JPS61279225A

JPS61279225A - 電子血圧計

Info

Publication number: JPS61279225A
Application number: JP60120806A
Authority: JP
Inventors: 勉山沢
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1985-06-03
Filing date: 1985-06-03
Publication date: 1986-12-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は電子血圧計、特にコロトコフ音（Ｋ音）検出
により血圧値を決定する電子血圧計に関する。

（ロ）従来の技術一般に、Ｋ音を検出することにより血圧を決定する電子
血圧計は、カフを上腕に巻回してカフを加圧し、動脈を
阻血し、その後、カフを微速排気してゆく過程で発生・
消滅するに音をマイクロホンで検出し、このに音の発生
及び消滅時点に対応するカフ圧を、それぞれ最高血圧、
最低血圧と決定している。

一方、■使用者が装置に対する信転感を増す、■に音は
その音色が柔らかいため気持ちが落ち着（、■医者等の
専門家はに音から従来は引出せなかった重要な情報を引
出せる、等の利点があることから、Ｋ音を直接聴取し得
るようにした電子血圧計が創出され、すでに提案されて
いる。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上記に音を聴取可能にした電子血圧計は、単にに音セン
サよりの出力信号を増幅器を通してスピーカより出力す
るものであるから、Ｋ音の現れる範囲以外の部分でも、
余分な雑音骨が出力され、耳ざわりであるばかりか、必
要とするに音のみを聴取することができないという問題
があった。

この発明は、上記に鑑み、Ｋ音の現れる範囲のみに音を
音声出力し、雑音出力が軽減されたに音聴取の電子血圧
計を提供することを目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明の
電子血圧計は、Ｋ音が脈波に同期して現れることに着目
し、カフと、カフを加減圧する空気圧系と、カフ圧を検
出するカフ圧センサと、カフに付設されるに音センサと
、前記カフ圧センサで検出されるカフ圧及びに音センサ
で検出されるに音より血圧値を決定する血圧決定手段と
、前記カフ圧センサで検出されるカフ圧成分に重畳され
る脈波成分を検出する脈波成分検出手段と、この脈波成
分に同期したゲート信号を発生するゲート信号発生手段
と、このゲート信号の発生される期間のみ前記に音を通
過させるゲート手段と、このゲート手段よりのに音を出
力する音声出力手段とから構成されている。

この電子血圧計では、血圧測定を開始すると、カフ圧セ
ンサのカフ圧出力中に重畳される脈波成分に同期してゲ
ート信号がゲート信号発生手段で一発生され、このゲー
ト信号が加えられる期間のみ、Ｋ音がゲート手段を通し
て音声出力手段より出力される。

（ホ）実施例以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、この発明の一実施例電子血圧計の外観斜視図
である。この実施例電子血圧計は、本体１とカフ（腕帯
）２とからなり、本体１の上部表面には表示器（ＬＥＤ
）３、電源スィッチ４、クリアスイッチ５、スタートス
イッチ６、加圧設定値切替スイッチ７及びスピーカ８が
設けられている。

さらに、本体１のケース内には、ＭＰＵ　（マイクロプ
ロセッサユニット）やその他の電子回路、加圧ポンプ等
が設けられている。

第２図は、実施例電子血圧計の回路ブロック図であり、
第１図と同一番号を付したものは、それぞれ対応する構
成部品・構成回路を示している。

カフ２は、ゴム管１１により微速排気弁１２、加圧ポン
プ１３及び圧センサ１４に連結されている。このゴム管
１１、微速排気弁１２、加圧ポンプ１３等で空気圧系１
５を構成している。また、腕帯２にはに音を検出するた
めのマイクロホン（Ｋ音すンサ）１６が付設されている
。

カフ２内は、加圧ポンプ１３で加圧され、その内圧が圧
センサ（カフ圧センサ）１４で電気信号（アナログ）に
変換され、増幅器１７で増幅され、さらにＡ／Ｄ変換器
１８でデジタル信号に変換されて、ＭＰＵ１９に取込ま
れるようになっている。

また、増幅器１７の出力はＰ青フイルタ・コンパレータ
２３（脈波成分検出手段、ゲート信号発生手段）に接続
され、このＰ青フイルタ・コンパレータ２３で増幅器１
７の出力であるカフ圧成分中に重畳される脈波成分を抽
出するとともに、その脈波成分が所定レベル（しきい値
ＴＨ）を越えるとＯＮＬ、そのＯＮ信号がＭＰＵ１９に
取込まれるようになっている。

マイクロホン１６で検出されるに音は、増幅器２０で増
幅され、Ｋ青フイルタ・コンパレータ２１とスピーカス
イッチ２２に加えられるようになっている。Ｋ青フイル
タ・コンパレータ２１では、Ｋ音の周波数成分のみを通
過させるとともに、所定レベル以上が入力されるとＯＮ
信号を出力する。

このＯＮ信号かに含有信号としてＭＰＵ１９に取込まれ
るようになっている。

スピーカスイッチ（ゲート手段）２２は、ＭＰＵ１９よ
りの指令により開閉され、ＯＮされるとに音がこのスピ
ーカスイッチ２２、増幅器２４を経て、スピーカ１６よ
り出力されるようになっている。このスピーカスイッチ
２２は、加圧停止後の測定開始でＯＮされ、測定が終了
するとＯＦＦするようになっている。

次に、上記実施例電子血圧計の機能構成及び動作を、第
３図、第４図に示すフロー図を参照して説明する。

電源スィッチ４がＯＮされると、先ず、表示器（ＬＣＤ
）３の全セグメントを２秒間点灯し〔ステップＳＴ（以
下ＳＴと略す）１〕、その後、表示器３の全セグメント
を消灯しく５Ｔ２）、表示器３のチェックを行う。

続いて、表示器３の排気マーク８を点滅しく５Ｔ３）、
カフ２の排気を促し、カフ圧が０か否か判定しく５Ｔ４
）　、カフ圧が０になると排気マーク８を消灯する（Ｓ
Ｔ５）、そして今度は、表示器３の準備完了マーク９を
点灯する（ＳＴ６）。

続いて、スタートスイッチ６がＯＮされたか否か判定す
る。

測定者がカフ２を上腕に装着した後、上記準備完了マー
ク９の点灯を目視すると、スタートスイッチ６をＯＮＬ
、測定を開始することになる。

スタートスイッチ６がＯＮされると、ＳＴ７の判定がＹ
ＥＳとなり、次に微速排気弁１２を閉じ、加圧ポンプ１
３を駆動してカフを加圧設定値まで加圧する（ＳＴ８）
。所定の設定値まで加圧されると、血圧測定及び表示処
理に移る（ＳＴ９）。

こ処理については、後に詳述する。血圧測定が終了する
と、排気して（ＳＴＩ　Ｏ）　、一連の動作を終了し、
ＳＴ３に戻り、次回の測定待ちとなる。

処理がＳＴ９の血圧測定処理に移ると、第４図に示すよ
うに、先ず、Ｐ音コンパレータ２３がＯＦＦしているか
否か判定する（ＳＴＩＩ）。測定開始当初は、この判定
がＹＥＳであり、続いてＰ音コンパレータ２３がＯＮか
否か判定する（ＳＴ１２）、Ｐ音（脈波）レベルがしき
い値を越えない間は、この判定はＮｏであり、続いてク
リアスイッチ５がＯＮか否か判定される（ＳＴ１３）。

この判定もクリアスイッチ５が操作されない限りＮＯで
あり、続いてカフ圧が２０ｍｍＨｇ以下か否か判定され
る（ＳＴ１４）。ＳＹＳ　（最高血圧）を決定しない状
態ではカフ圧は２０＋ｕｅＨｇ以上であるのが通常であ
り、従って５Ｔ１４の判定はＮｏであり、５Ｔ１２に戻
る。そして、Ｐ音コンパレータ２３がＯＮするまで、つ
まりＰ音レベルがしきい値を越えるまでは、５Ｔ１２．
５Ｔ１３．５Ｔ１４を繰返すことになる。

第５図（ａｌに示すように、Ｐ音レベルがしきい値ＴＨ
を越えると、Ｐ音コンパレータ２３がＯＮＬ、５Ｔ１２
の判定がＹＥＳとなり、スピーカスイッチ２２がＯＮさ
れる（ＳＴ１５）とともに、２０Ｑ　ｒｍｓｅｃタイマ
をスタートさせる（ＳＴ１６）。この２００ｖａｓｅｃ
は、スピーカスイッチ２２をＯＮする期間を定めるもの
であり、第５図（ｂｌに示すＰ音ゲート信号のＯＮ期間
に相当する。

次に、Ｋ音コンパレータ２１がＯＮか否か判定される（
ＳＴ１７）、測定開始当初はマイクロホン１６でに音が
検出されないので、この判定はＮＯであり、続いてクリ
アスイッチ５がＯＮか（ＳＴ１８）、カフ圧が２Ｑｍｎ
Ｈｇ以下か（ＳＴ１９）の判定がなされるが、上記した
ように、通常はこれらの判定はＮｏであり、次に２００
ｍ５ｅｃタイマがタイムアツプしたか否か判定しく５Ｔ
２０）、タイムアツプしていない場合は、５Ｔ１７に戻
り、タイムアツプするまで、つまりスピーカスイッチ２
２がＯＮしてから２００ｍ５ｅｃが経過するまで、５Ｔ
１７、・・・・・・、５Ｔ２０の処理を繰返し、時間待
ちを行う。

２００ｍ５ｅｃタイマがタイムアツプすると、５Ｔ２０
の判定がＹＥＳとなり、スピーカスイッチ２２がＯＦＦ
される（ＳＴ２１）。そして、ｓｙｓ決定済か否か判定
され（ＳＴ２２）、まだｓｙｓが決定されていないと５
Ｔ１２に戻る。に音がまだ検出されていない状態では、
当然ＳＹＳも決定されていないから、５Ｔ１２に戻るこ
とになる。

そして次に、Ｐ音レベルがしきい値ＴＨに達するまで５
Ｔ１２、・・・・・・、５Ｔ１４で時間待ちを行う。

再度Ｐ音レベルがしきい値ＴＨを越えると、５Ｔ１２の
判定がＹＥＳとなり、スピーカスイッチ２２をＯＮＬ　
（ＳＴ　１５）　、２００ｍ５ｅｃタイマをスタートさ
せる（ＳＴ１６）。以後、Ｋ音コンパレータ２１がＯＮ
するまで、つまりに音が検出されるまで、５Ｔ１２、・
・・・・・、５Ｔ２２の処理が繰返される。

Ｋ音コンパレータ２１がＯＮすると、５Ｔ１７の判定が
ＹＥＳとなり、続いてＳＹＳ決定済か否か判定される（
ＳＴ２３）。Ｋ音コンパレータ２１が最初のＯＮ、つま
り最初のに音検出の場合は、この判定がＮＯであり、そ
の時点のカフ圧をＳＹＳと決定記憶しく５Ｔ２４）、Ｓ
ＹＳを表示器３に表示する（ＳＴ２５）。続いて、ある
いはすでにＳＹＳ決定済で５Ｔ２３の判定がＹＥＳの場
合は、表示器３に現カフ圧を表示しく５Ｔ２６）、２０
Ｑ　ｍ５ｅｃタイマがタイムアツプするまで時間待ちし
く５Ｔ２７）、タイムアツプすると、スピーカスイッチ
２２をＯＦＦして（Ｓｒ１８）　、ＳＴＩ　１に戻る。

５ＴＩＩでは、上記したと同様に、Ｐ音コンパレータ２
３がＯＦＦか否か判定し、もしまだＰ音コンパレータ２
３がＯＮ、つまりＰ音レベルがしきい値ＴＨより大きい
場合は、Ｐ音コンパレータ２３がＯＦＦするまで５ＴＩ
Ｉに留まり、時間待ちする。そして、Ｐ音コンパレータ
２３がＯＦＦすると、今度は次のＰ音でＯＮとなるまで
５ＴＩ２、・・・・・・、５Ｔ１４に留まる。次のＰ音
でＰ音コンパレータ２３がＯＮすると、スピーカスイッ
チ２２をＯＮする（ＳＴ１５）とともに、２００ｍ５ｅ
ｃタイマをスタートさせ（ＳＴ１６）、以後５Ｔ１７、
・・・・・・、５Ｔ２８．５ＴＩＩの処理を繰返し、Ｋ
音検出を継続する。

カフ圧の減圧が進み、Ｋ音コンパレータ２１がＯＦＦす
ると、すなわちに音が消滅すると、５Ｔ１７がＮｏ、さ
らに２００ｍ５ｅｃの経過で５Ｔ２０がＹＥＳとなり、
スピーカスイッチ２２がＯＦＦされ（Ｓｒ１１）　、次
にＳｒ１２”ｉ？、ＳＹｓ決定済か否か判定される。こ
の判定はＹＥＳなので、続いて、その時点のカフ圧がＤ
ＩＡ　（最低血圧）として決定記憶され（ＳＴ２９）、
表示器３に、そのＤＩＡが表示される（ＳＴ３０）。こ
れで測定が終了する。

また、測定中に測定を中断したい場合には、クリアスイ
ッチ５をＯＮすればよい。これで５ＴＩ３や５Ｔ１８の
判定がＹＥＳとなり、次にスピーカスイッチ２２をＯＦ
Ｆして（Ｓｒ１１）　、測定を終了する。

また、上記測定中に、ＳＹＳが決定されていないにもか
かわらず、何らかの理由でカフ圧が２０園−１ｇ以下に
なると、５Ｔ１４や５Ｔ１９の判定がＹＥＳとなり、測
定不能であるとして、次にスピーカスイッチ２２をＯＦ
Ｆして（ＳＴ２１）、やはり測定を終了させる。

また、上記実施例で、増幅器２０から出力される信号は
、第５図（Ｃ）に示す波形であるが、この信号は、スピ
ーカスイッチ２２を介してスピーカ８より音声出力され
るものであり、スピーカスイッチ２２は、第５回出）に
示すゲート信号でＯＮされるものであるから、スピーカ
８から出力されるに音は第５図（ｄｌに示す波形となり
、スピーカ８からはに音が現れる期間、つまりゲート期
間以外は信号が出力されないので、Ｋ音以外の余分な雑
音が除去されることになる。

なお、上記実施例では、カフを加圧するのに加圧ポンプ
を用い、自動加圧としているが、ゴム球等による手動加
圧としてもよい。

また、音声出力手段はスピーカに代えて、イヤホーンを
用いてもよい。

（へ）発明の効果この発明によれは、脈波信号に同期したゲート信号を作
成し、Ｋ音の現れる期間だけに音を聴取できるようにし
たので、余分な雑音を除去してに音のみを聴取できる。

しかも、脈波信号はカフ圧出力中に含まれる脈波成分を
抽出するものであるから、従来、脈波（Ｐ音）に同期し
てに音を検出していたものを用いて、安価に上記雑音除
去を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例電子血圧計の外観斜視図
、第２図は、同電子血圧計の回路ブロック図、第３図は
、同電子血圧計の概略的な全体制御フロー図、第４図は
、同全体制御フローの血圧測定・表示ルーチンをさらに
詳細に示した制御フロー図、第５図は、上記実施例電子
血圧針の動作を説明するための波形図である。２：カフ、　　　　　８：スピーカ、１４：圧センサ、　　　１５：空気圧系、１６：マイク
ロホン、１９：ＭＰＵ。２２：スピーカスイッチ、２３：Ｐ青フイルタ・コンパレータ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カフと、カフを加減圧する空気圧系と、カフ圧を
検出するカフ圧センサと、カフに付設されるコロトコフ
音センサと、前記カフ圧センサで検出されるカフ圧及び
コロトコフ音センサで検出されるコロトコフ音より血圧
値を決定する血圧決定手段と、前記カフ圧センサで検出
されるカフ圧成分に重畳される脈波成分を検出する脈波
成分検出手段と、この脈波成分に同期したゲート信号を
発生するゲート信号発生手段と、このゲート信号の発生
される期間のみ前記コロトコフ音を通過させるゲート手
段と、このゲート手段よりのコロトコフ音を出力する音
声出力手段とからなる電子血圧計。