JPS61283447A - フランジ付き管の製造方法 - Google Patents
フランジ付き管の製造方法Info
- Publication number
- JPS61283447A JPS61283447A JP12493585A JP12493585A JPS61283447A JP S61283447 A JPS61283447 A JP S61283447A JP 12493585 A JP12493585 A JP 12493585A JP 12493585 A JP12493585 A JP 12493585A JP S61283447 A JPS61283447 A JP S61283447A
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- JP
- Japan
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- intervening layer
- molten metal
- pipe
- grooves
- straight pipe
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本願発明は片フランジ付き管、および両フランジ付き管
の効率的な製造方法に関するものである。
の効率的な製造方法に関するものである。
[従来技術]
金R製のフランジ付き管を製造するには、片フランジ付
き管を遠心力鋳造で製作しもう一方のフランジを後に溶
接する方法が一般である。
き管を遠心力鋳造で製作しもう一方のフランジを後に溶
接する方法が一般である。
しかし市場の要請としては寸法の定まった定尺物の他、
乱尺物が相当にあり、遠心力鋳造で管長を変えるために
金型内に収容する様々の長さの中子を用意しなければな
らない。
乱尺物が相当にあり、遠心力鋳造で管長を変えるために
金型内に収容する様々の長さの中子を用意しなければな
らない。
少数多種類の乱尺物を効率よく製作する方法の開発が望
まれている。
まれている。
この目的を達成するために幾つかの従来技術が提案され
ているがその一つとして「両鍔パイプの製造法」 (特
開昭55−81063号公報第4図)がある。
ているがその一つとして「両鍔パイプの製造法」 (特
開昭55−81063号公報第4図)がある。
この発明は片フランジ付き直管を遠心力鋳造法によって
製造し、もう一方のフランジに該当する場所に油圧シリ
ンダー8(8a〜8d)を具えた金型9(9a〜9d)
を組み合せて空洞10を作り、この空洞10へ金属の溶
湯を注入し、上金型を被着してシリンダーを作動させて
プレス圧を加えるものである。
製造し、もう一方のフランジに該当する場所に油圧シリ
ンダー8(8a〜8d)を具えた金型9(9a〜9d)
を組み合せて空洞10を作り、この空洞10へ金属の溶
湯を注入し、上金型を被着してシリンダーを作動させて
プレス圧を加えるものである。
この方法によって従来の溶接フランジに比べて鋳着が安
定良好なものとなり、緻密で均質な製品が1qられると
謳っている。
定良好なものとなり、緻密で均質な製品が1qられると
謳っている。
しかし何よりも大きなメリットは所望の位置に金型をセ
ットすることにより自由にフランジの位置を変更できる
こと、プなわち乱尺物のフランジ付き管を多種類製造で
きる点にあると考えられる。
ットすることにより自由にフランジの位置を変更できる
こと、プなわち乱尺物のフランジ付き管を多種類製造で
きる点にあると考えられる。
[発明が解決しようとする問題点]
前記引用した従来技術においては油圧装置をはじめ非常
に設備が大がかりになることと、適用できる材質が限定
をうけることが問題点である。
に設備が大がかりになることと、適用できる材質が限定
をうけることが問題点である。
直管の或局部を溶湯で取り囲むと言うことは直管は急熱
して膨張し、溶湯は急冷されて収縮し熱衝撃によって大
きな内部応力が急速に発生するため非常に割れやすくな
る。
して膨張し、溶湯は急冷されて収縮し熱衝撃によって大
きな内部応力が急速に発生するため非常に割れやすくな
る。
直管およびフランジの材質として大型鋳鉄、鋳鋼、アル
ミパイプなどを挙げているが、白銑になりやすく靭性に
乏しい鋳鉄では非常に難しい管理が必要であると考えら
れる。
ミパイプなどを挙げているが、白銑になりやすく靭性に
乏しい鋳鉄では非常に難しい管理が必要であると考えら
れる。
材質上のもう一方の要請として直管とフランジの材質が
異なる場合がある。
異なる場合がある。
たとえば湖沼や海底のしゅんせつ場所から所定の位置ま
で土砂を送給する輸送管などは耐摩耗性の高いcr鋳鉄
が好適だが、フランジは機械加工の容易なねずみ鋳鉄が
望ましい。
で土砂を送給する輸送管などは耐摩耗性の高いcr鋳鉄
が好適だが、フランジは機械加工の容易なねずみ鋳鉄が
望ましい。
このように直管が特に割れやすい材質でおり、フランジ
が白銑になりやすい祠貿である場合は固液の接触面を中
心に割れの危険率が非常に高い。
が白銑になりやすい祠貿である場合は固液の接触面を中
心に割れの危険率が非常に高い。
本願発明は上記問題点を解決するために放間から言えば
最も多用されている鋳鉄系を含め、材質上の制限なく自
由な場所に簡単にフランジを付設する方法を提供するこ
とが目的である。
最も多用されている鋳鉄系を含め、材質上の制限なく自
由な場所に簡単にフランジを付設する方法を提供するこ
とが目的である。
[問題点を解決するための手段]
本願発明は金属製直管の所望部分の外周に1乃至数本の
溝を刻設し、該部分の外周と溝の表面に高温可燃性の介
在層を添着し、この介在層の周囲に設けた鋳型に金属溶
湯を注入してフランジ部を形成する方法によってフラン
ジ付き管を製造して前記の問題点を解決した。
溝を刻設し、該部分の外周と溝の表面に高温可燃性の介
在層を添着し、この介在層の周囲に設けた鋳型に金属溶
湯を注入してフランジ部を形成する方法によってフラン
ジ付き管を製造して前記の問題点を解決した。
[作用]
本願発明の作用を実施の一例を示す第1図に基いて説明
すると直管1を鋳型底面上に直立し、必要なフランジの
所望の位置に鋳物砂の主型と中子とを組合わせた鋳型4
を設ける。
すると直管1を鋳型底面上に直立し、必要なフランジの
所望の位置に鋳物砂の主型と中子とを組合わせた鋳型4
を設ける。
直管1の所定の位置には1乃至数本の溝2を刻んであり
、その上に介在層3を添着しているかこの介在層は或温
度までは原形を保持できる耐熱性を具え、或限度を超え
ると燃焼して灰化する耐熱性可燃物よりなる。
、その上に介在層3を添着しているかこの介在層は或温
度までは原形を保持できる耐熱性を具え、或限度を超え
ると燃焼して灰化する耐熱性可燃物よりなる。
金属の溶湯5を鋳型4へ注入して充満すると直管1の鋳
型外周は急激な加熱作用をう(プるが、耐熱性の介在層
3を隔てて間接的に接湯するから、その熱衝撃は相当に
緩和される。
型外周は急激な加熱作用をう(プるが、耐熱性の介在層
3を隔てて間接的に接湯するから、その熱衝撃は相当に
緩和される。
溶湯はまもなく凝固をはじめ環状の鋳造部は中心へ向け
て収縮する。
て収縮する。
一方直管1は加熱されて円周方向に膨張しようとするか
ら両者の境界で両件用が閲ぎ合うが介在層3があるため
直接金属と金属とが押し合うことなく残留応力は相当に
緩和される。
ら両者の境界で両件用が閲ぎ合うが介在層3があるため
直接金属と金属とが押し合うことなく残留応力は相当に
緩和される。
ある限界温度をこえるとこの介在層3は燃焼して灰化し
、その層厚を失うので膨張と収縮とをこの層厚内で吸収
し、この介在層3の材質と層厚とを適切に選べば、常温
にまで冷却した時には内部応力は殆んどなくて、比較的
緊密に接している状態を(qる。
、その層厚を失うので膨張と収縮とをこの層厚内で吸収
し、この介在層3の材質と層厚とを適切に選べば、常温
にまで冷却した時には内部応力は殆んどなくて、比較的
緊密に接している状態を(qる。
次にこの部分に刻設した1乃至数本の溝2は介在層3を
介して溶湯5によって充満し凝固後は溝の凹部ヘフラン
ジの凸部が嵌合した形で互いに絡み合い直管とフランジ
部との密着性を保持する。
介して溶湯5によって充満し凝固後は溝の凹部ヘフラン
ジの凸部が嵌合した形で互いに絡み合い直管とフランジ
部との密着性を保持する。
[実施例]
本願発明の実施例を第1図〜第2図に示す。
第1図は注湯中の状態を示す断面図で直管1は2%Cr
鋳鉄の耐摩耗材料で両端ともにフランジの付いていない
、いわゆる坊主管である。
鋳鉄の耐摩耗材料で両端ともにフランジの付いていない
、いわゆる坊主管である。
鋳型4Aは生型砂でつきかため鋳型4Bは炭酸ガス法で
成型した中空円板状の中子であり、両者を組合わせてフ
ランジを形成すべき空間部分を作る。
成型した中空円板状の中子であり、両者を組合わせてフ
ランジを形成すべき空間部分を作る。
直管1のフランジ部分には満2を3本加工によって削成
する。
する。
溝の深さは直管の肉厚の1710〜173位の間が望ま
しい。
しい。
本例では1/4とした。
フランジ部の直管外周部と溝2の表面には断熱テープを
介在層3として添着した。
介在層3として添着した。
断熱テープは包装用の布製ガムテープの表面に耐熱塗料
(600〜800°Cまで耐える)を塗附したものを採
用した。
(600〜800°Cまで耐える)を塗附したものを採
用した。
介在層3の層厚は金属の収縮と膨張との衝突を緩和し、
しかも燃え切った後は直管とフランジとが密着するよう
に図る上で重要な要素である。
しかも燃え切った後は直管とフランジとが密着するよう
に図る上で重要な要素である。
本例では口径200#の直管に対し介在層3の層厚は1
mを採用した。
mを採用した。
本例では注入する溶湯はねずみ鋳鉄である。
前記手段でも十分信頼性は高いが念のため炉前において
Ca−3iによる接種を行ない白銑防止に万全を期した
。
Ca−3iによる接種を行ない白銑防止に万全を期した
。
第2図は凝固後機械加工によってフランジ6を削成した
状態を示す。
状態を示す。
[発明の効果]
本願発明は以上の作用を有するから、直管では最も広く
使用される遠心力鋳鉄管をはじめ材質的な制約は殆んど
なく、直管を鋳造できる材質であれば何でも7ランジ付
き管を簡単に製造できる。
使用される遠心力鋳鉄管をはじめ材質的な制約は殆んど
なく、直管を鋳造できる材質であれば何でも7ランジ付
き管を簡単に製造できる。
すなわち一定長さの直管(坊主管)を大量生産し、必要
な寸法要求に対し適宜片フランジ又は両フランジを付け
ることができ乱尺物の生産に最も便益が大きい。
な寸法要求に対し適宜片フランジ又は両フランジを付け
ることができ乱尺物の生産に最も便益が大きい。
直管を耐摩耗性の高い材料とし、フランジ部を機械加工
性の優れた材料として、両者を接合して複合的な効果を
求めることもできる。
性の優れた材料として、両者を接合して複合的な効果を
求めることもできる。
製品の品質については介在層の材質と層厚を適当に選べ
ば相当に信頼性が高い。
ば相当に信頼性が高い。
前記の実施例では製品完成後軸方向に縦断してカラーチ
ェックを施したが10本の試作品の何れにも直管、フラ
ンジ部の双方とも割れは認められず、両者の接触面にお
ける間隙はo、3s〜0であった。
ェックを施したが10本の試作品の何れにも直管、フラ
ンジ部の双方とも割れは認められず、両者の接触面にお
ける間隙はo、3s〜0であった。
因みに介在層を設けない試作品5本はすべて大小のクラ
ックが認められ、本願方法の効果の太きざを裏付けてい
る。
ックが認められ、本願方法の効果の太きざを裏付けてい
る。
第3図は直管の外周に刻設した溝2の効果の一例を示す
正面断面図で、フランジ付き管を直立しで固定し、7ラ
ンジ部2に円@7を冠せ、この円 1筒に
重錘Wを載荷し、順次加重して行った。
正面断面図で、フランジ付き管を直立しで固定し、7ラ
ンジ部2に円@7を冠せ、この円 1筒に
重錘Wを載荷し、順次加重して行った。
直管とフランジ部との接触面には剪断力が働くが口径5
0s++の直管でJISの10Kg1ciタイプの実施
例においては19Tの重錘を持ちこたえて試験を終えた
。
0s++の直管でJISの10Kg1ciタイプの実施
例においては19Tの重錘を持ちこたえて試験を終えた
。
2本以上の直管を7ランジに穿設した孔を通してボルト
ナツトで接合するとき当然フランジと直管との間に剪断
力が働くが第3図の実験によって十分その外力に耐える
ことを証明できた。
ナツトで接合するとき当然フランジと直管との間に剪断
力が働くが第3図の実験によって十分その外力に耐える
ことを証明できた。
Claims (1)
- 金属製直管1の所望部分の外周に1乃至数本の溝2を刻
設し、該部分の外周と溝2の表面に高温可燃性の介在層
3を添着し、この介在層3の周囲に設けた鋳型4に金属
溶湯5を注入してフランジ部6を形成するフランジ付き
管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12493585A JPS61283447A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | フランジ付き管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12493585A JPS61283447A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | フランジ付き管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61283447A true JPS61283447A (ja) | 1986-12-13 |
JPH023660B2 JPH023660B2 (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=14897808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12493585A Granted JPS61283447A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | フランジ付き管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61283447A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4890663A (en) * | 1987-05-21 | 1990-01-02 | Interatom Gmbh | Method for producing a ceramic-coated metallic component |
KR101155578B1 (ko) | 2011-02-21 | 2012-06-19 | 세창주철공업 주식회사 | 플랜지관 및 그 제조방법 |
-
1985
- 1985-06-07 JP JP12493585A patent/JPS61283447A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4890663A (en) * | 1987-05-21 | 1990-01-02 | Interatom Gmbh | Method for producing a ceramic-coated metallic component |
KR101155578B1 (ko) | 2011-02-21 | 2012-06-19 | 세창주철공업 주식회사 | 플랜지관 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH023660B2 (ja) | 1990-01-24 |
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