JPS6128414Y2 - - Google Patents
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- JPS6128414Y2 JPS6128414Y2 JP1980001383U JP138380U JPS6128414Y2 JP S6128414 Y2 JPS6128414 Y2 JP S6128414Y2 JP 1980001383 U JP1980001383 U JP 1980001383U JP 138380 U JP138380 U JP 138380U JP S6128414 Y2 JPS6128414 Y2 JP S6128414Y2
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- Japan
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- plate
- cam
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- sliding
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Links
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 31
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 11
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 7
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は押釦チユーナに係り、被記憶部材と手
動同調機構を連結するラツクアンドピニオンにお
いて、ピニオンをラツクに向け斜め下方向に付勢
してバツクラツシユの発生を防止する構成とする
ことにより選局精度を向上させた押釦チユーナを
提供することを目的とする。
動同調機構を連結するラツクアンドピニオンにお
いて、ピニオンをラツクに向け斜め下方向に付勢
してバツクラツシユの発生を防止する構成とする
ことにより選局精度を向上させた押釦チユーナを
提供することを目的とする。
従来の押釦チユーナとしては、手動同調機構と
被記憶部材とを連結するラツクアンドピニオンに
おけるバツクラツシユを防止する手段としては、
被記憶部材のラツクが形成されてなる部分の下方
位置に付勢手段を配設し、この付勢手段により被
記憶部材を上記付勢することによりラツクをピニ
オンに向け押圧する構成がとられていた。しかる
に上記構成では、ラツクがピニオンに向け鉛直方
向より押圧されるため、有効にバツクラツシユの
発生を防止することができず選局精度が低いとい
う欠点があつた。
被記憶部材とを連結するラツクアンドピニオンに
おけるバツクラツシユを防止する手段としては、
被記憶部材のラツクが形成されてなる部分の下方
位置に付勢手段を配設し、この付勢手段により被
記憶部材を上記付勢することによりラツクをピニ
オンに向け押圧する構成がとられていた。しかる
に上記構成では、ラツクがピニオンに向け鉛直方
向より押圧されるため、有効にバツクラツシユの
発生を防止することができず選局精度が低いとい
う欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその1実施例につき説明する。
図面と共にその1実施例につき説明する。
第1図は本考案になる押釦チユーナの1実施例
の全体平面図、第2図及び第3図は夫々上記押釦
チユーナの操作杆部分及びクラツチ機構部分の分
解斜視図である。
の全体平面図、第2図及び第3図は夫々上記押釦
チユーナの操作杆部分及びクラツチ機構部分の分
解斜視図である。
図中、1はフレーム下板で、底板部1a前端に
例えば5個の案内凸部2を一体的にピツチPで並
列形成され、各案内凸部2は案内板部2aに案内
溝2b,両側折曲ガイド部2cを設けてなる。底
板部1aには上記各案内溝2bに対応して5個の
案内溝3(小巾溝部3a,大巾溝部3bを有す
る)を形成され、又各案内溝3の両側に夫々1対
のストツパー用ピン部1b、切起しガイド部1c
を一体形成される。尚案内凸部2の案内板部2a
は底板部1aより上方へ所定の段差寸法を有し
て一体形成される。尚フレーム下板1の右方端折
曲部にはこの場合6個のコイル26が並列的に取
付けられている。
例えば5個の案内凸部2を一体的にピツチPで並
列形成され、各案内凸部2は案内板部2aに案内
溝2b,両側折曲ガイド部2cを設けてなる。底
板部1aには上記各案内溝2bに対応して5個の
案内溝3(小巾溝部3a,大巾溝部3bを有す
る)を形成され、又各案内溝3の両側に夫々1対
のストツパー用ピン部1b、切起しガイド部1c
を一体形成される。尚案内凸部2の案内板部2a
は底板部1aより上方へ所定の段差寸法を有し
て一体形成される。尚フレーム下板1の右方端折
曲部にはこの場合6個のコイル26が並列的に取
付けられている。
4は5個の操作杆で、夫々大略押釦板5(押釦
6を有する)、摺動板7、抑止カム板8より構成
される。押釦板5は、第2図,第4図A,Bに示
す如く、大略帯板形状で、同一面上の後方板部5
a本体板部5bと上方へ段差寸法を有して折曲
形成された前方板部5cより一体的になり、後端
にT字部5dを折曲形成され、本体板部5b中央
に傾斜縁孔9を又両側にガイド凸部5eを夫々有
し、前方板部5cは一のピン孔5fを有する。傾
斜縁孔9は第4図Bに示す形状を有し、矢印C,
D方向に対し夫々平行及び傾斜する平行縁9a、
傾斜縁9b等を有する。
6を有する)、摺動板7、抑止カム板8より構成
される。押釦板5は、第2図,第4図A,Bに示
す如く、大略帯板形状で、同一面上の後方板部5
a本体板部5bと上方へ段差寸法を有して折曲
形成された前方板部5cより一体的になり、後端
にT字部5dを折曲形成され、本体板部5b中央
に傾斜縁孔9を又両側にガイド凸部5eを夫々有
し、前方板部5cは一のピン孔5fを有する。傾
斜縁孔9は第4図Bに示す形状を有し、矢印C,
D方向に対し夫々平行及び傾斜する平行縁9a、
傾斜縁9b等を有する。
摺動板7は、第2図,第5図A,Bに示す如
く、大略帯板形状で、本体板部7a及び上方へ段
差寸法を有して折曲形成された前方板部7bよ
り一体的になり、本体板部7a後端に切起し凸部
7c、開口部7d、孔7eを又前方に両側折曲ガ
イド部10、開口部7fを夫々設けられ、又前方
板部7bに長孔7g及び両側ガイド凸部7hを設
けられる。尚折曲ガイド部10は夫々折曲爪部1
0aを有し、又図中左方の折曲ガイド部10のみ
一の係合凹部10bを設けられる。
く、大略帯板形状で、本体板部7a及び上方へ段
差寸法を有して折曲形成された前方板部7bよ
り一体的になり、本体板部7a後端に切起し凸部
7c、開口部7d、孔7eを又前方に両側折曲ガ
イド部10、開口部7fを夫々設けられ、又前方
板部7bに長孔7g及び両側ガイド凸部7hを設
けられる。尚折曲ガイド部10は夫々折曲爪部1
0aを有し、又図中左方の折曲ガイド部10のみ
一の係合凹部10bを設けられる。
この摺動板7上面には、抑止バネ11、規定子
12、押えバネ板13等を予め組付けられる。抑
止バネ11は後端円形部11a(一の孔11bを
有する)に1対の脚部11cを一体形成されてな
る。規定子12は円板形状で、上面前端に1対の
当接部12a,12bを有する凸部12cを一体
形成されてなり、抑止バネ11の円形部11aに
嵌合支承される。押えバネ板13は大略半円形状
で、押圧凸部13a、一の孔13b、両側爪部1
3cを有してなる。上記各部品11〜13を摺動
板7に対し組付けるには、第2図中ピン14を順
次押えバネ板13の孔13b、抑止バネ板11
(規定子12を有する)の孔11bに挿通させて
摺動板7の孔7eにめ固定すればよく、これに
より第7図に示す構成が得られる。このとき押え
バネ板13はその両側爪部13cが抑止バネ11
の円形部11a外周に係合して該抑止バネ11に
対し位置規制され、同時にその押圧凸部13aが
規定子12を摺動板7上面に対し押圧して後述す
る規定子12の回動時の浮上りを防止する。尚こ
の場合規定子12は第7図に示す如く当接部12
a,12bが左右対称の中立回動位置にあるとす
る。
12、押えバネ板13等を予め組付けられる。抑
止バネ11は後端円形部11a(一の孔11bを
有する)に1対の脚部11cを一体形成されてな
る。規定子12は円板形状で、上面前端に1対の
当接部12a,12bを有する凸部12cを一体
形成されてなり、抑止バネ11の円形部11aに
嵌合支承される。押えバネ板13は大略半円形状
で、押圧凸部13a、一の孔13b、両側爪部1
3cを有してなる。上記各部品11〜13を摺動
板7に対し組付けるには、第2図中ピン14を順
次押えバネ板13の孔13b、抑止バネ板11
(規定子12を有する)の孔11bに挿通させて
摺動板7の孔7eにめ固定すればよく、これに
より第7図に示す構成が得られる。このとき押え
バネ板13はその両側爪部13cが抑止バネ11
の円形部11a外周に係合して該抑止バネ11に
対し位置規制され、同時にその押圧凸部13aが
規定子12を摺動板7上面に対し押圧して後述す
る規定子12の回動時の浮上りを防止する。尚こ
の場合規定子12は第7図に示す如く当接部12
a,12bが左右対称の中立回動位置にあるとす
る。
抑止カム板8は大略四角板形状で、奥部が細く
なるテーパ孔8aを切欠形成され、両テーバ面途
中に凹部8bを設けられる。抑止カム板8はその
上面に回動片15をピン16により挿通支承され
て組付けられ、ピン6はめ固定により抜け止め
を施され、抑止カム板8下面に所定寸法突出す
る。尚回動片15は大略V字形状で、レバー部1
5a、折曲凸部15bを有している。
なるテーパ孔8aを切欠形成され、両テーバ面途
中に凹部8bを設けられる。抑止カム板8はその
上面に回動片15をピン16により挿通支承され
て組付けられ、ピン6はめ固定により抜け止め
を施され、抑止カム板8下面に所定寸法突出す
る。尚回動片15は大略V字形状で、レバー部1
5a、折曲凸部15bを有している。
上記抑止カム板8(回動片15を有する)は摺
動板7の本体部7a上面に巾方向両側折曲ガイド
部10間に嵌合され且つ厚み方向該本体部7a及
び1対の爪部10a間に嵌合されて載置され、こ
のとき回動片15のレバー部15aが折曲ガイド
部10の係合凹部10bに係合し且つピン16の
下方突出部は開口部7fを挿通して摺動板7下面
に更に所定寸法突出する。抑止カム板8は摺動板
7に対し上記各嵌合により図中矢印A,B方向相
対的スライド自在とされるが、通常は第7図に示
す如く、抑止バネ11の1対の脚部11cに前端
が夫々テーパ孔8aの一対の凹部8bに弾性的に
係合する矢印A方向摺動限位置に決められ、この
状態で規定子12は回動自在のフリー状態とされ
る。又このときピン16は開口部7f内の前方に
位置し且つ回動片15は上記レバー部15a及び
係合凹部10bの規制により図中時計方向回動限
位置にある。
動板7の本体部7a上面に巾方向両側折曲ガイド
部10間に嵌合され且つ厚み方向該本体部7a及
び1対の爪部10a間に嵌合されて載置され、こ
のとき回動片15のレバー部15aが折曲ガイド
部10の係合凹部10bに係合し且つピン16の
下方突出部は開口部7fを挿通して摺動板7下面
に更に所定寸法突出する。抑止カム板8は摺動板
7に対し上記各嵌合により図中矢印A,B方向相
対的スライド自在とされるが、通常は第7図に示
す如く、抑止バネ11の1対の脚部11cに前端
が夫々テーパ孔8aの一対の凹部8bに弾性的に
係合する矢印A方向摺動限位置に決められ、この
状態で規定子12は回動自在のフリー状態とされ
る。又このときピン16は開口部7f内の前方に
位置し且つ回動片15は上記レバー部15a及び
係合凹部10bの規制により図中時計方向回動限
位置にある。
上記押釦板5、摺動板7(抑止カム板8を組付
済である)を組付けるには、まず押釦板5の後方
板部5a、本体板部5b、前方板部5cを夫々フ
レーム1の案内溝3の小巾溝部3a、大巾溝部3
b、案内溝2b内に収納させると、押釦板5のT
字部5d両端部が小巾溝部3a両側縁上面に当接
し、且つ前方板部5c所定部が底板部1aの巾狭
部1d上面に当接して位置決められる。これによ
り押釦板5はその後方板部5a、本体板部5bを
底板部1aと同一厚さ内に且つ前方板部5cを案
内凸部2の案内板部2aと同一厚さ内に夫々配設
された状態で、特に本体板部5b両側のガイド凸
部5eを大巾溝部3bの両内側によりガイドされ
て第2図中矢印A,B方向スライド自在とされ
る。従つて押釦板5はフレーム下板と同一厚さ内
に配設され、全体の厚さを低減しうる。
済である)を組付けるには、まず押釦板5の後方
板部5a、本体板部5b、前方板部5cを夫々フ
レーム1の案内溝3の小巾溝部3a、大巾溝部3
b、案内溝2b内に収納させると、押釦板5のT
字部5d両端部が小巾溝部3a両側縁上面に当接
し、且つ前方板部5c所定部が底板部1aの巾狭
部1d上面に当接して位置決められる。これによ
り押釦板5はその後方板部5a、本体板部5bを
底板部1aと同一厚さ内に且つ前方板部5cを案
内凸部2の案内板部2aと同一厚さ内に夫々配設
された状態で、特に本体板部5b両側のガイド凸
部5eを大巾溝部3bの両内側によりガイドされ
て第2図中矢印A,B方向スライド自在とされ
る。従つて押釦板5はフレーム下板と同一厚さ内
に配設され、全体の厚さを低減しうる。
次いで摺動板7をフレーム下板1の上記押釦板
5上面に対し、本体板部7a及び前方板部7bを
夫々底板部1a、案内板部2a上面に当接させ、
且つ本体板部7a両側及び前方板部7bの1対の
ガイド凸部7hを夫々1対の切起しガイド部1c
及び両側折曲ガイド部2c間に嵌合させて載置さ
れ、上記各嵌合の案内により矢印A,B方向スラ
イド自在とされる。このとき摺動板7の開口部7
dを介して押釦板5のT字部5dが遊嵌的に挿通
突出し且つピン16下端が傾斜縁孔9に遊嵌的に
挿入される。
5上面に対し、本体板部7a及び前方板部7bを
夫々底板部1a、案内板部2a上面に当接させ、
且つ本体板部7a両側及び前方板部7bの1対の
ガイド凸部7hを夫々1対の切起しガイド部1c
及び両側折曲ガイド部2c間に嵌合させて載置さ
れ、上記各嵌合の案内により矢印A,B方向スラ
イド自在とされる。このとき摺動板7の開口部7
dを介して押釦板5のT字部5dが遊嵌的に挿通
突出し且つピン16下端が傾斜縁孔9に遊嵌的に
挿入される。
押釦6はガイド孔6a、ピン孔6bを有し、フ
レーム下板1の案内凸部2に図中矢印A方向へ嵌
合され、ピン孔6bに挿入されたピン21を摺動
板7の長孔7gを遊嵌挿通されると共に押釦板5
のピン孔5fに嵌合挿通され、これによい押釦6
及び押釦板5は一体スライド構成となり、かくし
て上記押釦板5、押釦6、摺動板7、抑止カム板
8により操作杆4が完成する。尚案内凸部2の押
釦6にはコイルバネ22が嵌装される。従つて上
記操作杆4は通常は第7図に示す如くバネ22に
より図中矢印A方向へ附勢され、押釦板5(押釦
6)がその傾斜縁孔9の平行縁9aにピン16を
附勢当接され、且つピン21が長孔7gの前端に
附勢当接され、しかも摺動板7がその本体部7a
前端を1対のピン部1bに附勢当接される位置で
停止される。
レーム下板1の案内凸部2に図中矢印A方向へ嵌
合され、ピン孔6bに挿入されたピン21を摺動
板7の長孔7gを遊嵌挿通されると共に押釦板5
のピン孔5fに嵌合挿通され、これによい押釦6
及び押釦板5は一体スライド構成となり、かくし
て上記押釦板5、押釦6、摺動板7、抑止カム板
8により操作杆4が完成する。尚案内凸部2の押
釦6にはコイルバネ22が嵌装される。従つて上
記操作杆4は通常は第7図に示す如くバネ22に
より図中矢印A方向へ附勢され、押釦板5(押釦
6)がその傾斜縁孔9の平行縁9aにピン16を
附勢当接され、且つピン21が長孔7gの前端に
附勢当接され、しかも摺動板7がその本体部7a
前端を1対のピン部1bに附勢当接される位置で
停止される。
23はカム板で、第1図〜第3図に示す如く、
前面に5個のV字カム部24(カム右辺224
a、カム左辺24bを有する)をピツチPで並列
形成され、又第1図中右方(第3図中左方)端の
折曲板部23aに例えば6個のコア25を螺装さ
れ且つ他の折曲板部23bにラツク23cを形成
されている。カム板23はフレーム下板1の底板
部1a上面に所定の案内溝、ピン嵌合により矢印
C,D方向スライド自在に且つV字カム部24が
操作杆4の上方に位置するよう取付けられ、通常
は、中立位置にあつて第7図中二点鎖線で示す如
く各V字カム部24のV字谷部が各操作杆4のセ
ンターに対応して規定子12の1対の当接部12
a,12bを離間対向される。又このとき各コア
25は夫々上記各コイル26に対し出入自在であ
り、且つラツク23cは後述するピニオン35b
に噛合している。又第1図中27は1対のバネ板
で、夫々フレーム下板1及びカム板23間に該カ
ム板23をフレーム下板1に押圧させてスライド
を許容するよう取付けられている。
前面に5個のV字カム部24(カム右辺224
a、カム左辺24bを有する)をピツチPで並列
形成され、又第1図中右方(第3図中左方)端の
折曲板部23aに例えば6個のコア25を螺装さ
れ且つ他の折曲板部23bにラツク23cを形成
されている。カム板23はフレーム下板1の底板
部1a上面に所定の案内溝、ピン嵌合により矢印
C,D方向スライド自在に且つV字カム部24が
操作杆4の上方に位置するよう取付けられ、通常
は、中立位置にあつて第7図中二点鎖線で示す如
く各V字カム部24のV字谷部が各操作杆4のセ
ンターに対応して規定子12の1対の当接部12
a,12bを離間対向される。又このとき各コア
25は夫々上記各コイル26に対し出入自在であ
り、且つラツク23cは後述するピニオン35b
に噛合している。又第1図中27は1対のバネ板
で、夫々フレーム下板1及びカム板23間に該カ
ム板23をフレーム下板1に押圧させてスライド
を許容するよう取付けられている。
28はクラツチレバー板で、第2図,第3図,
第7図に示す如く、左右方向に5個のカム孔29
をピツチPで並列形成され且つ第2図中右端(第
3図,第6図中左端)に一の突起部28aを形成
され、第6図中フレーム上板30の下面に所定の
案内溝、ピン嵌合により矢印C,D方向スライド
自在に取付けられ、このとき各カム孔29内に各
操作杆4の回動片15の凸部15bが進入する。
各カム孔29は長靴形状をなし、一側凹部29
a、傾斜縁29b、真直縁29cを有している。
クラツチレバー板28は通常はその突起部28a
が第3図に示す如く後述するアーム34の一端ア
ーム部34aに当接又は僅少寸法離間して対向す
る中立位置にあつて、回動片15の凸部15bは
第1図中カム孔29内の凹部29a側方に位置す
る。
第7図に示す如く、左右方向に5個のカム孔29
をピツチPで並列形成され且つ第2図中右端(第
3図,第6図中左端)に一の突起部28aを形成
され、第6図中フレーム上板30の下面に所定の
案内溝、ピン嵌合により矢印C,D方向スライド
自在に取付けられ、このとき各カム孔29内に各
操作杆4の回動片15の凸部15bが進入する。
各カム孔29は長靴形状をなし、一側凹部29
a、傾斜縁29b、真直縁29cを有している。
クラツチレバー板28は通常はその突起部28a
が第3図に示す如く後述するアーム34の一端ア
ーム部34aに当接又は僅少寸法離間して対向す
る中立位置にあつて、回動片15の凸部15bは
第1図中カム孔29内の凹部29a側方に位置す
る。
31はバンド切換レバー板で、5個のカム孔3
1a、一のレバー部31bを有し第1図中フレー
ム下板1の底板部1a後端上面に矢印C,D方向
スライド自在に配設されている。バンド切換レバ
ー板31は後述する如く5個の操作杆4を押込む
際に、各摺動板7の後端凸部7cを且つ対応する
カム孔31aに当接されて矢印C,D方向に適宜
スライドし、レバー31bによりバンド切換回路
のスイツチを切換えて適宜バンド選択を行なうも
のである。
1a、一のレバー部31bを有し第1図中フレー
ム下板1の底板部1a後端上面に矢印C,D方向
スライド自在に配設されている。バンド切換レバ
ー板31は後述する如く5個の操作杆4を押込む
際に、各摺動板7の後端凸部7cを且つ対応する
カム孔31aに当接されて矢印C,D方向に適宜
スライドし、レバー31bによりバンド切換回路
のスイツチを切換えて適宜バンド選択を行なうも
のである。
32は手動同調機構で、第1図,第3図に示す
如く、フレーム下板1の右端に折曲形成された垂
直板部1eに対し、大略支持板33、回動アーム
34、ドラム35、ローラ41、中間軸42、オ
ルダム継手軸43を組付けて構成される。支持3
3は1対のボルト44により垂直板部1eにネジ
締めされ、且つ下端凸部33aをフレーム下板1
の切欠部1fに係合させて該下板1に取付固定さ
れる。支持板33は更に一の四角孔33b、凸部
33cを有し、又ピン45により本考案の要部を
なす板片46を支承しており、該板片46はその
凸部46a及び上記凸部33c間に張設したコイ
ルバネ47により四角孔33bの斜め下方位置に
設けられたピン45を中心として時計方向へ回動
附勢され、ドラム35の後述する軸部35dの上
記四角孔33bを挿通突出した径小部35eを斜
め下方向に押圧当接される。
如く、フレーム下板1の右端に折曲形成された垂
直板部1eに対し、大略支持板33、回動アーム
34、ドラム35、ローラ41、中間軸42、オ
ルダム継手軸43を組付けて構成される。支持3
3は1対のボルト44により垂直板部1eにネジ
締めされ、且つ下端凸部33aをフレーム下板1
の切欠部1fに係合させて該下板1に取付固定さ
れる。支持板33は更に一の四角孔33b、凸部
33cを有し、又ピン45により本考案の要部を
なす板片46を支承しており、該板片46はその
凸部46a及び上記凸部33c間に張設したコイ
ルバネ47により四角孔33bの斜め下方位置に
設けられたピン45を中心として時計方向へ回動
附勢され、ドラム35の後述する軸部35dの上
記四角孔33bを挿通突出した径小部35eを斜
め下方向に押圧当接される。
回動アーム34は両端アーム部34a,34b
を有して垂直板部1eにピン48により枢支され
常時はさみバネ49により第3図中反時計方向に
附勢されているが、アーム部34bに支承した上
記ローラ41がドラム35のドラム部35aに附
勢当接して停止され、上記の如く他のアーム部3
4aがクラツチレバー板28の突起部28aに対
向している。
を有して垂直板部1eにピン48により枢支され
常時はさみバネ49により第3図中反時計方向に
附勢されているが、アーム部34bに支承した上
記ローラ41がドラム35のドラム部35aに附
勢当接して停止され、上記の如く他のアーム部3
4aがクラツチレバー板28の突起部28aに対
向している。
ドラム35は、外周をローレツト掛けした大径
のドラム部35a、ピニオン35b、両軸部35
c,35d(小径部35eを有する)を同軸一体
的に構成してなり、軸部35cは垂直板部1eに
回動自在に支承されており、また軸部35dは支
持板33の四角孔33bに遊嵌状態で支承されて
おり、四角孔33b内で変位し得る構成となつて
いる。ドラム35aが垂直板部1e,支持板33
に支承された状態でピニオン35bはカム板23
のラツク23cに噛合する。この場合軸部35d
は上記の如く径小部35eを板片46により斜め
下方向に付勢されて該四角孔33bの下方縁とは
離間した状態となるため、ピニオン35bは左右
方向ふらつきなくラツク23cに向け斜め下方向
に圧接噛合されることになり、バツクラツシユを
完全に除去されて良好な伝達を行ないうる。
のドラム部35a、ピニオン35b、両軸部35
c,35d(小径部35eを有する)を同軸一体
的に構成してなり、軸部35cは垂直板部1eに
回動自在に支承されており、また軸部35dは支
持板33の四角孔33bに遊嵌状態で支承されて
おり、四角孔33b内で変位し得る構成となつて
いる。ドラム35aが垂直板部1e,支持板33
に支承された状態でピニオン35bはカム板23
のラツク23cに噛合する。この場合軸部35d
は上記の如く径小部35eを板片46により斜め
下方向に付勢されて該四角孔33bの下方縁とは
離間した状態となるため、ピニオン35bは左右
方向ふらつきなくラツク23cに向け斜め下方向
に圧接噛合されることになり、バツクラツシユを
完全に除去されて良好な伝達を行ないうる。
また前記したようにカム板23はフレーム下板
上の底板部1aと密着した状態でスライドするた
め、カム板23の変位に際しラツク23cに上下
変位が生ずることはなく、これによつてもラツク
23cとピニオン35b間に発生するバツクラツ
シユを除去することができ、よつて手動同調時に
おける選局精度を向上させることができる。
上の底板部1aと密着した状態でスライドするた
め、カム板23の変位に際しラツク23cに上下
変位が生ずることはなく、これによつてもラツク
23cとピニオン35b間に発生するバツクラツ
シユを除去することができ、よつて手動同調時に
おける選局精度を向上させることができる。
ローラ41は第3図中右方軸部に球状部41c
に1対のピン部41bを突設した凸状自在接手部
41cを形成されてなり、左右軸部を夫々アーム
34のアーム部34b、中間軸42の後述する凹
状自在接手部42eに係合されて支承され、通常
は上記の如くバネ49によりドラム35のドラム
部35aに圧接される。
に1対のピン部41bを突設した凸状自在接手部
41cを形成されてなり、左右軸部を夫々アーム
34のアーム部34b、中間軸42の後述する凹
状自在接手部42eに係合されて支承され、通常
は上記の如くバネ49によりドラム35のドラム
部35aに圧接される。
中間軸42は鍔部42a及びギヤ部42bより
同軸一体的になり、第3図中左側面に円孔42c
及び1対の切欠部42dよりなる凹状自在接手部
42eを形成されてなり、垂直板部1eの孔(図
示せず)に鍔部42aを孔縁に当接させ且つギヤ
部42bを前方へ突出させ、更に垂直板部1eに
ネジ止めされた先端U字状バネ板50により鍔部
42aを該垂直板部1e側へ押圧されて安定に支
承される。
同軸一体的になり、第3図中左側面に円孔42c
及び1対の切欠部42dよりなる凹状自在接手部
42eを形成されてなり、垂直板部1eの孔(図
示せず)に鍔部42aを孔縁に当接させ且つギヤ
部42bを前方へ突出させ、更に垂直板部1eに
ネジ止めされた先端U字状バネ板50により鍔部
42aを該垂直板部1e側へ押圧されて安定に支
承される。
オルダム継手軸43は凸側オルダム継手板43
a及びピニオン43bを同軸一体的に有してな
り、垂直板部1e前面に固設した軸51に支承さ
れ、ピニオン43bは上記中間軸42のギヤ部4
2bに噛合する。尚凸側オルダム継手板43aに
は、更に凹側オルダム継手板を介して手動同調操
作軸(図示せず)が同軸的に設けられる。
a及びピニオン43bを同軸一体的に有してな
り、垂直板部1e前面に固設した軸51に支承さ
れ、ピニオン43bは上記中間軸42のギヤ部4
2bに噛合する。尚凸側オルダム継手板43aに
は、更に凹側オルダム継手板を介して手動同調操
作軸(図示せず)が同軸的に設けられる。
次に上記構成になる押釦チユーナの動作につき
説明する。まず上記手動同調操作軸を回転させて
第3図中上記オルダム継手を介してオルダム継手
軸43を第3図中矢印の方向へ回転させ、ピニオ
ン43b、ギヤ部42b、ローラ41、ドラム部
35aを夫々順次矢印方向へ連動回転させつつ最
後にピニオン35bを矢印の方向へ回転させる
と、カム板23はそのラツク23c及び上記ピニ
オン35bの噛合により中立位置より第3図中矢
印C方向へ所定寸法スライドして第7図中二点鎖
線で示す位置より実線で示す位置へ至り、同時に
各コア25が各コイル26より出方向にスライド
して所望局が選局同調される。
説明する。まず上記手動同調操作軸を回転させて
第3図中上記オルダム継手を介してオルダム継手
軸43を第3図中矢印の方向へ回転させ、ピニオ
ン43b、ギヤ部42b、ローラ41、ドラム部
35aを夫々順次矢印方向へ連動回転させつつ最
後にピニオン35bを矢印の方向へ回転させる
と、カム板23はそのラツク23c及び上記ピニ
オン35bの噛合により中立位置より第3図中矢
印C方向へ所定寸法スライドして第7図中二点鎖
線で示す位置より実線で示す位置へ至り、同時に
各コア25が各コイル26より出方向にスライド
して所望局が選局同調される。
次いで、上記所望局を記憶するには、第1図、
第7図中所定の操作杆4を押釦6を操作してコイ
ルバネ22に抗して矢印B方向へ押込む。する
と、押釦板5は同方向へ僅少距離のみ単独でスラ
イドするが、直ちにその傾斜縁孔9の平行縁9a
に当接さていたピン16を相対的に矢印A方へス
ライドされ(即ち摺動板7、抑止カム板8、ピン
16等はこの間停止している)傾斜縁9bに当接
され、この時点で該ピン16を介して摺動板7、
抑止カム板8にも押込力を伝達する。従つてこの
時点から操作杆4は各部品一体的に矢印A方向へ
スライドし、中立回動位置にある規定子12は第
7図中実線位置にあるカム板23のV字カム部2
4に近接して、まず右方当接部12aがV字カム
部24のカム右辺24aに当接する。続いて操作
杆4を押込むと、規定子12は上記右方当接部1
2aをカム右辺24aによりV字山部方向へ摺接
案内されつつ第7図中時計方向へ回動され、最後
に第8図に示す如く左方当接部12bがカム左辺
24bに当接して回動停止される。これにより操
作杆4は一旦スライドを停止され、摺動板7後端
の凸部7cはフレーム下板1の後側板近傍に到り
上記の如くバンド切換レバー板31をスライド規
制せしめ対応バンド回路を選局せしめている。こ
の間回動片15も矢印B方向へスライドし、凸部
15bはクラツチレバー板28のカム孔29の凹
部29a側方より第8図に示す如く真直縁29c
近傍に到る。
第7図中所定の操作杆4を押釦6を操作してコイ
ルバネ22に抗して矢印B方向へ押込む。する
と、押釦板5は同方向へ僅少距離のみ単独でスラ
イドするが、直ちにその傾斜縁孔9の平行縁9a
に当接さていたピン16を相対的に矢印A方へス
ライドされ(即ち摺動板7、抑止カム板8、ピン
16等はこの間停止している)傾斜縁9bに当接
され、この時点で該ピン16を介して摺動板7、
抑止カム板8にも押込力を伝達する。従つてこの
時点から操作杆4は各部品一体的に矢印A方向へ
スライドし、中立回動位置にある規定子12は第
7図中実線位置にあるカム板23のV字カム部2
4に近接して、まず右方当接部12aがV字カム
部24のカム右辺24aに当接する。続いて操作
杆4を押込むと、規定子12は上記右方当接部1
2aをカム右辺24aによりV字山部方向へ摺接
案内されつつ第7図中時計方向へ回動され、最後
に第8図に示す如く左方当接部12bがカム左辺
24bに当接して回動停止される。これにより操
作杆4は一旦スライドを停止され、摺動板7後端
の凸部7cはフレーム下板1の後側板近傍に到り
上記の如くバンド切換レバー板31をスライド規
制せしめ対応バンド回路を選局せしめている。こ
の間回動片15も矢印B方向へスライドし、凸部
15bはクラツチレバー板28のカム孔29の凹
部29a側方より第8図に示す如く真直縁29c
近傍に到る。
続いて第8図中、押釦6を更に押込むと、今度
は押釦板5及びこれとピン16を介して一体の抑
止カム板8のみが上記停止された摺動板7に対
し、押釦板5の本体板部5b両側をフレーム下板
1の大巾溝部3bに案内され且つ抑止カム板8両
側を摺動板7の両側折曲ガイド部10に案内され
て矢印B方向へスライド開始する。すると、抑止
バネ11の1対の脚部11c前端は相対的に抑止
カム板8のテーパ孔8aの1対の凹部8bに対す
る係合を解除され、該各脚部11c自体互いに近
接方向へ弾性変形されつつ、該各脚部11c前端
をテーパ孔8aにより逐次摺接案内されて最後に
第9図に示す如くテーパ孔8a奥部に当接され、
この時点で押釦板5及び抑止カム板8のスライド
が停止される。このとき上記の如く抑止バネ11
はその1対の脚部11cが強制的に近接方向へ弾
性変形されることにより、円形部11bの径を縮
少され、これにより規定子12はその外周面を押
圧され上記所望回動位置にてクランプされる。尚
ピン16は開口部7fの前端近傍に到り且つピン
21は長孔7gの前端近傍に到る。
は押釦板5及びこれとピン16を介して一体の抑
止カム板8のみが上記停止された摺動板7に対
し、押釦板5の本体板部5b両側をフレーム下板
1の大巾溝部3bに案内され且つ抑止カム板8両
側を摺動板7の両側折曲ガイド部10に案内され
て矢印B方向へスライド開始する。すると、抑止
バネ11の1対の脚部11c前端は相対的に抑止
カム板8のテーパ孔8aの1対の凹部8bに対す
る係合を解除され、該各脚部11c自体互いに近
接方向へ弾性変形されつつ、該各脚部11c前端
をテーパ孔8aにより逐次摺接案内されて最後に
第9図に示す如くテーパ孔8a奥部に当接され、
この時点で押釦板5及び抑止カム板8のスライド
が停止される。このとき上記の如く抑止バネ11
はその1対の脚部11cが強制的に近接方向へ弾
性変形されることにより、円形部11bの径を縮
少され、これにより規定子12はその外周面を押
圧され上記所望回動位置にてクランプされる。尚
ピン16は開口部7fの前端近傍に到り且つピン
21は長孔7gの前端近傍に到る。
更にこの間、回動片15も抑止カム板8と一体
に停止中の摺動板7に対し矢印B方向へ相対スラ
イドするが、回動片15のレバー部15aは摺動
板7の係合凹部10bに係合規制されている。従
つて回動片15は第8図に示す位置より矢印B方
向へスライドしつつ図中反時計方向へ回動開始
し、上記の如く抑止バネ11の1対の脚部11c
が抑止カム板8の1対の凹部8bより抜出した後
テーパ部8a途中に摺接案内されている時点、即
ち規定子12が円形部11bにより軽く抑止(半
固定)された時点で、凸部15aがクラツチレバ
ー板28のカム孔29の真直縁29cに当接して
該レバー板28を矢印D方向へ押圧しつつ、最後
に第9図に示す位置まで回動する。
に停止中の摺動板7に対し矢印B方向へ相対スラ
イドするが、回動片15のレバー部15aは摺動
板7の係合凹部10bに係合規制されている。従
つて回動片15は第8図に示す位置より矢印B方
向へスライドしつつ図中反時計方向へ回動開始
し、上記の如く抑止バネ11の1対の脚部11c
が抑止カム板8の1対の凹部8bより抜出した後
テーパ部8a途中に摺接案内されている時点、即
ち規定子12が円形部11bにより軽く抑止(半
固定)された時点で、凸部15aがクラツチレバ
ー板28のカム孔29の真直縁29cに当接して
該レバー板28を矢印D方向へ押圧しつつ、最後
に第9図に示す位置まで回動する。
これによりクラツチレバー板28は第8図より
第9図の位置まで矢印D方向へ若干距離スライド
し、第3図中その突起部28aがアーム4のアー
ム部34aに当接してこれを同方向へ押圧する。
従つてアーム34はバネ49に抗して第3図中時
計方向へ回動され、ローラ41の先端側を該ロー
ラ41及び中間軸42の各自在接手部41c,4
2eを支点として回動させて持上げローラ41及
びドラム部35aを離間せしめ、この間の連結を
切離す。かくしてカム板23はローラ41以後の
手動同調軸側の負荷を切離されて低負荷スライド
状態となる。
第9図の位置まで矢印D方向へ若干距離スライド
し、第3図中その突起部28aがアーム4のアー
ム部34aに当接してこれを同方向へ押圧する。
従つてアーム34はバネ49に抗して第3図中時
計方向へ回動され、ローラ41の先端側を該ロー
ラ41及び中間軸42の各自在接手部41c,4
2eを支点として回動させて持上げローラ41及
びドラム部35aを離間せしめ、この間の連結を
切離す。かくしてカム板23はローラ41以後の
手動同調軸側の負荷を切離されて低負荷スライド
状態となる。
ここで、本来操作杆4を押込んだときに上記カ
ム板23の低負荷状態を現出する理由は後述する
読出し選局時にカム板23を容易にスライド変位
させるためのもので、記憶時に低負荷となること
は本来好ましいことではない。しかるに本構成で
は、上記記憶時の動作中、第8図の構成より押釦
板5、抑止カム板8のみを押込んで回動片15の
凸部15bがカム孔29の真直29cに当接する
までの若干距離移動する間、即ちクラツチレバー
板28が何らスライドしない間に上記の如く抑止
バネ11の1対の脚部11c前端が抑止カム板8
のテーパ部8aに移行してすでに規定子12を半
固定している構成である。従つてこれ以後、上記
の如くカム板23の低負荷スライド状態が現出し
て、更に何らかの外的シヨツクや押釦板5の押込
みシヨツク等が加わつても規定子12は該カム板
23(V字カム部24)とは無関係に当初の所望
回動位置でクランプされ所望の局を正確に選局記
憶する。
ム板23の低負荷状態を現出する理由は後述する
読出し選局時にカム板23を容易にスライド変位
させるためのもので、記憶時に低負荷となること
は本来好ましいことではない。しかるに本構成で
は、上記記憶時の動作中、第8図の構成より押釦
板5、抑止カム板8のみを押込んで回動片15の
凸部15bがカム孔29の真直29cに当接する
までの若干距離移動する間、即ちクラツチレバー
板28が何らスライドしない間に上記の如く抑止
バネ11の1対の脚部11c前端が抑止カム板8
のテーパ部8aに移行してすでに規定子12を半
固定している構成である。従つてこれ以後、上記
の如くカム板23の低負荷スライド状態が現出し
て、更に何らかの外的シヨツクや押釦板5の押込
みシヨツク等が加わつても規定子12は該カム板
23(V字カム部24)とは無関係に当初の所望
回動位置でクランプされ所望の局を正確に選局記
憶する。
尚操作杆4の第9図に示す最終押込時において
は、上記の如く押釦板5の傾斜縁孔9の傾斜縁9
bにピン16外周を強力に押圧当接されることに
なるため、その斜面効果により押釦板5及び抑止
カム板8は夫々第9図中右方及び左方の力を受け
る。従つて押釦板5の本体部5bの右側ガイド凸
部5eがフレーム下板1の大巾溝部3bの右内側
に圧接され、同時に抑止カム板8の左側面が摺動
板7の左側折曲ガイド部10内側に圧接され、更
にこれにより該摺動板7の本体板部7a左側がフ
レーム下板1の左側切起しガイド部1cに圧接さ
れ且つ前方板部7bの左側ガイド凸部7hが案内
凸部2の左側折曲ガイド部2c内側に圧接され、
これにより押釦板5と抑止カム板8及び摺動板7
との左右方向位置規制がなされる。この状態は操
作杆4の繰返し最終押込時に常時同一となるた
め、特に繰返し押込みに伴なう規定子12の誤差
変位がなくなり、正確な記憶、読出しを行なうこ
とができる。
は、上記の如く押釦板5の傾斜縁孔9の傾斜縁9
bにピン16外周を強力に押圧当接されることに
なるため、その斜面効果により押釦板5及び抑止
カム板8は夫々第9図中右方及び左方の力を受け
る。従つて押釦板5の本体部5bの右側ガイド凸
部5eがフレーム下板1の大巾溝部3bの右内側
に圧接され、同時に抑止カム板8の左側面が摺動
板7の左側折曲ガイド部10内側に圧接され、更
にこれにより該摺動板7の本体板部7a左側がフ
レーム下板1の左側切起しガイド部1cに圧接さ
れ且つ前方板部7bの左側ガイド凸部7hが案内
凸部2の左側折曲ガイド部2c内側に圧接され、
これにより押釦板5と抑止カム板8及び摺動板7
との左右方向位置規制がなされる。この状態は操
作杆4の繰返し最終押込時に常時同一となるた
め、特に繰返し押込みに伴なう規定子12の誤差
変位がなくなり、正確な記憶、読出しを行なうこ
とができる。
次いで、操作杆4の押込力を解除すると、操作
杆4は第9図の位置よりバネ22の力により矢印
A方向へスライド復帰し、摺動板7が1対のピン
部1bに当接し且つ押釦板5がその傾斜縁孔9の
傾斜縁9bより平行縁9aにピン16を切換当接
される位置で停止され第10図に示す構成とな
る。この間クラツチレバー板28はアーム34の
バネ49の回動附勢により矢印C方向へ附勢され
ており、スライド復帰する回動片15の凸部15
bがカム孔29の真直縁29cとの摺接を完了し
て傾斜縁29bと摺接を開始する時点で、逐次矢
印C方向へ附勢的にスライド復帰されて第10図
に示す位置(第7図と同一位置である)に到る。
このとき凸部15bはカム孔29の凹部29a内
に収納されている。
杆4は第9図の位置よりバネ22の力により矢印
A方向へスライド復帰し、摺動板7が1対のピン
部1bに当接し且つ押釦板5がその傾斜縁孔9の
傾斜縁9bより平行縁9aにピン16を切換当接
される位置で停止され第10図に示す構成とな
る。この間クラツチレバー板28はアーム34の
バネ49の回動附勢により矢印C方向へ附勢され
ており、スライド復帰する回動片15の凸部15
bがカム孔29の真直縁29cとの摺接を完了し
て傾斜縁29bと摺接を開始する時点で、逐次矢
印C方向へ附勢的にスライド復帰されて第10図
に示す位置(第7図と同一位置である)に到る。
このとき凸部15bはカム孔29の凹部29a内
に収納されている。
かくして、第3図中アーム34はバネ49によ
り反時計方向へ回動復帰されてローラ41も下方
へ回動復帰され再びドラム部35aに圧接されク
ラツチ連結状態となる。
り反時計方向へ回動復帰されてローラ41も下方
へ回動復帰され再びドラム部35aに圧接されク
ラツチ連結状態となる。
次に上記所望局を読出す動作につき説明する
が、その前に予め更に手動同調操作軸の回転操作
により上記記憶操作前と全く同一の要領でピニオ
ン35b、ラツク23cの噛合によりカム板23
を第10図中実線で示す位置より矢印D方向へ所
定寸法スライドせしめ二点鎖線で示す位置へ至ら
しめ、これにより各コア25を各コイル26に挿
入スライドせしめ他の所望局を選局させていると
する。まず操作杆4を第10図に示す位置より矢
印B方向へ押込むと、上記の場合と同様にまず押
釦板5のみが同方向へ僅少距離スライドし、その
傾斜縁孔9の平行縁9aに当接されていたピン1
6が傾斜縁9bに切換当接する時点より該押釦板
5、摺動板7、抑止カム板8は一体的に同方向へ
スライド開始する。
が、その前に予め更に手動同調操作軸の回転操作
により上記記憶操作前と全く同一の要領でピニオ
ン35b、ラツク23cの噛合によりカム板23
を第10図中実線で示す位置より矢印D方向へ所
定寸法スライドせしめ二点鎖線で示す位置へ至ら
しめ、これにより各コア25を各コイル26に挿
入スライドせしめ他の所望局を選局させていると
する。まず操作杆4を第10図に示す位置より矢
印B方向へ押込むと、上記の場合と同様にまず押
釦板5のみが同方向へ僅少距離スライドし、その
傾斜縁孔9の平行縁9aに当接されていたピン1
6が傾斜縁9bに切換当接する時点より該押釦板
5、摺動板7、抑止カム板8は一体的に同方向へ
スライド開始する。
しかるにこの場合は回動片15が上記抑止カム
板8、抑止バネ11の抑止規制により時計方向回
動限位置に固定されているため、その凸部15b
は直ちにクラツチレバー板28のカム孔29の傾
斜縁29bに当接してこれを逐次摺接案内しつつ
真直縁29cに移行し、この間該レバー板28を
矢印D方向へ押圧する。従つてクラツチレバー板
28は矢印D方向へスライドされ、第1図、第3
図中その突起部28aがアーム34のアーム部3
4aを押圧する。従つてアーム34は記憶時の場
合と同様に第3図中時計方向へ回動しローラ41
の一端を持上げローラ41及びドラム部35aが
離間してカム板23は手動同調部との連結を切離
されて低負荷スライドの状態となる。
板8、抑止バネ11の抑止規制により時計方向回
動限位置に固定されているため、その凸部15b
は直ちにクラツチレバー板28のカム孔29の傾
斜縁29bに当接してこれを逐次摺接案内しつつ
真直縁29cに移行し、この間該レバー板28を
矢印D方向へ押圧する。従つてクラツチレバー板
28は矢印D方向へスライドされ、第1図、第3
図中その突起部28aがアーム34のアーム部3
4aを押圧する。従つてアーム34は記憶時の場
合と同様に第3図中時計方向へ回動しローラ41
の一端を持上げローラ41及びドラム部35aが
離間してカム板23は手動同調部との連結を切離
されて低負荷スライドの状態となる。
続いて操作杆4の押込みに伴ない、第10図中
上記所望回動位置にクランプされた規定子12の
左方当接部12bがまず同図中二点鎖線で示すV
字カム部24のV字カム左辺24bに当接した後
更に押込みスライドされる。従つてカム板23は
V字カム左辺24bを逐次左方当接12bにより
摺接案内されて相対的に矢印C方向へ押圧スライ
ドされ、最後にV字カム右辺24aに右方当接部
12aを当接される時点で停止され、上記記憶時
と同一位置、即ち、第9図に示す位置に復帰す
る。同時に操作杆4もスライドを停止され、同様
に第9図に示す構成となる。
上記所望回動位置にクランプされた規定子12の
左方当接部12bがまず同図中二点鎖線で示すV
字カム部24のV字カム左辺24bに当接した後
更に押込みスライドされる。従つてカム板23は
V字カム左辺24bを逐次左方当接12bにより
摺接案内されて相対的に矢印C方向へ押圧スライ
ドされ、最後にV字カム右辺24aに右方当接部
12aを当接される時点で停止され、上記記憶時
と同一位置、即ち、第9図に示す位置に復帰す
る。同時に操作杆4もスライドを停止され、同様
に第9図に示す構成となる。
尚操作杆4の最終押込時には押釦板5が摺動板
7、抑止板8に対し矢印B方向へ相対スライドす
るよう押圧されるため、再び傾斜縁孔9の傾斜縁
9bがピン16を強力に押圧し、上記の場合と同
様にその斜面効果により押釦板5が右方へ且つ抑
止カム板8、摺動板7が左方へ夫々押圧規制さ
れ、規定子12、カム板23は正確に記憶時と同
一位置に規制復帰される。
7、抑止板8に対し矢印B方向へ相対スライドす
るよう押圧されるため、再び傾斜縁孔9の傾斜縁
9bがピン16を強力に押圧し、上記の場合と同
様にその斜面効果により押釦板5が右方へ且つ抑
止カム板8、摺動板7が左方へ夫々押圧規制さ
れ、規定子12、カム板23は正確に記憶時と同
一位置に規制復帰される。
続いて操作杆4の押込力を解除すると、操作杆
4は第9図の位置よりバネ22により矢印A方向
へスライド復帰し、規定子12はカム板23のV
字カム部24より離間すると共に、摺動板7が1
対のピン部1bに当接し且つ押釦板5がその傾斜
縁孔9の平行縁9aにピン16を切換当接されて
停止され第10図に示す構成となる。同時にクラ
ツチレバー板28は回動片15の凸部15bによ
りカム孔29の真直縁29c、傾斜縁29bを順
次摺接案内されて矢印C方向へスライド復帰して
同じく第10図に示す位置に到り、これにより第
3図中アーム34が回動復帰してローラ41がド
ラム部35aに圧接復帰する。
4は第9図の位置よりバネ22により矢印A方向
へスライド復帰し、規定子12はカム板23のV
字カム部24より離間すると共に、摺動板7が1
対のピン部1bに当接し且つ押釦板5がその傾斜
縁孔9の平行縁9aにピン16を切換当接されて
停止され第10図に示す構成となる。同時にクラ
ツチレバー板28は回動片15の凸部15bによ
りカム孔29の真直縁29c、傾斜縁29bを順
次摺接案内されて矢印C方向へスライド復帰して
同じく第10図に示す位置に到り、これにより第
3図中アーム34が回動復帰してローラ41がド
ラム部35aに圧接復帰する。
かくして読出し操作が完了し、カム板23は上
記の如く規定子12の規制により記憶時と正確に
同一位置にスライド復帰され、コア25がコイル
26より出方向スライドして正確に同一の上記所
望局が読出し選局される。
記の如く規定子12の規制により記憶時と正確に
同一位置にスライド復帰され、コア25がコイル
26より出方向スライドして正確に同一の上記所
望局が読出し選局される。
尚続いて手動同調操作軸を回転させてカム板2
3をスライドさせて更に他の局を選局するに伴な
い、この局を記憶するには、第10図に示す構成
において、まず押釦6を手前(矢印A方向)へ引
くと、押釦板5がその傾斜縁孔9の平行縁9a及
びピン16の当接を介した抑止板8と一体的に同
方向へ所定寸法スライドし(摺動板7のみは1対
のピン部1bに当接して停止している)、押釦6
のピン21が摺動板7の長孔7g前端縁に当接し
第7図に示す位置で停止される。尚ピン16は開
口部7fの前端近傍位置に復帰する。この間抑止
バネ11の1対の脚部11c前端が抑止カム板8
のテーパ孔8a奥部から逐次該テーパ孔8aを摺
接案内されて該各脚部11c自体互いに離間方向
へ弾性変形されつつ最後に1対の凹8bに係合復
帰し、これにより円形部11aの径が拡大復帰さ
れ規定子12はクランプ解除され再び回動自在の
フリー状態となる。
3をスライドさせて更に他の局を選局するに伴な
い、この局を記憶するには、第10図に示す構成
において、まず押釦6を手前(矢印A方向)へ引
くと、押釦板5がその傾斜縁孔9の平行縁9a及
びピン16の当接を介した抑止板8と一体的に同
方向へ所定寸法スライドし(摺動板7のみは1対
のピン部1bに当接して停止している)、押釦6
のピン21が摺動板7の長孔7g前端縁に当接し
第7図に示す位置で停止される。尚ピン16は開
口部7fの前端近傍位置に復帰する。この間抑止
バネ11の1対の脚部11c前端が抑止カム板8
のテーパ孔8a奥部から逐次該テーパ孔8aを摺
接案内されて該各脚部11c自体互いに離間方向
へ弾性変形されつつ最後に1対の凹8bに係合復
帰し、これにより円形部11aの径が拡大復帰さ
れ規定子12はクランプ解除され再び回動自在の
フリー状態となる。
又この間回動片15は矢印B方向へスライドし
つつ同時にそのレバー板15a及び停止中の摺動
板7の係合凹部10bの係合規制により時計方向
へ回動復帰されて第7図に示す構成となり再び凸
部15bはカム孔29の凹部29a側方位置に復
帰する。かくして操作杆4は第7図に示す最初の
位置に復帰したことになり、上記更に他の局を選
局するには、上記手順と全く同様に、再び操作杆
4を押込む手順をとればよい。
つつ同時にそのレバー板15a及び停止中の摺動
板7の係合凹部10bの係合規制により時計方向
へ回動復帰されて第7図に示す構成となり再び凸
部15bはカム孔29の凹部29a側方位置に復
帰する。かくして操作杆4は第7図に示す最初の
位置に復帰したことになり、上記更に他の局を選
局するには、上記手順と全く同様に、再び操作杆
4を押込む手順をとればよい。
上記構成及び動作によれば、抑止カム板8(摺
動板7)のピン16は押釦板5の傾斜縁孔9に遊
嵌的に挿入させるのみの構成で、ピン16下端を
める等の作業は不要で組付け工数を低減しえ、
従つて分解作業、点検、保守も容易である。
動板7)のピン16は押釦板5の傾斜縁孔9に遊
嵌的に挿入させるのみの構成で、ピン16下端を
める等の作業は不要で組付け工数を低減しえ、
従つて分解作業、点検、保守も容易である。
又、抑止カム板8、抑止バネ11、規定子12
の構造は、抑止バネ11の円形部11aに規定子
12がその外形である外周の略全体を支承され、
抑止カム板8が抑止バネ11の1対の脚部11c
を挾圧する構成であるため、抑止バネ11は水平
方向変位するのみで全体構成を薄型化しえ、又規
定子は上記構成で安定に回転し選局精度を向上し
うる。
の構造は、抑止バネ11の円形部11aに規定子
12がその外形である外周の略全体を支承され、
抑止カム板8が抑止バネ11の1対の脚部11c
を挾圧する構成であるため、抑止バネ11は水平
方向変位するのみで全体構成を薄型化しえ、又規
定子は上記構成で安定に回転し選局精度を向上し
うる。
又規定子12は操作杆4押込時に1対の当接部
12a,12bが夫々カム板23のV字カム面2
4のカム右辺24a,カム左辺24bに同時当接
する構成のため、カム板23は矢印C方向及びD
方向の各力を同時に受け互いに略相殺し合うこと
になり、一方向のみの大なる力を受けることがな
く、従つてカム板23の位置決めが安定し一層選
局精度を向上しうる。尚規定子12の1対の当接
部は上記構成に限ることなく、例えば1対のピン
部を植設したものでもよい。
12a,12bが夫々カム板23のV字カム面2
4のカム右辺24a,カム左辺24bに同時当接
する構成のため、カム板23は矢印C方向及びD
方向の各力を同時に受け互いに略相殺し合うこと
になり、一方向のみの大なる力を受けることがな
く、従つてカム板23の位置決めが安定し一層選
局精度を向上しうる。尚規定子12の1対の当接
部は上記構成に限ることなく、例えば1対のピン
部を植設したものでもよい。
又押釦6は常時フレーム下板1に設けた案内凸
部2により案内されて該押釦6にスライド方向以
外の力が加わつても該スライド方向へ安定にスラ
イドするため、操作杆4全体も安定にスライド
し、更に一層選局精度を向上しうる。
部2により案内されて該押釦6にスライド方向以
外の力が加わつても該スライド方向へ安定にスラ
イドするため、操作杆4全体も安定にスライド
し、更に一層選局精度を向上しうる。
又手動同調機構32の構成は、ローラ41及び
ドラム35において、ローラ41はそれ自体動力
を伝達すると共に往復回動してクラツチ連結及び
切離しの機能を有し、特にクラツチ板等を設ける
必要なく構成を簡単且つ小型化し、動作も安定
し、コストも低減しうる。
ドラム35において、ローラ41はそれ自体動力
を伝達すると共に往復回動してクラツチ連結及び
切離しの機能を有し、特にクラツチ板等を設ける
必要なく構成を簡単且つ小型化し、動作も安定
し、コストも低減しうる。
尚上記実施例では、抑止カム板8に枢支した回
動片15を摺動板7の係合凹部10bにより回動
規制する構成であるが、これに限らず逆に摺動板
7に枢支した回動片を抑止カム板8の係合部によ
り回動規制してクラツチレバー板28を動作させ
る構成としてもよい。
動片15を摺動板7の係合凹部10bにより回動
規制する構成であるが、これに限らず逆に摺動板
7に枢支した回動片を抑止カム板8の係合部によ
り回動規制してクラツチレバー板28を動作させ
る構成としてもよい。
又上記実施例では、押釦板5の傾斜縁孔9及び
抑止カム板8のピン16により押釦板5と抑止カ
ム板8、摺動板7との最終押込時の位置規制を行
なつているが、これに限らず逆に押釦板5に突設
したピンを抑止カム板8に設けた傾斜縁孔9に挿
入させて行なつてもよい。
抑止カム板8のピン16により押釦板5と抑止カ
ム板8、摺動板7との最終押込時の位置規制を行
なつているが、これに限らず逆に押釦板5に突設
したピンを抑止カム板8に設けた傾斜縁孔9に挿
入させて行なつてもよい。
更に上記実施例では四角孔33b、板体46、
コイルバネ47等を支持板33側に設け軸部35
dを押圧付勢する構成としたが、これに限るもの
ではなく垂直板部1eに設け軸部35cを押圧付
勢する構成としても良い。
コイルバネ47等を支持板33側に設け軸部35
dを押圧付勢する構成としたが、これに限るもの
ではなく垂直板部1eに設け軸部35cを押圧付
勢する構成としても良い。
上述の如く、本考案になる押釦チユーナによれ
ば、被記憶部材及び手動同調機構を、被記憶部材
に設けられたラツクと手動同調機構を構成する一
の回転体に同軸的に設けられたピニオンとの噛合
により連結させかつ、一の回転体を支承する回転
軸の一端部を変位可能とし、一端部を付勢部材に
より斜め下方向に付勢してピニオンとラツクとの
バツクラツシユを除去するように付勢するととも
に、ラツクをフレームに対し密着スライドさせる
構成とすることにより、ピニオンは常にラツクに
対し斜め下方向に付勢されるため被記憶部材の変
位によりラツクに上下動が生じたとしてもバツク
ラツシユの発生を確実に防止することができ、ま
た被記憶部材はフレーム上を摺接した状態でスラ
イドするため、被記憶部材の変位に伴うラツクの
上下動は規制され、これによつてもバツクラツシ
ユの発生を防止し得、延いては手動同調時におけ
る選局精度を向上させることができる等の特長を
有する。
ば、被記憶部材及び手動同調機構を、被記憶部材
に設けられたラツクと手動同調機構を構成する一
の回転体に同軸的に設けられたピニオンとの噛合
により連結させかつ、一の回転体を支承する回転
軸の一端部を変位可能とし、一端部を付勢部材に
より斜め下方向に付勢してピニオンとラツクとの
バツクラツシユを除去するように付勢するととも
に、ラツクをフレームに対し密着スライドさせる
構成とすることにより、ピニオンは常にラツクに
対し斜め下方向に付勢されるため被記憶部材の変
位によりラツクに上下動が生じたとしてもバツク
ラツシユの発生を確実に防止することができ、ま
た被記憶部材はフレーム上を摺接した状態でスラ
イドするため、被記憶部材の変位に伴うラツクの
上下動は規制され、これによつてもバツクラツシ
ユの発生を防止し得、延いては手動同調時におけ
る選局精度を向上させることができる等の特長を
有する。
第1図は本考案になる押釦チユーナの1実施例
の全体平面図、第2図及び第3図は夫々上記押釦
チユーナの操作杆部分及びクラツチ機構部分の分
解斜視図、第4図A,Bは夫々上記操作杆の押釦
板の側面図及び下面図、第5図A,Bは夫々同じ
く摺動板の側面図及び下面図、第6図は上記押釦
チユーナのクラツチレバー板を取付けたフレーム
上板の下面図、第7図〜第10図は夫々上記押釦
チユーナの操作杆押込前、第一段階押込時、第二
段階押込時、スライド復帰時の動作構成を示す平
面図である。 1……フレーム下板、1b,41b……ピン
部、2……案内凸部、2b,3……案内溝、4…
…操作杆、5……押釦板、6……押釦、7……摺
動板、8……抑止カム板、9……傾斜縁孔、11
……抑止バネ、12……規定子、12a,12b
……当接部、13……押えバネ板、14,16,
21,45,48……ピン、15……回動片、2
3……カム板、23c……ラツク、24……V字
カム部、25……コア、26……コイル、28…
…クラツチレバー板、29,31a……カム孔、
30……フレーム上板、31……バンド切換レバ
ー板、32……手動同調機構、34……アーム、
34a,34b……アーム部、35……ドラム、
35a……ドラム部、35b,43b……ピニオ
ン、41……ローラ、41a……球状部、41
c,42e……自在接手部、42……中間部、4
3……オルダム継手軸、49……はさみバネ。
の全体平面図、第2図及び第3図は夫々上記押釦
チユーナの操作杆部分及びクラツチ機構部分の分
解斜視図、第4図A,Bは夫々上記操作杆の押釦
板の側面図及び下面図、第5図A,Bは夫々同じ
く摺動板の側面図及び下面図、第6図は上記押釦
チユーナのクラツチレバー板を取付けたフレーム
上板の下面図、第7図〜第10図は夫々上記押釦
チユーナの操作杆押込前、第一段階押込時、第二
段階押込時、スライド復帰時の動作構成を示す平
面図である。 1……フレーム下板、1b,41b……ピン
部、2……案内凸部、2b,3……案内溝、4…
…操作杆、5……押釦板、6……押釦、7……摺
動板、8……抑止カム板、9……傾斜縁孔、11
……抑止バネ、12……規定子、12a,12b
……当接部、13……押えバネ板、14,16,
21,45,48……ピン、15……回動片、2
3……カム板、23c……ラツク、24……V字
カム部、25……コア、26……コイル、28…
…クラツチレバー板、29,31a……カム孔、
30……フレーム上板、31……バンド切換レバ
ー板、32……手動同調機構、34……アーム、
34a,34b……アーム部、35……ドラム、
35a……ドラム部、35b,43b……ピニオ
ン、41……ローラ、41a……球状部、41
c,42e……自在接手部、42……中間部、4
3……オルダム継手軸、49……はさみバネ。
Claims (1)
- フレームに支持された操作杆を押込みスライド
させてその規定子を該押込み方向と直交する方向
にスライド自在の所定の被記憶部材に当接させて
相互位置規制させて記憶、読出し選局を行なわし
め、これと同時に連動的に該被記憶部材と連結し
た手動同調機構内の連結を切離す構成としてなる
押釦チユーナにおいて、該被記憶部材及び該手動
同調機構は、該被記憶部材に設けらたラツクと該
手動同調機構を構成する一の回転体に同軸的に設
けられたピニオンとの噛合により連結されてお
り、かつ、該一の回転体を支承する回転軸の一端
部を変位可能とし、該一端部を付勢部材により斜
め下方向に付勢して該ピニオンとラツクとのバツ
クラツシユを除去するように付勢するとともに、
該ラツクを該フレームに対し密着スライドさせる
構成としてなる押釦チユーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980001383U JPS6128414Y2 (ja) | 1980-01-10 | 1980-01-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980001383U JPS6128414Y2 (ja) | 1980-01-10 | 1980-01-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56104236U JPS56104236U (ja) | 1981-08-14 |
JPS6128414Y2 true JPS6128414Y2 (ja) | 1986-08-23 |
Family
ID=29598270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980001383U Expired JPS6128414Y2 (ja) | 1980-01-10 | 1980-01-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128414Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104203A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-16 | Nippon Technical | Pushhbutton tuner |
-
1980
- 1980-01-10 JP JP1980001383U patent/JPS6128414Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104203A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-16 | Nippon Technical | Pushhbutton tuner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56104236U (ja) | 1981-08-14 |
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