JPS61280261A - 紙巻たばこ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は紙巻たばこおよび喫煙製品に関する。

従来の技術 市販の紙巻たばこは紙巻たばこに着火したたけで喫煙し
ない状態のとき、炭質弁が通常くすぶりと呼ばれている
緩かな速度で燃焼し続けることが必須条件となっている
。くすぶり速度、すなわちいわゆる自由燃焼速度ないし
静的燃焼速度は紙巻たばこの設計条件によって影響され
る。この設計条件のひとつとして、被包紙の透気性があ
る。この透気性が低いほどくすぶり速度も低くなる。く
すぶり速度に関与する他の要素としてたばこ材の単位時
間当りの消費量がある。従来、くすぶり速度を許容でき
る程度まで一定化するには毎分最低必要量として約６０
ｉｏのたばこ材を消費させなければ炭質弁がくすぶり続
けるのに充分な熱を確保できないと考えられていた。こ
のため、紙巻たばこに安定したくすぶり状態を続けさせ
るためにはたばこ軸部が通常の円形断面の紙巻たばこで
は円周を少なくと約２２ｍｍとすることが必要であると
考えられていた。

゛問題点を解決するための手段 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明
による紙巻たばこはたばこ充填材料と被包紙とから成る
たばこ軸部で構成され、前記たばこ軸部の円周は、１０
ｍｌ１ｌ〜１９１ｉｍｇｍｉｎ−ｌ、より好ましくは１
２．５ｍｍｍｍ〜１９ｍｍの範囲内にあり、同軸部の自
由燃焼速度（くすぶり速度）は２５〜５Ｑ＋ｎｇｍｉｎ
、好ましくは２５〜４５１ｇ１ｎ−′、より好ましくは
３０〜４５　ｍｇｍｉｎ−’のの範囲内にある。

本発明は円周が１９ｍｍ１１以下で、自由燃焼速度が４
５〜５０　ｍｇ　１ｎ−’以下となっている紙巻たばこ
であっても充分に安定状態でくすぶり燃焼し、さらにか
かる紙巻たばこは幾つかの有益な効果をもたらすという
知見に基づいてなされた。

本発明による紙巻たばこを吸煙から吸煙までの間に安定
してくすぶり燃焼させるため、被包紙の透気率を補足調
整したり被包紙に通常レベル以上の燃焼促進剤を添加し
たり、あるいはくずぶり速度に影響するその他の要素に
ついて補足調整したりするなど、追加調整は不要である
。

たばこ軸部の充填密度は１５０１１！ＩＩ／ｃｍｇｍｉ
ｎ−ｔから３５０Ｉ１ｇ／Ｃｌｌ１１好ましくは２００
１ｉＪ／ｃｄからｓｏｏｍａ／ｃｍｍの範囲内とする。

本発明による紙巻たばこはたばこ材を効率よく利用して
いる。すなわち、本発明による紙巻たばこは従来寸法の
、例えば円周２５ｍｍ１の紙巻たばこに比べたばこ材を
減ｍ、例えば２５％減量して構成され、しかも少なくと
も吸煙回数は等しくなっている。吸煙回数はとりわけた
ばこ軸部の長さによって左右される。

たばこ軸部の単位長さについて考えると、長手方向の継
目部を考慮に入れなければ、被包紙の必要量は、たばこ
軸部の直径の減少に直接比例して減少する。すなわち、
充填密度が一定であると仮定すると、たばこ材の必要量
はたばこ軸部の直径の２乗の割合に比例して減少する。

従って本発明による紙巻たばこの単位長さにおける被包
紙量のたばこ材量に対する比率は、同一充填密度下では
、従来の標準的円周を有する紙巻たばこにおける同比率
に比べ高（なっている。しかるに、本発明による紙巻た
ばこにおいてはきわめて竪固な灰形成を得ることができ
る。

本発明によって構成される紙巻たばこにおいては、同一
吸煙回数を有しながらもたばこ材の含有量が従来の紙巻
たばこに比べ少なくなっており、本発明による紙巻たば
こは煙成分の主・側煙流移送量が少なくなっている。

本発明による紙巻たばこを１インチ当り同数の切断片（
ｃｕｔ）で従来のものと比べると、本発明による紙巻た
ばこの方が従来のものよりも竪固な感触を有している。

つまり同一の充填材であっても本発明の紙巻たばこに詰
めた場合の方が従来の紙巻たばこに詰めた場合に比べ明
らかに充填力が高い。この現象はたばこ軸部の断面積に
対する充填材の平均粒度の比率が増大したことにより生
じると考えられる。しかしこれは、同一の充填力を得る
ためたばこ軸部の断面積を減少させた直接の結果として
たばこ材量量が減少されるということではない。

本発明による紙巻たばこは、好ましくは標準装置喫煙条
件下、すなわち１分間隔で２秒間３５ｃｃの吸煙を行っ
た場合、吸煙回数が５〜１５回、より好ましくは５〜１
０回となるようになっている。

たばこ充填材は膨張たばこと、再構成たばこまたは代替
喫煙材料等によって構成される。本発明による紙巻たば
このたばこ軸部の断面形状は円形以外の形状に形成して
もよい。例えば楕円形や直線形状に構成してもよい。

実施例 本発明による紙巻たばこが添付の略式図面に全体を符号
（１）で示されている。紙巻たばこ（１）は被包紙（２
）で刻みたばこ充填材を被包してたばこ軸を形成して成
る。充填材の先端は符号〔３〕で示される。紙巻たばこ
（１）はさらに、例えばセルロースアセテート繊維束か
ら成るフィルターをたばこ軸部の先端〔３〕と反対側の
端に当接保持するための先端被包紙（４）を包含してい
る。

紙巻たばこり１）の全長は１２０ｍ５で直径は５ｆｆｉ
Ｉｍｇｍｉｎ−である。

本発明による紙巻たばこは長さ１００ｍｍのたばこ軸部
に長さ２０１１ＩＩｍのフィルターを固着して構成され
ている。かかる紙巻たばこは円周が１５ｍｍ１と１７ｍ
ｍの２種類形成され、各々Ａ、Ｂで示す。標準喫煙条件
下で、水及びニコチンを含有しない条件下での主煙流の
煙粒子（無水無ニコチン煙粒子）と総ニコチンアルカロ
イド量の移送量を測定した。

比較のため、同様の測定を円周が２５ｍｍｍｍ、たばこ
軸部とフィルターの長さが各々６０ｍｍ、２０ｍｍの従
来の市販の紙巻たばこについても行った。測定結果は次
の表に示されている。

この表から、本発明による紙巻たばこが高効率でたばこ
材を利用していることがわかる。

本発明による紙巻たばこに使用されるたばこ充填材の１
インチ当りの切断片の数を従来と同数としてもよいし、
あるいは従来の切断数′範囲の前後としてもよい。

発明の効果 本発明による紙巻たばこにたばこ軸と同幅寸法のフィル
ターを取付ければ、従来のフィルター付紙巻たばこに比
ベフィルター材料が節約できる。

セルロースアセテートから成る従来の形状のフィルター
について考えると、従来の円周寸法から本発明による紙
巻たばこに適合するフィルター円周寸法へ変えた場合に
、圧力降下を必ずしも変化させることなくセルロースア
セテート繊維束材料を減少させることができる。

一定の圧力降下とｉ位長さのフィルターを得るため、８
Ｍ束の必要聞は従来の紙巻たばこと本発明による紙巻た
ばこの面積比によって予想されるＭ以上に減少される。

本発明によれば紙巻たばこ１本当りのバッキング材料の
必要量を大幅に減じることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明を実施した紙巻たばこの斜視図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕たばこ充填材と被包紙とから成るたばこ軸部を包
   含している紙巻たばこであって、前記たばこ軸部の円周
   が１０ｍｍ〜１９ｍｍの範囲内にあり、前記たばこ軸部
   の自由燃焼速度が２５〜５０ｍｇｍｉｎ＾−＾１の範囲
   内にある紙巻たばこ。 〔２〕前記円周が１２．５ｍｍ〜１９ｍｍの範囲内にあ
   る、特許請求の範囲第１項記載の紙巻たばこ。 〔３〕前記自由燃焼速度が３０〜４５ｍｇｍｉｎ＾−＾
   １のの範囲内にある、特許請求の範囲第１項または第２
   項記載の紙巻たばこ。 〔４〕前記たばこ充填材の充填密度が１５０ｍｇ／ｃｍ
   ＾３〜３５０ｍｇ／ｃｍ＾３の範囲内にある、特許請求
   の範囲第１項から第３項のいずれか１項記載の紙巻たば
   こ。 〔５〕前記たばこ充填材の充填密度が２００ｍｇ／ｃｍ
   ＾３〜３００ｍｇ／ｃｍ＾３の範囲内にある、特許請求
   の範囲第４項記載の紙巻たばこ。 〔６〕前記たばこ軸部と同じ幅寸法のフィルターを包含
   している特許請求の範囲第１項から第５項のいずれか１
   項記載の紙巻たばこ。 〔７〕前記たばこ軸部のたばこ充填材が、円周２５ｍｍ
   でたばこ軸部長さが同一の標準紙巻たばこに比べ、少な
   くとも２５％減少していて、吸煙回数が標準紙巻たばこ
   と少なくとも同数である、特許請求の範囲第１項から第
   ６項のいずれか１項記載の紙巻たばこ。 〔８〕標準吸煙条件下で吸煙回数が５〜１５回となつて
   いる特許請求の範囲第１項から第７項のいずれか１項記
   載の紙巻たばこ。 〔９〕吸煙回数が１０〜１５回となつている特許請求の
   範囲第８項記載の紙巻たばこ。