JPS6127675Y2 - - Google Patents

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JPS6127675Y2
JPS6127675Y2 JP6985082U JP6985082U JPS6127675Y2 JP S6127675 Y2 JPS6127675 Y2 JP S6127675Y2 JP 6985082 U JP6985082 U JP 6985082U JP 6985082 U JP6985082 U JP 6985082U JP S6127675 Y2 JPS6127675 Y2 JP S6127675Y2
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JP
Japan
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impurity
cottonseed
impurities
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rotating disk
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JPS58171283U (ja
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は綿実中の不純物、特にプラスチツク
紐状体を除去する為の不純物除去装置に関する。
綿実からリンターマシンにより分離回収される
リンターは高級コツトンパルプとして濾紙或は電
気絶縁紙等の原料となる。上記綿実は、主として
発展途上国から袋詰として輸入されているが、こ
れらの綿実中には上記袋を閉じたり或は破れの修
繕に使用するプラスチツク製紐等の紐状体が必然
的に混入し、延いては上記リンターにも混入して
しまう。更に、上記プラスチツクは上記パルプを
製造する際に使用するカセイソーダ等のアルカリ
にも溶けない為、上記パルプ中にも存在し、この
ようなパルプにより上記濾紙或は電気絶縁紙等を
製造すると種々の問題を生ずることになる。例え
ば、濾紙の場合、上記プラスチツクを含む部分が
破損して濾過機能を全くなさなかつたり、また、
電気絶縁紙の場合、上記プラスチツクの混入部に
て絶縁不良を起こし絶縁機能を全くなさない。こ
のような事情に鑑み、従来は上記綿実をリンター
マシンで分離処理する前に、篩或は大型フアンを
用いた風選により上記不純物たるプラスチツク紐
状体を予め取り除いていた。しかし乍ら、上記大
型フアン等の場合、装置が非常に大容積となり、
かつ騒音が大きく防音処理を施す必要があり、動
力も大きく経済的でなかつた。
本考案は、上記のこのような問題点を解消し、
騒音が殆どなく、従つて防音処理を施す必要が全
くなく、コンパクトで短時間に能率よく不純物の
完全除去が出来、また動力も小さくて済む経済的
な綿実中の不純物除去装置を提供することを目的
とする。
以下、図面に示す実施例に基き、本考案を詳説
する。
第1図において、1は不純物2の混入した綿実
3′を連続供給する為の供給部であり、該供給部
1は円筒状の装置本体4の最上部に配設し、その
形状は下端頂部に投入口5を開設した逆円錘形状
(漏斗状)である。6及び7は本体4内に上下複
数段状に配設された分離機構であつて、該分離機
構6,7は、各々、回転駆動される回転円板8、
該円板8を回転軸9を介して回転駆動させる駆動
手段(図示せず)及び漏斗状の不純物回収部10
から構成してある。円板8の上面には、第2及び
第3図に示す如く、放射状に延びると共に該円板
8の回転方向Cに凹彎曲状の羽根部材11が等角
度をもつて適数枚突設してある。さらに、回転円
板8の外周縁部は、上方に所定の傾斜角度θをも
つて、傾斜させ、全体は浅い受皿形状である。
尚、この傾斜面12の傾斜角度θは20゜〜45゜が
好ましく、図示の実施例においては30゜に設定し
てある。回転軸9は上段側及び下段側分離機構
6,7の共用とし、従つて、上記駆動源は1つで
ある。しかして、上方から回転円板8に落下させ
られて来る不純物2の混入した綿実3′は、上面
の羽根部材11…により外径方向に跳ね飛ばされ
て、傾斜面12を介して斜上方へ放射状に飛翔せ
られる。不純物回収部10は下端頂部に投入口1
3を開設した漏斗状(逆円錘形状)であつて、回
転円板8の下方乃至周囲に対応して付設され、か
つ、外周縁は、本体4の内周面と所定の良品降下
用間隔部19を形成する。そして、上記飛翔中の
空気抵抗により軽い比重の不純物2、又は不純物
2の多く混入した綿実部分は、失速して漏斗状の
不純物回収部10に、落下する。即ち、不純物2
の見掛け比重は綿実3に比較してはるかに小さ
い。(例えば、綿実3が1に対して不純物2は約
0.2である)ので、飛翔時の初速度は同一である
も、飛翔中に受ける空気抵抗は不純物2の方がは
るかに大きく、従つて、不純物2は綿実3よりも
手前で失速して不純物回収部10内に落下してし
まう。
不純物回収部10は、平面的に見て、第2図に
示す如く、上記円板8と同一中心とし、その最大
半径r即ち回収部10の外周縁半径を不純物2の
最大飛距離Aよりも大きく設定する。しかして、
上記飛翔せられた綿実3′の内、上記半径rより
も大きな飛距離の綿実3は良品降下間隔部19か
ら下方に落ちて、本体4の底部の綿実回収部14
に回収され、また、上記半径rよりも小さな飛距
離の綿実3及び総ての不純物2は不純物回収部1
0に落下回収される。尚、上記半径rを上述の寸
法設定条件の範囲内において最小寸法としたと
き、綿実3と不純物2との最も高い分離効率が得
られる。さらに、本体4の内周面の半径Rを、良
品の綿実3の最大飛距離Bよりも大きく設定す
る。従つて、綿実3が該内周面により跳返つて不
純物回収部10内に落下回収されるのを防止する
ことができる。尚、いずれにしろ上述の半径寸法
は総て、処理する綿実3及び不純物2の種類、或
は回転速度等を考虞して、最も適した寸法に決定
すべきである。綿実回収部14は下端頂部に綿実
回収管15を連設した逆円錘形状(漏斗状)であ
り、該回収部14に落下回収された100%純粋な
綿実3は上記回収管15を介して、該回収管15
直下に配置した綿実回収容器16に収容される。
また、下段側分離機構7の不純物回収部10に開
設した投入口13には不純物回収管17が連設し
てあり、該回収部10に落下回収され不純物2の
多くの割合で混入しているものは、回収管17を
介して、本体4の外部に導かれ、該回収管17の
下端直下に配置した不純物回収容器18に収容さ
れる。
しかして、実際に本考案に係る不純物除去装置
により綿実3′中の不純物2を分離除去するに
は、該装置の駆動源により分離機構6,7の作動
を開始させた後、本体4最上部の供給部1に不純
物2の混入した綿実3′を投入供給する。該供給
部1に供給された綿実3′は、投入口5を介して
上段側分離機構6の回転円板8上に落下し、ここ
で第1回目の分離が行なわれる。即ち、該落下し
た綿実3′は、該円板8上面の羽根部材11…に
より跳ね飛ばされて斜上方へ放射状に飛翔せられ
る。そして、この飛翔せられた綿実3′の内、不
純物回収部10の最大半径rよりも遠くへ飛翔し
た綿実3は不純物回収部10に回収されることな
く綿実回収部14に落下回収されて綿実回収容器
16に収容される。他方、空気抵抗により失速し
て上記半径rより内側に落下する一部の綿実3及
び総ての不純物2は上段の不純物回収部10に落
下回収され、該回収された不純物2未分離状態の
綿実3′は、更に該回収部10の投入口13を介
して下段側分離機構6の回転円板8上に落下し、
ここで第2回目の分離が行なわれる。即ち、該落
下した綿実3′は該円板8上面の羽根部材11…
により斜め上方へ放射状に飛翔せられる。そし
て、この飛翔動作により、分離されずに残存して
いた綿実3の多くは、不純物回収部10の最大半
径rよりも遠くへ飛翔して、下段側不純物回収部
10に回収されることなく綿実回収部14に落下
回収されて綿実回収容器16に収容される。他
方、上記半径rより内側に落下する不純物2は総
て不純物回収部10に落下回収されて不純物回収
容器18にに収容される。かくて、綿実3中に混
入していた不純物2即ちポリプロピレンやビニー
ル等のプラスチツク紐状体は、上述の二段階の分
離作用により一層確実に分離除去される。
尚、本考案は上述の実施例に限定されないこと
は勿論であつて、種々設計変更自由である。例え
ば、上述の実施例においては、上下2段の分離機
構6,7を3段以上に増加するも好ましい。ま
た、漏斗状の回収部10…の最大半径r…を上下
において相違させて、一層の分離能率の向上を図
るも好ましい。また、円板8上面に突設する羽根
部材11…の数も増減可能であり、更に、その長
さ寸法を延長して傾斜面12上まで延設しても良
い。また、該羽根部材11…は彎曲状とせず、直
線状としても良い。更に、上述の実施例において
は、回転軸9を上下の分離機構6,7の共用とし
ているが、これを別個独立として、その回転数を
相互に異ならしめるも望ましい分離効率の向上が
達成出来る場合がある。さらに、第1図に仮想線
にて示したように、容器16,18の代りに、コ
ンベアやエアー搬送手段等の連続搬出機構20,
21を設け、上方の供給部1への供給及び下方の
搬出部からの搬出を、共に連続的に行なうように
するも極めて望ましいことである。
しかして、第4図及び第5図と第6図は別の実
施例を示す図であつて、不純物回収部10自体
を、その鉛直軸心廻りに回転させ、固定式のスク
レーパ22…を該回収部10の上面に近接して設
け、第4図の破線矢印のように内径方向(下方
向)に不純物等を誘導させるものである。
具体的には、緩やかな傾斜の漏斗型をした該回
収部10は、その裏面にガイド輸23を固設し、
このガイド輸23を直接に支持するローラ24…
にて、回転自在に支持される。また、該回収部1
0の下端近傍に、鎖車25を外鍔状に固着し、本
体4の側方に付設の駆動軸26の鎖車27と、該
鎖車25とを、チエーン28にて連結する。そし
て駆動源29にて上記駆動軸26を回転させるも
のである。
このように、スクレーパ22…にて不純物等を
強制的に内径下方向に集めて落下させることによ
り、処理能力が著しく向上出来る利点がある。か
つ漏斗型回収部10の傾斜角度βは小さくて済
み、装置全体の高さHが低く出来る利点がある。
本考案は上述のように、上方に所定の傾斜角度
をもつて外周縁部が傾斜すると共に、上方から落
下させられて来る不純物の混入した綿実を外径方
向に跳ね飛ばせるための羽根部材を上面に突設し
てなる回転円板を備え、かつ、上記綿実を外径方
向の斜上方に飛翔させ、該飛翔中の空気抵抗によ
り軽い比重の上記不純物が失速して落下するのを
受けるために外周縁半径を該不純物の最大飛距離
より大きく設定すると共に下端頂部に投入口を開
設した漏斗状の不純物回収部を、上記回転円板の
下方乃至周囲に対応して付設し、さらに、該回転
円板と不純物回収部とからなる分離機構を円筒状
の装置本体内に上下複数段状に配設すると共に、
該本体の内周面半径を良品の綿実の最大飛距離よ
り大きく設定して該内周面と上記不純物回収部の
外周縁とで良品降下間部を形成した綿実中のプラ
スチツク製紐状体の除去装置であるから、所期目
的を有効達成出来、従来の風選に比較して動力が
著しく小さくて済むという著大な効果が得られ、
さらに、騒音の発生も著しく低減出来て、装置全
体がコンパクト化出来、かつ処理能力は極めて優
れている。しかも、不純物2又は不純物2の多く
混入した綿実は、確実に不純物回収部10に落下
し、また、良品の綿実は、装置本体4の内周面に
より跳返つて不純物回収部10に回収されること
もなく確実に良品降下間隔部19から下方へ落下
して綿実回収部10に回収される。さらに、もし
1回目(上方の分離機構6による)の分離で分離
されず残つた不純物2も下方の分離機構7で分離
される可能性もあり、より一層分離性能が高い。
従つて、上下多段状の分離機構6,7…により不
純物の完全除去された綿実が得られ、そのリンタ
ーから製作される濾紙や絶縁紙は、破れや絶縁不
良を全く生じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面正面図、第2
図はその一部断面平面図、第3図は要部拡大断面
正面図、第4図は他の実施例の要部拡大平面図、
第5図は要部拡大断面正面図、第6図は一部断面
で示す全体正面図である。 θ……傾斜角度、2……不純物、3,3′……
綿実、6,7……分離機構、8……回転円板、1
0……不純物回収部、11……羽根部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に所定の傾斜角度θをもつて外周縁部が傾
    斜すると共に、上方から落下させられて来る不純
    物2の混入した綿実3′を外径方向に跳ね飛ばせ
    るための羽根部材11…を上面に突設してなる回
    転円板8…を備え、かつ、上記綿実3′を外径方
    向の斜上方に飛翔させ、該飛翔中の空気抵抗によ
    り軽い比重の上記不純物2が失速して落下するの
    を受けるために外周縁半径rを該不純物2の最大
    飛距離Aより大きく設定すると共に下端頂部に投
    入口13を開設した漏斗状の不純物回収部10
    を、上記回転円板8の下方乃至周囲に対応して付
    設し、さらに、該回転円板8と不純物回収部10
    とからなる分離機構6,7…を円筒状の装置本体
    4内に上下複数段状に配設すると共に、該本体4
    の内周面半径Rを良品の綿実3の最大飛距離Bよ
    り大きく設定して該内周面と上記不純物回収部1
    0の外周縁とで良品降下間部19を形成したこと
    を特徴とする綿実中の不純物除去装置。
JP6985082U 1982-05-13 1982-05-13 綿実中の不純物除去装置 Granted JPS58171283U (ja)

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JP6985082U JPS58171283U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 綿実中の不純物除去装置

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JP6985082U JPS58171283U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 綿実中の不純物除去装置

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JPS58171283U JPS58171283U (ja) 1983-11-15
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ID=30079553

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JP6985082U Granted JPS58171283U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 綿実中の不純物除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275852A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Kaneka Corp 風力分離装置並びにそれを用いて廃製品から繊維質成分及び樹脂成分を分離回収する方法及び装置

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JPS58171283U (ja) 1983-11-15

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