JPS613000A - 建築物における水道配管系の漏水検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、発明の目的 産業上の利用分野： 建築物、特に鉄筋、鉄骨建築物の水道配管系に生じる漏
水の早期発見、およびその補修資料の提供に利用される
。

従来の技術・ 建築物の水道配管系の漏水は、量水側の検針により水の
消費量が異常に多くなったことが見出されたとき、また
は、可成りの強さの漏水音がきかれたときに気付かれ、
漏水により無効に失われる水の量は、莫大な大きさにな
ることが多い。

漏水個所の探知には、導音棒、導音管、或いれ１、音量
測定計器等の音響工学的手段が用いられるが、それらを
適宜移動させつつ行う探知作業は、作業の進捗が試行錯
誤的であるため、漏水個所の発見に要する時間がながく
、補修のための経費および労力が大きい。

発明が解決しようとする問題点・ 漏水の発見が早期に行われるようにするには、量水計や
漏水音検出装置を水道配管系上に多数配置すればよいと
考えられるのであるが、これらの要素がそれに要求され
る機能を長期に亘って維持するようにすることは極めて
困難であるし、また、これらの要素自体の価格およびそ
れらを支持させる支持構造の設置費が嵩むと云う事情も
あるので、量水計や漏水音検出装置の設置による漏水発
見の対策は実現させることが困難である。

本発明の目的は、漏水を可及的速やかに発見させると共
１こ、漏水個所の推定を容易に行わす装置の提供にある
。

Ｂ、発明の構成 問題点を解決するための手段。

本発明は、建築物の水道配管系に対し、該系上の選択さ
れた個所に一連のチェックパルプ（チャツキ弁）を配設
し、弁軸の動きに連動させられていて弁の開閉状態の弁
別を行うスイッチを上記一連のチェックバルブに付設し
、付設されたスイッチよりの信号を受入れて選定された
充分長い時間帯の全域、または、選定された時間帯上の
１または複数の時刻において開の状態にあるチェックバ
ルブを見出して報知する報知装置を設けたことを特徴と
する。多くの場合、上記時刻は深夜においてのものであ
る。

作用・ 上記本発明によるものは、水道配管系上に一連の特殊チ
ェックパルプを設けておき、これらのチェックバルブの
状態に関連して漏水個所の発見が行われるようにするも
ので、水道が全く使用されない時刻または時間帯の存在
を前提として成立している。このものは、漏水音の存在
を検出するものとは異なり、その作用には推定的条件が
含まれ、例えば、［午前２時には何れの個所においても
水道の使用はない」として採用された「午前２時」に水
洗便所が使用される場合があり、そのため、漏水個所が
ないにも拘わらず、報知装置において開の状態を示すチ
ェックバルブの存在が表示されることがある。従って、
チェックバルブの状態の判断は、午前２時、仝２時６０
分、仝６時、仝６時３０分、仝４時と云う複数の時点に
おいて行イ、開の状態を保つチェックバルブがアンド条
件の下に見出されるようにすることが望ましい。

漏水により無効なものとして失われる水は、漏水が長期
に亘ることよりして美大な量に達するのであるが、上記
本発明による装置は、漏水発生の時点よφの経過時間が
少くとも若干日以内と云う早期に漏水の発生を検出させ
るものである。報知装置による報知は、点灯による表示
、ブザー等による警報、またはそれらの両者による。一
連のチェックバルブのスイッチより送られてくる信号は
、建物の管理室に設けられた報知装置に入り、漏水個所
の存否を知るのに利用されるが、これらの信号は、欠配
実施例に示す如く、広い地域内の多数の建物の水道配管
系を集中管理する管理センタに更に送られるようにする
ことが望ましい。

実施例： 第１図は、水道配管系上に設けられる一連のチェックバ
ルブのうちの一部Ｃｖ、〜Ｃ■６を、屋外に埋設された
給水管ＷＬ、量水計Ｍ１受水タンクＲ、ハイタンクＨＴ
と共に示し、第２図は第１図のチェックバルブＣＶ、〜
Ｃｖ６よりの信号を受入れる報知装置Ｎおよび報知装置
Ｎよりの情報を受入れる管理センタＧ。を示す。報知装
置Ｎは、選定された深夜時刻ｔ、　、　ｔ２　、　ｔ３
・・・・・・に作動してチェックノ（ルブＣＶ、〜Ｃ■
６の開閉状態を表示灯Ｌ１〜Ｌ乙により表示し、点灯し
た表示灯がある場合には点灯状態を保持させる。量水計
Ｍと受水タンクＲとの間の管路上の点Ｘ１に漏水がある
場合には表示灯り、が点灯する。一方、表示灯ＴＪ２の
点灯はチェックバルブＣｖ２より下流の配管上に漏水が
発生していることを示す。チェックバルブＣｖ２より下
流の管路−にに発生した漏水が如何なる個所においての
ものであるかは、他のチェックバルブＣ■５、Ｃ■４・
・・・・・に属する表示灯Ｌ３、Ｌ４・・・・・・の点
灯状態に関連して知ることができる。すなわち、管路上
の点Ｘ２が漏水個所であるときには表示灯Ｌ２のみが点
灯、管路上の点Ｘ５が漏水個所であるときには表示灯Ｔ
Ｊ２　＋　Ｌ４が点灯、漏水個所が管路上の点Ｘ３であ
るときには表示灯ＩＪ２゜Ｌ４　、　Ｌｓが点灯する。

チェックバルブの数は適宜増すことができ、それにより
、漏水個所が何階にあるか、更に進んで何階の如何なる
個所の近傍にあるかを知ることができる。

報知装置Ｎが設けられる管理室Ｇには表示灯Ｔ＋１Ｌ２
・・・・・・のほかに、表示灯Ｌ４たはＬ２が点灯する
ときに動作するブザーＢＲが設けられる。ＯＲは論理積
ゲートで、ブザーＢＲは表示灯り、または表示灯Ｌ２が
点灯する状態（この状態は配管系の何れかの個所に漏水
が発生したときの状態である。）において作動する。

管理センタＧ。は、管理を依頼された建物群の配管図を
記憶装置に納めて所有していて、表示灯り。

またはＬ２が点灯したときに報知装置Ｎより送られてく
る点灯パターンにより漏水の発生を知ると共に漏水個所
の推定を行う。漏水個所の補修は、管理センタＧｏが直
接または間接に行う。

チェックパルプｃｖ　（ｃｖ、　、　ｃｖ２・・曲）の
形式は弁体がスイングして開弁するスイング形式、弁体
が直線方向（こ移動して開弁するリフト形式の何れであ
ってもよい。第６図および第４図はスイング形式のもの
について設けられたスイッチを示す。これらの図におい
て、（１）はチェックパルプの本体、（２）はこの本体
に取付けられたスイッチで、スイッチ（２）は本体（１
）上のボス部（３）に取付けられる。弁軸（４）は本体
（１１の外部に延長させられていて、延長部（５）の端
部に永久磁石（６）が取付けられる。（７）は永久磁石
を囲む隔壁筒、（８）はこの隔壁筒１７）の外部に設け
られた永久磁石、（９）は永久磁石（８）を取付けられ
た筒体である。筒体（９）は、弁軸（４）の中心線に一
致する中心線をもつ軸１［１にまり回動自在に支持され
ると共に、アーム（１１）を取付けられている。１対の
永久磁石＋６１　＋８１を含む上記の各部は水浸状態に
ある弁軸（４）の回動を、それらの”共回りパにより大
気側に取出すためのものである。０２はハウジング＋１
３　にに設けられたセンサで、アーム０１）の端部に設
けられた永久磁石片との関連において弁が開の状態にあ
るか閉の状態にあるかの弁別を行う。アームＯｎとセン
サ０のとが共働して構成されるスイッチ（２）は無接点
のものである。スイッチ（２）は通常の接点形式のもの
とすることもできるが、耐久性および信頼性の面よりし
て無接点形式のものとすることが望ましい。

一連のチェックパルプは、スイッチに対する調整を完了
したものとして準備されて配管工事に使用される。

Ｃ１発明の効果 本発明は、漏水の発生を早期に発見させると共に漏水個
所の推定が容易に行われ得るようにするものである。本
発明によるものにおいて使用される特殊のチェックパル
プの水道配管系への取付けは、従来の水道配管系に逆流
防止のために設けられるチェックパルプの場合と同様で
、簡単な作業の下に行われる。実施例において述べた広
い区域内の建物群の水道配管系を集中管理する管理セン
タは漏水の発見および漏水個所の補修が速やかに行われ
得るようにするもので、その設置は特に望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置が設けられる水道配管の一部を示
す図面、第２図は第１図に示すチェックパルプよりの信
号を受入れる報知装置の説明図、第３図は本発明の装置
において使用されるチェックパルプの一例を示す側面図
、第４図は第６図に示すものに付設された検出装置の垂
直断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建築物の水道配管系に対し、該系上の選択された個所に
   一連のチェックバルブ（チャッキ弁）を配設し、弁軸の
   動きに連動させられていて弁の開閉状態の弁別を行うス
   イッチを上記一連のチェックバルブに付設し、チェック
   バルブに付設されたスイッチよりの信号を受入れて選定
   された充分長い時間帯の全域、または、選定された時間
   帯上の１または複数の時刻において開の状態にあるチェ
   ックバルブを見出して報知する報知装置を設けたことを
   特徴とする、建築物における水道配管系の漏水検出装置
   。