JPS61282022A - えのき茸の培養びんによる人工栽培方法 - Google Patents

えのき茸の培養びんによる人工栽培方法

Info

Publication number
JPS61282022A
JPS61282022A JP60122574A JP12257485A JPS61282022A JP S61282022 A JPS61282022 A JP S61282022A JP 60122574 A JP60122574 A JP 60122574A JP 12257485 A JP12257485 A JP 12257485A JP S61282022 A JPS61282022 A JP S61282022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
culture
culture bottle
retaining member
bottle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60122574A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0342851B2 (ja
Inventor
前角 志良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOUZEN SHOJI KK
Original Assignee
KIYOUZEN SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYOUZEN SHOJI KK filed Critical KIYOUZEN SHOJI KK
Priority to JP60122574A priority Critical patent/JPS61282022A/ja
Publication of JPS61282022A publication Critical patent/JPS61282022A/ja
Publication of JPH0342851B2 publication Critical patent/JPH0342851B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、えのき茸を培養びんを用いて人工栽培方法に
関する。
(従来の技術) 従来、えのき茸の人工栽培は、主として、合成樹脂の培
養びんを使用し、この培養茸をびんに詰めるびん詰工程
と、ここにえのき茸の種菌を植付ける種菌植付工程と1
種菌が菌糸を培養基内に成長蔓延させる培養工程と、成
長した菌糸のうち培養びんの口内で死滅した菌糸を除去
する除去工程と、この状態でえのき茸を育成する育成工
程とから成るものであった。そして。
使用される培養びんは、850ccの容量でここに約6
00gの培養基が詰められるのが普通である。
(発明が解決しようとする問題点) しかし1以上の条件で成長栽培されるえのき茸の平均収
量130gであり、えのき茸1g当り3.8g位の培養
基が毎回消費される。培養基は、オガクズ、ヌカ等比較
的安価ではあるが、製造コストの大半を占め、その量の
多少は製造コストに著しい影響を与える。
また、従来法では、培養基を詰めたびん全体を加熱殺菌
するが、完全殺菌するのに要する燃料費も負担となって
おり、また、各工程に培養びんを持ち込む場合にもかな
りの重量があるため運搬しにくいという問題点があった
(問題点を解決するための手段) 木7発明は、このような問題点を解決する為に開発され
たものであり、その要旨とするところは、培養基を詰め
た培養びんにえのき茸の種菌を植え付け、この種菌が培
養基全体に蔓延するまで培養した後、前記培養びんの底
部に水または水を含んだ保水部材を供給し、この状態で
えのき茸を育成することを特徴とするえのき茸の培養び
んによる人工栽培方法である。
本発明で使用される培養基は、常法に従って、おがくず
やぬかを主材として水分が約60〜65%含ませ、ミキ
サで調整される。この培養基を詰める培養びんは、従来
の培養ぴんと同じくプラスチック容器であるが、その底
部に水又は水を含む保水部材を供給可能にしである。
水又は水を含む保水部材を供給可能にした培養びんには
、基本的には2つのタイプがあり、第1のタイプは、脱
着可能なびん底となったものである。このびん底は、深
さのない平底状のものと、適度の深さのある断面はぼU
字状のものがあり、いずれも、螺合、嵌合その他の方法
で培養びん下方に水密可能に取付可能となっている。平
底型びん底は、後に取り付けられる断面U字状のびん底
と取り替えてもよい、断面U字状のびん底は、後に取付
けられる断面U字状のびん底の形状と同一のもので、共
通に用いられるようにしたものであるが、種菌培養工程
中にこの中に培養基が落下することを防ぐため。
中空の円筒体2発泡スチロールその他の充填材を内接収
納しておく、勿論予め保水部材をセットしておいてもよ
い、依って、平底型びん底を用いる場合も、U字状びん
底を使用する場合も、培養工程中の培養基の下面の位置
は変らない、 第2のタイプの培養びんは1通常の形状
のものであり、びん底が脱着不能となっているが、メツ
シュ、又は1回転によって開閉自在となった中底かびん
底との間に適宜の間隔を開けて内設されており、外部か
らその間に水又は水を含む保水部材を供給できるように
供給口が形成されている。また、中底を設けずに培養び
んの内底に内接しうる厚みを有するやや硬度のある天然
又は合成樹脂を素材としたスポンジその他の含水可能な
保水部材を予め収納しておいてもよい、この場合水の供
給口の外、保水部材を脱着するための開閉口が設けられ
ている。
以上のようにして構成される培養びんに培養基を詰め、
口部に蓋をして必要に応じて、殺菌室で加熱殺菌を行う
、殺菌処理を行った後、えのき茸の種菌を培養基に植付
は再び蓋を嵌め、培養室でほぼ3週間かけて菌糸が培養
基全体に蔓延成長するまで培養する。この工程が終了し
た後、通常後の育成工程で菌床より成長が円滑に行われ
るようにするために、培養びんの口内に残存する死滅菌
糸をかき取るが、このかき取り作業は、後述の水又は水
を含む保水部材の供給作業のあとであってもよい、培養
が終ったならば、培養びん底部に水又は水を含む保水部
材を供給する。勿論、供給する水の中に成長促進剤その
他の養分を加えてもよい、ここに保水部材とは、スポン
ジ、綿、布地。その他培養基が吸水活動を行うに適した
天然又は人工部材の全てを含む。
パール・ライト(商標)の如き保水能の高い人工植栽素
材も使用可能である。
水又は水を含んだ保水部材の供給方法は、培養びんの底
部のタイプによって異なる。
タイプ1のように培養びんが底部で脱着できる場合には
、それまで嵌っていたびん底を外し、水を張った水槽で
あって複数の孔を穿った棚板を架設したものの番孔の上
に載置して育成させるか、断面U字状のびん底を水また
は水を含ませた保水部材を入れた状態で嵌め込んで育成
を行う、予め断面U字状の底部が嵌っており、その中に
培養基の斎♀防ぐ中空円筒体などが入っている場合には
、このびんを外したのち当該円筒体を取り出し、その代
りに、水又は水を含む保水部材を入れて嵌める。
タイプ2のように、底部が脱着出来ない培養びんを使用
している場合には、外部注水具を用いて、供給口より培
養びんの底部に水をそそぎ込む、保水部材挿入部を開け
てここから、培養基の下方の空間に差し入れる。
かくして、水又は水を含む保水部材の供給が完了すると
、培養びんは常法に従って約3週間の育成を行う、えの
き茸の部分的徒長を抑制するためその間に抑制工程を加
えてよいのは勿論である。
この育成期間の間、びん底部に存在する水または保水部
材に含まれた水は常時培養基に根付いた菌糸に吸収され
、底部に培養基がなくても成長をつづける。水のみが存
在する場合、吸水量に応じて水位が下がるが、菌糸は水
位が下がってもその部分に伸長するので問題はない。
より好ましくは、保水部材に水を含ませてその上面を培
養基の下面に接触させておく、その方が、吸水効率もよ
く、菌糸かびん底の下方まで伸長するのに要するエネル
ギーがえのき茸の成長にまわるからである。
図面に依って説明すると、第1及び第2図は脱着可能な
びん底を有する培養びん1の培養の前とあとの状態を示
すものであり、第1図は、平底型びん底2を嵌めた°培
養前の状態を示す培養びん1が示されている。3は培養
基、4はびん口である。この状態で種菌を植え付は培養
した後、該びん底2を゛取り外し、左下方への矢印で示
すように孔5を複数形成した棚板6を架設した水槽7に
水を張っておき、培養びん1の底部を孔5に合致させ成
長させるものである。右方に矢印で示す図は、培養完了
後、水を含ませたスポンジ8を収納した深さのあるびん
底9に取替えた状態を示す。
第2図は、培養前に深さのあるびん底9の中に中空円筒
体lOを入れておき、この状態で培養した後、矢印で示
すように、この中空円筒体10を水°を含むスポンジに
置き替えて育成する状態を示す。
第3図は、メツシュの中底11が架設されており、また
水の供給口12が設けられてた培養びんlを示す、この
場合には、培養後供給口12より水を注入し育成を行う
第4図は水の供給口12と開閉可能な開閉口13を有す
る培養びん1を示す、この実施例では、開閉口13を開
け、水を含まないスポンジ8を底部にセットした後、培
養基3を詰め、培養完了後供給口12より水を注入し育
成させることが出来る。再度利用する場合には、開閉口
13を開けて、スポンジ8を取り替えればよい。
(実施例) 平底型底部を脱着可能に取付けた10本の培養びん(胴
径: 94m5 、全高: 100 mts、底から肩
までの高さニア0mm、口部の高さ: 30as)内に
63%の水分を含ませたヌカを主材とする培養基を24
0g入れ、殺菌、培養及び口部の死滅菌をかき取った後
、前記平底状底部を取り外し、実行深さ30mmの断U
字状の底部内にスポンジに水を200g含ませて培養び
んに螺合し、3週間育成した。
その結果各培養びんのえのき茸の各収量は下記の通りで
あった・ 1びんの収量の平均:  103.1gこの結果、きの
こ1g当りに要する培養基は1.83gであった。これ
に対し、従来法で栽培したえのき茸の場合1g当りのえ
のき茸を得るのに3゜8gの培養基を要した。
(効果) 以上のように、本発明は、種菌培養が終った段階で水が
培養基の下方に供給され、菌糸は。
そこから吸水を行い養分を補給するので、従来法と同じ
量の培養基を必要とせず、同一のえのき茸収量を得るの
に従来のほぼ1/2の培養基の蚤で済ますことが出来、
えのき茸の製造コストを著しく低減することが出来るも
のである。
また、従来法では、育成工程が終了するまでに必要且十
分な水分を培養基に含ませているが、培養基に対する水
分の重量%は約63%であり、かなり重い上、加熱殺菌
の際に多量の燃料を消費していたが、本発明においては
、培養基の詰め込みから培養完了までの間同−収量に対
する培養基の量はほぼ1/2なので、含まれる水分は極
めて少なく、殺菌のための加熱エネルギーを節約出来る
上、運搬その他の作業性が良第1図及び第2図は、本発
明の実施に係る脱着可能なびん底を有する培養びんの培
養状態を示す図、第3図及び第4図は、培養びんの他の
実施例を示す半断面図である。
l−培養びん     2−平底型びん底3−培養21
si4−UA、0 5一孔        6−棚板 7−水槽       8−スポンジ 9−びん底      1〇−中空円筒体11−メツシ
ュの中底  12−供給口13−開閉口 特許出願人  協全商事株式会社 代理人弁理士 加 藤  恒 久 才 1 図 才 4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、培養基を詰めた培養びんにえのき茸の種菌を植え付
    け、この種菌が培養基全体に蔓延するまで培養した後、
    前記培養びんの底部に水または水を含んだ保水部材を供
    給し、この状態で常法によりえのき茸を育成することを
    特徴とするえのき茸の培養びんによる人工栽培方法 2、前記培養びんの底部が脱着自在の平底状となってお
    り、のちに行われる水または水を含んだ保水部材の供給
    が、当該平底状の底部を取り外し、水または水を含む保
    水部材を収納した適宜の深さのある底部に取り替えるこ
    とにより行われることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項のえのき茸の培養びんによる人工栽培方法 3、後に行われる水の供給が、当該平底状の底部を取り
    外し、培養びんを水を張った水槽内に置くことにより行
    われることを特徴とする特許請求の範囲第2項のえのき
    茸の培養びんによる人工栽培方法 4、前記培養びんの底部が脱着自在の適宜の深さのある
    ものとなっており、その中に中空円筒体、発泡スチロー
    ルその他の間隔保持体が収納されており、のちに行われ
    る水または水を含んだ保水部材の供給が、当該底部を取
    り外し、中の間隔保持体を水または水を含む保水部材に
    入れ替えることにより行われることを特徴とする特許請
    求範囲第1項のえのき茸の培養びんによる人工栽培方法 5、前記培養びんが、その中にメッシュ、外部より操作
    可能な回転板のいずれかからなる中底を有し、また当該
    中底とびん底の間の空間に水または水を含む保水部材を
    供給する供給口を形成しており、のちに行われる水また
    は水を含んだ保水部材の供給が、当該供給口から行われ
    ることを特徴とする特許請求範囲第1項のえのき茸の培
    養びんによる人工栽培方法 6、前記培養びんが、その底部分に内接し且つ適度の間
    隔をおいてその上に位置する培養基を保持できる硬さの
    保水部材を内装しており、また当該保水部材内に外部よ
    り水を供給し得る供給口を形成しており、のち行われる
    水の供給が、当該供給口から行われることを特徴とする
    特許請求範囲第1項のえのき茸の培養びんによる人工栽
    培方法 7、前記保水部材が、天然または合成樹脂を素材とする
    発泡部材からなることを特徴とする特許請求範囲第1項
    のえのき茸の培養びんによる人工栽培方法
JP60122574A 1985-06-07 1985-06-07 えのき茸の培養びんによる人工栽培方法 Granted JPS61282022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60122574A JPS61282022A (ja) 1985-06-07 1985-06-07 えのき茸の培養びんによる人工栽培方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60122574A JPS61282022A (ja) 1985-06-07 1985-06-07 えのき茸の培養びんによる人工栽培方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61282022A true JPS61282022A (ja) 1986-12-12
JPH0342851B2 JPH0342851B2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=14839270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60122574A Granted JPS61282022A (ja) 1985-06-07 1985-06-07 えのき茸の培養びんによる人工栽培方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61282022A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102823425A (zh) * 2012-08-13 2012-12-19 合肥福泉现代农业科技有限公司 一种利用棉籽壳金针菇袋料栽培方法
CN102823424A (zh) * 2012-08-13 2012-12-19 合肥福泉现代农业科技有限公司 一种金针菇再生出菇栽培方法
CN103980048A (zh) * 2014-05-22 2014-08-13 徐州绿维现代农业科技有限公司 一种金针菇的制备原料及培育方法
CN104016782A (zh) * 2014-05-07 2014-09-03 合肥福泉现代农业科技有限公司 一种含活性炭的金针菇培养基

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420846A (en) * 1977-07-11 1979-02-16 Yukio Naoi Production of rawwlog for culturing mushroom or spawnnblock

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420846A (en) * 1977-07-11 1979-02-16 Yukio Naoi Production of rawwlog for culturing mushroom or spawnnblock

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102823425A (zh) * 2012-08-13 2012-12-19 合肥福泉现代农业科技有限公司 一种利用棉籽壳金针菇袋料栽培方法
CN102823424A (zh) * 2012-08-13 2012-12-19 合肥福泉现代农业科技有限公司 一种金针菇再生出菇栽培方法
CN104016782A (zh) * 2014-05-07 2014-09-03 合肥福泉现代农业科技有限公司 一种含活性炭的金针菇培养基
CN103980048A (zh) * 2014-05-22 2014-08-13 徐州绿维现代农业科技有限公司 一种金针菇的制备原料及培育方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0342851B2 (ja) 1991-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60110378D1 (de) Hydroponisches system zum züchten von pflanzen
US7082717B1 (en) Bottom watering-type plant cultivation device
US10874063B2 (en) Self watering bottle planter insert
JPS61282022A (ja) えのき茸の培養びんによる人工栽培方法
KR100413727B1 (ko) 버섯 재배기
KR101658909B1 (ko) 뿌리작물 재배용 흡수체가 분할된 수경재배 베드
JPH10327675A (ja) 廃棄容器を利用した植物栽培方法及び同方法に使用す る植物栽培具
JPS6158529A (ja) 小野菜の水耕栽培出荷方法
KR102034639B1 (ko) 식물재배용 단위 유니트를 이용한 조적식 식물재배장치
JP4365976B2 (ja) 植物の栽培装置
KR970003409Y1 (ko) 입체식 작물 재배장치
JP2000083498A (ja) 自動灌水植物栽培容器
CN210298711U (zh) 一种水培与土培相结合的蔬菜种植袋
CN215122468U (zh) 一种新型方便使用的育苗盆
JP2001204259A (ja) 底面吸液栽培システムとそれに使用される栽培用ベッド
JP3820451B2 (ja) 養液栽培システム
CN218353612U (zh) 一种家庭育苗工具
CN211185111U (zh) 一种自动补水式秸秆育苗容器
CN211960473U (zh) 水培苗育苗装置
JPH1146606A (ja) 水耕栽培装置
CN208242336U (zh) 一种适合组培苗移栽的穴盘套装
KR20100097370A (ko) 육묘판, 육묘판을 이용한 식물재배방법 및 화분
JPH0531896Y2 (ja)
TW433978B (en) Hydroponic technique and hydroponic system
KR200288831Y1 (ko) 음료수 페트병을 재활용하여 실내에서 식물을 저면관수 방식으로 재배하는 무배수 거치대