JPS6130337Y2 - - Google Patents

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JPS6130337Y2
JPS6130337Y2 JP1977142133U JP14213377U JPS6130337Y2 JP S6130337 Y2 JPS6130337 Y2 JP S6130337Y2 JP 1977142133 U JP1977142133 U JP 1977142133U JP 14213377 U JP14213377 U JP 14213377U JP S6130337 Y2 JPS6130337 Y2 JP S6130337Y2
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JP
Japan
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plate
base
piezoelectric
lid
piezoelectric vibrator
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JP1977142133U
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JPS5466781U (ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 一般に圧電振動子は、基台と蓋体とからなる気
密容器中に封入されるが、該基台と蓋体とを半田
等によつて加熱しながら接合する際、該基台部分
のメツキ材料等が飛散して圧電板上に付着し、そ
の特性を劣化させる欠点があつた。
これは、振動子のドライブ電流を大きくとれた
時代にはあまり問題ともならなかつたが、最近の
ように10〜100μAというような低ドライブで励
振させるようになるとその悪影響が顕著にあらわ
れざるを得ない。そしてそれは、該メツキ材料が
半田から錫に移行し、さらに半田付けの際の加熱
が熱板による方法から高周波誘導加熱にかわるに
至つて、もはや無視しえないものとなつた。
そこで、その対策として、加熱曲線の立上がり
を緩くしてやる方法が用いられたりするが、これ
では、当然に作業時間が増大し、熱板から高周波
誘導加熱にかえた意味が失われてしまう。
そこで本考案は、高周波誘導を用いた急激な加
熱による作業時間短縮のメリツトを十分生かしつ
つ、基台のメツキ材料等が圧電板上に飛散付着す
るのを有効に防いだ圧電振動子を提供するもので
ある。
第1図は本考案の一実施例である圧電振動子を
示し、同図1−1は正面図、同図1−2は前図の
AA断面図、同図1−3はしやへい板の実施例で
ある。
同図において、1は圧電板、2は基台、3が蓋
体で、4は基台3に植設されたリード端子、10
は該リード端子に電気接続された支持線を示す。
該リード端子と支持線とは一体形成してもよい。
該基台上にはテフロン等の絶縁物からなるしや
へい板5が設けられている。該しやへい板はスリ
ツト6を備え、これをひろげながらリード端子4
間に挿入し、該リード端子4を該スリツト端部の
孔7に貫通させて、該しやへい板を固定する。
第2図はその部分拡大断面図であるが、同図に
示されるように、しやへい板5と蓋体内面とはほ
ぼ接触状態にあり、該しやへい板上の圧電板1は
錫メツキ8を施した基台2の上面から有効に隔離
されている。なお、9は、2本のリード端子4を
それぞれ電気絶縁状態で気密保護するためのガラ
スである。
第3図は本考案の圧電振動子の他の一例を示
す。
第2図に示した状態では、基台2と蓋体3との
半田封止の際に、用いたフラツクスが、しやへい
板5と基台2との間の隙間に、毛細管現象によつ
て吸引されるおそれがある。これを避けるため
に、しやへい板5を基台2から積極的に離してし
まつたのが、第3図の例である。
以上説明したような本考案のしやへい板が振動
子特性に与える効果は著しいものがある。それを
示す一例として、非対策品としやへい板を設けた
対策品とについて、品質確認試験を行なつた結果
を第4図に掲げる。
これは、半田封止して完成した振動子につい
て、デバツギング(−30℃〜85℃、5サイク
ル)、高温放電(85℃、48時間)、煮沸
(100+10/-5℃純水浸漬1時間)の一連の操作の
前後において、直列共振抵抗(CI)値をドライ
ブ電流200μAで測定し、横軸にCIの変化率、縦
軸に個数をとつてあらわしたもので、同図aが従
来の非対策品100個、bが本考案による対策品80
個について試験した結果の分布である。
ここで、直列共振抵抗の絶対値は約12、13Ωで
あるが、上記操作の後における変化率の平均値は
非対策品aにおいて5.7%であるに対し、本考案
bでは0.5%と激減している。また、標準偏差
も、前者が10.1%であるのに対し、後者は3.8%
で、後者の品質の優秀性が歴然としてあらわれて
いる。
以上説明したように、本考案によれば、基台の
メツキ材等の圧電板上への飛散をしやへい板によ
つて確実に防ぎ、高周波誘導による急速加熱の利
点を十分に生かせるため、高作業能率を保ちなが
ら、きわめて信頼性の高い、品質の良好な振動子
を得ることができ、その実用的意義はきわめて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図1−1は本考案の一実施例である圧電振
動子を示す正面図、同図1−2はそのAA断面
図、同図1−3はしやへい板の実施例を示す図で
ある。第2図は第1図に示す実施例の部分拡大断
面図である。第3図は本考案の他の実施例である
圧電振動子を示す。第4図aおよびbはそれぞ
れ、従来の圧電振動子および本考案の圧電振動子
について品質確認試験を行なつた結果の分布図で
ある。 1……圧電板、2……基台、3……蓋体、4…
…リード端子、5……しやへい板、6……スリツ
ト、7……孔、10……支持線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リード端子を植設した基台と蓋体とを接合して
    なる気密容器内に、圧電板を支持線によつて固定
    してなる圧電振動子において、該基台の上面にあ
    り該基台と該圧電板との間に設けられ、該蓋体の
    開口部を覆い、かつ該リード端子または該支持線
    を貫通する孔を備えたしやへい板を設けたことを
    特徴とする圧電振動子。
JP1977142133U 1977-10-21 1977-10-21 Expired JPS6130337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977142133U JPS6130337Y2 (ja) 1977-10-21 1977-10-21

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JP1977142133U JPS6130337Y2 (ja) 1977-10-21 1977-10-21

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Publication Number Publication Date
JPS5466781U JPS5466781U (ja) 1979-05-11
JPS6130337Y2 true JPS6130337Y2 (ja) 1986-09-05

Family

ID=29118586

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JPS5466781U (ja) 1979-05-11

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