JPS6129746Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6129746Y2 JPS6129746Y2 JP1981092366U JP9236681U JPS6129746Y2 JP S6129746 Y2 JPS6129746 Y2 JP S6129746Y2 JP 1981092366 U JP1981092366 U JP 1981092366U JP 9236681 U JP9236681 U JP 9236681U JP S6129746 Y2 JPS6129746 Y2 JP S6129746Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- loop
- shuttle
- weight
- monofilament
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- DJZKNOVUNYPPEE-UHFFFAOYSA-N tetradecane-1,4,11,14-tetracarboxamide Chemical group NC(=O)CCCC(C(N)=O)CCCCCCC(C(N)=O)CCCC(N)=O DJZKNOVUNYPPEE-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- ALBYIUDWACNRRB-UHFFFAOYSA-N hexanamide Chemical group CCCCCC(N)=O ALBYIUDWACNRRB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 4
- 229920000577 Nylon 6/66 Polymers 0.000 description 4
- TZYHIGCKINZLPD-UHFFFAOYSA-N azepan-2-one;hexane-1,6-diamine;hexanedioic acid Chemical compound NCCCCCCN.O=C1CCCCCN1.OC(=O)CCCCC(O)=O TZYHIGCKINZLPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009998 heat setting Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000010035 extrusion spinning Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は管糸の解舒張力調整機能が高く、しか
も耐久寿命のすぐれたシヤツトルに関するもので
ある。 シヤツトル内にセツトされた管糸の解舒張力を
安定に保つための手段としては、毛羽、獣毛、ブ
ラシなどをシヤツトル内壁に取付けて管糸を包
み、解舒される糸に適度な抵抗を与える方法が知
られているが、最近では経済性や取付けの容易性
を考慮して、ループテグスと称されるループ状部
材をシヤツトル内壁側面に取り付ける方法が主と
して採用されている。 従来からこのループテグスの素材としては、ポ
リ−ε−カプロアミド(ナイロン6)からなるモ
ノフイラメントが使用されているが、ナイロン6
モノフイラメントはそれ自体硬く、屈曲回復性に
劣るため、ループ状部材による管糸の張力調整機
能が不十分なこと、加工性が劣り、ループの乱れ
が発生し易いことおよび摩擦により傷がつきやす
いため耐久寿命が短かいことなどの問題を有して
いる。 そこで本発明者らはこれらの問題を排除して、
管糸の解舒張力調整機能が高く、しかも耐久寿命
のすぐれたシヤツトルの実現を目的として検討し
た結果、ループ素材として特定の共重合組成を有
する共重合ポリアミドのモノフイラメントを使用
することにより、ループの加工性が良く、しかも
上記の目的を十分満足したシヤツトルの取得が可
能であることを見出し本考案に到達した。 すなわち、本考案はカプロアミド単位80〜97重
量%およびヘキサメチレンアジパミド単位20〜3
重量%を含有するポリアミドからなるモノフイラ
メントで形成したループを規則的に多数有するル
ープ部材を内部両側面に取付けたことを特徴とす
るシヤツトルを提供するものである。 本考案のループ素材である共重合ポリアミドと
はカプロアミド単位80〜97重量%、とくに85〜95
重量%およびヘキサメチレンアジパミド単位20〜
3重量%、とくに15〜5重量%を含有するナイロ
ン6/66共重合体(以下ナイロン6/66と呼ぶ)
であり、ここでヘキサメチレンアジパミド単位の
含有量が3重量%以下ではループの柔軟性が不十
分で、良好な張力調整効果が得られないばかり
か、ループの耐久寿命も劣り、また20重量%以上
ではループの弾力性が低下して解舒張力を安定に
調整することが困難になるため好ましくない。 かかるナイロン6/66を通常の溶融押出紡糸
し、これを適宜延伸することによりループ素材な
るナイロン6/66モノフイラメントが得られる。
このモノフイラメントは柔軟で屈曲回復性がすぐ
れ、しかもその沸水収縮率が14〜18%、乾引張伸
度が35〜45%と良好であり、シヤツトル用ループ
素材として極めて望ましい特性を有している。ま
たモノフイラメントの線径には、とくに制限がな
く、管糸の太さなどに対応して適宜選択できる。 以下、図面に基づいて本考案を詳述する。 第1図は本考案のシヤツトルの平面図である。
第1図において1は、例えば固定された横管2と
これに糸巻きされた糸3から形成される管糸であ
り、4はループ部材を示す。 このループ部材4を形成するには、例えば第2
図に示したように台紙5に金属棒6をあてがい、
この外周にモノフイラメント7を規則的に巻き回
した後、熱セツトを行なう。次に台紙5の裏面に
接着剤を塗布し、ループ8を固定した後、再度熱
セツトし、金属棒6を引き抜くことにより、第3
図の如きループ部材4が完成する。ループ部材4
をシヤツトル内壁4に取付けるには、台紙裏面の
接着剤を再利用するか、または両面接着剤を使用
して、内壁と台紙裏面を接合せしめることにより
行なう。なおこの際シヤツトル内の左右両側面に
おけるループの巻き方向および流れ方向が相対称
となるようにループ部材を取付けることが重要で
ある。 かかる構成からなる本考案のシヤツトルにおい
ては、ループが柔軟でかつ弾力性に富むため、ル
ープと管糸の接触がソフトであり、しかもループ
は管糸の巻量に即応して屈曲一回復の動作を円滑
に繰り返すことができるため、解舒糸の張力は低
く安定に調整され、解舒不良による製織上の問題
はほとんど発生しない。またループは柔軟で屈曲
回復性にすぐれ、表面平滑性も良好であるので、
解舒糸と接触する際に傷がつきにくく、シヤツト
ル自体の耐久寿命が著しく向上する。 以下に実施例により本発明の効果をさらに説明
する。 実施例 (A)カプロアミド単位95重量%およびヘキサメチ
レンアジパミド単位5重量%を含有するナイロン
6/66を溶融紡糸し、温水中延伸して得たモノフ
イラメント(660デニール、沸水収縮率:16%、
乾引張伸度:41%)、(B)ナイロン6モノフイラメ
ント(660デニール、沸水収縮率:6%、乾引張
伸度:30%)および(C)ナイロン6モノフイラメン
ト(660デニール、沸水収縮率:13%、乾引張伸
度:39%)の三者を使用して第2図に示した方法
により、第3図の形状のループ部材を作成し、こ
れを内部両側面に取付けたシヤツトルを用いて同
一製繊条件下で実用試験に供した結果、第1表の
如き評価が得られた。 【表】
も耐久寿命のすぐれたシヤツトルに関するもので
ある。 シヤツトル内にセツトされた管糸の解舒張力を
安定に保つための手段としては、毛羽、獣毛、ブ
ラシなどをシヤツトル内壁に取付けて管糸を包
み、解舒される糸に適度な抵抗を与える方法が知
られているが、最近では経済性や取付けの容易性
を考慮して、ループテグスと称されるループ状部
材をシヤツトル内壁側面に取り付ける方法が主と
して採用されている。 従来からこのループテグスの素材としては、ポ
リ−ε−カプロアミド(ナイロン6)からなるモ
ノフイラメントが使用されているが、ナイロン6
モノフイラメントはそれ自体硬く、屈曲回復性に
劣るため、ループ状部材による管糸の張力調整機
能が不十分なこと、加工性が劣り、ループの乱れ
が発生し易いことおよび摩擦により傷がつきやす
いため耐久寿命が短かいことなどの問題を有して
いる。 そこで本発明者らはこれらの問題を排除して、
管糸の解舒張力調整機能が高く、しかも耐久寿命
のすぐれたシヤツトルの実現を目的として検討し
た結果、ループ素材として特定の共重合組成を有
する共重合ポリアミドのモノフイラメントを使用
することにより、ループの加工性が良く、しかも
上記の目的を十分満足したシヤツトルの取得が可
能であることを見出し本考案に到達した。 すなわち、本考案はカプロアミド単位80〜97重
量%およびヘキサメチレンアジパミド単位20〜3
重量%を含有するポリアミドからなるモノフイラ
メントで形成したループを規則的に多数有するル
ープ部材を内部両側面に取付けたことを特徴とす
るシヤツトルを提供するものである。 本考案のループ素材である共重合ポリアミドと
はカプロアミド単位80〜97重量%、とくに85〜95
重量%およびヘキサメチレンアジパミド単位20〜
3重量%、とくに15〜5重量%を含有するナイロ
ン6/66共重合体(以下ナイロン6/66と呼ぶ)
であり、ここでヘキサメチレンアジパミド単位の
含有量が3重量%以下ではループの柔軟性が不十
分で、良好な張力調整効果が得られないばかり
か、ループの耐久寿命も劣り、また20重量%以上
ではループの弾力性が低下して解舒張力を安定に
調整することが困難になるため好ましくない。 かかるナイロン6/66を通常の溶融押出紡糸
し、これを適宜延伸することによりループ素材な
るナイロン6/66モノフイラメントが得られる。
このモノフイラメントは柔軟で屈曲回復性がすぐ
れ、しかもその沸水収縮率が14〜18%、乾引張伸
度が35〜45%と良好であり、シヤツトル用ループ
素材として極めて望ましい特性を有している。ま
たモノフイラメントの線径には、とくに制限がな
く、管糸の太さなどに対応して適宜選択できる。 以下、図面に基づいて本考案を詳述する。 第1図は本考案のシヤツトルの平面図である。
第1図において1は、例えば固定された横管2と
これに糸巻きされた糸3から形成される管糸であ
り、4はループ部材を示す。 このループ部材4を形成するには、例えば第2
図に示したように台紙5に金属棒6をあてがい、
この外周にモノフイラメント7を規則的に巻き回
した後、熱セツトを行なう。次に台紙5の裏面に
接着剤を塗布し、ループ8を固定した後、再度熱
セツトし、金属棒6を引き抜くことにより、第3
図の如きループ部材4が完成する。ループ部材4
をシヤツトル内壁4に取付けるには、台紙裏面の
接着剤を再利用するか、または両面接着剤を使用
して、内壁と台紙裏面を接合せしめることにより
行なう。なおこの際シヤツトル内の左右両側面に
おけるループの巻き方向および流れ方向が相対称
となるようにループ部材を取付けることが重要で
ある。 かかる構成からなる本考案のシヤツトルにおい
ては、ループが柔軟でかつ弾力性に富むため、ル
ープと管糸の接触がソフトであり、しかもループ
は管糸の巻量に即応して屈曲一回復の動作を円滑
に繰り返すことができるため、解舒糸の張力は低
く安定に調整され、解舒不良による製織上の問題
はほとんど発生しない。またループは柔軟で屈曲
回復性にすぐれ、表面平滑性も良好であるので、
解舒糸と接触する際に傷がつきにくく、シヤツト
ル自体の耐久寿命が著しく向上する。 以下に実施例により本発明の効果をさらに説明
する。 実施例 (A)カプロアミド単位95重量%およびヘキサメチ
レンアジパミド単位5重量%を含有するナイロン
6/66を溶融紡糸し、温水中延伸して得たモノフ
イラメント(660デニール、沸水収縮率:16%、
乾引張伸度:41%)、(B)ナイロン6モノフイラメ
ント(660デニール、沸水収縮率:6%、乾引張
伸度:30%)および(C)ナイロン6モノフイラメン
ト(660デニール、沸水収縮率:13%、乾引張伸
度:39%)の三者を使用して第2図に示した方法
により、第3図の形状のループ部材を作成し、こ
れを内部両側面に取付けたシヤツトルを用いて同
一製繊条件下で実用試験に供した結果、第1表の
如き評価が得られた。 【表】
○…すぐれている
△…幾分劣る
×…劣る
△…幾分劣る
×…劣る
第1図は本考案のシヤツトルの平面図、第2図
はループ部材形成手段を示す斜視図、第3図はル
ープ部材の斜視図である。 1……管糸、2……横管、3……糸、4……ル
ープ部材、5……台紙、6……金属棒、7……モ
ノフイラメント、8……ループ。
はループ部材形成手段を示す斜視図、第3図はル
ープ部材の斜視図である。 1……管糸、2……横管、3……糸、4……ル
ープ部材、5……台紙、6……金属棒、7……モ
ノフイラメント、8……ループ。
Claims (1)
- カプロアミド単位80〜97重量%およびヘキサメ
チレンアジパミド単位20〜3重量%を含有する共
重合ポリアミドからなるモノフイラメントで形成
したループを規則的に多数有するループ部材を内
部両側面に取付けたことを特徴とするシヤツト
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981092366U JPS6129746Y2 (ja) | 1981-06-24 | 1981-06-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981092366U JPS6129746Y2 (ja) | 1981-06-24 | 1981-06-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57205284U JPS57205284U (ja) | 1982-12-27 |
JPS6129746Y2 true JPS6129746Y2 (ja) | 1986-09-01 |
Family
ID=29887402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981092366U Expired JPS6129746Y2 (ja) | 1981-06-24 | 1981-06-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6129746Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8876128B2 (en) | 2011-09-09 | 2014-11-04 | MDM Productivity, Inc. | Carry-on bicycle contained by a single channel in a chassis |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497890U (ja) * | 1972-04-24 | 1974-01-23 | ||
JPS5540685A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-22 | Montedison Spa | Catalytic hydrogenation for oxalic acid ester |
JPS5631010A (en) * | 1979-08-20 | 1981-03-28 | Toray Ind Inc | Production of high knot-strength polyamide monofilament |
-
1981
- 1981-06-24 JP JP1981092366U patent/JPS6129746Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497890U (ja) * | 1972-04-24 | 1974-01-23 | ||
JPS5540685A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-22 | Montedison Spa | Catalytic hydrogenation for oxalic acid ester |
JPS5631010A (en) * | 1979-08-20 | 1981-03-28 | Toray Ind Inc | Production of high knot-strength polyamide monofilament |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57205284U (ja) | 1982-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6129746Y2 (ja) | ||
US4586708A (en) | Sports racket strings of a synthetic thermoplastic polymeric material | |
JPS59179855A (ja) | リンクベルト | |
CN208211511U (zh) | 一种女士夏季长袖 | |
JPS6225110Y2 (ja) | ||
US2801565A (en) | Improvements in picture wire | |
CN214004914U (zh) | 一种耐磨抗菌锦纶包覆丝 | |
ATE110348T1 (de) | Fadenabzugsvorrichtung und -verfahren. | |
JP3264557B2 (ja) | 螺旋ホース | |
CN214361940U (zh) | 一种抗菌防臭羊绒纱线 | |
JP3177598B2 (ja) | ラケット用ストリング | |
CN219752609U (zh) | 一种抗拉针织布 | |
JP4251762B2 (ja) | 導電性紐材 | |
CN211497974U (zh) | 一种高弹性化纤面料 | |
CN217826434U (zh) | 带有竿止的绕线器 | |
CN209224643U (zh) | 一种仿棉绒面料及应用该面料的抗皱床单 | |
JPH0436610Y2 (ja) | ||
CN207497802U (zh) | 一种精密松式缠绕结构的纱线 | |
JP2635795B2 (ja) | テープ基材 | |
JPH02198Y2 (ja) | ||
JP3030435U (ja) | リール釣竿の釣糸ガイド用導糸環 | |
JPS6331608Y2 (ja) | ||
JP2587562Y2 (ja) | 製紙用ドライヤカンバスの継手 | |
JPS6122424Y2 (ja) | ||
JP3414677B2 (ja) | 内視鏡用可撓管の製造方法 |