JPS6129097Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本発明は、光学文字読取装置（OCRと称す）、
マーク読取装置（OMRと称す）、或は磁気読取装
置（MSリーダと称す）等の媒体処理装置のスタ
ツカのフル状態を検出し得る媒体処理装置に関す
る。

媒体例えばOCR用紙、OMR用紙、MS（磁気
ストライプ）付用紙を読取る装置においては通常
複枚数の用紙を一括読取りする事が行われてい
る。第１図は従来の媒体処理装置を示す、図中１
はマイクロスイツチ等のセンサ、２は媒体処理
部、３は未処理媒体スタツカ、４は処理媒体スタ
ツカ、５，７は媒体、６はスタツカフル信号線で
ある。

動作を説明すると、先ずオペレータが用紙５を
スタツカ３にセツトし、図示しないキーで、処理
部２に起動をかける。処理部２は、スタツカ３の
媒体５を次々に取込み、読取りを行つてスタツカ
４側に排出する。

センサ１はスタツカ４の蓄積可能な容量に応じ
た位置にその検出接点１ａを持ち、媒体が所定位
置以上に蓄積されると、検出接点を閉じ、信号線
６上にスタツカフル信号を上げる。

しかしながら、こうした従来の媒体処理装置で
あると、スタツカに蓄積し得る枚数が小さいと、
これらスタツカが満状態をこのセンサによつて検
出するのが困難であるという欠点を持つている。

本考案の目的は、こうした欠点を取除くべく簡
単にしてしかも精度良く、スタツカフル状態を検
出し得る媒体処理装置を提供する事にある。

以下本考案を実施例のブロツク図である第２図
を基に詳述する。

同図において、第１図と同じものは同一番号で
示してある。また８は立下り検出回路、９はカウ
ンタ、１０は検出回路であり、且つ立下り検出回
路の出力信号線は、カウンタ９のリセツト信号線
として、媒体処理部２の出力信号線はカウンタ９
の被カウントクロツク信号線９ｂとして接続され
る。以下動作を説明する。

まずスタツカ４に媒体７がある時は媒体７を取
除き立下り検出回路８がこの時点を検出すること
により信号線９ａにパルスを発し、カウンタ９を
クリヤする。媒体処理部２より処理済媒体７がス
タツカに入つて来るとその信号線９ｂ上にパルス
が出てカウンタ９を１カウントアツプすると共に
センサ８をオンにする。以後処理済媒体がスタツ
カ４に入る毎にカウンタ９をカウントアツプす
る。カウンタ９が、予め設定している枚数をカウ
ントすると、検出回路１０がこれを検出し、スタ
ツカフル信号線６上にパルスを出力し、媒体処理
部２の動作を停止させる。媒体を取除くとセンサ
１がオフになり、カウンタ９をクリヤさせ、スタ
ツカフル信号をオフにして媒体の処理を再開させ
る。

尚、詳述しないが媒体処理部２には媒体から全
てのデータを読取つた時点又は、媒体をスタツカ
４に送つた時点でパルスを出力する回路が設けら
れ、この回路からパルスがカウンタ９に与えられ
るようにされる。

以上記載した様に本考案によれば、センサ１は
スタツカ４内に媒体が存在するか否かを検出する
機能さえ備えれば良く、センサの配置位置で蓄積
量を検出するものでないから、正確にスタツカフ
ル状態を判定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の媒体処理装置のブロツク図、第
２図は本考案の一実施例のブロツク図である。 図中１はセンサ、２は媒体処理部、３，４はス
タツカ、５，７は媒体、６はスタツカフル信号
線、９はカウンタである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 紙葉状の媒体を順次処理して排出する処理部
   と、処理され排出された媒体を蓄積するスタツカ
   とを有し、スタツカに該排出された媒体が所定枚
   数以上蓄積された場合にスタツカフル信号を出力
   するようにされた媒体処理装置において、 該処理部に、媒体を処理する毎にパルス信号を
   発生する回路と、該スタツカ上の媒体を検知する
   センサと、該センサの出力に接続され、センサ出
   力が、媒体の存在を検出している期間に、該パル
   ス信号をカウントするカウンタと、該カウンタに
   接続され、カウンタがスタツカの容量に応じた所
   定数を計数した事を検出してスタツカフル信号を
   発生する回路とを設けた媒体処理装置。