JPS61286322A - 経口徐放性製剤 - Google Patents

経口徐放性製剤

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JPS61286322A
JPS61286322A JP12633785A JP12633785A JPS61286322A JP S61286322 A JPS61286322 A JP S61286322A JP 12633785 A JP12633785 A JP 12633785A JP 12633785 A JP12633785 A JP 12633785A JP S61286322 A JPS61286322 A JP S61286322A
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井倉 宏
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嘉樹 鈴木
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Ryoji Machida
良治 町田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は経口徐放性製剤に関する。更に詳しくは、経口
投与後、胃中に浮遊して薬物を徐々に放出し、それ放炎
時間に亘り、薬物を治療効果を得るに充分な濃度で供給
することを特徴とする経口徐放性製剤に関する。
p 従来技術 従来、薬物の製剤からの放出を遅延させて薬物の効力を
長時間持続させるための製剤および製剤法としては、各
種の提案がなされている。これらの中で、胃における製
剤の滞留時間を長時間に亘って放出し、有効血中濃度を
維持しようとする試みにはたとえば、次の4例が挙げら
れる。
即ち、特開昭49−61323号公報に記載の方法は、
薬剤からなる芯に胃液中で膨潤するポリマーフィルムを
コーティングし、その機械的大きさをもって幽門通過を
防止し、胃内滞留時間を延長しようとするものであり、
特開昭51−115910号公報に記載の方法は比重の
軽い脂肪物質を大量に用いて胃液中に浮遊させ、形成さ
せたとドログルの膜を通して薬剤を放出させようとする
ものである。これら何れの方法も胃中で単一体(ここで
は、「単一体」は粒状の多数個の分散物に対比して1個
の個体であることをいう)を形成して、薬物を放出させ
ようとするものであり、生理的要因(食事、ストレス、
病状)あるいは外的要因により、薬物の放出が終了しな
いうちに腸管へ移動する可能性をもっている。
特開昭50−121418号公報に記載の方法は、発泡
ポリスチp−ル、ゼラチン硬カプセル、発泡穀物などの
中空の材料に耐胃液皮膜をコーテイング後、更に薬物を
コーティングして胃液中に浮遊、滞留させようとするも
のであるが、やはり単一体であること、また製造法が繁
雑であることなどの欠点を有する。
特開昭52−76418号公報に記載の方法は重炭酸塩
を主体とする発泡剤を薬剤を含有するコーティング剤に
よりコーティングするかまたは発泡剤と薬剤との混合物
を通常のコーティング剤によってコーティングすること
により、胃液中に浮遊させ、薬物を徐々に放出させよう
とするものであるが、薬物の徐放効果が十分でない管の
欠点を有する。
他方、特開昭54−41320.特開昭55−1184
14号公報には、セルロース低級アルキルエーテルとポ
リアクリル酸またはその薬学的に許容しうる塩の混合物
からなる徐放性製剤が明らかにされており、セルロース
低級アルキルエーテルとポリアクリル酸またはその薬学
的に許容しうる塩との量比を変えることにより、薬物の
放出速度を治療目的に応じて制御することが可能である
旨記載されている。しかしながら、その適用部位は口腔
内を主とするものであり、経口用製剤としての検肘ハ行
なわれていない。
ハ 発明の目的 本発明者らは、これらの従来技術と目、異なね、胃局所
疾患および徐放化によって効果の増大が期待される全身
的な疾患を、製剤の胃内分散・浮遊滞留化と製剤からの
薬物の徐放化によって治療すべく製剤組成について鋭意
研究を行った結果、驚くべきことに、セルロース低級ア
ルキルエーテル、ポリアクリル酸またはその薬学的に許
容しうる塩1発泡剤。
および薬物を含む混合物からなる製剤を経口投与した時
、細粒剤、顆粒剤である場合はもちろん、錠剤の場合で
あっても、胃中においては実質的に顆粒状物として分散
した形態で浮遊滞留し、薬物を徐々に放出し、かかる製
剤が経口徐放性製剤として、極めて優れていることを見
出し、本発明に到達したものである。
二 発明の隔成 本発明は、セルロース低級アルキルエーテルアポリアク
リル酸またはその薬学的に許容しうる塩1発泡剤、およ
び薬物を含む混合物からなる経口徐放性製剤である。
本発明において用いられるセルロース低級アルキルエー
テルは、セルロースの複数個のヒドロキシル基が少なく
とも部分的に同一もしくは異なる低級アルキルエーテル
基忙より置換されたものである。低級アルキルエーテル
基の低級アルキル基は置換基によって置換されていても
よい。かかる置換基としては例えばヒドロキシル基が好
ましいものとしてあげることができる。
置換されていてもよい低級アルキル基としては、例えば
メチル基、炭素数3〜8のヒトジキシ低級アルキル基等
を好ましいものとしてあげることができる。
セルロース低級フルキルエーテルとしては、例工ば、メ
チルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシグロビルセルロース、ヒドロキ
シプpピルメチルセルロース等をあげることができる。
これらのうち、ヒドロキシグロビルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、i!たはヒドロキシプロピルメ
チルセルロースはポリアクリル酸またはその薬学的に許
容し得る塩および発泡剤との混合物としたとぎ、胃液中
での徐放効果が優れており、この点から好ましい。
なかでもヒドロキシグロビルセルロースを用いるのが更
に好ましい。ヒドロキシグロビルセルロースは如何なる
分子量のものでも用いることが出来るが、20℃におけ
る2%水溶液の粘度が3〜10,000センチボイス、
更に好ましくは1,000〜41000センチポイズを
示すものかさら忙好ましい。
本発明に用いられるポリアクリル酸またはその薬学的に
許容される塩は、セルロース低級アルキルエーテルおよ
び発泡剤との混合物を形成させたときの保形性および薬
物の徐放性によって決定され望ましくは、ポリアクリル
酸が、ポリアクリル酸としての濃度が0.2チテ、且つ
、pH=: 7〜7.5を示すそのナトリウム塩の水溶
液で、25.0 :l:0.5℃において測定した場合
、200〜200.000センチボイズの粘度を示すも
のが好ましく用いられる。
本発明でいうポリアクリル酸としては、ポリアクリル酸
単品はもちろんのこと、例えば、市販品にあるようにポ
リアクリル酸に若干の(通常、20重量係以下の)他の
水溶性ポリマー等を含有しているもの等も用いうる。
更に、ポリアクリル酸とは、ポリアクリル酸ホモポリマ
ーはもちろんのこと、例えば、メタアクリル酸、スチレ
ンあるいはビニル形エーテルモノマー等をアクリル酸と
共重合したフボリマー等を意味している。そして、この
共重合割合は、本発明の目的が達成しうる共重合割合に
限定されるべきことは当然である。
又、本発明でいうポリアクリル酸の薬学的に許容し得る
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられ
る。
本発明に用いられる発泡剤は炭酸水素ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリlラムなどの
炭酸塩または重炭酸塩;が用いられる。あるいはこれら
の塩とクエン酸、1石酸、=ハタ酸、フマール酸、マレ
イン酸、アスマルビン酸などの有機酸との混合物等が用
いられる。発泡性および発泡によるセルロース低級アル
キルニーチルとポリアクリル@またはその薬学的に許容
し得る塩の混合物の分散性をさらに高めるために、ある
いは無酸症の患者を対象とする場合などは、炭酸塩また
は重炭酸塩とクエン酸、酒石酸、コハク酸、フマール潰
、マレイン酸、7スコルビン酸などの有機酸を併用する
のが良い。
製剤中に含まれるセルロース低級アルキルエーウ゛ルと
ポリアクリル酸またはその薬学的に許容し得る塩ならび
に発泡剤の割合はセルロース低級フルキルエーテルとポ
リアクリル酸またはその薬学的に許容し得る塩の混合物
の徐放効果および発泡剤の分散効果、浮遊効果により℃
決定されるが、セルロース低級アルキルエーテル10重
量部π対し、ポリアクリル酸またはその薬学的に許容し
得る塩0.1〜1、o o o ff1−fit!、セ
ルロース低級アルキルニーデルとポリアクリル酸または
その薬学的に許容し一得る塩から1よる混合物10重量
部に対して発泡剤1〜40重量部とするのが好ましくS
o セルロース低級アルキルエーテル1Offii1部に対
しポリアクリル酸″l:たけその薬学的に許容し得る塩
o、t−1o重食部とするのがさらに好ましい。発泡剤
はセルロース低級アルキルエーテルとポリアクリル酸ま
たはその薬学的に許容し得る塩の混合物10重量部に対
して1〜iu重量部とするのがさらに好ましいO 本発明に含まれる活性成分である薬物としては胃腔内疾
患および徐放化により従来よりさらて治療効果の増大が
期待きれる全1的疾7息治僚用医)裏であればいづれで
もよいがかかる薬物としては例えば次のようなものが挙
げられる。
(リ 消化器官用椹(アラントイ゛/、フルジオギサ、
アルクロキサ、塩酸ピレンゼピン。
セクレチン、ウロガストロ゛/、セトラキセート、シメ
チジン、ウニ9−クン、p−(トラレス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニル グロスタグランジン類などの消化性潰瘍治療剤;合成ケ
イ酸アルミニウム、天然ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ア
ルニン酸二マグネシウム,ケイ酸アルミン酸マグシネウ
ムビスマス,乾燥水酸化アルニミウムゲルッヒドロタル
シト,メタク゛イ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸マ
グネシウム、酸化マクネシウム,V質酸化マグネシウム
、水酸化マグイシウム,炭酸マグネシウム、沈降炭酸カ
ルシウムなどの制酸剤;蔗糖硫酸エステル、ヘプスタチ
ン,ストレグトスタチンなどの抗ペプシン薬;ペプシソ
,ジアスターゼ,リパーゼなどの消炎酵素剤など)■ 
中枢神経剤薬(ジアゼパム、エスタゾラムなどの催眠鎮
静剤,フェニトイン、メプロ/ぐメート、ニトラゼバム
などの抗てん力5ん剤;アセトアミノフェン、エテンサ
ミト。
サリチルアミド、ペンタゾシン,クロフエゾン,インド
メタシン、ケトプロフェン。
ナプpキセン,フルビプロフェン,ジクpフェナック、
クリダナク,アルクロフェナック、フルフェナム酸,メ
フェナム酸,スリンダク,ピロキシカム、メソトール、
カンファー、D−ペニシラミン、デキサメタシン、トリ
アムシノーン、ベタメタゾンプレドニゾーンを含むコル
チコスナロイド類などの解熱鎮痛消炎剤;りpルプロマ
シンなどの精神神経用剤;イソプレナリン,メシル醒ペ
タヒスチン、スコポラミンなどの抗めまい剤;全身麻酔
剤など) ■ アレルギー用架ないし抗ヒスタミン剤(ジフェンヒ
ドラミン、ペリアクチンなど)、■ 循環器官用架(ジ
ギタリス,ユビデカレノンなどの強心剤;ピンドロール
、塩酸プロプラノロール、塩酸アルプレノロール。
塩酸オクスプレノロール,などのβ−ブロッカ−類ない
し不整脈治療剤;テオフィリン、トリクロルメチアジド
、スピロノラクトン、メチクロチアジド、メトラゾン,
トリパミド,フロセミド、ペンフルシトなどの利尿剤;
レセルピン、塩酸クロニジン。
メチルドパ、ヒドララジン,シロシンゴビン,レシナミ
ン,シンナリジン、塩酸プラゾシン、ニフェジピンを含
むジヒドロピリジン誘導体などの血圧降下剤;ルチン、
カルバゾクロムなどの血管補強剤;メシル酸ジヒドロエ
ルゴタミン,メシル酸ジヒドロエルゴトキシンなどの血
管収縮剤;ニド−グリセリン、硝酸インソルビトール、
塩酸ジラゼプ、ニフェジピン、塩酸ジルチアゼム、塩酸
トリメタンジン、トラピジル、ジピリダモールなどの冠
血管拡張剤;イノシトール・−\キサニコチネートなど
の末梢血管拡張剤;クロフィブレートなどの動脈硬化用
剤;ペントキンフィリン、千トク1コームC,デギスト
ラン硫酸ナトリウム、ビリチオキシン、シチコリン、塩
酸ニカルジピン!塩酸ドパミン1フーロスタグラ゛/ジ
ン類。
プロスタサイクリン類、塩酸じブタミン。
アルプロスタジル、酒石酸イフエンブロジルなど)、 ■ 呼吸器官用剤(エフヱドリン、フデイン。
ブロムヘキシンなどの鎮咳去たん剤;イソプロプレツー
ル、デキストロメトルファン。
オルシプレナリン、イグラトロビウムプロミド、りpモ
グリク酸なと)、 ■ ホルモン剤ないし抗ホルモン剤(ヒト成昆ホルモン
、コルチコトロビン、オキシドシソ、バゾブレシン、酒
石酸ブロチレリンなどの脳下垂体ホルモン剤;テストス
チロ・7などの男性ホルモン剤;プロゲステロン。
エストラジオールなどの女性ホルーeン剤;唾液腺ホル
モン剤、甲状腺・副甲状1泉ホルモン剤、蛋白同化ステ
ロイド剤、副腎ホルモン剤など)。
■ 泌尿性殖器官用架(ジップロスト、ジノグロストン
などの子宮収縮剤など)、 ■ 代Eet性医薬器(アルファカルシドール。
1.24−ジヒドロキシコレカルシフエQ −ル、メコ
バラミンなどのビタミン類;滋養強壮変質剤;グルタチ
オン、ATP、アブロチリン、メシル酸ガペキサートな
ど)、■ 腫瘍用薬(クレスチン、アンシタビン。
マイトマシン、メトトレキセート、カルボコン、シタラ
ビン、ビシバニール、テガフールやカルモフールを含む
5−フルオロウラシルH4体+5−フルオロ−27−ジ
オキシウリジンおよびその誘導体など)、 [相] 抗生物質(テトラサイクリン系抗生物質。
ペニシリン系抗生物質、セフアルスポリン系抗生物質な
ど) ■ 化学療法剤(りIff トIJマゾール、ビロール
ニドリソ、アラホスファリン、サルファ剤など)、 かかる薬物の量は、それぞれの薬物の活性の強さ等によ
って適宜決定される。
本発明の経口徐放性製剤は、細粒剤、顆粒剤9錠剤、あ
るいは細粒剤、顆粒剤1錠剤を充櫨したカプセル剤の形
態にあるものが好ま(−い。
本発明の経口徐放性製剤で、細粒刑、顆粒剤の形態にあ
るものはもちろん、カプセル剤では胃液によってカプセ
ルが溶解し該混合物が胃液に遭遇したとぎ、鋺剤では直
ちに発泡しながら粒状に分散し、さらに粒状物中に存在
する発泡剤が徐々に胃液と反応し℃できる炭酸ガスの気
泡による浮遊して胃内滞留時間を延長してセルロース低
級アルキルエーテルおよびポリアクリル酸またはその薬
学的に許容し得る塩の徐放機能を一層高める。しかも−
17= 本発明の製剤は胃中では多数の粒状となっているため、
単一体ではしばしば起りうろことであるが薬物の放出が
終らないうちに腸管へ移動してしまい、したがって胃中
での徐放の目的を完全に達成できないまま終る従来の胃
内滞留型徐放剤に比べて、たとえ粒状物のうちの一部が
腸管へ移動しても、滞留浮遊する大部分の粒状物によっ
て徐放性が維持出来したがって薬効の個人差を小さく出
来る利点もある。
本発明で提供される胃内滞留性に優れた経口徐放性製剤
は、次のようにして製造される。
即ち、先ず発泡剤粉末とセルロース低級アルキルエーテ
ル、ポリアクリル酸またはその薬学的に許容しうる塩お
よび胃内疾患および徐放化により更に治療効果の増大が
期待される全身的疾患治療用薬剤を均一に混合後、必要
に応じて滑沢剤、賦形剤を加えて常法により乾式顆粒と
し、そのまま顆粒剤として用いても良く、更に服用の便
利性を考慮してバー 1R− ドカプセル剤または必要に応じて更に滑沢剤を加え通常
の方法により珪剤としても良い。
他の製造法としてはセルロース低級アルキルエーテルと
ポリアクリル酸またはその薬学的に許容し得る塩および
薬剤を均一に混合し、更に必要に応じ滑沢剤、結合剤、
凪形剤のlaiまたは2種以上とを十分に混合し、常法
に従って乾式顆粒とし、必要に応じて分級により粒度な
揃える。一方、発泡剤は単独または必要に応じ℃滑沢剤
、結合剤、賦形剤を加え、同様に乾式顆粒とする。これ
ら2種の顆粒を混合しそのまま顆粒剤または細粒剤とし
て用いても良いし、また服用の便利性を考慮してハード
カプセルに充穐するか、必要に応じて更に滑沢剤を加え
、通常の方法により錠剤としても良い。ここで用いられ
る必要に応じ用(・られる滑沢剤としては、例えば、タ
ルク。
ステアリン酸およびその塩、ワックス類等が、結合剤と
しては、例えばデンプン、デキストリン、トラガント、
ゼラチン、ポリビニルビルリドン、ポリビニルアルコー
ル等が、賦形剤としては、デンプン、結晶セルロース、
デキストリン、乳糖、マンニトール、ンルビトール、無
水すン酸カルシf’yム等が挙げられる。
ポリアクリル酸9発泡剤に用いられる重炭酸塩−1:た
は有機酸に接することによって不安定となる薬物を用い
る場合には、薬物を予かじめヒドロキシプロピルメチル
セルロース。
ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートなどの
公知の胃溶性コーティング剤によってコーティングを施
すか、または薬物に対して不活性なデンプン、乳糖など
の公知の賦形剤とともに顆粒状としたのち、本発明の組
成の錠剤、顆粒剤、細粒剤としても差し支えない。
ホ 発明の効果 以上述べた本発明で提供される製剤の効果および特徴と
しては 1、 胃内に長時間浮遊滞留し、したがって胃局所へ薬
物を直接かつ局部的に高濃度に作用せしめることができ
、製剤自体が薬物の吸収部位または作用部位を通過して
しまうことlンtない。
2、 胃液を吸収して粒状に分散したあと膨潤し≦薬物
を徐々に放出する。すなわち胃Jキの条件により発泡し
、セルロース(It aアルキルエーテルとポリアクリ
ル酸またはその薬学的に許容し得る塩および薬物の1侃
合物が最初粒状に分級し、その後膨潤が徐々に起り、薬
物の放出は膨潤した部分より起るため、長時間に亘り、
適用疾患部位または吸収部位に薬物を供給し続けること
ができる。
3、 カプセル剤または錠剤の形で服用しても背中では
粒状の分散物となるため、単一体で起りつる薬物の放出
が終らないうちに、未放出の薬物の全量が腸管へ移動し
てしまう可能性を防止できる。
4、 セルロース低級アルキルエーテルとポリアクリル
酸またはその薬学的に許容し得る塩との量比を変えるこ
とにより、薬物の放−21= 高速度を治療目的に合致するように制御することが可能
である。
5、 製造法が容易であり、成形は加圧成形および乾式
粉砕によるため、薬物の安定性を損うことはなく、゛ま
だ、経済的な面からも有利である。
へ 実施例 以下、実施働により本発明を詳述するが、本発明はこれ
らによ−り何ら限定されるものではない。
実験例1 本発明の製剤からの薬物の放出が徐々に行われることを
次の実験により明らかにした。
ヒドロキシプロピルセルロースとポリアクリル酸の異な
る割合の混合物95重量部【/c対して、リボフラビン
5重量部を加え、乾式法により12〜24メツシユの範
囲の顆粒剤となした。
一方、ヒドロキシプロピルセルロースとポリアクリル酸
の異なる割合の混合物70重量部に対して、リボフラビ
ン5重量部、炭酸水素ナトリウム25重量部を加え乾式
法により12〜24メツシユの顆粒剤となしzo また、ヒドロキシプロピルセルロース宿たは乳糖95重
貴部に対してリボフラビン5重号部を加え、乾式1去に
より12〜24メンシユの顆粒剤となした。
一万、ヒドロキシプロピルセルロースまたは乳#J70
重量部に対して炭酸水素ナトリウム25重量部、リボフ
ラビン5重量部を加え、乾式法により12〜24メツシ
ユの顆粒剤となした。
こわらの20 +l m9を顆粒状のまま[」局溶出試
験法により、リボフラビンの溶出試験を行なった。溶出
試験は、第2法、試験g!(ま第1液500ゴとし、1
00回転で行なった。
結果を表−1および表−2に示す。
表−1および表−2から、ヒドロキシプロピルセルロー
スおよびポリアクリル酸の混合物においては、徐放性を
示し、またその混合比により溶出時間が異ることが判る
。またさら忙炭酸水素ナトリウムを含む場合には粒状製
剤が分散・浮遊し溶出時間はさらに延長されていること
が判る。尚、発泡剤を含有しない粒状製剤では浮遊する
ことは認められなかった。
実施例−l ヒドロキシプロピルセルロース(20℃、2チ水溶液の
粘度が2080センチボイズ)85重量部、ポリアクリ
ル酸(25℃、pH7,3とした0、2 %水溶液の粘
度が11,500センチボイズ)15重量部99素素ア
フランス)2重景部。
炭酸水素ナトリウム50重量部を均一に混合し、乾式法
により、20〜24メツシユ(0,70m〜0.84龍
)の範囲の粒度なもつ顆粒剤とした。
この顆粒剤150叩を2号カプセルに光域し、日周溶出
試験器(第2法、第1液50011L/。
26一 1001111)を用いて観察したところ、カプセル皮
膜が約10分で溶解消失後、内容顆粒剤が試験液表面に
分散、浮遊し、12時間後においても同様に分散、浮遊
していることを確認した。
上記で製した顆粒剤10Bをミニハードゼラチンカプセ
ルに充を眞してラットに投与後8時間後に開腹したとこ
ろ、色素(アマランス)が残存していることが確認され
、顆粒剤は胃内滞留性が長いことが示された。
実験例−2 ヒドロキシプロピルセルロース(20℃、2チ水溶液の
粘度が2.08’Oセンチポイズ)85重量部およびポ
リアクリル酸(25℃+ pH7,3とした0、2%水
溶液の粘度が11.50 Qセンチボイズ)15重量部
を均一に混合した粉末に炭酸水素ナトリウム粉末所定量
を加えて均一に混合し、乾式法により12〜24メツシ
ユの範囲の顆粒剤となしこの顆粒剤1509をハードカ
プセルに充青眞し1日局溶出試験器(第2法、第1液5
00m/、10100rl1を用いて4時間目までの分
散、浮遊の状況を調べた。結果を表−3に示した。
表−3 表−3から明らかなように、発泡剤として炭酸水素ナト
リウムを使用する場合には、分散。
浮遊性は好適であった。
実施例−2 ヒドロキシプロピルセルロース(20’C,2チ水溶液
の粘度が2,080センチポイズ)70重量部およびポ
リアクリル酸(25℃、pH7,3とした0、2%水溶
液の粘度が11,500センチポイズ)30重量部およ
び色素(アマランス)2重量部を均一に混合し、乾式法
により12〜24メツシユ(0,71xm 〜1.41
 mの粒度の粒状物とした(粒状物(70)。
一方、炭素水素ナトリウム60重量部にクエン酸40重
量部を加えて均一に混合し、乾式法により16〜24 
、< ッシ−L (0,71TnN1.00闘)の粒状
物とした(粒状物[]fl)。
粒状物(A170重量部および粒状物@30重量部およ
びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を均一に混合
し、直径10 m 、厚さ3闘9重量200rvの錠剤
とした。
この錠剤を実施例−1と同様に日周溶出試験器で観察し
たところ、錠剤は試験液に役人後直ちに発泡、崩壊して
粒状に分散浮遊し、8時間後においても分散浮遊してい
ることが確認された。
実施例−3 メチルセルロース(20℃、2%水溶液の粘度が950
0センチボイズ)80重量部およびポリアクリル酸(2
5℃+pH7,3とした0、2チ水溶液の粘度が11,
500センチポイズ)20重量部および炭酸水素す) 
IJウム40重景部および塩酸イソプロテレノール20
重量部を均一に混合した。ステアリン酸マグネシウム0
.83i量部を加え、直径10目φ、硬度4〜5 kg
の錠剤とし、この錠剤を粗砕し、12〜24メツシユの
範囲の顆粒剤とし、この150Ipを2号カプセルに充
蛾した◎このカプセル剤を日周溶出試験法(第2法、第
1液500mJ、150rl11)により溶出試験を行
ない、カプセル皮膜が約10分で溶解消失後直ちに試験
液表面に分散し、12時間まで粒状物として浮遊するこ
とが観察され、また、50%溶出時間が3.2時間、8
゜チ溶出時間が7.8時間であり、良好な徐放性が示さ
れた。
実施例−4 ヒドロキシグロビルメチルセルロース(201:、2%
水溶液の粘度が14.3センチポイズ)60重量部およ
びri41Jアクリル酸(25℃。
PH7,3とした0、2チ水溶液の粘度が11.500
センチボイズ)40重量部および塩酸テトラサイクリソ
20部を均一に混合し、ステアリン酸マグネシウム0.
6部を加え、直径10龍φ、硬度3〜4kgの錠剤とし
、この錠剤な粗砕機により粗砕し、分級機により12〜
24メツシユの粒状物な得た。(粒状物[AI)。一方
炭酸水素ナトリウム70部に酒石酸30部を加えて均一
に混合し、さらにステアリン酸マグネシウム0.5部を
混合し、直径10*−+硬度3〜4kgの錠剤とし、粗
砕9分級して12〜24メツシユの粒状物を得た。(粒
状物@)。粒状物[Al60重量部および粒状物@40
重量部およびステアリン酸マグネシウム0.5重量部を
均一に混合し、この200 mgを2号カプセルに充咄
L、実施例−3と同様に溶出試験を行なったところ、8
時間目まで試験液表面に分散浮遊することが観察され、
また50%溶出時間が2.5時間、80%溶出時間が6
.5時間であり、良好な徐放性が示された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セルロース低級アルキルエーテル、ポリアクリル酸
    またはその薬学的に許容しうる塩、発泡剤、および薬物
    を含む混合物からなる経口徐放性製剤。 2、セルロース低級アルキルエーテル10重量部に対し
    、ポリアクリル酸またはその薬学的に許容しうる塩0.
    1〜1,000重量部、セルロース低級アルキルエーテ
    ルとポリアクリル酸またはその薬学的に許容しうる塩か
    らなる混合物10重量部に対して発泡剤を1〜40重量
    部の割合で含有する特許請求の範囲第1項記載の経口徐
    放性製剤。 3、発泡剤が、炭酸塩、重炭酸塩、あるいは炭炭酸塩ま
    たは重炭酸塩と有機酸との混合物である特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の経口徐放性製剤。 4、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、又は錠剤の形態にあ
    る特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載の
    経口徐放性製剤。 5、セルロース低級アルキルエーテルがヒドロキシプロ
    ピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピ
    ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、又
    はエチルセルロースである特許請求の範囲第1項〜第4
    項のいずれか1項記載の経口徐放性製剤。 6、セルロース低級アルキルエーテルがヒドロキシプロ
    ピルセルロースであつて、20℃における2%水溶液で
    3〜10,000センチポイズ粘度を示すものである特
    許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の徐放
    性製剤。 7、ポリアクリル酸が、ポリアクリル酸としての濃度が
    0.2%でかつpH7.0〜7.5を示すそのナトリウ
    ム塩の水溶液で、25.0±0.5℃に於いて測定した
    場合、200〜200,000センチポイズの粘度を示
    すものである特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか
    1項記載の経口徐放性製。
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EP86304400A EP0205336B1 (en) 1985-06-11 1986-06-10 Oral sustained release pharmaceutical preparation
DE8686304400T DE3681348D1 (de) 1985-06-11 1986-06-10 Oral-arzneizubereitung mit retardwirkung.
US06/872,996 US4777033A (en) 1985-06-11 1986-06-11 Oral sustained release pharmaceutical preparation
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511585A (ja) * 2004-08-31 2008-04-17 アリストコン フェアヴァルツングス−ゲーエムベーハー 食事と共にするapi投与時に遅延効果を果たす経口投与調剤

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JP2008511585A (ja) * 2004-08-31 2008-04-17 アリストコン フェアヴァルツングス−ゲーエムベーハー 食事と共にするapi投与時に遅延効果を果たす経口投与調剤

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