JPS61286687A - 長さを可変とした筒状体 - Google Patents

長さを可変とした筒状体

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JPS61286687A
JPS61286687A JP12614885A JP12614885A JPS61286687A JP S61286687 A JPS61286687 A JP S61286687A JP 12614885 A JP12614885 A JP 12614885A JP 12614885 A JP12614885 A JP 12614885A JP S61286687 A JPS61286687 A JP S61286687A
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博夫 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は全長および内容積を可変とした中空管、容器、
帽子等の各種覆体、熱交換器、筒状スプリング、フィル
タエレメント、玩具等に利用することのできる筒状体を
提供するにある。
(従来の技術) 従来のこの種の筒状体としては大径な環状山折線部と小
径な環状谷折線部とを軸線方向に順次交互に形成し、こ
れらの山折部と全桁部において屈折可能とした蛇腹状筒
体が最も一般的である。
この蛇腹状筒体は伸縮性に優れているため極めて広い分
野で利用されているが、弾性の乏しい素材で蛇腹状筒状
体を形成した場合、一体を軸方向に最大限伸長したとし
ても直径の異なる環状山・全桁部の全てを解消するまで
引き伸ばすことは構造上不可能であるため、伸縮容器等
としてはその利用範囲が限られている。また、例えばア
ルミニウム円筒体等を蛇腹構造にするには、その内径を
交互に大径部と小径部に変更しなければならないため、
特別の絞り加工を必要とし、このための機械設備が高価
であるため、製造コストが割高なものとなってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記のような従来の蛇腹状構造を改善せんとす
るもので、その目的は従来の蛇腹構造のように筒体に大
径部と小径部とを交互に形成することなく、予め表面平
滑に形成されたされた筒体にただ単に筒体に谷折線部と
山折線部とを形成することによって軸方向に容易に折畳
み可能とした筒状体を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本発明の筒状体によれば、独
立した全折曲部となるように折曲可能な谷折線を周面に
環状または螺旋状に断続或いは連続して形成するととも
に軸心方向にも多段に亘って形成し、上下に隣接する全
折曲部の周方向の位相が相対的にずれて上側の谷折曲部
間の下方に下側の全折曲部が位置するようにし、上下に
位相を、ずらして位置する全折曲部の端部間に上記全折
曲部に対して傾斜した山折曲部が介在し、これらの全折
曲部及び山折曲部によって軸方向に折畳めるようにして
なるのである。
好ましくは、前記谷折線を複数間隔に断続形成するとと
もに、この谷折線間にこれと連続して山折線を形成し、
各山折線の両端をこの山折線に対して傾斜した山折曲部
を介して連絡するようにすることである。
また好ましくは、同一円周上に第1の前記谷折線を形成
し、この谷折線と上下に隣接した円周上に第2の谷折線
と山折線とを交互に形成し、この山折線が第1の谷折線
の中央部上下に位置し、この山折線の両端部が第1の谷
折線の端部と前記山折曲部を介して連絡されるようにす
ることである。
また好ましくは、多数の前記全折曲部と山折曲部が形成
される筒体周面の上下端部を円筒面と形成することであ
る。
尚、本発明の折線とは筒状体の所定位置の壁面を確実か
つ容易に折り曲げるきっかけとなる線状加工処理部分、
即ち、折曲案内線の総称で、連続的に凹または凸変形し
た線状のプレス溝、断続的に凹または凸変形した線状の
エンボス、折曲げ変形後の折曲げ線、線状に肉薄とした
エツジング線または薄肉線、連続的ないし断続的に線状
に切り込んだ切り込み線、連続的ないし断続的に線状に
開口を設けた穿口線、局部的な別シートのラミネ−トま
たは置換による部分的強化または脆弱化した線状部分を
含むものである。ざらにまた、上記折線がやや幅をもっ
た帯状となったもの、複数の接近する折線からなるもの
、曲線状、腰折線状などのもの、そして上記各折線を適
宜組合せたものも本発明の折曲案内線として有効である
以下に本発明の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。
第1図乃至第3図は本発明の第1実施例に係る筒状体1
を示し、この筒状体では軸心に対して垂直な位置関係と
なるようにして4本の同一長さからなる直線状の全桁線
分2が同一円周上に形成されている。このような周方向
の4本の全桁線分2は筒状体1の軸方向に多段に形成さ
れるわけであるが、上下に隣接する全桁線分2−2は相
対的に位相がずれて、上側の谷折線分間の下方に下側の
全桁線分の中央部が位置するようにし、一段置きに上下
に位置した全桁線分2−2は同一位相となっている。更
に、この筒状体1では各全桁線分の端部は上下に隣接す
る全桁線分2−2の端部と軸心に対して傾斜した山折線
分3−3によって連結されている。
これら全ての山折線分3−3は第3図に示した展開図か
ら明らかなように、一方向に傾斜した山折線と他方向に
傾斜した山折線とからなっている。
そして、一方向に傾斜し隣接する二本の山折線と他方向
に傾斜し隣接する2本の山折線との各交叉部に菱形部分
4が形成され、この菱形部分4の水平方向対角線として
全桁線分2が位置している。
この菱形部分4の水平方向対角線をなす全桁線分2が同
じ菱形部分4の垂直方向対角線よりも長いことが必要で
ある。
本発明の第1の実施例においては、円筒状の筒状体1に
上下端縁部分を除いて、上記のような全桁線分2−2及
び山折線分3−3を形成したのであって、この筒状体1
に軸方向の圧縮力を加えると、筒状体1の外周壁面はこ
れら全桁線分及び山折線分に沿って折曲し、全桁線分2
は同一周面に4個の独立した谷折曲部となって凹み、ま
た山折線分3は谷折曲部を連絡する山折曲部となって突
出し、上記菱形部分4の全桁線分を境界とする上方三角
形部の5aと下方三角形部5bとが重なり合うようにし
て折れ曲がり、第1図(B)及び第2図(C)に示すよ
うに短小な筒状体となる。一方、この短小となった筒状
体の両端筒部6−6を把持して軸方向に沿って引張ると
、上記の圧縮の場合とは逆方向の動きによって筒状体1
は第1図(A)及び第2図(A)に示すように伸長する
上記の実施例では上端と下端の内径が実質的に同じな円
筒状の例について説明したが、本発明の第2実施例では
上端から下端へ向けて徐々にその径を変えて、第4図(
A)に示すように逆円錐台形筒状体1aとすることがで
きる。この場合、前記第1実施例における菱形部分4に
対応する四辺形部分4aが正確な意味では菱形となって
おらず、この部分4aの上方三角形部5 a Tが下方
三角形部5b’ よりも若干大きく、しかも四辺形部分
4aは下方に移行するに従って徐々に小さくなっている
。この第4図に示した実施例の場合にも、逆円錐台形筒
体1aを軸方向に圧縮すると第4図(A>の状態から第
4図(B)の状態へ折畳まれるため、例えば下端内側に
底板を取付けることにより伸縮容器とすることができる
。また第4図(B)の収縮した状態から、第4図(A)
の状態まで引伸することができるため、収縮した状態で
その内部にインスタントラーメン柑類とか、スープの素
、またはコーヒーの粉などを収納した包装体としておき
、使用に当たってはこれを引き伸ばしてお潟を注いで飲
食に供することができるため、上記のような包装体を採
用したときには収縮した状態における包装体の容積は引
伸ばした状態における包装体の容積の半分以下とするこ
とが可能で、このような包装体の輸送コスト及び貯蔵ス
ペースを大幅に削減することが可能となる。
第5図(A)〜(C)は本発明の第3実施例に係る円筒
形筒状体1bを示し、この実施例では、第1実例と同様
に、上下端縁部は折線を形成しない筒部6−6となして
いる。しかしながら、第1実施例と相違し、この実施例
では4本の均等な長さの全桁線分2を形成した第1の円
周部と4本の谷折線弁2a−2aと4本の山折線分7−
7とを交互に形成した第2の円周部とが上下に隣接して
設けられ、これら第1及び第2の円周部が筒状体゛1b
の軸方向に沿って多段かつ交互に形成されている。そし
て、第1の円周部における谷折線弁2の中央部の上方及
び下方に第2の円周部における山折線分7が位置し、ま
た第1の円周部における谷折線弁2−2間の上方及び下
方に第2の円周部における谷折線弁2aが位置している
。これら第1の円周部における谷折線弁2の端部と第2
の円周部における山折線分7及び谷耐線分2aの端部と
は軸心に対して傾斜した山折線分3aによって相互に連
絡されている。そして、これら谷折線弁2−2を囲繞す
る山折線分3a−3aと7−7とが亀甲部分8を画成し
、他方の谷折線弁2a−28を囲繞する山折線分3a−
3aが菱形部分4aを画成し、これら亀甲部分8及び菱
形部分4aはそれぞれ軸方向に沿って一列に形成され、
また周方向には交互に形成されている。
この第3実施例においても、第5図(A)の状態から筒
状体1bを軸方向に圧縮すると、谷折線弁2,2aが谷
折曲部そして山折線分3a、7が山折曲部となって、菱
形部分4a及び亀甲部分8がその中央の谷折線弁を中心
として折れ曲がり、第5図(B)のように短小な筒状体
に折畳まれるのである。
また、第1実施例と同様に第5図(B)の上下筒部6−
6を相互に分離する方向に引張ると、上記の収縮の場合
とは反対の動きによって、筒状体は第5図(A)のよう
に伸長されるのである。
第6図(A)〜(C)は本発明の第4実施例に係る逆円
錐台筒状体1Cを示し。この実施例においてもその上下
端縁部は折線を形成しない筒部6−6となっている。こ
の実施例では3本の谷折線弁2bと3本の山折線分7a
とが同一円周上の周面に交互に形成され、かつ軸方向周
面には多段に亘って形成されている。そして、谷折線弁
2bが山折線分7aより約3倍稈長く、軸方向の上下に
隣接する山・谷折線弁は相互に位相がずらして形成され
、上下に隣接する周面においては、上方の円周上におけ
る谷折線弁2bの中央部下方に下方の円周上における山
折線分7aが位置してい。そして、上下に隣接する谷折
線弁2b−2bの端部相互間或いは上下に隣接する山折
線分7a−7aの端部相互間は軸心に対して傾斜した山
折線分3b−3bによって連絡されている。従って、各
谷折線弁2bを囲繞する山折線分7a −7a 、 3
b−3bは亀甲部分8aを画成している。
この第4実施例においても、第6図(A>の状態から軸
方向に圧縮力を加えると、谷折線弁2b、山折線分3b
、7aがそれぞれ折れ曲がり、亀甲部分8aの上方部が
下方部に折り重なるようにして畳まれ、第6図(B)の
短小な筒状体となる。
一方、この第6図(B)の状態から上下筒部6−6を引
張ると、上記の収縮の場合とは反対の動きによって、第
6図(A)のように伸長される。
この実施例においては、筒状体の壁面は亀甲部分8aの
みの連結構造からなっているため、筒状体を伸縮する場
合その折曲応力が比較的長い谷折曲部と山折曲部によっ
て受は入れられるため、応力が分散され、さらにまた谷
折線と山折線の集積部においてその集積本数が大幅に減
ると同時に折線の相互の中心角が大幅に広がるため、第
1及び第2実施例のように菱形部分が折曲される場合に
比べて折曲部が屈曲破壊する度合いが減少する。
第7図(A)〜(C)は本発明の第5実施例に係る円筒
形筒状体1dを示し、この実施例では第1実施例におけ
る山折線分3が直線状に傾斜した線であったものを、円
周方向に連続した波形線3Cとし、各波形線3Cは谷折
線弁2と接触しないように形成している。この谷折線弁
2を上下に挾む上下の波形線3cm3cは相互に位相が
ずれて上方の波形線3Cの山部の直下に下方の波形線3
Cの谷部が位置するように形成されている。尚、この曲
線構成の波形の他に直線構成の波形にすることもできる
この第5実施例に係る円筒状筒状体1dを第7図(A)
の状態から軸方向に圧縮すると、上記波形線3Cが山折
曲部となって第7図(B)に示すように折畳まれる。
この第5実施例の場合、全桁線分2を上下に挾む波形線
3cm3cは上方の波形線の谷部及び下方の波形線の山
部において全桁線分にもつとも接近するが、これらは相
互に若干分離しているため、第7図(B)に示すように
圧縮した場合にこの部分が第1実施例の場合と比較して
滑らかな突出部となり、またこの部分の折曲変形が接近
する2本の山折線に分配され、このためこの突出部に折
畳み時に生ずる応力が集中する度合いが減少され、破損
しにくくなる。
第8図(A)〜(C)は本発明の第6実施例に係る円筒
形筒状体1eを示している。この実施例では第1実施例
と比較した場合に全桁線分2C及び山折線分3dの配置
が異なり、この実施例における全桁線分2Cは軸心に対
して同一方向に傾斜した線分となっていて、周方向に隣
接する全桁線分を連結すると1本の螺旋状に連続する谷
折線となる。そして、山折線分36.30はこの傾斜し
た全桁線分2Cを対角線とする菱形に配置され、一方の
山折線分3dは軸心に対して直角に近い角度となってい
る。
この実施例の筒状体1eおいては、第8図(A)の状態
から筒状体1eを軸方向に圧縮すると、筒状体1eは軸
心を中心として捩れながら第8図(B)に示すように短
小な筒状体1eとなり、極めてユニークな筒状体とする
ことができる。
第9図(A)〜(C)は本発明の第7実施例に係る偏平
な円錐台形筒状体1fを示している。前記第1実施例で
は全桁線分2を取り囲む山折線分3が菱形形状となって
いたのに対し、この実施例では、第9図(C)に細かな
斜線で示したように、全桁線分2dを取り囲む山折線分
3fが対角線の直交する四辺形4bとなっており、この
全桁線分2dが対角線の一方をなし、他方の対角線は全
桁線分2dの中点を通り、その下方の線分β盲が上方の
線分J2zよりも約3倍の長さとなっている。
この筒状体では上記の四辺形部4bが上方から下方に移
行するi従い徐々に相似形で拡大されたもので、周方向
に連接する四辺形部4bの形状は同寸法となっている。
この第7実施例に係る筒状体1fは上端と下端の径変化
を大きくすることができるため、折畳み自在な照明灯用
傘とか帽子に適用することができる。
尚、この第7実施例における四辺形部分の形状、特に!
1とβ2の長さの比を変えることによって種々の勾配の
円錐台形の筒状体を得ることが可能となる。
第10図(△)、(B)は本発明の第8実施例に係る筒
状体1gを示し、第1実施例における谷折線2eが周方
向に断続的に配列され各全桁線分、とし、更に第1実施
例における山折線3gが上記全桁線分を挾んで軸方向に
略対称な波形状に連続した山折線として形成される。尚
、該山形形状の出線をここには図示されていないが曲線
構成の波形状山折線に置き換えても本発明に有効であり
、また、第11図(A)、(B)に水平な谷折線2e′
と傾斜する山折線3(1’ の接点付近における2種の
山折線の拡大図を示したが、これらは第10図(A)の
それと並んでいずれも本発明に有効である。
この第8実施例に係る円筒形筒状体を第10図(A>の
状態から軸方向に圧縮すると、上記波形線が山折曲部と
なり第10図(B)に示すように折畳まれる。
この実施例の場合、各全桁線分2eを左右から挾む百出
折線3gは相互に最も近接する位置をもちながら所定の
距離を保つため。第10図(B)に示すように圧縮した
場合、その部分は第1実施例と比較して大きな曲率の折
曲を無理なく引き起こすことができる。従って、2本の
谷折線と4本の山折線が一点集積する第1実施例と異な
り、圧縮変形による応力集中とそれに伴う歪みの発生を
大幅に少なくすることになり、比較的剛性の大きな素材
の筒状体の折畳み操作に本実施例は適している。
第12図(△)、(B)は本発明の第9実施例に係る筒
状体1hを示し、第1実施例における各山折113hは
2方向の同一線上に連続し互いに交差して設けられてい
たが、この実施例では実質的に4本の山折線をもって独
立した菱形状部分を画成し、これとは別に前記谷折線2
eを同方向に断続的に配列して谷折線弁とし、それらを
上記菱形の対角線上に配置して形成される。尚、この実
施例では山折線が菱形状に画成されたがその他に6角状
、8角状、楕円状と画成されても本発明に有効であり、
また第11図(A)、(B)に水平の谷折線と傾斜する
山折線との接点付近における2種の山折線の拡大図を示
したが、これらは第12図(A)のそれと並んでいずれ
も本発明に有効である。
この第9実施例に係る円筒形筒状体を第12図(A)の
状態から軸方向に圧縮すると、各独立した菱形状部分は
変形して第12図([3>に示すように折畳まれる。
この第9実施例の場合、菱形状部分を独立して画成する
各谷折線弁は、隣接する菱形状部の各山折線と相互に若
干の間隔を保って配設されるため、第12図(B)に示
すように、圧縮した場合この部分が第1実施例と比較し
てその所定の山折れ折曲が若干の間隔を保ち接近する2
本の線上に分配されるため、金属や硬質プラスチックな
どの剛性のある素材の筒状体において折畳みが比較的容
易となり、また上記折曲部に大きな歪みを発生させない
ため軸方向の繰り返しの伸縮変形に比較的適した筒状体
を提供し得る。
本発明の上記実施例では、本発明の筒状体として、伸長
した時の形状が円筒形、円錐台形となる場合についての
み例示したが、谷折線弁2を取り囲む山折線分3によっ
て形成される菱形部分及び亀甲部分の寸法を周方向及び
軸方向に順次規則的に変えることによって、球形、卵形
、鼓形の長さを可変とした筒状体を得ることができる。
また、上記の寸法を周方向にのみ変えることによって楕
円筒、小判形筒体、不定形断面筒状体、更に多角性筒な
どの長さを可変とした筒状体を得ることができる。
更にまた、本発明の上記実施例では谷折線2〜2eを直
線として形成したが、これを曲線状または腰折れ線状に
形成することも可能である。
上記のように筒状体の表面に谷折線及び山折線を形成す
るには種々の方法が考えられ、紙、プラスチック、金属
等の素材に対応して、以下の(I)〜(IV)の方法を
例示することができる。
(I)筒状体を形成する前の平板に折線を形成する方法
[紙] 平板プレス加工、平板ロール加工、エツジング加工、切
込加工、穿口加工、薬液の塗布、印刷による部分的強化
、脆弱化、別シートによる局部的強化、脆弱化。
[金属]主としてスチール 平板プレス加工、平板ロール加工、エツジング加工。
(II)予め形成された筒状体の周辺に折線を形成する
方法。
[プラスチック] エツジング加工、加熱立体プレス加工。
[紙] 立体プレス加工、立体ロール加工、スピニング加工。
[金属コ 立体プレス加工、立体ロール加工、へらしぼり加工、エ
ツジング加工、熱処理による部分的強化または脆弱化、
電蝕加工。
(III)筒状体の形成と同時に折線を形成する方法。
[プラスチック] ブロー成形、真空成形、射出成形、押出成形、加熱立体
プレス加工、谷折線型のワイヤ中型によるシュリンク成
形。
[金属1 立体プレス成形、ロール成形、液圧成形、厚肉メッキに
よる成形、ダイキャスト成形。
(IV )筒状体の折畳みと同時に折曲部を線状に形成
する方法。
筒状体の全体均一に軸方向の圧縮力をかけつつ、全桁曲
を期待する所定の位置に半径方向外側から内側に向けて
複数の加圧ブレード等による線状の圧縮を加えることに
よって本筒状体は折畳まれると同時に、所定の山及び全
折曲部を線状に形成せしめる。いずれも筒状体の材質に
適合した温度条件などが選択される。
上記の方法を実施する際、同時に筒状体に軸心回転ない
しは軸心捻り回転を加えると山、谷折曲部の線状形成と
本体の折畳みとがより促進される。
例えば、第1実施例のように筒状体に山折線及び谷折線
を形成するには、筒状体を一方向へ回転することによっ
て筒状体の内部に配設した工具によって螺旋状に連続す
る山折線3を形成し、次いでこの筒状体を他方向へ回転
することによって上記山折線3と交叉する菱形部分4を
形成するとともにこの菱形部分4で囲まれた中央部に半
径方向外側から内側へ向けて加圧ブレード等によって線
状の圧力を加えて谷折線2を形成し、これと同時に筒状
体を軸方向に圧縮することによって前記のように山折線
部及び谷折線部が形成されると同時に筒状体はこれら谷
折線によって折畳まれるのである。
また第6実施例のように軸心捻り回転を加えつつ前記各
方法を採用するとその折畳み成形が容易に行なわれる。
尚、上記各方法の軸方向圧縮による筒状体の軸心のぶれ
防止のために筒状体内部または外部に線状、棒状、管状
等のサポータ−を設けることが有効である。
また軸方向力を全くかけることが不可能な薄肉筒状体に
おいては、その内部に各種流体を充填した上、折畳み成
形の進行にあわせて徐々にそれら流体を外部に排出させ
つつ前記各方法を採用することが可能である。
前二方法の変形として、柔かい薄肉筒状体に補助材とし
てより剛性のある筒状体を挿入9組合せて一体に折畳み
成形後、引伸して補助材を引き抜き除去する方法も本発
明に有効である。
この他にも材質、用途において数多くの製法を適応する
ことが可能である。
(効 果) 以上のように、本発明に係る筒状体は蛇腹のように外径
寸法を変えることなく、その周面に谷折線及び山折線を
形成するだけで折畳むことができ、また折畳んだ状態か
ら元の筒状体に引き伸ばすこともできるためその利用範
囲は極めて広いものとなる。
即ち、既に実施例において述べたように、本発明の筒状
体を包装用容器、帽子、傘等に利用し得る以外に、以下
のような種々の物品に適応することができる。
(1)伸縮管、管継手、筒状スプリング、本発明の筒状
体は谷折線部及び山折線部に沿って折曲げると、その壁
面は多数の菱形部分、その他の対角線が直交する四辺形
部分、或いは多数の亀甲部分とに区分されるため、この
筒状体を比較的弾力性を有する素材から形成した場合に
は、従来公知の蛇腹構造に比較して金属などの場合製造
コストが低く抑えられ、また各菱形部分、亀甲部分に折
曲げに対する大きな弾性復元力が発生し、上記の用途に
好適なものとなる。
(2)熱交換用伝熱パイプ、フィルタエレメント。
ヒートパイプ用ウィック 本発明の筒状体は上記の伸縮性に加え、その周面が多数
の菱形部分及び/または亀甲部分に区分されてその中央
部が内方に折り込まれるため、比較的収縮した状態では
単位長さ当たりの表面積は極めて大きくなるため、この
ような大きな表面積を必要とする熱交換用伝熱パイプ、
フィルタエレメント、ヒートパイプ用ウィック等に好適
なものとなる。
(3)音響シェード、光シェード 本発明の筒状体では、その内部において多数の折曲部が
多段に亘って形成されるため、全体として折曲部が極め
て多くなる。従って、これを音響シェード及び光シェー
ドとして用いた場合には、その内部において音及び光の
乱反射が多くなり、所謂柔かい音及び光を得ることがで
きる。
(4)中空管状補強筋、FRP用中空補強繊維本発明の
筒状体では、その内部及び外部に多数の折曲部が形成さ
れるため、これをコンクリート中に打設するとコンクリ
ートとの付着性が極めて良好なものとなるため、中空管
状補強筋として好適である。また、FRPの製造に供す
るカーボンmu、ガラスIl維などを極細の筒状体とし
てそれに本発明の折曲加工を行ない補強繊維に供すると
母材との付着力を飛躍的に高めて有効である。
(5)中空管状芯材 本発明の筒状体は、折畳まれてその内・外面に多数の折
曲部が規則正しく形成されるため、これを芯材として軸
心を同じくする大、小両口径の2中空筒の環状空隙にそ
の芯材を挿入し、芯材の折畳まれた筒状体と2中空筒と
の多数の接触部を設けてそれを一体接着することにより
極めて軽量でありながら強固な筒状体を新たに提供し得
る。
(6)中空管状アクチュエータ 本発明の筒状体は、平坦円筒から深々と折曲した状態ま
で、またその逆方向に大きな変位の伸縮とその連続変形
が可能であるため、ヒ記筒状体を形状記憶合金によって
形成すると温度変化によって、強力かつ安定した管状ア
クチェータを提供し得る。
(7)包装袋 本発明の筒状体は規則正しく美的な折曲パターンを形成
し、また軸方向に完全な折畳みができるため、薄紙、プ
ラスチックフィルム、布などからなる包装袋の定型ない
しは不定形の筒状壁面に本発明を適用することは効果的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例に係る円筒形筒状
体を示し、第1図(A)、(B)はその伸長状態と圧縮
状態とをそれぞれ示す斜視図、第2図(A>、(B)、
(C)はその伸長状態から圧縮状態を順次示す正面図、
第3図はその展開図、第4図(A)〜(C)、第5図(
A)〜(C)、第6図(A)〜(C)、第7図(A)〜
(C)、第8図(A)〜(C)、第9図(A)〜(C)
はそれぞれ本発明の異なる実施例に係る筒状体を示し、
各図の(A)はその伸長状態を示す正面図、各図の(B
)はその圧縮状態を示す正面図、モして各図の(C)は
その展開図、第10図(A)。 (B)は本発明の他の実施例に係る筒状体の伸長状態と
圧縮状態とをそれぞれ示す正面図、第11図(A)、(
B)は本発明の第10図に示した実施例の折曲線の変形
例を示す図、第12図(A)。 (B)は本発明の他の実施例に係る筒状体の伸長状態と
圧縮状態とをそれぞれ示す正面図である。 1(a)〜1(h)・・・・・・筒状体2〜2(e)・
・・・・・・・・・・・・・・谷折線3〜3(g)・・
・・・・・・・・・・・・・山折線特許出願人    
      市 川 博 夫代 理 人       
  弁理士 −色健輔第3図 武 第 (A) 1図 (B) 第4図 (A) f/! 第6図 第7図 (A) 第10図 第f1図 第 12図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)独立した谷折曲部となるように折曲可能な谷折線
    を周面に環状または螺旋状に断続或いは連続して形成す
    るとともに軸心方向にも多段に亘つて形成し、上下に隣
    接する該谷折曲部の周方向の位相が相対的にずれて上側
    の谷折曲部間の下方に下側の谷折曲部が位置するように
    し、上下に位相をずらして位置する谷折曲部の端部間に
    該谷折曲部に対して傾斜した山折曲部が介在し、これら
    の谷折曲部及び山折曲部によつて軸方向に折畳めるよう
    にしてなることを特徴とする長さを可変とした筒状体。
  2. (2)前記谷折線を複数間隔に断続形成するとともに該
    谷折線にこれと連続して山折線を形成し、各山折線の両
    端を該山折線に対して傾斜した山折曲部を介して連通す
    るようにしてなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の長さを可変とした筒状体。
  3. (3)同一円周上に第1の前記谷折線を形成し、該谷折
    線と上下に隣接した円周上に第2の谷折線と山折線とを
    交互に形成し、該山折線が該第1の谷折線の中央部上下
    に位置し、該山折線の両端部が該第1の谷折線の端部と
    前記山折曲部を介して連絡されるようにしてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の長さを可変とし
    た筒状体。
  4. (4)前記谷折線を同一周上に環状に形成し、該谷折線
    を挾んで上下に略対称な波形の山折線を該谷折線と分離
    して形成し、該山折線が前記山折曲部となることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の長さを可変とした筒
    状体。
  5. (5)前記の各谷折曲部を取り囲む山折曲部が略菱形に
    配置されてなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の長さを可変とした筒状体。
  6. (6)前記の各谷折曲部を取り囲む山折曲部が亀甲状に
    配置されてなることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載の長さを可変とした筒状体。
  7. (7)多数の前記谷折曲部と山折曲部が形成される筒体
    周面の上下端部が円筒面として形成されてなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項記載の長さを
    可変とした筒状体。
  8. (8)前記菱形形状が筒体の一端から他端に向けて徐々
    に大きな寸法に形成されてなることを特徴とする特許請
    求の範囲第4項記載の長さを可変とした筒状体。
  9. (9)前記亀甲形状が筒体の一端から他端に向けて徐々
    に大きな寸法に形成されてなることを特徴とする特許請
    求の範囲第6項記載の長さを可変とした筒状体。
  10. (10)前記谷折線を筒体の周面に螺旋状に形成してな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第9項記
    載の長さを可変とした筒状体。
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