JPS61277125A

JPS61277125A - 複合形ハイブリツド開閉装置

Info

Publication number: JPS61277125A
Application number: JP11660985A
Authority: JP
Inventors: 玉居　義裕
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-05-31
Filing date: 1985-05-31
Publication date: 1986-12-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は複合形ハイブリッド開閉装置に係り、特に真空
遮断部とガス遮断部とからなるハイブリッド遮断器に断
路部を加えた構成配置の改良に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

ハイブリッド遮断器と断路器とを有する従来の複合形ハ
イブリッド開閉装置は第２図に示すような形をとってい
た。すなわち、従来は１つの密閉された遮断器容器内に
ガス遮断部２と真空遮断部３とを直列にして収納してハ
イブリッド遮断器４を形成する。そしてこのハイブリッ
ド遮断器４と遮断器５とを直列接続する。またこの両者
は全く機能の異なるもので各々別個に製作されて配置構
成されていた。

ハイブリッド遮断器４は上記のように遮断器容器１内に
ガス遮断部２と真空遮断部３とを直列接続して収納して
形成される。そして、遮断器容器７内に断路部８を収納
した断路器５がハイブリッド遮断器４と絶縁スペーサ８
ａを介して夫々の口出し部９，１０によって接合される
。また断路部８を開閉操作する操作装［７ａは操作ロッ
ド７ｂを介して断路部８の可動側に連結され、さらに固
定側は絶縁スペーサ８ｂによって支持される。

またハイブリッド遮断器４は遮断器容器１内のほぼ中央
に絶縁筒１１．センターピース１２によりガス遮断部２
及び真空遮断部３が接続されて支持固定される。また真
空遮断部３は気密を有する絶縁容器１３内に真空バルブ
１４を収納して形成される。

さらに真空遮断部３には２　ｋｇ／ｃｄ程度の絶縁ガス
が封入され、ガス遮断部２が存在する空間１５とはガス
系統が区分されている。この理由は、真空遮断部３の真
空バルブ１４の外壁は通常ガラスのようなセラミックス
により形成されており、ガス遮断部２を正常に機能させ
る圧力５ないし６　ｋｇ／ａ＆の圧力に耐えられないた
めである。このため遮断器容器１内の空間１５から絶縁
ガスが真空遮断部３の絶縁容器１３内に侵入した場合、
それを検知したり。

また真空バルブ１４の破壊を検知したりするために、ガ
ス監視装置１６が設けられている。またハイブリッド遮
断器４のガス遮断器２及び真空遮断部３の駆動には駆動
部１７により絶縁ロッド１８．レバー１８ａ。

１８ｂ及び真空遮断部３側に設けられたダンパー１９と
を介して行なわれる。

この場合、ガス遮断部２を動作させるには大きな駆動力
が必要である。しかし、真空遮断部３を動作させるため
には大きな駆動力は必要ではない。

そこでガス遮断部２を動作させる駆動源により同時に真
空遮断部３を動作させると、真空バルブ１４に過大な力
が作用し、真空バルブ１４の外壁を破壊させるおそれか
あるため、簡略して図示したダンパー１９が必要となる
。なお、断路器５及びハイブリッド遮断器４にはそれぞ
れ脚２０を設は床面に据付けられる。

上述したように従来の複合形ハイブリッド開閉装置は、
ガス遮断部２．真空遮断部３．断路部５と各々異なる動
作特性及び機能を有したものが、特性及び機能に関係な
く並べられており、解決すべき問題点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記の点を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、ハイブリッド形としたことにより複雑
な機構となることをさけて、機構を簡素化した複合形ハ
イブリッド開閉装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成するために本発明によれば、断路部と
真空遮断部とを直列接続して第１の容器内に収納し、ま
たパッファ形ガス遮断部を第２の容器内に収納し、この
両筒１及び第２の容器をほぼ両者の軸線が一致するよう
に直列接続したことにより、機構を簡素化することを特
徴とする。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。す
なわち、密閉された第１の容器２１内に簡素化して図示
したパッファ形ガス遮断部２２が収納され、このパッフ
ァ形ガス遮断部２２は図示では右側に駆動部２３が設け
られる。そして第１の容器２１の駆動部２３と反対側、
すなわち図示左側には口出し部２１ａを形成し、この口
出し部２１ａに絶縁スペーサ２５ａを介して隣接して第
２の容器２６の第１の口出し部２６ａが接合される。

また、パッファ形ガス遮断器２２は固定電極とこれと接
離可能な可動電極とこの可動電極に隣接して設けられる
パッファ部とを備え、この可動電極とパッファ部の可動
側とが駆動部２３と連結され、動作時には固定電極と可
動電極が開極の際に発生するアークにパッファ部から圧
縮された絶縁ガスを吹付けて消弧するように形成される
。

そして第２の容器２６内部には断路部２７と真空開閉部
２８とが直列接続され、また真空開閉部２８が第１の口
出し部２６ａ側に配設されて収納される。さらに真空開
閉部２８とパッファ形ガス遮断部２２とは絶縁スペーサ
２５ａを気密に導体２４によって貫通するようにして接
続される。

この第２の容器２６の第１の口出し部２６ａと反対側に
第２の口出し部２６ｂを設け、また絶縁スペーサ２５ｂ
を介して封止するとともに断路部２７の固定側を支持す
る。さらに断路部２７と真空開閉部２８とはセンターピ
ース２９を介して直列接続される。またセンターピース
２９は絶縁筒３０を介して第２の容器２６内に固定され
、センターピース２９内には断路部２７及び真空開閉部
２８の夫々の可動側と連結されるレバー３１ａ、３２ａ
を収納し、またこれらのレバー３１ａ、３２ａは絶縁筒
３０内に挿通される操作ロッド３１゜３２を介して操作
機構部３３と連結される。なお、真空開閉部２８には並
列に非直線抵抗素子からなる避雷器３４が接続される。

なお真空開閉部２８はいわゆる真空バルブであって、例
えばガラスのようなセラミックス容器内部に固定電極と
これと接離可能な可動電極を収納し、この可動電極はセ
ラミックス容器とベローズを介して可動かつ気密に取付
けられ、このセラミックス容器内部は真空に保持されて
形成される。さらに第１の容器２１と第２の容器２６と
は夫々軸線がほぼ一致するようにして、夫々脚３５によ
って球面に水平に配設される。

このように断路部２７と真空開閉部２８とは操作機構部
３３と操作ロッド３１，３０及びレバー３１ａ、３０ａ
によって連結されているため、夫々別箇に動作する。

また真空開閉部２８の制御系はパッファ形ガス遮断部２
２の制御系と連結されており、トリップ指令が出される
とパッファ形ガス遮断部と真空開閉部２８とはほぼ同時
に動作するように構成されている。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、（ａ）パッファ形ガス遮断部２２と真空開閉部２８を別
々の第１及び第２の容器２１．２６内に収納し１．また
真空開閉部２８と断路部２７とを同一容器すなわち第２
の容器２６内に収納し、パッファ形ガス遮断部２２と別
でかつ断路部２７と同一駆動源で動作させるように構成
したため、従来と同様の操作機構の構成によって、次の
ような効果がある。すなわち、従来強力なガス遮断部の
駆動力を要するため、その駆動力により真空開閉器を破
壊するおそれがあり、それを防止する必要上、駆動力を
弱めるためにダンパーなどの機能が必要であったが、本
発明においてはこれを省くことができ、機構を簡素化で
き、その信頼性が向上した。

（ｂ）従来、ガス遮断部を真空遮断部とを同じ容器内に
収納していたが、ガス遮断部のガス圧力は５〜６　ｋｇ
／ａ＃であり、その中に真空遮断部を収納する場合、真
空遮断部の真空バルブの外壁が圧力により破壊するおそ
れがあるため、遮断器容器の中に別のガス区分を設け、
その中に真空バルブを収納していた。又そのガス区分を
するため、気密性を有した絶縁筒を使用していた。

しかし１本発明においては、ガス圧力が２〜３ｋｇ／ａ
ｄの断路部を収納した第２の容器内に真空開閉部を収納
しているため、この真空開閉部を収納する従来のような
絶縁容器は不要となり、信頼性が向上した。また従来の
遮断器容器内には別のガス区分を設けたから、その中の
ガス圧力を監視するためにガス監視装置を設ける必要が
あったが。

それも不要となり、簡素な装置を得ることができる。さ
らに従来は真空バルブを絶縁容器内に収納しているため
、遮断器容器の径が大きくなっていたが、この絶縁容器
がなくなったため、第１の容器の径を減少させることが
できる。などの利点が得られる複合形ハイブリッド開閉
装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の複合形ハイブリッド開閉装置の縦断面
図、第２図は従来の複合形ハイブリッド開閉装置の縦断
面図である。２１・・・第１の容器、２１ａ・・・口出し部。２２・・・パッファ形ガス遮断部、２３・・・駆動部。２４・・・導体、　２５ａ、２５ｂ・・・絶縁スペーサ
。２６・・・第２の容器、２６ａ・・・第１の口出し部。２６ｂ・・・第２の口出し部、２７・・・断路部。２８・・・真空開閉部、２９・・・センターピース。３０・・・絶縁筒、　３１，３２・・・操作ロッド。３１ａ、３２ａ・・・レバー、３３・・・操作機構部、
３４・・・避雷器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）断路器容器内に断路部を収納した断路器と、遮断
機容器内部にガス遮断部と真空遮断部とを直列接続して
収納した遮断器とを直列接続してなるものにおいて、第
１の容器内部にパッファ形ガス遮断部を収納し、また第
２の容器内に断路部と真空遮断部とを直列接続して収納
し前記断路部の前記真空遮断部が接続された側と反対側
に前記第２の容器に第１の口出し部を設け、この第１の
口出し部と対向した側に第２の口出し部を設け、前記第
１の容器と第２の容器とをほぼ同軸となるように水平に
前記第２の口出し部に設けられる絶縁スペーサを介して
接続するとともに、前記真空遮断部と前記パッファ形ガ
ス遮断部とを前記絶縁スペーサを気密に貫通する導体を
介して接続し、前記真空遮断部と前記パッファ形ガス遮
断部とが動作指令によりほぼ同時に動作するように同一
制御系をもつようにしたことを特徴とする複合形ハイブ
リッド開閉装置。
（２）断路部と真空遮断部とが同一駆動系で動作するよ
うにした特許請求の範囲第１項記載の複合形ハイブリッ
ド開閉装置。