JPS6128122A - 位置検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、透視形とされて表示装置の表示画面上に配さ
れたタブレット板上でスタイラスにより図形などが描か
れたとき、そのスタイラスのタブレット板上の位置が逐
次検出されることによって描かれた図形等のデータが得
られ、このデータにより、表示画面に図形等が表示され
、あるいは表示画面における表示が変更されるようにな
される図形表示ないしは図形作成システムにおいて、タ
ブレフ）板及びスタイラスを含む部分を構成するものと
して用いられるに適した位置検出装置に関する。

従来の技術 タブレット板を構成する位置検出板と、この位置検出板
上での位置が検出されるスタイラスとを有したものとな
る平板形の位置検出装置の１つとして、スタイラスの位
置が、静電的な手法により検出されるようになされたも
のが提案されている。

斯かる位置検出装置においては、例えば、タブレット板
を構成する位置検出板が複数の細条導体が一定の間隔で
配されたものとされて、その複数の細条導体に一定の時
間間隔でそれらの配列順に順次一定の電圧が供給され、
スタイラスが、電圧が印加されている細条導体の位置に
応じた出力信号を発生する電圧検出手段で構成され、こ
のスタイラスを構成する電圧検出手段の出力信号にもと
すいて、電圧検出手段のタブレット板を構成する位置検
出板上の複数の細条導体の配列方向の位置が検出される
。

ここで、電圧検出手段は具体的には固定の容量を介して
接地された電極を備えて構成され、この電極によって検
出される電圧の大きさは電圧が印加されている細条導体
の電圧検出手段に対する位置の関数となって、複数の細
条導体に一定の時間間隔でそれらの配列順に順次一定の
電圧が供給されるとき、電圧検出手段からの検出出力信
号は、この一定の時間間隔ごとに階段状に変化して電圧
検出手段に最も近い細条導体に電圧が印加されるとき最
大レベルをとり、全体として、例えば、零から正の成る
値になり、この正の成る値から再び零に戻るものとなる
。そして、最初に基準の、例えば、一端部に配された細
条導体に電圧が供給される時点から、この電圧検出手段
の検出出力信号が所定の帯域通過フィルタを経て得られ
る出力信号のレベルが所定レベルに達する時点、もしく
は、その後特定のレベルを過る時点までの所要時間は、
電圧検出手段の位置検出板上の複数の細条導体の配列方
向の位置に対応する。従って、この所要時間内において
所定のクロックパルス信号がカウンタにより計数され、
このカウンタから得られる計数データにもとすいて、電
圧検出手段の位置検出板上の複数の細条導体の配列方向
の位置を表わす位置検出出力が得られる。

このような平板形の位置検出装置によれば、例えば、位
置検出板を互いに直交する２方向の夫々において細条導
体が配列形成されたものとし、その位置検出板上におい
て電圧検出手段を所定の図形等を描くように移動せしめ
ると、各電圧検出手段の位置を表わす位置検出出力が順
次得られて、その図形等が点分解されて得られる個々の
点の位置検出板上での座標データを順次得ることができ
ることになるが、斯かる平板形の位置検出装置における
位置検出板を、その基板及び複数の細条導体の夫々を透
明部材で形成した透視形のものとし、例えば、液晶表示
装置等のＸ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上に設置
して用い得るようになし、電圧検出手段の位置検出板上
における移動にもとずいて得られる位置検出板上の位置
を表わす座標データを表示画面上での位置を表わす表示
用座標データに変換して、この表示用座標データにりと
−ずいてＸ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面の画素を
作動させ、Ｘ７Ｙマトリクス表示装置の表示画面上に電
圧検出手段が図形等を直接書き込んでいるような状態で
表示を得るようにした図形表示ないしは図形作成システ
ムが知られている。

発明が解決しようとする問題点 ところで、斯かる従来の図形表示ないしは図形作成シス
テムにおける、位置検出装置から得られる座標データか
ら表示画面についての表示用座標データへの変換のため
の演算処理において、四捨五入等の操作を繰り返し行わ
なければならないような状態とされる場合には、四捨五
入等が行われて得られる表示用座標データは精度が低下
したものとなってしまい、位置検出手段の実際の位置に
対応する表示画面上での位置と演算されて得られた表示
用座標データにもとずいて作動せしめられる表示画面に
おける画素の位置との間に大なる誤差が生じてしまう、
あるいは、表示用座標データを得るための演算処理に比
較的長い時間を要し、高速処理が行えないことになる等
の不都合を生しる。特に、ｘ−ｙマトリクス表示装置の
表示画面における画素ピッチが、Ｘ方向とＹ方向とで異
なる場合に、上述の不都合が生じ易い。

斯かる点に鑑み本発明は、Ｘ−Ｙマトリクス表示装置の
表示画面上に設置されて用いられる複数の細条導体が配
列された透視形の位置検出板と、その上に配されて複数
の細条導体に順次供給される電圧もしくは電流に応じた
検出出力を発生する検出手段と、検出手段からの検出出
力にもとすいて位置検出板上の位置を表わす座標データ
を得る位置データ発生部とを備えてなり、得られる位置
検出板上の位置を表わす座標データが演算処理されてＸ
−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上の位置を表わす表
示用座標データに変換されるにあたり、表示用座標デー
タが精度良く得られるようにされた位置検出装置を提供
することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に係る位置検出装置は
、Ｘ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上に設置されて
用いられるようにされた透視形の位置検出板であって、
表示画面におけるＸ方向の画素ピッチのα倍（αは正整
数）のピッチをもってＸ方向に並行して配列された複数
の第１の細条導体と、上述の表示画面におけるＹ方向の
画素ピッチのβ倍（βは正整数）のピッチをもってＹ方
向に並行して配列された複数の第２の細条導体とを有す
るものと、この位置検出板の複数の第１及び第２の細条
導体の夫々を、所定周波数の選択パルス信号に従ってそ
の配列順に順次選択し、選択された第１もしくは第２の
細条導体に所定の電圧もしくは電流を供給する駆動回路
と、上述の位置検出板上に置かれて複数の第１及び第２
の細条導体のうちの電圧もしくは電流が印加されたもの
の位置に応じた検出出力信号を発生する検出手段と、こ
の検出手段から得られる検出出力信号から特定の信号成
分を取り出す信号取出回路と、位置検出板の複数の第１
もしくは第２の細条導体への電圧もしくは電流供給に関
連した基準時点から信号取出回路の出力信号が所定レベ
ルに達する時点もしくはその後の特定レベルを漫る時点
までの期間に、上述の選択パルス信号の周波数の１倍（
γはαとβとの整数公倍数）の周波数を有するクロック
パルス信号を計数するカウンタと、このカウンタからの
計数データにもとずき、検出手段の位置検出板上におけ
るＸもしくはＹ方向における位置を表わす座標データを
得る位置データ発生部とを備えて構成されたものとなさ
れる。

作用 このように構成される本発明に係る位置検出装置におい
ては、位置検出板における複数の細条導体のピッチがＸ
及びＹの両方向においてＸ−Ｙマトリクス表示装置の表
示画面における画素ピッチの整数倍とされ、また、駆動
回路により斯かる複数の細条導体の夫々に対する選択パ
ルス信号に従っての電圧もしくは電流供給が順次なされ
て、この電圧もしくは電流供給における基準時点からそ
の後検出手段及び信号取出口路を経て得られる信号成分
にもとすいて定められる時点までの期間が、カウンタが
クロックパルス信号を計数することにより計測され、こ
のカウンタからの計数データにもとすいて位置検出板上
における検出手段の位置が検出されるが、計数されるク
ロックパルス信号の周波数が選択パルス信号の周波数の
１倍に選定されていることにより、カウンタの計数間隔
で定まる位置検出板上での検出距離単位がＸ−Ｙマトリ
クス表示装置の表示画面における画素ピッチの整数分の
１とされることになり、このため、位置データ発生部は
、カウンタからの計数データをもとに、演算処理されて
Ｘ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上の位置を表わす
表示用座標データへ変換されるにあたり、表示用座標デ
ータが精度劣化なく得られるものとなる、位置検出板上
の位置を表わす座標データを送出できる。

実施例 第１図は本発明に係る位置検出装置の一例を示し、ここ
で、タブレット板を構成する位置検出板１０は、透明な
絶縁層１１上にネサ膜等で形成された透明な細条導体Ｙ
、、Ｙ２　、　　・・・Ｙｍが一定の間隔で並行して配
列されるとともに、この絶縁層１１に被着された透明な
絶縁層１２上に、細条導体Ｙ１〜Ｙｍと直交するネサ膜
等で形成された透明な細条導体Ｘ＋　、Ｘ２　、　　・
・・Ｘｎが一定の間隔で並行して配列され、図示しない
が、絶縁層１２上にさらに透明な絶縁層が被着されて形
成される構造とされ、透視形のものとされている。

なお、細条導体Ｘ１〜Ｘｎの夫々の幅は、細条導体Ｙ１
〜Ｙｍの夫々の幅より小とされている。

この透視形の位置検出板１０はＸ−Ｙマトリクス表示装
置、例えば、Ｘ−Ｙ液晶表示装置の表示画面上に設置さ
れて用いられる。ここでは、第２図Ａに示される如く、
位置検出板１０が設置されるＸ−Ｙ液晶表示装置の表示
画面の画素Ｇは、Ｘ方向の寸法がＹ方向の寸法より小で
ある長方形とされて、Ｘ方向においては、例えば、０．
４　ｍｍとされるピッチｐｈ”をもって配列され、Ｙ方
向においては、例えば、Ｑ、５ｍｍとされるピッチＰｖ
”をもって配列されている。これに対して、第２ＪＩＢ
に示される如く、位置検出板１ｏのＸ方向に配列された
細条導体Ｘ１〜Ｘｎのピッチｐｈは、表示画面の画素Ｇ
のＸ方向におけるピッチＰｈ゛の７倍（αは正整数）、
例えば、１２倍の４．８ｍｍに選定され、一方、Ｙ方向
に配列される細条導体Ｙ１〜ＹｍのピッチＰｖは、表示
画面の画素ＧのＹ方向におけるピッチのβ倍（βは正整
数）、例えば、８倍の４．８　ｍｍに選定されている。

斯かる透視形の位置検出板１０の細条導体Ｘ１〜Ｘｎ及
び細条導体Ｙ１〜Ｙｍの一端にはスイッチ２２．．２２
□、・・・２２ｎ及びスイッチ２３１．２３゜、・・・
２３ｍが夫々設けられている。そして、成る一定の期間
内において、シフトレジスタ２４の出力端子Ｎ、、Ｎ２
．　　・・・Ｎｎからスイッチ２２１〜２２１１に一定
の時間間隔で順次パルス信号が供給されて、スイッチ２
２．〜２２ｎが一定の時間間隔で、順次、接地された端
子Ａ側から端子Ｂ側に切り換えられ、これにより、細条
導体Ｘ１〜Ｘｎに一定の時間間隔で順次電源端子２１よ
りの一定の正の電圧Ｖｃｃが印加されるようになされて
いる。また、これとは別の一定の期間内において、同様
に、シフトレジスタ２５の出力端子Ｍ＋　、Ｍｍ　、　
　・・・Ｍｍからスイッチ２３１〜２３ｍに一定の時間
間隔で順次パルス信号が供給されて、スイッチ２３．〜
２３ｍが一定の時間間隔で、順次、接地された端子Ａ側
から端子Ｂ側に切り換えられ、これにより、細条導体Ｙ
１〜Ｙｍに一定の時間間隔で順次電源端子２１よりの一
定の正の電圧Ｖｃｃが印加されるようになされている。

一方、クロックパルス発生回路４１から、例えば、１４
４０ｋ　Ｈｚの基本のクロックパルスＣＯが得られ、こ
の基本のクロックパルスＣＯは後述するカウンタ５４に
アンドゲート回路５５を介してカウントパルスとして供
給されるとともに、分周回路４２に供給される。そして
、分周回路４２において、基本のクロックパルスＣＯが
分周されて、例えば、６０ｋＨｚとされた第３図に示さ
れる如くのクロックパルスＣｓが得られ、このクロック
パルスＣｓがシフトレジスタ２４及びシフトレジスタ２
５に各々のシフトパルスとして供給される。

ここで、カウンタ５４におけるカウントパルスとされる
基本のクロックパルスＣＯの周波数が、シフトレジスタ
２４及び２５に対するシフトパルスとされるクロックパ
ルスＣｓの周波数の１倍になるように設定されており、
このＴは、表示画面のＸ方向における画素ＧのピッチＰ
ｈ゛に対する細条導体ＸＩ−Ｘｎのピッチｐｈの倍率を
表わす上述のαと、表示画面のＹ方向における画素Ｇの
ピッチＰｖ’　に対する細条導体Ｙ１〜Ｙｒｎのピッチ
Ｐｖの倍率を表わす上述のβとの整数公倍数である。こ
の例では、αが「８」に選定され、βが「１２」に選定
されていて、Ｔは「２４」に選定されている。このため
、分周回路４２において、１４４０ｋＨｚの基本のクロ
ックパルスＧｏが１７２４分周されるようになされてお
り、その結果、６０ｋＨｚのクロックパルスＣｓが得ら
れているのである。

また、クロックパルスＣｓは信号発生回路４３にも供給
されて、信号発生回路４３から第３図に示される如くの
単位検５出期間Ｔｘ及びＴｙに対応する周期を存し、ク
ロックパルスＣｓの一周期分のパルス幅を有する検出開
始信号Ｓｐと、この検出開始信号Ｓｐに対してクロック
パルスＣｓの一周期分の時間だけ遅延された駆動開始信
号Ｓｔと、検出開始信号Ｓ、ｐの一周期毎にレベルが反
転する検出期間識別信号Ｓｘｙと、駆動開始信号Ｓｔの
うちの検出期間識別信号Ｓｘｙが高レベルになる期間Ｔ
ｘにおけるパルスからなる信号Ｓｔｘと、駆動開始信号
Ｓｔのうちの検出期間識別信号Ｓｘｙが低レベルになる
期間Ｔｙにおけるパルスからなる信号３ｔｙが得られる
。

そして、クロックパルスＣｓがシフトパルスとして供給
されるシフトレジスタ２４に信号Ｓｔｘかスタートパル
スとして供給され、期間Ｔｘ内の信号５ｔｘＯ前縁の時
点からクロックパルスＣｓのｎ周期分の時間が経過する
時点までの駆動期間において、シフトレジスタ２４の出
力端子Ｎ１〜Ｎｎに、第３図に示される如くに、夫々ク
ロックパルスＣ３の一周期分のパルス幅を有するパルス
（ｔ　号Ｐ　ｘ　Ｉ＋　　Ｐ　ｘ□、・・・Ｐｘｎがク
ロックパルスＣ８の一周期分の単位時間ＴＳの期間ずつ
順次得られ、このパルス信号Ｐｘ＋〜Ｐｘｎがスイッチ
回路２２のスイッチ２２１〜２２ｎに供給されて、スイ
ッチ２２．〜２２ｎが端子Ａ側から端子Ｂ側にクロック
パルスＣｓの一周期分の単位時間Ｔｓの期間ずつ順次切
り換えられ、これにより細条導体Ｘ１〜Ｘｎに電源端子
２１よりの電圧Ｖｃｃが、夫々クロックパルスＣｓの一
周期分の単位時間ＴＳの期間ずつ順次供給される。

同様に、クロックパルスＣｓがシフトパルスとして供給
されるシフトレジスタ２５に信号３ｔｙがスタートパル
スとして供給され、期間Ｔｙ内の信号Ｓｔｙの前縁の時
点からクロックパルスＣｓのｍ周期分の時間が経過する
時点までの駆動期間において、シフトレジスタ２５の出
力端子Ｍ１〜Ｍｍに、第３図に示される如くに、夫々ク
ロ・ツクパルスＣｓの一周期分のパルス幅を有するパル
ス信号Ｐ　ｙ１＋　　Ｐ　ｙＺ＋　　・・・ｐｙｉｎが
クロックパルスＣ３の一周期分の単位時間ＴＳの期間ず
つ順次得られ、このパルス信号Ｐ、、−Ｐｙｍがスイッ
チ回路２３のスイッチ２３１〜２３ｍに供給されて、ス
イッチ２３１〜２３ｍが端子Ａ側から端子Ｂ側にクロッ
クパルスＣｓの一周期分の単位時間Ｔｓの期間ずつ順次
切り換えられ、これにより細条導体Ｙ１〜Ｙｍに電源端
子２１よりの電圧Ｖｃｃが、夫々のクロックパルスＣｓ
の一周期分の単位時間ＴＳの期間ずつ順次供給される。

従って、スイッチ回路２２及び２３とシフトレジスタ２
４及び２５とは、細条導体Ｘ１〜Ｘｎ及びＹ、〜Ｙｍの
夫々をその配列順に順次選択し、細条導体Ｘ１〜Ｘｎ及
びＹ、〜Ｙｍのうちの選択されたものに電源端子２１よ
りの電圧Ｖｃｃを供給する駆動回路を形成しており、こ
の細条導体の選択は、シフトレジスタ２４及び２５にシ
フトパルスとして供給されるクロックパルスＣｓに応じ
て行われることになる。即ち、クロックパルスＣ３は、
スイッチ回路２２及び２３とシフトレジスタ２４及び２
５とによって形成される駆動回路に対して選択パルス信
号となっているのであり、駆動回路はこの選択パルス信
号に従って細条導体の選択を行い、電源端子２１からの
電圧の供給を行うようにされているのである。

タブレット板を構成する位置検出板ｌｏ上で図形等を描
（スタイラスを構成する電圧検出手段３０は、検出電極
３１を備えており、この検出電極３１は、その頭部が、
接地されたシールドケース３３の外部に臨まされて位置
検出板ｌｏ上に置かれるとともに、シールドケース３３
の内部においてコンデンサ３２を介して接地される。さ
らに、検出電極３１はシールドケース３３の内部におい
て電界効果トランジスタ３４のゲートに接続され、電界
効果トランジスタ３４のゲートと接地電位点との間にバ
イアス抵抗３５が接続される。

そして、期間Ｔｘでは、細条導体Ｘ＋−Ｘｎのうちの電
源端子２Ｉよりの電圧Ｖｃｃが供給されたものと検出電
極３１との間に形成される静電容量が、クロックパルス
Ｃｓの一周期分の単位時間Ｔｓの期間ずつ順次変化する
のに伴って、検出電極３１に得られる信号電圧Ｖｏのレ
ベルが階段状に変化し、細条導体Ｘ　Ｉ−Ｘ　ｎのうち
の検出電極３１の位置に最も近い細条導体に電源端子２
１よりの電圧Ｖｃｃが供給されたとき最大になる。同様
に、期間Ｔｙでは、細条導体Ｙ　＋　”　Ｙ　ｍのうち
の電源端子２１よりの電圧Ｖｃｃが供給されたものと検
出電極３１との間に形成される静電容量がクロックパル
スＣｓの一周期分の単位時間Ｔｓの期間ずつ順次変化す
るのに伴って、検出電極３１に得られる信号電圧■０の
レベルが階段状に変化し、細条導体ｙ、〜Ｙｍのうちの
検出電極３１の位置に最も近い細条導体に電源端子２１
よりの電圧Ｖｃｃが供給されたとき最大になる。

この検出電極３１に得られる信号電圧■０が電界効果ト
ランジスタ３４を通じて同調増幅回路５１に供給されて
、第３図に示される如くの、信号電圧Ｖｏが最大になる
時点よりある時間遅れた２時点で、夫々、大ピークレベ
ル部を持つ所定の周波数の信号が、期間Ｔｘにおいてば
Ｓｂｘとして、また、期間ＴＶにおいては、ｓｂｙとし
て得られる。そして、このようにして得られる信号Ｓｂ
ｘ及びｓｂｙは、シュミットトリガ−回路５２に供給さ
れて、第３図に示されるように、信号Ｓｂｘ及びＳｂｙ
が所定の正のレベルＶｓをこのレベルＶｓより大となる
ように横切る時点で高レベルから低レベルに立ち下がり
、その後、信号Ｓｂｘ及びｓｂｙが接地電位を正から負
の向きに横切る時点で低レベルから高レベルに立ち上が
る信号Ｓｚが得られる。

一方、信号発生回路４３より得られる駆動開始信号Ｓｔ
がＲＳフリップ　フロップ回路５３のセント端子Ｓに供
給され、シュミットトリガ−回路５２より得られる信号
ＳｚがＲＳフリップ　プロップ回路５３のリセント端子
Ｒに供給されて、ＲＳフリップ　フロップ回路５３より
、期間ＴｘないしＴｙ内の駆動期間の始めの、細条導体
Ｘ、ないしＹｌ　に電圧Ｖｃｃが与えられる時点ｔ１で
立ち上がり、その後に同調増幅回路５１からの信号Ｓｂ
ｘもしくはｓｂｙがレベルＶｓを越えた後最初に接地電
位を正から負の向きに横切る時点、即ち、その後にシュ
ミットトリガ−回路５２の信号Ｓｚが最初に立ち上がる
時点ｔ２で立ち下がる信号ＧＣが得られる。

そして、クロックパルス発生回路４１より得られる基本
のクロックパルスＣＯとＲＳフリップフロップ回路５３
から得られる信号Ｇｃがアンドゲート回路５５に供給さ
れて、信号ＧｃＯ高レヘしベ期間、即ち、時点ｔ１から
時点ｔ２までの期間Ｔｄにおいて、基本のクロッ久パル
スＣｏが抜き取られる。

一方、信号発生回路４３より得られる検出開始信号Ｓｐ
がカウンタ５４のクリア端子ＣＬＲに供給されて、期間
ＴｘないしＴｙの始めの時点でカウンタ５４がクリアさ
れ、このカウンタ５４がクリアされた後の期間Ｔｘない
しＴｙ内の信号Ｇｃの高レベルの期間において、アンド
ゲート回路５５より得られる基本のクロックパルスＧｏ
がカウンタ５４のクロック端子ＣＫに供給されて、計数
される。これによって、時点１．から時点ｔ２までの時
間、従って、この時間に対応したカウンタ５４の出力デ
ータは、Ｘ方向ないしＹ方向での細条導体ｘ１〜Ｘｎな
いしＹ、〜Ｙｍのうちの基準のもの（一番目の細条導体
Ｘ１ないしＹｌ）からの距離、即ち、Ｘ方向ないしＹ方
向の位置に応じたものとなり、従って、カウンタ５４は
、期間ＴＸの途中のＲＳフリップ　フロップ回路５３よ
り得られる信号Ｇｃの立ち下がりから、その後９信号発
生回路４３より得られる検出開始信号Ｓｐの前縁までの
期間では、そのときの検出電極３１の位置検出板１０上
のＸ方向の位置を示す内容の出力データを保持し、また
、期間Ｔｙの途中のＲＳフリップ　フロップ回路５３よ
り得られる信号ＧＣの立ち下がりから、その後の信号発
生回路４３より得られる検出開始信号ＳｐＯ前縁までの
期間では、そのときの検出電極３１の位置検出板１０上
のＹ方向の位置を示す内容を保持することになる。そし
て、このカウンタ５４の出力データは位置データ発生回
路５７に供給される。

なお、シュミットトリガ−回路５２からの信号ＳｚがＲ
Ｓフリップ　フロップ回路５６のセント端子Ｓに供給さ
れ、信号発生回路４３より得られる検出開始信号Ｓｐが
ＲＳフリップ　フロンプ回路５６のリセット端子Ｒに供
給されて、ＲＳフリップ　フロップ回路５６よりカウン
タ５４の出力データが期間Ｔｄの時間を示す内容になっ
ている期間で高レベルとなる信号Ｓａが得られ、この信
号Ｓａと、カウンタ５４の出力データと、信号発生回路
４３より得られる検出期間識別信号Ｓｘｙが位置データ
発生回路５７に供給されて、位置データ発生回路５７よ
り検出電極３１の位、置検出板１０上のＸ方向の位置を
表わすＸ座標データＤｙ及びＹ方向の位置を表わすＹ座
標データＤｙが得られる。

このようにして検出電極３１の位置検出板１０上におけ
る位置が検出されてＸ座標データＤｙ及びＹ座標データ
Ｄｙが得られるのであるが、斯かるＸ座標データＤｙ及
びＹ座標データＤｙが得られる位置検出にあっては、位
置検出板１０における細条導体Ｘ１〜Ｘｎ及びＹ、”−
ＹｍのピッチＰｈ及びｐｖは、シフトレジスタ２４及び
２５にシフトパルスとして供給されるクロックパルスＣ
ｓの周期に相当する時間で表わされることになり、また
、位置検出板１０での検出単位距離は、カウンタ５４に
おける計数間隔、即ち、カウンタ５４にカウントパルス
として供給される基本のクロックパルスＣｏの周期で定
められることになる。そして、本例においては、基本の
クロックパルスＣＯの周波数がクロックパルスＣｓの周
波数の１倍に選定されているので、基本のクロックパル
スＣＯの周期はクロックパルスＣｓの周波数の１／γと
なり、従って、位置検出板１０上での検出単位距離は細
条導体Ｘ１〜Ｘｎ及びＹｌ”Ｙｍのピッチｐｈ及びｐｖ
の１／γとなる。さらに、細条導体Ｘ１〜Ｘｎのピッチ
ｐｈはＸ−Ｙ液晶表示装置の表示画面における画素Ｇの
Ｘ方向のピッチＰｈ°　のα倍に選定され、また、細条
導体Ｙ、ｘＹｍのピッチＰｖは表示画面における画素Ｇ
のＹ方向のピッチＰｖ’　のβ倍に選定されており、γ
はαとβとの整数公倍数であるので、位置検出板１０上
での検出単位距離は、Ｘ方向及びＹ方向の両方向におい
て、表示画面における画素ＧのＸ方向のピッチＰｈ′及
びＹ方向のピッチＰｖ゛　の整数分の１とされている。

即ち、上述の検出電極３１の位置検出板１０上における
位置を表わすＸ座標データＤｙ及びＹ座標データＤｙは
、表示画面における画素ＧのＸ方向のピッチＰｈ°及び
Ｙ方向のピッチＰｖ’　の整数分の１に相当する距離を
単位として得られているのである。

位置データ発生回路５７からのＸ座標データＤｙ及びＹ
座標データＤｙは、座標変換演算回路５８に供給され、
これらＸ座標データＤｙ及びＹ座標データＤｙによって
表わされる位置検出板１０上の位置に対応するｘ−ｙ液
晶表示装置の表示画面上の画素の位置を表わす座標デー
タへ変換するための演算が行われ、座標変換演算回路５
８から表示画面上の画素の位置を表わす表示用Ｘ座標デ
ータＤＤｘ及び表示用Ｙ座標データＤＤｙが得られる。

この位置検出板１０上の位置を表わすＸ座標データＤｙ
及びＹ座標データ［）ｙから表示画面上の画素の位置を
表わす表示用Ｘ座標データＤＤＸ及び表示用Ｙ座標デー
タＤＤｙへの演算による変換において、Ｘ座標データＤ
ｙ及びＹ座標データｌａｙが表示画面における画素Ｇの
Ｘ方向のピ・ノチｐｈ”及びＹ方向のピッチｐｖ”の整
数分の１に相当する距離を単位として得られているもの
とされているので、比較的簡単な演算により、Ｘ座標デ
ータＤｙ及びＹ座標データＤｙが表わす位置に対応する
表示画面における画素Ｇの位置を精度良く表わす表示用
Ｘ座標データＤＤｘ及び表示用Ｙ座標データＤＤｙが得
られることになる。即ち、Ｘ座標データＤｙ及びＹ座標
データＤｙから表示用Ｘ座標データＤＤｘ及び表示用Ｙ
座標データＤ［１ｙへの演算による変換に際して、精度
劣化が伴われる虞れがない。

そして、このようにして得られた表示用Ｘ座標データＤ
Ｄｘ及び表示用Ｙ座標データＤＤｙがＸ−Ｙ液晶表示装
置に入力されて、その表示画面上の表示用Ｘ座標データ
ＤＤＸ及び表示用Ｙ座標データＤＤｙによって表わされ
る位置における画素Ｇが作動せしめられ、位置検出板１
０上の検出電極３１の位置においての表示画面上の表示
がなされる。このとき、表示用Ｘ座標データＤＤｘ及び
表示用Ｙ座標データＤＤｙが精度良く得られているので
、位置検出板１０上の検出電極３１の位置と表示画面上
の表示位置との間のずれは極めて小なるものとなる。

なお、上述の例は、透視形の位置検出板の複数の細条導
体の夫々に順次電圧が供給され、位置検出装置上に電圧
検出手段が配されて、電圧検出手段から供給された電圧
に応じて得られる電圧検出出力にもとずき、電圧検出手
段の位置検出板上における位置が検出されるものとなさ
れているが、本発明に係る位置検出装置は、透視形の位
置検出板の複数の細条導体の夫々に順次電流が供給され
、位置検出板上に磁束検出手段が配されて、細条導体に
供給された電流により発生される磁束が磁束検出手段に
よって検出されて得られる検出出力にもとずき、磁束検
出手段の位置検出板上の位置が検出されるものとして構
成することもできる。

発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る位置検出装
置によれば、Ｘ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上に
設置されて用いられる複数の細条導体が配列された透視
形の位置検出板上に、位置検出板が有する複数の細条導
体に順次供給される電圧もしくは電流に応じた検出出力
を発生ずる検出手段を配して、その検出出力にもとすい
て位置検出板上の位置を検出するに際して、演算処理に
よって、検出される位置検出板上の位置に対応するＸ−
Ｙマトリクス表示装置の表示画面上の位置を表わす表示
用座標データに変換されるにあたり、比較的簡単な演算
により、Ｘ及び７両方向の表示用座標データが精度良く
得られるようにされた、位置検出板上の位置を表わすＸ
及び７両方向における座標データを得ることができる。

従って、本発明に係る位置検出装置からその位置検出板
上に検出手段が配されて得られる座標データにもとずき
Ｘ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上における表示が
なされる場合、位置検出板上の検出手段の位置とＸ−Ｙ
マトリクス表示装置の表示画面上における表示位置との
間の誤差が著しく低減され、正確な表示が行われること
になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る位置検出装置の一例を示す概略構
成図、第２図Ａ及びＢは第１図に示される例における位
置検出板の細条導体のピッチとこの位置検出板が設置さ
れるＸ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面における画素
ピッチとの関係を説明するに供される図、第３図は第１
図に示される例の動作説明に供される波形図である。 図中、１０は位置検出板、２２及び２３はスイッチ回路
、２４及び２５はシフトレジスタ、３０は電圧検出手段
、３１は検出電極、４１はクロックパルス発生回路、４
２は分周回路、４３は信号発生回路、５４はカウンタ、
５７は位置データ発生回路、Ｘ、、Ｘ２．−Ｘｎ及びＹ
＋　、Ｙ２　。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｘ−Ｙマトリクス表示装置の表示画面上に設置されるよ
   うになされ、上記表示画面におけるＸ方向の画素ピッチ
   のα倍（αは正整数）のピッチをもって上記Ｘ方向に並
   行して配列された複数の第１の細条導体と、上記表示画
   面におけるＹ方向の画素ピッチのβ倍（βは正整数）の
   ピッチをもって上記Ｙ方向に並行して配列された複数の
   第２の細条導体とを有する透視形の位置検出板と、上記
   複数の第１及び第２の細条導体の夫々を、所定周波数の
   選択パルス信号に従ってその配列順に順次選択し、選択
   された第１もしくは第２の細条導体に所定の電圧もしく
   は電流を供給する駆動回路と、上記位置検出板上に置か
   れて上記複数の第１及び第２の細条導体のうちの上記所
   定の電圧もしくは電流が印加されたものの位置に応じた
   検出出力信号を発生する検出手段と、上記検出出力信号
   から特定の信号成分を取り出す信号取出回路と、上記複
   数の第１もしくは第２の細条導体への電圧もしくは電流
   供給に関連した基準時点から上記信号取出回路の出力信
   号が所定レベルに達する時点もしくはその後の特定レベ
   ルを過る時点までの期間に、上記選択パルス信号の周波
   数のγ倍（γは上記αとβとの整数公倍数）の周波数を
   有するクロックパルス信号を計数するカウンタと、該カ
   ウンタからの計数データにもとずき、上記検出手段の上
   記位置検出板上の上記ＸもしくはＹ方向における位置を
   表わす座標データを得る位置データ発生部とを備えて構
   成された位置検出装置。