JPS6127923A - ヒト腫瘍壊死因子の製造法 - Google Patents

ヒト腫瘍壊死因子の製造法

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JPS6127923A
JPS6127923A JP14672384A JP14672384A JPS6127923A JP S6127923 A JPS6127923 A JP S6127923A JP 14672384 A JP14672384 A JP 14672384A JP 14672384 A JP14672384 A JP 14672384A JP S6127923 A JPS6127923 A JP S6127923A
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Japan
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human
malignant
cell
differentiation
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JP14672384A
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Genichiro Soma
源一郎 杣
Namiko Kitahara
北原 浪子
Tetsuya Katanaga
潟永 哲也
Masatoshi Yamazaki
山崎 正利
Shigeru Abe
茂 安部
Denichi Mizuno
水野 伝一
Masahiro Murata
正弘 村田
Toshio Ando
安藤 俊夫
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ヒト腫瘍壊死因子(以下h −TNFと記
す)の製造法に関する。このh−TNFはヒト正常細胞
には壊死作用を示す事なくヒト腫瘍細胞のみを壊死せし
める。従ってこのようなh −TNFは抗腫瘍剤とじ1
使用できる可能性がおる。
従来の技術 悪−一球性白血病を用いて、腫瘍壊死因子(TNF)を
産生させる事は、マウス由来のJ774.1細胞を用い
て試みられ、各種蛋白性レクチン、リポポリサッカライ
ド等を刺激剤として用いて、マウスTNFを産生させる
ことが報告されている( J、IMMNOL。
Vol、122. A5 、1785(May、 19
79) ) 、 しかしながらヒト細胞由来のh−TN
Fi培養細胞を用いて産生させる試みは未だなされてい
ない。しかしながら、マウス細胞により製造されたTN
Fは人に投与した場合重篤な副作用を生ぜしめる可能性
がある。
発明が解決しようとする問題点 従ってこの発明は、ヒト細胞によji) TNF ’i
製造する方法を開発することにちる。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、叙上の問題点を解決するため、ヒト細胞
について種々TNFの製造法を検討し、ついにヒト悪性
化単球性細胞が分化誘導物質の存在下に、または分化誘
導物質により分化されたヒト悪性化単球性細胞を生体外
刺激物質の存在下に培養することによp h−TNF 
i生成せしめ得る事を見出した。
h−TNFは、ヒト細胞によって生成される蛋白性もの
である。
単球性細胞としてはマクロファージが代表的なものであ
シ、本発明の悪性化単球細胞としては、このような単球
性細胞が自然にまたは人為的に悪性化されたもの及び未
分化の単球性細胞が含まれる。よ)具体的には白血病細
胞及び骨髄細胞を人為的に悪性化したもの等がある。よ
シ具体的に例示すれば以下のものがある。ヒト前骨髄性
白血病細胞(HL−60ATCCCCL24Q、Nat
ure 270:347(1977))。
ヒト慢性骨髄性白血病細胞(X562・Blood 4
5:321(1975) 、 U−937ATCCC’
BL 1593. Int、 J、Cancer17:
565(1976)、ヒト急性骨髄性白血病細胞(KG
I。
5cience 200:1153(X978)、 M
L−1,Cancer Res・42二5152(19
83)、  CCRF−CEM(ATCC,CCL  
119.Cancer18:552−529.(196
5) ) 、 )LPB−MLT(Int、J、 Ca
ncer21166(1978)) 、 HPB−AL
L(Int、J、Cancer 21166(1977
)) 、 TALL(Nature 267.843.
(1977))、 RPMI−8402(J、Natl
、 Can、cer In5t、 55.11(197
5) )及びTHP−1(Int、  J Cance
r 26.171−176(1980))。
人為的に悪性化され九骨髄細胞を得るには未成熟又は成
熟細胞を得る方法もまた通常の方法でよい。(Aust
、J、Exp、 Blol、Med、5ci−,41:
287(1966) )人為的に骨髄細胞を悪性化させ
る方法には、骨髄細胞をN−メチル−墾ニトローN−二
トロ//’7=シン等の変異原物質に曝す方法、あるい
はX線、紫外線、γ線等を骨髄細胞に照射する方法、更
にはレトロウィルス等によって骨髄細胞を形質転換する
方法等がある。
分化誘導物質は、悪性化単球性細胞と接触した時、この
悪性化単球性細胞をマクロファージ、顆粒球の単球細胞
に分化誘導せしめる作用を有する物質でib、具体的に
はヘミン、アクチノマイシンD、ヘキサメテレンアクラ
シノマイシンA、テレオシジン、マイトマイシンC,プ
レオマイシン。
ゾロピオン酸、酢酸ナトリウム、カダベリン、ツニカマ
イシン、12−o−テトラデカノイルフォルポー/I/
13アセテ−) (TPA)、γ−インターフェロン等
のリンフ才力イン、D−因子、アルギナーゼ、ヒストン
HI、リボポリサッカライド、脂質A、グルココルチコ
イド、1α、25−デバイドロオキシビタミンD3、ポ
リCI)、ポリCADP−リボース)、BCG 、クロ
ロキン等がらげられる。
分化誘導物質によシ分化されたヒト悪性化単球性細胞と
は、上記のヒト悪性化単球性細胞が上記分化誘導物質と
接触せしめられて生じた細胞であり、部分的単球性細胞
に分化したもの、実質的単球性細胞に分化したものが含
まれる。
本発明の生体外刺激物質とは、ヒト細胞の細胞膜または
ライソゾームに変化を与え生体内高分子を細胞外に放出
または漏出し易くさせる作用會有するものでおる。具体
的にはりポポリサッカロイド(LPS) 、各種レクチ
ン、ビタミンA等がある。
h−TNF i生成せしめる第一の方法は悪性化単球性
細胞を少くとも分化誘導物質が存在する条件下で培養す
る方法であシ、第二の方法は分化誘導物質によシ分化さ
れたヒト悪性化単球性細胞を少くとも生体外刺激物質が
存在する条件で培養する方法である。
第−及び第二のいずれの方法においても、ヒト悪性化単
球性細胞を培養するための培地及び培養方法は、上に述
べた点板外には同じものである。
このような悪性化単球性細胞を培養する培地は、動物細
胞を培養する通常の培地のいずれもが用いられる。具体
的には、ローズウェル・ノ臂−り・メモリアル・インス
ティテニー) 1640培地(RoiewellPar
k Memorial In5titute 1640
 *以下略してRPMI−1640)が好適であるが、
他にダルベツコ変法イーグル培地(Dulbecco/
s Modified Eagle Medium)、
イーグル基礎培地(Eagle’s Minimum 
EssentialMe d u%m)、クリック培地
(C11ck Medium)なども用いられる。これ
らの培地には、胎児ウシ血清(以下FB8と略す。)や
新生児ウシ血清、クマ血清を添加して用いるのが望まし
い。
悪性化単球性細胞の培養は、通常1〜5×10個/dの
細胞密度で35〜38℃にて4〜6%炭酸ガス気流中で
行なう。
分化誘導物質は、通常培養当初よ)培地に含有せしめら
れる。また生体外刺激物質は分化された悪性化単球性細
胞の培養当初よシ培地に含有せしめてもよいが、同細胞
の増殖がある程度進んでから、培地に含有せしめてもよ
い。
TNFは以下のように定性及び定量分析できる。
即ち、標的細胞であるL−929細胞(Proc、 N
atl。
Aead、 Sci、 U、S、A、 72 、366
6−3670)をイーグルミニマムエッセンシャル培地
C以下MEM ト記f )に5%仔牛脂児血清を加え育
成し、8×lO細胞が100μtの同上培地に含まれる
様にし、96大の平底プレートに育種する。育種条件は
37℃、2時間5 % Co2100%H20で通常細
胞培養に用いられる方法でよい。その後アクチノマイシ
ンDを培地中に終濃度1μfi/ydとなる様に加え、
培養液の液量を150μtとする。即座にh−TNF 
k含むと考えられる検体を適当にdM培地で稀釈したも
のを50μを加える。この際稀釈率を適宜調製し、ED
50を求める事ができる。更に最終液量2oolJtと
なったL929細胞を上記条件で18 hr暗培養継続
する。細胞壊死活性は、まず全培地を除去し、ルアルコ
ール溶液を加え固定染色する。クリスタルバイオレット
は全有核細胞を染色するので、h−TNFによシ特異的
に細胞壊死を生じた結果フラスコ底面よシ遊離した細胞
は染色されないのでh−TNF活性を直接に測定できる
。この染色度t−OD590nmの吸収で測定し、対照
群に対する染色度と比較する事でh−TNF ’i測測
定る。活性の定義は次の様に行う。L929細胞が5o
es生存できる検体原液の稀釈率fxとした時、その稀
釈率の逆数に10  t−乗じた値t−原液のlidあ
た夛の活性とする。
即ち原液の1000分の1稀釈でED 50 を与える
検体の活性は1単位/ゴである。通常の方法によシウサ
ギ生体内でTNF i産生せしめた場合の活性は上述の
定義によると40単位/ゴとなる。またマウス単球性白
血病細胞J774.1 i種々の方法にょシTNF産生
せしめた場合ED50で上限4〜5単位/dの活性を培
養上清中に示す。
作用 本発明の方法により製造されたTNFは、ヒトに投与さ
れたときに副作用を生ぜせしめないと考えられ、従って
医薬として使用するのに適している。
10  個/dの細、胞濃度で5%牛脂児血清を有する
RPMI−1640培地に懸濁し、ファルコン社製平底
24穴マイクロタイタープレートに入れ、37℃で培養
した。この際培養開始時よ’) TPA 100ng1
00n 12−o−テトラデカノイルフォルボール13
アセテート)を共存させた。そして、培養開始後よ#)
2時間、4時間、8時間、12時間、24時間後に培養
上清ごと細胞を採集し、1200 g5分間遠心分離の
後、細胞上清を得た。一方24時間TPAと共存させた
細胞の培養上清のみをとシさル、生体外刺激物質として
10 fill/LI LPS ′ft含むRPM[−
1640培地を同量加え、37℃で培養を継続し、上記
と同様な方法で2時間、4時間、8時間、12時間、2
4時間培養し、培養上清を得た。また対照として、TP
A’ii−全く含まずに同量の細胞を培養し、24時間
後に培養上清を得た。またLPS添加のみの対照として
、24時間培養後の培養上清のみをとシ去シ、LP81
0μm1/ゴを含むRPMI−1640の同量と置換し
て、先と同じ方法、同じ時間での培養上清を得た。
これらの各検体につき、先にのべた分析法による活性を
測定した。
(2) h−TNFの活性測定 検体の稀釈は×4、X40.X400となる様にし、そ
れぞれ5%FC8を含むMEM培地でそれぞれの稀釈率
に見合う様に調製した。L929細胞はテルモ社製96
穴マイクロタイタープレートに8×lO個/ウェルt−
5% FC8添加廊M培地100μtに懸濁後ウェルに
吸光度から算出された細胞壊死率を第1表に示す。
細胞壊死率よシ求めたh−TNFの活性を第2表に示す
第  1  表 第  2  表 本発明に使用したTHP−1はInt 、J、Canc
er 、 26゜171−176、(1980)に記載
されているものであシ、この報文の著者より分与された
ものである。
THP−1は他にもProc、Natl、Acad、S
ei、U*S、A、80゜PP5397−5401(1
983)にも記載されていて、これらの研究機関にも分
与されている。また更に本発明者らは権利を有するいず
れのものに対してもTHP−1を分与する用意がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒト悪性化単球性細胞を分化誘導物質の存在下に、また
    は分化誘導物質により分化されたヒト悪性化単球性細胞
    を生体外刺激物質の存在下に培養しヒト腫瘍壊死因子を
    生成せしめる事を特徴とするヒト腫瘍壊死因子の製造法
JP14672384A 1984-07-17 1984-07-17 ヒト腫瘍壊死因子の製造法 Pending JPS6127923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01129615A (ja) * 1987-11-16 1989-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 周波数シンセサイザ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138383A (ja) * 1982-02-13 1983-08-17 Nippon Shinyaku Co Ltd 生理活性物質の製法
JPS6030688A (ja) * 1983-07-28 1985-02-16 Dainippon Pharmaceut Co Ltd ヒト癌壊死因子の製造法

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