JPS6128301B2 - - Google Patents

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JPS6128301B2
JPS6128301B2 JP54002694A JP269479A JPS6128301B2 JP S6128301 B2 JPS6128301 B2 JP S6128301B2 JP 54002694 A JP54002694 A JP 54002694A JP 269479 A JP269479 A JP 269479A JP S6128301 B2 JPS6128301 B2 JP S6128301B2
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JP
Japan
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oblique
vertical
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receiving
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JP54002694A
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English (en)
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JPS5595860A (en
Inventor
Kazuyuki Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Co Ltd filed Critical Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication of JPS5595860A publication Critical patent/JPS5595860A/ja
Publication of JPS6128301B2 publication Critical patent/JPS6128301B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板波探傷を含む斜角探傷を行なう場合
に超音波探傷器における探触子のACM
(Acoustic Coupling Monitor.音響結合モニタ),
AGC(自動利得調整)、ゲート位置の自動調整お
よびDAC(距離振巾補正)のスタート位置の調
整等の自動設定に必要なコントロールエコーを非
常に経済的な機器構成で取得できるようにした超
音波探傷器に関する。
超音波探傷器による探傷法は近年オペレータの
負担軽減や探傷能率の向上のため被検材がパイプ
材とか薄板鋼板等定形的なものであるときは特に
自動化が進み、以前のようにブラウン管の映像を
見ながら接触子の被検材との接触状態の点検、受
信機の増巾利得の調整、映像の探傷範囲を示すゲ
ート位置の調整および超音波近接音場の指向特
性・減衰特性に基因する距離によるエコー振幅の
補正に関する調整等事前の準備調整を行う必要が
なく、これら調整個所は探傷条件に合せて自動設
定が行われる。この自動設定はコントロールエコ
ーという被検材の一定部位から反射する比較的安
定した基準エコーによつて行われるのが一般であ
る。例えば、水浸斜角探傷における表面エコーと
か垂直探傷において比較的常に安定して得られる
底面エコー等がこの目的のために利用される。
さて、従来の斜角探傷器や板波探傷器におい
て、斜角探触子のみを利用したのでは被検材の一
定部位からの比較的安定したエコーが期待できな
いため垂直探触子を併用して一定部位からの安定
したエコーを得、これを上述の諸調整の基準エコ
ーとする手段がとられて来た。この方法は後述す
ることにより明らかとなるであろうが、2組の超
音波探傷器を必要とし、両者を電気的に結合する
必要もある。ブラウン管による指示部が2個所で
は甚だ取扱が不便であるのでこれを1つに統合し
たり、付加した垂直探触子により生ずるエコー群
は斜角探触子による探傷領域とほぼ同じ時間区分
に発生するので映像が重複することを避けたりす
るために両探触子を交互に励振するなどど時分割
操作が必要になる。すなわち2つの送信部の同期
信号の何れか一方を遅延してトリガーを与えるよ
うにして探傷作業とコントロールエコーの発生と
を分離する必要があつた、このようにすれば指示
部のみは1つになしうるが送・受信部は依然とし
て2組必要である。更に送・受信部を1つにする
には同時同期という矛盾を克服するか又は時分割
同期で両探触子への出力を同時して切換えるとい
う複雑な操作手段を必要とするものであつた。
本発明は板波探傷を含む斜角探傷を行なう場合
に斜角振動子と送信用垂直振動子とを1つの接合
点に接続して同時に同期して励振できるように
し、受信用垂直振動子に受信される電気受信信号
を遅延回路を経ることにより斜角振動子の電気受
信信号より時間的に遅延させた後、両電気受信信
号を重畳させるか、又は送信用垂直振動子を1つ
の接合点から遅延回路を介して斜角振動子よりり
時間的に遅れて励振して受信用垂直振動子の電気
受信信号を斜角振動子の電気受信信号より遅ら
せ、これら両電気受信信号を重畳させることによ
つて1つの指示部に両信号の映像を縦列に続いて
現出させると共に送・受信部を1つにまとめるこ
とが可能となる。更に例えば斜角振動子と送信用
垂直振動子および受信用垂直振動子の3つを1つ
の探触子に収容することも可能で、さきに提案し
た実願昭53−46614になる非直線リミツタ回路を
応用するときは送受信部から探触子に至る伝送線
路もまた共用して1本とすることが可能になる等
非常に経済性のある機器構成をもつ超音波探傷器
を提供することを目的とする。
以下に図面にもとづいてこの発明の好ましい実
施例について説明する。第1図は従来方式に従う
1実施例の機器構成図、第2図は第1図の探傷波
形図でaは斜角探傷のパターン、bは垂直探傷の
パターンである。第1図においてプラスチツク材
から作製される探触子5は斜角振動子2をその斜
面上に、また送信用垂直振動子3および受信用垂
直振動子4を探触子5の被検材1に対する平行面
上に設けて被検材1に結合媒体6を介して接触す
る。探触子5を被検材1上を移動することにより
探傷作業が行なわれる。斜角振動子2は送受信兼
用の1本のケーブルによつて送受信器10に接続
され、送信用垂直振動子3は送信用の1本のケー
ブルによつて送受信器11に接続され、また受信
用垂直振動子4は受信用の1本のケーブルによつ
て送受信器11に接続される。送受信器10およ
び11はそれぞれ同期信号発生部(図示しない)
からの相互に遅延された2つの同期信号によつて
トリガーされ電気送信信号を斜角振動子2と送信
用垂直振動子3へ送り、斜角振動子2の音波ビー
ム8と送信用垂直振動子3の音波ビーム9とを交
互に送波する。探触子5を被検材1の表面上に結
合媒体6を介して摺動し、斜角振動子2の音波ビ
ーム8が傷7をとらえると傷7からの反射板は斜
角振動子2において電気受信信号に変換されて送
受信器10に至り、その指示部には第2図aに示
すように送信信号T1と傷信号Fとが斜角探析傷
パターンとして現われる。受信用垂直振動子4は
被検材1の底面の反射波を次々に受波し、これを
電気受信信号に変換して送受信器11に送り指示
部には第2図bに示すように送信波および被検材
1の表面反射波の漏洩による送信信号T2および
表面よりのエコーSと底面よりのエコーB1ない
しB4が垂直探傷パターンとして現われる。これ
ら両パターンを1つの指示部に表示することは可
能であるが送受信部を1つにすることは困難であ
る。このようにして傷のエコーは探傷に利用さ
れ、底面からのエコーB等はコントロールエコー
としてACM,AGC、ゲート位置の自動調整およ
びDACのスタート位置の調整等の自動設定の基
準に利用されてきた。第3図は本発明に従う1実
施例の機器構成図、第4図は第3図の英小文字で
示す所の波形図である。第4図において第1図と
同一物品は同一符号を用い説明は省略する。受信
用垂直振動子4にて変換された電気受信信号は遅
延回路12を経て遅延され更に非直線リミツタ回
路14を通りdなる波形をもつ信号となり斜角振
動子2からのcなる波形をもつ電気受信信号と重
畳されeなる波形をもつ信号となつて送受信器1
0へ至り、指示部に表示される。第4図cにおい
て送信信号T1による傷7のエコーが傷エコーF
で示され、同図dにおいて漏洩による送信信号
T2および表面よりエコーSと底面よりのエコー
B1ないしB4が遅延されて示される。同図eにお
いて波形cにこれより遅延時間tだけ遅れて波形
dが続いて示される。このような状態であれば傷
エコーFおよびコントロールエコーB1等の利用
は極めて容易に行なわれる。送受信器10は同期
発生部からの1つの同期信号にトリガーされて電
気送信信号を1つの接合点pを介して斜角振動子
2へ送り、同時に必要に応じ垂直探傷の感度を調
整する可変抵抗器13を経て送信用垂直振動子3
へ送る。またこの電気送信信号は1つの接合点p
を介して同時に非直線リミツタ回路14に入り電
力を吸収され遅延回路12を経て受信用垂直振動
子4に到達するが減衰して駆動力を失う。この非
直線リミツタ回路14は第3図に示すように例え
ば抵抗15を接地間に相逆結合されたダイオード
16と17とよりなるリミツタを使用した非直線
的な電力吸収特性をもつもので大電力に対して特
に大きな制限を示す。遅延回路12は例えば両端
子にセラミツク振動子を利用した超音波導体がよ
く、磁歪線の両端子においてコイルによる駆動、
読取りを行なう構造のもでよい。第3図において
送受信器は1つであり、また送受信器10からの
探触子5に至る伝送線路は1つで十分な機器構成
を示している。勿論2つの伝送線路を使い非直線
リミツタ回路14の出力を点Pへ接続する代りに
送受信器10に設けた別の受信端子と接続しても
よい。非直線リミツタ回路14を取去つて直接遅
延回路12の出力を送受信器10に設けた別の受
信端子と接続してもよい。第5図は本発明に従う
別の実施例を示す機器構成図である。第5図にお
いて第3図と同一物品は同一符号とし説明を省略
する。遅延回路12は1つの接合点pから可変抵
抗器13を経て送信用垂直振動子3に至る間に介
在し電気送信信号を遅延するとともに受信用垂直
振動子4に受信される電気受信信号をも遅延す
る。この探傷波形は第4図に示す波形c,dおぐ
びeと全く同様である。また送受信器10からの
探触子5に至る伝送線路は1つで十分な機器構成
を示している。
勿論第3図において説明したように2つの伝送
線路を使い送受信器10に設けた別の受信端子を
非直線リミツタ回路14の出力又は直接受信用垂
直振動子4へ接続してもよい。なお第1図、第3
図および第5図において送信用垂直振動子3と受
信用垂直振動子4とは探触子5の被検材1に対す
る平行面上に配置するように示してあるが、これ
らの関係を平面図で示すと斜角振動子2が手前に
2つの垂直振動子は後方に位置し、かつ2つの垂
直振動子の配置される探触子5の一部分は2分割
されその中間をコルク材等の音響遮蔽板で隔離さ
れているもので図面の煩雑をさけ簡略に図示して
ある。また超音波探子に関係の深い同調回路なら
びに整合回路を図示していないが必要な個所に挿
入することはいうまでもない。
以上説明したように本発明は板波探傷を含む斜
角超音波探傷を行う場合に受信信号を遅延させる
という簡単な手段で非常に経済性のある機器構成
をもつ超音波探傷器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方式に従う1実施例の機器構成
図、第2図は第1図の探傷波形図、第3図は本発
明に従う1実施例の機器構成図、第4図は第3図
に英小文字で示す所の波形図、第5図は本発明に
従う別の実施例の機器構成図である。 1……被検材、2……斜角振動子、3……送信
用垂直振動子、4……受信用垂直振動子、5……
探触子、6……結合媒体、7……傷、10ないし
11……送受信器、12……遅延回路、14……
非直線リミツタ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 斜角および板波探傷方式を用いた超音波探傷
    器において、超音波を被検材に対して斜めに入・
    反射する斜角振動子と垂直に入射する送信用垂直
    振動子と、垂直に反射する受信用垂直振動子と、
    この受信用垂直振動子に接続される遅延回路と、
    この遅延回路に接続される非直線リミツタ回路と
    を具備し、この非直線リミツタ回路と上記送信用
    垂直振動子と上記斜角振動子とを1つの接合点に
    接続し、この接合点に同時に電気送信信号を印加
    して上記送信用垂直振動子と上記斜角振動子と同
    時に励振し、上記受信用振動子の電気受信信号を
    少なくとも上記斜角振動子からの送信信号により
    受信される傷エコー信号より時間的に遅延させた
    後、上記斜角振動子の電気受信信号とを重畳させ
    るよるにしたことを特徴とする超音波探傷器。 2 斜角および板波探傷方式を用いた超音波探傷
    器において、超音波を被検材に対して斜めに入・
    反射する斜角振動子と、垂直に入射する送信用垂
    直振動子と、垂直に反射する受信用垂直振動子
    と、この受信用垂直振動子に接続される非直線リ
    ミツタ回路と、この受信用垂直振動子に接続され
    る非直線リミツタ回路と、上記送信用垂直振動子
    に接続される遅延回路とを具備しこの遅延回路と
    上記非直線リミツタ回路と上記斜角振動子とを1
    つの接合点に接続し、この接合点に同時に電気送
    信信号を印加して上記送信用垂直振動子を上記斜
    角振動子より遅れて励振し、上記受信用振動子の
    電気受信信号を少なくとも上記斜角振動子からの
    送信信号により受信される傷エコー信号より時間
    的に遅延させた後、上記斜角振動子の電気受信信
    号とを重畳させるようにしたことを特徴とする超
    音波探傷器。
JP269479A 1979-01-12 1979-01-12 Ultrasonic flaw detector Granted JPS5595860A (en)

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