JPS61295366A - 蒸着用マスク材料 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
- H01L21/48—Manufacture or treatment of parts, e.g. containers, prior to assembly of the devices, using processes not provided for in a single one of the subgroups H01L21/06 - H01L21/326
- H01L21/4814—Conductive parts
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、基板上の所定領域のみに蒸着させるために
該所定領域以外の基板上を覆う蒸着用マスク材料に関す
る。
該所定領域以外の基板上を覆う蒸着用マスク材料に関す
る。
[従来の技術1
第3図に、従来の蒸着用マスクを用いて基板上の所定領
域のみを蒸着する場合の概略構成図を示す。蒸着される
基板としてのリードフレーム4および蒸発材料としての
アルミニウム2は、一定の真空度を保つためのチャンバ
1内に設置されている。該アルミニウム2はるつぼ3内
に保持されており、該アルミニウムを加熱するための電
子線を与える電子銃6が、さらにチャンバ1内に設けら
れている。リードフレーム4は、Fe−42%Niの材
質(%は重量%を示す、以下同じ;42%のニッケルを
含み、残部は鉄と不可避的不純物とからなる材質)から
できている。該リードフレーム4の該アルミニウム2設
置側には、蒸着用マスク5が設けられている。該蒸着用
マスク5は、リードフレーム4上の所定領域、すなわち
ボンディングエリア4aのみが蒸着されるように、該ボ
ンディングエリア4a以外のリードフレーム4上を覆っ
ている。
域のみを蒸着する場合の概略構成図を示す。蒸着される
基板としてのリードフレーム4および蒸発材料としての
アルミニウム2は、一定の真空度を保つためのチャンバ
1内に設置されている。該アルミニウム2はるつぼ3内
に保持されており、該アルミニウムを加熱するための電
子線を与える電子銃6が、さらにチャンバ1内に設けら
れている。リードフレーム4は、Fe−42%Niの材
質(%は重量%を示す、以下同じ;42%のニッケルを
含み、残部は鉄と不可避的不純物とからなる材質)から
できている。該リードフレーム4の該アルミニウム2設
置側には、蒸着用マスク5が設けられている。該蒸着用
マスク5は、リードフレーム4上の所定領域、すなわち
ボンディングエリア4aのみが蒸着されるように、該ボ
ンディングエリア4a以外のリードフレーム4上を覆っ
ている。
第4図は、蒸着用マスク5の形状を示す図である。蒸着
用マスク5の中央部には、スポット的に蒸着を行なうた
めの孔7が設けられている。該蒸着用マスク5の材質と
しては、リードフレーム4と同じ材質であるFe−42
%N+、またはステンレス鋼などが従来一般に用いられ
ている。また、最近では、Fe−42%Ni−0,5〜
6%Crの材質(42%ニッケルと0.5〜6%クロム
を含み、残部は鉄と不可避的不純物とからなる材質)も
試みられている。
用マスク5の中央部には、スポット的に蒸着を行なうた
めの孔7が設けられている。該蒸着用マスク5の材質と
しては、リードフレーム4と同じ材質であるFe−42
%N+、またはステンレス鋼などが従来一般に用いられ
ている。また、最近では、Fe−42%Ni−0,5〜
6%Crの材質(42%ニッケルと0.5〜6%クロム
を含み、残部は鉄と不可避的不純物とからなる材質)も
試みられている。
第5図は、蒸着用マスク5とリードフレーム4との配置
を示す図である。リードフレーム4上の所定領域、すな
わちハツチングで示したボンディングエリア4a上に蒸
着用マスク5の孔7が位置するように配置されている。
を示す図である。リードフレーム4上の所定領域、すな
わちハツチングで示したボンディングエリア4a上に蒸
着用マスク5の孔7が位置するように配置されている。
真空蒸着の際、ヂャンバ1内は真空ポンプ(図示されて
いない)によって一定の真空度に保たれ、るつぼ3内の
アルミニウムには、電子銃6からの電子線により加熱さ
れて蒸発する。蒸発したアルミニウムは、蒸着用マスク
5の孔7を通り、リードフレーム4上のボンディングエ
リア4aに蒸着する。ボンディングエリア4a以外のリ
ードフレーム4上は、蒸着用マスク5によって覆われて
いるため、アルミニウムが蒸着しない。
いない)によって一定の真空度に保たれ、るつぼ3内の
アルミニウムには、電子銃6からの電子線により加熱さ
れて蒸発する。蒸発したアルミニウムは、蒸着用マスク
5の孔7を通り、リードフレーム4上のボンディングエ
リア4aに蒸着する。ボンディングエリア4a以外のリ
ードフレーム4上は、蒸着用マスク5によって覆われて
いるため、アルミニウムが蒸着しない。
以上のようにして、ボンディングエリア4aにアルミニ
ウムを2〜10μmの厚みでスポット的に蒸着していた
。
ウムを2〜10μmの厚みでスポット的に蒸着していた
。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、蒸着用マスク5の材質として、リードフ
レーム4と同じ材質のFe−42%Niを用いた場合、
アルミニウムが蒸着用マスク5にも、蒸着し、該蒸着用
マスク5とリードフレーム4とがアルミニウムを介して
接着するという状態が生じた。この接着のため、蒸着用
マスク5をリードフレーム4から外す際、いわゆる゛ビ
ン曲がり”(リードの曲がり)が生ずるという問題があ
った。
レーム4と同じ材質のFe−42%Niを用いた場合、
アルミニウムが蒸着用マスク5にも、蒸着し、該蒸着用
マスク5とリードフレーム4とがアルミニウムを介して
接着するという状態が生じた。この接着のため、蒸着用
マスク5をリードフレーム4から外す際、いわゆる゛ビ
ン曲がり”(リードの曲がり)が生ずるという問題があ
った。
また、蒸着用マスク5の材質として、ステンレス鋼を用
いた場合には、ステンレス鋼の熱膨張係数(0〜300
℃において10.5〜11.5X10− ’ am/’
C)と、1,1− ドア シーム1フ1材質rするFe
−42%Niの熱膨張係数(0〜300℃において4〜
6x 10− ’ cm/℃)とが大きく異なるため、
゛蒸着位置のずれ°′が生じた。すなわち、リードフレ
ーム4および蒸着マスク5は、蒸着時加熱されて熱膨張
するので、それぞれの熱膨張係数が異なると、アルミニ
ウムのスポット蒸着の位置が、ボンディングエリア4a
からずれてしまうという問題を生じた。
いた場合には、ステンレス鋼の熱膨張係数(0〜300
℃において10.5〜11.5X10− ’ am/’
C)と、1,1− ドア シーム1フ1材質rするFe
−42%Niの熱膨張係数(0〜300℃において4〜
6x 10− ’ cm/℃)とが大きく異なるため、
゛蒸着位置のずれ°′が生じた。すなわち、リードフレ
ーム4および蒸着マスク5は、蒸着時加熱されて熱膨張
するので、それぞれの熱膨張係数が異なると、アルミニ
ウムのスポット蒸着の位置が、ボンディングエリア4a
からずれてしまうという問題を生じた。
最近試みられているFe −42%Ni −0,5〜6
%Crを蒸着マスク5の材質として用いた場合には、“
ビン曲がり°゛や“蒸着位置のずれ″は一応改善される
。しかしながら、蒸着精度に対する要求(“蒸着位置の
ずれ″をさらに小さくする)は近年さらに強まっており
、このようなものでは、もはや十分でなくなった。また
、Fe−42%Ni−0,5〜6%Crは、JIS規格
などの一般品がなく、安価に入手できないという問題点
もあった。
%Crを蒸着マスク5の材質として用いた場合には、“
ビン曲がり°゛や“蒸着位置のずれ″は一応改善される
。しかしながら、蒸着精度に対する要求(“蒸着位置の
ずれ″をさらに小さくする)は近年さらに強まっており
、このようなものでは、もはや十分でなくなった。また
、Fe−42%Ni−0,5〜6%Crは、JIS規格
などの一般品がなく、安価に入手できないという問題点
もあった。
この発明の目的は、以上述べてきた問題点を解消し、゛
ビン曲がり″や“蒸着位置のずれ′を著しく改善した蒸
着用マスクを提供することにある。
ビン曲がり″や“蒸着位置のずれ′を著しく改善した蒸
着用マスクを提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
この発明の要旨は、基板上の所定領域のみに蒸着させる
ため該所定領域以外の基板上を覆う、42%のニッケル
を含み残部は鉄と不可避的不純物とからなる(Fe−4
2%Niの材質からなる)蒸着用マスク材料において、
該蒸着用マスク材料の表面に、熱膨張係数が3〜7X
10− ’ cm/℃であるセラミックスの薄膜が設け
られていることにある。
ため該所定領域以外の基板上を覆う、42%のニッケル
を含み残部は鉄と不可避的不純物とからなる(Fe−4
2%Niの材質からなる)蒸着用マスク材料において、
該蒸着用マスク材料の表面に、熱膨張係数が3〜7X
10− ’ cm/℃であるセラミックスの薄膜が設け
られていることにある。
[作用]
この発明では、Fe−42%Niの材質からなる蒸着用
マスクの表面に、熱膨張係数が3〜7×10−GCm/
”Cであるセラミックスの薄膜が設けられている。した
がって、蒸着用マスクの表面は、アルミニウムが蒸着し
にくい表面となっている。
マスクの表面に、熱膨張係数が3〜7×10−GCm/
”Cであるセラミックスの薄膜が設けられている。した
がって、蒸着用マスクの表面は、アルミニウムが蒸着し
にくい表面となっている。
また、基板であるリードフレームと同じ材質のFe−4
2%N1を蒸着用マスクのマスク基体に用い、さらに熱
膨張係数がFe−42%Niに近似したセラミックスの
薄膜を該マスク基体上に設けているので、リードフレー
ムと蒸着用マスクがほぼ同じ熱膨張率を示す。
2%N1を蒸着用マスクのマスク基体に用い、さらに熱
膨張係数がFe−42%Niに近似したセラミックスの
薄膜を該マスク基体上に設けているので、リードフレー
ムと蒸着用マスクがほぼ同じ熱膨張率を示す。
[実施例]
第1図は、この発明の蒸着用マスクを用いた場合の真空
蒸着装置を示す概略構成図である6Fe−42%Niの
材質をマスク基体とする蒸着用マスク5のリードフレー
ム4側には、厚み3μmのアルミナ3i111#5aが
設けられている。該アルミナ薄膜5aを介して、蒸着用
マスク5とリードフレーム4とが接している。その他の
構成については、第3図と同様であるので説明を省略す
る。
蒸着装置を示す概略構成図である6Fe−42%Niの
材質をマスク基体とする蒸着用マスク5のリードフレー
ム4側には、厚み3μmのアルミナ3i111#5aが
設けられている。該アルミナ薄膜5aを介して、蒸着用
マスク5とリードフレーム4とが接している。その他の
構成については、第3図と同様であるので説明を省略す
る。
蒸着用マスク5のリードフレーム4側の表面は、アルミ
ナ1lll15aで構成されているため、蒸着の際、ア
ルミニウムが蒸着しない。したがって、アルミニウムに
よる蒸着用マスク5とリードフレーム4との接着がない
−ので、′ピン曲がり″が生じない。また、蒸着用マス
ク5のマスク基体の材質は、リードフレーム4と同じ材
質のl:e−42%Niであり、また該マスク基体上に
設けられるアルミナ薄II(熱膨張係数的6X 10−
’ ce/’C)も、リードフレーム4とほぼ同じ熱
膨張係数を有している。したがって、リードフレーム4
と蒸着用マスク5は、蒸着の際加熱されても、はぼ同じ
熱膨張率を示し、“蒸着位置のずれ″は非常に小さいも
のとなる。
ナ1lll15aで構成されているため、蒸着の際、ア
ルミニウムが蒸着しない。したがって、アルミニウムに
よる蒸着用マスク5とリードフレーム4との接着がない
−ので、′ピン曲がり″が生じない。また、蒸着用マス
ク5のマスク基体の材質は、リードフレーム4と同じ材
質のl:e−42%Niであり、また該マスク基体上に
設けられるアルミナ薄II(熱膨張係数的6X 10−
’ ce/’C)も、リードフレーム4とほぼ同じ熱
膨張係数を有している。したがって、リードフレーム4
と蒸着用マスク5は、蒸着の際加熱されても、はぼ同じ
熱膨張率を示し、“蒸着位置のずれ″は非常に小さいも
のとなる。
第2図に、真空度10− ’ Torr、リードフレー
ム濡洩300℃の条件下で、ボンディングエリア4aの
先端から1.271mmまでの部分にアルミニウム蒸着
を行なった際のアルミニウム蒸着位置の分布を示す。こ
の発明の蒸着用マスクを用いた場合を実線で、Fe−4
2%Ni−1%C「の蒸着用マスクを用いた場合を一点
鎖線で、Fe −25%Cr系ステンレスのM着用マス
クを用いた場合を点線でそれぞれ示す。分布のばらつき
を示す標準偏差σにおいて、この発明によるものは0.
01、他の従来のものは0.05と0.09であり、こ
の発明によるものの方が、“蒸発位置のずれ”は、はる
かに小さくなっている。
ム濡洩300℃の条件下で、ボンディングエリア4aの
先端から1.271mmまでの部分にアルミニウム蒸着
を行なった際のアルミニウム蒸着位置の分布を示す。こ
の発明の蒸着用マスクを用いた場合を実線で、Fe−4
2%Ni−1%C「の蒸着用マスクを用いた場合を一点
鎖線で、Fe −25%Cr系ステンレスのM着用マス
クを用いた場合を点線でそれぞれ示す。分布のばらつき
を示す標準偏差σにおいて、この発明によるものは0.
01、他の従来のものは0.05と0.09であり、こ
の発明によるものの方が、“蒸発位置のずれ”は、はる
かに小さくなっている。
さらに、この発明の蒸着用マスクは、従来の材質の蒸着
用マスクの表面に、単にセラミックスの薄膜を設けるだ
けであるので、容易に製造できるし、また容易に入手で
きるという利点がある。
用マスクの表面に、単にセラミックスの薄膜を設けるだ
けであるので、容易に製造できるし、また容易に入手で
きるという利点がある。
この実施例においては、蒸着用マスク5のリードフレー
ム4側の全面にアルミナ薄膜を設けているが、蒸着用マ
スク5とリードフレーム4との接着は主として孔7の周
辺で生じるので、蒸着用マスク5の孔7の周辺部にのみ
アルミナsmを設けるだけでも、この発明の効果は十分
に発揮され得る。
ム4側の全面にアルミナ薄膜を設けているが、蒸着用マ
スク5とリードフレーム4との接着は主として孔7の周
辺で生じるので、蒸着用マスク5の孔7の周辺部にのみ
アルミナsmを設けるだけでも、この発明の効果は十分
に発揮され得る。
この発明に用いられるセラミックスとしては、この実施
例で用いたアルミナのほかに、たとえば、窒化アルミニ
ウム、窒化珪素、炭化珪素、炭化チタン、酸化ベリリウ
ムなどを挙げることができる。
例で用いたアルミナのほかに、たとえば、窒化アルミニ
ウム、窒化珪素、炭化珪素、炭化チタン、酸化ベリリウ
ムなどを挙げることができる。
また、熱膨張係数が3〜7x10− l′cm/’Cで
あれば、これらに限定されず、用いることができる。
あれば、これらに限定されず、用いることができる。
さらに、単一成分の膜のみならず、他成分の躾あるいは
多層膜として設けることも可能である。
多層膜として設けることも可能である。
WIWAを蒸着用マスクのマスク基体の上に設ける方法
としては、特に限定されないが、PVDまたはCvDな
どの方法で設けることができる。薄膜の厚みとしては、
0.2μm以上10μm以下が好ましい。0.2μ層未
満では、薄膜の薄いところでアルミニウムが付着し、°
゛ピ2曲り”が発生しやすい。10μmを越えると、薄
膜自体が破壊し、isの剥離するおそれが出てくる。
としては、特に限定されないが、PVDまたはCvDな
どの方法で設けることができる。薄膜の厚みとしては、
0.2μm以上10μm以下が好ましい。0.2μ層未
満では、薄膜の薄いところでアルミニウムが付着し、°
゛ピ2曲り”が発生しやすい。10μmを越えると、薄
膜自体が破壊し、isの剥離するおそれが出てくる。
この実施例では、基板としてリードフレームを用い、蒸
発材料としてアルミニウムを用いているが、その他の基
板およびその他の金属に対してもこの発明は有効に利用
することができる。また、蒸着のみならず、スパッタリ
ングの際にも、この発明の蒸着用マスクを利用すること
ができる。
発材料としてアルミニウムを用いているが、その他の基
板およびその他の金属に対してもこの発明は有効に利用
することができる。また、蒸着のみならず、スパッタリ
ングの際にも、この発明の蒸着用マスクを利用すること
ができる。
[効果]
この発明では、蒸着用マスクの表面にセラミックスの薄
膜が設けられているので、蒸着用マスクの表面はアルミ
ニウムが蒸着しない。したがって、基板としてのリード
フレームと蒸着用マスクとの接着がなく、“ビン曲がり
″を生じない。また、該セラミックスの熱膨張計数が3
〜7X10−’cta/ ”Cであり、マスク基体がリ
ードフレームと同じ材質であるので、蒸着の際加熱され
ても、蒸着用マスクとリードフレームはほぼ同じ熱膨張
率を示す。したがって、°゛蒸着位置のずれ”は著しく
小さいものとなる。
膜が設けられているので、蒸着用マスクの表面はアルミ
ニウムが蒸着しない。したがって、基板としてのリード
フレームと蒸着用マスクとの接着がなく、“ビン曲がり
″を生じない。また、該セラミックスの熱膨張計数が3
〜7X10−’cta/ ”Cであり、マスク基体がリ
ードフレームと同じ材質であるので、蒸着の際加熱され
ても、蒸着用マスクとリードフレームはほぼ同じ熱膨張
率を示す。したがって、°゛蒸着位置のずれ”は著しく
小さいものとなる。
第1図は、この発明の蒸着用マスクを用いた場合の真空
蒸着装置を示す概略構成図である。第2図は、この発明
の蒸着用マスクを用いた場合と、従来の蒸着用マスクを
用いた場合のアルミニウム蒸着位置の分布を示す図であ
る。第3図は、従来の蒸着用マスクを用いた場合の真空
蒸着装置の概略構成図である。第4図は、蒸着用マスク
の形状を示す図である。第5図は、蒸着用マスクとり一
ドフレームとの配置を示す図である。 図において、4はリードフレーム、4aはボンディング
エリア、5は蒸着用マスク、5aは蒸着用マスク上のア
ルミナ3i1111.7は蒸着用マスクの孔を示す。 ¥、1図 第2 図 1.09 +、17 1.25
1.33 1.41
1.49−薫着位1 (mm)
蒸着装置を示す概略構成図である。第2図は、この発明
の蒸着用マスクを用いた場合と、従来の蒸着用マスクを
用いた場合のアルミニウム蒸着位置の分布を示す図であ
る。第3図は、従来の蒸着用マスクを用いた場合の真空
蒸着装置の概略構成図である。第4図は、蒸着用マスク
の形状を示す図である。第5図は、蒸着用マスクとり一
ドフレームとの配置を示す図である。 図において、4はリードフレーム、4aはボンディング
エリア、5は蒸着用マスク、5aは蒸着用マスク上のア
ルミナ3i1111.7は蒸着用マスクの孔を示す。 ¥、1図 第2 図 1.09 +、17 1.25
1.33 1.41
1.49−薫着位1 (mm)
Claims (4)
- (1)基板上の所定領域のみに蒸着させるため前記所定
領域以外の基板上を覆う、42重量%のニッケルを含み
、残部は鉄と不可避的不純物とからなる、蒸着用マスク
材料において、 前記蒸着用マスク材料の表面に、熱膨張係数が3〜7×
10^−^6cm/℃であるセラミックスの薄膜が設け
られていることを特徴とする、蒸着用マスク材料。 - (2)前記セラミックスが、アルミナ、窒化アルミニウ
ム、窒化珪素、炭化珪素、炭化チタンおよび酸化ベリリ
ウムからなる群より選ばれた1種または2種以上のセラ
ミックスであることを特徴とする、特許請求の範囲第1
項記載の蒸着用マスク材料。 - (3)前記セラミックスが、アルミナであることを特徴
する、特許請求の範囲第2項記載の蒸着用マスク材料。 - (4)前記セラミックスの薄膜の厚みが、0.2〜10
μmであることを特徴とする特許請求の範囲第1.2ま
たは3項記載の蒸着用マスク材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13869785A JPS61295366A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 蒸着用マスク材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13869785A JPS61295366A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 蒸着用マスク材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61295366A true JPS61295366A (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=15228005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13869785A Pending JPS61295366A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 蒸着用マスク材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61295366A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07166318A (ja) * | 1994-09-22 | 1995-06-27 | Toshiba Corp | 被覆パターン形成用マスク |
US6821561B2 (en) * | 2002-03-26 | 2004-11-23 | Analog Devices, Inc. | Method for thin film deposition matching rate of expansion of shadow mask to rate of expansion of substrate |
KR100497088B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2005-06-23 | 산요덴키가부시키가이샤 | 일렉트로 루미네센스 표시 패널의 제조 방법 및 증착 마스크 |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP13869785A patent/JPS61295366A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07166318A (ja) * | 1994-09-22 | 1995-06-27 | Toshiba Corp | 被覆パターン形成用マスク |
KR100497088B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2005-06-23 | 산요덴키가부시키가이샤 | 일렉트로 루미네센스 표시 패널의 제조 방법 및 증착 마스크 |
US6821561B2 (en) * | 2002-03-26 | 2004-11-23 | Analog Devices, Inc. | Method for thin film deposition matching rate of expansion of shadow mask to rate of expansion of substrate |
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