JPS6129684B2 - - Google Patents
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- JPS6129684B2 JPS6129684B2 JP51045314A JP4531476A JPS6129684B2 JP S6129684 B2 JPS6129684 B2 JP S6129684B2 JP 51045314 A JP51045314 A JP 51045314A JP 4531476 A JP4531476 A JP 4531476A JP S6129684 B2 JPS6129684 B2 JP S6129684B2
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- Japan
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- rope
- mesh
- fishing net
- net
- fixing
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- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 15
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 9
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- 229920006328 Styrofoam Polymers 0.000 description 2
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はロープを魚網およびこれに類似する漁
具に固定する方法ならびにその装置に関する。
具に固定する方法ならびにその装置に関する。
現在、魚網およびこれに類似する漁具(本明細
書では魚網と総称する)には、水中ではほぼ透明
でありしかも強靭なナイロン糸が好んで用いられ
ている。これらの魚網は自動編機によりあらかじ
め定められた巾に製造される。従来、浮きロープ
を魚網の上端部にまたオモリロープを下端部に結
合するには、通常針と糸とを用いる以下の手作業
により行なわれてきた。すなわち各網目を個々に
または対にして把えるとともに、適当な結合方法
で半分の網の目を形成するごとくロープ結合する
のであるが、かかる手作業は時間と費用を必要と
している。
書では魚網と総称する)には、水中ではほぼ透明
でありしかも強靭なナイロン糸が好んで用いられ
ている。これらの魚網は自動編機によりあらかじ
め定められた巾に製造される。従来、浮きロープ
を魚網の上端部にまたオモリロープを下端部に結
合するには、通常針と糸とを用いる以下の手作業
により行なわれてきた。すなわち各網目を個々に
または対にして把えるとともに、適当な結合方法
で半分の網の目を形成するごとくロープ結合する
のであるが、かかる手作業は時間と費用を必要と
している。
現在にいたるまで、前記手作業にかえて機械的
にこれを実施する方法が種々提案されてきたが、
いずれも好ましい結果はえられていない。これを
達成するための問題点の一つは、魚網の端の網目
がロープ上ですべることを防止しなければならな
いことであり、このすべりはたとえば魚網を輪な
どを介してロープに結びつけるばあいに生じる。
したがつて糸をロープの周囲に完全にまきうる縫
合機を用いてロープを魚網の網目に固定する方法
が提案された。しかしかかる縫合方法では、縫合
部により形成されるトンネルの内部をロープがす
べることを防止することができないばかりか、糸
を多量に消費することになり、さらにこの縫合方
法によつてえられる魚網の網目とロープとの縫合
部がかさ高となりまた大きななわ状となるなど好
ましい漁具がえられない。
にこれを実施する方法が種々提案されてきたが、
いずれも好ましい結果はえられていない。これを
達成するための問題点の一つは、魚網の端の網目
がロープ上ですべることを防止しなければならな
いことであり、このすべりはたとえば魚網を輪な
どを介してロープに結びつけるばあいに生じる。
したがつて糸をロープの周囲に完全にまきうる縫
合機を用いてロープを魚網の網目に固定する方法
が提案された。しかしかかる縫合方法では、縫合
部により形成されるトンネルの内部をロープがす
べることを防止することができないばかりか、糸
を多量に消費することになり、さらにこの縫合方
法によつてえられる魚網の網目とロープとの縫合
部がかさ高となりまた大きななわ状となるなど好
ましい漁具がえられない。
また浮きロープは、通常一定の間隔で浮きが取
付けられたロープもしくはひもにより形成され一
定間隔でふくらみ部を有するため、前記方法では
ロープを魚網に機械的に縫合することはさらに困
難である。しかしながら、たとえば発泡スチロー
ルなどからなる細く短い浮きを内装しうる中空部
を有する幾分太いロープがある。このような構成
を有する浮きロープは、浮き自身がふくらんでい
ないので、該ロープは全長にわたり完全に一定の
太さを有する。
付けられたロープもしくはひもにより形成され一
定間隔でふくらみ部を有するため、前記方法では
ロープを魚網に機械的に縫合することはさらに困
難である。しかしながら、たとえば発泡スチロー
ルなどからなる細く短い浮きを内装しうる中空部
を有する幾分太いロープがある。このような構成
を有する浮きロープは、浮き自身がふくらんでい
ないので、該ロープは全長にわたり完全に一定の
太さを有する。
本発明の目的は浮きロープまたはオモリロープ
が網をすべることなく、しかも可撓性を有する縫
合部によりロープを魚網に固定する方法の提供に
ある。
が網をすべることなく、しかも可撓性を有する縫
合部によりロープを魚網に固定する方法の提供に
ある。
本発明の他の目的は、前記方法を実施しうる装
置の提供にある。
置の提供にある。
すなわち本発明の目的は、魚網の端の網目をか
がり縫い(overlock stitches)によりロープに
結合するために、魚網とロープとを引張つた状態
で縫合機に供給し、布または編物などの編み地に
より包まれたオモリまたは浮きを有するロープを
魚網に固定する方法に関するものであり、そのば
あいロープは魚網の端の網目に縫通されるかもし
くは該端の網目の外側にあり、かつばあいにより
前記端の網目に縫通せられた補助ひもを用いる。
がり縫い(overlock stitches)によりロープに
結合するために、魚網とロープとを引張つた状態
で縫合機に供給し、布または編物などの編み地に
より包まれたオモリまたは浮きを有するロープを
魚網に固定する方法に関するものであり、そのば
あいロープは魚網の端の網目に縫通されるかもし
くは該端の網目の外側にあり、かつばあいにより
前記端の網目に縫通せられた補助ひもを用いる。
本発明の方法を用いて、公知の方法によつて布
または編物に包まれたロープを、該布または編物
と魚網の端の網目の角部とを縫合固着するごと
く、魚網の網目に結合したばあいには、ロープと
魚網とを縫合する細く可撓性のある縫合部がえら
れるのである。またロープ上を魚網がすべるとい
う前記現象も生じない。
または編物に包まれたロープを、該布または編物
と魚網の端の網目の角部とを縫合固着するごと
く、魚網の網目に結合したばあいには、ロープと
魚網とを縫合する細く可撓性のある縫合部がえら
れるのである。またロープ上を魚網がすべるとい
う前記現象も生じない。
つぎに本発明のロープを魚網に固定する方法な
らびにその装置の実施例を図面により説明する。
らびにその装置の実施例を図面により説明する。
第1図は浮きを有する浮きロープに固定された
魚網の上端部の一実施例を示す部分図、第2図は
第1図と同様に浮きロープに固定された魚網の上
端部の他の実施例を示す部分図(第2図ではロー
プは全長にわたつてその内部に浮きを有するとと
もに編物に包まれ、しかも魚網の端の網目に縫通
されている)、第3図はオモリロープに固定され
た魚網の下端部の一実施例を示す部分図、第4図
は第3図と同様にオモリロープに固定された魚網
の下端部の他の実施例を示す部分図(第4図では
ロープは魚網の端の網目に縫通されている)、第
5図は第1図に示す実施例の応用例を示す部分図
(第5図ではロープは魚網の端の網目に縫通され
ている)、第6図は第5図で示す実施例の応用例
を示す部分図、第7図は本発明の装置の一実施例
を示す概略図である。
魚網の上端部の一実施例を示す部分図、第2図は
第1図と同様に浮きロープに固定された魚網の上
端部の他の実施例を示す部分図(第2図ではロー
プは全長にわたつてその内部に浮きを有するとと
もに編物に包まれ、しかも魚網の端の網目に縫通
されている)、第3図はオモリロープに固定され
た魚網の下端部の一実施例を示す部分図、第4図
は第3図と同様にオモリロープに固定された魚網
の下端部の他の実施例を示す部分図(第4図では
ロープは魚網の端の網目に縫通されている)、第
5図は第1図に示す実施例の応用例を示す部分図
(第5図ではロープは魚網の端の網目に縫通され
ている)、第6図は第5図で示す実施例の応用例
を示す部分図、第7図は本発明の装置の一実施例
を示す概略図である。
図面において、魚網は網目1と結合部2とから
構成されている。網目の結合されていない角部3
には、編物などに包まれた浮きまたはオモリを有
するロープが固定されている。浮き8は、たとえ
ば発泡スチロールなどからつくられている。前記
角部3は、2本以上の縫糸を操作しうる縫合機に
よりロープ4〜7に縫合される。縫合に際して
は、ロープを魚網の外端に沿わせて移動させても
(第1図、第3図および第6図に示す)、またはロ
ープを魚網に対して正しい位置に保持しやすくな
るために、該ロープを魚網の端の網目を縫通させ
るごとくして(第2図、第4図および第6図に示
す)、魚網にロープを縫合してもよい。
構成されている。網目の結合されていない角部3
には、編物などに包まれた浮きまたはオモリを有
するロープが固定されている。浮き8は、たとえ
ば発泡スチロールなどからつくられている。前記
角部3は、2本以上の縫糸を操作しうる縫合機に
よりロープ4〜7に縫合される。縫合に際して
は、ロープを魚網の外端に沿わせて移動させても
(第1図、第3図および第6図に示す)、またはロ
ープを魚網に対して正しい位置に保持しやすくな
るために、該ロープを魚網の端の網目を縫通させ
るごとくして(第2図、第4図および第6図に示
す)、魚網にロープを縫合してもよい。
本発明の方法において、魚網の端の網目をなす
糸とロープの布または編物とを縫合するばあいに
は、この縫合により生じる縫合部に最も近接して
いるロープ側面での布または編物と魚網の端の網
目をなす前記糸とを縫合するように行なう。した
がつて、ロープ全長にわたり縫合部が存在しても
問題とならない。また本発明の方法によれば、縫
合部を細くなしうるとともに、ロープを包む布に
沿つてなされる縫合によつてロープを魚網の端の
網目に正確に固定しえ、その結果各縫目の間隔を
広くすることができるのである。
糸とロープの布または編物とを縫合するばあいに
は、この縫合により生じる縫合部に最も近接して
いるロープ側面での布または編物と魚網の端の網
目をなす前記糸とを縫合するように行なう。した
がつて、ロープ全長にわたり縫合部が存在しても
問題とならない。また本発明の方法によれば、縫
合部を細くなしうるとともに、ロープを包む布に
沿つてなされる縫合によつてロープを魚網の端の
網目に正確に固定しえ、その結果各縫目の間隔を
広くすることができるのである。
ロープに浮き8が取付けられている部分では、
縫合に際してロープ5を横に押しやり、固定され
ない縫合部9(第1図に示す)または9′(第6
図に示す)を形成させる。第2図ではロープ5
は、網を製造するときに端の網目をすべて縫通す
るごとく挿入される「ひも」を利用して、端の網
目に縫通されている。また第2図は2つの異なつ
た縫合部10,11を示している。縫合部10は
ロープと網との対向面に位置し、また縫合部11
は網の外側に位置している。
縫合に際してロープ5を横に押しやり、固定され
ない縫合部9(第1図に示す)または9′(第6
図に示す)を形成させる。第2図ではロープ5
は、網を製造するときに端の網目をすべて縫通す
るごとく挿入される「ひも」を利用して、端の網
目に縫通されている。また第2図は2つの異なつ
た縫合部10,11を示している。縫合部10は
ロープと網との対向面に位置し、また縫合部11
は網の外側に位置している。
第5図は浮きロープ4が魚網の端の網目を縫通
し、かつ固定されない縫合部9が浮きの外側に形
成されたばあいを示す。
し、かつ固定されない縫合部9が浮きの外側に形
成されたばあいを示す。
第6図は、比較的小さな網目を有する魚網と、
該網目の大きさを超える大きな寸度の浮きを取付
けたロープとを示している。このばあい端の網目
はロープが縫通できないので、浮きが結びつけら
れた部分で端の網目に幾分かの硬直性を与えるた
めに、可撓性のある補助ひもを端の網目に縫通せ
しめるとともに、端の網目全長にわたつて該ひも
を網に縫合させたのち、第1図に示す方法と同様
な方法で、浮きの間でのみ浮きロープと補助ひも
とを縫合させるのである。
該網目の大きさを超える大きな寸度の浮きを取付
けたロープとを示している。このばあい端の網目
はロープが縫通できないので、浮きが結びつけら
れた部分で端の網目に幾分かの硬直性を与えるた
めに、可撓性のある補助ひもを端の網目に縫通せ
しめるとともに、端の網目全長にわたつて該ひも
を網に縫合させたのち、第1図に示す方法と同様
な方法で、浮きの間でのみ浮きロープと補助ひも
とを縫合させるのである。
第3図および第4図は、オモリロープ6,7を
魚網の網目に縫合する方法を示している。該オモ
リロープは、その内部に小さな鉛製のオモリを含
む管状に編まれたひもからなる。オモリロープを
魚網に縫合するには、縫合機の針が鉛に当たるこ
となく該鉛を包む編物だけを縫合することが重要
である。この目的のための縫合機としては、上か
らの真直な1本の針とステイツチ板(stitch
plate)の位置でテーブルの下に設けられる2本
の曲つた針とを用いることにより3本の糸を操作
しうるたとえはオーバーロツク(OVERLOCK、
登録商標)の名で市販されているものが好まし
い。しかし本発明の目的のためには、種々な他の
縫合機を用いうることはもちろんである。
魚網の網目に縫合する方法を示している。該オモ
リロープは、その内部に小さな鉛製のオモリを含
む管状に編まれたひもからなる。オモリロープを
魚網に縫合するには、縫合機の針が鉛に当たるこ
となく該鉛を包む編物だけを縫合することが重要
である。この目的のための縫合機としては、上か
らの真直な1本の針とステイツチ板(stitch
plate)の位置でテーブルの下に設けられる2本
の曲つた針とを用いることにより3本の糸を操作
しうるたとえはオーバーロツク(OVERLOCK、
登録商標)の名で市販されているものが好まし
い。しかし本発明の目的のためには、種々な他の
縫合機を用いうることはもちろんである。
本発明のロープを魚網に固定する方法を実施す
るための装置の一実施例を第7図に示す。該装置
では第7図で概略を示すように、固定脚と針とを
そなえた縫合機を用いている。該縫合機の前部に
は、送りホイール18が作業台前端部に適度に自
由回転しうるように取付けられる。また該ホイー
ル18は供給器を構成している。網15の一端と
ロープ22は送りホイール18により案内され
る。この目的にために、ホイール18をやや広巾
の外周面を有するごとく形成し、かつ該外周面に
は魚網の網目に係合しうる等しい間隔で取付けら
れた掛けくぎ19が設けられている。なお第7図
に示す実施例では、魚網の網目は長い送りチユー
ブ21により縫通されているとともに、該チユー
ブ21を通してロープ22は引出されるのであ
る。送りホイール18を操作するには、該ホイー
ルの前に坐り、送りチユーブ21端から引出され
るロープをホイール18の外周面に案内し、同時
にロープに沿つてできるだけ一定に掛けくぎ19
を用いて網の端を供給するごとくする。また送り
ホイール18の外周上にはロープを案内しうる溝
20が設けられている。
るための装置の一実施例を第7図に示す。該装置
では第7図で概略を示すように、固定脚と針とを
そなえた縫合機を用いている。該縫合機の前部に
は、送りホイール18が作業台前端部に適度に自
由回転しうるように取付けられる。また該ホイー
ル18は供給器を構成している。網15の一端と
ロープ22は送りホイール18により案内され
る。この目的にために、ホイール18をやや広巾
の外周面を有するごとく形成し、かつ該外周面に
は魚網の網目に係合しうる等しい間隔で取付けら
れた掛けくぎ19が設けられている。なお第7図
に示す実施例では、魚網の網目は長い送りチユー
ブ21により縫通されているとともに、該チユー
ブ21を通してロープ22は引出されるのであ
る。送りホイール18を操作するには、該ホイー
ルの前に坐り、送りチユーブ21端から引出され
るロープをホイール18の外周面に案内し、同時
にロープに沿つてできるだけ一定に掛けくぎ19
を用いて網の端を供給するごとくする。また送り
ホイール18の外周上にはロープを案内しうる溝
20が設けられている。
さらに供給器は前記ホイール18に設けられた
溝20上に対向して押込みローラー23が配置さ
れている。該押込みローラー23は作業台13に
取付けられたヨーク17に、自由回転しうるよう
に取付けられている。該ローラー23はゴムなど
により適宜被覆され、かつ前記ヨーク17に弾性
を有せしめて取付けるのがよい。さらにヨーク1
7も前記溝20に対してその位置を調整するため
に作業台上を動かしうる。前記押込みローラー2
3は、ロープを溝に押込むとともにロープを該溝
で保持し、一方掛けくぎ19は網の端の網目を前
記ロープに沿わせうるように網目と係合している
ので、したがつて第2図、第3図または第4図に
示すようにロープと魚網の端の網目とは容易に一
体に縫合しうる。第5図で示されるような浮きロ
ープを網目に縫通させるばあいには、浮きの部分
をも通過させうるような大きな内径を有する送り
チユーブ21を用いる。このばあい前記ヨーク1
7すなわち押込みローラー23の主柱は、浮きが
該ローラーの下を通りうるように調整される。
溝20上に対向して押込みローラー23が配置さ
れている。該押込みローラー23は作業台13に
取付けられたヨーク17に、自由回転しうるよう
に取付けられている。該ローラー23はゴムなど
により適宜被覆され、かつ前記ヨーク17に弾性
を有せしめて取付けるのがよい。さらにヨーク1
7も前記溝20に対してその位置を調整するため
に作業台上を動かしうる。前記押込みローラー2
3は、ロープを溝に押込むとともにロープを該溝
で保持し、一方掛けくぎ19は網の端の網目を前
記ロープに沿わせうるように網目と係合している
ので、したがつて第2図、第3図または第4図に
示すようにロープと魚網の端の網目とは容易に一
体に縫合しうる。第5図で示されるような浮きロ
ープを網目に縫通させるばあいには、浮きの部分
をも通過させうるような大きな内径を有する送り
チユーブ21を用いる。このばあい前記ヨーク1
7すなわち押込みローラー23の主柱は、浮きが
該ローラーの下を通りうるように調整される。
第6図で示す実施例では、送りチユーブ21に
より供給され、しかも魚網のすべての端の網目と
縫合部9′により結合される補助ひもによつて、
ロープは網に縫合される。このとき大きな浮き8
を有するロープを各浮きの間でのみ網目と補助ひ
もとに縫合するために、該ロープは手作業で送ら
れる。
より供給され、しかも魚網のすべての端の網目と
縫合部9′により結合される補助ひもによつて、
ロープは網に縫合される。このとき大きな浮き8
を有するロープを各浮きの間でのみ網目と補助ひ
もとに縫合するために、該ロープは手作業で送ら
れる。
前記縫合機が送りホイール18を回転させ網を
引寄せる際、網目と掛けくぎ19との係合を確実
に解除するために、網目が送りホイールを離れる
とき網目を持上げるごとくする1以上の解放糸ま
たは解放板を用いることができる。このような解
放糸24を第7図で示す。本実施例のばあい、該
糸の一端は縫合機に、また他端は作業台など適当
な個所に結ばれている。
引寄せる際、網目と掛けくぎ19との係合を確実
に解除するために、網目が送りホイールを離れる
とき網目を持上げるごとくする1以上の解放糸ま
たは解放板を用いることができる。このような解
放糸24を第7図で示す。本実施例のばあい、該
糸の一端は縫合機に、また他端は作業台など適当
な個所に結ばれている。
さらに送りホイール18は、その外径およびそ
の外周上に設けられた掛けくぎ19の配列を網目
の大きさに応じて変化させるために、取換えうる
ように構成せしめるのがよい。
の外周上に設けられた掛けくぎ19の配列を網目
の大きさに応じて変化させるために、取換えうる
ように構成せしめるのがよい。
また網の供給を容易になしうるために作業台の
左端には引張り装置が設けられている。該装置
は、たとえばスプリングにより時計方向(図の上
方から見て)に回動させられ、かつ旋回した位置
で網を保持しうる引張りアーム14を有する。該
アーム14には、網を引張りアーム14上に置く
際あらかじめ取りはずすための割り溝が形成され
たゴムなどからなる把持スリーブ16が取付けら
れている。なお網は、その一端が床にたれ下がる
ごとく(前記引張りアーム14上に取付けられ
る。把持スリーブ16は魚網を介して引張りアー
ムに取付けられているので、魚網は把持スリーブ
と引張りアームとの間で保持されうるのである。
なお引張りアーム14の先端は、該アームから魚
網がずり落ちるのを防止するために上向きに折曲
げられている。第7図では、魚網の送りチユーブ
に縫通されている部分15bとすでに縫合機の針
から離れた部分15aとを示す。縫合が完了した
網は、縫合機の後に集められる。
左端には引張り装置が設けられている。該装置
は、たとえばスプリングにより時計方向(図の上
方から見て)に回動させられ、かつ旋回した位置
で網を保持しうる引張りアーム14を有する。該
アーム14には、網を引張りアーム14上に置く
際あらかじめ取りはずすための割り溝が形成され
たゴムなどからなる把持スリーブ16が取付けら
れている。なお網は、その一端が床にたれ下がる
ごとく(前記引張りアーム14上に取付けられ
る。把持スリーブ16は魚網を介して引張りアー
ムに取付けられているので、魚網は把持スリーブ
と引張りアームとの間で保持されうるのである。
なお引張りアーム14の先端は、該アームから魚
網がずり落ちるのを防止するために上向きに折曲
げられている。第7図では、魚網の送りチユーブ
に縫通されている部分15bとすでに縫合機の針
から離れた部分15aとを示す。縫合が完了した
網は、縫合機の後に集められる。
縫合機には浮きが針に致達したとき該浮きを横
方向に押出す補助具を取付けることもできる。該
補助具は、たとえば縫合機の針が固定されない縫
合部9(第1図および第5図に示す)および9′
(第6図で示す)を形成しているときは、縫合機
のフレームから下方に延長して設けられ、かつロ
ープの側面の形状に応じて浮きを縫合部から引離
しうるアーム手段によつて構成しうる。
方向に押出す補助具を取付けることもできる。該
補助具は、たとえば縫合機の針が固定されない縫
合部9(第1図および第5図に示す)および9′
(第6図で示す)を形成しているときは、縫合機
のフレームから下方に延長して設けられ、かつロ
ープの側面の形状に応じて浮きを縫合部から引離
しうるアーム手段によつて構成しうる。
第1図は浮きを有する浮きロープに固定された
魚網の上端部の一実施例を示す部分図、第2図は
第1図と同様に浮きロープに固定された魚網の他
の実施例を示す部分図、第3図はオモリロープに
固定された魚網の下端部の一実施例を示す部分
図、第4図は第3図と同様にオモリロープに固定
された魚網の下端部の他の実施例を示す部分図、
第5図は第1図で示す実施例の応用例を示す部分
図、第6図は第5図で示す実施例の応用例を示す
部分図、第7図は本発明の装置の一実施例を示す
概略図である。 (図面の主要符号)、1……網目、2……結合
部、3……網の角部、4〜7,22……ロープ、
8……浮き、9,9′,10,11……縫合部、
12……縫合機、14……引張りアーム、16…
…把持スリーブ、17……ヨーク、18……送り
ホイール、23……押込みローラー。
魚網の上端部の一実施例を示す部分図、第2図は
第1図と同様に浮きロープに固定された魚網の他
の実施例を示す部分図、第3図はオモリロープに
固定された魚網の下端部の一実施例を示す部分
図、第4図は第3図と同様にオモリロープに固定
された魚網の下端部の他の実施例を示す部分図、
第5図は第1図で示す実施例の応用例を示す部分
図、第6図は第5図で示す実施例の応用例を示す
部分図、第7図は本発明の装置の一実施例を示す
概略図である。 (図面の主要符号)、1……網目、2……結合
部、3……網の角部、4〜7,22……ロープ、
8……浮き、9,9′,10,11……縫合部、
12……縫合機、14……引張りアーム、16…
…把持スリーブ、17……ヨーク、18……送り
ホイール、23……押込みローラー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 布または編物に包まれたオモリまたは浮きを
有するロープと魚網とを引張つた状態で縫合機に
供給し、かがり縫いにより前記ロープを魚網の端
の網目に固定し、ロープが魚網の端の網目に網通
されるかもしくは該端の網目の外側にあり、かつ
オモリまたは浮きの大きさによつては前記端の網
目に縫通せられた補助ひもを用いる方法におい
て、端の網目がかがり縫いによりロープに固定さ
れ、該かがり縫いが端の網目の糸とこれに近接す
るロープの側面のみを結合することを特徴とする
ロープを魚網に固定する方法。 2 前記ロープが該ロープ自身の径を超える外径
を有するオモリまたは浮きを一定間隔をおいて有
しており、該オモリまたは浮きによりロープに生
じるふくらみの側面に鎖編による編物を形成する
ことにより、ロープの前記ふくらみ部でロープと
網目との縫合が中断されてなることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のロープを魚網に固定
する方法。 3 前記ロープが魚網の端の網目の外側にあつ
て、該ロープ自身の径を超える外径を有するオモ
リまたは浮きを有し、補助ひもが魚網の端の網目
に縫通せられており、該オモリまたは浮きにより
ロープに生じるふくらみの側面に前記補助ひもと
端の網目とを連続して結合する縫合部を形成する
ことにより、ロープの前記ふくらみ部でロープと
網目との縫合が中断されてなることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のロープを魚網に固定
する方法。 4 かがり縫いのできる縫合機と、該縫合機に魚
網およびロープを供給する供給器と、前記縫合機
の前方にあつて、該縫合機に向つている送りチユ
ーブとからなり、魚網の端の網目が前記送りリチ
ユーブ上に縫通されておりかつ該送りチユーブを
通してロープまたは補助ひもが供給されるロープ
を魚網に固定する装置において、前記供給器が、
縫合機と送りチユーブ端とのあいだにありしかも
魚網の網目を掛けるための複数の掛けくぎとロー
プまたは補助ひもを魚網とともに案内する溝とが
外周に形成された回転自在の送りホイールからな
り、かつ前記縫合機が設けられた作業台上に、ロ
ープを魚網に縫合する際に魚網を弾性的に引張る
べく把持スリーブを有する引張りアームが旋回自
在に設けられてなることを特徴とするロープを魚
網に固定する装置。 5 前記供給機が、ロープまたは補助ひもを前記
送りホイールの溝に押入れ、作業台への取付位置
が調整自在なヨーク上に弾性を有してしかも回転
自在に保持された、2個程度の押込みローラーを
有することを特徴とする特許請求の範囲第4項記
載の装置。 6 前記把持スリーブが、前記引張りアームに置
かれた魚網を把持するために該アーム上に設けら
れた、割り溝を有するゴム製のスリーブであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第4項または第5
項記載のロープを魚網に固定する装置。 7 前記回転自在の送りホイールが、該ホイール
の外径と掛けくぎの配列とを変更するために、取
換えうることを特徴とする特許請求の範囲第4
項、第5項または第6項記載のロープを魚網に固
定する装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE7514573A SE413331B (sv) | 1975-02-28 | 1975-12-23 | Sett och anordning for att festa en teln vid fisknet eller liknande bragder |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5281276A JPS5281276A (en) | 1977-07-07 |
JPS6129684B2 true JPS6129684B2 (ja) | 1986-07-08 |
Family
ID=20326421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4531476A Granted JPS5281276A (en) | 1975-12-23 | 1976-04-19 | Method of fixing ropes to fishing nets and apparatus for fixing same |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5281276A (ja) |
AT (1) | AT344492B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4274184A (en) * | 1977-10-20 | 1981-06-23 | Svein Nordtvedt | Mesh distribution wheels |
JPS60104077U (ja) * | 1983-12-19 | 1985-07-16 | ヒラボウ株式会社 | 漁網 |
CN114960049B (zh) * | 2022-06-01 | 2024-01-30 | 巢湖市翔宇渔具有限公司 | 一种边线防弯曲的渔网收边机 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE120582C (ja) * | ||||
JPS485507U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-01-22 | ||
JPS489834U (ja) * | 1971-06-14 | 1973-02-03 |
-
1976
- 1976-02-27 AT AT148476A patent/AT344492B/de not_active IP Right Cessation
- 1976-04-19 JP JP4531476A patent/JPS5281276A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE120582C (ja) * | ||||
JPS485507U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-01-22 | ||
JPS489834U (ja) * | 1971-06-14 | 1973-02-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AT344492B (de) | 1978-07-25 |
ATA148476A (de) | 1977-11-15 |
JPS5281276A (en) | 1977-07-07 |
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