JPS61286229A - 硫酸第2鉄含有凝集剤の製造方法 - Google Patents
硫酸第2鉄含有凝集剤の製造方法Info
- Publication number
- JPS61286229A JPS61286229A JP12712785A JP12712785A JPS61286229A JP S61286229 A JPS61286229 A JP S61286229A JP 12712785 A JP12712785 A JP 12712785A JP 12712785 A JP12712785 A JP 12712785A JP S61286229 A JPS61286229 A JP S61286229A
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- sulfuric acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は酸化鉄と金属鉄とを原料として、これを硫酸
で浸出溶解して硫酸鉄溶液とし、得られた溶液中の硫酸
第1鉄を酸化して鉄系の凝集剤を製造する方法に関する
ものである。
で浸出溶解して硫酸鉄溶液とし、得られた溶液中の硫酸
第1鉄を酸化して鉄系の凝集剤を製造する方法に関する
ものである。
従来の技術
従来から酸化鉄は硫酸には難溶とされている。
特にFe+/Fe のモル比が%の四三酸化鉄は不溶
とされている。そのために酸化鉄は製鉄原料として一部
利用される以外は、塩酸で溶解し酸化して塩化第2鉄を
製造するときの原料として用いられる。しかし、これら
に利用される量は極めてわずかで、大部分が廃棄されて
いる。
とされている。そのために酸化鉄は製鉄原料として一部
利用される以外は、塩酸で溶解し酸化して塩化第2鉄を
製造するときの原料として用いられる。しかし、これら
に利用される量は極めてわずかで、大部分が廃棄されて
いる。
発明が解決しようとする問題1点
塩酸で溶解し酸化して製造された塩化第2鉄は鉄系凝集
剤であるが、塩素イオンによる腐食が大きいのが欠点と
されている。そこで、腐食の少ない硫酸イオンを含む鉄
系凝集剤が望まれている。
剤であるが、塩素イオンによる腐食が大きいのが欠点と
されている。そこで、腐食の少ない硫酸イオンを含む鉄
系凝集剤が望まれている。
そして上述のように酸化鉄は一般に硫酸に難溶とされて
おり、硫酸溶解により高濃度の硫酸鉄溶液を得ることは
困難とされていたため大部分が未利用であり、これが有
効利用されることが強く望まれているところである。
おり、硫酸溶解により高濃度の硫酸鉄溶液を得ることは
困難とされていたため大部分が未利用であり、これが有
効利用されることが強く望まれているところである。
問題点を解決するための手段とその作用本発明者は、酸
化鉄を硫酸に溶解する方法について種々研究したところ
、■酸化鉄は3価の鉄を一部還元すると溶解し易いこと
、■硫酸の濃度は20〜50チ、好ましくは30〜45
%が良いこと、■溶解時のSO4/Feモル比は1.0
〜3.0が良く、特に好ましくは1.2〜1.5である
こと、■金属鉄を硫酸で溶解すると水素ガスが発生する
こと、■この水素ガスは活性が強く酸化鉄を還元するこ
となどを知見した。
化鉄を硫酸に溶解する方法について種々研究したところ
、■酸化鉄は3価の鉄を一部還元すると溶解し易いこと
、■硫酸の濃度は20〜50チ、好ましくは30〜45
%が良いこと、■溶解時のSO4/Feモル比は1.0
〜3.0が良く、特に好ましくは1.2〜1.5である
こと、■金属鉄を硫酸で溶解すると水素ガスが発生する
こと、■この水素ガスは活性が強く酸化鉄を還元するこ
となどを知見した。
この発明はこれらの知見に基づくものであって、酸化鉄
と酸化鉄中の3価の鉄の1/I 0以上に相当する金属
鉄と濃度20〜50チの硫酸とをSO4/Feモル比が
1.0〜3.0になるように調整混合して50℃以上で
溶解する第1工程と、第1工程で得られた硫酸鉄溶液中
の硫酸第1鉄を酸化する第2工程とからなる鉄系凝集剤
の製造法である。
と酸化鉄中の3価の鉄の1/I 0以上に相当する金属
鉄と濃度20〜50チの硫酸とをSO4/Feモル比が
1.0〜3.0になるように調整混合して50℃以上で
溶解する第1工程と、第1工程で得られた硫酸鉄溶液中
の硫酸第1鉄を酸化する第2工程とからなる鉄系凝集剤
の製造法である。
この発明で使用する酸化鉄は、硫酸第1鉄よシ芒硝、石
こうを製造するときに副生ずる四三酸化鉄を含むものな
ど種々の副生物のほか、天然の鉱物なども用いられる。
こうを製造するときに副生ずる四三酸化鉄を含むものな
ど種々の副生物のほか、天然の鉱物なども用いられる。
また金属鉄は鉄くず、鉄粉のいずれでも良いが、溶解反
応などの速度を考慮すると粉状のものが好ましい。そし
て金属鉄の混合割合は第1表で明らかなように、酸化鉄
中の3価の鉄の1/10に相当する量以上で効果が認め
られるが、好ましくは硲以上が必要である。
応などの速度を考慮すると粉状のものが好ましい。そし
て金属鉄の混合割合は第1表で明らかなように、酸化鉄
中の3価の鉄の1/10に相当する量以上で効果が認め
られるが、好ましくは硲以上が必要である。
第 1 表
つぎに、硫酸濃度を20〜50チとしたのは、20チの
濃度では溶解後の鉄濃度が50 #/を以下となジ酸化
後に加水分解が起こシやすく不安定となるからである。
濃度では溶解後の鉄濃度が50 #/を以下となジ酸化
後に加水分解が起こシやすく不安定となるからである。
また、50%以上の濃度では溶解後の鉄濃度がi s
o II、、”を以上となジ酸化後の鉄系凝集剤の鉄の
濃度が溶解度以上となる念め保存上不安定となシ実用性
がなくなる。SO4/Fe (7)モル比を1.0〜3
.0としたのは1.0以下ではSO4が不足して溶解率
を下げるからであシ、特に酸化後では塩基度が太きくな
シネ安定となる。また、3.0以上では遊離酸が多くな
り、鉄の溶解度を下げるので裟* x * K 11N
”。
o II、、”を以上となジ酸化後の鉄系凝集剤の鉄の
濃度が溶解度以上となる念め保存上不安定となシ実用性
がなくなる。SO4/Fe (7)モル比を1.0〜3
.0としたのは1.0以下ではSO4が不足して溶解率
を下げるからであシ、特に酸化後では塩基度が太きくな
シネ安定となる。また、3.0以上では遊離酸が多くな
り、鉄の溶解度を下げるので裟* x * K 11N
”。
区’x*xx’xxm※溶m*’xxげX※×安定した
ち高濃度の鉄系凝集剤が得られない。
ち高濃度の鉄系凝集剤が得られない。
この発明における酸化鉄の溶解温度を50℃以上とした
のは、金属鉄は50℃未満では反応がおそ〈発生する水
素の量が(時間当シ)少なく、酸化鉄の溶解が進みにく
いからである。
のは、金属鉄は50℃未満では反応がおそ〈発生する水
素の量が(時間当シ)少なく、酸化鉄の溶解が進みにく
いからである。
つぎにこの発明の第2工程における酸化は、酸素、空気
などによる直接酸化以外に過酸化水素、二酸化マンガン
、塩素酸ソーダなどの酸化剤による酸化、チッソ酸化物
を触媒とした酸素、空気などによる酸化などの方法が用
いられる。
などによる直接酸化以外に過酸化水素、二酸化マンガン
、塩素酸ソーダなどの酸化剤による酸化、チッソ酸化物
を触媒とした酸素、空気などによる酸化などの方法が用
いられる。
実施例
全鉄分が58%、2価の鉄が11.6%を主成分とする
酸化鉄100011と金属鉄粉240tとを混合し、4
50 f/lの濃度の硫酸をSO4/Feのモル比が1
.4になるように調整混合し、90℃で1時間反応させ
友とこる95%の鉄が溶解された。これをチッソ酸化物
を触媒として酸素で酸化し、全鉄分L65f/l 、
Fe+が0.1f/l、 SO,が397 Ff/lの
鉄系の凝集剤を4Bt得た。これを用いて凝集試験を行
なったところポリ硫酸鉄溶液(特公昭51−17516
号)と同等の効果を得た。
酸化鉄100011と金属鉄粉240tとを混合し、4
50 f/lの濃度の硫酸をSO4/Feのモル比が1
.4になるように調整混合し、90℃で1時間反応させ
友とこる95%の鉄が溶解された。これをチッソ酸化物
を触媒として酸素で酸化し、全鉄分L65f/l 、
Fe+が0.1f/l、 SO,が397 Ff/lの
鉄系の凝集剤を4Bt得た。これを用いて凝集試験を行
なったところポリ硫酸鉄溶液(特公昭51−17516
号)と同等の効果を得た。
発明の効果
上述のように、この発明によれば従来用いられることの
なかった酸化鉄を原料として鉄系の凝集剤を製造するこ
とができるので、その工業的価値は大なるものがある。
なかった酸化鉄を原料として鉄系の凝集剤を製造するこ
とができるので、その工業的価値は大なるものがある。
代理人 弁理士 伊 藤 武 久1′j/さ−jjム
ζ婦
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Claims (1)
- 酸化鉄と酸化鉄中の3価の鉄の1/10以上に相当する
金属鉄と濃度20〜50%の硫酸とをSO_4/Feモ
ル比が1.0〜3.0になるように調整混合して50℃
以上で溶解する第1工程と、第1工程で得られた硫酸鉄
溶液中の硫酸第1鉄を酸化する第2工程とからなる鉄系
凝集剤の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12712785A JPS61286229A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 硫酸第2鉄含有凝集剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12712785A JPS61286229A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 硫酸第2鉄含有凝集剤の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61286229A true JPS61286229A (ja) | 1986-12-16 |
JPH0513095B2 JPH0513095B2 (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=14952276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12712785A Granted JPS61286229A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 硫酸第2鉄含有凝集剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61286229A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814158A (en) * | 1988-01-28 | 1989-03-21 | Fini Enterprises, Inc. | Process for making liquid ferric sulfate |
US6375919B1 (en) * | 1999-07-08 | 2002-04-23 | Taki Chemical Co., Ltd. | Method for the manufacture of ferric sulfate solution and a water treatment agent using the same |
JP2012136382A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Yasuya Mikami | ポリ硫酸第2鉄溶液及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-06-13 JP JP12712785A patent/JPS61286229A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814158A (en) * | 1988-01-28 | 1989-03-21 | Fini Enterprises, Inc. | Process for making liquid ferric sulfate |
US6375919B1 (en) * | 1999-07-08 | 2002-04-23 | Taki Chemical Co., Ltd. | Method for the manufacture of ferric sulfate solution and a water treatment agent using the same |
JP2012136382A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Yasuya Mikami | ポリ硫酸第2鉄溶液及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0513095B2 (ja) | 1993-02-19 |
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