JPS61293940A - アルコ−ル類の製造法 - Google Patents
アルコ−ル類の製造法Info
- Publication number
- JPS61293940A JPS61293940A JP60132636A JP13263685A JPS61293940A JP S61293940 A JPS61293940 A JP S61293940A JP 60132636 A JP60132636 A JP 60132636A JP 13263685 A JP13263685 A JP 13263685A JP S61293940 A JPS61293940 A JP S61293940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aromatic sulfonic
- sulfonic acid
- olefin
- acid
- vanadium oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はアルコール類の製造法、さらに詳しくいえば、
芳香族スルホン酸の存在下に、オレフィンを水和してア
ルコールを製造する方法の工業的に優れた改良法に関す
るものである。
芳香族スルホン酸の存在下に、オレフィンを水和してア
ルコールを製造する方法の工業的に優れた改良法に関す
るものである。
芳香族スルホン酸の存在下にオレフィンを水和してアル
コール類を製造する方法については公知であり、例えば
特公昭48−8104号公報や特公昭4B−16125
号公報に示されている。また特開昭59−19886号
公報などにはヘテロポリ酸を共存させて反応を行うこと
が開示されている。
コール類を製造する方法については公知であり、例えば
特公昭48−8104号公報や特公昭4B−16125
号公報に示されている。また特開昭59−19886号
公報などにはヘテロポリ酸を共存させて反応を行うこと
が開示されている。
このアルコール類の製造法は芳香族スルホン酸の腐食性
が極めて強いために、通常用いられているような、材料
では不適当である。したがってへステロイCなどの高価
な材料を使用するか、あるいはグラスライニングやフッ
素樹脂ライニングなどを行なう必要があり、工業的に実
施する場合に経済性などの問題を有している。
が極めて強いために、通常用いられているような、材料
では不適当である。したがってへステロイCなどの高価
な材料を使用するか、あるいはグラスライニングやフッ
素樹脂ライニングなどを行なう必要があり、工業的に実
施する場合に経済性などの問題を有している。
またへテロポリ酸を共存させて腐食性の改良を行ってい
るが、防食性は必ずしも満足できるものではない。
るが、防食性は必ずしも満足できるものではない。
C問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、このような事情に鑑み、芳香族スルホン
酸の存在下にオレフィンを水和してアルコールを効率よ
く製造する方法について鋭意研究を重ねた結果、酸化バ
ナジウム、バナジウム酸またはその塩を共存させること
によって、極めて大きな防食効果が得られ、かつその芳
香族スルホン酸の触媒活性が向上することを見出し、本
発明を完成するに至った。
酸の存在下にオレフィンを水和してアルコールを効率よ
く製造する方法について鋭意研究を重ねた結果、酸化バ
ナジウム、バナジウム酸またはその塩を共存させること
によって、極めて大きな防食効果が得られ、かつその芳
香族スルホン酸の触媒活性が向上することを見出し、本
発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、芳香族スルホン酸の存在下に、オレ
フィンを水和してアルコールを製造するにあたり、酸化
バナジウム、バナジウム酸またはその塩を共存させるこ
とを特徴とするアルコール類の製造法である。
フィンを水和してアルコールを製造するにあたり、酸化
バナジウム、バナジウム酸またはその塩を共存させるこ
とを特徴とするアルコール類の製造法である。
本発明の方法において原料として用いるオレフィンは、
炭素数12以下の直鎖状、分岐状もしくは環状オレフィ
ンが好ましい。直鎖状オレフィンとしては、例えばエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ヘキ
セン、2−ヘキセン、1.5−へキサジエン、1−オク
テン 2−オクテン、1.7−オクタジエン、1−ドデ
センなどが挙げられる。分岐状オレフィンとしては、例
えばイソブチン、8−メチル−1−ブテン、2.6−シ
メチルー1.7−オクタジエンなどが挙げられる。また
環状オレフィンとしては、例えばシクロペンテン、シク
ロヘキセン、シクロオクテン、1.5−シクロオクタジ
エン、シクロドデセン、1.5.9−シクロドデカトリ
エンなどが挙げられる。
炭素数12以下の直鎖状、分岐状もしくは環状オレフィ
ンが好ましい。直鎖状オレフィンとしては、例えばエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ヘキ
セン、2−ヘキセン、1.5−へキサジエン、1−オク
テン 2−オクテン、1.7−オクタジエン、1−ドデ
センなどが挙げられる。分岐状オレフィンとしては、例
えばイソブチン、8−メチル−1−ブテン、2.6−シ
メチルー1.7−オクタジエンなどが挙げられる。また
環状オレフィンとしては、例えばシクロペンテン、シク
ロヘキセン、シクロオクテン、1.5−シクロオクタジ
エン、シクロドデセン、1.5.9−シクロドデカトリ
エンなどが挙げられる。
本発明の方法に用いる芳香族スルホン酸は、例えハ、ベ
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸などが挙げ
られる。また、ゲリスチレンスルホン酸などのスルホン
酸型イオン交換ti[も例示できる。
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸などが挙げ
られる。また、ゲリスチレンスルホン酸などのスルホン
酸型イオン交換ti[も例示できる。
本発明におけるこれらの芳香族スルホン酸の使用量は通
常オレフィン1モル当り、0,01〜10モル程度であ
る。
常オレフィン1モル当り、0,01〜10モル程度であ
る。
本発明の方法において、反応系に共存させる酸化バナジ
ウムは、例えばV2O5が挙げられる。
ウムは、例えばV2O5が挙げられる。
バナジウム酸は、例えばV2O3・H20%v205・
2H20、HVO4などが挙げられる。またバナジウム
酸(7)塩ハ例、tl、!’、NHaVOs、NaVO
a、KVOa、Na5VO4、Na5VO4−16H2
0、Na4v207、K4V207などが挙げられる。
2H20、HVO4などが挙げられる。またバナジウム
酸(7)塩ハ例、tl、!’、NHaVOs、NaVO
a、KVOa、Na5VO4、Na5VO4−16H2
0、Na4v207、K4V207などが挙げられる。
これらの化合物は、単独で使用してもよく、また2N類
以上を混合して用いてもよい。
以上を混合して用いてもよい。
本発明におけるこれらの酸化バナジウム、バナジウム酸
またはその塩は芳香族スルホン酸に対し通常0.001
〜5重量%程度用いられる。
またはその塩は芳香族スルホン酸に対し通常0.001
〜5重量%程度用いられる。
この濃度より少いと防食性、触媒活性の向上がほとんど
なくなり、また多く用いてもそれに見合った効果は得ら
れない。
なくなり、また多く用いてもそれに見合った効果は得ら
れない。
本発明の方法においては酸化バナジウム、バナジウム酸
またはその塩の他に別の腐食防止剤を添加してもよい。
またはその塩の他に別の腐食防止剤を添加してもよい。
そのような腐食防止剤としては、例えば6価のクロム、
リン酸などが挙げられる。
リン酸などが挙げられる。
本発明の方法における水の量は通常オレフィン1モル当
り、0.1〜100モル程度用いられる。
り、0.1〜100モル程度用いられる。
本発明の方法における反応温度は通常50〜200℃程
度であり、好ましくは70〜150℃である。反応温度
が50℃以下では反応速度が遅く、実用的ではない。ま
た反応温度が200℃以上ではアルコールがオレフィン
に戻り不利である。
度であり、好ましくは70〜150℃である。反応温度
が50℃以下では反応速度が遅く、実用的ではない。ま
た反応温度が200℃以上ではアルコールがオレフィン
に戻り不利である。
本発明の方法における反応圧力は、反応条件下でオレフ
ィンが液相を保つのに必要な圧力以上とすることが好ま
しい。しかし、オレフィンが十分に反応液に溶解するよ
うな圧力でもよい。
ィンが液相を保つのに必要な圧力以上とすることが好ま
しい。しかし、オレフィンが十分に反応液に溶解するよ
うな圧力でもよい。
また、窒素ガスなどの不活性ガスにより、圧力を調節す
ることもできる。
ることもできる。
本発明の方法は、芳香族スルホン酸の存在下に、オレフ
ィンを水和してアルコールを製造するに際し、酸化バナ
ジウム、バナジウム酸またはその塩を共存させることに
より極めて大きな防食効果が得られ、5US−804や
5US−816,5US−ai6Lのような通常用いら
れている材料に対してもほとんど腐食が認められず、そ
の上、芳香族スルホン酸における融媒活性の向上効果が
得られるなど、工業的に優れた方法である。
ィンを水和してアルコールを製造するに際し、酸化バナ
ジウム、バナジウム酸またはその塩を共存させることに
より極めて大きな防食効果が得られ、5US−804や
5US−816,5US−ai6Lのような通常用いら
れている材料に対してもほとんど腐食が認められず、そ
の上、芳香族スルホン酸における融媒活性の向上効果が
得られるなど、工業的に優れた方法である。
次に本発明の方法をより具体的に詳述するために以下に
実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。なお、説明の中で用いる転化率、およ
び選択率は次式を用いて計算した値である。
実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。なお、説明の中で用いる転化率、およ
び選択率は次式を用いて計算した値である。
実施例1
内容積10耐のガラス製アンプル管に、五酸化バナジウ
ム0.04f、75%p−トルエンスルホン酸水溶液2
fおよびシクロヘキセンo、6yを入れた。アンプル管
を封じた後、加熱して110℃で80分間反応させた。
ム0.04f、75%p−トルエンスルホン酸水溶液2
fおよびシクロヘキセンo、6yを入れた。アンプル管
を封じた後、加熱して110℃で80分間反応させた。
次いで冷却しアンプル管を開封して反応液を取り出し、
これにエタノールを加えて均一相にし、80%NaOH
水溶液を加えて中和した後、ガスクロマトグラフィーに
よってシクロヘキセンおよびシクロヘキサノールの定量
を行った。
これにエタノールを加えて均一相にし、80%NaOH
水溶液を加えて中和した後、ガスクロマトグラフィーに
よってシクロヘキセンおよびシクロヘキサノールの定量
を行った。
その結果、転化率22.1%、選択率97.796であ
った。
った。
比較例1
五酸化バナジウムを入れなかった以外は、実施例1と同
様に操作を行った。その結果、転化率24.2%、選択
率75.0%であった。
様に操作を行った。その結果、転化率24.2%、選択
率75.0%であった。
実施例2
内容積85−のガラス製アンプル管に、5US804の
テストピース、五酸化バナジウム0.821および60
% p−トルエンスルホン酸水溶液16Fを入れた。ア
ンプル管を封じた後、110℃で92時間加熱した。次
いで冷却しアンプル管を開封してテストピースを取り出
し、腐食速度を測定したところ、0、006 g/m−
hであツタ。
テストピース、五酸化バナジウム0.821および60
% p−トルエンスルホン酸水溶液16Fを入れた。ア
ンプル管を封じた後、110℃で92時間加熱した。次
いで冷却しアンプル管を開封してテストピースを取り出
し、腐食速度を測定したところ、0、006 g/m−
hであツタ。
比較例2
五酸化バナジウムを入れなかった以外は実施例2と同様
に操作をけった。その結果腐食速度は) 117m−h
であった。
に操作をけった。その結果腐食速度は) 117m−h
であった。
比較例8
五酸化バナジウムの代わりに、リンモリブデン酸0.8
2 fを入れた以外は実施例2と同様に操作を行った。
2 fを入れた以外は実施例2と同様に操作を行った。
その結果腐食速度は0、010 fl/m −hであツ
タ。
タ。
Claims (1)
- 芳香族スルホン酸の存在下に、オレフィンを水和してア
ルコールを製造するにあたり、酸化バナジウム、バナジ
ウム酸またはその塩を共存させることを特徴とするアル
コール類の製造法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60132636A JPS61293940A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | アルコ−ル類の製造法 |
US06/869,612 US4670612A (en) | 1985-06-18 | 1986-06-02 | Method for producing alicyclic alcohols |
DE8686304426T DE3671622D1 (de) | 1985-06-18 | 1986-06-10 | Herstellungsverfahren von alicyclischen alkoholen. |
EP86304426A EP0206631B1 (en) | 1985-06-18 | 1986-06-10 | A method for producing alicyclic alcohols |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60132636A JPS61293940A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | アルコ−ル類の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61293940A true JPS61293940A (ja) | 1986-12-24 |
JPH0563455B2 JPH0563455B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=15085959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60132636A Granted JPS61293940A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | アルコ−ル類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61293940A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6479710B2 (en) | 1995-06-08 | 2002-11-12 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method of catalyzing a gas phase reaction using an acid-base catalyst composed of vanadium pentoxide hydrate |
-
1985
- 1985-06-18 JP JP60132636A patent/JPS61293940A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6479710B2 (en) | 1995-06-08 | 2002-11-12 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method of catalyzing a gas phase reaction using an acid-base catalyst composed of vanadium pentoxide hydrate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563455B2 (ja) | 1993-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2260409A (en) | Preparation of maleic acid | |
US4171316A (en) | Preparation of maleic anhydride using a crystalline vanadium(IV)bis(metaphosphate) catalyst | |
US4283564A (en) | Process for preparing methacrolein | |
SU601277A1 (ru) | Способ получени аллилацетата | |
JPS61293940A (ja) | アルコ−ル類の製造法 | |
Yamamoto et al. | Synthesis of DMSO-SbCl5 (1: 1) complex and its oxidizing action toward alcohols. | |
JPH0733344B2 (ja) | メタクリル酸および/またはメタクロレインの製法 | |
CN107986294B (zh) | 一种含钒钛硅分子筛及其合成方法和应用 | |
JPH0563454B2 (ja) | ||
CA1048993A (en) | Process for the preparation of acrylic and methacrylic acids | |
WO2012066296A2 (en) | Nitrous oxide-containing ionic liquids as chemical reagents | |
EP0206631B1 (en) | A method for producing alicyclic alcohols | |
US4329506A (en) | Isomerization of aldehydes to ketones | |
JPH07278854A (ja) | 金属材料の腐蝕防止方法 | |
JPS6116508B2 (ja) | ||
Li | Tert-butyl hydroperoxide (TBHP): A versatile oxidizing agent in organic synthesis | |
Rohrback et al. | The Fluorination of Periodic Acid | |
US3439029A (en) | Process for the production of acetic acid by catalytic gas-phase oxidation of n-butenes | |
US2316536A (en) | Polymerization of acetylene | |
Finiels et al. | Triple bond hydration using zeolites as catalysts | |
JP2003176245A (ja) | アルコール類の製造方法 | |
US4393260A (en) | Preparation of cyclohexenyl compounds | |
JP3572364B2 (ja) | 第3級アルコールの製造法 | |
JPH0283348A (ja) | アクロレインの製造方法 | |
CN102089267A (zh) | 羰基化合物的制法 |