JPS61279240A

JPS61279240A - レ−ザ治療装置の送気，送水機構

Info

Publication number: JPS61279240A
Application number: JP60120103A
Authority: JP
Inventors: 土井　譲
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1985-06-03
Filing date: 1985-06-03
Publication date: 1986-12-10
Also published as: JPH0256099B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、技術分野この発明は、医療用として患部組織を凝固させて治療す
るレーザ治療装置の送気、送水機構、即ちＶ−ザファイ
バの先端部より汚物防止用の送気、又は主に血液排除用
の送水を行なう機構の改良技術に関する。

ｂ、従来技術及びその問題点医療用レーザ治療装置では１周知のように、患部へのパ
ワーレーザ光の照射時に、患部の飛散物や破壊物等の異
物がレーザファイバの先端に付着すると、そのことが原
因でレーザファイバく先端部に熱破損が生じるため、上
記異物を従来よりガスジェット又は空気流等で飛散させ
ることにより、レーザファイバ先端部への異物の付着防
止を行なっている。

また、患部組織に出血が生じた時などには、レーザファ
イバの先端部より流水して血液除去を行なうことで、視
野域の確保を図っている。

このように、レーザ治療装置には従来よりレーザファイ
バの先端部の保護及び血液や汚物の排除を目的として、
中空パイプ内にレーザファイバを挿入して、レーザファ
イバと中空パイプの内壁との間隙を利用して、送気や送
水を行なう工夫がなされている。

しかしながら、一般のレーザ治療（メス）装置には、レ
ーザファイバの先端部からガスジェットを噴射するため
の送気機構は備わっていても、送水を行なう特別の機構
は備わっておらず、例えば蒸留水をレーザファイバの先
端部より噴出させるためには、レーザファイバの導入口
までの送気経路に送水ポンプ乃至は送水タンクなど大損
りな送水機構を設置して送水を行なわなければならず面
倒であった。

また、一度中空パイブに蒸留水を通すと、どうしても水
滴が残るため、例えば５ｍ以上の長いレーザファイバを
使用するときなどには、中々水滴　　　。

を排除出来ず、ガス或は空気を噴射するための切換を行
なった時に不都合が生じるばかシか、消毒作業にも悪影
響を及ぼし、非常に問題であった。

Ｃ２目　　　的この発明は、このような問題点を解消するためになされ
たものでちゃ、レーザファイバ先端部より例えばエアジ
ェツト及び流水を行なう時、エアジェツトの場合には従
来方法を採り、流れの場合には送水ポンプなどの大損シ
な送水機構を用いずに従来よりある送気機構を利用して
送水を簡単に行ない得るようにしたレーザ治療装置の送
気、送板下、この発明の実施例を添付図面の第１図乃至
第３図を参照しながら説明する。

第１図は、この発明の一実施例を示すレーザ治療装置の
外観図である。

同図において、１はレーザ治療装置本体であシ、パワー
レーザ光を発振される装置や各種制御装置が内蔵されて
いる。２は取付具であシ、後述するレーザファイバを挿
通させた中空パイプ３をレーザ治療本体１に接続する役
目を果す。

なお、この取付具２によって中空パイプ３を接続すると
、内挿したレーザファイバの端部からパワーレーザ光が
入射し得る状態になると共に、中空パイプ３の内壁とレ
ーザファイバとの間隙に送気を行ない得る状態となるよ
うになっている。

４は送気、送水切換機構であシ、連結環５と切１；換環６とからなシ、切換環６に芒送気用チューブ７、液
体槽としての蒸溜水タンク８．及び流水用チューブ９が
直列に接続されている。

との送気、送水切換機構の詳細を第２図及び第３図を参
照して説明すると、連結環５は中途で２つに分割した中
空パイプ３の両分割端部を図示のように所定量離間させ
た状態で固定しておシ、その離間空間は中空パイプ３に
挿通させたレーザファイバ１０を中央部に挿通させた閉
塞部材とじての例えばゴム製のバッキング１１によって
第１室１２及び第２室１３に気密及び水密に分割されて
いる。

また、この連結環５は、端部に抜は土用のフランジ部を
有する第１の環５ａと第２の環５ｂとを互いに螺合して
形成してあり、第１の環５ａ側には夫々第１室１２及び
第２室１３と外部とを連通させる孔５ｃ、５ｄを穿設し
である。

次に、切換環６は、連結環５の外周に０１Ｊングを介し
て気密及び水密な状態で摺動自在に装着しである。そし
て、この切換環６には、内周面を所要の幅で切シ欠いた
連絡溝６ａと、内周面まで貫通する空気用ニップル１４
と、連絡溝６ａに連通する水用ニップル１５とを設けで
ある。

但し、連絡溝６ａの幅は、第１の環５ａに穿設した孔５
ｃ、５ｄを連通させるに足る幅で且つ切換環６の摺動ス
トローク以上の幅とし、その切欠位置は、切換環６を第
２図に示すように第１の環５ａのフランジ部側に当接さ
せた時に孔５ｃ、５ｄを連通させる位置とする。

また、空気用ニップル１４の貫通位置は、切換環６を第
３図に示すように第２の環５ｂの７ランク部側に当接さ
せた時に第１の環５ａに穿設した孔５Ｃと連通ずる位置
とする。

このようにすれば、切換環６を第２図に示す第１の摺動
位置、即ち切換環６の一端が第１の環５ａのフランジ部
に当接する位置に位置させると、空気導入側の第１室１
２と第２室１３とが孔５ｃ。

連絡溝６ａ、及び孔５ｄを介して直接連通し、且つ空気
用ニップル１４が閉塞されるようになると共に、切換環
６を第３図に示す第２の摺動位置、即ち切換環６の他端
が第２の環５ｂの７ランク部に当接する位置に位置させ
ると、空気導入側の第１室１２が空気用ニップル１４と
連通し、且つ他方の第２室１３が孔５ｄ及び連絡溝６ａ
を介して水用ニップル１５と連通するようになる。

次に、送気用チューブ７は、一端が空気用ニップル１４
に接続され、他端が密閉した蒸留水タンク８における蒸
留水１６の水面上の空間１７に連通する送気管１８に接
続されている。

また、流水用チューブ９は、−ｉが水用ニップル１５に
接続され、他端が蒸留水タンク８における蒸留水１６中
と連通ずる流水管１９に接続されている。

したがって、切換環６が第３図に示す第２の摺動位置に
位置している時に（げ、第１室１２が蒸留水タンク８の
空間に連通ずると共に、第２室１３が蒸留水１６中と連
通ずる。

なお、両図中において、２０はセンタリング金具であり
、中空パイプ３の先端部においてレーザファイバ１０を
その中心部に固定し、且つその外周に多数設けた溝２０
ａを介して中空パイプ３の内壁とレーザファイバ１０と
の間隙から送られてくる空気又は蒸留水１６を外部に噴
出するようになっている。

ｅ、実施例の作用先ず、従来より装備されている図示しない送気機構を操
作して、中空パイプ３の先端から空気（又は所要のガス
）を噴出させる場合は、予め送気。

送水切換機構４の切換環６を第２図に示すようＫ、第１
の摺動位置に切シ換えておく。

このようにしておけば、中空パイプ３を通って来た空気
は、先ず第１室１２に導入され、その導入された空気は
孔５Ｃから連絡溝６ａを通って孔５ｄから第２室１３に
達し、再び中空パイプ３を通って、その先端、へと導か
れる。

中空パイプ３の先端部には、ファイバセンタリング用の
センタリング金具２０が固設されていて、上記空気はセ
ンタリング金具２０の溝２０ａを介して中空パイプ３の
先端から噴射する。

なお、この時、空気の一部は水用ニップル１５から流気
するが、空気用ニップル１４の端部が閉塞されているた
め、空気漏れは起らない。

次に、中空パイプ３の先端から蒸留水１６を噴出させる
場合には、送気、送水切換機構４の切換環６を第３図に
示すように、第２の摺動位置に切シ換える。

このようにすれば、中空パイプ３を通２て来た空気（又
はガス）は、第１室１２に導入された後、孔５Ｃから空
気用ニップル１４′ｔ−通シ、送気用チューブ７及び送
気管１８を介して蒸留水タンク８の空間１７に送シ込ま
れるようになる。

そして、送シ込まれた空気は、蒸留水タンク８内の蒸留
水１６の水面に圧力を掛けることになるから、その圧力
量に応じた蒸留水１６が流水管１９から押し出される。

そして、その押し出された蒸留水１６は、流水用チュー
ブ９及び水用ニップル１５を介して連絡溝６ａに達し、
そこから孔５ｄ及び第２室１３を介して中空パイプ３に
流入して、その先端部に導かれ、センタリング金具２０
の溝２０ａを介して外部に流出する。

このように、この実施例によれば非常に簡単な構造の送
気、送水切換機構４における切換環６をスライドさせる
だけで、送気と送水の切り換えができる。

ｆ０発明の効果以上のように、この発明によれば、従来のレーザ治療装
置に備わっている送気機構を利用して、レーザファイバ
先端部からの送気と送水の切シ換えをワンタッチ操作で
簡単にできる。

したがって、特に近年よく用いられる接触型ロッドの癒
着防止用の蒸留水の流水を行なう場合に効果が大きい。

また、大損シな送水ポンプを用いないで済むこともあっ
て、消毒が非常に簡単にできて、しかも製作費が低廉で
済むなど、その効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示すレーザ治療装置の
外観図、第２図及び第３図は、夫々第１図における送気。送水切換機構４まわシの詳細構造を異なる切換状態で示
す拡大断面図である。１・・・レーザ治療装置本体　　　２・・・取付具３・
・・中空パイプ　　４・・・送気、送水切換機構５・・
・連結環　　　　６・・・切換環７・・・送気用チュー
ブ８・・・蒸留水タンク（液体槽）　９・・・流水用チュ
ーブ１０・・・レーザファイバ１１・・・バッキング（閉塞部材）１２・・・第１室　　１３・・・第２室１６・・・蒸留
水　　　１７・・・空間第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】１　パワーレーザ光を伝送して患部に照射するレーザフ
ァイバと、このレーザファイバを挿通させた中空パイプ
と、この中空パイプと前記レーザファイバとの間隙を介
して送気を行なつて、前記中空パイプの先端より気体を
噴出させるレーザ治療装置において、中途で２つに分割した前記中空パイプの両分割端部を所
定量離間させた状態で固定すると共に、その離間空間が
前記レーザファイバを中央部に嵌挿させた閉塞部材によ
つて２室に分割されている連結環と、この連結環の外周に摺動自在に装着され、前記分割され
た２室を第１の摺動位置で直接連通させると共に、第２
の摺動位置で液体槽を介して連通させる切換環とを設け
て構成したことを特徴とするレーザ治療装置の送気、送
水機構。２　前記切換環を前記第２の摺動位置に位置させている
時に、前記分割された２室のうちの気体導入側の一方が
密閉された液体槽における液面上の空間に連通し、他方
が液体槽の液中と連通してなる特許請求の範囲第１項記
載のレーザ治療装置の送気、送水機構。