JPS61295920A - 選果コンベア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は果実そ菜類をスラット状コンベアに一列に不定
間隔で離隔して搬送し、測定装置と演算装置からの選別
仕分は信号によりその果実そ菜をコンベア上から非接触
で下方に落下させるようにしたコンベア装置に係る。

選果コンベア上に果実を一列に不定間隔で離隔して高速
で搬送し、該搬送軌道の一部で各種の測定装置を用いて
果実の外観又は大きさを測定して選別する方式の選別装
置（例えば特公昭５２−２０３８８号等）が実用化され
ているが、これらの選別装置で果実そ菜（以下単に果実
という）をコンベア上から階級別に１井出仕分けをする
排出仕分装置として、従来はエアーノズルを用いてエア
ーノズルにより果実をコンベア側方に吹き落す方式のも
のが用いられてきた。

従来のエアージェットによる排出装置は果実に非接触で
排出する点で好ましい方法であるが、果実に強い風圧を
与えて吹き落すため果実が付勢されて落下するので、そ
の付勢された分だけ自然落下より落下衝撃が大となる欠
点があった。又、側方に吹き落す従来のものは、選果コ
ンベアの搬送路の側方に落下スペースを必要とし、これ
がため選果コンベアを多数条設けようとすると設置幅が
広くなり、前工程の供給コンベアから各条の選果コンベ
アへ葆給する際、互いに離れた各条へ分岐させて供給す
ることに困難が伴う欠点があった。更に複数条の選果コ
ンベアにより選果する選果処理量が大きな施設ではエア
ーノズルの数が９０〜１００個近く設けられて毎分２０
００〜２５００個の割合で作動するのでエアーの消費量
が多く、かなり大型のコンプレッサーが必要なばかりで
なく、各ノズルが瞬間的（約１７１０秒）に上記の割合
で作動するので、エアージェットの騒音が高く作業者に
不快感を与える欠点があった。又大型コンプレッサー設
置による消費電力も大きく経済的でない欠点があった。

本発明はこれらの欠点を解消するためになされたもので
あり、コンプレッサーを用いず騒音もなく、かつ非接触
で自然に落下させて果実を損傷させず排出すると共に、
複数条設けられた選果コンベアの条間隔を狭くし前工程
から果実を容易に分岐供給できる如くなした装置を提供
しようとするものである。

本発明はエンドレスに走行回転し果実を搬送するスラッ
ト状搬送コンベアから果実を落すのに、当該果実がのっ
ている部分コンベア面、即ち当該果実をのせた部分のス
ラット状受板だけを搬送姿勢から略垂直下方へ瞬時に回
動させ搬送面が欠落して果実を搬送路の直下に自然に落
下排出させる如くなしたものであって、水平方向上下に
エンドレスに走行回転するチェンを所定間隔で複数条並
設し、該各コンベアチェンの一側方に等間隔多数のチェ
ンアタッチメントを設け、該各コンベアチェンの走行路
に沿ってチェンの下面を受けると共に、該チェンが浮き
上りまたは傾きゆがまないように案内するための摺動面
を有するチェンレールを設け、該アタッチメントに取付
部材を夫々設けて該各条の取付部材に、搬送面を形成す
るための小幅のスラット状受板のチェン側の一端部を片
持ちで略垂直下方に回動自在に支点ピンで組合せ、この
組合せ部には一方に被掛り部、他側にフックを設けて受
板の搬送面を略水平な搬送姿勢に保持する係合機構と、
該係合を開放するキーとを取付けて、チェン走行路の側
方に平行した搬送面を有する特殊な型のスラット状選果
コンベアを前記複数条形成し、スラット状受板の幅を果
実の最小径と同程度か又はより小さい小幅として該受板
１枚毎に設けられたキーをカム又はソレノイド又はエア
ーシリンダー等の作動装置により所要個数だけ順次に押
すか又は同時に押して係合機構の係合を開放させれば、
落下排出すべき果実がのっている部分の受板がその果実
の大きさに応じた枚数だけ下方に垂直な位置へ回動して
果実をその直下に自然に落下排出させ、各条から排出さ
れた果実を上下の前記コンベアチェン間において前記搬
送コンベアを横切る方向に設けた搬出コンベアに合流さ
せて搬出する如くなしたものである。

コンベアの入口側所定の位置に設けた測定装置により果
実の外径又は外観を測定し演算装置から得られた階級、
等級信号を作動装置へ仕分は排出信号としてコンベアと
同期して送り、所定の位置に設けられた作動装置部に当
該果実が搬送されてきた時前記コンベアのキーを作動装
置によりて、例えばピアノのキーを押す如くして必要な
数（果実が載っている範囲）を順次か又は同時に押すの
で、受板は係合を開放されたコンベア搬送面の一部が脱
落するような形で果実をその直下に自然に落下させるも
のである。

このように、果実をその直下に自然に落下させることに
より、果実を損傷させることがなく且つ選果コンベアの
条間隔を狭くすることができるものである。

以下本発明の一つの実施例を示す図について説明する。

１は果実の整列供給装置であり、前工程の１条の供給コ
ンベアから供給される果実２を複数条の選果コンベア３
上に一列に整列して１個ずつ離隔して供給する。この整
列供給装置１と選果コンベア３は一般に用いられる定ピ
ツチで果実を供給するものではなくてもよく、果実を一
列で前後のものが相互に離隔して不等間隔にランダムに
搬送する如くなしてもよいものである。従フて、本発明
は好ましくはコンベアスピードを毎分３５ｍ以上の高速
度になして毎秒３個以上の供給搬送ができるようになし
たものである。

４は選果コンベア３のコンベアチェンであり、選果コン
ベア３と同数膜けられ、水平方向上下にエンドレスに走
行回転する。５はチェンリンクのアタッチメントであっ
て、各コンベアチェン４の側部から果実２の搬送路側へ
突出して設けられており、チェンの各リンクに設ける場
合と数リンク毎に設ける場合とがある。該チェン４は好
ましくは片側のアタッチメント５上に負荷がかかっても
傾かないように複数列のローラーチェンにするか、又は
広幅のローラーチェンにする等の他傾きを防ぐことので
きる特殊なチェンが用いられる。６は各コンペアチェン
４の走行路に沿ってチェンの下面を受ける摺動面を有す
るチェン受レール、７はチェン４の浮き上りまたは傾き
ゆがまないように案内する摺動面を有する押えレールで
あって、チェンの種類又は形状に応じているいろな構造
で取付けられる。

８は取付部材であり、コンベアの搬送面を形成する小幅
のスラット状受板９を受板９の取付部材一端部で支点ピ
ン１０により下方に垂直な位置へ回動自在に組合せて各
条のチェンアタッチメント５に取付けられている。スラ
ット状受板９は取付部材８との組合せ支点の周りに搬送
面を水平に保持させるための被掛り部１１が設けられ、
一方の取付部材８にはこれと係合するフック１２を設け
てスラット状受板９を水平な搬送姿勢に保持する係合機
構を形成している。

１３は上記係合機構のフック１２を外すためのキー（突
出片）であり、フック１２の一部に設ける場合と、取付
部材８の一部に別個に設ける場合があり、スラット状受
板９の走行路の外側に突出して設けたものであってスラ
ット状受板９に沿ってその並んだ様は、例えばピアノの
鍵盤（キー）の如くなしており、一方チエン４の走行路
と果実２の搬送路とが側方で平行するよう、即ちスラッ
ト状受板９上の果実２をその直下に落下排出し得るよう
になして選果コンベア３を複数条形成している。

１４は上記各コンベアの所定の位置に設けられた前記ス
ラット状受板の係合部を外すための作動装置であり、該
装置によりキー１３を押すと、フック１２と被掛り部１
１との係合が外れ、スラット状受板９はビン１０を支点
として下方に略垂直な位置へ瞬時に回動して搬送面９ａ
上にのっている果実２はその自重により直下に自然に落
下する如くなしている。作動装置１４はソレノイド又は
エアーシリンダー等の直動するものを一般的に用いるが
、カムを用いることもある。該作動装置１４のブツシャ
一部ｊ４ａはスラット状受板の幅が果実の大きさにはし
て小さい場合は、果実の大きさに応じて前後に隣り合う
複数のキー１３を同時に押す如くやや長い形状に設けて
瞬時に作動させる場合と、キー１３を１個だけ押す短い
形状で作動装置１４の作動時間（通電時間）を引きのば
してコンベアの進行に従い順次にキー１３がブツシャ一
部１４ａにより押されて果実の落下に必要な複数個の受
板がビン１０を支点として略垂直下方へバタバタと回動
する方式にすることもできる。該ブツシャ一部１４ａは
入口側を機状に一種のカム形を形成しているので押した
ままの状態の時次続のキー１３が進行してきても衝突す
ることなくスムーズに押し下げられて走行できるように
なしている。

作動装置１４は上記各選果コンベア３の人口近くに設け
られた測定装置１５により腋部を通過する果実２を測定
し、演算装置１６で予め設定された選別区分値に比較検
出して得られた階級信号シフトレジスター装置によりコ
ンベアと同期して送られる仕分は排出信号１７で作動し
、該当する果実のみをコンベア上から自然な形でその直
下に落下させる如く構成したものである。１９は作動装
置１４が設けられた所定位置においてコンベア受面ン４
の往路（上）と復路（下）間に選果コンベア３を横切る
方向に設けられた搬出コンベアであり、各条の選果コン
ベア３から排出された同一クラスの果実２を合流させて
搬出するものである。

測定装置１５と演算装置１６とシフトレジスター装置を
用いた仕分は排出信号１７の出力は従来のものが用い゛
られる。

更に仕分は排出後は係合部が外れて垂下した受板９が排
出部を通過した後適宜な位置に復元レール１８を設けて
、受板の下部（裏側）をすくい上げるようにして水平位
置に戻し再び係合機構で係合する如く構成している。

スラット条受板９の上面には球塊状果実２の座りをよく
するために平面でなく、中央部分を低く、両サイドをや
や高くして彎曲状にしたりコンベアの振動によるゆれ転
がりを防ぐために柔らかい立毛部材９ａを貼設するのが
好ましい。

以上、図面を基に本発明を記述したが、上記の記述及び
、添付の図面に含まれるすべての事項は実施の一例であ
って、発明を制限するためのものではなく、特許請求の
範囲に記述した内容であれば、他の異なる実施例であっ
てもよい。

本発明は、上記の如く選果コンベアを特殊な型のスラッ
ト状コンベアとして階級別又は等級別に果実を仕分は排
出するのに果実がのっている部分のスラット板をスラッ
ト板のチェン側の一端部で垂直下方に回動させコンベア
受面が脱落する如き構造にして果実が自然に自重でその
直下に落下する方法で排出するものであるから、従来の
ものの如く外部からの風圧により、又は払い出しレバー
等で果実を付勢して側方へ落すものと異なり、落下時の
加速度が少ないので果実に損傷を与えず排出できるもの
である。

又、本発明は、チェン走行路の側方に平行した搬送路を
有する選果コンベアを複数条形成したものであり、搬送
路の下にはチェン等がないものであるから、チェンに給
油される潤滑油がコンベアの復路側に垂れ落ちてスラッ
ト板の搬送面を汚すことがな、く、搬送面を清潔に保つ
ことができる選果コンベア装置を得ることができる。

更に、本発明は、果実をその直下に落下させて排出する
ものであり、各コンベアの側方へ落下排出するものでな
いから、第１図に示す如く、２条以上多数条のコンベア
を幅狭く平行させて設けることができて前工程から各条
への整列供給が容易であり、かつ複数条のコンベアの仕
分は地点にコンベアを横切る方向に貫通させて下部搬出
コンベアを設けたものであるから、各条のコンベアにお
いて仕分けられた同一クラスの果実を同一の下部搬出コ
ンベアで合算（合流）搬出することができる。

又、本発明は、スラット板の幅を小さくして複数枚に対
して果実が１個のってもよく、スラット板とスラット板
の間にのりてもよいので整列供給装置は定ピツチに供給
するものでない任意な整列供給装置を用いることができ
るから、比較的容易でかつ安易な設備で目的を達するこ
とができるものである。更に又、本発明は、スラット板
の幅を小さく（約２０〜６０ｍａ＋幅）したものである
からコンベアの入口、出口の回転部分において角形プー
リー状でなく、円形のベルトプーリーに近い形でなめら
かに巻きついてコンベア面が形成されるので、供給装置
からの果実の移乗がスムーズに流れる如くなされる特徴
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例を示すものであり、第１
図は選果コンベア装置の全体平面略図、第２図は選果コ
ンベアの要部断面図、第３図は排出部の要部断面図、第
４図は受板の復元部を示す図であり、第５図は別の例を
示す選果コンベア要部断面図、第６図はキーと作動装置
プッシャ一部の関係を示す図、第７図は復元レール部説
明図である。 １・・・整列供給装置　　２・・・果実３・・・選果コ
ンベア　　４・・・コンベアチェン５・・・アタッチメ
ント　６・・・チェン受レール７・・・押えレール　　
　８・・・取付部材９・・・スラット状受板　１０・・
・支点ピン１１・・・被掛り部　　　　１２・・・フッ
ク１３・・・キー　　　　　　１４・・・作動装置１５
・・・測定装置　　　　１６・・・演算装置１７・・・
排出信号　　　　１８・・・復元レールエ９・・・排出
コンベア 第４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 果実そ菜類をコンベア上に一列に前後に離隔して不定間
   隔で整列搬送するコンベアの一部に、果実そ菜類の大き
   さ又は外観を測定する測定装置を設けて測定し、所定の
   位置に階級別又は等級別に仕分け排出して選別する選果
   装置であって、水平方向上下にエンドレスに走行回転す
   るコンベアチェンを所定間隔で複数条並設し、該各コン
   ベアチェンの一側方に設けた多数のアタッチメントに夫
   々取付部材を設け、該各コンベアチェンの走行路に沿っ
   てチェンの下面を受けると共に、該チェンが浮き上りま
   たは傾きゆがまないように案内するための摺動面を有す
   るチェンレールを設け、前記各条の取付部材に搬送面を
   形成するための小幅のスラット状の受板をそのチェン側
   の一端部で略垂直下方に回動自在に枢着し、該スラット
   状受板の前記一端部の一部と係合してスラット状受板を
   搬送姿勢に保持する係合機構を設け、前記チェンの走行
   路の側方に平行した搬送面を有する選果コンベアを前記
   複数条形成し、コンベアの移動と同期して送られる仕分
   け排出信号により前記係合機構からスラット状受板の係
   合を解放する作動装置を所定の位置に設け、果実そ菜類
   を上記所定位置において搬送路の直下に落下排出させ、
   該落下部にコンベアチェンの上下間で選果コンベアを横
   切る方向に各条を貫通する搬出コンベアを設け、各条か
   ら排出された果実そ菜類を合流させて搬出する如く構成
   したことを特徴とする選果コンベア装置。