JPS61280070A - リンク駆動装置 - Google Patents

リンク駆動装置

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Publication number
JPS61280070A
JPS61280070A JP60122921A JP12292185A JPS61280070A JP S61280070 A JPS61280070 A JP S61280070A JP 60122921 A JP60122921 A JP 60122921A JP 12292185 A JP12292185 A JP 12292185A JP S61280070 A JPS61280070 A JP S61280070A
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JP
Japan
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cam
cassette
gear
link
horizontal
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Application number
JP60122921A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tanaka
信之 田中
Kazunori Akita
秋田 和範
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、リンク駆動装置に関し、特に、カセットテ
ープレコーダ等のカセット装着・排出機構や動作モード
切換機構を駆動するためのリンク駆動装置に関する。
[従来の技術] カセットテープレコーダのカセット装着・排出機構およ
び動作モード切換機構を例にとって、従来のリンク駆動
装置について説明をする。
第14図は、カセットテープレコーダにおける従来のカ
セット装着・排出機構の一例を示す図である。
図において、1はカセット装着・排出カムで、その主表
面にはカム溝2が形成されている。また、カム1の中心
軸には円柱部3が備えられ、該円柱部3には図には現わ
れないカム溝が付けられている。カセット装着・排出カ
ム1は、その周面がモータ等の駆動源4と結合しており
、駆動源4によってカセット装着・排出カム1は回転さ
れる。
カム溝2にはほぼL字形の第1の揺動リンク5の一端が
係合し、この揺動リンク5の他端はスライダバック6と
滑り回り対偶で係合している。そして、カセット装着・
排出カム1が回転されると、第1の揺動リンク5が揺動
し、スライダバック6が、図において上下方向にスライ
ド動作を行なうようにされている。スライダバック6は
、このようなスライド動作によって、挿入されるカセッ
トテープの水平方向く第14図では上下方向に相当する
)の位置規制を行なうものである。
カムの円柱部3に形成されたカム溝には、第2の揺動リ
ンク8の作用端が係合している。第2の揺動リンク8は
比較的広い面積の面部を有し、その−辺(第14図にお
いて下辺)はホルダカセット9と回り対偶で係合してい
る。また、第2の揺動リンク8は、図において上側の左
右が、一部分だけが描かれたベースアーム10によって
回動自在に保持されている。第2の揺動リンク8は、カ
セット装着・排出カム1の回転に応答して、ベースアー
ム10による支持部を中心に揺動し、回り対偶で係合し
ているホルダカセット9を上下方向(図において紙面に
垂直方向)へ動かす。ホルダカセット9は、この動作に
より、カセットテープ7の上下方向の位置規制を行なう
第15図は、カセットテープレコーダに備えられている
従来の動作モード切換機構の一例を示す図である。
第15図を参照して、動作モード切換機構は、駆動源1
1と、動作モード切換カム12と、揺動リンク13と、
モードプレート14とから構成されている。動作モード
切換カム12は、その主表面にカム12の中心軸に対し
て偏心した円形のカム溝15が形成されている。そして
、このカム溝に揺動リンク13の一方端が係合し、その
他端はモードプレート14と滑り回り対偶で係合してい
る。このため、動作モード切換カム12が駆動源11に
よって回転されると、揺動リンク13は支点16を中心
に揺動し、モードプレート14を第15図において上下
方向にスライドさせる。モードプレート14は、揺動リ
ンク13によって動かされ、その停止位置によってピン
チローラやリールレスト用アイドラ等の位置を炭制し、
必要な動作モードに切換える。
従来のカセット装着・排出機構および動作モード切換機
構は、以上のように構成されており、それぞれ駆e源と
して専用のモータ4.11を備えたものや、カセットテ
ープ走行のためのメインモータから駆動源4.11を取
出すもの等、多種類あったが、いずれのものであっても
、カセット装着・排出機構と動作モード切換機構とは、
別個独立に構成されていた。そのため、各機構ごとに、
個別の駆動源やカム、すなわちリンク駆動装置が必要で
あった。
点数の多い構造になっている。
次頁の表は、従来のカセットテープレコーダにおけるカ
セット装着・排出機1fIJI′3よび動作モード切I
I!機構の駆動源並びにその場合の制御方法を示す一覧
表であり、従来のカセットテープレコーダfIVTR等
におけるカセット装着・排出および動作モード切換機構
に関する技術動向を示している。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のカセット装着・排出および動作モード切換機構に
おいては、1掲の表に示すように、両者ともにメインモ
ータを駆動源とする構成と、それぞれ専用モータを駆動
源とする構成とがある。ここで、メインモータを駆動源
とする構成の場合には、カセット装着・排出機構に対応
したプランジャおよび必要動作力を得るためのリンク駆
動装置を必要とし、また、動作モード切換機構に対応し
たプランジャおよび必要動作力を得るためのリンク駆動
装置を必要とすることがわかる。よって、たとえばカセ
ットテープレコーダにおいては、はとんどの場合、カセ
ットテープ走行中(プレイ状感)において、当該カセッ
トテープの走行とは無関係な上記機構のためのリンク駆
動装置を常時回転させていなければならず、テープ走行
等が不安定になるという問題点があった。また、多くの
場合、ソレノイドのオン/オフという2つの状態に応じ
てプランジャが駆動され、必要なモードが取出されるよ
うにされているため、たとえばオートリバース機構の付
いたカセットテープレコーダ等機構の複雑なものでは、
3ないし4個の多くのソレノイドが必要になり、高価か
つ形状の大きなものになるという欠点があった。
また、専用モータを駆動源とする場合には、それぞれ専
用のモータおよびリンク駆動装置が必要である。したが
って、装置全体としては、自ずと大形化し、かつ高価に
なるという欠点がある。
さらにまた、どちらか一方をメインモータで駆動し、他
方を専用モータで駆動するという設計も考えられるが、
その場合でも、それぞれ必要な力を得るためのリンク駆
動装置を必要とし、大スペース化、部品点数の増大とい
う問題点はいぜんとして解消されていなかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小形のかつ部品
点数の少ないリンク駆動装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、減速装置と、その減速装置と同じ回転中心
軸を有し、減速装置によって回転されるリンク駆動用カ
ム体とを含む。
好ましくは、減速装置は、遊星歯車装置によって構成さ
れている。
[作用] 減速装置は、入力回転速度を所定の速度に減速して出力
する。そして、その出力は、減速装置の回転軸と同じ回
転軸を有するリンク駆動用カム体に伝達され、カム体が
回転される。
[発明の実施例] 以下、オートリバース機能を有するカセットテープレコ
ーダを例にとって、この発明の一実施例の説明をする。
しかしながら、この発明は、カセットテープレコーダに
限らず、VTR,DATその他の駆動機構にも適用でき
ることを予め指摘しておく。
第1図は、カセットテープレコーダのカセット装着・排
出機構を駆動するためのリンク駆動装置の構造を示す側
断面図である。この実施例のリンク駆動装置は、減速装
置として、遊星歯車装置35を含んでいる。
第1図を参照して、パワーモータ31はカセットテープ
レコーダのメインベース32に固定されている。パワー
モータ31は薄い偏平のモータで、メインベース32の
上方へ突出する回転軸33にはピニオンギヤ34が固着
されている。ピニオンギヤ34は遊星歯車装置35と噛
合い、遊星歯車装置235を駆動している。
遊星歯車装置1135は、内歯車36、固定内歯車37
、A遊星歯車38、Aキャリア41.8M里歯車42、
Bキャリア43、およびCT1星歯車44から構成され
ている。内歯車36、Aキャリア41およびBキャリア
43は、メインベース32に固定されたカムボスト45
に、順に、積層的に挿通されていて、それぞれカムボス
ト45を中心に回転できるようにされている。固定内歯
1137は、メインベース32に固定されている。内歯
車36は、ピニオンギヤ34およびA遊里歯車38と噛
合っていて、ピニオンギヤ34の駆動によりカムボスト
45を中心に回転する。内歯車36の回転力はAM里歯
車38に伝達される。A遊星歯車38はAキャリア41
により回転自在に支承されており、内歯車36および固
定内歯車37と噛合いながら回転する。したがって、内
歯車36の回転力はA遊星歯車38を介して減速され、
Aキャリア41に伝達される。Aキャリア41に形成さ
れた歯車はB遊星歯車42と噛合っている。B遊星歯車
42はBキャリアによって回転自在に支承され、Aキャ
リア41および、固定内−車37と噛合いながら回転す
る。したがって、Aキャリア41の回転力はBI!星歯
車42を介して減速され、Bキャリア43に伝達される
。さらに、Bキャリア43に形成された歯車にはC遊星
歯車44が噛合っている。そして、このCT1星歯車4
4によって、モード切換カム46がある所定の速度に、
またカセット水平・ヘッドベース後退カム47およびカ
セット垂直カム48が、また、別の所定の速度に減速さ
れて駆動される。
動作モード切換カム46は、Bキャリア43に回転自在
に係合されており、Bキャリア43、言い換えればカム
ボスト45を回転中心としている。
動作モード切換カム46の下面側には、後述する所定の
ループ形状(エンドレス形状)のカム溝51が形成され
ている。カム溝51には動作揺動リンク52が嵌合され
ている。したがって、動作モード切換カム46の回転に
より動作揺動リンク52が駆動される。なお、カム溝5
1と動作揺動リンク52との間にはローラ53が挿入さ
れ、両者間の間で生じる摩擦力の軽減が図られ、動きの
伝達がスムースにいくようにされている。
動作モード切換カム46の外周面の一部には係止用凹部
54が形成されている。当該係止用凹部54にはロック
ビン55が係合可能にされている。
C遊星歯$44の支軸を備えるカセット水平・ヘッドベ
ース後退カム47は、0M星歯車44の回転によってカ
ムボスト45を中心に回転される。
カセット水平・ヘッドベース後退カム47の下面側の外
周面の一部は切欠61が形成されていて、この切欠61
にヘッドベース後退リンク62が係合している。したが
って、カセット水平・ヘッドベース後退カム47が回転
することにより、ヘツドベース後退リンク62は切欠6
1またはカム47の外周面に選択的に当接され、ヘッド
ベース後退リンク62が揺動される。
カセット水平・ヘッドベース後退カム47の上面側には
カム溝63が形成されている。カム溝63は、後述する
ように、所定のループ形状のエンドレス溝である。この
カム溝63にはカセット水平揺動リンク64の一端が係
合している。したがって、カセット水平・ヘッドベース
後退カム47の回転により、カセット水平揺動リンク6
4は所定の揺動動作をする。なお、カム163とカセッ
ト水平揺動リンク64との間にも、両者の間の摩擦を防
ぎ、両者間の係合を滑かにするためのローラ65が挿入
されている。
カセット水平・ヘッドベース後退カム47にはカセット
垂直カム48が固着されている。したがって、カセット
水平・ヘッドベース後退カム47の回転に伴ない、カセ
ット垂直カム48も同じようにカムボスト45を中心に
回転する。カセット垂直カム48の下面にはカム溝66
が形成されている。そして、このカム溝66にはローラ
67を介してカセット垂直揺動リンク68の一端が係合
されている。
なお、この実施例では、カセット水平・ヘッドベース後
退カム47とカセット垂直カム48とを別に作り、両者
を固着した構成にしているが、カセット水平・ヘッドベ
ース後退カム48とカセット垂直カム48とを一体的に
成形したものであってもよい。
カセット水平・ヘッドベース後退カム47の外周面の一
部には切欠71が形成されている。この切欠71にはロ
ックビン55が保合可能である。
ロックビン55は、ロックプレート56に形成された突
出部である。ロックプレート56は、図示の矢印59の
ように上下方向に動くことができ、図示のように下方に
動いたとき、ロックビン55が動作モード切換カム46
の切欠61と係合し、動作モード切換カム46の回転を
阻止する。また、ロックプレート56が上方に動いたと
きは、ロックビン55がカセット水平・ヘッドベース後
退カム47の切欠71と係合し、カセット水平・ヘッド
ベース後退カム4715よびカセット垂直カム48の回
転を阻止するようにされている。このように、ロックプ
レート56の移動により、ロックビン55が動作モード
切換カム46またはカセット水平・ヘッドベース後退カ
ム47(およびカセット垂直カム48)のいずれかの回
転を阻止し、カセットテープ移動時には動作モードが所
定のモードに固定され、カセットテープが駆動中にはカ
セットの装着・排出がされないようにされている。
なお、カセット垂直カム48の上面に備えられたモード
スイッチングブラシ72は、アッパーベース73の下面
に設けられたモードスイッチ回路74と接触するように
されており、当該モードスイッチングブラシ72とモー
ドスイッチング回路74との接触位置により、カセット
垂直カム48(およびカセット水平・ヘッドベース後退
カム47)の回転角度、すなわちカセット駆動のための
現在位置が検出されるようになっている。
次に、第2図ないし第3図の説明をする。第2図ないし
第3図は、第1図のカセット水平・ヘッドベース後退カ
ム47によって駆動されるリンク機構を説明するための
図である。
まず、第2図は、カセットテープの水平吹込排出機構を
示す平面図である。そして、第3図は、第2図に示すカ
ム47とリンク機構との結合関係を説明するための分解
斜視図である。まず、第2図および第3図を参照して、
カセットテープの水平吹込排出機構について説明をする
カセット水平・ヘッドベース後退カム47の上面には、
第1図でも説明したように、カセット水平揺動用のカム
溝63が形成されている。カセット水平揺動リンク64
は、その平面形状が略■形または略扇形をしており、そ
の先頭部はメインベース32から突出するボスト81で
回動自在に支持されている。カセット水平揺動リンク6
4の一端は前述のようにカム溝63と係合し、その他端
にはギヤ82が形成されている。そして、このギヤ82
と噛み合う円弧増幅ギヤ83を介して水平連結リンク8
4が結合されている。円弧増幅ギャ83および水平連結
リンク84は、ホルダばね86,87および付勢ばね8
8とともに、メインベース32から垂直上方に突出する
ボスト85に回動自在に通されている。ホルダばね86
は、円弧増幅ギヤ83および水平連結リンク84を、第
2図において、反時計方向へ回転させるように、円弧増
幅ギヤ83および水平連結リンク84に係合している。
また、ホルダばね87は、円弧増幅ギヤ83および水平
連結リンク84を、第2図において、時計方向へ回転さ
せるように1円弧増幅ギヤ83および水平連結リンク8
4に係合している。
そして、ホルダばね86およびホルダばね87は、とも
に、付勢ばね88によって付勢されており、円弧増幅ギ
ヤ83t3よび水平連結リンク84を上述の各回転方向
へ付勢している。したがって、円弧増幅ギヤ83および
水平連結リンク84は、ホルダばね86と87によって
常にバランスがとれた状態に保たれている。
円弧増幅ギヤ83はカセット水平揺動リンク64の動き
を増幅して水平連結リンク84に伝えるだめのものであ
る。水平連結リンク84は曲成された長手の部材で、前
述のように一端はボスト85で回動自在に支承され、他
端には長手小孔91が形成されている。その小孔91に
スライド片92の突起93が滑り回り対偶で係合されて
いる。
スライド片92はアームEVの長溝95に沿ってスライ
ド可能であり、カセットテープ96の挿入方向の位置決
めをするものである。アームEV94は、ベースEV9
7とホルダEV98とによって、その後端部(カセット
挿入方向の最前部)を回動中心として支持されている。
そして、アームEVの先端片(カセット挿入方向の最後
部の端片)はホルダカセット101を吊り上げるように
係合している。さらに、第2図において左上端部分の係
合突片(図示せず)は、第4図に示すように、垂直連係
リンク103と係合している。
次に、第4図ないし第6図は、カセットテープの垂直降
下上昇機構を説明するための図である。
特に、第4図は平面図、第5図は側面図、第6図は揺動
リンクの結合部拡大斜視図である。
第4図ないし第6図を参照して、カセット垂直カム48
の下面には、前述したように、カム溝66が形成されて
おり、このカム溝66にはカセット垂直揺動リンク68
の一端が係合している。カセット垂直揺動リンク68は
、垂直連結リンク103および付勢ばね垂直104とと
もに、ボトムベースから垂直上方に突出するボスト10
2に回動自在に支持されている。そして、カセット垂直
揺動リンク68と垂直連結リンク103とは付勢ばね垂
直104によって連結されており、カセット垂直揺動リ
ンク68と垂直連結リンク103との位置関係が所定の
位置関係にかつ弾力的に結合されている。垂直連結リン
ク103の先端は?−ムEV94の係合突片105と係
合している。
次に、第2図ないし第6図を参照して、カセットテープ
の装着排出機構の動作について説明をする。
カセットテープ96が挿入前の状態では、カセットテー
プの装着排出機構は第2凶に示す状態になっている。こ
の状態において、カセットテープ96を矢印106方向
に挿入すると、カセットテープ96の挿入方向側のリー
ル穴107にスライド片92の先端係合部108が係合
する。次に、第1図で説明した遊星歯車装[135によ
ってカセット水平・ヘッドベース後退カム47が回転さ
れる。するとカセット水平・ヘッドベース後退カム47
の表面に該カム47の回転中心軸に対して偏心して形成
された所定のループ形状のカム溝63に案内されて、カ
セット水平揺動リンク64が動き、その動きは円弧増幅
ギヤ83で増幅され、水平連結リンク84に伝えられる
。そして水平連結リンク84は、第2図の矢印111方
向に回動し、スライド片92をスライドさせる。これに
よって、カセットテープ96はホルダカセット101内
に取り込まれる。カセットテープ96がホルダカセット
101に取り込まれた後、第4図のカセット垂直カム4
8の回転に応じてカセット垂直揺動リンク68が回動さ
れ、その回動は垂直連結リンク103に伝えられる。こ
のため、垂直連結リンク103によってアームEV94
は、第5因の1点鎖線で示すように、ベースEV(およ
び図示しないホルダEV98)を中心に回動する。よっ
て、ホルダカセット101は、アームEV94とその上
面が水平に並んだ状態から下がり、第5図の1点鎖線で
示す状態になる。この状態が、カセットテープ96がい
わゆるPLAY状態に装着された状態である。
カセットテープ96の排出動作では、カセット垂直カム
48.Bよびカセット水平・ヘッドベース後退カム47
の回転によりカセットテープの装着・排出1a4f4が
逆の順序で動作し、カセットテープ96が排出される。
なおこの場合、カセット水平・ヘッドベース後退カム4
7およびカセット垂直カム48は、所定方向に180°
回転してカセットテープ96を装着状態にし、ざらに同
方向に180’回転してカセットテープ96を排出状態
にする。つまり、カム47.48の1回転の動作により
カセットテープの吹込排出動作が1回完了するようされ
ている。
第7図および第8図は、ヘッドベース後退樫構を説明す
るための図で、特に、第7図は平面図であり、第7図は
その機構部の部分的な側面図である。
第7図および第8図を参照して、参照番号47はカセッ
ト水平・ヘッドベース後退カムである。
第7図に示すカセット水平・ヘッドベース後退カム47
の平面形状が、第2図に示すカム47の平面形状と異な
っているのは、第2図ではカム47を上面から見た図が
描かれているのに対し、この第7図では、ヘッドベース
後退機構の動作を説明するために、カセット水平・ヘッ
ドベース後退カム47の下半分の外周形状だけが取出し
て描かれているからである。つまり、第7図のカム47
の形状は、第1図に示すカム47のへラドベース後退リ
ンク62が当接している部分の外周形状を示すものであ
る。
ヘッドベース後退リンク62は、長手の部材で、その一
端はボスト81によって回動自在に支承されている。そ
して、その他端はAリンク112に当接している。ヘッ
ドベース後退リンク62は、その中央部がカセット水平
・ヘッドベース後退カム47の周面と当接しており、カ
ム47の回転に従ってリンク62はボスト81を中心に
揺動される。Aリンク112は横方向に配置された長手
部材である。そして、そ−のへラドベース後退リンク6
2側はメインベース62の側壁から突出するピン113
によって摺動自在に支持されている。また、その他端は
、Bリンク114の上端と点対偶で係合している。Bリ
ンク114はピン115によってメインベース32の側
壁に取付けられており、当該ピン115を中心に回動す
る。Bリンク114の下端はCリンク116の一端と回
り対偶で係合している。Cリンク116はメインベース
32に平行に配置された長手部材で、メインベース32
に植立されたピン118を中心に回動自在に設けられて
いる。Cリンク116の他端には突起119が備えられ
、その突起119はへットベース121と係合している
。ヘッドベース121は略T字形のベースで、3つのガ
イド122.123.124によってメインベース32
に対して摺動可能に保持されている。ヘッドベース12
1の中央部には磁気ヘッド125が載置されている。
さらに、ヘッドベース121にはばね126が掛けられ
ており、ばね126によって、ヘッドベース121は、
第7図において左方向に付勢されている。
次に、ヘッドベース後退機構の動作について説明をする
。ヘッドベース後退機構は、カセットテープの装着・排
出時にヘッド125を後退、すなわち第7図おいて右方
向に移動させ、ヘッド125がカセットテープの装着・
排出の邪魔にならないように動かす機構である。そして
、カセットテープのPLAY時にはヘッド125がカセ
ットテープのテープ面と当接するようにヘッド125を
第7図に示す状態に位隨させておくものである。
今、PLAY状態を考えると、その状態ではカセット水
平・ヘッドベース後退カム47は第7図の状態になって
いる。すなわち、カム47の切欠部がへラドベース後退
リンク62と当接する状態になっている。よって、Aリ
ンク112は相対的に矢印127のへ方向に動いた状態
にある。よって、その状態ではBリンク114の下端は
矢印128のB寄りにあり、よプてCリンク116の一
端は矢印129のB側に振られている。したがって、C
リンク116の他端と係合するヘッドベース121は、
第7図において左側に位置し、ヘッド125が図示しな
いテープ面と当接する状態になっている。
他方、カセットテープの装着・排出時には、カセット水
平・ヘッドベース後退カム47が回転し、ヘッドベース
後退リンク62はカム47の円周面と当接する状態にな
る。したがって、ヘッドベース後退リンク62はカム4
7の円周面によって第7図の状態よりもボスト81を中
心に右方向に回動させられた状態になる。そして、この
状態になるとヘッドベース後退リンク62の他端によっ
てAリンク112が矢印127のB方向に摺動される。
よって、Bリンク114の下端は矢印128のへ方向動
き、Cリンク116の一端は矢印129のへ方向に振ら
れる。このため、Cリンク116の他端と係合するヘッ
ドベース121は、ばね126の力に抗して第7図にお
いて右方向に動かされる。したがって、ヘッド125は
テープ面への当接状態から右側へ後退される。
第9図は、以上説明した、カセット水平・ヘッドベース
後退カム47t3よびカセット垂直カム48の回転角度
と、それによって駆動されるリンク機構との位置関係を
まとめたものである。第9図では、実際は一体的になっ
ているカセット水平・ヘッドベース後退カム47を、説
明の便宜上、カセット水平カムとへラドベース後退カム
として分けて示している。そして、先に説明したように
、これらカセット水平カム、カセット垂直カムおよびヘ
ッドベース後退カムは、同一の軸芯45を中心に、一体
内に回転する。そして、1回転(360″)することに
より、カセットテープの装着・排出の1サイクルの動作
が完了するようにされている。そのために、カセット水
平カムおよびカセット垂直カムには、カムの回転軸を中
心に半径が変化する、カムの回転軸に対して偏心した所
定のループ状カム溝63および66が形成されている。
第10図は、カセット水平・ヘッドベース後退カム47
に形成されたカム溝63の形状およびそれと切欠61と
の位置関係を示す図である。水平カム溝63はEJEC
TとPLAYとの位置を結ぶ線に対して線対称の形状を
している。EJECTの状態では、カム溝63の中心半
径が最も大きいrENとなるようにされている。EJE
CT状態からカム47が時計回りに回りA点に達するま
での75″の間に徐々にカム溝63の半径は小さくなり
、A点ではカム溝63の半径はrPHとなる。そして、
その状態からPLAY点を含むB点までの120°の間
は、カム溝63は半径rF)1と一定である。そして、
B点からEJECTまでの75°の間ではカム溝63の
半径は徐々に大きくなるようにされている。このように
、カセット水平・ヘッドベース後退カム47の水平カム
溝63は、EJECT状態のときにカム溝がカム中心か
ら最も離れ、逆にPLAY状態およびその前後のときに
カム中心にカム溝が最も近づいた状態になるようにされ
た、カム中心に対して偏心したループ状の溝とされてい
る。よって、カム47の回転に応じて偏心したループ状
の溝の状態が変わり、リンクの係合部が案内されるので
ある。なお、切欠69は、ロックピン55が係合するた
めのものである。
第11図は、カセット垂直カム48に形成された垂直カ
ム溝66の形状を示す図である。垂直カム溝66も、E
JECTと、PLAYとを結ぶ線に対して線対称の形状
をしている。そして、EJECTを中心とする150’
の間は、カム溝66の中心がカム中心に対して半径rε
Vの長さとなるようにされている。そして、カム48が
EJECTから時計方向に回転し、0点からD点までの
60°の間は、カム溝66の半径はrEvからr2Vま
で徐々に増加する。そして、D点からF点までのPLA
Yを中心とする90°の間ではカム溝66の半径はrF
Vであり、F点からG点までの間の60°の期間中には
カム溝の半径はrpvから「εVへと徐々に減少すると
いうようになっている。したがって、カム48の回転に
応じて、カム48の中心に対するカム溝66の半径が変
化し、リンクの係合部が案内されて、リンクは所定の動
作をする。
第12図は、ピンチローラ切換機構を説明するための平
面図である。この実施例のカセットテープレコーダは、
オートリバース機構を有するため、カセットテープの回
転方向に応じて2つのピンチローラが交互に切換えられ
るようにされている。
第12図を参照して、動作モード切換カム46にはカム
溝51が形成されている。長手の動作揺動リンク52の
一端はボスト81に回動自在に支持されている。そして
、動作揺動リンク52の長さ方向中心部には突起131
が備えられ、この突起131がカム溝51と滑り対偶に
なっている。動作揺動リンク52の他端はDリンク13
2と係合している。Dリンク132は動作揺動リンク5
2の動作に応じて矢印133方向にスライド動作をする
。Dリンク132の他端はEリンク134と係合してい
る。Eリンクはメインベース32に設けられたピン13
5を中心に回動し、Dリンク132の動きをカムCH1
36に伝える。カムCH136はメインベース32に平
行に配置された板状の図示のような長手部材で、メイン
ベース32に固定されたガイド137.138によって
保持され、その摺動方向が案内されている。そして、カ
ムCH136は矢印139方向に摺動する。ピンチロー
ラ141と142とは、それぞれカムCH136の両端
に関連して設けられている。つまり、ピンチローラ14
1.142は、それぞれメインベース32にポスト14
3.144を中心に回動自在に取付けられており、かつ
ストッパ145.146がそれぞれカムCH136の切
欠147.148と所定の状態で係合するようにされて
いる。そして、切欠147.148の形状により、第1
2図の状態ではカムCI−(136が矢印139のA方
向に動いており、ピンチローラ141が動作状態となり
、逆にカムCH136が矢印139の8方向に動いたと
きは、ピンチローラ142が動作状態になるように構成
されている。カムCH136のこのような摺動動作は、
動作モード切換カム46の回転により揺動される動作揺
動リンク52、Dリンク132、Eリンク134を介し
て伝達される。
第13図は、動作モード切換カム46に形成されたカム
溝51の形状を説明するための図である。
カム溝51は、左右および上下対称の形状をしている。
そして、第13図のL点でカム46の中心から最も離れ
た状態になり、R点で中心から最も近づいた状態になる
。そして、動作揺動リンク52の突起131がL点に位
置する場合は左のピンチローラ141が動作状態になり
、突起131がR点に位置するときは右のピンチローラ
142が動作状態になるようにされている。このように
、この実施例では、動作モード切換カム46が1回転す
れば、ピンチローラ141,142が2度切換えられる
ようにされている。なお、動作モード切換カム46に対
称に形成された4つの切欠71は、ロックビン55と係
合するものである。
なお、第1図に示すように、動作モード切換カム46は
、カセット水平・ヘッドベース後退カム47やカセット
垂直カム48と異なる減速比で駆動されるようにされて
いる。したがって、カセット水平・ヘッドベース後退カ
ム47やカセット垂直カム48と異なる出力ギヤによっ
て駆動されるので、カセット水平・ヘッドベース後退カ
ム47が停止状態にされているときに動作させることが
でき、逆に、動作モード切換カム46を動作させる場合
には、カセット水平・ヘッドベース後退カム47の動作
を停止させることができる。ロックプレート56から突
出するロックビン55は、そのためのものである。した
がって、カセットテープレコーダの動作状態に応じて、
ロックプレート56(第1図参照)は上下にスライドし
、カセット水平・ヘッドベース後退カム47または動作
モード切換カム46を選択的に動作不能にロックする。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、MW歯車装置とカム
との組合わせにより、小形でかつ部品点数の少ないリン
ク駆動装置を提供することができる。
また、1つのモータによって駆動される減速装置によっ
て複数のリンク駆動用カム体を異なる回転速度で駆動さ
せることができ、複数のリンク機構に適合できる、多用
途のリンク駆動装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、リンク駆動装置の構造を示す側断面図である
。第2図は、カセットテープの水平吸込み排出機構を示
す平面図である。第3図は、カムとリンク機構との結合
関係を説明するための分解斜視図である。第4図は、カ
セットテープの垂直降下上昇機構を説明するための平面
図である。第5図は、カセットテープの垂直降下上昇t
2Nmを説明するための側面図である。第6図は、揺動
リンクの結合部拡大斜視図である。第7図は、ヘッドベ
ース後退11構の平面図である。第8図は、ヘッドベー
ス後退機構の部分的側面図である。第9図は、カセット
水平・ヘッドベース後退カム47およびカセット垂直カ
ム48の回転角度と、リンク機構との位l!!関係を示
す図である。第10図は、カセット水平・ヘッドベース
後退カム47のカム溝63の形状を示す図である。第1
1因は、カセット垂直カム48のカム溝66の形状を示
す図である。第12図は、ピンチローラ切換機構を示す
平面図である。第13図は、動作モード切換カム46の
カム溝51の形状を示す図である。第14図は、従来の
カセットテープレコーダにおけるカセット装着・排出機
構の一例を示す図である。第15図は、従来のカセット
テープレコーダにおける動作モード切換機構を示す図で
ある。 図において、31はパワーモータ、35は遊星歯車装置
、36は内歯車、37は固定内歯車、38はA3m星歯
車、41はAキャリア、42はB遊星歯車、43はBキ
ャリア、44はC11星歯車、45はカムポスト、46
は動作モード切換カム、47はカセット水平・ヘッドベ
ース後退カム、48はカセット垂直カム、51はカム溝
、52は動作揺動リンク、61は切欠、62はへラドベ
ース後退リンク、63はカム溝、64はカセット水平揺
動リンク、66はカム溝、68はカセット垂直揺動リン
クを示す。 代理人   大  岩  増  雄 箪1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第10図 第11図 ヒJヒCT 第12図 第13図 ρ 第14図 第15図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸、 前記軸を中心として回転可能に配置され、入力回転速度
    を減速して出力する減速装置、および前記軸を中心とし
    て回転可能に配置され、前記減速装置により回転される
    、リンク駆動用カム体、を含むリンク駆動装置。
  2. (2)前記減速装置は、 前記軸を中心として回転可能に配置され、モータのギヤ
    と噛合うべき内歯歯車およびその内歯歯車よりも小径の
    外歯歯車を有した減速回転体と、前記外歯歯車と噛合う
    遊星歯車とを含む、特許請求の範囲第1項記載のリンク
    駆動装置。
JP60122921A 1985-06-04 1985-06-04 リンク駆動装置 Pending JPS61280070A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04127444U (ja) * 1991-02-08 1992-11-19 株式会社ゼクセル リンク駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04127444U (ja) * 1991-02-08 1992-11-19 株式会社ゼクセル リンク駆動装置

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