JPS61288095A - プリント回路用銅箔およびその製造方法 - Google Patents

プリント回路用銅箔およびその製造方法

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JPS61288095A
JPS61288095A JP12712985A JP12712985A JPS61288095A JP S61288095 A JPS61288095 A JP S61288095A JP 12712985 A JP12712985 A JP 12712985A JP 12712985 A JP12712985 A JP 12712985A JP S61288095 A JPS61288095 A JP S61288095A
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copper foil
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zinc
chromate
coupling agent
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山岸 武
Kazuyoshi Aso
阿曽 和義
Noboru Igawa
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/382Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by special treatment of the metal

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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業の利用分野] 本発明はプリント回路用銅箔とその製造方法に関し、更
に詳しくは、基材にこの銅箔を接着せしめて銅張!i層
板にしたときその高温加熱処理前後における接着特性が
向上し、かつ耐塩酸性、耐酸化性も顕著に向上したプリ
ント回路用銅箔とその製造方法に関する。
[従来の技術とその問題点] 、 最近、プリント回路が緻密化していくにつれて、プリン
ト回路に使用する銅箔には、基材との剥離強度、耐半田
性、耐薬品性が優れているという特性の外に、ガラス−
エポキシ樹脂のような接着剤を用いて基材と接着し加熱
加圧して積層したものを1例えば180℃で48時間と
いうような条件下で高温加熱したのちであっても、基材
との剥離強度が依然として良好であるという特性が要求
されている。
従来から、プリント回路用銅箔の耐熱性を向上する方法
の1つとして、該銅箔に亜鉛めっきを施す方法が知られ
ている。亜鉛は防錆力が優れ、とくに高温下での耐酸化
性の向上効果は顕著であるが、しかし一方ではプリント
回路製作の工程で必要とされる特性の1つである耐塩酸
性という点で実用的とはいえない。
また、銅箔の防錆力を向上させるために、銅箔を6価の
クロム塩水溶液に浸漬したり又は陰極処理を施したりし
て銅箔表面にクロム薄膜を形成する方法もある。しかし
ながら、この方法で製造した銅箔から製作したプリント
回路板を過酷な条件、とりわけ高温下で使用した場合、
接着特性および耐酸化性の効果は乏しく、大いに改善の
余地を残しているのが現状である。
更に、特公昭58−7077号公報には、耐熱性のプリ
ント回路用銅箔が開示されている。ここで開示されてい
るプリント回路用銅箔は、銅箔の少なくとも一方の面に
亜鉛若しくは酸化亜鉛とクロム酸化物との混合物の薄膜
を形成したものである。
このプリント回路用銅箔の製造工程は、例えば硫酸銅電
鍍浴を用いて銅箔の表面に樹枝状の銅を電析させる工程
と、この電析銅の表面に亜鉛などの薄層を形成する工程
から成り、これらの工程は通常同じ処理機を用いた連続
工程として構成されている。
それゆえ、電析工程の終了後、次工程では亜鉛などの薄
層をアルカリ性浴を用いて形成し、その洗浄液を電析工
程の排水と合流せしめて排水溝に流出した場合、排水溝
では水酸化銅が沈積し易くなるので、各廃液の排水溝を
別個に設置することが必要となり、また、亜鉛などの薄
層を形成した銅箔面の残留アルカリ成分を洗浄除去する
ために大量の水を必要とせざるを得す、製造コストに占
める廃液処理コストの比重が大きくなる。
しかも、この銅箔は、高温下における耐酸化性は備えて
いるものの、基本的には亜鉛の耐薬品性それ自体を改善
したものではないため、この銅箔を用いてプリント回路
板を製作する場合の耐塩酸性は良好ではない。
更に、特公昭5B−20718号公報には、被接合面に
タングステン及び/又はモリブデンを含有する亜鉛層が
形成された銅箔が開示されている。しかしながら、この
銅箔の製造方法を実施例からみるに、この方法では極め
て高濃度の硫酸亜鉛水溶液を使用しているので、銅箔の
水洗工程では処理後の銅箔に付着している硫酸亜鉛溶液
等を除去するために極めて多量の水を消費することが避
けられず、また、ドラッグアウトによる硫酸亜鉛等の浪
費が不可避となる。したがって、この方法は極めて経済
性に乏しいばかりではなく、得られた銅箔はプリント回
路板の製作時における耐塩酸性も不充分といえる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は銅張積層板にした時、高温加熱処理前、および
処理後における基材との剥離強度、高温下における耐酸
化性などに著しく優れているプリント回路用銅箔とそれ
を連続的に量産することができる製造方法の提供を目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のプリント回路用銅箔の構造は、銅箔と、該銅箔
の少なくとも一方の面に形成された亜鉛若しくは亜鉛酸
化物を含有するモリブデン薄膜と、該モリブデン薄膜の
上に形成されたクロメート処理膜と、該クロメート処理
膜の上に形成されたシランカップリング剤処理膜とから
成ることを特徴とし、その製造方法は、モリブデン醜イ
オンを含みかつ金属亜鉛若しくは亜鉛の塩を溶解せしめ
て成る電鍍浴中に銅箔を浸漬して電鍍処理を施す工程(
第1工程); 得られた処理銅箔をクロメート処理液に浸漬するか若し
くは陰極処理を施す工程(第2工程);ついで シランカップリング剤処理液に浸漬したのち乾燥する工
程(第3工程);とから成ることを特徴とする特 [具体的な説明] 本発明のプリント回路用銅箔に用いられる銅箔は、電解
銅箔、圧延銅箔などのいずれであってもよく格別限定さ
れるものではない、また、銅箔の厚みに関しても特に限
定するものではない0通常、10u 、 18u 、 
35−等である。基材と接着せしめる面は、予め粗面化
しておき更に例えば硫酸銅電鍍浴を用いてそこに樹枝状
の銅を電析させたものが好適である。
本発明のプリント回路用銅箔は、まず、上記した銅箔の
少なくとも一方の面に亜鉛若しくは亜鉛酸化物を含有す
るモリブデン薄膜が形成されている。ここでいう亜鉛若
しくは亜鉛酸化物は、電鍍処理時に該モリブデン薄膜中
に混在するものであって、具体的には金属亜鉛、酸化亜
鉛、水酸化亜鉛などである。
上記モリブデン薄膜は、モリブデンの含有量が10〜2
50終g/d璽2.亜鉛の含有量が10〜250終g/
d腸2をもって構成されていることが好ましい、モリブ
デンの含有量がlopg/d膳2未満の場合には得られ
た銅箔の耐塩酸性が低下し始めて好ましくなく、また、
モリブデンの含有量が250糾g/d腸2を超える場合
には基材との接着特性および耐酸化性の向上に資する効
果が減少して好ましくない、一方、亜鉛の含有量が10
gg/d■2未満の場合には、この得られた銅箔が基材
との接着特性および耐酸化性の向上に資する効果は減退
し、また250 ILg/dl12を超える場合には、
耐塩酸性が低下しはじめて好ましくない、とくに、モリ
ブデンの含有量が50〜150 jLg/d腸2 、亜
鉛の含有量が50〜150 終g/d■2の薄膜は好適
である。
このモリブデン薄膜は次のようにして形成される(第1
工程)。
まず、電鍍浴を調製する。用いる電鍍浴は、モリブデン
酸イオンを含みかつ亜鉛若しくは亜鉛の塩が溶解せしめ
られた水゛溶液である。
モリブデン酸イオンの供給源としては、例えばNa2M
oO4−2H20、K2MoO4、(NH4)BMo7
024−4H20をあ −げることができ、また亜鉛の
塩の供給源としては、例えば、ZnSO4・7H20,
Zn(412、Zn((H3COO)2・2M20をあ
げることができる。これらの各イオン供給源をそれぞれ
所定量水に溶解せしめて電鍍浴が構成されるが、溶解せ
しめる各イオン供給源の量は、銅箔上に電析せしめるモ
リブデン、亜鉛の前記した容量を勘案して決められる0
例えばモリブデン酸イオン供給源としてNa2に004
・2H20を用い、亜鉛イオン供給源としてZnSO4
・7H20を用いた場合、それぞれの溶解量は電鍍浴全
量tfL当り、0.5〜10g。
0.5〜10gの範囲にあることが好ましい。
電鍍浴は硫酸等の酸液を用いてpHを3.0〜5.0の
酸性液に調整して用いることが好ましい、 pHが3.
0より低くなると、亜鉛の電析量が増大し、またpHが
5.0より高くなると電鍍浴中に水酸化亜鉛の沈澱が生
じはじめるからである。
つぎに、この電鍍浴に銅箔を浸漬して電鍍処理を施す、
電鍍処理は通常室温下で行なえばよい。
電流密度は格別限定されないが0.1〜IOA/dm2
が好適である。また電鍍時間は、形成するモリブデン薄
膜の厚みとの関係から t−SO秒であればよい、好ま
しくは 1〜10秒の範囲が好適である。
本発明のプリント回路用銅箔は、上記第1工程で形成さ
れたモリブデン薄膜の上に第2層としてクロメート処理
膜が形成されている。このクロメート処理膜は、銅箔の
防錆性を増大せしめると共に、次工程でのシランカップ
リング剤と接着層を作るために形成されている。このク
ロメート処理膜は、第1工程で得られた銅箔を、6価ク
ロムイオンを含む水溶液、例えば、Na2Cr2O7・
2H20゜CrO3の水溶液に単に浸漬するか若しくは
陰極処理を施すことにより形成される(第2工程)、ク
ロメート処理液の濃度は、電鍍液ti当り、0.5〜1
0gの範囲にあることが好ましい、電鍍浴は硫酸等の酸
液を用いてpHを3.0〜6.0に調整して用いること
が好ましい、pHが3.0より低くなるとクロム含有量
は増大し、かつ、第1工程で得られた銅箔表面の亜鉛も
しくは亜鉛酸化物を含むモリブデンg膜が溶解して減少
するという欠点があり、 pHが6.0より高くなると
電鍍浴中に水酸化クロムの沈澱が発生し始めて、該銅箔
に付着してしまうという欠点がある。
また、浴温については陰極処理、浸漬処理いずれの場合
も室温でよく、電流密度については0.1〜IOA/d
m2.処理時間については浸漬処理の場合も含めて 1
〜80秒の条件を採用すればよい、好ましくは3〜10
秒の範囲でよい。
一方、クロム含有量について述べると、クロム含有量は
10〜150ルg/dm2の範囲が好ましい。
クロム含有量が10 p g/d■2未満の場合には1
次工程にお・けるシランカップリング剤層との結合にお
いてその結合性が不充分なものとなり、接着強度の向上
に資する効果は減退する。
クロム含有量が1501Lg/d■2を超える場合は、
上記と同じ理由により同様に効果は減退する。
次に上記第2工程で得られたクロメート処理膜の上に第
3Mとしてシランカップリング剤処理膜を形成すること
によって、本発明のプリント回路用銅箔が製造される。
このシランカップリング剤処理膜は、その下層として存
在する前記クロメート処理膜と接着すべき基材との間の
接着特性を向上せしめるに資する成分である。
シランカップリング剤処理膜は、第2工程によりクロメ
ート処理膜が形成されている銅箔を後述のシランカップ
リング剤処理液に所定時間浸漬したのちそれを取出して
乾燥すればよい(第3工程)。
用いるシランカップリング剤としては、特願昭55−1
82387号公報に記載されているものであればいずれ
も使用することができる。そのシランカップリング剤は
、次式: YRSiX3 (但し、式中、Yはビニル基
、アミノ基、ジアミノ基、クロル基、エポキシ基、メル
カプト基、メタクリルオキシ基のような、高分子物と反
応する官能基;Rは上記YとSiとを連結する鎖状若し
くは環状の炭化水素基を含む結合基;Xはクロル基、メ
トキシ基、ニドキシ基のようなSiと結合する加水分解
性の基を表わす)で示されるものである。これらのうち
、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−7
ミノエチルー3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−クロロプロピルトリメトキシシラン。
γ−グリシドオキシプロビルトリメトキシシランなどを
代表的なものとしてあげることができる。
このシランカップリング剤が、その下層として存在する
クロメート処理膜と基材との間の接着力を高める理由に
関しては未だ充分に解明されているわけではないが、上
記一般式中のYが有機質に対する濡れの改善1表面粗さ
の向上、相溶性の改善、共有結合の形成などの作用によ
り、接着性の向上に寄与するもののように考えられ、ま
た加水分解性の基であるXは、加水分解を受けた場合、
次式に示すように、シラノールおよびHxを形成し、こ
の反応生成物がクロメート処理膜に対する接着力を付与
するもののように考えられる。
YR8iX3  +  3H20+  YRSi(OH
)3 +  3H20使用するシランカップリング剤処
理液の濃度は、0.001〜5重量%の範囲、好ましく
は0.1〜3重量%の範囲でよく、また浸漬する時間は
60秒以下でよい、 10〜30秒であってもよい。
本発明のプリント回路用銅箔は、上記した3っの工程を
順次連続的に経過することによって製造される。この3
つの工程の順序が変ったり又はいずれか1つの工程でも
欠落した場合には、本発明が目的とする高温加熱処理前
後における銅箔と基材との接着特性の向上、耐酸化性の
向上、耐塩酸性の向上という効果、の達成が困難である
[発明の実施例] 実施例1 Na2MoO4−2H20(+’)濃度1g/ l 、
 ZnSO4・7H20c7)濃度2g/見、硫酸でp
Hを4に調整した電鍍浴の中に。
厚み18−の銅箔を浸漬し、電流密度0.3A/ da
2゜通電時間5秒、浴温度室温の条件で電鍍処理を施し
た。
上記第1工程後の処理鋼箔を、充分に水洗したのち、N
a2Cr207−2H20cF)濃度5g/J1.硫酸
でPH5に調整した常温の水溶液に浸漬し、該銅箔を陰
極にして電流密度0.5A/ d■2で5秒間陰極処理
を行なった。
ついで、処理後の銅箔を充分に水洗したのち、γ−7ミ
ノプロビルトリエトキシシラン0.3重量%濃度の水溶
液中に常温下で10秒間浸漬した。
銅箔を取出したのち 100〜110℃の温度で約5分
間乾燥し、モリブデン薄膜、クロメート処理膜、シラン
カップリング剤処理膜がこの順序で積層しているプリン
ト回路用銅箔を製造した。
実施例2 第1工程におけるNa2MoO4・2H20の濃度が0
.5g/ 5L、 ZnSO4・7H20の濃度が0.
5g/見であったこと、電流密度が0.1A/ d■2
9通電時間が3秒であったこと、第2工程のクロメート
処理が浸漬処理であったことを除いては実施例1と同様
にしてプリント回路用銅箔を製造した。
実施例3 第1工程におけるNa2MoO4・2H20の濃度が2
.0g/ n 、 ZnSO4・7H20の濃度が4.
OK/ lであったこと、電流密度が1.OA/d腸2
であったこと、第3工程に用いたシランカップリング剤
がN−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメト
キシシランであったことを除いては、実施例1と同様に
してプリント回路用銅箔を製造した。
一比較例1 Na2Cr207・2H20の濃度5g/ lの水溶液
を硫酸でpH5,0に調整したのち、この水溶液に厚み
18IIMの銅箔を浸漬し、電流密度0.5A/dm2
.通電時間5秒、常温下で陰極処理を施し、取出したの
ちは充分に水洗して100〜110℃の温度で5分間乾
燥し、銅箔の表面にクロメート処理膜が形成された比較
例試料を製造した。
比較例2 ZnSO4・7H205g/ l 、 NaOH40g
/ fL カラ成ルアルカリ性亜鉛電鍍浴に厚み18−
の銅箔を浸漬し、電流密度0.5A/da2.通電時間
5秒、常温下で電鍍処理を施したのち、この銅箔を充分
水洗し、100〜110℃の温度で約5分間乾燥して銅
箔表面に亜鉛膜が形成されている比較例試料を製造した
比較例3 ZnSO4−7H205g/41 、 Na2Cr2O
7・2H203g/l 。
NaOH40g/ lから成るアルカリ性亜鉛−クロム
電鍍浴に厚み18犀の銅箔を浸漬し、電流密度0.3A
/ tlN +通電時間5秒、常温下で電鍍処理を施し
たのち、この銅箔を充分水洗し、 100〜110℃の
温度で約5分間乾燥して銅箔表面に亜鉛−クロム膜が形
成されている比較例試料を製造した。
比較例4 Na2MoO4−2H20の濃度1.5g/ l 、 
ZnSO4・7H20の濃度220g/fL、 CH3
COONH41,5g/交でpH2,5に調整した電鍍
浴の中に、厚み18p1の銅箔を浸漬し、電流密度0.
3A/ da” 、通電時間5秒、浴温度30℃の条件
で電鍍処理を施したのち、これを充分水洗した。ついで
この銅箔をNa2Cr2O7・2H20の濃度5g/i
 、 pH5のクロメート処理液に浸漬し、該銅箔を陰
極にして電流密度0.5A/d層2で5秒間陰極処理を
行なったのち、充分水洗し 100〜110℃の温度で
約5分間乾燥して亜鉛−モリブデン薄膜。
クロメート処理膜がこの順序で積層された比較例試料を
製造した。
これらの各試片につき、銅箔の粗面側に形成された各薄
膜の成分を原子吸光光度計を用いて測定し金属付着量を
ILg/d鳳2量として算出した。
以上、7種類の銅箔の粗面側にガラスエポキシ樹脂含浸
基材を接着し、温度180℃、圧力100kg/cm2
で40分間加熱加圧処理して縦250諺■横250層鳳
厚み1.8腸層の銅張積層板の試験片を製作した。
つぎに、これらの各試片の剥離強度、耐塩酸性、耐酸化
性を下記、仕様で測定しその結果を一括して表に示した
(1)剥離強度 ■加熱処理前の剥離強度:室温下においてJISC−8
481の方法に準拠 ■加熱処理後の剥離強度:銅張積層板を180℃の恒温
槽中に48時間保持したの ちの剥離強度をJISC−8481に準拠して測定 (2)耐塩酸性 室温下における剥離強度をA、室温下で8N塩酸に 1
時間浸漬後の剥離強度をBとしたとき、(A−8)/ 
AXloo(%)カラ算出サレル劣化率で表示。
(3)耐酸化性 銅張積層板を 180℃の恒温槽中に30分間保持した
ときの変色の度合を目視して判定 〇−変色なし、 Δ−少し変色、 ×−著しく変色(かっ色) [発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明のプリント回路用
銅箔は、該銅箔から製作した銅張積層板において、加熱
処理前後の基材との剥離強度が大きく、耐塩酸性、耐酸
化性も優れており、また。
その製造方法は使用する薬液の濃度が低くてもよいので
水洗時に消費する水量は少なくてよく、しかも連続的に
処理することができるので量産効果も大であり、その工
業的価値は大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、銅箔と、該銅箔の少なくとも一方の面に形成された
    亜鉛若しくは亜鉛酸化物を含有するモリブデン薄膜と、
    該モリブデン薄膜の上に形成されたクロメート処理膜と
    、該クロメート処理膜の上に形成されたシランカップリ
    ング剤処理膜とから成ることを特徴とするプリント回路
    用銅箔。 2、該モリブデン薄膜が、モリブデン10〜250μg
    /dm^2、亜鉛10〜250μg/dm^2で構成さ
    れ、またクロメート処理膜がクロム10〜150μg/
    dm^2で構成されている特許請求の範囲第1項記載の
    プリント回路用銅箔。 3、モリブデン酸イオンを含みかつ金属亜鉛若しくは亜
    鉛の塩を溶解せしめて成る電鍍浴中に銅箔を浸漬して電
    鍍処理を施す工程; 得られた処理銅箔をクロメート処理液に浸漬するか若し
    くは陰極処理を施す工程;ついで シランカップリング剤処理液に浸漬したのち乾燥する工
    程;とから成ることを特徴とするプリント回路用銅箔の
    製造方法。 4、該電鍍浴及び該クロメート処理液が酸性液である特
    許請求の範囲第3項記載のプリント回路用銅箔の製造方
    法。
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