JPS61282192A

JPS61282192A - 小型舟艇

Info

Publication number: JPS61282192A
Application number: JP60124620A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Watanabe; 勝美渡辺; Tsutomu Ishimatsu; 石松　勉
Original assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd
Current assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date: 1985-06-07
Filing date: 1985-06-07
Publication date: 1986-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、水ジエツト噴流装置を備えた小型舟艇に関す
る。

（従来の技術）従来、エンジン出力を利用して水面上を滑走するスポー
ツ用小型舟艇が数多（提案されている。

（発明の目的）本発明は、このような小型舟艇のスポーツ的な楽しさを
増すとともに、現在の小型舟艇がより高速化された場合
における安定性の確保を目的としてなされたものである
。

（発明の構成）本発明の小型舟艇は、船体に支持され、船体側面より張
り出された翼を有してなることを特徴とする。

（作　　用）船体に支持された翼により、滑走時には流体抵抗による
揚力が発生して、船体が浮き上がるとともに、船体の左
右のバランスがとれて滑走性能がよくなる。

また、船体側面より翼が張り出されているので船体の重
心がそれだけ安定化する。

（実施例）以下、本発明による小型舟艇の一実施例を図面に基づい
て説明する。

第１図は実施例／を示す側面図、第２図は同平面図であ
る。

１は合成樹脂等によって成形された船体（エンジンフー
ド１ａを含む）であり、該船体１前端部のブラケット２
には、ハンドルボール３の基端部が、船体幅方向の支軸
４を介して起倒自在に支持されている（図面では起こし
た状態を示す。）。

該ハンドルボール３の後端にはほぼ垂直な支軸（図示せ
ず）のまわりに回動自在のバー／Ｘンドル５が取り付け
である。

なお、前記エンジンフード１ａおよびハンドルポール６
は浮力構造（浮力を増すため浮子状とした構造）体で構
成されている。

前記船体１の一部である左右のデツキ６、乙の側面には
、船体１側面より張り出された翼７，７が支持されてい
る。該翼７の長さは船体１の最大幅の約半分であり、水
平に対して／ないし６°の迎え角をつけられている。

また、図示は省略するが、翼７の前後の取付ヒンジを調
整することによって、滑走前に迎え角の調整を可能とす
ることもできる。

本実施例はこのような構成であり、翼７を設けたことに
より、滑走時に揚力が発生して船体１が、　浮くため、
船体の滑走面抵抗が小さくなるとともに、船体１側面よ
り左右に張り出された翼７，７は船体１の重心の安定化
に役立つ。

次に、実施例２について説明する。

第３図は実施例２を示す側面図、第７図は同平面図であ
る。

本実施例では、船体１前端部に支柱８を設けるとともに
、該支柱８の上端部に翼９を支持させた以外は実施例／
と同じ構成であり、同じ部材については同一の参照番号
を用いている。

前記翼９の長さは船体１の幅の約２倍とされ、船体１の
側面より大きく張り出されている。迎え角は実施例／と
同様、／ないし５°　とされている。

前記翼９の後部には凹部１０が設けられており、ハンド
ルポール３の操作においては、ハンドルポール６の基端
部と、翼９の後部の干渉はおこらない。支柱８の高さが
図示のものより低く、翼９が低い位置に設けられる場合
には、該凹部１０を設けることはハンドルポール６を起
こした場合の支障をなくすために必要となる。

本実施例では実施例／と同様の作用効果が得られる外に
、翼９が船体１より離れて上方に設けられているため、
翼９が波浪を受けにくいという作用効果も得られる。

以上、本発明をハンドルポールを具えた小型舟艇に適用
した場合について説明したが言うまでもなく、本発明は
その他のタイプの小型舟艇にも適用可能である。

前記各実施例で示されたように、船体が翼を支持する手
段は適宜変更が可能であり、例えば他の実施例としで、
翼を折畳式にして船体に取り付けてもよい。

また、翼の取付位置は、前記実施例で示された他に、例
えばエンジンフードの側面であっても差し支えないが、
最適取り付は位置は操縦席よりも前方とするのが好まし
い。翼の数にも限定はなく、船体に前後に分けて三枚以
上の翼を設けてもよい。

また、本発明での翼は断面形がエーロフオイルであれば
よく、長さ、形状および構造に特に限定はない。例えば
他の実施例として、翼を浮力構造とし、船体が反転して
デツキが水面側になった時における船体の姿勢の自動復
元力を一層増加させてもよい。かかる作用効果は実施例
２のように、翼を船体の上方にて支持した場合により顕
著なものとなる。

本発明における翼は、水平であっても、またｊｏより大
きな迎え角をつけても差し支えないが、揚力および抗力
のバランスを考慮すると、最適迎え角は前記各実施例の
ように／ないし６°とするのが好ましい。

（発明の効果）本発明によれば、滑走時には流体抵抗による揚力が発生
して船体が浮き上がるため、船体の滑走面抵抗が小さく
なり、かつ船体の左右のバランスがとれるので、小型舟
艇のスポーツ的な楽しさを増すことができる。

さらに、翼が船体側面より張り出されている分、重心が
安定化するので、現在の小型舟艇がより高速化された場
合にも、船体の安定性を損なうことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による小型舟艇の実施例／を示す側面図
、第２図は同実施例／を示す平面図、第３図は実施例２
を示す・側面図、第７図は同実施例を示す平面図である
。１・・・・・・船体、６・・・・・・デツキ、７・・・
・・・翼、９・・・・・・翼第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）船体に支持され、船体側面より張り出された翼を
有してなることを特徴とする小型舟艇。