JPS61293680A

JPS61293680A - 抵抗溶接用電極駆動装置

Info

Publication number: JPS61293680A
Application number: JP60135899A
Authority: JP
Inventors: Harumitsu Abe; 阿部　晴光
Original assignee: Seiwa Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Seiwa Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1985-06-24
Filing date: 1985-06-24
Publication date: 1986-12-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は抵抗溶接用電極駆動装置に関し、一層詳細には
圧力流体の作用下に弾性体を介して変位するロッド部材
に抵抗溶接用電極を装着することにより、ワークに対す
る前記電極の加圧力を前記弾性体の弾発力によって好適
に調整して確実且つ安定した抵抗溶接を可能にした電極
駆動装置に関する。

一般に、二種の溶接されるべき金属面を接触させて後、
機械的に加圧しながら大電流を通電すれば、その電流が
通過する金属部分の接触抵抗が他の金属部分の抵抗値よ
り高（なり、このため、接触面付近に急激な温度上昇が
生起する。

この結果、前記金属部分に溶融状態が得られ、加圧力と
相俟って二つの金属体は溶着するに至る。これが、抵抗
溶接の基本的な原理である。

特に、プロジェクシッン溶接の場合には、第１図に示す
ように、予め、溶接すべき二種の金属板２．４のいずれ
か一方に突起６を設けておき、電極８．１０でこれらの
金属板２．４を加圧挟持して大電流を流す。すなわち、
通電された電流は前記突起６に集中して流れることにな
り、この個所が溶着されることになる。

この場合、例えば、予め、電極１０を固定しておき、電
極８を図示しないシリンダ装置に連結して突起６の溶融
状態に追随して前記電極８を下降動作させている。従っ
て、突起６の溶融に遅れて電極８が下降すれば、金属板
２と４に十分な加圧力が供与されなくなり、このために
爾後溶接剥離等を生ずる。一方、突起６の溶融に先行し
て電極８から過分な加圧力が付与されると、突起６がつ
ぶれ、溶着状態が得られていないにも拘らず、恰も溶着
したかのように見受けられ、あるいは、金属板２．４に
変形等の不都合を生ずる。すなわち、突起６の溶融と、
電極８の下降動作が同期しないと溶接不良が惹起する欠
点が存在していた。

本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、圧力流体の作用下に変位する摺動部材に弾性体
を介してロッド部材を係合すると共に、前記ロッド部材
に電極を装着し、前記摺動部材の変位と弾性体の弾発力
とを介して被溶着金属が溶融するのに追随して前記電極
の加圧力を金属体に供与するように構成した極めて容易
且つ良好なしかも小型化に適した抵抗溶接用電極駆動装
置を提供することを目的とする。

前記の目的を達成するために、本発明は圧力流体の作用
下にチューブ部材内を摺動するピストン部材の内部に弾
性部材を配設し、前記弾性部材に係合するロッド部材を
前記チューブ部材の外部に露呈させてその先端部に電極
ホルダを介して抵抗溶接用電極を装着することを特徴と
する。

次に本発明に係る抵抗溶接用電極駆動装置について好適
な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。

第２図において、参照符号３０は本発明に係る抵抗溶接
用電極駆動装置を示す。前記電極駆動装置３０を構成す
るチューブ部材３２の中央部には軸線方向に且つ中心か
ら所定距離偏心して大径な孔部３４を穿設し、前記孔部
３４は段部を介して夫々小径な孔部３６および３８に連
通する。さらに、チューブ部材３２にはその外周部から
前記孔部３６に連通ずる第１のボート４０を設けている
。そこで、前記チューブ部材３２の一端部にカバ一部材
４２を装着し、一方、このチューブ部材３２の外周部一
端部側に支持部材４３を固着する。

前記カバ一部材４２の中央部には軸線方向に孔部４４を
穿設し、前記孔部４４はこのカバ一部材４２の外周部に
設けられた第２のポート４６に連通ずると共に、屈曲し
て孔部３４に連通する通路４８と連通状態にある。そし
て、この通路４８はカバ一部材４２の外周部から内方に
延在して刻設された螺孔５０と連通し、この螺孔５０に
螺合される絞り部材５２の先端部が前記通路４８に所定
量臨入している。

また、チューブ部材３２の外周部に固着された支持部材
４３には前記チューブ部材３２の軸線と平行にガイドバ
ー５６を装着し、前記ガイドバー５６の端部には円孔を
穿設したガイド板５８を固着しておく。

ところで、チューブ部材３２の孔部３４にピストン部材
６０を内装する。この場合、前記ピストン部材６０は孔
部３４に嵌合する摺動部６２と前記摺動部６２の一端部
から延在して孔部３８に嵌合する円筒部６４とを含む。

なお、前記摺動部６２にはパツキン部材６３ａ、６３ｂ
を設けておく。さらに、ピストン部材６０の中央部には
軸線方向に孔部６６と、この孔部６６より僅かに大径な
孔部６８とを連通穿設する。一方、摺動部６２には嵌合
部材７０を装着する。

前記嵌合部材７０の一端部側には円筒部７２を形成し、
前記円筒部７２の中央部に軸線方向に孔部７４を穿設す
ると共に、前記孔部７４は段部を介して小径な孔部７６
に連通ずる。さらに、この孔部７６は大径な孔部７８に
連通し、前記孔部７８にベアリング８０を介装して連結
バー８２を嵌合部材７０に装着する。前記連結バー８２
を構成する大径部８４の一端部側からは、第１のバー８
６が延在し、前記第１バー８６の端部に設けられた係止
部８８を介して第１のロフト９０をこの連結バー８２に
係合させる。一方、前記大径部８４の他端部側から延在
して孔部７６に嵌合する第２のバー９２にはねじ溝９４
を刻設し、前記ねじ溝９４を介して第２のロッド９６が
連結バー８２に係着される。

前記第１０ツド９０は孔部６６に介装される夫々のベア
リング９８ａ、９８ｂおよびスペーサ１００を介してピ
ストン部材６０に装着されており、この第１ロンド９０
の外周部には外部に突出する所定の位置、すなわち、ピ
ストン部材６０の端部と前記第１０ソド９０を保持する
ガイド板５８との間にスケール１０２を設けている。ま
た、第１０ンド９０の一端部には軸線方向に所定の深さ
を有する孔部１０４を形成すると共に、この孔部１０４
に止め部材１０６を嵌合装着する。この場合、前記止め
部材１０６の中央部には連結バー８２の第１バー８６を
嵌合し、その係止部８８により第１０フド９０と連結バ
ー８２とを係合している。さらに、止め部材１０６とベ
アリング８０との間にコイルスプリング１０日を介装す
る。

一方、第２０ンド９６の一端部側に第２バー９２を螺着
し、その他端部側にはストッパ１１０を螺着してこのス
トッパ１１０によりピストン部材６０の、図中、矢印Ａ
方向への変位を規制している。

なお、第２図中、参照符合１１１ａ乃至１１１ｅは夫々
シール部材を示し、当該電極駆動装置３０の気密性を確
保すると共に、防塵作用をなしている。

本発明に係る電極駆動装置は基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。

先ず、第１０ツド９０の先端部には抵抗溶接用電極を装
着する。すなわち、前記第１０ツド９゜の先端部に電極
ホルダ１１２を装着し、この電極ホルダ１１２には電極
１１４が保持される。この場合、前記電極１１４は図示
しない電源に接続されている。なお、ストッパ１１０を
螺回してこのストッパ１１０を第２０ツド９Ｇに対して
変位させ、ストッパ１１０がカバ一部材４２に当接する
ことにより、前記第２０ツド９６の移動量を予め選択し
ておく。

そこで、第２ポート４６から所定の流体、例えば、圧力
空気を導入すると、この圧力空気が嵌合部材７０を矢印
Ａ方向に押圧し、このため、ピストン部材６０が矢印Ａ
方向に変位する。このピストン部材６０の移動はロッド
９６、ロフト９０．電極ホルダ１１２と共に、電極１１
４をも変位させ、ストッパ部材１１０がカバ一部材４２
に当接してその移動は終わる。この時、電極１１４の先
端部はワーク、すなわち、金属板１１６ａに当接する。

さらに、第２ポート４６から圧力空気を導入すれば、ピ
ストン部材６０は矢印Ａ方向に変位し、一方、第１０ツ
ド９０は変位することがなく、このため、スプリング１
０８は長さを縮小されてその弾発力が増大する。結局、
電極１１４の先端部は前記スプリング１０８０弾発力に
より金属板１１６ａの表面を加圧することが出来る。こ
の場合、前記電極１１４の加圧力は、例えば、第１０・
７ド９０に設けられたスケール１０２とピストン部材６
０の円筒部６４の先端部とにより検出可能である。

このようにして、金属板１１６ａに電極１１４を圧接し
た状態で図示しない電源からの溶接電流を電極１１４に
供給すれば、金属板１１６ａでは突起１１７が溶融し始
める。この時、コイルスプリング１０８は、常時、電極
１１４を金属Ｆｉｌ１６ａに押圧しているために、その
溶融に同期して電極１１４自体を押し下げることになる
。すなわち、電極１１４の押圧力と金属板１１６ａの突
起１１７の溶融とは同期して行うことが出来る。

このようにして、金属板１１６ａと１１６ｂとの溶接を
終了して後、電極１１４への溶接電流の供給を停止する
。次いで、第１ポート４０から圧力空気を導入すれば、
先ず、ピストン部材６０が単独にて矢印Ｂ方向に変位す
る。さらに、前記第１ポート４０に圧力空気を供給すれ
ば、前記ピストン部材６０と一体的に矢印Ｂ方向に変位
する連結バー８２の係止部８８が止め部材１０６に係合
し、このため、第１０ツド９０が矢印Ｂ方向に変位Ｔる
。そして、ピストン部材６０が最終的に所定の位置に到
達する時点において、嵌合部材７０とカバ一部材４２の
間に画成されるクッション室の作用下にピストン部材６
０を円滑に停止することが出来る。

すなわち、第３図に示すように、ピストン部材６０の変
位により嵌合部材７００円筒部７２がカバ一部材４２の
孔部４４に臨入する際に、孔部３４内の空気は通路４８
を介して第２ボート４６から外部に導出される。ここで
、前記通路４８には絞り部材５２の先端部が臨入してお
り、この絞り部材５２と通路４８との間に極めて狭小な
隙間が画成される。

このため、孔部３４内の空気は外部への流出を制限され
て、嵌合部材７０とカバ一部材４２との間に画成される
室１１８内の圧力は増大し、結果的にピストン部材６０
の矢印Ｂ方向への変位に抗するよう作用する。従って、
ピストン部材６０は好適に減速され、例えば、電極１１
４等に不必要な衝撃等を惹起させることがない。

以上のように本発明によれば、ピストン部材に対し弾性
体を介してロッド部材を係合し、圧力流体の作用下にピ
ストン部材並びにロッド部材を変位させると共に、前記
弾性体の弾発力に抗して前記ピストン部材を所定距離個
別に変位可能に構成している。このため、前記ロッド部
材に電極を装着すれば、ピストン部材の変位と弾性体の
弾発力とにより、被溶着金属板への前記電極の加圧力を
容易に調整することが出来る。

従って、より一層良好且つ安定した抵抗溶接が可能とな
る効果が得られる。さらにまた、電極を退勤動作させる
際に、クッション作用を介してピストン部材の円滑な停
止状態を実現し、前記電極等に不必要な衝撃等を惹起さ
せることがない。しかも、シリンダ内に電極の追従動作
を行うためのコイルスプリングを内装したのでより一層
小型化に適する。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、例え
ば、圧力流体として油圧を使用することが出来る等、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図はプロジェクション溶接の説明図、第２図は本発
明に係る抵抗溶接用電極駆動装置の側面縦断面図、第３
図は本発明装置の作動状態を示す一部省略断面説明図で
ある。３０・・・電極駆動装置　　　　３２・・・チューブ部
材３４・・・孔部　　　　　　　　４０・・・ボート４
２・・・カバ一部材　　　　　４６・・・ポート４８・
・・通路　　　　　　　　５２・・・絞り部材５日・・
・ガイド板　　　　　　６０・・・ピストン部材６２・
・・摺動部　　　　　　　６４川円筒部７０・・・嵌合
部材　　　　　　７２・・・円筒部８２・・・連結バー
　　　　　　９０・・・ロンド９６・・・ロッ）’　　
　　　　　　１０２・・・スケール１０６・・・止め部
材　　　　　１０８・・・スプリング１１０・・・スト
ツバ１１２・・・電極ホルダ１１４・・・電極

Claims

【特許請求の範囲】

（１）圧力流体の作用下にチューブ部材内を摺動するピ
ストン部材の内部に弾性部材を配設し、前記弾性部材に
係合するロッド部材を前記チューブ部材の外部に露呈さ
せてその先端部に電極ホルダを介して抵抗溶接用電極を
装着することを特徴とする抵抗溶接用電極駆動装置。
（２）特許請求の範囲第１項記載の装置において、ピス
トン部材にロッド部材を連結し、前記ロッド部材をチュ
ーブ部材の外部に導出してその端部にストッパ部材を係
着し、前記ストッパ部材の調整作用下にピストン部材の
変位量を規制してなる抵抗溶接用電極駆動装置。
（３）特許請求の範囲第１項または第２項記載の装置に
おいて、ロッド部材に電極を装着し、前記電極をワーク
に当接させて後、さらに圧力流体の作用下にピストン部
材を変位させることにより、弾性体の弾発力を介して前
記電極のワークに対する加圧力を調整してなる抵抗溶接
用電極駆動装置。
（４）特許請求の範囲第３項記載の装置において、ロッ
ド部材の外周部にスケールを設け、前記スケールを介し
て電極のワークに対する加圧力を検出することからなる
抵抗溶接用電極駆動装置。