブルな
基板で構成しているのでマグネツト装置の内径を
大きくする必要もほとんど無く、スタテイツクコ
ンバーゼンスの補正感度を損なうことも無いもの
である。
なお、上記のような実施例における具体的な実
験結果は次の如きであつた。補助偏向コイルの管
軸方向の長さを22mm、コイル内経を30.5mmφと
し、上側サイドコイルと下側サイドコイルはそれ
ぞれ8ターンのプリントコイルとして、これを2
枚重ねて補助偏向コイルを形成した場合、映像周
波数域中の2MHzでのインダクタンスは16μHと
なり、この2MHzでは300mAP-Pの電流を流したと
きにインライン形90゜偏向の20インチの陰極線管
の画面上で、約2mmの補助偏向幅が得られた。こ
れは画質補償に充分な偏向感度であり、また上記
の程度の電流でこのコイルを駆動することは通常
の電子回路で充分に可能である。
さらに、このようにするとともに動的な磁界を
発生する偏向ヨークと補助偏向コイルとの不要な
結合を防止することができ、不都合な相互千渉を
防止することができて、画面の主偏向も、輪郭補
償のための補助偏向も良好に行なうことができ
る。スタテイツクコンバーゼンスで発生される磁
界は静止磁界であり、補助偏向コイルとの間に不
都合な相互千渉も生じることがない。
また、一般にインライン形のカラー陰極線管に
用いるスタテイツクコンバーゼンス用のマグネツ
トはハードフエライトで作られているので、補助
偏向コイルの発生する磁界によりその磁性が損な
われることは実用上ほとんどないので全く問題は
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の画質補償装置に用いることの
できる一例の補償用電流発生回路の回路図、第2
図A,B,C,D,Eおよび第3図は同装置の動
作を説明するための波形図および特性図、第4図
は同装置を適用する陰極線管の周辺の側面図、第
5図A,Bは本考案の一実施例における画質補償
装置の要部の断正面図および断側面図、第6図は
同装置に用いる補助偏向コイルの展開図である。 7……陰極線管、8……ネツク部、9……補助
偏向コイル、9A……絶縁基板、9B……導電体
箔、11……スタテイツクコンバーゼンス用のマ
グネツト装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陰極線管のネツク部で偏向ヨークの取付位置よ
    りも後方の位置に合成樹脂製の取付枠を取り付
    け、上記取付枠の外周にスタテイツクコンバーゼ
    ンス用の静磁界を発生するマグネツトを取り付け
    るとともに、フレキシブルな絶縁基板上に渦巻形
    の導電体箔を設けて形成した平板状の補助偏向コ
    イルを上記取付枠の内側に沿わせた状態で取り付
    けて上記取付枠と上記陰極線管のネツク部との間
    に介挿し、映像の輝度変化部分で発生させた映像
    信号の一次微分波形の補助偏向電流を上記補助偏
    向コイルに流して上記映像の輝度変化部分の輪郭
    を補償するようにしてなる画質補償装置。
JP1231077U 1977-02-03 1977-02-03 Expired JPS6130356Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1231077U JPS6130356Y2 (ja) 1977-02-03 1977-02-03

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JP1231077U JPS6130356Y2 (ja) 1977-02-03 1977-02-03

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Publication Number Publication Date
JPS53107431U JPS53107431U (ja) 1978-08-29
JPS6130356Y2 true JPS6130356Y2 (ja) 1986-09-05

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