JPS6127614Y2 - - Google Patents
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- JPS6127614Y2 JPS6127614Y2 JP17042482U JP17042482U JPS6127614Y2 JP S6127614 Y2 JPS6127614 Y2 JP S6127614Y2 JP 17042482 U JP17042482 U JP 17042482U JP 17042482 U JP17042482 U JP 17042482U JP S6127614 Y2 JPS6127614 Y2 JP S6127614Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は薬注装置、特に逆浸透膜を用いた膜分
離装置に供給する被処理水への薬注装置に関す
る。
離装置に供給する被処理水への薬注装置に関す
る。
酸化力に弱いポリアマイド又はポリエーテル系
などの逆浸透膜を用いた装置に被処理水を供給す
る場合、被処理水に滅菌のための塩素や溶存酸素
が含まれていると膜に害を与えるため通常は還元
剤を被処理水に薬注してそれから処理装置に供給
している。しかし、還元剤が液体であること、そ
して薬品濃度が薄いほど経時によつて空気と接触
する界面で薬品が酸化されて効力を失うと言う問
題がある。これを防止するために粉末の還元剤で
飽和溶液を作つて被処理水に薬注することも行わ
れてはいるが、従来は飽和溶液を定量ポンプで被
処理水を導く通水管に薬注しているのでゴミや溶
解しきれなかつた粉末等で定量ポンプが目詰りす
ると言う問題点がある。
などの逆浸透膜を用いた装置に被処理水を供給す
る場合、被処理水に滅菌のための塩素や溶存酸素
が含まれていると膜に害を与えるため通常は還元
剤を被処理水に薬注してそれから処理装置に供給
している。しかし、還元剤が液体であること、そ
して薬品濃度が薄いほど経時によつて空気と接触
する界面で薬品が酸化されて効力を失うと言う問
題がある。これを防止するために粉末の還元剤で
飽和溶液を作つて被処理水に薬注することも行わ
れてはいるが、従来は飽和溶液を定量ポンプで被
処理水を導く通水管に薬注しているのでゴミや溶
解しきれなかつた粉末等で定量ポンプが目詰りす
ると言う問題点がある。
そこで本考案は粉末薬品を投入して溶解する溶
解槽と被処理水を膜分離装置に導く通水管を薬注
管で接続し、溶解槽に水又は被処理水を定量ポン
プで補給することにより槽内で粉末薬品を溶解し
た飽和溶液を溶解槽から薬注管を通じ通水管に押
出して薬注し、ポンプの目詰りなく薬品を飽和溶
液で薬注できる様にしたのであつて、以下、図示
の実施例を参照して説明する。
解槽と被処理水を膜分離装置に導く通水管を薬注
管で接続し、溶解槽に水又は被処理水を定量ポン
プで補給することにより槽内で粉末薬品を溶解し
た飽和溶液を溶解槽から薬注管を通じ通水管に押
出して薬注し、ポンプの目詰りなく薬品を飽和溶
液で薬注できる様にしたのであつて、以下、図示
の実施例を参照して説明する。
1は被処理水を膜分離装置2に導き、高圧ポン
プPで供給する通水管、3は溶解槽を示す。溶解
槽3の上部は薬注管4で通水管1に通じ、下部に
は定量ポンプ5で被処理水又は水が供給される。
プPで供給する通水管、3は溶解槽を示す。溶解
槽3の上部は薬注管4で通水管1に通じ、下部に
は定量ポンプ5で被処理水又は水が供給される。
膜分離装置の運転に際しては溶解槽内に被処理
水又は水を半分位入れ、蓋をとつて粉末薬品、例
えば重亜硫酸ソーダ粉末を投入し、それから被処
理水又は水を満杯に入れて蓋を閉じ、定量ポンプ
5を運転して槽内に底部から被処理水又は水を補
給する。これにより槽内では粉末が下から溶解
し、飽和溶液は上から薬注管4に押出されて通水
管1中を流れる被処理水に薬注されると共に、過
飽和分は未溶解分として固体で槽内に残存し、そ
の後に槽底部に補給される処理水又は水に溶解す
る。そして、未溶解分が少なくなれば蓋をあけて
粉末薬品を再び投入すればよい。
水又は水を半分位入れ、蓋をとつて粉末薬品、例
えば重亜硫酸ソーダ粉末を投入し、それから被処
理水又は水を満杯に入れて蓋を閉じ、定量ポンプ
5を運転して槽内に底部から被処理水又は水を補
給する。これにより槽内では粉末が下から溶解
し、飽和溶液は上から薬注管4に押出されて通水
管1中を流れる被処理水に薬注されると共に、過
飽和分は未溶解分として固体で槽内に残存し、そ
の後に槽底部に補給される処理水又は水に溶解す
る。そして、未溶解分が少なくなれば蓋をあけて
粉末薬品を再び投入すればよい。
この様の本案では溶解槽に被処理水又は水を補
給して槽内に投入してある粉末薬品を溶解し、そ
の飽和溶液を後続の補給によつて通水管に薬注す
るので定量ポンプの目詰りは生じる余地はないと
共に、通水管に薬注されるまで空気と接触しない
ので効力も低下しない。
給して槽内に投入してある粉末薬品を溶解し、そ
の飽和溶液を後続の補給によつて通水管に薬注す
るので定量ポンプの目詰りは生じる余地はないと
共に、通水管に薬注されるまで空気と接触しない
ので効力も低下しない。
尚、定量ポンプで溶解槽に被処理水を補給する
場合、膜分離装置においては通常高圧ポンプPの
上流側に保安フイルタ6が設けられているので図
示の様にフイルタの下流で通水管1に取水管7を
接続して取水管7から定量ポンプ5に給水し、薬
注管4はフイルタ6の上流で通水管1に薬注する
様にする。保安フイルタが通水管1の経路に設け
られていないときは図示1の様にフイルタを新た
に設ける。これによつて定量ポンプはフイルタ6
で過された清澄な被処理水を溶解槽に補給して
粉末薬品を溶解し、飽和溶液をフイルタの上流に
薬注できると共に、溶存酸素や還元剤と粉末薬品
(例えば還元剤)との反応がフイルタにより均一
に混合されて効率よく行え完結する。
場合、膜分離装置においては通常高圧ポンプPの
上流側に保安フイルタ6が設けられているので図
示の様にフイルタの下流で通水管1に取水管7を
接続して取水管7から定量ポンプ5に給水し、薬
注管4はフイルタ6の上流で通水管1に薬注する
様にする。保安フイルタが通水管1の経路に設け
られていないときは図示1の様にフイルタを新た
に設ける。これによつて定量ポンプはフイルタ6
で過された清澄な被処理水を溶解槽に補給して
粉末薬品を溶解し、飽和溶液をフイルタの上流に
薬注できると共に、溶存酸素や還元剤と粉末薬品
(例えば還元剤)との反応がフイルタにより均一
に混合されて効率よく行え完結する。
そして、圧力バランスは、フイルタの下流より
上流の方が圧力が低いため定量ポンプの性能は保
たれる。
上流の方が圧力が低いため定量ポンプの性能は保
たれる。
尚、周囲の気温が水温より低くなる場合は溶解
度の低下を防止するため薬注管をヒータ8などで
水温以上に温めて置くことが好ましいと共に、溶
解槽は内部を透視できる様にし、未溶解分が少く
なつたことを蓋を開けないでも判る様にすること
が好ましい。又、薬注管4、取水管7には図示の
様に逆止弁を設けて置くとよい。
度の低下を防止するため薬注管をヒータ8などで
水温以上に温めて置くことが好ましいと共に、溶
解槽は内部を透視できる様にし、未溶解分が少く
なつたことを蓋を開けないでも判る様にすること
が好ましい。又、薬注管4、取水管7には図示の
様に逆止弁を設けて置くとよい。
図面は本考案の一実施例を示す説明図で、図中
1は通水管、2は膜分離装置、3は溶解槽、4は
薬注管、5は定量ポンプ、6はフイルタを示す。
1は通水管、2は膜分離装置、3は溶解槽、4は
薬注管、5は定量ポンプ、6はフイルタを示す。
Claims (1)
- 被処理水を膜分離装置に導く通水管の途中にフ
イルタを設け、該フイルタの下流で上記通水管
と、粉末薬品を投入して溶解する溶解槽とを定量
ポンプと取水管で接続すると共に、該溶解槽と上
記通水管のフイルタよりも上流とを薬注管で接続
したことを特徴とする膜分離装置用薬注装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17042482U JPS5974830U (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 膜分離装置用薬注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17042482U JPS5974830U (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 膜分離装置用薬注装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5974830U JPS5974830U (ja) | 1984-05-21 |
JPS6127614Y2 true JPS6127614Y2 (ja) | 1986-08-18 |
Family
ID=30372051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17042482U Granted JPS5974830U (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 膜分離装置用薬注装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5974830U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2655874B1 (fr) * | 1989-12-20 | 1992-03-13 | Prolabo Sa | Cellule de dissolution pour solides et appareil d'etude de la cinetique de dissolution la comportant. |
-
1982
- 1982-11-12 JP JP17042482U patent/JPS5974830U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5974830U (ja) | 1984-05-21 |
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