JPS61289842A - 異形巻菓子製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、異形巻菓子製造装置に係り、更に詳しくは非
円形断面を持つ異形巻菓子の製造装置に関するものであ
る。

［開示の概要］ 本明細書及び図面は、所定の走行経路に従って走行され
るエンドレスのコンベアと、このコンベアの側方の突出
した状態で回転自在に軸承された所定の断面形状を有す
る巻芯と、この巻芯の走行経路の途中に設けられた巻芯
の案内部材と、この案内部材の途中に形成されたほぼ垂
直な空間から成る生地の導入部と、前記案内部材の後段
に設けられ前記巻芯の回転移動曲面から成る複数の凹凸
部を有する整形部材と、この整形部材の人目端側に設け
られ、整形部材の」二側にわん曲して導かれる板ばねと
、前記整形部材の上側に所定ｕｕ隔離して設けられたク
ッション材と、前記整形部材の側方に向って配置された
巻芯の一端に設けられたピこオンギヤと噛合するラック
ギヤとを設けることにより、どのような断面形状の巻菓
子をも極めて効率良く大量生産を行なえる技術を開示す
るものである。

［従来の技術］ 従来においては円形断面の巻菓子を作る場合においては
円柱状の芯材を用いて手作業によって巻きイ］けるか、
あるいは軸にシートの一端を巻き付けておき、平板状の
菓子の生地をシートと共に軸に巻き付けることによって
巻菓子を製造していた。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、芯材に対して手作業により生地の巻き付けて巻
菓子を製造するのは大量生産ができず巻菓子の外形その
他が均一とならず、品質管理が極めて困難である。

また、シートを用いて生地を巻き込む方式は機械化はで
きるがシートという介在物が必要で生産効率が悪く、巻
かれた生地を引き抜く時に巻菓子の一端が変形してしま
いこれを補修する作業が必要となる等の問題があった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明においては」−述した問題点を解決するために、
所定の走行経路に従って走行されるエンドレスのコンベ
アと、このコンベアの側方に突出した状が１で回転自在
に軸承された所定の断面形状を有する巻芯と、この巻芯
の走行経路の途中に設けられた巻芯の案内部材と、この
案内部材の途中に形成されたほぼ垂直な空間から成る生
地の導入部と、前記案内部材の後段に設けられ前記巻芯
の回転移動曲面から成る複数の凹凸部を有する整形部材
と、この整形部材の入口端側に設けられ、整形部材の」
−側にわん曲して導かれる板ばねと、前記整形部材の上
側に所定間隔離して設けられたクッション材と、前記整
形部材の側方に向って配置された巻芯の一端に設けられ
たピニオンギヤと噛合するラックギヤとを設けた構造を
採用した。

［−作用］ −Ｌ述したような構造を採用すると、どのような断面構
造を有する異形巻菓子でも整形部材とクッション材及び
板ばねとの相乗作用により極めて効率良くかつ極めて高
速度で巻き上げることができる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図以下は本発明の一実施例を説明するもので、第１
図には全体構造の概略が示されている。

第１図において符号ｌで示すものは装置のフレームで、
このフレームｌ上には整形部材２が設けられている。

この整形部材２の表面形状は巻菓子の断面形状によって
異なり、実施例として示す平巻菓子の場合にはその形状
はトロコイダル曲線である。

この整形部材２の山の数は巻数に応じて決定する。

また、整形部材２を構成する材質は金属板や合成樹脂等
の薄板が用いられる。

そして、これらの薄板によって曲面を構成し、その両端
をベース３上に固定する。

整形部材２の後述する芯材の入口端側には板ばね４が配
置されている。

板ばね４はその基端部を整形部材２の先端に位置する第
１の曲面の外側の基部に固定され、その自由端側が整形
部材２の上側に沿って延びている。

また、整形部材２の上側にはクッション材５が整形部材
２の長さと幅に合わせて配置されている。

このクッション材５は海綿体等から構成されており、極
めて柔軟性に富み、後述するようにして芯金が巻かれた
生地と共に回転する時、自由に弾性変形してその通過を
案内することができる。

符号６で示すものは第１の案内枠で、整形部材２から離
れた位置にあり」−下の案内板７，８から構成されてい
る。

上側の案内板７の人目端側は」−側に向ってわん曲した
わん曲部の７ａとなっており、出目端側は上側に向って
ほぼ垂直に延びるわん曲部７ｂとなっている。

下側の案内板８の入口端側には下側に向うわん曲部８ａ
が形成され、出目端側には前記わん曲部７ｂと対向して
下側にほぼ垂直に延びるわん曲部８ｂが形成されている
。

この第１の案内枠６と整形部材２どの間には第２の案内
枠９が配置されている。

この第２の案内枠９は」−下の案内板１０．１１から構
成されている。

上側の案内板１０の入口端側には上側に向うわん曲部１
０ａが形成されており、下側の案内板１１の入口端側に
は垂直下方に向うわん曲部１１ａが前記わん曲部１０ａ
と対向して形成されており、前記わん曲部８ａとの間に
生地を導く空間１２を形成している。

また、前記わん曲部７ｂと１０ａとの間にも生地を導く
空間１３が形成されている。

これら空間１２．１３はほぼ垂直に配置され、後述する
生地の導入部を構成している。

なお、第１の案内枠６の−１−下の案内板７，８間の空
間は後述するような巻芯の厚みとほぼ等しく、第２の案
内枠９の上下の案内板ｔｏ、１１間の間隔は芯材の厚み
に生地を巻き付けた厚みを加えたものにほぼ等しい。

第１の案内枠６の−１−側には生地を運ぶベルトコンベ
ア１４．１５が配置されている。

これらベルトコンベア１４．１５により生地１６が導か
れ、空間１３．１２側へと導かれる。

ところで、符号１７で示す巻芯は第２図及び第４図に示
すような取付は構造を採用している。

即ち、整形部材２及び第１．第２の案内枠６．９に沿っ
てチェーンコンベア１８がエンドレスに設けられている
。

このチェーンコンベアの駆動用のスプロケットの１つを
第１図に符号１９で示す。このスプロケット１９はフレ
ーム１の両端に設けられており、図示していないモータ
によって回転される。

チェーンコンベア１８は複数個のリンク１８ａから構成
されており、これらリンクの連結部を利用して軸２０が
回転自在に軸承されている。

この軸２０の一端側、即ち整形部材２や第１及び第２の
案内枠６．９の側には偏平な板状のものとして例示する
巻芯１７が固定されている。

軸２０の他端にはピニオンギヤ２２が固定されており、
このピニオンギヤ２２はチェーン１８に沿ってその外側
に配置されたラックギヤ２３と噛合している。

ラックギヤ２３は整形部材２が配置されている長さとほ
ぼ同等の長さに渡って設けられている。

従って、ピニオンギヤ２２とラックギヤ２３が噛合しな
い状態では巻芯１７は回転自在であるが、両者が噛合し
始めると巻芯１７は第１図中反時計方向へ回転され始め
る。

一方、第４図に符号２４で示すものは巻菓子の引抜き機
構で、この引抜き機構は引抜き枠？５とその両端に回動
自在に軸承されたリンクレバー２６．２６とから構成さ
れている。

引抜き枠２５はチェーンコンベア１８と平行に配置され
、リンクレバー２６．２６の他端は装置の固定部に回動
自在に軸承されている。

従って、この引抜き機構２４は平行四辺形リンクを構成
している。

また、引抜き枠２５は巻芯１７を上下に挟んで２水平行
に配置されており、その間隔は巻芯１７の厚みにほぼ等
しい。

また、一方のリンクレバー２６には例えばエアーシリン
ダやソレノイドから成る駆動装置２７のロッド２７ａの
先端が回動自在に連結されており、このロッド２７ａを
伸縮することにより、第４図に実線で示す状態から鎖線
で示す状態へと引抜き機構を作動させることができる。

なお、引抜き機構２４の駆動はチェーンコンベア１８の
走行速度に同期しており、巻芯１７に巻かれた生地１６
を引抜き枠２５により巻芯１７から引抜くことができる
。

次に、以」二のように構成された本実施例の動作につい
て説明する。

チェーンコンベア１８の動作とベルトコンベア１４．１
５の動作は、同期されており、所定の形状の平板状の生
ｊ１！！１６が空間１３．１２内へほぼ垂直な状態で導
かれた時、巻芯１７が同じ位置に来るように設定されて
いる。

巻芯１７は第１及び第２の案内枠６．９に至るまでは回
転自在であるが、第１の案内枠６に入る時、上下のわん
曲部７ａ　、８ａによって徐々に水平な状態となるよう
に案内され第２の案内枠９を通って整形部材２の入口側
に導かれる。

そして、垂直な状態の生地１６の下端部に巻芯１７の側
縁が当ると第２図に示すように生地１６の一端は折り曲
げられる。

そして、一部を折り畳んだ状態で巻芯１７と生地１６と
は一体となって第２の案内枠９中に導かれる。

やがて、一端を折り曲げられた生地は整形部材２とクッ
ション材５との間に導かれるが、その人目端に設けられ
た板ばね４によってその下側を押えられる。

即ち、生地１６の巻始め端が巻芯１７に対して押えられ
た状態となる。

同時にピニオンギヤ２２がラックギヤ２３に噛合し始め
、巻芯１７は押えられた生地１６と共に強制的に回転さ
れ始める。

この時には第３図に示すように巻芯１７は生地と共に整
形部材２のトロコイダル曲面に沿って回転し、クッショ
ン材５を弾性変形させる。

そして、箱望する回数だけ、即ち整形部材２の山の数に
応じた分だけ巻きイ１けられると案内部材２とクッショ
ン材との間から抜は出す。

この間、生地はその下面を整形部材２に、」二面をクッ
ション材５に接した状態で回転されるため、常に上下か
ら押えられた状態で巻芯１７に巻かれ、巻芯１７の断面
形状に沿った状態で巻かれる。

整形部材２とクッション材５との間を出た巻芯１７はピ
ニオンギヤ２２がラックギヤ２３から離れるため回転自
在な状態となる。

そして、」−下の引抜き枠２５．２５間にその基部を挟
まれた状態で導かれる。

この結果、第４図に示すように巻芯１７は水平状態を保
たれ、引抜き機構２４が作動されない状態では引抜き枠
２５．２５は巻かれた生地１６には接触しない。

やがて、ソレノイド等の駆動装置２７が作動されるとリ
ンクレバー２６が押され、第４図に鎖線で示すように引
抜き枠２５が手前側に移動する。

この移動は巻芯１７の移動と同期して行なわれるため、
生地１６に無理な力を加えずに巻芯１７から巻かれた生
地が引き抜かれる。

この引抜き機構２４から出た巻芯１７はチェーンコンベ
ア１８の走行に伴って移動し、次の巻き作業点へと移動
する。

なお、巻芯１７はチェーンコンベア１８に所定のピッチ
で複数個設けられており、高速度で生地を巻くことがで
きる。

なお、上述した実施例は第５図（Ａ）に示すような平巻
菓子２８についてのみ説明したが、第５図（Ｂ）〜（Ｄ
）に示すような三角形（２９）。

四角形（３０）、半円形（３１）等の異形の巻菓子にも
全く同様に適用することができる。

即ち、巻芯の断面形状を変え、整形部材２の曲面を夫々
の形状を有する巻芯の回転移動軌跡に合わせて構成すれ
ばよい。

［効果］ 以上の説明から明らかなように本発明によれば所定の断
面形状を有する巻芯をエンドレスのベルトコンベアで走
行させ、その走行途中に巻芯の回転移動軌跡に合わせた
曲面を複数個有する整形部材とクッション材を上下に所
定間隔離して設け、巻芯がこれらの間に至った時強制的
に回転されるように構成し、整形部材の入口端側に生地
の巻き始めを巻芯に対して押え付ける板ばねを設けた構
造を採用しているため、所定位置で巻芯の移動方向とほ
ぼ直交した状態で送られてくる生地の一端を巻芯でひっ
かけ、整形部材とクッション材との間で巻芯の断面形状
に合わせた形状に高速度で巻〈ことができる。

また、巻かれた生地は整形部材の後段に設けられた引抜
き機構により、巻芯の移動に同期して引き抜かれるため
、無理な力が加わらない状態で巻芯から引き抜くことが
可能であり、生地の変形等が生じることがない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するもので、第１図は正面
図、第２図は要部の側視図、第３図は巻動作の説明図、
第４図は引抜き機構の平面図、第５図（Ａ）〜（Ｄ）は
異形巻菓子の斜視図である。 ■・・・フレーム　　　　２・・・整形部材４・・・板
ばね　　　　　５・・・クッション材６・・・第１の案
内枠 ７．８，１０．１１・・・案内板 ９・・・第２の案内枠　１２．１３・・・空間１４．１
５・・・ベルトコンベア １６・・・生地　　　　　１７・・・巻芯１８・・・チ
ェーンコンベア

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の走行経路に従って走行されるエンドレスの
   コンベアと、このコンベアの側方に突出した状態で回転
   自在に軸承された所定の断面形状を有する巻芯と、この
   巻芯の走行経路の途中に設けられた巻芯の案内部材と、
   この案内部材の途中に形成されたほぼ垂直な空間から成
   る生地の導入部と、前記案内部材の後段に設けられ前記
   巻芯の回転移動曲面から成り複数の凹凸部を有する整形
   部材と、この整形部材の入口端側に設けられ、整形部材
   の上側にわん曲して導かれる板ばねと、前記整形部材の
   上側に所定間隔離して設けられたクッション材と、前記
   整形部材の側方に向って配置された巻芯の一端に設けら
   れたピニオンギヤと噛合するラックギヤとを備えたこと
   を特徴とする異形巻菓子製造装置。
2. （２）前記整形部材の後段側には引抜き機構が設けられ
   、この引抜き機構は平行四辺形リンクから成り、前記巻
   芯の案内と巻かれた生地の引抜き動作を行なう引抜き枠
   と、平行四辺形リンクを駆動する駆動装置とから構成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の異形巻菓子製造装置。